チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (284/342)
韓国の人気俳優、パク・シフが9月2日、東京国際フォーラム ホールAで開催された、NHK-BSプレミアムで放送中の韓国ドラマ『王女の男』(日曜午後9時)のコンサートに登場した。イベントのほかの写真同作は、王族の娘・セリョン(ムン・チェウォン)と重臣の息子・スンユ(パク・シフ)が恋に落ちるが、セリョンの父がスンユの家族を殺したことからスンユは復讐を誓い、ふたりは愛し合いながらも引き裂かれていくという“朝鮮版『ロミオとジュリエット』”とも言える正統派時代劇ロマン。放送前の今年6月に、特集番組の公開収録で来日したパク・シフは「数か月前にみさんにお会いして、またこうしてお会いでき、嬉しくて胸がときめいています」と挨拶すると、待ちわびたファンから大歓声が上がった。トークでは撮影を振り返り、セリョンを助けて一緒に落馬するシーンについて、「ワイヤーに吊られ腰が痛かったです。撮影に長い時間かかってとても苦労しました」。セリョンとのキスシーンについては「どうせならもっと濃厚にすれば良かった」とコメントし会場を沸かせる一幕も。また、軽快なダンスを交えて自身のミニ・アルバムに収録されている『シャンプー』や、ドラマのサウンドトラックから『今日も愛してる』、TUBEの『シーズン・イン・ザ・サン』などを披露すると、観客は総立ちで盛り上がった。
2012年09月04日JUJUが11月7日(水)にキャリア初のベストアルバムをリリースすることが決定した。【公演情報はこちら】ベストアルバムのタイトルは『BEST STORY』。こちらは2枚同時リリースとなっていて、これまで彼女が発表してきた楽曲から、切ない恋心や愛の悲しみ・喜びを表現した「LOVE」編と、人生の素晴らしさや苦しさを綴った「LIFE」編に分かれている。JUJUはベストアルバムリリースに対し「BEST ALBUM..まさか私がベストアルバムを出す日が来るとは!デビューしてから今日までにあったことをぐるぐると思い出してしまいます。ともあれ今回のこの2枚のベストたちで、私とみなさんの出逢いから今までの間に起こった色んなことを思い出していただきつつ一緒に思い出を振り返れたら嬉しいデス!!」とコメントを寄せている。10月からはカヴァーライブイベント・「ジュジュ苑」を開催する。今回、10/10(水)即日完売につき、10月9日(火)に日本武道館公演での追加公演が決定した。現在、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。期間は9月5日(水)午前11時まで。■JACCS presentsジュジュ苑 全国ツアー 201210月9日(火)東京・日本武道館【追加公演】10月10日(水)東京・日本武道館10月15日(月)福岡・福岡サンパレス10月16日(火)神戸・神戸国際会館こくさいホール10月19日(金)名古屋・名古屋国際会議場センチュリーホール10月24日(水)大阪・オリックス劇場10月25日(木)大阪・オリックス劇場10月30日(火)札幌・ニトリ文化ホール
2012年09月04日韓国出身の女性4人組グループ、2NE1(トゥエニィワン)が8月31日、初めてのワールド・ツアー「NEW EVOLUTION 1st Global TOUR」(7か国11都市)の日本公演を大阪城ホールよりスタート。追加公演を含む3夜連続の公演で3万6000人を熱狂の渦に巻き込んだ。2NE1の公演チケット情報全国7万人を動員した日本デビュー・ツアーから1年。昨年をはるかに上回る全国12万人を動員予定の同ツアーでは、2NE1を代表するヒット曲をはじめ、通常のイベントなどでは聴くことがでない楽曲の数々が生バンドでアレンジされる。そのステージ・パフォーマンスに、より新鮮な印象を受けるだろう。また、2NE1らしいファッショナブルながら全体的にキュートなイメージを感じさせる色とりどりのステージ衣装も大きなポイントだ。公演は、9月7日(金)・8日(土)に愛知・日本ガイシホール、11日(火)・12日(水)に神奈川・横浜アリーナ、29日(土)・30日(日)にさいたまスーパーアリーナで行われ、日本ツアー後に欧米やアジア地域での開催が予定されている。また、2NE1は、19日(水)に約半年振りとなる新シングル『I LOVE YOU』のリリースも決定している。
2012年09月03日神奈川県の逗子海岸にて開催されていたリゾート型ライブハウス「音霊OTODAMA SEA STUDIO 2012」が、9月2日に終幕を迎えた。8年目の今年は6月29日(金)から66日の営業となり、日替わりで様々なミュージシャン・パフォーマーらによるステージが繰り広げられた。【公演情報はこちら】最終日である9月2日は、キマグレンのワンマンライブが満員御礼の1000人のオーディエンスを迎え行われた。音霊の主催者でもある彼らのボリューム満点のステージに、夏の終わりを感じさせないほどの盛り上がりを見せた一日になった。キマグレンは今年デビュー5周年。10月14日(日)には5周年を記念した初の日本武道館公演を控えており、こちらもOTODAMAでのライブ同様、熱の入ったライブになりそうだ。チケットは発売中。■キマグレン LIVE at BUDOKAN 2012ON THE BEACH~武道館を海にしよう!~2012年10月14日(日)会場:日本武道館OPEN15:00 / START16:00 / CLOSE19:00(予定)チケット:5,000円(税込)※4歳以上チケット必要※3歳以下チケット無しでの入場可(膝上での観覧/座席が必要な場合は有料)
2012年09月03日宝塚歌劇団、松竹歌劇団(SKD)に並ぶ、日本の三大少女歌劇団として人気を博してきたOSK 日本歌劇団。創立90周年を迎える今年、その記念公演ひとつとして、9月7日(金)から、東京・三越劇場で『OSK日本歌劇団創立90周年記念公演 レビュー The JUJU~Bliss~』が上演される。そこで同劇団の男役トップスターの桜花昇ぼる、2番手の高世麻央に東京公演にかける思いを訊いた。長い歴史を誇るOSKだが、その道のりは決して平坦なものではなかった。2003年に一度解散したが、すぐに存続の声が上がり、見事復活を遂げた。そんなOSKの魂を、桜花は「雑草の精神」と呼ぶ。「そのたくましさと言いますか、逆境があればあるほど強くなるメンバーばかり。その分、すごく絆の強い劇団だと思います」。また高世は、その絆が作品にも色濃く反映されていると言う。「みんな気心が知れていて、その中で切磋琢磨してお互いを高め合ってきました。そのチームワークのよさが、レビューの群舞力などにも表れていると思います」。そんなOSKを牽引するふたりに、役者としてのお互いの魅力について尋ねた。「桜花さんは太陽とか宇宙とか、そういう壮大なイメージ。目の前のことではなく、そのふたつ、3つ先のことを見られているというか」と高世が言うと、桜花は「私は感覚派ですが、高世くんは非常に頭の回転が早い。頭脳プレーが出来る頼もしい高世くんがいてくれて、私は大変ありがたいです」と続ける。ふたりのバランスのよさも、OSKのチームワークを強めている要因のひとつだと言えるだろう。今回の公演では、第1部で源氏と藤壺のロマンスといった日舞、第2部でジャズやロックの名曲に乗せた洋舞が披露される。「ものすごく斬新で、おしゃれなレビューです。また東京公演のみ、OSKが得意とするラインダンスも見ていただけます」とは桜花。“ダンスのOSK”と言われるだけに、その神髄を存分に堪能することが出来そうだ。“ジュジュ”という言葉には、フランス語で“大切なもの”という意味もある。高世にとって大切なものは、「今この時」。「今しか出来ない表現というものがあると思いますので、その今、この時を大切に、本作にも臨んでいきたいと思っています」。そして桜花にとっては、「OSKそのもの」が何より大切だと言う。「その感謝の気持ちを込めて作品をお届けしたいと思っていますし、お客さまの大切なものが何か、ぜひ私たちと一緒に見つけていただけたらと思います」。東京公演は9月7日(金)から9日(日)まで。取材・文:野上瑠美子
2012年09月03日9月15日(土)・16日(日)に宮城・国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北地区 『風の草原』で開催される、Hi-STANDARD主催のロックフェス「AIR JAM 2012」。こちらの9月15日(土)公演の当日券予約エントリーの販売が急遽決定した。すでに16日(日)の公演がソールドアウトとなっていたAIR JAM 2012だが、9月15日(土)の公演のみ未入金及びキャンセル分が発生したため、当日券予約エントリーが発売される事となった。当日券の販売方法は事前予約受付のみのエントリー方式となり、公演当日の会場でのチケット販売は一切なし。受付期間は9月4日(火)午後11時59分まで実施中。エントリー受付は下記のリンク先で行われる。タイムテーブルも発表され、いよいよ目前に迫ってきたAIR JAM 2012。チケットを購入出来なかった方は、この機会をお忘れなきよう。■AIR JAM 2012日程:9月15日(土)・16日(日) OPEN 10:00/START 12:00/END 20:00(両日共通)会場:国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北地区 『風の草原』(宮城県川崎町)料金:全券種 ¥7,600(税込)出演アーティスト◆9月15日(土)Hi-STANDARD / AA= / DRAGON ASH / dustbox / FRONTIER BACKYARD / HUSKING BEE / マキシマム ザ ホルモン / MIGHTY CROWN / MONGOL800 / SION & The Cat Scratch Combo◆9月16日(日)【SOLD OUT】Hi-STANDARD / ASIAN KUNG-FU GENERATION / BRAHMAN / KEMURI / MEANING / RADIOTS / RIZE / SLANG / 10-FEET / THA BLUE HERB
2012年09月03日ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』が9月2日、東京・シアタークリエにて開幕した。出演は井上芳雄、坂本真綾。『レ・ミゼラブル』の演出家ジョン・ケアードが脚本・演出を担当し、2009年にアメリカで初演された“ふたり芝居のミュージカル”の、日本初上陸だ。『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』チケット情報はこちら孤児院に暮らす少女ジルーシャはある日、院の理事のひとりから、大学へ進学するための奨学金を援助しようという手紙を受け取る。条件は月に一度、彼に手紙を書くこと。一度だけシルエットで見た手紙の主はまるで足長蜘蛛のように足が長く、ジルーシャは彼を足長蜘蛛――ダディ・ロング・レッグズと呼び慕っていく……。日本では非常に良く知られている『足ながおじさん』の物語が、とても可愛らしく瑞々しいミュージカルになった。土や緑の匂いがしそうな素朴で優しい音楽、さらにセットも本に囲まれた書斎、木の温もりが伝わりそうな壁に床、大きなトランク…と、この物語を愛する少女たちが憧れそうな世界だ。登場人物はジルーシャと、ダディの正体であるジャーヴィスのふたりだけ。原作と同じく、ジルーシャがダディに宛てて書いた手紙の形をとって物語が進行していく。ゆえにジルーシャを演じる坂本真綾は出ずっぱりの大奮闘だ。孤児院育ちで、大学でも上流の教育を受けてきた少女たちと会話が通じなかったりと、コンプレックスはあるものの、それが卑屈な方向に表出されることはないジルーシャ。聡明で独創的、あふれ出る言葉にはユーモアがあり、彼女の目に映る世界はキラキラと輝いている。そんなジルーシャを坂本は伸び伸びと表情豊かに創り上げている。膨大なセリフも隅々までクリアで気持ちよく耳に届き、ジルーシャはこの人以外にはいないのではと思うほどにぴったりだ。一方でジャーヴィスは、上流階級に育った青年。ジルーシャの文学的才能を伸ばすために援助を申し出たものの、予想以上の才気を見せる彼女の手紙、そして彼女自身に惹かれていく。ただし「きっと年寄りに違いない」というジルーシャの思い込みで作り上げられた“ダディ”像と自身とのギャップに苦しみ、彼女に打ち明けることができない。ジャーヴィスを演じる井上芳雄は、その戸惑いや、嫉妬心から生まれるいじわるな顔なども丁寧に演じ、“大人の初恋”とでも呼べそうなフレッシュな恋心を見せていた。劇中の「チャリティー」というナンバーで、ジャーヴィスは“誰が誰を助けている?”と歌う。ジャーヴィスはジルーシャに援助をしたが、彼もまたジルーシャから大きなものを受け取った。ジルーシャも与えられたものに甘んじず、自らの手で道を切り開いていく。ロマンチックなラブストーリーでありながら、人生を輝かせるヒントが散りばめられたミュージカル。小説同様、長く愛されていくに違いない。東京公演は9月19日(水)まで。その後9月22日(土)に新潟、9月26日(水)に大分、9月28日(金)・29日(土)に大阪、10月3日(水)に福岡で上演される。
2012年09月03日8月30日から赤坂ACTシアターでブロードウェイミュージカル『シカゴ』が上演中だ。主役のロキシーを演じる米倉涼子は7月に米・ブロードウェイデビューを果たしたばかり。その米倉に公演への思いを訊いた。ミュージカル『シカゴ』といえば、1996年に開幕以来16年もの間ロングランを続け、アメリカのミュージカル作品として歴代1位のロングラン記録を築いている人気作。2008年にこの日本版に初主演した米倉は、2010年の再演を経て、今年7月とうとう本場ニューヨークの舞台に立った。そして今回、本場のキャストと共に日本での凱旋公演が行われる。実に54年振りという日本人女優のブロードウェイ主演。その貴重な経験をくぐりぬけた米倉に感想を聞くと、「『日本人として54年振り』というフレーズは強いかもしれませんが、だからすごいでしょ、なんて気持ちは少しもありません。ただ、日本人でもロキシーという名のついたネイティブという存在であり得るように演じたいという思いです」と淡々と語る。ニューヨークのプロデューサーとの演技や歌、ダンスを収録したビデオのやり取りは1年前から始まり、英語の訓練なども過酷を極めたという。「最初の頃はひどいビデオを送ってたものだな、と今では思います。英語の発音も一語一語直されましたし、歌もダンスもまた一からやりました。終わりはないんだなと改めて思いました」。ただ、ブロードウェイ公演を経てロキシーを演じることが楽になったのだという。「『ロキシーはこうあるべき』という頑なな気持ちがなくなって、すごく素直に演じられるようになりました」。6日間の公演は連日溢れんばかりの満員。「すごくうれしかったけれど、何も覚えていないほど緊張したりする自分は本当にまだまだだなと思いました。達成感よりも、またブロードウェイに行きたいという思いのほうが強い。プロデューサーにも頼んで帰ってきました」と笑う。日本の凱旋公演については「とにかく必死にやるから見守ってほしい」と話す。「通常の来日公演は外国人ばかりで親近感はあまりないかもしれないけれど、そこに日本人である私がひとり入っているだけで、観てくださる方も安心感とともに『大丈夫なのかしら?』ってお母さんみたいな気持ちも持ってくださると思うんです。だから今回は、ふつうの来日公演とも日本版公演とも違う。私自身も同じロキシーだけど、日本公演よりもうちょっと『ワイルドだぜぇ』みたいな(笑)」。今までとは違う、新たなロキシー像が観られそうだ。公演は9月16日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2012年09月03日大塚愛が行う2年ぶりとなるアニバーサリーライブの開催が間近に迫っている。【公演情報はこちら】このライブは「大塚 愛 LOVE IS BORN ~9th Anniversary 2012~」というタイトルで、9月8日(土)から東京・日比谷野外大音楽堂からスタートするもの。2003年9月10日にデビューし、自身も9月9日が誕生日である大塚が、毎年この時期に行っているアニバーサリーライブだ。2010年9月の同ライブで妊娠3か月を発表してから、2年ぶりのライブとなる大塚は公式サイトで「久しぶりのライブだーっ私もみんなも、体力大丈夫かー!集合!全員集合です!!」と開催に向けての熱い意気込みを語っている。当初東京は9月9日(日)のみの開催であったが、申し込みが殺到したため、急遽9月8日(土)の開催が決定。現在チケットぴあでは9月8日(土)の立ち見分のチケットを販売中。こちらも残りわずかとなっているので、気になっている方は是非ご確認を。「大塚 愛 LOVE IS BORN ~9th Anniversary 2012~」9月8日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂9月9日(日) 東京・日比谷野外大音楽堂【SOLD OUT】9月15日(土)大阪・オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)9月16日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール【SOLD OUT】9月29日(土) 愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
2012年09月03日韓国出身の7人組ボーイズ・グループINFINITE(インフィニット)が9月2日、神奈川・横浜赤レンガ倉庫イベント広場で3rdシングル『She’s Back』(8月29日発売)のリリース記念イベントを行った。INFINITEのCD購入者イベントの写真1万人のファンを前に、ソンギュが「お久しぶりです。お元気でしたか?みなさんに会いたかったです」とあいさつすると、新曲の『She’s Back』をはじめカップリング曲『TO-RA-WA』、日本デビュー曲『BTD』など全6曲を披露。“シンクロ率99.9%”と賞賛される群舞でファンを熱狂させた。『She’s Back』のミュージック・ビデオの撮影についても触れ、ホヤが「僕とウヒョン君がプールにダイブするシーンがあるんですが、思ったよりプールの底が浅くて、頭を打ち付けてしまいました」と告白。「それ以来、記憶力が下がったみたい(笑)」とジョークを交えて沸かせた。この日はまた、8月27日に誕生日を迎えたソンヨルと9月3日に誕生日を迎えるソンジョンのサプライズ企画も行われた。ウヒョンの音頭で、メンバーとファンが一緒にバースデー・ソングをふたりにプレゼント。誕生日ケーキも登場し、ふたりもご機嫌。「こんなに大勢集まってもらって、こんなイベントまでしてもらって嬉しい」(ソンヨル)、「新しい良い思い出ができました」(ソンジョン)と喜びを語った。そして、「トラワ」(=戻ってきて)コールに導かれ、メンバーはアンコールで『追撃者(The Chaser)』を披露。最後に、ソンギュが「信じられないくらい嬉しいです。超ありがとうございます!」とあいさつすると、3000人とハイタッチを行い、ファンを再び絶叫させた。
2012年09月03日超新星のソンモと SUPER JUNIORのカンインがダブル・キャストで主演を務める話題の『ミュージカル 宮(クン)』が9月1日、東京・五反田ゆうぽうとホールで開幕した。「ミュージカル 宮」公演チケット情報「もしもまだ韓国に王室が続いていたら…?」という設定の少女マンガ原作のドラマを舞台化。皇太子と平凡な女子高生、互いに違う環境で育った身分が違う男女の恋と成長を描く。2010年秋の韓国初演ではユンホ(東方神起)が皇太子シン役を演じ、アジア各国で話題に。昨年12月の東京公演では、ソンモ(超新星)とキム・キュジョン(SS501)がダブル・キャストを務めた。今回は、舞台セットを全面リニューアルし、劇中の曲が3曲追加される。2度目のシン役を務めるソンモは、会見での「2回目で余裕がある。もっとレベルアップしたステージを見せたい」という言葉通り、登場シーンから堂々たる演技。落ち着きを払い、シンになりきった姿は、自信すら感じさせた。そんな“ツンデレ皇太子”が、一瞬だけ“超新星のソンモ”になるアドリブはファンにはたまらないだろう。ほかの役者との掛け合いも絶妙で、よいチームワークをうかがわせた。観客はほぼソンモのファンという状態で、ソンモにとっては“ホーム”。ファンとの“呼吸”が安心感を生み、ソンモの力となっているようでもあった。シンの相手となる女子高生のチェギョン、ライバルのユル、コン内官、皇太后ほか個性的で魅力的なキャラクターを演じる役者の安定した演技も目を引く。彼らは前回も演じており、もはや“顔なじみ”。声援が飛ぶほどの人気で、演じ手と観客の間に心地よい空気感を生み出す。劇中、随所に笑いがちりばめられ、日本語が飛び交い、お笑いのギャグを入れるサービスも嬉しく、何度も笑ってしまうはずだ。前回を観ていると、おもわずニヤリとしてしまうシーンもある。“アットホーム”な舞台からは、役者陣の「観客を楽しませよう」という心意気がひしひしと伝わってきた。また、より立体的に奥行き感を出した舞台セットやLEDを使った演出にも注目だ。客席をも巻き込んだ、ファンミーティングさながらのサプライズ演出は、ぜひ楽しみにしていてほしい。「ミュージカル 宮」は、9月13日(木)まで、東京・五反田ゆうぽうとホールにて上演。ソンモは7日(金)まで出演、8日(土)からはカンインが舞台に立つ。チケットは発売中。なお、4日(火)から6日(木)までの14時公演にはソンモのハイタッチ会が行われるほか、ソンモのサイン入り公演パンフレットと『宮』オリジナルTシャツ付きの当日引換券の発売が決定している。
2012年09月03日1年半にも及ぶ大規模な改修工事を終え、東京芸術劇場(東京・池袋)が、いよいよ明日9月1日(土)にリニューアル・オープンする。「東京芸術劇場」の公演情報高い安全性、快適な空間作り、舞台機構の充実に重点を置いた改修工事で、劇的な変貌を遂げた東京芸術劇場。劇場前の池袋西口公園の美化もあわせて取り組まれ、オープンな「出会いと交流の場」が実現した。芸術監督・野田秀樹は「舞台や音楽が好きな人もそうでない人も、みんなが集いやすい空間になりました」とリニューアルの出来栄えに大満足の様子。また今後の目玉となっていく自主公演の充実に向けても「(様々な嗜好に応えられるように)より幅の広い作品を届けられるようにしたいです」と抱負を語った。8月31日に同コンサートホールで行われた記念式典では、読売日本交響楽団の演奏で、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」より第1楽章、J.S.バッハの「管弦楽組曲第3番」より「G線上のアリア」が披露された。指揮の下野竜也は「久々にこのステージで演奏させてもらいました。以前はクリアでシャープで音が鳴るホールでしたが、そこに温かみが加わって、マイルドになったと思います」と好印象のようだ。さらに翌日のリニューアルオープン初日「マーラー:交響曲第2番『復活』」演奏会への意気込みを問われると「がんばります!」と笑顔でひと言。シンプルな言葉には、生まれ変わったホールへの満足度の高さがうかがえる。東京芸術劇場リニューアルオープンのラインナップは、9月1日(土)15時よりコンサートホールで開演の読売日本交響楽団公演「マーラー:交響曲第2番『復活』」を皮切りにスタート。プレイハウスでは「NODA・MAP 第17回公演『エッグ』」[9月5日(水)~10月28日(日)]、シアターイーストでは「TACT/FESTIVAL2012『ショックヘッド・ピーター ~よいこのえほん~』」[9月1日(土)~9日(日)]、シアターウエストでは「東京福袋」[9月2日(日)~9日(日)]が行われる。また9月1日(土)から9日(日)は「芸劇オープニング・ウィーク」と題して、マジシャン、ミュージシャン、アーティスト、ダンサーによる大道芸(劇場前広場)、音と光を使ったショー「光のページェント」(アトリウム広場)、劇団コープスによる「ひつじ」(ロワー広場)など、多彩な催しが行われる。
2012年08月31日名古屋駅桜通口正面に位置し、そのインパクトある名称と看板で知られている大名古屋ビルヂング。名古屋の玄関口に立っていることもあり、他のエリアから訪れる観光客の話題となることも多かった同ビルだが、老朽化にともないこの9月に閉館することとなった。大名古屋ビルヂングの情報現在、大名古屋ビルヂングではそれを記念した写真展「閉館記念写真展」が開催中。1962年の竣工からの50年を、100点以上の写真パネルで振り返ろうという写真展だ。展示会は9月23日(日)まで同ビルの1階にて開催中。入場は無料となっている。なお、大名古屋ビルヂングは建て替え計画がすでに発表されており、隣接していた「ロイヤルパークイン名古屋」の跡地も使い地上34階・地下4階の新ビルの建設が決定している。2012年度着工、2015年度に竣工する予定だ。
2012年08月31日矢沢永吉が武道館公演を含んだライブツアーEIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2012 「JAMMIN’ ALL NIGHT」を行う事が決定した。【公演情報はこちら】ツアーは11月7日(水)広島市文化交流会館から、年末恒例となっている12月17日(月)東京・日本武道館公演まで、全国16か所、22公演が予定されている。8月にはデビュー40周年を記念したライブハウスツアーを敢行し、9月1日(土)には横浜・日産スタジアムにて同じくデビュー40周年記念の大規模なライブを行う矢沢永吉。今回は8月にリリースしたアルバム『Last Song』のリリースツアーも兼ねており、還暦を過ぎて今なお走り続けている永ちゃんを生で見る絶好の機会だ。なお、チケットぴあでは12月12日(水)・13日(木)・15日(土)・16日(日)・17日(月)に行われる東京・日本武道館公演のいち早プレリザーブを実施。受付期間は9月1日(土)午前11時から9月6日(木)午前11時まで。■EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2012「JAMMIN’ ALL NIGHT」11月7日(水) 広島市文化交流会館(広島県)11月8日(木) 神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)11月10日(土) 倉敷市民会館(岡山県)11月12日(月) 仙台サンプラザホール(宮城県)11月13日(火) 青森市文化会館(青森県)11月17日(土) 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(北海道)11月20日(火) コラニー文化ホール(山梨県)11月22日(木) なら100年会館(奈良県)11月25日(日) マリンメッセ福岡(福岡県)11月27日(火) 本多の森ホール(石川県)11月28日(水) 富山オーバード・ホール(富山県)12月1日(土) 日本ガイシホール(愛知県)12月2日(日) 日本ガイシホール(愛知県)12月4日(火) アルファあなぶきホール(香川県)12月5日(水) 鳴門市文化会館(徳島県)12月8日(土) 大阪城ホール(大阪府)12月9日(日) 大阪城ホール(大阪府)12月12日(水) 日本武道館(東京都)12月13日(木) 日本武道館(東京都)12月15日(土) 日本武道館(東京都)12月16日(日) 日本武道館(東京都)12月17日(月) 日本武道館(東京都)
2012年08月31日週刊少年ジャンプ(集英社)に連載中の大ヒットコミック『BLEACH』(久保帯人作)を原作に、2005年に初めて舞台化された『ROCK MUSICAL BLEACH』。“ブリミュ”の愛称でこれまで8公演15万人を動員している本作の最新作が、『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』と題して8月30日、東京・品川ステラボールで幕を上げた。昨年からは一部を除くキャストを一新し、さらにパワーアップ。法月康平、鯨井康介、大山真志ら若手俳優らを中心に、新納慎也、津田英佑、石坂勇というミュージカル界でもトップクラスを配したぜいたくなキャストが揃った。肩の力を抜いて楽しめながらも、随所に見応えのあるアクションエンターテイメントに仕上がっている。『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』チケット情報霊感の強い高校生・黒崎一護(法月)は、偶然、死神・朽木ルキア(佐藤美貴)と出会ったことから、悪霊の虚(ホロウ)を退治する“死神代行”の力を与えられていた。そんなある日、一護の住む町に真っ赤な月が昇る。その理由を調査していた死神たちが次々に殺され、闇商人の浦原喜助(大山)は、血に飢えた“罰刀”を持った謎の男・射真(新納)の存在を指摘する。ルキアと仲間の阿散井恋次(鯨井)、日番谷冬獅郎(河原田巧也)、そして京楽春水(石坂)、浮竹十四郎(津田)らが射真の後を追うなか、同行した一護をかばったルキアは“罰刀”の前に倒れてしまう。舞台は全編にわたり、迫力あるアクションシーンと共に展開。法月は情けないがどこか憎めない主人公・一護を明るくまっすぐに演じ、今回から登場した浦原役・大山が謎めいて艶っぽさも感じさせるのと好対照。女好きの春水を演じる石坂、常に微笑を浮かべている伊達男・十四郎に扮した津田ともども軽いやりとりが笑いを誘い、“死神”とはいえ本作では“仲間”の絆がより強調されている。憎まれ口を叩きながらも互いを思いやる友情がメインテーマなのは少年漫画の王道だが、このミュージカルが多くの人々に愛されている理由もそこにあるのだろう。物語の終盤、射真の謎が明らかになる場面では、事件の動機となった少女・遥華役の彩乃かなみと新納のデュエットが聞き応え充分。恋次役・鯨井の骨太な存在感、朽木白哉役・太田基裕のクールなたたずまいも印象に残った。本編が終わると、今度は15分ほどのレビューショーがスタート。アップテンポな曲で客席を惹きつける浦原の歌から始まり、十四郎が冬獅郎をいじったり、白哉と恋次が微妙にズレた会話を繰り広げたりと歌の合間にも“お楽しみ”を披露。本作ならではの世界観を最後まで楽しめる2時間半となっている。公演は9月9日(日)まで東京・品川プリンスステラボールにて開催。チケットは発売中。取材・文:佐藤さくら
2012年08月31日夏の風物詩として定着したロックフェスティバル「夏フェス」が、2012年も盛況だ。今年で通算16回目を迎えた老舗フェス「フジロック・フェスティバル」は、7月27日から29日まで新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催され、過去最多の延べ14万人(前夜祭を含む)の動員数を記録した。茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で8月3日から5日まで開催された「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」も、昨年を上回る約17万4千人を動員。また、スタートから11年目を迎える「a-nation」は大幅なリニューアルを行った。渋谷を舞台にした「musicweek」に加え、東京都 味の素スタジアムと大阪・長居スタジアムで開催される「stadium fes.」の2本柱で展開され、昨年を上回る約30万人の動員を見込んでいる。ぴあの調査(『ぴあライブ・エンタテインメント白書2008-2010 サマリー版』)によるとロック・フェス市場はこの10余年間に急速に拡大し、いまや音楽コンサート市場の約1割を占めるに至っている。2011年は、震災の影響で開催中止を余儀なくされたものがある一方で復興支援フェスもいくつか開催された。比較的単価の高い主要フェスの活況に牽引され2011年のロック・フェス市場規模は前年比5.9%増の146億円となった。近年は成熟期を迎え、選択と淘汰を繰り返しているフェス市場だが、新たな動きも起こっている。2012年に盛況だったのは、アイドルが一堂に集まるフェスである。その代表例が、3回目を迎えた「TOKYO IDOL FESTIVAL」(8月4日・5日に東京・お台場で開催)。8月11日には前述の「a-nation」の「musicweek」の一環として「IDOLNATION」も開催された。なお、『ぴあ ライブ・エンタテインメント白書 2008-2010 サマリー版』(4,800円)は、電子書籍のみの販売で、Sony Reader Store()/BookLive!()ほかにて、8月31日(金)に発売。
2012年08月31日50歳から本格的に落語と向き合うようになった笑福亭鶴瓶。春の「鶴瓶噺」と秋の「落語会」というふたつの“ライブ”が、生の鶴瓶に触れられる二大チャンスとなった。そのうちのひとつ、『ゆうちょ 笑福亭鶴瓶落語会』が今秋開催される。落語家・鶴瓶に話を訊いた。『ゆうちょ 笑福亭鶴瓶落語会』チケット情報「今年の構成はまだ詰めているところなんですが、ラストでやる噺は決めました。師匠(六代目笑福亭松鶴)の十八番だった『鴻池の犬』という上方落語の古典です。鴻池という名家にもらわれた黒犬と、そうではない人生を歩んだ兄弟犬たちが登場する噺なんですけど、物語の佳境で犬自身がしゃべる場面があるんですよ。それで、犬の表情を研究しておこうかなぁと思いまして。犬のDVDを買っていくつか見てみたんですけど、ダメやったんです。なぜかと言うと、野良犬やないから。この噺に登場するのは野良犬ですからね。そしたら、たまたま仕事でブータンに行ったら、まぁ、野良犬だらけで。じーぃっと見てました。おもろいんです、ブータンの野良犬が(笑)」。研究目的の話ですら、鶴瓶ならではのエピソードに溢れているのが、この人らしい。そんな独自のアプローチによって生み出されるのが鶴瓶がいう「THE オリジナルな話芸」。鶴瓶は今までにも、江戸時代から続く伝統芸であるはずの古典落語を独自の解釈で現代に蘇らせてきた実績がある。「独自の解釈と言っても、行儀の悪いものはダメやと思っています。ずっと古典落語を聴いてくれていた人が『こいつ、変えやがったな』と感じた時に『でも、この変え方なら許す』と認められたいですから。言うたら、挑戦ですよね。とくに初めて落語を聴いてくれる方を絶対に退屈させたくないんですよ。じゃあ、退屈させないために“どう演じるか”が僕の場合、自分なりの解釈に繋がっているのかもしれないです」。では、今年の作品にはどんな鶴瓶の解釈が加えられるのだろうか。「今回の『鴻池の犬』でも、僕の解釈を加えてみる予定なんですが、さらにもっと大胆な解釈で演じるプランもあって。たまたま、ある若手作家(娘の友人)の子に『アレンジしてみたら?』とお題を出したら、けっこうおもしろい本を書いてきたんですよ。それで僕のバージョンの『鴻池の犬』と二席連続でかけたらおもろいかなぁと」。アイディアは尽きないという様子の鶴瓶の語り口に、「落語会」への期待値はいやが上にも高まる。公演は10月17日(水)から21日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演。その後、大阪、宮城、福岡を巡演する。東京・大阪公演のチケットは9月8日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは東京公演のインターネット先行抽選・プレリザーブを9月6日(木)11時まで受付中。取材・文:唐澤和也
2012年08月31日9月22(土)・23日(日)に群馬県水上高原リゾート200で開催されるNew Acoustic Camp 2012の追加出演アーティストが発表された。【公演情報はこちら】今回発表となったのは日本のソウルミュージックの新しい世代を牽引する福原美穂、そして、ハープ&ヴォーカル、ドラム&パーカッションの女性ユニットalbeloの2組。アコースティックサウンドをバックに真っ直ぐに届く福原美穂の声、albeloの北欧の童謡の様なしっとりとあたたかな世界。高原の爽やかな空気と一面の緑に囲まれたNew Acoustic Camp 2012のなかで、また贅沢な体験が増えそうだ。さらにオフィシャルサイトでは、Coleman×New Acoustic Camp 2012のコラボアイテムの紹介、主催側でもあるOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのRONZIとラーメンの名店“頓知房(とんちぼ)”とのコラボ出店「ろんちぼ」に、同メンバーのKAKUEIによるPATICA(パチカ)教室など同フェス独特の飲食出店やワークショップの紹介、会場周辺に点在する温泉や名産品にアクティビティなど、遊びどころ満載の水上高原情報も新たに更新されているので、楽しみながらチェックしてほしい。開催まで1か月を切ったNew Acoustic Camp 2012。なお、チケットも残りわずかな券種が出てきているとのことなので、早めにご確認を。■New Acoustic Camp 2012開催日: 9月22日(土)・23日(日)時間: 開場 22日 8:00/開演 22日 11:00終演予定 23日 15:00※雨天決行会場: 水上高原リゾート200※群馬県利根郡みなかみ町/水上高原 ゴルフコース・こぶしコース出演アーティスト9/22(土)BLACK BOTTOM BRASS BAND/Char/COMEBACK MY DAUGHTERS(ACOUSTIC SET)/福原美穂/インディーズ電力(うつみようこ、佐藤タイジ、高野哲)/仲井戸“CHABO”麗市/Nabowa(ACOUSTIC SET)/ORANGE RANGE(ACOUSTIC SET)/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND/Permanents(田中和将&高野勲 from GRAPEVINE)/菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet Vo/Gt)9/23(日)Albelo/磯部正文&平林一哉/曽我部恵一/高橋優/the band apart(ACOUSTIC SET)/土岐麻子/渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET) and more…(A to Z)
2012年08月31日作・演出はケラリーノ・サンドロヴィッチ、主演が古田新太。さらに八嶋智人、犬山イヌコ、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、平岩紙、山西惇といった面々に、青年座に所属し商業演劇から小劇場まで幅広く活躍する山路和弘が共演と聞いて、食指の動かない演劇ファンはいないだろう。昨年の夏に上演された『奥様お尻をどうぞ』はそんな豪華キャストが集結し、「デタラメは圧倒的な力を持っていると信じている」というKERAが“くだらなさ”を追求した話題作。8月31日(金)にDVDが発売されるのを機に、古田に公演を振り返ってもらった。「前回の『犯さん哉』(2007年。山路、平岩以外の同じキャストで上演)にしてもそうなんですが、この作品は完全にKERAとおいらの、自分たちが若かった時代へのオマージュ。1980年代に比べて今は、くだらないことだけをやって笑わせる劇団が少ないですよね。ウチの劇団だって当時は“ウンコ”とか“チ○コ”とかっていうヒドい役名が普通にありましたから(笑)。そういうバカバカしい舞台をもっとやれよ!っていう、若い人へのおいらたちなりのゲキなんです」。物語は怪しげな“原子力絶対安全協会”に集う人々に、探偵やテレビ局も絡み、現実と非現実、芝居とアドリブさえもが交差するなか徹底的にデタラメな笑いが繰り広げられる。それも、ノンストップの2時間半。古田はブリーフ一丁でパンツからマシュマロを取り出して客席に投げるなど、ナンセンスで生き生きとした姿も印象的だ。「もちろんデタラメといっても、稚拙なのは好きじゃない。芝居が出来る役者でも、どういうやり方で笑わせるかっていうテクニックが分かっている人は意外と少ないんですよ。今回のメンバーはその意味で、どうふざければいいのかを知っている人たち。八嶋君や八十田君すら他のメンバーを見て軽くヘコんでたくらい、笑いの完成度は高かったと自負してます。あまりにくだらなすぎて、たまにお客さんがグッタリしてましたけど(笑)」。DVDはメイキングや出演者コメント、日替りゲストの映像など特典もついた完全版。どんな人に見てもらいたいか尋ねると。「地方の高校で演劇をやっている生徒たちに観てほしいですね。笑いって演技の幅を広げるものだと思うから、ぜひ演劇部の顧問の先生に買ってもらって。いずれは各高校のひと部室に1本、置いてある感じにならないかなと思ってます(笑)」。取材・文:佐藤さくら【DVD】奥様お尻をどうぞ\5,800(税込)2012年8月31日(金)発売◎収録時間本編151分/特典映像35分企画・製作:キューブ[発売元]株式会社キューブ
2012年08月31日9月2日(日)、プレナスなでしこリーグカップが決勝トーナメントに突入する。準決勝のカードはA組1位・INAC神戸×B組2位・伊賀FC、B組1位・日テレ・ベレーザ×A組2位・新潟レディースである。「リーグ戦とカップ戦は別物」とは言われているが、やはりなでしこリーグでも首位を独走するINACが絶対本命であり、リーグ戦2位で大会3連覇を狙う日テレが対抗馬となるだろう。しかし、2強のキーパーソンたちに油断はない。INACの大野忍が「伊賀の選手は一人ひとりが粘り強い。しっかり伊賀戦に集中したい」と言えば、日テレ・岩清水梓も「新潟レディースとはリーグ戦で苦戦しているので、しっかりと準備して臨みたい」と一戦必勝を誓った。プレナスなでしこリーグカップ 開催情報はたしてINACが初優勝を決めるのか、日テレがV3を達成するのか。それとも、伊賀、新潟がジャイアントキリングをやってのけるのか。9月2日(日)・駒場スタジアムで準決勝2試合が開催され、9日(日)・NACK5スタジアムには決勝のキックオフを迎える。また、9日(日)は、準決勝及びグループリーグで敗退した8チームによるオールスター戦も行われる。そう、駒場でNACK5で、ロンドン五輪銀メダルのなでしこジャパンの面々が集結することになるのだ。
2012年08月31日2012NHK杯国際フィギュアスケート競技大会の詳細が決定した。今年は11月23日(金・祝)から25日(日)にかけて宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)にて行われ、高橋大輔や浅田真央らスター選手が出場する。2012NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 開催情報NHK杯国際フィギュアスケート競技大会は、1995年からはISUグランプリシリーズにも組み込まれている、日本を代表するフィギュアスケートの大会。昨年は男子シングルは高橋大輔・小塚崇彦が、また女子シングルは鈴木明子・浅田真央がワンツー・フィニッシュ、またペアでも日本出身の川口悠子とアレクサンドル・スミルノフ(ロシアチーム)が優勝と、日本勢が大活躍したのも記憶に新しい。今年も前回チャンピオン高橋大輔、鈴木明子をはじめ、浅田真央、羽生結弦ら花形選手の出場が決まった。特に地元・宮城県出身、昨年は日本男子選手として史上最年少での世界選手権メダル獲得となった羽生結弦が、地元でどんな滑りを見せるかに注目したい。チケットは9月29日(土)に一般発売開始。チケットぴあではインターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を9月19日(水)11:00から25日(火)11:00で受け付ける。そのほか、参加予定選手は次のとおり。男子シングル:高橋大輔、羽生結弦、村上大介(日本)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)女子シングル:鈴木明子、浅田真央、今井遥(日本)、アリッサ・シズニー(アメリカ)ペア:高橋成美/マービン・トラン(日本)、ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア)アイスダンス:キャシー・リード/クリス・リード(日本)、メリル・デービス/チャーリー・ホワイト(アメリカ)
2012年08月31日アメリカ・ニューヨークにおいて16年以上のロングランを続ける大ヒットミュージカル『CHICAGO』が、8月30日、東京・赤坂ACTシアターにて開幕した。公演前には、出演者の米倉涼子、アムラ=フェイ・ライト、トニー・ヤズベックの3人が囲み取材に応じた。ミュージカル『CHICAGO』チケット情報舞台は1920年代後期のシカゴ。ナイトクラブのダンサーであるロキシー(米倉)は、愛人を殺した罪で投獄されることに。そこで待ち受けていたのは、自らの罪を正当化しようとする女囚人たち。中でも夫と妹を殺害したヴェルマ・ケリー(ライト)は、マスコミによって囚人とは思えぬスター的立場にあった。そんなヴェルマの弁護士を務めるのが、敏腕で知られるビリー・フリン(ヤズベック)。ヴェルマに負けじとビリーを雇ったロキシーは、彼の力を借り、世間の注目を集めるようになる。日本国内においては、米倉を主演に、2008年、2010年と日本語版が上演されてきた『CHICAGO』。今年7月には、米倉が単身ブロードウェイへ。アジア系女優として初めてロキシー役に挑んだ。そして本作は、米倉の凱旋公演とも言える全編英語版での上演。アメリカ版カンパニーのキャストにまったく引けを取らない、米倉の歌、ダンス、英語力に、劇場を埋め尽くした観客たちは終始魅了されていた。舞台を縁取るように作られた額縁のセット。まるでこの物語が、すべて虚飾で彩られた作り物であるかのよう。だがその毒、嘘、欺瞞こそ、『CHICAGO』の世界。ロキシーとヴェルマは自らの虚栄心のために、ビリーは自らの名声と金のために、それらを駆使する。だがそれらに翻弄されるのも彼女らであり、その姿は最高にコメディである。そして本作を一流のエンターテインメントへと昇華させているのが、「ALL THAT JAZZ」や「RAZZLE DAZZLE」といった珠玉のミュージカルナンバー。さらには黒一色のスタイリッシュな衣裳に身を包んだ、俳優たちのダンスとパフォーマンス。シンプルゆえに難易度の高い作品だけに、ブロードウェイの底力を見せつけられた気がした。囲み取材で米倉は、「やり切った感というよりは、自分の未熟さの方が大きい」と明かす。しかし共演者のライト、ヤズベックのふたりから聞かれたのは、「涼子のロキシーは素晴らしい」という絶賛の声。すると米倉は、「皆さんに引っ張ってもらっている感じです。そういった意味ではすごくいい影響を与えてくれているので、やっていてとても楽しい」と笑顔をこぼす。本場の舞台に立ち、さらなる飛躍を遂げた米倉。その確かな成果を、ステージ上の米倉に見た。公演は9月16日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年08月31日赤と黄色のモヒカン頭とスーツ姿が印象的なサイレントコメディー・デュオ“が~まるちょば”による『が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2012』が、8月31日(金)から始まる神奈川公演、11月の東京公演を始め、そのほか全国9か所で上演される。前日の8月30日には公開舞台稽古が行われた。が~まるちょばは、赤いモヒカン頭のケッチ!と、黄色いモヒカン頭のHIRO-PONによる2人組のユニット。そのパフォーマンスは海外でも高く評価されており、これまで30か国を超える国々のフェスティバルに招待され、その数は200以上にもなる。第1幕は、“宙に浮くかばん”など、ふたりの代名詞ともいえるパフォーマンスを観られる『が~まるSHOW』と、それぞれがソロで行う2本の短編作品で構成。『が~まるSHOW』では、言葉にならないかけ声やパントマイムを駆使して、コミカルなやりとりを見せてくれる。また、そのやりとりは舞台上だけにとどまらない。客席も、ふたりの声や動きから意味を受け取って、動きに合わせて手拍子をしたり、一緒に歌を歌ったりと、コール&レスポンスを繰り返していくことで、会場全体が大きな盛り上がりに包まれる。ソロに移ると、賑やかだったムードは一変。サイレントコメディーの名の通り、BGMのない静かな舞台の中で、動きだけでストーリーが展開。しっかり笑わせてくれる。後半の第2幕は長編のストーリーもの。物語は西部劇だ。幼い頃に父を殺され、その仇を討とうと西部をさまよう早撃ちガンマンが謎の美女と出会い、そしてついに仇との一対一の勝負を迎える、という展開。舞台上にはふたりだけしか登場しないが、照明や音響、観ているお客さんも、作品を一緒に作る重要なメンバーだ。さりげないパントマイムのクオリティも高く、笑いとともに驚きもたくさん提供してくれる。初日を迎えるにあたってふたりは「今回は特に笑ってほしい。長編作品はが~まるちょばの初期衝動がつまった作品。さらにソロもお観せします。いままで観られなかったが~まるちょばを発見してもらいたい」とのコメントを発表。セリフを使わないため、年齢や国籍を問わず、どんな人でも楽しめるのが、が~まるちょばの魅力。世界で認められたふたりのパフォーマンスを生で観れる絶好のチャンスだ。9月2日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで上演され、宮城、広島、高知、大阪、福岡、新潟、北海道、愛知、静岡をまわった後、11月27日(火)から東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。なお、これと並行して、が~まるちょばは、『That’s が~まるSHOW!』と題したステージのツアーも開催中。取材・文:大林計隆
2012年08月31日8月28日に東京・渋谷O-EASTで「back"cast"away presentsJUMP × HIGH × JACK -その足は跳ぶためにある-」が開催された。【公演情報はこちら】「JUMP × HIGH × JACK (ハイジャンプ・ハイジャック) -その足は跳ぶためにある-」はロックバンドback"cast"awayが主催し、すべて手作りで作り上げる夏の終わりの一大イベント。トップバッターはSILC set Heaven。出だしから気合の入ったプレイで、客席を沸かせる。続いてはTHE Hitch Lowke。初めて見た人にも伝わるほど、強く熱のこもった演奏と歌唱を見せ、披露した新曲も大きな盛り上がりを見せた。3番目に登場したuniverseは魅せる曲と聴かせる曲のバランスがマッチしており、ボーカルのharuの歌声も会場に力強く響き渡っていた。続いてはUZUMAKIが登場。音圧の強いサウンドに始めこそ面食らった様子の観客だったが、豪快なパフォーマンスを見ると徐々に呼応していき、最終的には会場がの全員がUZUMAKIに魅了されていた。イベントも後半に差し掛かり、続いて登場するのはiMagic.。エレクトロとロックが融合したような曲など、様々なジャンルが合わさった様な楽曲群は、それぞれ特色があって良いライブ。続いての出演はTHE 冠。back"cast"awayのメンバーが「まさか出てもらえると思わなかった」と語っていたベテランは、若者が多い客席と40代の自分を対比させるMCをはさみながらも、楽曲は芯の通ったへヴィーメタルで、ヘドバンを行うオーディエンスも現れるなど、笑いの中にもカッコよさを感じさせるステージだった。そしていよいよトリ前のBrand New Vibeの登場。元々back"cast"awayとは仲の良い彼ら。メンバーとのエピソードを明かしつつも、後から出てくるback"cast"awayには負けないという熱も感じさせる演奏を魅せてくれた。イベントのトリを勤めるのは勿論、back"cast"away。朝早くから会場入りし、様々な業務も自らこなしてからの登場。さすがに集中力が切れているのではと心配になったが、そんな思いは1曲目の「Arrow」のイントロが流れた瞬間に消し飛んだ。まるで見に来てくれたファンや出てくれたミュージシャンに、全身全霊で感謝を伝えようとしているかの様な、パフォーマンスに長い時間を供にした観客も最後の力を振り絞るかの如く応えていた。今回のイベントについてback"cast"awayは「決して、自分達だけで出来たフェスではないと思います」と会場に足を運んだファンを含め、関係する全ての方への感謝を口にし、加えて「このJ×H×Jのようにメジャー、アマチュア入り混じりジャンルは関係なく楽しめて、今後も僕らがテーマとしてる「暖かい空間」やLIVEには必ず欠かす事の出来ない「笑顔」を皆で共有出来る、たくさんの人が「来てよかった」と思ってもらえるようなイベントにしていきたい」と野望を語った。
2012年08月30日主演・森山未來、演出・大根仁という組み合わせによる『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が8月29日に東京・Shibuya O-EASTで開幕した。性転換手術の失敗で股間に「アングリーインチ(怒りの1インチ)」が残ってしまったロックシンガー、ヘドウィグ。愛と自由を求め続ける彼の半生を描いたこの物語は世界中で公演され、熱狂的なファンを持つ。今回はどんなヘドウィグが生み出されるのか、公演前から注目を集めていた。会場に一歩足を踏み入れると、通常の舞台では考えられないスタンディングエリアが際立ち、まさに音楽のライブ開演前の雰囲気。舞台上にはバンドセットが組まれ、その後方には部分的に骨がむき出しになった大きな壁。そこに投影されるのは地震、津波、原発……そんな言葉が躍る新聞だ。ひときわ大きな音楽が鳴りだすと、ものものしい防毒マスクをつけたギタリストが登場し、ギターをかき鳴らす。ドラム、ベースと次々にバンドメンバーが登場したところで、叫び声をあげながら客席から拡声器を持った小柄な人物がステージに登場した。マスクを外すと、イツァーク役の後藤まりこだ。彼女に気をとられているとステージ上方からつぎはぎのマントを身にまとった森山が降りてきた。大きく盛られた金髪、マントの下にはミニ丈のドレスに10㎝はあろうかという赤いヒール。真っ直ぐな視線を客席に投げかける彼の圧倒的な存在感が、既にこの作品の成功を予感させる。フラフラと階段を降りてきたかと思うとサングラスを投げ捨て「わかる?私はゆるい天国とゆるい地獄の間に立ちはだかった日本の新しい壁」と叫び、歌い始めた。舞台背景は3月11日以降の日本。このヘドウィグは立ち入り禁止区域の壁の向こう、スラム街で生まれた存在。そんな大胆な改変に違和感を持つことなくステージに見入ってしまう理由は、森山の立ち方だ。前方で撮影しているカメラマンに声をかけたり、客席に対して「ブスな反応ね!」と吐き捨てたりする森山ヘドウィグに、客席は戸惑いながらのめり込んでいく。そこに立つのはヘドウィグなのか、それとも森山本人なのか。フィクションとノンフィクションの間にそびえた壁が揺らぐ。2012年の東京・渋谷にしか生まれ得ないヘドウィグがそこにいる。まさにライブそのもの、ふたつとして同じ夜がないであろうこの舞台を体験できる幸運を噛みしめたい。ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、9月10日(月)までShibuya O-EAST、9月14日(金)から17日(月・祝)まで大阪・Zepp Namba(OSAKA)、9月22日(土・祝)・23日(日)に愛知・Zepp Nagoya、9月25日(火)・26日(水)に福岡・Zepp Fukuokaにて上演。その後、東京に戻り、9月28日(金)から30(日)までZepp DiverCity(TOKYO)にてツアーファイナルの公演が行われる。取材・文:釣木文恵
2012年08月30日世界的に活躍する作曲家・冨田勲の新制作「イーハトーヴ」交響曲・世界初演公演の制作発表が8月27日に都内で開催。ヴァーチャルシンガー、初音ミクの出演が発表された。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演の公演情報冨田勲は、シンセサイザーの可能性にいち早く着目するなど、独創的な音楽技法を追求し続け、特に電子音楽の分野で世界的評価を得てきた。1974年よりビルボード・クラシカルアルバムチャート連続第1位(『月の光』、『展覧会の絵』、『惑星』)を獲得。日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネートされるなど、音楽シーンの最先端を歩んできた。今年80歳を迎えた世界的巨匠が新制作する「イーハトーヴ」は、構想に10余年をかけた大作。『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『雨にも負けず』など、宮沢賢治の作品を題材にして、人間や自然を超越した宇宙的な力を音楽で描くという壮大なものだ。今回の制作発表でのビッグニュースは、何といってもヴァーチャルシンガー、初音ミクの起用だろう。作曲者自身の熱烈オファーにより実現したという驚きのコラボ。PC用の音声合成ソフトの一種である初音ミクが、冨田勲の交響曲の中でどのように登場するのか。記者会見では『注文の多い料理店』を題材にした楽曲「猫のレストラン」を例にあげて、構想の一端が明かされた。「料理店(山猫軒)の中に人は出てこない。声だけはどこかから聞こえてくるけれど、ボーイの案内もない。色々な部屋に通されて、結局は自分たちが食われるということ分かる。逃げ出そうとしたけれど逃げられない。そこで、突然サーカスみたいな音楽とともに初音ミクが出てきて『わたしは初音ミク、かりそめのボディ』と歌うんです。ミクロの世界、パソコンの中にしかいられないミクが、もうあなた方も出られないんですよ、と暗示する訳です」他にも『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』などの楽曲の重要なポイントで登場するという。「異次元からきた、何者か分からないもの、宮沢賢治の世界観を表現するには初音ミクしかないんです」と、起用の理由を冨田勲は熱く語った。これまでの初音ミクのコンサートといえば、事前にCGで作成したミクのパフォーマンス動画に合わせて、バンドやコーラスが演奏するというスタイル。今回は逆に、大友直人の指揮、日本フィルハーモニー交響楽団と合唱団の総勢300名の演奏に合わせて、初音ミクがライブで歌い、踊るという新しい試みになる。「技術的なハードルが高いですが、目処は立ってきました。電子音楽の歴史に残る冨田先生と初音ミクのコラボは、非常に野心的な試みです」と、初音ミクを手がけるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之も意気込みを語る。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演は、11月23日(金・祝)に東京オペラシティ コンサートホール(東京都)で開催。チケットは発売中。
2012年08月29日アクロバティック・アーティスト集団、シルク・エロワーズが来年2月、最新作『iD(アイディー)』を持って来日する。シルク・エロワーズは、「稲妻サーカス」を意味するエンタテインメント集団。シルク・ドゥ・ソレイユのアーティストのひとりだったジャノー・ペインチャードによって1993年、カナダ・モントリオールで創設された。最新作『iD(アイディー)』は彼らにとって7作目のショーで、2009年にスタートしたヨーロッパ公演を経て、現在北米ツアー中。これまで世界35か国400都市で300万人超の動員を記録したヒット作だ。サーカスの真骨頂であるアクロバットとダンスを融合、映像も駆使したダイナミックなステージで、都会の路地裏で自分たちのアイデンティティーを捜し求める人々の姿を描いていく。公演は2013年2月15日(金)の東京・ゆうぽうとホールを皮切りに、福岡、名古屋、大阪の4都市にて、計48ステージを予定。■シルク・エロワーズ『iD(アイディー)』2013年2月15日(金)・16日(土)東京・ゆうぽうとホール2013年2月22日(金)~24日(日)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール2013年2月27日(水)~3月3日(日)名古屋・愛知県芸術劇場大ホール2013年3月6日(水)~22日(金)東京・TOKYO DOME CITY HALL2013年3月27日(水)~31日(日)大阪・オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)
2012年08月29日東京・赤坂の米国大使公邸で、8月28日、ニューヨークを拠点に活動する音楽家の坂本龍一が、10月6日(土)から東京都美術館で開催される「メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅」のために書き下ろした楽曲「wind, cypresses & absinthe」を、ルース駐日大使や報道関係者らに初披露した。本楽曲のオリジナルCDは、展覧会場で、図録購入者に数量限定で贈呈される。詳細は同展HPまで。メトロポリタン美術館展 開催情報同展覧会では、ニューヨークのメトロポリタン美術館のコレクションの中から133点を出展。古代メソポタミア文明の工芸品から20世紀の写真作品まで、4000年にわたる歴史から各時代を代表する珠玉の作品を一堂に集める。レンブラント、セザンヌ、モネなど、西洋美術を代表する巨匠たちの油彩画も多数出品され、中でも日本初公開となるゴッホの傑作「糸杉」は早くも話題となっている。■メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅2012年10月6日(土)~2013年1月4日(金)会場:東京都美術館 企画展示室開室時間:9:30~17:30、(金)9:30~20:00、(土)9:30~18:00
2012年08月29日韓国出身の人気グループ・超新星のソンモとSUPER JUNIORのカンインが28日、都内で行われた『ミュージカル 宮』の記者会見に登壇した。『ミュージカル 宮』公演チケット情報「王室が続く韓国で、皇太子と平凡な女子高生が結婚したら…?」という韓国の少女マンガ原作のドラマを舞台化。2010年秋の韓国初演ではユンホ(東方神起)が皇太子・シン役を演じ、アジア各国で話題に。昨年12月の東京公演では、キム・キュジョン(SS501)とソンモ(超新星)がダブル・キャストを務めた。今回は、舞台セットを全面リニューアルし、劇中の曲が3曲追加される。ソンモは「2回目で余裕があります!もっとレベルアップしたステージを見せたい。重要なのは、ファンが感じる楽しさ。シンが輝くように、超新星の曲やアドリブを準備しています」と自信たっぷり。一方、初出演のカンインは「焦ってはいませんが、余裕はありません(笑)」。ミュージカルには2度目の挑戦で「初日と千秋楽が違うのは当然と言われますが、初日からよい舞台にして、いつも“同じ公演”を見せたい」と意気込んだ。さらに「近くで直接観られる微妙な感情表現はもちろん、ダイナミックなフェンシングとダンスシーンを観て欲しい。僕が演じるシンは、少し“強いシン”。シンを通して自分の内面を感じています。これまで見せてこなかった僕の内面を感じてもらえる舞台になると思う」とアピールした。同作品は、演じる側をも引き付ける魅力があるようで、カンインは「少しでもハマると感情がどんどんシンになっていく」。ユンホが練習を観に来てくれたそうで「自分の経験からアドバイスをくれました。ユンホさんは『宮』への愛着があって、それがプレッシャーに感じることもありましたが、“それぞれの宮”を演じていいかなと思う」とコメント。ソンモはのリクエストに応え、自ら事務所に交渉して出演にこぎつけたほどの力の入れようで「願いを守った(叶えた)ので、ファンのみなさんも頑張って観に来てください!」と呼びかけた。普段から食事に行くなどふたりは親しいそうだが、同じ作品に出演するのは初めて。カンインは「一緒にできて嬉しい。ミュージカルがきっかけでさらに親しくなりました」と喜び、「とてもよいい弟。礼儀正しくて、いつもプロフェッショナルで尊敬している。その影響をうけて、僕もさらに努力をするようになった」とソンモを称えた。それぞれのメンバーについては、「『今回は行かなくても大丈夫でしょ?』と言われました。『寂しいですよね…』」(ソンモ)と苦笑い。カンインは「ドンへは『日本に観に行きたい』と言っています。ウニョクは『飛行機代を出してくれるなら』って(笑)」と笑いを誘った。『ミュージカル 宮』は、9月1日(土)より13日(木)まで東京・五反田ゆうぽうとホールにて上演。チケットは発売中。
2012年08月28日コブクロが大阪で路上ライブをしていたインディーズ時代から、ファンの間で愛され続けてきた名曲『ココロの羽』が、“NHK・民放連共同キャンペーンin大阪『ラジオにタッチ!』”のテーマソングとして、12月までの約4か月間、各局でオンエアされることとなった。『ラジオにタッチ!』は、NHK大阪・MBSラジオ・ABCラジオ・ラジオ大阪・FM OSAKA・FM802の在阪ラジオ6局が行う共同キャンペーン。8月24日には、6局合同企画の第一弾として“テーマソングの6局同時オンエア”を実施。NHKも含むラジオ局で同時刻に同じ曲を放送するのは全国初の試みとなり話題を集めた。今後も6局共同制作の番組を放送するほか、各局のパーソナリティーも協力し様々な場所でPR活動を展開していく。また、6局で放送中の全番組・全出演者を網羅するデータベースや、ラジオに関する様々な情報を掲載する『ラジオにタッチ!』公式サイト(では、9月9日(日)大阪・万博記念公園で開催されるコブクロのフリーライブ『FAN’S MADE LIVE』に、抽選で100組200人を招待する(受付は8月31日(金)23:59まで)。なお、『ココロの羽』が収録されるコブクロのベストアルバム第2弾『ALL SINGLES BEST 2』は、9月5日(水)リリース。初回限定盤には、全27曲のビデオクリップを完全収録したDVD付きのA盤(3枚組)、350 万枚を売り上げたベストアルバム第1弾『ALL SINGLES BEST 1』の曲順通りにライブ音源が収録されたB盤(4枚組)の2種類が用意され、“セブン&アイ限定盤”と銘打たれたB盤は、全国14000店以上のセブン-イレブン店頭とwebサイト・セブンネットショッピングのみでの取り扱いに。現在セブン-イレブン店頭及びセブンネットショッピングで予約受付中。
2012年08月28日