チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (266/342)
9月23日(月・祝)に東京・SHIBUYA-AXで日本が世界に誇るロケンローバンド、ギターウルフが出演するロックイベント「ロッケンロー★サミット2013~渋谷頂上決戦~」が開催決定。ロッケンロー好きの間では、もはや毎年恒例となった感のあるイベントだが、これまでもギターウルフの他、超ベテランから若手までの多くのロックバンドが出演してきた。今年の「ロッケンロー★サミット」の出演バンドは今のところギターウルフ以外まだ未定とのことだが、今回「宇宙最速先行予約」として、5月4日(土)昼12時から5月7日(火)昼12時まで先着受付をスタートする。この先着受付で特筆すべきは、ギターウルフのセイジ自身による生声電話ガイダンス。チケット予約の注意点を、ロッケンローなラウドシャウトでセイジが几帳面に紹介。これを聞くだけでも十分価値のある電話受付となっているが、その生の叫びからは、「イベント全てをロッケンロールで埋もらせたい」というギターウルフのアツい思いもビリビリ伝わってくる。「日本のロッケンロー」に特化したイベントとしては言うに及ばず最大級。「ロッケンロー」好きにとっては「どのバンドを観てもハズレなし」なイベントであることは間違いない。多彩なジャンルが集結する夏フェスも楽しいが、「ロック好き」を自負する人なら今年も「ロッケンロー★サミット」もスケジュールに加えないとウソ。「ロッケンロー★サミット2013~渋谷頂上決戦~」で爆音ギターサウンドを存分に体に浴びないと、絶対に後悔するはずだ。受付電話番号は0570-02-9930。お電話はおかけ間違えの無いように。■ロッケンロー★サミット2013~渋谷頂上決戦~日時:9月23日(月・祝)開場14:00開演14:30料金:前売り1階立ち見3800円(ドリンク別)会場:SHIBUYA-AX(東京都)出演:ギターウルフ/and more先行受付:5月4日(土)昼12時~5月7日(火)昼12時受付電話番号:0570-02-9930
2013年05月02日台湾を拠点に活動する人気俳優・ウーズン(呉尊)が4月29日、東京・品川プリンス ステラボールでファンイベント(昼夜2回公演)を開催した。ウーズンのイベントの写真今年1月に放送された日本テレビ開局60年特別番組『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』で、リー・バイロン刑事役を演じ、簡易投稿サイト「ツイッター」のHOTワードランキングで「ウーズン」が1位となるなど注目を集めたウーズン。彼を待ちわびるファンの熱気が高まる中、ウーズンは颯爽と登場し「日本の皆さん、こんにちは。元気ですか?ご飯食べましたか?」と日本語でキュートに挨拶すると、スタートから会場のボルテージは一気に最高潮に達した。最近は、香港映画『忠烈楊家将』(日本公開未定)のプロモーションなどで忙しく過ごしていたそうだが、「こうしてみんなと会えることができて本当に嬉しい」と笑顔でコメント。イベントは、恒例となりつつあるプライベート写真を公開しながらのトークやゲーム、来場者とのハイタッチ会などウーズンの素の魅力が堪能できる内容で、ファンも満足の様子だった。最後は、日本語で手紙を読み上げるというサプライズでファンを喜ばせ、「こうして毎年、日本のみんなと会えることは本当に幸せなことです。ずっと応援してくれている人も、最近ファンになってくれた人も、今日は、本当に、本当に、ありがとう!」と感謝の言葉で締めくくり、ステージを後にした。同イベントは名古屋でも開催され、ウーズンは全4公演で3000人のファンを魅了した。なお、同公演の模様をフォトカードにしてお届けする「ぴあメモリアルカードサービス(メモカぴあ)」を5月30日(木)まで受付中。詳細はメモカぴあホームページ(まで。
2013年04月30日片桐はいりと向井理が姉弟役で共演する舞台、『小野寺の弟・小野寺の姉』が7月に開幕。そこで小野寺の姉・より子役の片桐はいりと、小野寺の弟・進役の向井理にそれぞれ話を訊いた。舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』チケット情報すでに『ママさんバレーでつかまえて』『ハングリー!』でも共演を果たしている片桐と向井。向井は片桐について、「本当にすごい人」と切り出し、「僕が心から尊敬していることを、はいりさんは全然感じていないと思いますけど(笑)。そんなはいりさんと、特に舞台でご一緒出来るのは本当に楽しみですし、同じくらい怖くもあります」と明かす。それについて片桐は、「向井さんは私と真逆の人。不器用な私と違って、何でもサラリとこなせてしまう。自分とは全然違うタイプだからそう思うのではないでしょうか…」と、遠慮がちに語る。今回作・演出を手がけるのは、『ママさん~』でもそのふた役を担った西田征史。実は片桐にとって西田作品は、「最大公約数をつかむような、かなり難易度の高いもの」らしい。「私が考えつかないような角度から、西田さんの笑いは生まれていく。どちらかと言うと私は、ピンポイントを狙うような芝居に慣れているので、そこはもうちょっと間口を広げていかないと難しいかなと思います」と、現段階での課題を挙げる。さらにあまりやったことのない、物語の主軸を担う人物だけに、「そういう“わきまえのある主役”というのを(笑)、向井さんに教えてもらいたいです」と続ける。その向井にとって西田は「兄貴みたいな存在」であり、「ちゃんと笑えて、意外に泣ける。すごく緻密で愛のある作品を作られる方。そんな西田さんが長年温めていた作品に参加できるのは、すごく嬉しい」と目を輝かせる。また舞台では初のコメディということで、「そこは今まで全部はいりさんに持っていかれたところなので、今回はぜひ僕も取りにいきたい」と意欲を見せる。向井が演じる進は、姉に翻弄されながらも能天気で自由な、ちょっと内気な男性。自らのことを「あまり快活ではない」と語る向井だけに、「あまり違和感なくできるのでは」と笑う。片桐演じるより子は、本人いわく「思いの分量が多過ぎる人」。また足し算ではなく引き算していく役だと考えており、「今回はちょっと薄味にチャレンジしてみようかなと。『私の出汁、どれくらい出てますか?』ってことをはかられる場所になると思います」と話し、ベテラン女優のさらなる飛躍を予感させた。公演は7月12日(金)から8月11日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、8月22日(木)から28日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。東京公演のチケットは発売中。大阪公演は5月18日(土)午前10時より一般発売開始。なお、チケットぴあでは大阪公演のインターネット先行抽選を5月1日(水)午前11時より受付。取材・文:野上瑠美子
2013年04月26日4月21日に神奈川・横浜BLITZにて、ハワイホノルルで開催される「ホノルル駅伝&音楽フェス 2013 produced by 音霊 OTODAMA SEA STUDIO」の前夜祭イベントが開催された。この日は5月12日(日)にハワイのオアフ島・ホノルルで行われる同イベントにも出演するAqua Timezとキマグレンの2マンライブ。プライベートでも親交のある2組によるライブを観ようと多くのファンが会場へ詰めかけた。最初に登場したのはAqua Timez。Voの太志がMCで、キマグレンのKUREIがOTODAMAでDJをした際に『等身大のラブソング』を流した事があるというエピソードを明かし、同曲を披露。そして「ホノルル駅伝&音楽フェス 2013 produced by 音霊 OTODAMA SEA STUDIO」をプロデュースしている「KUREI」率いる「キマグレン」が登場。夏らしい楽曲を中心に本編のハワイでのライブへ向けて弾みをつけた。イベントの最後にはなんとAqua Timezとキマグレンでこの日だけの為に結成されたスペシャルバンド「阿苦紅蓮」が急遽出演。スペシャルなサプライズにオーディエンスの興奮も最高潮。メンバーも楽しそうにこの日限りのスペシャルなバンドを心から楽しんでいた。お互いのヒット曲『虹』、『LIFE』を披露し本編へとタスキを繋いだ。5月12日(日)に行われる同イベントは午前に駅伝を行い、午後にはサンセットオンザビーチで音楽フェスを行うこのイベント。OTODAMA初の海外公演でAqua Timez、キマグレン、RIP SLYMEの3組が出演する事で話題を集めている。前夜祭の熱をそのままにハワイではどんなイベントが開催されるのか、期待したいところだ。
2013年04月25日4月23日、劇団四季『キャッツ』、仙台公演が開幕した。劇団四季『キャッツ』仙台公演 チケット情報T.S.エリオットの詞を元に、ミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を手がけた『キャッツ』。世界的に最もよく知られたミュージカルのひとつであり、日本でも1983年の初演以来コンスタントに上演され続けている。日本での今までの総公演回数は8400回、総入場者数は845万人。都会のゴミ捨て場に集まった猫たちの個性的な生き様をアンソロジー的に綴っていく内容は、年齢を問わず楽しめるものであり、「メモリー」など劇中を彩る珠玉の名曲群とともに、人間世界にも通じるその普遍的なストーリーが、長きにわたり愛され続けている理由であろう。仙台での上演は2003年以来、約9年ぶり。震災直後より、『ユタと不思議な仲間たち』東北特別招待公演(2011年7月~8月、2012年5月)をはじめ、積極的な演劇活動を行ってきた劇団四季だが、数か月にわたる長期上演は震災後初めてであり、その面からも意義深い公演になる。初日の舞台ではマンカストラップ役の萩原隆匡、グリザベラ役の早水小夜子が舞台上で挨拶、「震災から2年。未だ苦しく険しい道を歩まれている方も多くいらっしゃると伺っております。この場をお借りしまして、被災されたすべての皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。『キャッツ』は「再生と復活の物語」です。この舞台の感動を通して、皆様の心に「明日への希望」を灯すことができましたら、これほどの幸せはありません。出演者一同、一回一回の舞台を誠心誠意務めてまいります」と新たな公演地での決意を語った。公演は東京エレクトロンホール宮城にて。チケットは現在、6月16日(日)分まで発売中。6月18日(火)~8月20日(火)分は、4月27日(土)に一般発売を開始する。
2013年04月25日オードリー・ヘップバーン主演映画でもよく知られる『マイ・フェア・レディ』。この作品は、日本人が初めて日本語で上演した、言わば“日本初”のブロードウェイ・ミュージカルでもある。その日本初演から50年、新たなヒロイン・イライザが誕生する。霧矢大夢(きりや ひろむ)と、真飛聖(まとぶ せい)。ともに宝塚のトップスターとして人気を博し、このたびWキャストでイライザに挑むふたりに話を訊いた。チケット情報はこちら物語は、下町訛り丸出しの花売り娘・イライザが、言語学者のヒギンズ教授により正しい言葉と淑女としてのマナーを教え込まれ、レディとして生まれ変わる、というもの。ふたりとも、幼い頃から映画はよく見ていたそうで、「音楽の楽しさと、ミュージカルの楽しさ、ビジュアル面の美しさ。あと、宝塚に入ってからは男役の勉強、という視点からも見ていました」と霧矢。真飛も「女性なら誰でも憧れるシンデレラ・ストーリー。これが“ミュージカル映画”だということすらわからない頃から、単純に『ヘップバーン、可愛い~』と見ていましたね」。イライザといえば、前回の公演(2010年)まで、宝塚の大先輩にあたる大地真央が20年の長きにわたり演じてきた役でもある。2012年に宝塚を退団し、これが退団後初ミュージカルとなる霧矢は「憧れていた役ですが、イライザは観る役だと思っていたので、いざ自分がやるとなるともちろんプレッシャーは感じます」と本心を明かす。「でも今までこうだったからという先入観は捨て、丁寧に丁寧に役に向き合って、自分らしく呼吸したい。今までの方もそうやって大切に作ってきたからこそ、50年も愛されてきた作品なんだと思います」と、意気込みを語った。一方2011年の退団後、ドラマなどにも活躍の場を広げている真飛は「オファーを頂いた時、本能で、出たい!と思いました(笑)。後から歴史の重みを考えて、怖いもの知らずだったかなとも思いましたが、私たちは新作として捉えていますし」ときっぱり。その言葉どおり、今回は、G2が翻訳、訳詞、演出を手がけ、セリフや歌詞、舞台美術から衣裳まですべてが一新されての上演となる。コメディなども多く手がけるG2だけに、どんな斬新な舞台になるのか気になるところだが「奇想天外なものにはなっていないですよ(笑)。わりと忠実です」(霧矢)、「でも、かなりオシャレに見えるんじゃないかなと思います」(真飛)。ひとつひとつの質問をじっくり考え、丁寧に答えていくふたりの言葉の端々から、作品へ愛情を持って向き合っていることがひしひしと伝わってくる。「“これが私たちにとっての『マイ・フェア・レディ』”と言えるようにしたい」と言う霧矢の言葉からも、自信と自負がチラリと垣間見えた。不朽の名作の新たな1ページは、ふたりのそんな真摯な姿から生まれるに違いない。共演は寺脇康文ら。公演は5月5日(日・祝)から28日(火)にかけ、東京・日生劇場にて上演される。チケットは発売中。その後、石川、福岡、愛知、大阪でも公演あり。
2013年04月24日「Jリーグ20周年記念 Jリーグ&東京フィル ハートフル・コンサート2013」の記者会見が、4月19日にJFAハウス ヴァーチャルスタジアムで行われた。会見には、コンサートの司会を務める黒柳徹子、ゲスト出演の川淵三郎キャプテンらが登壇した。「Jリーグ20周年記念 Jリーグ&東京フィル ハートフル・コンサート2013」の公演情報「スポーツを通じたより豊かな社会・文化づくり」をテーマに掲げてきたJリーグが、東京フィルとタイアップし、20周年を記念した初の試みとして行うコンサート。プログラムは、ヴェルディ作曲のオペラ『アイーダ』の「凱旋行進曲」をはじめ、サポーターのチャント(応援歌)のもとになったクラシックの名曲が中心となる。本コンサートで司会を務める黒柳徹子(東京フィルハーモニー交響楽団・副理事長)は、「サッカーで歌われるサポーターの歌がクラシックCDとして発売されているくらい、実はサッカーとクラシック音楽は深くつながっているんです。また、サッカーではありませんが、春の高校野球では、大正13年の第1回から昭和13年まで、入場行進曲を東京フィルハーモニー交響楽団が演奏していました。スポーツ全体とオーケストラとのつながりも昔からあるんですよ」と語った。また、コンサートにゲスト出演予定の川淵三郎キャプテン(日本サッカー協会最高顧問)も「音楽ファンはもちろんですが、サッカーのファン、サポーターで『初めてオーケストラを聴く』という人にもぜひ来てもらいたいです。これをきっかけに『クラシックっていいな、音楽っていいな、オーケストラっていいな』という思いをもって欲しいですね」と期待を込めた。「Jリーグ20周年記念 Jリーグ&東京フィル ハートフル・コンサート2013」は、8月15日(木)に東京芸術劇場 コンサートホール(東京・池袋)で開催。チケットの一般発売は、5月25日(土)10時より開始となる。
2013年04月23日寺山修司没後30年、PARCO劇場40周年記念公演『レミング~世界の涯まで連れてって~』が4月21日に開幕。当日の開演前には、八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊ら出演陣と、演出の松本雄吉が同劇場で会見を行った。『レミング~世界の涯まで連れてって~』チケット情報同舞台は、演劇実験室◎天井棧敷によって1979年に初演、1983年に劇団の最終公演として改訂再演された『レミング』をもとに、松本と少年王者舘の天野天街が共同で上演台本を再構成したもの。変拍子のリズムでセリフを重ねていく松本ならではの表現スタイルで、イマジネーション豊かな寺山ワールドを再現する。松本は「顔ぶれをご覧のとおり、コラージュ感の強い舞台。それぞれ違う演技のスタイルを舞台に持ち寄って、寺山作品の中でうまく融けあっていい舞台になった。寺山さんにも喜んでもらえるんじゃないかと思います」と手応えを語った。八嶋は「とても不思議な舞台なので、渋谷のど真ん中のパルコ劇場でお芝居を見ていただいた後、外へ出た時に、また違った渋谷の街の風景を感じてもらえたら」と真面目にコメントしつつ、「常盤さんと絡みがないので、もっと絡みたかったな。触りたかった」とおどけながら「でも今後どうなるかわかりませんよ。毎日来ていただいたら変わっていくかもしれません。ポロリもあります」と笑いを誘った。常盤はセクシーなチャイナドレス姿で登場。「タンゴを踊ります。衣裳はフラメンコの要素が入っていて、すごくきれいに作っていただきました」と笑顔で話した。5月16日(木)まで東京・PARCO劇場にて。その後、5月25日(土)に名古屋・中日劇場、6月1日(土)・2日(日)に大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!でも上演。チケット発売中。
2013年04月22日シーナ&ロケッツが5月1日(水)2日(木)に東京・下北沢CLUB Queでライブを行うことが決定した。今年結成35周年を迎え、なおパワフルに活動するシーナ&ロケッツ。メンバーである鮎川誠の誕生日である5月2日は毎年、彼のホームタウンである下北沢でバースデーライブを行う事がお馴染みになっているが、今年は5月1日(水)2日(木)の2日間にわたって行われる。今年で65歳を迎える鮎川。シーナ&ロケッツの35年と鮎川誠の65年を足して“100年ROCK”と銘打ったこの2日間は、65歳を迎える今も全く衰えるどころか、ますますパワフルかつスリリングに凄みを増していく彼の生き様をリアルに感じられる公演になりそうだ。チケットは発売中。■“鮎川誠 BIRTHDAY SPECIAL LIVE 2DAYS-SHEENA & THE ROKKETS 35years History of Rock’N’Roll+65years Rockin’ Alive=100年ROCK-”日時:5月1日(水)・2日(木)OPEN19:00 / START19:30会場:下北沢CLUB Que(東京都)料金: 前売¥4,000 / 当日¥4,500(1D別)出演:SHEENA & THE ROKKETS -oneman-[シーナ(Vo)、鮎川誠(Gu.Vo)、奈良敏博(B)、川嶋一秀(Dr)]※5/1DJにmon(レッドシューズ)が参加。※5/2のみSPECIAL GUESTに、西内 徹(Sax)が決定。
2013年04月22日山本裕典主演、宮本亜門演出の舞台『耳なし芳一』がKAAT 神奈川芸術劇場で上演中だ。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『耳なし芳一のはなし』を原作に、平家物語弾き語りの名手、盲目の琵琶法師・芳一の運命を描く舞台。開幕直前の4月11日、宮本と山本に加え、出演の安倍なつみ、益岡徹によって行われた会見を、以下レポートする。舞台『耳なし芳一』チケット情報舞台の見所は?宮本「『耳なし芳一』の見所と言えば…首切りでしょ!」キャスト一同「え!? 」宮本「あ、違った!耳切りだ(笑)。あとはやはり、芳一が体にお経を書く場面でしょうかね。今回の舞台では、原作者の小泉八雲も登場しますし、安倍さん演じる亡霊とか、本来目に見えないものが舞台に立ちます。そういったものをあえて登場させ、共に生きているという事が伝わればと思います」山本さんを選ばれた理由は?宮本「役者として面白いと思ったんです。稽古に対しては非常に誠実ですしね。 今回の舞台では、彼の従来の明るさ元気さではなく、ぐーっと入る役をどう演じるのか見てみたかったんです」劇中で琵琶を弾かれるということですが、大変でしたか?山本「琵琶を弾くのは初めてで、稽古に入る前から琵琶の練習は始めていたのですが、なかなか琵琶の先生とスケジュールも合わず…。一時はどうなることかと思ったのですが、初日まであと2日あるので、それまでにはなんとか皆さんにお見せできるものになると思います。今回弾く琵琶は、音楽性というよりは運動神経を必要とする楽器だそうで、僕、運動得意なので、それにいっぱい助けられてます(笑)」今回は裸も披露されるとか…?山本「会見の時に、裸体にお経を書くシーンがあるので、体鍛えますと言ったのですが、よくよく考えたら、マッチョな芳一ってちょっと変じゃないかなと思いまして…。ですので、特別なことをせず、己のままでいようと思います」初めての人形の操作はいかがですか?(安倍は安徳天皇の姿をパペットで表現する)安倍「すべてが難しいです。稽古の時よりもとても重くなって、見た目よりもとても重いんですよ。人形の軸になる部分をやっているのですが、人形に命を吹き込むのがとても難しいです。皆さんに助けられてやっています」宮本「安倍さんに黒子をやらせるって僕ぐらいしかいないよね(笑)」初めての亜門さんの演出はいかがですか?山本「恐いかな、僕で大丈夫かなと思っていましたが、亜門さんがコミュニケーションを取ってくれて、悩んだ事を汲み取って演出して頂けるので助かります。粘り強くて、次々と演出が変わっていくので、本番を通してもっと成長出来るかなと思います」公演は4月21日(日)まで。なお、公演のチケットは4月18日(木)23:59まで発売中。
2013年04月17日藤原竜也主演の『木の上の軍隊』が、東京・シアターコクーンで公演中だ。本作は劇作家・井上ひさしが生前書こうと試み、3年前に上演が予定されていたものの、井上の急逝により幻となった、まさに彼の遺作ともいえる作品。今回、井上の原案をもとに蓬莱竜太が戯曲を書き下ろし、井上が信頼を寄せた栗山民也が演出を務めることで、ついに上演が実現した。井上ひさし版にも主演予定だった藤原にとっては3年越しでの挑戦となる。出演は、藤原のほか、山西惇、片平なぎさ。片平の舞台出演は11年ぶり。舞台『木の上の軍隊』チケット情報劇場に入ると『木の上の軍隊』というタイトルの通り、舞台中央にそびえる大きな木に目を奪われる。本作は、終戦を知らずに2年もの間、沖縄県・伊江島のガジュマルの木の上で生活したという日本兵ふたりの実話に基づく物語なのだ。木の上で敵軍を見張りながら、待てども来ない援軍を待ち続ける上官(山西)と新兵(藤原)の様子を、片平が“語る女”として第三者的な立場から語っていく。3人芝居という少人数の上、ほぼ出ずっぱりという構成であり、何よりも3人の演技力を存分に堪能できる点が見どころだろう。木の上では大きな動作が制限されるため、特に会話の演技が際立って感じられる。動けない中でも新兵の無垢な姿を生き生きと演じる藤原と、体面を重んじ恥の多い人生を送ってきた、山西の演じる上官のコントラストが見事。国のためと大義を語る上官と、故郷であるこの島を守るために戦うことを志願した新兵。ふたりだけの同じ極限状態を共有しているものの、お互いが見つめているものはまったくちがっており、ずっと近くにいながらも心の底ではわかり合うことができない人間関係は、決して戦時中の特別なものではなく、現代の生活の中にも通じる普遍的なドラマとして心に訴えかけてくる。劇場内を見渡してユニークなのは、せり出した舞台のすぐ真横に設けられたステージサイドシートだ。上手と下手にそれぞれ9席ずつと席数は少ないが、舞台の最前面より奥側に設置されており、役者の横顔や後ろ姿など、通常の席では観ることができない角度から舞台を楽しむことができる。俳優との距離が近く、シーンによっては山西の肩越しに、藤原が自分に対してセリフを言ってくれているかのような臨場感を味わえるのも、この席ならではの楽しみ方だろう。このステージサイドシートは現在上演中のシアターコクーンのみの席種であり、俳優陣の演技を間近で楽しみたいなら、またとない機会である。物語の内容と相まって、貴重な演劇体験ができるはずだ。4月29日(月・祝)まで東京・シアターコクーン、5月3日(金・祝)から5月6日(月・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後、愛知、大阪、愛媛、長崎、広島、福岡を巡演する。なお、コクーン公演「ステージサイドシート」は現在発売中。取材・文:大林計隆
2013年04月12日4人の出演者によるミュージカル『トゥモロー・モーニング』が、東京・シアタークリエにて4月18日(木)から上演される。開幕を前に、4月10日、都内で公開稽古が行われた。日本でまだ紹介されていない、小さいながらも新鮮な驚きや感動に満ちた作品をラインナップする〈シアタークリエ Excellent ミュージカル シリーズ〉の第1弾。ローレンス・マーク・ワイスが脚本・作詞・作曲を手がけた『トゥモロー・モーニング』は、2006年にロンドンの小劇場で初演され、2011年にはNYのオフ・ブロードウェイに渡ったほか、アメリカのシカゴとコネティカット、オーストラリアのメルボルンでも上演されている。離婚前夜の夫婦、そして結婚を翌日に控えた恋人同士という対照的な2組のドラマを同時に描いていく。しかもそれが、あるカップルの現在と10年前の姿だとわかると、両者の対比から新たな意味が見えてきて面白い。浮き彫りになるのは、愛を保ち続けることの難しさと大切さだ。ひとり息子がありながら別居している30代の夫婦、ジャックとキャサリンに扮するのは、石井一孝と島田歌穂。「怒られたり、にらまれたりしながら、キャサリンと対峙する毎日です」と石井が言うと、島田は「『レ・ミゼラブル』ではふられ続け、『ゾロ』では背中を撃たれた石井さんと、離婚前夜ではありますが初めてじっくり向き合います」と返し、笑いを誘う。一方、新しい一歩を踏み出す気持ちの高揚を抑えきれない20代のカップル、ジョンとキャットには、田代万里生と新妻聖子が扮する。「脚本も音楽も良い。誰も死なないし、最後はほっこり幸せな気持ちになれるミュージカルです」(田代)、「大人が楽しめる上質な作品。新年度の始まりなので、いい1年になるような春らしいミュージカルにしたい」(新妻)、とそれぞれ作品の魅力を言葉にした。この日は、ピアノの伴奏にのせてミュージカル・ナンバー3曲が披露された。曲調が多彩で、ひとつの楽曲の中でも次々と色を変えていく。人に言えない胸の内やデリケートな人間関係を歌で表現するというのは、ミュージカルの特権だ。歌唱力の豊かなキャストが揃うとその効果は何倍にもなるということが、『トゥモロー・モーニング』で実感できるに違いない。荻田浩一の翻訳・訳詞・演出で、4月24日(水)までシアタークリエ、4月26日(金)・27日(土)に名古屋・中日劇場で上演される。
2013年04月12日日本の演劇界を牽引するふたり、野田秀樹と三谷幸喜が初タッグを組んだ舞台『おのれナポレオン』が4月9日(火)、東京芸術劇場で初日の幕を開ける。三谷が劇作と演出を手掛け、野田は自身が書いた作品以外ではほぼ初めて俳優として出演する話題作。さらに共演者の顔ぶれも豪華だ。天海祐希、山本耕史、内野聖陽ら主役級の俳優が集結。開幕に先立ち、6日と7日にプレビュー公演が行われた。「おのれナポレオン」チケット情報病死か毒殺か?英雄ナポレオンの死の謎を、三谷が独自の解釈を加えた歴史ミステリーとして描いている。絶海の孤島セントヘレナ島に幽閉され、退屈で窮屈な毎日を送るナポレオン(野田)。彼は愛人・アルヴィーヌ(天海)とその夫で副官のシャルル・モントロン(山本)らと一緒に、読書やピアノ、お芝居ごっこをして有り余る時間を浪費して過ごしている。身の回りの世話は従僕マルシャン(浅利陽介)の仕事だ。主治医のアントンマルキ(今井朋彦)は、監視役の島の総督ハドソン・ロウ(内野)に、ナポレオンを“皇帝”として扱ってほしいと頼むが、ロウは“捕虜”だといって取り合わない。そんな中、ある事件をキッカケに何者かによるナポレオン殺害の企みが発覚し……。物語はナポレオンの死後、20年近い歳月を経たパリで、その死に疑問をもったセントヘレナ出身の医学生が関係者をひとりずつ訪問する形で始まる。彼らがナポレオンとの思い出話を語りだすと、いつしか当時の姿に変わり、一瞬のうちにパリから島へと時空を超える。ワンシチュエーションものが得意な三谷には珍しく、時間と空間が大きく広がりをもった設定になっている。また、通常とは異なるステージの形状にも注目したい。客席が舞台の左右にも設けられ、四角いステージを三方から取り囲む形になっている。そのためセットはごくシンプルに、椅子とベッド、それにナポレオンが好きだったというチェスなど、最低限の装置だけ。その分俳優の芝居に委ねられるところは大きいが、そこは演技巧者の面々だけに、三谷の期待に充分応えていたと言えよう。野田は子どものような無邪気さで舞台を走り回っていたかと思えば、天海とのラブシーンでは男の一面を見せたりと、振り幅の広さを存分に発揮。天才と言われた一方、エキセントリックな性格のナポレオンを体現していた。愛人役の天海は野田との息もぴったりで、コミカルな演技で笑いを誘いながらも愛情と打算に揺れる女心を好演。内野は野田ナポレオンを虐待する役だが、単純に憎んでいるだけではない複雑な心情をみせていた。緻密に描かれた人間関係とエピソードの数々は、やがて明らかになるナポレオンの一世一代の企みへと繋がっていく。それは、三谷が物語の中に仕込んだ壮大な仕掛けにほかならない。公演は5月12日(日)まで。なお、5月9日(木)19:00の公演の模様を全国の公共劇場および映画館にて生中継配信する。
2013年04月09日寺山修司没後30年、PARCO劇場40周年を記念して、4月21日(日)から『レミング~世界の涯まで連れてって~』が上演される。演出を託されたのは、維新派の松本雄吉。音と空間を存分に活用して観客を異世界と誘う名人の登板となれば、寺山作品に愛着がある人にとっても、驚きと発見に満ちた体験になるのは間違いない。その仕上がりを探るため、稽古場を訪れ、出演者の八嶋智人に話を訊いた。演劇実験室◎天井棧敷によって1979年に初演、1983年に劇団の最終公演として改訂再演された『レミング』をもとに、今回は松本と少年王者舘の天野天街が共同で上演台本を仕立てた。「楽譜に近い、見たこともない台本でした」と八嶋は言う。“ヂャンヂャン☆オペラ”は、変拍子のリズムでセリフを連ねていく維新派ならではの表現スタイルで、台本には、言葉を発するタイミングやテンポが細かく記されているのだ。「5拍子や7拍子に慣れていないので最初は戸惑いましたけど、体に馴染んでくるとこれほど気持ちのいいグルーヴはない。同じフレーズを繰り返していても、滞らないというか、独特の高揚感があるんですよね」。人々を隔てていた壁という壁が消失し、すべてが混沌のうちにつながってしまった都市の物語。舞台上で次々と明らかになっていくのは、目隠しを奪われたせいで虚飾を施せなくなった個々の生活だ。八嶋が演じるコック1の場合、四畳半の畳の下に母親(松重豊)を飼っていることが観客の眼前にさらされる。エキセントリックな設定でありながら、母と子の丁々発止のやりとりを見ると、笑わずにはいられない。さらに息子は、穴から飛び出た母親の首で“もぐら叩き”を始める始末だ。「いろんなことが縦横無尽ですよね、寺山作品は。しかも説明的じゃない。凝縮された言葉をポンッと提示して、それを皮膚で感じてもらうという“引き算”の魅力なんです」。詩人でもあった寺山の飛躍に満ちたイマジネーション。だからこそ、右脳に作用する松本演出との相乗効果に寄せられる期待は大きい。「表現の精度をグーッと上げていって、松本さんの言う“至芸”に到達したい。目指すのは、デジタルとアナログの絶妙な塩梅。観てキョトンとしたお客さんにも、“わからないけど、面白かった!”と言ってもらえる自信があります。なにしろ僕自身が、毎日稽古しながらワクワクしているので」。片桐仁がコック2、常盤貴子が往年の映画スター影山影子の役を演じるほか、オーディションで選ばれた16人のキャストが出演。4月21日(日)から5月16日(木)まで東京・PARCO劇場、5月25日(土)に名古屋・中日劇場、6月1日(土)・2日(日)に大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!にて上演される。
2013年04月09日2008年に初演され、名作揃いのナイロン100℃作品群の中でも“最高傑作”との呼び声高い『わが闇』が、6月より東京・本多劇場で再演される(その後、7月まで地方公演あり)。曇り空の3月某日、都内で行われたイメージビジュアル撮影現場に潜入した。ナイロン100℃『わが闇』チケット情報『わが闇』の舞台かつ作品において重要な役割を果たすのが、田舎の古い日本家屋。撮影場所はその空気感を最大限に再現できる、大正時代の日本家屋をそのまま生かしたスタジオで行われた。テーブル以外家具のない十畳間に、メインの三姉妹(犬山イヌコ、峯村リエ、坂井真紀)が揃う。幼い頃から作家として活躍するしっかり者の長女・立子(犬山)は手に本を持って立ち、不誠実な男に嫁いだ貞淑な妻の次女・艶子(峯村)はおぼんを手に居間に入ってきた風。そしてスキャンダルを起こして実家に舞い戻ってきた女優の三女・類子(坂井)は、無造作に足を伸ばして座っている。3人のキャラクターが分かりやすく表現されており、心の微妙な距離感までも伝わるような配置も絶妙。その状態で、リズミカルなシャッター音が響く。坂井が「舞台のチラシっぽいですね」と言うと、立ち会っていた作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が「永井愛さんの作品みたいだよね」と笑顔で返す。ちなみに、まだ台本がなくタイトルのイメージのみで撮影したという初演『わが闇』のビジュアルはコンクリート打ちっ放しの空間での、冷たく抽象的なイメージだった。同じ作品だが、全貌をつかんだ上での今回は、まるで異なるビジュアルとなる。再演は、キャスト14名全員が初演と同じメンバー。その理由をKERAは、「ひとりでも変わっちゃうと作品全体の雰囲気が変わる。だから再演はできれば、全く変えないか大きく変えるかのどちらかでやりたい」と話す。「『わが闇』は自分でも大好きな作品だから再演したいと思っていた。これや『百年の秘密』(2012年)のようにドラマ性の高いものは、ギャグもののように鮮度云々ではないので、じっくりと数を重ねていくのに向いている」。5年ぶりに再会した三姉妹の息も既にぴったりだ。「これはほんとに家族劇。お客さんも登場人物の誰かに自分を置き換えて、グッと入り込む感じで観てくれる人が多かった」(犬山)、「親戚が観に来てくれて、旦那さんの言いなりになってる私の役(の気持ち)を『わかるわ』って(笑)」(峯村)、「みんないろいろあるんですよね。それぞれの人にそれぞれのツボがあって、きっとそういうところが観る人をひきつけるんだと思います」(坂井)演劇界では先駆けとなったプロジェクションマッピングなどの効果も濃密なドラマを盛り立てる、KERA版『三人姉妹』だ。公演は、6月22日(土)から7月15日(月・祝)まで本多劇場にて。一般発売は4月21日(日) より。チケットぴあではプリセール(先行先着)を4月20日(土)23:30まで受付中。以降、地方公演もあり。取材・文武田吏都
2013年04月09日神奈川・逗子海岸に夏季限定でオープンするライヴハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」の2013年第1弾ラインナップが決定した。今年で9年目を迎える同イベント。6月28日(金)から9月1日(日)の期間、さまざまなアーティストが登場してライヴパフォーマンスを披露する。今回の発表ではキマグレン、つるの剛士と、OTODAMA初出演となる海援隊の3組による競演をはじめ、2年ぶりの登場となる加山雄三のアコースティックライヴなど16公演の開催が決定。今後も出演者は随時追加されるので、気になる方は公式サイトでご確認を。■音霊 OTODAMA SEA STUDIO第1弾ラインナップ・6月29日(土)キマグレン、C&K、平井大、塩ノ谷早耶香(オープニング・アクト)・6月30日(日)石野卓球、SHINICHI OSAWA、☆Taku Takahashi(Tachytelic/m-flo)、DJ usus、DEXPISTOLS(ROCTRAX)、Tomo Hirata(EDMF)、Shiso(MINK)、GT(from GTMNO)・7月3日(水)佐藤嘉風、シアノタイプ、ZILcoNIA、センチグラム、野崎有真・7月7日(日)DAISHI DANCE、TOMOYUKI TANAKA(FPM)、ROCKETMAN、Carpe diem、月本えり、DE DE MOUSE(ライヴ)・7月8日(月)iMagic.、Chameleon、じゃ~んずΩ、Brand New Vibe、+Plus、LIFriends・7月10日(水)Love Diary ※スペシャル・ゲスト有り・7月11日(木)key、ロメロ、美馬雅世、アマオトほか・7月12日(金)川嶋あい、K、DEPAPEPE、宮崎奈穂子、chay(オープニング・アクト)・7月13日(土)SPECIAL OTHERS(Acoustic Set)、bonobos・7月14日(日)加山雄三・7月19日(金)小池徹平・7月20日(土)GOLD RUSH、TEE、豊満乃風、YU-Aほか・7月25日(木)根本 要&佐橋佳幸、渡辺美里(スペシャル・ゲスト)・7月26日(金)海援隊、キマグレン、つるの剛士・7月27日(土)佐香智久、高橋直純・8月21日(水)SCANDAL
2013年04月09日4月6日、東京芸術劇場シアターイーストにて、ナイロン100℃ side SESSION#12『ゴドーは待たれながら』の初日の幕が開いた。ナイロン100℃ side SESSION#12『ゴドーは待たれながら』チケット情報この公演は劇団ナイロン100℃の結成20周年記念企画として上演するもの。作家・クリエイター、そしてラッパーとしても活躍するいとうせいこうが、1992年に書き下ろし出版、間もなくきたろうのひとり舞台として初演された伝説の作品だ。演出のケラリーノ・サンドロヴィッチが、この戯曲を上演したいと10年以上にわたり大倉孝二を口説き続け、満を持して今回の上演に至った。今作は、サミュエル・ベケットの20世紀を代表する戯曲『ゴドーを待ちながら』をオマージュし、待たれている男“ゴドー”をひとり芝居として描いたもの。舞台はとある部屋の中。セットはドアと椅子、大きな木箱と、庭の木。“ゴド―役”の大倉孝二は黒いよれよれのスーツを着ている。こぢんまりした部屋の中、長身の大倉が立つとその存在感が際立ってみえる。ゴドーは自分を誰がどこで待っているのかわからない。どこに向えば良いのかわからない。いつまでたっても部屋から出られない状況を、時にぼやき、時に笑い、時に悶絶する様子を、大倉独特の間合いと愛嬌でみせる。基本的に大倉のひとり芝居だが、姿の見えない“声”役で同劇場の芸術監督を務める野田秀樹が声の出演をしている。“声”の登場で物語は更に動きだす。はたしてゴドーは待っている者たちのもとへたどり着けるのか、それとも……。いとうせいこう×ケラリーノ・サンドロヴィッチ×大倉孝二×野田秀樹という、この上ない強力タッグが実現した『ゴドーは待たれながら』。濃密な約2時間をぜひ、劇場で味わってほしい。■ナイロン100℃ side SESSION#12『ゴドーは待たれながら』<東京プレビュー公演>2013年4月5日(金)/東京芸術劇場シアターイースト<東京公演>2013年4月6日(土)~14日(日)/東京芸術劇場シアターイースト<大阪公演>2013年4月21日(日)~22日(月)/ABCホール<大阪追加公演>2013年4月23日(火)/ABCホール<名古屋公演>2013年4月25日(木)/テレピアホール<仙台公演>2013年5月1日(水)/仙台市民会館 小ホール<盛岡公演>2013年5月3日(金・祝)/盛岡劇場 メインホール<水戸公演>2013年5月4日(土)・5日(日)/水戸芸術館ACM劇場
2013年04月08日3月より4月中旬まで上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-」で、ストラヴィンスキーの「春の祭典」初演100周年を記念した公演が開催される。東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-「東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ~ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》」の公演情報ディアギレフ率いるバレエ・リュスのためにストラヴィンスキーが作曲した「春の祭典」は、「火の鳥」「ペトルーシュカ」と並ぶストラヴィンスキー三大バレエ音楽のひとつ。1913年のパリでの初演は怪我人も出る大騒動となり、音楽史上最大の「スキャンダル」と称されるほどの賛否両論を巻き起こした。不協和音や変拍子、混合拍子が大々的に取り入られ、今日では20世紀音楽の嚆矢とみられている。初演100周年を記念した今回のプロジェクトでは、20世紀後半のバレエに革命的変革をもたらした巨匠モーリス・ベジャールの振付作品を上演。担当するのは、生前のベジャールと密接な関係を築いていた東京バレエ団。英国の名匠ジェームズ・ジャッド指揮、東京都交響楽団の演奏とともに、作品への深い理解と愛情に基づいた感動的な舞台を見せてくれるはずだ。「春の祭典」とのカップリングで上演されるのは、同じくストラヴィンスキーのバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」。作曲者のキャリア最初期に生まれた「春の祭典」から15年後に書かれた本作は、弦楽合奏と群舞ともに小編成(今回はオーケストラ17名とダンサー5名)。100名超のオーケストラと大群舞による「春の祭典」との比較で、ストラヴィンスキーの音楽の多様性が浮き彫りとなるだろう。また注目の振付は、1980年代後半から90年代初頭までベジャールのバレエ団で活躍していたパトリック・ド・バナの新作。ベジャール振付の「春の祭典」との師弟の比較という側面からも興味深い舞台となりそうだ。東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-「東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ~ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》」は、4月14日(日)に東京文化会館 大ホールで開催。チケットは発売中。
2013年04月05日4月5日(金)より新国立劇場 中劇場でシス・カンパニー公演『今ひとたびの修羅』が開幕する。尾崎士郎原作『人生劇場』を劇作家・宮本研が戯曲化した本作は、「劇団☆新感線」の人気演出家・いのうえひでのり演出、堤 真一、宮沢りえ、岡本健一、小出恵介、小池栄子、村川絵梨、鈴木浩介、浅野和之ら実力派キャストが揃い注目を集めている。本公演を目前に、いのうえひでのり、堤 真一、宮沢りえからメッセージが寄せられた。原作は、昭和の銀幕スターたちが演じた任侠映画などでも有名な『人生劇場』だが、この戯曲では、“義理人情”や“男気(おとこぎ)”といった原作の魅力はもちろんのこと、飛車角(堤真一)、おとよ(宮沢りえ)、宮川(岡本健一)、瓢吉(小出恵介)、お袖(小池栄子)らを巡る凄絶な愛の行方、そして、彼らの行く末を案じ、深く静かに見守る吉良常(風間杜夫)らの姿を中心に、愛と人生の修羅を、よりドラマチックに描いている。・いのうえひでのり外部演出をやる際の決め手は、演出したくなるほど面白い戯曲かどうか。今回も読んですぐにやりたい!と思ったし、新たな扉が開くような期待感で楽しくなりました。この物語の肝は「強烈な純愛」。どこかファンタジーにも思える昭和初期の人間たちの濃密なドラマを、燃えたぎるような圧倒的な熱量で説得力をもたせようと稽古を重ねてきました。もちろん、男の意地がぶつかり合う「出入り」場面も物語の重要な要素のひとつ。そのスペクタクル感で人間ドラマとのメリハリを出せたと思っています。・堤 真一飛車角は、義理と人情を背負った自分の生き方を貫くために、惚れぬいた女にも背を向けようとする無骨で不器用な男。今の時代では珍しいくらいストレートで濃密な男女の情念の話です。演じる上で、ものすごくエネルギーが必要な芝居だと思いますが、久々のいのうえさん演出はもちろん、宮沢りえちゃんや岡本健一くん、風間杜夫先輩をはじめ、素晴らしい顔ぶれのカンパニー揃い!稽古中も、いい緊張感を共有しながら芝居づくりができました。1か月の本番を通して、もっと芝居を深めていけると思っています。・宮沢りえ台本を読んだ当初は、ここまでストレートな表現が自分にできるのか戸惑いもありましたが、稽古を重ねて、流れるような「いのうえイズム」満載の演出に身を委ねるうちに、「照れてちゃいけない、思い切りやろう!」と思うようになりました。高い体温や熱量をもって演じています。でも感情い流されすぎず、人の心を打つ表現ができたら、と思っています。男性陣の殺陣には、もう理屈抜きでウットリ(笑い)。観てくださる方も、この世界にどっぷり浸っていただきたいですね。余韻がずっと続く舞台を皆さんにお届けしたいと思っています。公演は4月5日(金)から4月29日(月・祝)まで。チケット発売中。
2013年04月05日4月7日(日)に開幕する劇団四季の新作ミュージカル『リトルマーメイド』。ディズニーアニメの中でも特に人気の高い作品の舞台化であることに加え、今年創立60周年を迎える四季が節目の年に贈るプロジェクトでもあることから大きな注目を集めている本作の最終通し舞台稽古が4月2日、報道陣に披露された。劇団四季『リトルマーメイド』チケット情報作品は地上に憧れる人魚のアリエルが、人間の王子エリックに恋をしたことから始まる愛と冒険の物語。ロマンチックなストーリーの中にも、自らの望みをかなえるためにすべてを投げうち陸上へ向かうヒロインの力強い姿が、観る者にパワーを与えてくれるかのような作品だ。特筆すべきはフライング技術を駆使して描かれる、美しい海中の世界。やわらかな布がひらめくさまは水の漂いを、ゆらめくように映し出されるライティングは深海に差しこむ陽のきらめきを表現。原色を鮮やかに配色した海の生物たちの姿も楽しく、一方でパステルカラーを基調に描かれる地上世界は絵本をめくるように展開し、こちらも愛らしい。アニメでもおなじみの名曲に加え、舞台版で新たに書き下ろされた曲たちも耳なじみがよく、ミュージカルの楽しさが詰まったステージになっている。開幕に向け、アリエル役の谷原志音は「アリエルは、強い意志を持って自分の夢に向かって進み、未知の世界への好奇心がとても強い女の子です。私自身小さい頃から『リトルマーメイド』のアニメーションをよく見ていて、アリエルに憧れていました。今回このような大役をいただき、とても光栄に思います。世界中で愛されるこの作品の感動を、多くの皆様にお届けできるよう、心を込めて精一杯演じていきたいと思います」とコメントを寄せた。公演は東京・大井町の四季劇場[夏]にて行われる。開幕は4月7日(日)。現在チケットは12月31日(火)分まで発売中。
2013年04月03日宝塚歌劇団花組の東京公演『オーシャンズ11』が3月29日に東京宝塚劇場で開幕する。同日、公開舞台稽古が行われ、花組トップスター蘭寿とむ、娘役トップスター蘭乃はなが会見を行った。宝塚歌劇団花組『オーシャンズ11』チケット情報『オーシャンズ11』は2001年にアメリカ、2002年に日本で公開された映画。宝塚歌劇団では2011年に星組が世界初のミュージカル化をし、その好評を経ての今回の花組での上演だ。物語は天才詐欺師ダニー・オーシャンが10人の仲間たちとともに、妻・テスの恋人であるホテル王ベネディクトの経営するカジノの金庫破りに挑むというアクションドラマ。映画ではジョージ・クルーニーが演じたダニーに蘭寿、ブラッド・ピットが演じたラスティ・ライアンに専科から特別出演する北翔海莉が扮するのをはじめ、花組のスターたちがハリウッドスターに劣らぬ個性を炸裂させていて、楽しい仕上がりになっている。宝塚らしくショーシーンもふんだんに盛り込まれて、見どころも満載だ。会見では蘭寿が「桜が満開の良い時期に初日を迎えられて嬉しく思っています。自分自身の役作りとしては、映画のジョージ・クルーニーがものすごく格好良かったので、自分も大人で頭がきれ、でもテスには弱いというあたりを出せたら。全体としてもイリュージョンが変わっていたり、客席降りがあったりとエンターテインメント性が(初演より)もっと高くなっています。花組ならではの『オーシャンズ11』を皆さんに楽しんでいただければ」と見どころをアピール。また、この日は宝塚音楽学校で101期生合格発表があったということで、「私は合格発表の日、一番前で陣取って発表を待っていたんです。(合格者の番号が書かれた紙が)張り出された瞬間、隣にいた紺野まひるちゃんと手を取りあって大騒ぎして喜んだらそれがニュースに流れまして、学校に内緒で受験していたので、びっくりした担任の先生から『今あなたテレビに映ってるけど、どういうことかしら?』と電話がきました(笑)」というエピソードを披露、そして「宝塚は来年100周年を迎えます。彼女たちが次の宝塚を担っていく人たちだと思うので、“宝塚の舞台が大好き”という気持ちを一番大切に持って、頑張っていただきたい」と101期生にエールを贈っていた。公演は5月5日(日)まで同劇場にて。チケットは発売中。
2013年03月29日「佐川男子」を舞台化するイケメン俳優集団ネイキッドボーイズ。同舞台に出演するメンバーが3月某日、都内某所にある佐川急便研修センターで「佐川男子」を一日体験した。NAKED BOYZ『佐川男子』チケット情報ネイキッドボーイズは事務所の垣根を越えて2010年に結成、舞台を中心に活躍する俳優集団だ。5月15日(水)からスタートする第5回本公演では『佐川男子』を、「チーム配達」と「チーム集荷」のふたつのユニットに分かれて交互上演。日々の仕事から生まれる数々のエピソードをもとに、ひたむきに生きる佐川男子の姿を、歌とダンスを交えてコメディタッチに描いていく。メンバーたちは実際に佐川急便で行われている研修を体験。整列の俊敏さ、挨拶の仕方、配達の際のお客様対応など学んだほか、実際の研修の様子も見学。「運ぶのは荷物ではなく、お客様の心」という佐川急便の企業精神を体感した。研修終了後、チーム集荷主演の服部喜照は「とても貴重な体験でした!佐川急便さんに恥じないよう、絶対に舞台を成功させたいと思います!」と、佐川男子のような清々しい笑顔で公演への意気込みを語った。NAKED BOYZ ACT V 『佐川男子』は5月15日(水)から19日(日)まで、東京・築地ブディストホールにて。チケット発売中。
2013年03月27日シングル『Fly Away』(4月24日発売)で日本CDデビューする、韓国の人気歌手で俳優のソ・イングクが3月21日、都内でマスコミ向けのデビュー記念イベントを行った。ソ・イングクのアーティスト情報ソ・イングクは、2009年に韓国最大の音楽オーディション番組『スーパースターK』で、72万人の中から優勝し、同年に『Loving U』で歌手デビューした。2012年には、チャン・グンソクとユナ(少女時代)の共演で話題となったドラマ『ラブレイン』で俳優デビュー、初出演ながら高い演技力が評価され、同年の学園ドラマ『応答せよ1997』で初主演を果たした。同作は、韓国の若者の間で社会現象を巻き起こす程の人気を博し、ソ・イングクは、コリアドラマフェスティバル「男性新人賞」ほか韓国のアワード9つを受賞し、大ブレイクした。日本デビューにあたり、ソ・イングクは「とても光栄です。正直、緊張してプレッシャーを感じています。でも、同時にドキドキとワクワク感もあって胸がいっぱい」。韓国ではすでに人気者だが、日本では新人とあって、「たくさんの方に僕を知ってもらって、一緒に僕の歌を歌ってもらえるように頑張ります」と意気込みを語り、「コンサートをたくさんやって、“息吹”を感じられる、皆さんと一緒に歌える歌手になりたい」と目を輝かせた。日本の文化が好きだそうで、特に食文化がお気に入り。「ラーメン、どんぶり、お寿司、うどん……重要なのはお酒!」と力を込め、笑いを誘った。また、日本の歌手、中島美嘉と共演したいと話し、「冬に似合いそうな、悲しいバラードをデュエットしてみたいです」とラブコールを送った。『応答せよ1997』では、純情で男らしい役柄と美しいキス顔が大きな話題となった。韓国中の女性を虜にし、「キス顔ナンバーワン」と称されたことは「最高の褒め言葉です。僕は一生懸命キスしただけ(笑)」。しかし、この賛辞がプレッシャーになったようで「次の作品からも『上手い』って言われないとダメじゃないですか」と悩みを吐露。「ローションも使わないくらいだったのに、唇のケアをするようになったんです。唇パックをしたり…」と明かし、「次からも頑張ってキスします!」と意気込み、報道陣を沸かせた。この日は、『Fly Away』を含む2曲を披露。また同曲のミュージック・ビデオも初公開された。
2013年03月22日上野の春恒例のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭」が、開幕初日の3月15日にJR上野駅ガレリアでサプライズイベント「フラッシュモブ」(※1)を開催した。「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2013-」の公演情報毎年3月中旬から4月にかけて上野のコンサートホールや文化施設を中心に行われる「東京・春・音楽祭」。オペラ、オーケストラ、室内楽などの本格的なクラシック音楽のほか、バレエや日本歌曲、アルゼンチン・タンゴ、朗読、美術館や博物館とのコラボレーションなど、バリエーションに富んだプログラムで人気を博している。音楽祭初日の3月15日、JR上野駅ガレリアをジャックしたフラッシュモブは午前11時よりスタート。まずは寿司職人に扮したキーボード奏者とコスメ店員に扮したヴァイオリニストが、エルガーの「愛の挨拶」を演奏。突如聴こえてきた生演奏の音色には、行き交う利用客も「何が起こったのか」と驚きながらも、足を止めて聴き入る様子。文字通り、挨拶代わりとなったエルガーの名曲の後は、駅ビルの飲食店や雑貨屋の店員、交通整理員などに扮した演奏家たち総勢24名が、ヴィヴァルディ「春」を演奏しながら、あらこちから次々と登場。全員が揃ったところで、ピッタリと息の合った合奏を披露。突如駅構内に響き渡った、春の到来を告げるかのような美しく軽妙な旋律に大勢の利用客から温かい喝采が送られた。本イベント翌日3月16日には、平年よりも早めの東京での桜開花宣言も発表。いよいよ桜満開の季節となる上野でクラシック音楽に浸る「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2013-」は、4月14日(日)まで約100公演を開催。オペラの二大作曲家、ヴェルディとワーグナーの生誕200周年にちなんだコンサートなど、多彩な企画が予定されている。また音楽祭期間中には、上野の近隣施設などで無料のミニコンサート「桜の街の音楽」も開催される(日程・会場などの詳細は公式サイトまで)。(※1)フラッシュモブ:街頭など公共のスペースで示し合わせて、群衆に紛れたパフォーマーたちが、パフォーマンスを一斉に行い、その場に居合わせた人々を驚かせ、楽しませる集団サプライズイベント。
2013年03月19日4月7日(日)に開幕する劇団四季の新作ミュージカル『リトルマーメイド』。『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』とヒット作品を次々と生み出している四季とディズニーのタッグによる第4弾作品として注目を集めるこの作品の稽古が3月14日、横浜の四季芸術センターで報道陣に公開された。劇団四季『リトルマーメイド』チケット情報ディズニーの同名アニメーションを元に、2008年にブロードウェイで初演された本作。人魚のアリエルが、地上に住む人間の王子エリックに恋をしたことから始まる愛と冒険の物語だが、この日披露されたのは、そのアリエルが地上への憧れを歌うナンバー『パート・オブ・ユア・ワールド』と、海中の生き物たちが海の中の生活の素晴らしさを歌い上げる『アンダー・ザ・シー』の2場面。『パート・オブ~』ではアリエルの心情を丁寧に確認をしながら稽古をしているさまが垣間見れ、また『アンダー・ザ・シー』では、カラフルなパペットを使っての華やかで心躍るシーンを、俳優たち自身が楽しみながら演じている様子が感じ取れる公開稽古だった。その後行われた合同インタビューでは、アリエル役候補の谷原志音が「もともと『パート・オブ~』の曲が大好きで、大学のミュージカルの授業で試験があるときには絶対にこの曲を選んでいました。これを今回、舞台上で歌えるようになるなんて、すごく嬉しい」、同じくアリエル役候補の秋夢子は「(海中の泳ぎを表現する)フライングがすごく大変。海中のシーンでは常に泳いでいる動きをしています。20分の稽古だけでも(腹筋が)パンパンになります。でも綺麗な曲に囲まれて、毎日楽しい」とそれぞれ話した。またヨーロッパ版のスタッフであり演出補のクリスチャン・ダーハム氏が「もともとエキサイティングなショーですが、今回日本版の上演にあたり、いろんな場面を拡大、調整をして新たなものになっています。パペットの数も、セットも増えていますし、振付が新しくなっている部分もあります」と今回の見どころをアピール。また振付のジョン・マッキネス氏は「四季の俳優さんは皆さん誇り高く、稽古のあとに何時間も自主稽古を重ねて、その日の修正点は翌日にはすべて直っているので、翌日にはワンステップ上のレベルに持っていける。稽古期間もたっぷりあるので、作品自体を(ヨーロッパ版より)もっと良くできる。素晴らしい経験をしています」とカンパニーに賞賛を贈っていた。公演は東京・大井町の四季劇場[夏]にて行われる。第1期公演(4月7日(日)~8月31日(土))分のチケットは発売中、第2期公演(9月1日(日)~12月31日(火))分は3月20日(水・祝)に一般発売を開始。
2013年03月15日ウーズンの来日ファンミーティングが名古屋・東京の2か所で行われる事が決定した。ウーズンは通称「ブルネイの貴公子」として台湾を中心に活動している俳優。今年放送された日本テレビ開局60年特別番組「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」で、リー・バイロン刑事を演じ、同ドラマ放送中にツイッターのHOTワードで「ウーズン」が1位を獲得するなど、日本でも注目が集まっている。今回、昨年7月以来の来日ファンミーティングを4月28日(日)に愛知・Zepp Nagoyaで、4月29日(月・祝)に東京・品川プリンス ステラボールでそれぞれ行う事が決定した。先月末には台北市内で、ファンミーティングのパンフレット用写真撮影が行なわれ、そこでは探偵やソムリエ、カメラマンに扮したウーズン。いつもと違った彼が楽しめるパンフレットに仕上がっているようで、グッズでもファンを楽しませてくれそうだ。ファンミーティングならではの、ファンとの交流を中心としたプログラムが予定されており、ドラマとは違ったウーズンの魅力が堪能できるイベントとなりそう。なお、チケットの一般発売に先がけて、東京公演のみ先行抽選プレリザーブを実施中。受付は3月7日(木)午後11時59分まで。■CHUN ZONE FANMEETING 2013 IN NAGOYA日時:4月28日(日)14:30開場/15:00開演会場:Zepp Nagoya(愛知県)料金:全席指定 7,400円 ※3歳以上チケット必要■CHUN ZONE FANMEETING 2013 IN TOKYO日時:4月29日(月・祝)<昼公演>14:30開場/15:00開演<夜公演>17:30開場/18:00開演会場: 品川プリンス ステラボール(東京都)料金:全席指定 7,400円 ※3歳以上チケット必要一般発売:3月23日(土)午前10時
2013年03月07日韓国の女性ソロ歌手、ペク・チヨンが、シングル『その女』(5月1日発売)で日本デビューすることになった。ペク・チヨンの公演チケット情報1999年にアルバム『Sorrow』で韓国デビューしたペク・チヨンは、ラテンミュージックで人気を集めたが、2006年にバラード曲『サランアネ(愛さない)』がヒット。以降、『IRIS-アイリス-』や『王女の男』『屋根部屋のプリンス』など日本でも話題となったドラマの挿入歌を担当するなど、オリジナル・サウンド・トラックに数多く参加。韓国では「バラード界の唯一無二の歌い手」と賞賛され、楽曲リリースのたびに音楽チャートで上位を記録。今年2月には、約7年振りの単独コンサートで1万5000人を動員し、あらためて人気を実証した。日本デビューに際し、ペク・チヨンは「日本での活動に本格的に取り組んでいけるのか決断できませんでしたが、状況が整いました。ようやく皆さんと直接触れ合うチャンスがめぐって参りました!」と喜び、「胸がどきどきして緊張しています。どうか温かく迎えていただけたら」とコメントしている。デビュー曲『その女』は、NHKで放送中の韓国ドラマ『シークレット・ガーデン』(火曜深夜0時25分~)の挿入歌『ク ヨジャ』の日本語バージョン。初めて日本語詞に挑戦したそうで、発音には苦労したよう。「本当に大変でした。完璧な発音ではありませんが、心をこめて歌いました。素晴らしい日本語詞を頂いたので、日本語バージョンもたくさん愛してください」と呼びかけている。カップリングには、『サランアネ』の日本語バージョン『愛さない~サランアネ~』やK-POPアイドル・2PMのテギョンとのデュエット曲『私の耳にキャンディ Feat. オク・テギョンof 2PM』などが収録される。ミュージック・ビデオを収めたDVD付の初回限定盤と通常盤の2バージョンがリリースされる。また、CDリリース同日、東京・赤坂BLITZにてデビュー記念のショーケース・ライブ「日本デビュー・シークレット・ガーデン~その女~リリース記念コンサート」も決定。チケットは3月30日(土)より一般発売される。なお、チケットぴあでは、3月7日(木)11時より最速抽選「いち早プレリザーブ」にて先行受付。3月11日(月)11時まで。
2013年03月06日井上芳雄主演ミュージカル『ウェディング・シンガー』が3月1日、東京・シアタークリエで開幕した。同名のアメリカ映画をもとに2006年にブロードウェイで舞台化、日本では2008年に初演され、今回が再々演となる人気作。同日、最終舞台稽古が報道陣に披露され、井上ほか共演の高橋愛、大澄賢也、吉野圭吾、新納慎也が取材にも応じた。『ウェディング・シンガー』チケット情報物語は、結婚式を盛り上げるウェディング・バンドマンのロビー(井上)と、式場のウェイトレス・ジュリア(高橋)の恋を軸にしたもの。個性豊かで愛らしい登場人物が、それぞれ幸せな結婚を夢に見、悩んでいく。アメリカ産らしいコミカルな展開と、80年代の音楽やダンスへのオマージュに満ちたハッピー・コメディだ。3回目の主演を務める井上は「“結婚したくなるミュージカル”と銘打っていますが、とにかく観た人すべてが幸せになってくれるだろう、とてもハッピーなミュージカル」とアピール。また「初演の時から“結婚したくなるミュージカル”と言ってたんですが、初演の時は誰も結婚しなくて、『何の効果もないな』って話していたんですが、5年たってじわじわと…」という井上の言葉を受け、今年1月に結婚をした大澄が「(上演)3回目にして結婚しました! みなさんも結婚したくなってください。バッチグーだよ!」と報告。大澄はほかにも「イケイケ」「ナウい」など80年代らしい言葉を連発、「あの時代を一番知っているのは自分」と話し、取材陣を笑わせていた。またジュリア役として今回初参加する高橋は本格的なラブシーンは初とのことで、「最初にラブシーンを合わせた時に、恥ずかしい!って真っ赤になっちゃって」と井上に明かされるも、感想を訊かれ「女優さんとしては必要なことなんだろうなって思いました」とクールな返答で、共演者たちに「ビジネスライク!」と突っ込まれていた。今回の上演は「ファイナル・ステージ」と謳われているが、井上は「最後に相応しい決定版が出来たんじゃないかと、とても楽しみ」と自信のコメント。さらに「今回の結果によってはリターンズがあるかもしれないと望みながら頑張りたい」と意気込んだ。公演は3月20日(水・祝)まで同劇場にて。3月23日(土)・24日(日)に福岡・博多座、3月31日(日)に東京・日本青年館 大ホールにて。チケットは発売中。
2013年03月04日昨年3月にも開催された「ぴあトークバトル 名古屋グランパススペシャル」が4月14日(日)に名古屋・吹上ホールにて行われる。今回のテーマは「優勝請負人が語る常勝のマネジメント」。主役は名古屋グランパスをクラブ史上初のリーグ優勝に導き、著書「人を束ねる」がビジネス書として高い評価を受けている久米一正ゼネラルマネジャーだ。『ぴあトークバトル スポーツ快楽主義 名古屋グランパススペシャル』のチケット情報2008年の就任以来、卓越した経営・チーム運営・現場責任者として、その手腕を振るってきた久米GM。今回はトークバトルの相棒として日立製作所サッカー部の同期であり、Jリーグ最優秀監督賞2度、アジア最優秀監督賞1度の受賞経験を誇る名将・西野朗氏をゲストに迎える。2001年には柏レイソルのGMと監督としてチームを指揮。その後、久米GMが西野氏を解任した過去などもあるが、トーク中には当時の裏話が飛び出す可能性も。「常勝」を体現してきた日本サッカー界の重要人物ふたりのトークはサッカーだけに留まらない、人生や会社経営などのヒントにもなりそうだ。イベントホストにはベテランスポーツキャスターの青島健太。このキャストで送るトークイベントは、重厚で含蓄のあるものになることは間違いない。優勝請負人と呼ばれる名GM と、勝利の味を知る名監督のトークは必聴だ。また、ぴあ中部版内の公式サイトでは、このふたりに話してほしいテーマ、聞きたいことなどを事前に募集している。参加予定の人はぜひ応募してみよう。チケットは3月2日(土)より発売開始。
2013年03月01日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)作・演出の舞台、ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』が2月22日、東京・CBGKシブゲキ!!にて開幕した。ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』チケット情報ナイロン100℃は今年で結成20周年を迎え、本作はその記念企画第一弾として、2004年に上演した『男性の好きなスポーツ』を大改訂して再演する。セックスをテーマに、時にシリアスに、時に笑いをまぶした群像劇で、演劇ファンの間で話題となった『男性の~』から9年。今作はKERAの脳内で試行錯誤があったと公演の挨拶文に書かれてある通り、その見せ方は初演とは異なる。あえて物語を分断し、複数の出来事をコラージュする手法で見せる。女子高生と彼女と援助交際している男、落ちぶれた有名女優と悪徳警官、男と性に目覚めたばかりの少年たち……。登場人物たちの日常とセックスをコミカルに描きながら、彼らの持つ臆病さや支配欲、暴力性といった心の奥に抱える闇を表出させる。だが、次々と変わるシーンに時おり映像が挟み込まれ、観客はまるでテレビ番組をリモコンでカチャカチャ変えながら見ているような感覚で、あくまでも軽やかだ。今回KERAはふたつの点にこだわった。ひとつはこれから活躍が期待される若手劇団からの俳優の起用だ。範宙遊泳、ろりえ、ロロといった劇団からの参加とナイロン100℃の若手劇団員が、ところ狭しとステージ上で若いエネルギーを放出させる。その若い俳優たちと絡み合いながら、みのすけ、松永玲子、新谷真弓らナイロンの主要メンバーと客演の内田滋、安藤聖、松本まりか、千葉哲也がKERAの世界を紡いでいく。もうひとつは上演時間だ。近年のKERA作品は上演時間が3時間を超えるものが多かったが、今作は2時間以内におさめた。ストーリーで見せない今作では、観客の集中力が持つのは2時間が限度と考えてのことだ。20周年を迎え、まだまだ走り続ける劇団のいまをぜひ劇場で体感して欲しい。公演は3月24日(日)まで。チケット発売中。
2013年02月27日