チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (276/342)
1992年のオーストリア・ウィーン初演以来、ドイツ、オランダ、ハンガリーでも上演されるなどドイツ語によるミュージカルとしては史上最大級のヒットとなったミュージカル『エリザベート』。ドイツ語で“死”を表すトートがハプスブルク家最後の皇后エリザベートを愛する物語は、日本でも1999年に宝塚歌劇団で上演されるやブームを巻き起こし、続く2000年からの東宝版も大ヒット。いまや日本ミュージカル界においても欠かせない作品のひとつとなっている。ウィーン初演から20年目にあたる今年、5年前の初来日公演で日本のファンを熱狂させた本家ウィーン版のオリジナルキャストが再来日を果たした。キャストが歌で綴っていくコンサートバージョンではあるが、芝居バージョンに引けをとらないほど迫力は充分。初日を控えた10月25日、東京・東急シアターオーブで公開リハーサルが行われた。『ウィーン版ミュージカルエリザベート20周年記念コンサート』チケット情報幕が開くと、舞台中央のオーケストラの前に、登場人物たちが影のように立ちつくしている。エリザベートを殺した暗殺者ルキーニ(ブルーノ・グラッシーニ)が現れ、死後の世界での裁判が始まる。ルキーニは、エリザベート(マヤ・ハクフォート)がトート(マテ・カマラス)、つまり“死”を愛していたから殺したのだと言い、エリザベートとハプスブルク家終焉の物語を語りだす。オーストリア皇帝フランツ(アンドレ・バウアー)との結婚、姑である大公妃ゾフィー(ガブリエレ・ラム)との軋轢、そして息子ルドルフ(ルカス・ペルマン)との悲劇的な別れ。そのどれもが、ひそやかに彼女を見守り、時に情熱的にエリザベートを誘惑するトートとの関係で彩られる。27歳から18年間エリザベートを演じてきたハクフォートは、これが最後のエリザベート役になる予定だ。少女時代では伸びやかさ、結婚して自我に目覚める前半は意思を感じさせる強さ、さらに晩年では威厳に満ちた響きまでと多彩な歌声で魅了する。一方のトート役はハンガリーとウィーンで同役を演じ、今年は日本語で東宝版の舞台に立っているカマラス。ロックスターのようなセクシーさと同時にクールさも併せ持ち、時を越えて存在するウィーン版ならではのトートだ。またルドルフ役のルカス・ペルマンは細身の甘いルックスで、苦悩する皇太子を繊細に演じている。なにより“死”の視点から人間を描いたミヒャエル・クンツェの脚本(作詞も)、さらに荘厳でドラマチックな楽曲の合間にユーモアも垣間見せるシルヴェスター・リーヴァイによる音楽が秀逸。何度観ても、どの世代が観ても、新たな発見がある。本作が愛され続ける理由はそこにあるのだろう。公演は10月31日(水)まで。チケットは発売中。取材・文:佐藤さくら
2012年10月26日俳優の西村雅彦率いる「ドリス&オレガコレクション」の第6弾公演『地球の王様』が、10月26日、東京・シアター1010にて開幕した。初日前日の25日にはマスコミ向けに公開リハーサルが行われた。『地球の王様』チケット情報脚本を手がけるのは、「ドリス&オレガコレクション」への参加はこれが4度目となる金子茂樹。また映画『沈まぬ太陽』やドラマ『やまとなでしこ』などで知られる若松節朗が、初の舞台演出に挑戦している。物語はウィルスの感染により、世界中の人々が死に至る事件が勃発したことからはじまる。生き残った6人の日本人たちは、時に衝突しながらも、富士山の山小屋で穏やかな日常を過ごしていた。そんなある日、宇宙飛行士を名乗るひとりの男が山小屋に現れる。彼はウィルスが蔓延する前に宇宙へと旅立ち、地球に戻ると、生命反応が確認出来るのは今この場にいる7人だけになっていたと言う。人類存亡の危機に直面した7人。彼らは残された人類のリーダーとなるべき、“地球の王様”を決めようとするのだが……。“人類再生”という壮大なテーマを掲げながらも、そこに登場するのは食品会社の社員と清掃員という、いわゆるフツーの人々。だからこそ彼らは、嫌味な上司に対して愚痴をこぼすこともあれば、恋愛を巡ってすったもんだも巻き起こす。とても“地球の王様”に選ばれる者とは思えない、身勝手で情けない、でも妙に愛おしい、小市民たちの実像が浮き彫りになっていく。しかしそこに一石を投じるのが、“宇宙飛行士”というトップレベルの肩書きを持つ男の存在。ウィルスさえ無ければ、彼とほかの6人の人生が交わることは恐らく一生なかったであろう。しかし地球上に残された人類は、この7人の男女のみ。そんな状況のなかで彼ら彼女らがどんな決断を下すのか、非常に興味深いラストが待っている。カンパニーを引っ張るのは、やはりベテランの西村。クセのある中年男のなかに見え隠れする、悲哀とかわいらしさを体現させたら、この人の右に出る者はいないだろう。宇宙飛行士役の永井大は、自尊心の強い男ならではの表と裏の顔を使い分け、真骨頂を見せる。ほかに岡田義徳、大塚千弘、浅利陽介、高橋ひとみといった実力派が脇を固め、清掃員役の片桐仁が、独特の空気感と間で客席の笑いを誘っていた。近年の世界の状況を考えれば、この物語が現実になる日もいつか来るのかもしれない。だがそんななかでも生きていく、人間の図々しいほどのたくましさを、この舞台に見た気がした。公演は兵庫、宮城、大阪、福岡と各地を巡演する。なお、東京公演は11月14日(水)から25日(日)まで紀伊國屋サザンシアターにて上演。チケットは一部を除き発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年10月26日10月23日、「シルク・エロワーズiD×よしもと芸人 コラボ記者発表会」がフジテレビ本社にて行われ、ブラックマヨネーズ、パンクブーブー、はんにゃが会見に登場した。シルク・エロワーズ『iD』 公演情報シルク・エロワーズは、シルク・ドゥ・ソレイユもその実力を認めるアクロバティック・アーティスト集団。2009年よりワールドツアーをスタートし、現在北米ツアー中のヒット作『iD(アイディー)』をもって、来年2月に来日。2月15日(金)東京・五反田 ゆうぽうとホールを皮切りに、福岡、名古屋、大阪の4都市で公演を行う。会見では同公演を“吉本興業全体”で応援することが発表されたほか、同公演によしもと芸人が参加する可能性も明かされた。iDの演目をある一定ラインまで習得した芸人限定とのことで、よしもと芸人に広くチャレンジを呼びかけるという。ブラマヨ小杉が「よしもとにはいろんな芸人がいるので、みんなにチャレンジしてもらいます」と語る一方、吉田は「たとえば小杉が病気で、僕がチャレンジしたら治るといわれてもやりません」とボケて相方をあきれさせていたが、最後は「万が一、公演を見に行かれてもうひとつやったという感想になったらオレ、死にますんで。それぐらいの気持ちでPRしていきます」と宣言して、全面協力をアピールした。公演チケットの一般発売は東京・福岡公演が10月27日(土)より、大阪・愛知公演が12月1日(土)より。なお、チケットぴあでは現在インターネット先行抽選も受付中。■シルク・エロワーズ『iD(アイディー)』2013年2月15日(金)・16日(土)東京・五反田 ゆうぽうとホール2013年2月22日(金)~24日(日)福岡・福岡サンパレスホール2013年2月27日(水)~3月3日(日)名古屋・愛知芸術文化センター愛知県芸術劇場大ホール2013年3月6日(水)~22日(金)東京・TOKYO DOME CITY HALL2013年3月27日(水)~31日(日)大阪・オリックス劇場(旧・大阪厚生年金会館)
2012年10月25日イギリスのロックバンド、ミューズが2013年1月11日(金) ・12日(土)にさいたまスーパーアリーナ で来日公演を行う事が決定した。【公演情報はこちら】ミューズは10月3日にアルバム『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』をリリース。10月15日付のオリコン週間総合洋楽チャート1位を獲得し、週間総合チャートTOP5入りを記録した。2010年1月以来3年ぶりとなるミューズの単独公演。興味のある方はご確認を。なお、チケットぴあではチケット一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施中。受付期間は11月1日(木)午前11時まで。■ミューズ来日公演2013年1月11日(金)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)開場17:30 / 開演19:002013年1月12日(土)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)開場16:30 / 開演18:00料金:アリーナスタンディング 8,800円スタンドS席 8,800円スタンドA席 7,500円
2012年10月25日ナビスコカップ決勝に勝ち上がった清水エスパルスと鹿島アントラーズの強さを探るには、対戦相手の弁を振り返るのが手っ取り早い。清水との準決勝初戦を2-1と先勝しながら、2戦目を0-3で落としたFC東京・ランコ・ポポヴィッチ監督は敗因を次のように語った。「決定的なチャンスをうちも作ったが決め切れなかった。清水はチャンスとは言えない状況から崩してチャンスを作ったし、ひとつ目の決定機でゴールを決めた。その決定力の差が、勝負を分けたと思います」。「清水エスパルス対鹿島アントラーズナビスコカップ決勝」開催情報決定機をことごとく決めたのが、ハットトリックを達成した大前元紀である。FC東京の守護神・塩田仁史は「大前選手のフリーキックを一度クリアしたが、キッカーだった大前選手にマークをフリーにさせてしまった。相手の2次攻撃、3次攻撃に対し、僕らのコミュニケーションが足りなかった」と語った。FC東京の面々は試合内容がさほど悪くないにもかかわらず0-3となった要因―大前の決定力とわずかな隙を逃さない貪欲さ―に、釈然としないながらもトーナメントを去るほかなかった。鹿島相手に初戦で2-3とアウェイゴールを積み重ねながら、次のホームで2-2と生かせなかった柏レイソル・ネルシーニョ監督は立ち上がりの失点を敗因に挙げた。「前半に予想していた相手の飛び出しから簡単に失点しまい、次はセットプレー、カウンターからも立て続けに攻められゴールを許してしまった。後半、我々は盛り返したが、得点が及ばなかった」。DF・橋本和は「立ち上がりイケイケの時間帯に立て続けに取られてしまった。ホームゲームで嫌な取られ方をした」と言えば、FW・工藤壮人は「先に失点して焦ってしまった。鹿島は試合巧者、一枚相手が上手だった」と語った。柏の面々も後半の戦いぶりに満足しながらも、鹿島の経験に裏打ちされた試合巧者ぶりを打破できなかった。決定力の差が勝敗を左右するのは当たり前。そのゴールが生まれるか否かは、わずかな差が起因する。決勝に生き残った清水には若さがあり、鹿島には経験がある。そして、2チームには決めるべきところで決める決定力があった。両軍はどんな状態で11月3日(土・祝)・東京・国立競技場のピッチに立つのか。ナビスコカップ決勝の1週間前となる10月27日(土)、まずはJ1リーグ戦で、鹿島と清水がカシマサッカースタジアムで激突する。チケット発売中。
2012年10月25日2013年5月11日(土)・12日(日)の2日間、千葉・幕張メッセで、Ozzfest Japan 2013が開催されることが決定した。Ozzfestは日本でも人気の高いヘヴィメタルアーティスト、オジー・オズボーンの妻でマネージャーのシャロン・オズボーンが創設。アメリカを中心に過去にはヨーロッパで開催された事もあるが、今回初の日本開催が決まった。オジー・オズボーンを中心にメタル系のアーティストが出演する事で知られているが、今回の出演バンドなどはまだ明らかになっていない。現在、公式サイトではシャロン・オズボーンがコメントを公開しているので、気になる方はご確認を。
2012年10月25日新国立劇場2012/2013シーズンが、舞踊芸術監督デヴィッド・ビントレーの全幕バレエ『シルヴィア』で間もなく幕を開ける。ビントレーが招いた英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団からのゲストで日本でも人気のあるツァオ・チーと佐久間奈緒を含む、全キャストが参加して行われている通し稽古の様子を取材した。新国立劇場バレエ「シルヴィア」 チケット情報物語は現代、お互いを信じられない2組のカップルの姿を見かねた愛の神エロスによって、古代ローマ神話の世界に導かれ、大切な感情を呼び起こす温かい結末を迎える。この日は第3幕の大詰めの場面の稽古が行われていた。若いアミンタ(召使)が菅野英男、その恋人シルヴィア(家庭教師)に米沢唯、愛の神エロス(庭師)の八幡顕光と、オライオン(伯爵)の厚地康雄らが所狭しとリハーサルを行い、別日に出演するキャストたちも脇で同じ様に動きを確認していた。ビントレーは穏やかな口調ながら的確な指示で、自ら同じ動きを見せてダンサーたちに教えている。稽古の合間を縫い、菅野英男に話を訊いた。「もの凄く大変な舞台です!ロシアバレエはある程度自分のタイミングで踊らせてもらえますが、ビントレーの作品は音楽の中に細かい動きが詰まっていて、タイミングが遅れるという事が一切想定されていません」と話す。前回主役を務めた世界初演の『パゴダの王子』は、同じビントレー作品でも日本で制作された為、ある程度は自分たちのペースが保てたが、すでに完成している今回の作品では、動きをひとつずつ追っていく事の難しさを思い知ったという。ビントレーらしいコメディセンスが全編に散りばめられた本作。稽古場ではエロスが海賊に姿を変えて現れ、片方の木の足でバランスを取りながら回転するダンスも披露された。リハーサルの最後には、ツァオ・チーと、佐久間奈緒が稽古場中央に滑りだす。躍動感のある動きに加え、役者としての表情ができあがっており、ビントレーの信頼が厚いのにも納得させられた。ビントレーに見どころを尋ねると「たくさんありすぎて簡単には言えませんが、今までに類のない魅力的なダンスが溢れる作品です。グラン・パ・ド・ドゥのアクロバティックなリフトなど、観客の想像を超えた舞台をお見せします」と満面の笑顔で答えてくれた。ビントレーマジックと呼ばれる舞台の素晴らしさを、劇場でぜひ体験してほしい。公演は10月27日(土)から11月3日(土・祝)まで東京・新国立劇場オペラパレスにて上演。チケットは発売中。取材・文:舞踊ジャーナリスト高橋恭子
2012年10月25日作家・中島らもの代表作のひとつに数えられる舞台『こどもの一生』、その14年ぶりの上演が目前に迫った。演出家として作品の誕生に関わり、2度の再演を手がけたG2が、今この芝居とどのように向き合っているのか。稽古場で話を訊いた。G2演出のもと、関西の演劇ユニット〈売名行為〉が『こどもの一生』を初演したのは、1990年のこと。自らの劇団〈リリパット・アーミー〉では中華時代活劇を得意としていた中島に対し、G2は対極ともいうべき台本を発注する。「今という時代を切り取ったような舞台を書いてほしい。来年には古くなってしまうぐらいの」。確かに、コピーライター、エッセイストとしても腕をふるう中島は、時代の空気への反応が鋭い。結果、“ストレス”をモチーフにしたきわめて同時代性の強い物語で、中島は演出家のオーダーを鮮やかに打ち返した。「読んで驚きました。普段らもさんと飲んでいるときの話まで、絶妙に盛り込まれていたんです」。孤島のクリニックを舞台に、心の健康を回復するため、精神年齢を子供へと戻していく患者たちの様子が、遊びごころたっぷりに描かれる。といって、のんびり観てなどいられない。子供らしい無邪気さが客席に笑いを巻き起こす一方、子供ならではの残酷さが観客を恐怖に突き落とすのだ。「初演の大阪公演は仮設の客席だったんですけど、お客さんが“ビクッ”とするのが振動で伝わってきて。らもさんも僕もその様子にニヤリとしてました」。「中島らも作品の魅力をもう一度伝える責任があると思ったから」決めたという今回の再演。「あらためてわかったのは、この作品の骨格がいかに強じんであるかということ。リメイクを施しても元の魅力が揺るがない。何より、理屈じゃないところがいいですね。“偉そうな奴の鼻をへし折ってやりたい”という率直な思いで書かれた作品だからかもしれない」。演じるのは、谷原章介、中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央、鈴木砂羽、吉田鋼太郎の8人。「“具体的な舞台装置がないなら、その分まで演じてしまえ”という、80年代演劇に近いエネルギーが求められる作品なので、得も言われぬパワーを持ち込んでくれそうな人ばかりで頼もしいです」と期待を寄せる。振付に小野寺修二、映像に上田大樹を迎えた万全の布陣。誰よりもこの作品と縁の深いG2が仕上げる決定版に注目したい。11月4日(日)から25日(日)まで東京・PARCO劇場で上演された後、大阪、福岡、岡山、広島、愛知、福井にて上演。なお東京公演では、11月15日(木)14:00、22日(木)19:00に追加公演が決定。チケット発売中。
2012年10月25日アメリカ、17世紀末と20世紀中盤。ふたつの時代の共通項は魔女狩りと赤狩り(共産主義者への弾圧)、「異端を排除すること」に人々が狂奔したことだ。社会派劇作家アーサー・ミラーの『るつぼ』は1692年、マサチューセッツ州セイレムを舞台に、実際に起きた魔女狩りと250年後の赤狩りを重ねながら、共通の「敵」を作ることで共同体の維持と個人の安寧を見出そうとする人間の弱さを抉り出す。10月29日(月)に東京・新国立劇場で開幕するこの舞台の稽古場を訪れた。新国立劇場演劇「るつぼ」 チケット情報重い空気を予想しつつ稽古場の扉を開けると、意外や聞こえたのは笑い声だった。リングのように正方に切られた舞台。高みにある演出席から、宮田慶子が小気味よい口調で指示を出している。「相手の秘密を“聞ーちゃったっ”という感じで」「もっと、もっとテンポ良く行きましょう!」。分かりやすく明るい口調で次々に出される指示を受けながら、俳優たちは自身の演技を見つめ、柔軟に変化させていく。中心人物は無骨だが信心深い農夫ジョン・プロクター(池内博之)と病弱な妻エリザベス(栗田桃子)、夫妻のメイドだったアビゲイル(=アビー 鈴木杏)、アビーの叔父で牧師ながら現実的な利に敏いパリス(檀臣幸)、悪魔祓いの専門家ヘイル牧師(浅野雅博)、そして村人の慈母的存在ながら魔女疑惑にさらされる敬虔な信者レベッカ(佐々木愛)、権威を振りかざして村人を厳しく糾弾するダンフォース副総督(磯部勉)ら。欲望を抑えきれずアビーと肉体関係を持ってしまうプロクター。アビーはプロクターを自分のものにすべく、村の娘たちと呪いの儀式を行い、それをパリスが目撃したことから騒ぎが始まる。無信仰に近い現代日本とは違い、セイレムでは神の存在そのものが法律以上に人々を縛っている。アビーは神を正と邪、善と悪の間に線を引くための「凶器」に変え、エリザベスら敬虔な信者たちを悪魔の手先として次々に絞首台へと送り込んでいく。恋情から狂気に走るアビーを、全身に暗い炎をまとうように熱演する鈴木杏は従来のイメージを刷新する存在感。一方、信仰と罪悪感と妻への愛に引き裂かれながら人としての尊厳を守り通そうとするプロクターを、池内はエネルギッシュかつ情熱的に演じる。加えて、真摯に自身と夫、神に向き合おうとする栗田と、通俗的な人間らしさむき出しで弱者を代弁するかのような檀、信仰と真実の間で懊悩する浅野、信念と盲信を混同する愚かさを体現する磯部と、生命を賭して信仰を全うする佐々木ら、新劇俳優陣の端正な演技が作品に深みを与える。登場人物たちと変わらぬ弱さや矛盾を抱えたまま、私たちは今日も生き続ける。そんな変え難い事実に対する怒りと、捨て切れぬ人間への希望を、ミラーは今作に託したのではないだろうか。熱く重い作家のメッセージに打たれる快感が、この舞台にはある。10月29日(月)から11月18日(日)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて上演。取材・文:尾上そら
2012年10月25日10月24日、ヨーロッパ遠征に参加するラグビー日本代表メンバー発表記者会見が行われた。主将を務める廣瀬俊朗をはじめ、代表復帰した小野澤宏時、初キャップの山田章仁ら30名を選出。「2015年W杯での世界トップ10に入る」と公言してきたエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は、今回の遠征が今後の代表選考の重要な場になると明かした。「本当にタフな4試合になるだろう。誰が通用して誰が通用しないのか見極めたい。もちろん試合には勝ちたいが、2015年のコアメンバー20人を見極めていきたい」。今までFLに名を連ねてきた佐々木隆道がメンバーから外れたが、指揮官は「佐々木にはこういうプレーをしてほしいと伝えているが、満足いくプレーをしなかった。フォワードには本当にヒットできる選手が必要。(第2戦で対戦する)ルーマニアのトライの86%は、1本のパスから生まれている。だからこそ、相手を止められる選手が必要」とバッサリ。春シーズンと異なり、大学生がひとりも選ばれていない理由も、「今彼らがやっているラグビーのレベルを考えると、いきなりテストマッチを戦うのは不可能。技術レベルで代表に名を連ねる選手がひとりもいない」と断言。指揮官は真のリーダーシップを持った選手の育成も約束した。「ワールドカップの残り20分という強烈なプレッシャーがかかる中、正しい判断を下す選手はピッチ上に何人かいないといけない。次に何をすべきかチームをクリアに導くリーダーシップが必要」。選手に高い要求をする理由はただひとつ。「もう勇敢な敗者の立場にいたくない。素晴らしい勝者でありたい」からだ。そのゴールが「2015年の世界トップ10入り」である。ジョーンズHCが無理難題を突きつけていると思うのは早計。6月、トンガに19-25で惜敗した試合後、名将は選手たちにこう言った。「3%ずつレベルアップしよう。その3%アップのためには、シンプルなことをきちんとやり切る必要がある。今日の試合でボールを落とした選手は9人くらいいたはずだ。これを次のトンガ戦で3%改善して、サモア戦でも3%改善していければ、2015年にはボールを落とすことはなくなる」。この日の記者会見ではこうも言った。「日々高いレベルでプレーする一貫性が必要だ。今までにない過酷な環境で戦い、日々積み重ねていかない限り、日本代表に変化はない」。指揮官の本気に、選手は必死に応えなければならない。日本代表は11月3日(土)・パリに到着し、11月10日(土)のルーマニア戦を皮切りに、17日(土)・グルジア戦、21日(水)・バスク選抜戦、25日(日)・フレンチバーバリアンズ戦に臨む。また、エディー・ジョーンズ出演予定のトークイベント『ぴあトークバトルスポーツ快楽主義 vol.75 SUPPORTED BY リポビタンD』が10月28日(日)、東京・青山ベルコモンズ クレイドルホールで開催。チケット発売中。
2012年10月25日Jリーグは、11月3日(土・祝)に開催される、ヤマザキナビスコカップ決勝において、当日会場で販売する決勝記念グッズの内容を発表した。販売されるグッズは、決勝進出した2チームがデザインされたタオルマフラー等のオリジナルグッズとなっている。今季よりサービスを開始したJリーグチケットでは、新しい取組みとしてナビスコ決勝当日に会場でしか購入できなかったグッズをタオルマフラーに限り、数量限定で事前予約引換券を販売する。事前に引換券を購入し、試合当日に指定の引換場所でグッズを手にすることができるため、グッズショップにできる行列に並ぶ必要がなくなり、グッズ購入を考えているサポーターには嬉しいサービスになるだろう。■Jリーグチケット事前予約引換券について商品:タオルマフラー価格:1,890円(税込)数量:100枚限定グッズ引換場所:メインスタンド4ゲート付近(事前予約グッズ引換所)JリーグチケットURL:Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝1996年以来となる2回目の優勝を目指す清水と、大会2連覇と史上最多となる5回目の優勝を狙う鹿島の決勝は、11月3日(土・祝)に東京・国立競技場で行われる。
2012年10月25日6作連続ミュージックビデオシングルを勢力的にリリースしているLOVEが、約1年半ぶりのニューアルバム『Antidote Love Songs』を10月25日(水)にリリース。【公演情報はこちら】本作は、七尾旅人のサウンドプロデュース等を手がけたアレンジャー安原兵衛との共同プロデュース。iTunesミュージックビデオチャートに全てTOP10入りしている『ALWAYS NEW AGE』、『Fool’s Paradise』、『愛に生きれば』、『チェルノブイリのねずみ』の4曲を含む全12曲入りとなる。Antidoteとは、主に抗体という意味。並んで、解毒剤、抵抗手段、といった意味を持つ言葉であるが、LOVEは「震災から1年半、心が震える出来事がたくさんあった。悲しみや怒りからは、忍耐強く地に足をつけて毎日を生きるための心の抗体がひとつずつできてきた。何より数々の出逢いでもらった希望が今の私を作ってます。この1年半を無駄にせず、誰の事も否定する事なくだけど決して臆病じゃない、そういう音楽を私自身がずっと聴きたかったから、女性アーチストとしての表現と立場で精一杯創らせてもらいました。」と話す。忙しい日々様々な経験を経て、今ふと振り返ってみると、「自分もいろいろやって来たな」と心に思える瞬間がある。また明日へと進んでゆく日々の中、人それぞれの抗体は心の中に間違いなくできている。決して背伸びせず臆病になる事もなく、まっすぐ前を向き、一人の女性としてこの世界と向き合い、対峙する女性アーチストとして表現するLOVEの言葉は強く優しい。そして時に空しく切なく聞こえて来る。さらに、ワンマンライブ2012「Antidote Love Songs」の開催も決定している。アルバム発売後初のライブとなるが、バンドメンバーも豪華である。ドラムに元東京事変の畑利樹、ベースにCOMPLEX東京ドームを支えた小池ヒロミチ、LEO今井等をサポートする個性派ギター岡本夏彦、元CORE OF SOULのマニピュレーター&キーボードKSK。アルバムを聴き、かっこいいLOVEと共にライブを贅沢に楽しむことをぜひお勧めする。■LIVE情報ワンマンライブ2012「Antidote Love Songs」<大阪>日時:2012年11月3日(土)16:15開場17:00開演場所:OSAKA MUSE<東京>日時:2012年11月10日(土)16:15開場17:00開演場所:Shibuya WWW■ラジオレギュラー情報東京と大阪で、ラジオパーソナリティとしても活躍中TOKYO FM「LOVE CONNECTION」毎週(月)~(金)11:30~13:00生放送FM OSAKA「LOVE RADIO」毎週(金)19:30~21:30生放送
2012年10月25日12月31日(月)、大阪・なんばの劇場、5upよしもとに出演する芸人たちによる「THE FINAL COUNT DOWN LIVE bye 5upよしもと~前代未聞!!1万人への手渡しチケットLIVE~」が大阪市中央体育館で開催されることが決定。10月22日に約50組の若手芸人が出席しての記者会見が開かれた。『THE FINAL COUNT DOWN LIVE bye 5upよしもと~前代未聞!!1万人への手渡しチケットLIVE~』チケット情報5upよしもととは、若手芸人の登竜門とも言えるよしもとが運営するお笑い専用の劇場。芸人たちは人気上位よりランク付けされており、現在のトップ10組である“ゼロメンバー”には、ジャルジャル、モンスターエンジン、銀シャリら人気芸人が名を連ね、オーディションの“チャレンジ組”も含めると100組以上が常時出演している。大晦日の「THE FINAL COUNT DOWN LIVE bye 5upよしもと ~前代未聞!! 1万人への手渡しチケットLIVE~」では、芸人自らがチケットを売ることを中心に1万人の動員を目指しており、目標動員を達成できなければ銀シャリ・鰻が考案した公約「2013年のへび年にちなんで、1万匹のへびにまみれて謝罪する」ことも発表された。また、同カウントライブをもって、NSC25期生までのコンビやピン芸人が卒業することも発表され、ジャルジャル、モンスターエンジン、スマイル、銀シャリ、ウーマンラッシュアワー、スーパーマラドーナ、おいでやす小田、斉藤紳士、クロスバー直撃、かりんとう、みわこたに、ヒューマン中村、ガリガリガリクソン、三浦マイルドの14組が5upよしもとを卒業。2013年1月~2月は移行期間として卒業公演などを行い、3月から新システムとなり、新たな“劇場の顔”が誕生する。チケットは、10月28日(日)にS席のみの手渡し会が5upよしもとで開催され、翌29日よりA席の手渡し会が行われる。またチケット一般発売は11月10日(土)より開始される(A席のみ)。■「THE FINAL COUNT DOWN LIVE bye 5upよしもと~前代未聞!!1万人への手渡しチケットLIVE~」日時:12月31日(月)19:00会場:大阪市中央体育館(大阪府)料金:A席4,000円(自由/ブロック指定)
2012年10月24日松任谷由実が11月28日(水)よりスタートする「Yuming 40th Anniversary 松任谷由実&プロコル・ハルムツアー -Back to the Beginning-」に対してコメントを発表した。【公演情報はこちら】ユーミンは「『青い影』を聴かなかったら、今の私はなかった。9月にロンドンで彼等とリハーサルをして、改めて強くそう思いました。彼等の演奏で『ひこうき雲』や『翳りゆく部屋』を歌ってみて、曲を作った時に私の頭の中で鳴っていた“音”に再会した気がしました。そして、11月、彼等と共演します。プロコルハルムと私の曲を歌う…。長い時間を経て、突然叶った私の夢。おそらくこれが最初で最後です。今からワクワクしています。」とコメント。プロコル・ハルムとのツアーに対して、熱い想いを持っているのが伺える。今回のツアーは荒井由実時代の名曲を中心とした構成になっているそうで、貴重なライブとなること間違いなしだ。なお、チケットぴあでは抽選先行プレリザーブ2次を実施中。受付期間は10月24日(水)午前11時まで。■Yuming 40th Anniversary松任谷由実&プロコル・ハルムツアー-Back to the Beginning-11月28日(水) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)11月29日(木) パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)12月3日(月) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月6日(木) 大阪国際会議場 メインホール(大阪府)12月10日(月) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月11日(火) 昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)12月12日(水) 名古屋国際会議場 センチュリーホール(愛知県)チケット料金:全席指定9,800円(税込)※3歳未満入場不可
2012年10月24日三浦春馬、蒼井優が出演する劇団☆新感線2012年越冬公演SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』の制作発表会見が10月23日行われ、三浦と蒼井、新感線の看板俳優・古田新太らが登場した。『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』チケット情報今作は、古田扮する大泥棒の石川五右衛門を主人公に据え、2008年、2010年に上演された「五右衛門ロックシリーズ」の第3弾となる。前2作では南の島やヨーロッパの大海を舞台に五右衛門が活躍する冒険活劇だったが、今回は日本を舞台に、密教の祖・名僧空海が残した莫大な埋蔵金を五右衛門が狙うというストーリー。黄金に目がくらんだ女盗賊・猫の目お銀(蒼井)、新任の京都所司代盗賊目付探偵方・明智心九郎(三浦)らに、過去のシリーズに出てきた名物キャラも登場し、大騒動が繰り広げられる。演出のいのうえひでのりは「チャンバラ、歌、踊りありと盛りだくさんでお贈りします。新感線らしい派手なお祭り感を出していきたい」と自信をみせた。新感線初参加となる三浦は「憧れていた劇団☆新感線にこんなに早く登場できるのかと思うと、ほんとに嬉しくて。演劇界の中ではひよっこなので、今回の舞台でどこまで自分のスキルを伸ばせるか、全力で頑張っていきます!」と意気込んだ。同じく初参加の蒼井は「歌があるのでとても緊張しています。歌が苦手な上にリズム感がないので。リズム感を養う練習をしていました」と稽古場でリズムを取りながら台本を読んだエピソードを交えて抱負を述べた。初参加のふたりについて古田は「春馬くんはものすごく動けて歌も歌えるし、僕の代わりに戦って踊っていただきたい。僕は後ろでボーっと立って『そうそう』『そのとおり』と言ってますから」と古田流のジョークで笑わせ、蒼井については「テレビを見ると“癒し系”のように思われてますが、(本当は)がらっぱちなんで。今回の役は普段の蒼井さんに近い姿をお届けできるんじゃないかと」と嬉しそうに話していた。いのうえはふたりをキャスティングした理由について「(新感線の)アンケートにゲストで呼んで欲しい俳優の名前に三浦くんの名前が多くて。動ける俳優さんだと聞いていたので、うちの舞台に合うと思ったんです。蒼井さんは舞台で見て存在感があってキラキラした方だなと。アカデミックな方向に行く前にぜひ出て欲しかった」とコメントした。公演は12月19日(水)から2013年1月27日(日)まで東京・東急シアターオーブにて、2月6日(水)から28日(木)まで大阪・オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)にて上演。チケットは東京公演が10月28日(日)より、大阪公演が11月25日(日)より一般発売開始。なお、チケットぴあではインターネット先行を東京公演は10月27日(土)まで、大阪公演は10月30日(火)まで受付中。
2012年10月24日韓国で“国民の妹”と呼ばれ、親しまれている女性ソロ歌手・IU(アイユー)が、安全地帯の名曲『Friend』をカバーし、10月24日よりデジタル・シングルとして配信する。IUは以前から憧れのアーティストとして、玉置浩二を挙げており、今年9月に日本で初めて行ったソロ・ライブで同曲を披露したが、その後ファンから問い合わせが殺到したため、今回配信が決定した。IUの歌うライブ・バージョンを聴いた玉置浩二は、「わが恋人よ、最高の歌をありがとう」とコメントを寄せ、IUを感動させたという。
2012年10月24日10月27日(土)にさいたまスーパーアリーナで開催される、日本最大にして唯一のメタルフェス「LOUD PARK 12」のタイムテーブルと会場マップが公開された。【公演情報はこちら】今週末に開催されるLOUD PARK 12。先日最終ラインナップとしてメロディック・デス・メタルの雄、チルドレン・オブ・ボドムが EXTREME STAGEのトリに、さらに初来日となるプログレ・メタルの新鋭サーカス・マキシマスの出演が決定していた。参加予定の方は、今回の発表をチェックして、当日のスケジュールなどを考えてみてはいかがだろうか。チケットは発売中。■LOUD PARK 12日時:10月27日(土)OPEN 9:30 / START 10:30会場:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)出演者:ULTIMATE STAGEスレイヤー / イン・フレイムス / バックチェリー / ドラゴンフォース / ヘイルストーム / クリストファー・アモットBIG ROCK STAGEハロウィン / ソナタ・アークティカ / セバスチャン・バック / ヒブリア / サーカス・マキシマスEXTREME STAGEチルドレン・オブ・ボドム / DIR EN GREY / クリプトプシー / 1349 / OUTRAGE / ナグルファー料金:自由席 14500円(ドリンク代別)
2012年10月24日フリーマガジン「R25」の人気連載コラム『スマートモテリーマン講座』の舞台化第3弾が、来年1月に登場する。その製作発表が10月23日、都内で行われ、出演者の安田顕、大東駿介、高畑充希、アルゴ&ピース(平子祐希、酒井健太)、脚本・演出の福田雄一が登壇した。この日の会見は、ある変わった趣向が凝らされた。選挙運動さながら、街宣カーに乗車した出演者たちは、まず新橋駅周辺でプロモーション活動を実施。その後有楽町へと移動し、街頭演説風の会見がスタートした。「私モテリーマン、最後のお願いにまいりました!」と口火を切ったのは、モテリーマン役のいでたちがすっかり板についた安田。「ニッポンを元気に!」と高らかに宣言すると、その場に訪れたファンから一斉に拍手が巻き起こる。続いて「ぜひ我々に、清き一票とは申しません。お金をください! チケットを買ってください!」と懇願すると、今度は拍手が大きな笑い声へと変わった。登壇の際ファンに投げキッスをするなどして、ひと際黄色い声援を浴びていたのは、溝端淳平、賀来賢人に続き若手サラリーマン役を演じる大東。「福田さん作品のファンでもあるので、出演が決まってすごくうれしいです」と待望の初参加に顔をほころばせる。またヒロインのOLちゃん役を演じるのは、ミュージカル『ピーターパン』など数多くの舞台経験を重ねてきた高畑。安田の気迫に押されながらも、「皆さんのキャラが濃いので、それに負けないよう頑張ります」と抱負を述べた。その後アルゴ&ピースが意気込みを語ろうとするも、安田の予測不可能な言動に、ふたりのペースは乱れるばかり。記者からの「マニフェストは?」という質問にも、安田はまったく関係のないノープラン発言を続ける。ついにはモテリーマンお約束(?)のおならを出すかと思いきや、それも不発に。すると「私のマニフェストは以上でございます」と苦笑いを浮かべ、会場は再び爆笑に包まれた。そんな安田を見て大東は、「前回の賀来くんから、“安田さんには気をつけろ”と言われていましたが、今それを痛感しています」と苦笑混じりにコメント。福田も「キャスティング的に言うと、今までで最低のメンバー」と笑い、「一番くだらない連中がそろったと思うので、僕自身もすごく楽しみです」と述べ、モテリーマンのバカバカしい世界観にさらなる磨きがかかることを予感させた。舞台『スマートモテリーマン講座』は、1月17日(木)から27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、2月1日(金)から3日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、2月9日(土)に福岡・キャナルシティ劇場にて上演。チケットは、東京公演・大阪公演が10月27日(土)、福岡公演が12月1日(土)より一般発売される。取材・文:野上瑠美子
2012年10月24日10月24日(水)に1年9か月ぶりのNEWアルバム『JACK & JOKER』をリリースするTHE MODS。故障によるライブ延期、野音でのライブ、震災からチャリティライブに変わった30本のツアー。激動のデビュー30周年イヤーを経て放たれた様々な思いの詰まった今作は、これからもROCKし続けるMODSのスタンスを感じさせるストレートかつ、深みのある一枚となった。このアルバムを携えて11月より全国ツアーがスタート。大晦日には6年ぶりとなる地元・福岡でのカウントダウンライブも決定。ゲストにEL CAMINO、が~まるちょばを迎える。【公演情報はこちら】NEWアルバム『JACK & JOKER』リリースに寄せて、森山達也(Vo,G) 、佐々木周(Dr,Vo)のふたりがインタビューに応じてくれた。今回のアルバムコンセプトについて森山達也(Vo,G)は「タイトルに『JACK & JOKER』とついているように、“JACK”というのは実は、兵隊というかQUEENとKINGを守る役目で戦いの人な訳。トランプの中で。“JOKER”ってのは、みんなが知っているように、いたずら好きで、運命を変えたりとかユニークな存在。今回のアルバムはそういう“JACK”的要素、ちょっとシビアで戦いまでと言ったら大げさだけどそういう部分と、“JOKER”的なユーモア、いたずら的な部分がうまく入ればいいかなと。それが、両方うまくメッセージになってればいいのかなと思う」。11月2日(金)からスタートする全国ツアーについて佐々木周は(Dr,Vo)、「CDは10月に出るんですけども、CDとはまた違うアレンジでライブで楽曲が出てくると思うんで、その辺も楽しんで欲しいなと思います」。地元福岡での6年ぶりのカウントダウンライブの中身について森山達也(Vo,G)は、「迷うなぁ(笑)。そこまで考えてないけど。でもいつもよりは、まぁこっちも楽しんでやりたいと思ってるし。たぶんちょっとレアな曲もあるかもわからないし。MODSだけというよりも、EL CAMINO、が~まるちょば込みで楽しんでくれたらいいなぁと思いますね」。全国ツアーは11月2日(金)、静岡・Live House 浜松 窓枠でスタート。チケットはいずれも発売中。インタビュー全容は@チケットぴあにて掲載。
2012年10月24日今年結成10周年を迎えたピアノ・デュオ、レ・フレールが、10月13日に「家族で楽しもう!バギ・ウギ・ライブ」大阪公演を松下IMPホールで開催した。「家族で楽しもう!レ・フレール バギ・ウギ・ライブ」東京追加公演の情報レ・フレール(フランス語で兄弟の意味)は、2002年に横須賀市出身の斎藤守也(兄)と斎藤圭土(弟)の兄弟により結成されたピアノ・デュオ。独創的な楽曲、四手連弾のピアノ演奏スタイルで、ジャンル・世代を問わず幅広い人気を獲得している。今回の「バギ・ウギ・ライブ」は、「バギー(ベビーカー)」と「ブギ・ウギ」をかけてレ・フレールが新しく創ったタイトル。幼いこどもたちと家族に一緒に音楽を楽しんでもらいたいとの想いが込められている。もちろんライブは0歳児から入場可能で、当日はバギーで来場でき、ピアノ連弾演奏やブギ・ウギのリズムなどを目一杯楽しめる趣向だ。10月13日の大阪公演では、生演奏の迫力を間近で体感できるように、ステージ近くにキッズコーナーも設置。連弾に見とれたり、音楽に合わせて体を動かしたり、会場全体で手拍子をしたりと、思い思いにライブを楽しむこどもたちの笑顔に会場全体が包まれた。「家族で楽しもう!レ・フレール バギ・ウギ・ライブ」東京公演は、11月4日(日)に日本橋三井ホールで開催。チケットは、14時開演公演は完売。同日17時開演の追加公演のみ発売中。
2012年10月24日劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』〈エルサレム・バージョン〉が10月23日(火)に開幕する。作品は『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバーの出世作。今回の公演は劇団創立60周年記念公演第4弾と銘打ち上演される。開幕に先駆け22日、東京・自由劇場にて公開舞台稽が行われた。劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」エルサレム・バージョンのチケット情報物語はキリストが十字架に掛けられるまでの最後の7日間を描くもの。ユダヤの王、ローマ、ユダヤ大司教と3重の支配に苦しめられている当時のパレスチナの状況や、そこに現れた救世主ジーザス、権力者の思惑、ジーザスを愛しながらも裏切るユダの苦悩、そして扇動されやすい民衆の心など、ここで描かれるのは聖書の世界ではなく生々しい人間ドラマだ。そこにロイド=ウェバーの天才的なメロディがドラマチックに絡み、うねるように物語が展開していく。四季ではシンプルなセットと歌舞伎風メイクで上演する〈ジャポネスク・バージョン〉と、舞台上にイスラエルの荒野を作る〈エルサレム・バージョン〉の2通りあるが、リアリスティックな〈エルサレム〉はより物語世界に入り込みやすく、登場人物たちの苦しみや葛藤、愛、叫びといった心のうちがダイレクトに客席に届く。劇団四季では本作を1973年に初演。現在では『キャッツ』『ライオンキング』などビッグタイトルを上演し、四季といえば大作ミュージカルといった印象すらあるが、それらに先駆けて上演された本作は“四季ミュージカルの原点”とも呼べるもの。今回も気合いの入った熱い舞台になった。ジーザスを演じる芝清道は「この作品では、ジーザスを神格化された存在ではなく、ひとりの男として描いています。民衆たちの求めに、悩み苦しみ、翻弄されていく人間・ジーザスのドラマをしっかりとお客様にお届けできるよう務めていきたいと思います」とコメント。芝をはじめ、ユダ役の金森勝、ローマの総督ピラト役の村俊英、ヘロデ王の下村尊則ら、熟練のキャスト陣が揃い、隙のない芝居をみせている。さらに作品を支えるアンサンブルも熱気ある演技で、見ごたえ十分。アニバーサリー・イヤーに劇団四季が贈る“原点”を、堪能してほしい。公演は11月18日(日)まで。また11月25日(日)から12月13日(木)にかけては〈ジャポネスク・バージョン〉も上演される。見比べてみるのも面白い。チケットはともに現在発売中。
2012年10月23日市井の人々の情けなくも愛おしい姿を、コメディタッチで描き出す劇団「ラッパ屋」。その新作『おじクロ』が、11月8日(木)、東京・紀伊國屋ホールにて開幕する。そこで主宰であり、作・演出を手がける鈴木聡に、本作の構想を訊いた。ラッパ屋チケット情報今人気沸騰中の5人組アイドル「ももいろクローバーZ(以下ももクロ)」。今年53歳を迎えたベテラン演劇人・鈴木が、自分でも驚くほどこのももクロにハマっている。というのも、これまでまったくアイドルに縁がなかった鈴木。最初はインターネット動画で見たファンの盛り上がりに、“職業柄”興味を抱いただけだった。「ライブDVDを見たら、もう号泣(笑)。同じエンタテインメントを作る人間として、まずそのパフォーマンスに芸能としての力を感じたんです。そしてやっぱり彼女たちの笑顔。あれは絶対に作った笑顔じゃないし、全力でステージを楽しんでいる。その“全力感”に惹かれたんです」。ももクロのステージに心揺さぶられた鈴木。彼はそこから、ある重要なメッセージを受け取ったと言う。「要するに自分は、こんなに全力で楽しめているかってことですよね。すべてが自分に返ってくる。そして僕の創作の出発点になっているのが、“今自分は何を感じているのか”ということ。だから今、これほどももクロに心動かされていることを、作品として残すべきだと思ったんです」。昨年の本公演『ハズバンズ&ワイブズ』では、震災直後の夫婦たちの物語を描いた。「やっぱり去年は、地震のこと以外考えられなかったですからね。逆に言うと、その次が難しい。で、そんなときに出会ったのがももクロ(笑)。人を明るくする、勇気づけるももクロのパフォーマンスに、『あぁ、これだよな』と。ももクロに背中を押してもらったというか、感謝の気持ちでいっぱいですね」。ももクロをテーマにしつつ、やはりそこはラッパ屋。「僕が描きたいのはアイドルオタクではなく、むしろ日常で生きることに難しさを感じている人たち。だからももクロ自体の話ではなく、ももクロにハマったオヤジたちの芝居にしようと。とうぜん最初は拒絶する人もいます。でも最終的には、5人で踊ってしまおうかと(笑)」。ももクロといえば、百田夏菜子が見せる“エビ反りジャンプ”が大きな見どころ。「それはラッパ屋でも?」と尋ねると、鈴木は「気持ちはね」と笑う。オヤジたちが見せる“全力感”にも、きっと多くの観客の心を動かす何かがあるはずだ。公演は11月8日(木)から 18日(日)まで東京・紀伊國屋ホール、11月23日(金・祝)に福岡・北九州芸術劇場中劇場にて上演される。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年10月23日青木隆治がFace<フェイス>というアーティスト名で12月12日(水)にデビューアルバム『扉』をリリースする事が決定した。モノマネや、最近ではNTV系ドラマ「東京全力少女」で俳優としても活躍している青木隆治。これまでも青木隆治名義ではCDをリリースしていたが、今回別の名前を得て、新たなアーティスト活動をスタートする。青木は自身のブログで「バンドでもユニットでもないんですが、Face<フェイス>はバンド名みたいなもので、ボーカル・青木隆治ということです。音楽はFace<フェイス>という名前で活動していきます♪ドラマやバラエティーは今まで通り青木隆治です☆」とファンに向けてコメントを発表している。青木は12月27日(木)からは全国ツアー「青木隆治 CONCERT TOUR 2012-2013」を開催。2013年1月29日(火)の日本武道館公演まで10公演行われる。チケットは10月27日(土)午前10時より発売開始。 なお、チケットぴあでは東京公演のチケット先行抽選プレリザーブを実施中。受付期間は10月24日(水)午前11時まで。■青木隆治 CONCERT TOUR 2012-201312月27日(木)ニトリ文化ホール(北海道)12月29日(土)仙台サンプラザホール(宮城県)1月5日(土)大阪国際会議場メインホール(大阪府)1月6日(日)愛知県芸術劇場大ホール(愛知県)1月9日(水)福岡サンパレス(福岡県)1月14(月・祝) 広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)1月15日(火) サンポートホール高松(香川県)1月18日(金)新潟県民会館(新潟県)1月20日(日)金沢歌劇座(石川県)1月29日(火)日本武道館(東京都)
2012年10月23日俳優・玉木宏が2013年3月、東京・大阪・名古屋の3都市で行われる舞台『ホテル マジェスティック ~戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛~』で初舞台にして初座長を務めることが発表された。今作は、ベトナム戦争を撮影し、アメリカジャーナリズム界の最高峰“ピュリツァー賞”に輝いた戦場カメラマン、澤田教一とその妻サタ、そして同僚や親友たちとの人間模様を、ベトナム戦争時に世界中のマスコミが使用したホテルマジェスティックを舞台に描くオリジナルストーリー。脚本は樫田正剛、演出は星田良子が手掛ける。玉木は主人公の澤田教一を演じる。澤田教一氏が愛用していたカメラを使っているなどカメラが趣味の玉木は「自分と澤田教一さんは共通点もあると感じています。現在は、舞台に向けて勉強している最中です」と抱負を語った。共演は妻・サタを演じる酒井美紀ほか、徳山秀典、秋山真太郎(劇団EXILE)、紫吹淳、別所哲也ら多彩な顔ぶれが揃う。公演は東京・新国立劇場中劇場にて2013年3月7日(木)から17日(日)まで上演される。その後、大阪・森ノ宮ピロティホールにて3月20日(水祝)から24日(日)まで、名古屋・名鉄ホールにて3月26日(火)から27日(水)まで巡演する。チケットは12月22日(土)より一般発売開始。
2012年10月23日韓国出身のソロ歌手・キム・ヒョンジュンが、日本1stアルバム『UNLIMITED』(12月12日発売)のビジュアル&ジャケット写真を公開した。キム・ヒョンジュンの公演チケット情報ビジュアルは、キム・ヒョンジュンがアンプを前にギターを持ちリラックスしている様子で、はだけたシャツから胸のボディ・ペインティングがのぞく、セクシーなショットとなっている。同アルバムには、日本デビューシングル『KISS KISS/Lucky Guy』や最新ヒット曲『HEAT』のほか新曲『Your Story』『I’m Yours』『Save Today』の3曲などを加えた全14曲が収録される予定。DVD付きの初回限定盤2種と通常盤の3種に合わせ、ジャケット写真も龍のボディ・ペインティングが印象的な横顔のアップや、鮮やかなコバルト・ブルーのレオパード・ジャケットをさっそうとひるがえしている様子、アートなコラージュの中でたたずんでいる姿の3パターンで展開される。なお、2013年1月6日(日)に兵庫、1月9日(水)に埼玉で、主演ドラマ『都市征伐(原題)』のイベントが決まっていたが、同アルバムを携えた全国ツアーの初日、2日目公演に変更されることも発表された。韓国の人気ロックバンド・DOWN HELLを引き連れて行うツアーで、2公演以降の詳細は今後発表される。
2012年10月23日歌舞伎俳優の市川海老蔵が来年1月の『新春浅草歌舞伎』に14年ぶりに出演することが発表された。海老蔵は第1部で『寿曽我対面』の工藤祐経、初役で挑む『幡随長兵衛』の幡随院長兵衛、第2部で『毛谷村』の杣斧右衛門、『口上』、『勧進帳』の武蔵坊弁慶と全ての演目に出演する。海老蔵に現在の心境を訊いた。「浅草は若い俳優たちがやるフレッシュなお祭りであって欲しい」という思いもあり、はじめは出演を辞退したそう。だが「幡随院長兵衛はいつかはやる役。父(市川團十郎)が元気なうちに習っておきたいですから、それは今がチャンスだと思う」と前向きに答える。それでも侠客の元祖と言われ、度量の大きさをみせる長兵衛役については「気合を入れないとね。恥をかいてでも今やって、(いつかは)出てきただけで『ああ、やっぱり成田屋(海老蔵の屋号)の長兵衛だな』と思わせたい」と胸のうちを明かした。弁慶は1999年1月に同じ浅草歌舞伎で初めて演じた。「(初役の時は)すごかったんですよ、精神的に。そいういう思いに浸りながらできるのは感慨深いなと。まさかまた浅草でやらせてもらえるとは思わなかったので、一から考え直し、作り直して再構築しようと思っています」と語る。相手役の富樫は「ずっと前から一緒にやりたかった」という片岡愛之助が勤める。『口上』は「三が日なのでにらむ方向も視野に入れてます。基本は仕初式(しぞめしき)でしょうね」と話す。その来年は浅草のあと2月、3月に團十郎と一緒に『オセロー』に出演、4月以降も12月までスケジュールがぎっしり詰まっている。来年の抱負を訊くと「無事に生き延びる」ときっぱり。「(浅草歌舞伎は)『勧進帳』で締めくくれるということで、何か見つかるんじゃないか。休むよりかは出続けて(何かを)見つけたい、そして次に進もうかと」。公演は2013年1月2日(水)から27日(日)まで東京・浅草公会堂で上演。チケットは11月24日(土)より一般発売開始。
2012年10月23日11月16日(金)に開幕する、瀬奈じゅん主演舞台『Chanson de 越路吹雪「ラストダンス」』のファン感謝イベントが10月19日、東京・シアタークリエにて行われた。出席者は、瀬奈のほか共演の斉藤由貴、大澄賢也、柳家花緑。「愛の賛歌」など数々のヒット曲を歌い、いまだに伝説として語られる越路吹雪。56歳の若さでこの世を去った彼女の33回忌にあたる今年、その生涯を綴る舞台が上演される。主演は元宝塚トップスターの瀬奈じゅん。越路を支え続けたマネージャーであり、作詞・訳詩家としても名高い岩谷時子は斉藤由貴が演じ、越路を取り巻く人々を大澄賢也、柳家花緑、宇野まり絵、別所哲也が演じる音楽劇だ。この日は、司会を務めた花緑が「稽古がまだ始まっていなくて、“皆さん、はじめまして”に近いんですよ! 稽古場の面白いエピソードとかもありません(笑)。ここから(キャストが)打ち解ける、その第一日目です」と明かすも、終始和やかなムードで展開。「プレッシャーがあるんじゃないかとよく言われますが、私は何ひとつプレッシャーを感じていません(笑)。とにかく私の身体を通して越路さんの生き様を皆さまにお届けできれば」と意気込みを語った瀬奈は、「越路さんが宝塚歌劇団生として入学する少女の頃から物語が始まることに、びっくり。それに、影の強い方というイメージでしたが、脚本を読んだらすごく天真爛漫で、そこにも驚かされました。でも音楽学校生の頃の屈託のなさ、上級生に悪さをしてもあまり怒られないところとか……自分に似てるかな(笑)」と語るなど、大スターを演じることを楽しんでいる様子。また、斉藤は「岩谷さんとお仕事をご一緒させていただいたこともありますし、すごく大好きな方なので、とても光栄。岩谷さんは越路さんの影のマネージャーではなく、人生をとして越路吹雪という歌手と一緒に生きた方。脚本を読んで、胸が熱くなりました」と、こちらも愛情たっぷりに自分の演じる役柄について話した。大澄、花緑はそれぞれ6役、7役があるという苦労を嘆き、大澄は得意のダンスシーンがあるかという質問に対し「越路さんが歌ってる後ろでバックダンサーをやるとか、(役を増やして)勝手に踊っちゃおうか」と少々やけっぱちに語り、客席の笑いを誘っていた。イベントでは瀬奈が「ラストダンスは私に」「愛の賛歌」の2曲も披露、ドラマチックに歌い上げた。「本番では20曲近く歌いますが、1幕は舞台に立っている越路さんという形でショー的要素が強い。2幕は、誰に聞かせるわけでもなく、越路さん自身が心情を歌う形になっていく」とのことなので、その歌い方の違いなども楽しみにしたい。公演は11月16日(金)に東京・かめありリリオホールで開幕。その後12月4日(火)から19日(水)にシアタークリエ、11月27日(火)に石川・北國新聞赤羽ホール、12月22日(土)に愛知・中日劇場、12月29日(土)・30日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットはいずれも発売中。ほかに長野、山梨公演もあり。
2012年10月23日LUNA SEAがライブ「LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」の追加席を販売する事を決定した。【公演情報はこちら】このライブは2012年12月23日(日)大阪・大阪城ホールと2013年1月11日(金)12日(土)13日(日)と18日(金)19日(土)20日(日)に東京・日本武道館で行われるライブで、既に全日程完売していたが、この度ステージプラン決定により、追加席の販売が決まった。12月12日(水)にはBRAND NEW DOUBLE “A” SIDE SINGLE『The End of the Dream / Rouge』をリリースするLUNA SEA。今回の追加席販売はファンにとって喜ばしいニュースだろう。チケットの発売は10月27日(土)午前10時より。■LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream2012年12月23日(日)大阪城ホール(大阪府)OPEN 16:00 / START 17:002013年1月11日(金)日本武道館(東京都)OPEN 17:30 / START 18:302013年1月12日(土)日本武道館(東京都)OPEN 16:00 / START 17:002013年1月13日(日)日本武道館(東京都)OPEN 14:00 / START 15:002013年1月18日(金)日本武道館(東京都)OPEN 17:30 / START 18:302013年1月19日(土)日本武道館(東京都)OPEN 16:00 / START 17:002013年1月20日(日)日本武道館(東京都)OPEN 14:00 / START 15:00
2012年10月23日11月15日(木)に東京・TOKYO DOME CITY HALLで「鹿鳴館伝説PARTⅡ~LEGEND OF ROCK MAY KAN」が開催する。【公演情報はこちら】このイベントは2010年に老舗ライブハウス「目黒鹿鳴館」の30周年を記念して行われた企画の第2弾。出演はPlastic Tree、Creature Creature、MERRY、lynch.の4組。いずれ劣らぬ人気バンドの共演も、日本のヴィジュアル系の歴史を見てきた目黒鹿鳴館のイベントならではだろう。チケットは発売中。■鹿鳴館伝説PARTⅡ~LEGEND OF ROCK MAY KAN日時:11月15日(木) 17:00/18:00会場:TOKYO DOME CITY HALL(東京都)出演:Plastic Tree/Creature Creature/MERRY/lynch.料金:スタンディング・指定席共に6000円(ドリンク代別途必要)
2012年10月23日10月22日、『ワールドカップ・セブンズ アジア地区予選』に臨む男子7人制ラグビー日本代表の記者会見が行われた。会見に出席した太田治チームディレクター、瀬川智広ヘッドコーチ、坂井克行キャプテンは1位突破へのこだわりを見せた。「(アジアセブンズシリーズ第3戦)『ムンバイセブンズ』で準優勝に終わったリベンジをする意味でも、アジアNo.1になりたい」(太田TD)、「ムンバイでは思うようなラグビーができなかった。ブレイクダウンを有効に使い、ボールを動かすラグビーで1位突破したい」(瀬川HC)、「いいメンバーが揃い、非常にいいチームに仕上がっていることを証明するために1位で出場を決めたい」(坂井主将)。東京セブンズ2013 開催情報今回の代表チームは9月のアジアセブンズシリーズ第1戦『ボルネオセブンズ』で優勝したが、第2戦『上海セブンズ』は中国国内の情勢により欠場。10月の第3戦『ムンバイセブンズ』決勝で香港に7-28で敗れ、準優勝に甘んじた。来るべき予選に向けて、継続的に強化してきたのだ。指揮官も「今回のメンバーはひと言で言えば、びっくりするようなメンバーではない。トップリーグが中断する期間にもかかわらず、新たなメンバーを加えなかったのは、このメンバーでやる方がやりたいラグビーができると信じているから」と明かした。さらに主将への期待感を続けた。「坂井は信用している選手のひとり。(坂井が欠場した)『ムンバイセブンズ』では個々の能力は高かったが、ゲームメイカーが不在だった。彼のゲームメイクに期待している」(瀬川HC)。瀬川HCの期待を聞いた坂井は「僕の長所は性格が明るいだけなんですけど(笑)」と謙遜した上で、「大学4年で、初めてセブンズに呼んでもらって、そこから飛躍することができた。やればできると自信をつけさせてもらった。セブンズに対する思いは強いです」と語った。『ワールドカップ・セブンズ アジア地区予選』は11月2日(金)・3日(土)・シンガポールにて開催される。また、来年3月30日(土)・31日(日)に東京・秩父宮ラグビー場にて行われる『東京セブンズ2013』チケットは、チケットぴあにて12月31日(月)までスーパー早割を受付中。
2012年10月23日