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10月に東京と大阪で開催される「CLAMP FESTIVAL 2012」に、スガシカオ、福山潤(東京公演のみ)、丹下桜、岩男潤子、コタニキンヤ.の出演が発表された。「CLAMP FESTIVAL 2012」 開催情報「CLAMP FESTIVAL」は、『GATE 7』(ジャンプSQ.)、『ドラッグ&ドロップ』(ヤングエース)連載中の創作集団CLAMPと人気声優や歌手がコラボレーションする音楽イベント。昨年は9月に味の素スタジアムで開催、水樹奈々、牧野由依、中島愛ら人気声優が集結、ファンの人気を集めた。今年も多くの人気アーティストを迎え、ファン注目のイベントとなりそうだ。最新情報・先行詳細については公式サイトまで。「CLAMP FESTIVAL 2012」は10月7日(日)に東京、21日(日)に大阪で公演。チケット一般発売は、東京・大阪公演ともに9月22日(土・祝)10:00より。■CLAMP FESTIVAL 201210月7日(日) Zepp DiverCity(TOKYO)開場/14:30開演/15:00開場/18:00開演/18:3010月21日(日) Zepp Namba(OSAKA)開場/18:00開演/18:30
2012年06月18日作・森雪之丞、演出・いのうえひでのりによる「雪之丞一座~参上公演ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』」が、東京と大阪で、8月より上演される。森は布袋寅泰や氷室京介など、数多くのアーティストから支持されている日本を代表する作詞家。そんな森が長年抱いていた「ロック・オペラを作りたい」という野望をついに実現させる。彼が自ら書き上げた処女戯曲を託すのは、劇団☆新感線主宰のいのうえひでのり。森といのうえは『五右衛門ロック』(2008年)で初タッグを組んで以来、強く信頼を寄せ合う間柄で、このふたりが作り上げる“ロック・オペラ”とはいかなるものになるのか。森といのうえにその熱い思いを訊いた。『サイケデリック・ペイン』チケット情報森にとっていのうえとの出会いは、衝撃であり感激でもあったと言う。「演劇界の方で、これだけロックな魂を内在している怪物はいない。音楽界と演劇界の間にはやっぱり大きな川が流れていて、でもいのうえさんはその川を気にすることなく、ちゃんと音楽の部分も構築されてきた」と絶賛。だからこそ森は、自らの夢を形作ってもらえる演出家はいのうえのほかにいないと考えたのだろう。演出を任されたいのうえは、森の処女戯曲の仕上がりを「良くも悪くも青春の匂いがする」と評する。「昭和の匂いもするというか……。日常を綴ったものではなく、すごくフィクショナルな感じ。新感線の場合、必ず僕の照れが入るんですが、雪(之丞)さんのホンは真っ向勝負なところがある。そこをどううまく伝えられるかが、今回の課題です」といのうえは明かす。タイトルの“サイケデリック・ペイン”とは劇中のロックバンドの名前。そのため、本作の立ち上げで一番ハードルが高かったとふたりが口を揃えるのは、「ちゃんとロックが演奏できる俳優をキャスティングする」ということ。そして約3年がかりで理想のメンバーが揃い、すでにバンドとしてのプロモーションビデオ=PV(※公式サイトにて視聴可)も制作済みというこだわりようだ。バンドのメンバーにはヴォーカル・詩音を演じる福士誠治をはじめ、綾野剛、内田朝陽、前川紘毅、松田翔らが扮する。「新しいバンドをひとつ作ったようなもの。しかも舞台の開幕前にPVが流れていたら、きっとその1曲は知った状態で観に来てくれるでしょうし。つまり福士くんを観に行くのではなく、このバンドのファンとして、彼が演じる詩音に会いたいって気持ちで劇場に来てくれたら、すでに魔法はかかっているんだろうと思います」。そう語る森の目は、夢を追うロック少年のようにキラリと輝く。肝心の音楽を手がけるのは、こちらも森と親交の深い布袋。初の舞台音楽にして約20曲を書き下ろした。「これを機にあまりお芝居に触れたことのない人にも観て欲しい」とはいのうえ。森、いのうえ、さらに布袋という3人のロック少年が、今夏演劇界に新たな伝説を作り出す。公演は8月22日(水)から9月11日(火)まで東京・サンシャイン劇場にて上演後、大阪を回る。東京公演のチケットは7月1日(日)より一般発売。取材・文:野上瑠美子
2012年06月18日日韓のアーティストが出演する音楽フェスティバル「LOVE-1 FESTIVAL SEASON2」が6月16・17日、大阪城ホールで開催され、韓国からCNBLUE、2PM、KARA、Leessang(リサン)、RAINBOW、日本からBENIとHappinessが出演。ホールのアリーナ中央部分に設置された長方形の広い舞台でパフォーマンスを行い、両日で延べ1万6000人を熱狂させた。KARAの公演チケット情報初日のトップを飾ったCNBLUEは、『Hey you』で会場を一気にヒートアップさせ、『where you are』など全8曲を熱唱。ヨンファが「もっと、もっと、もっと!大阪、もっと!」と観客を煽り、「やっぱり大阪はアツイ!」と絶叫。ミンヒョクが3rdシングル『Come on』(8月1日発売)のリリースを発表し、「久しぶりのシングルですから、楽しみにしてください」とアピール。ジョンシンは、『in my head』で束ねた髪をほどき、ワイルドな演奏で熱く盛り上げた。2日目は、2PMのステージで幕を開け、最新曲『Beautiful』(6月6日発売)でスタート。「みなさんにひとつ、お詫びしないといけないことがあります」とジュンスが切り出し、テギョンが「僕のケガでご心配をおかけして、申し訳ありません」と謝罪。先月、メンバーと腕相撲をして左腕を骨折したというテギョンは、この日は腕を吊ったまま上着を肩にかけ、ダンスは控えて歌に専念。メンバーがテギョンを気遣う姿も見られた。途中、全員が赤のスーツから白のスーツに着替えて再登場し、『10点満点に10点』では、全員が広い舞台を駆け回り、アクロバットを披露し、全7曲で場内を熱く沸かせた。連日、衣装を変えて登場したRAINBOWは、2日目にヒョニョンがはしゃいでシャッフルダンスを披露したり、投げキッスを連発したりと、テンションが上がりっぱなし。また、連日トリを務めたKARAの最終日のステージは、観客のボルテージも最高潮となり、ハラが大阪弁のイントネーションで「こんばんはー!胸いっぱいのKARAの愛を感じてほしいです」とあいさつ。『Mister』など全6曲のあと、アンコールに応えて『Jet Coaster Love』を会場と合唱した。それでもアンコールが続き、スンヨンが「久しぶりの大阪なので、私たちも(これで終わるのが)寂しいです。また挨拶にきました」と再登場。メンバー全員が広い舞台の隅々まで歩いて客席に手を振り、最高潮のまま幕を閉じた。取材・文:西元まり
2012年06月18日8月31日(金)から9月2日(日)までの3日間、芥屋海水浴場キャンプ場(福岡県糸島市志摩芥屋2589)にて開催される西福岡の楽園フェス「20th SunSet Live 2012 ~Love & Unity~」の出演アーティストが発表になった。発表されたアーティストは以下のとおり。8月31日(金):ALLY CODE /(仮)ALBATRUS / KINGDOM☆AFROCKS / C&K / JAMOSA / SOIL&“PIMP”SESSIONS/SOFFet / DezilleBrothers / NAOITO&雑食FAMILIA / 中田ヤスタカ(capsule) / 中村舞子 / 七尾旅人 / N.O.B.U!!! from.宮崎 / nontroppo / HABANA / HALCALI / ハンバート ハンバート × COOL WISE MAN/平井 大 / 45trio / FLEA MARKET / Ms.OOJA / lecca / ROWSHI他。9月1日(土):Kaja & Jammin’ / THE EXPLOSIONS / The eskargot miles / THE8343 / 笑連隊/Down Beat Ruler : Fatman International(London)、Dawn Penn(Jamaica)、Okawa 78/DAD M0M GOD with 陣内孝則 / CHOMORANMA SOUND,FAT-SMITH,DANGER-SHU/DJダイノジ / Donavon Frankenreiter / TOMOYUKI TANAKA (FPM) / Natural Radio Station/Nabowa / NoBrand /畠山美由紀 / band HANADA / Beatmoss/東田トモヒロ×Leyona×沼澤尚 -TRI-ARTIST SESSION- /FIRE BALL / PUSHIM / BROWN SUGAR/HOME GROWN他。9月2日(日):カルメラ /金原千恵子& Band Of Gypsies feat. bird , 武田カオリ , 冷牟田竜之/cro-magnon / 小泉今日子 / Conguero Tres Hoofers / GONTITI / ザ50回転ズ/The TRAVELLERS with NAOYUKI FUJII / Sheena & The Rokkets / Schroeder-Headz/ダニエル・パウター / FRYING DUTCHMAN / MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO/向井秀徳アコースティック&エレクトリック / RHYMESTER他(50音順)。今後、追加アーティストの発表も予定されている。また6月18日(月)12:00~6月27日(水)18:00まで、オフィシャルサイトにて特割先行予約を実施。
2012年06月18日リーダーのカヒがグループ卒業を発表した、K-POPガールズグループ・AFTERSCHOOL(アフタースクール)が6月17日、TOKYO DOME CITY HALLで日本初ツアーの追加公演を開催。カヒは、日本でソロ・ステージを初披露し、涙でソロ宣言した。AFTERSCHOOLのライブの写真ダブル・アンコールで、場内は大きな「カヒ コール」に包まれ、カヒは『Come Back You Bad Person』でセクシーかつキレのあるダンスを披露。パフォーマンスを終えると、沸き上がる歓声とともに、ファンが「私たちはいつもカヒと一緒にいます」というハングルで書かれたミニ横断幕を掲げた。それを目にしたカヒは、頬をほころばせ「デビューして、初めてのライブ・ツアーをして、本当に嬉しい時間でした」としみじみ。客席からの「寂しい!」という声に、「私も寂しい……」としながらも「これが最後じゃないですよ。これは悲しいことでもないです。みなさんの心と一緒に歌って、踊っているのでずっと応援してください」と気丈にコメント。そして、「日本でソロ曲を歌える事が嬉しい」と微笑み、『Present』を熱唱した。カヒの最後のステージに寂しさを隠せず、メンバーも号泣。声を詰まらせながら「カヒお姉さんが、最後のコンサートで、みんな悲しいです。ソロになっても、いつもカヒさんは私の側にいて、AFTERSCHOOLです」(イヨン)、「8人が一緒にいるステージで本当に幸せ」(リジ)、「私たちはみんなカヒお姉さんが歌手としてトップになるまでいつも一緒に応援することを約束します」(ジョンア)と感謝を述べると、堪えきれずにカヒも熱い涙を流した。そして、カヒは「私の人生の中で、この舞台がAFTERSCHOOLの最後のライブですけど、本当に嬉しいです。ここは私たちとみなさんだけです。みなさん、わたしはずっと頑張ります。応援してください。AFTERSCHOOLもずっと応援してください。いままで本当にありがとうございました」と涙ながらにコメントし、膝を床につけ頭を深く下げて行う韓国式のお礼「クンジョル」で感謝を示した。メンバーは涙でラスト曲『Tell me』を熱唱し、最後は絆を確かめあうように8人が涙で抱き合った。そして、向日葵の花束やファンのメッセージ入りの横断幕などが客席からカヒへとプレゼントされ、カヒは「みんなの顔を覚えているから、私のソロも応援してくれる?」と涙を浮かべながらも笑顔で呼びかけ、声援で応えるファンに「約束してくれる?全部覚えてるよ~」と茶目っ気たっぷりに笑いステージを後にした。この日は、現メンバーでは最後の単独コンサートで8人は気合いも十分に、最新曲『Dilly Dally』『Lady Luck』やおなじみのマーチングパフォーマンスで『Let’s Do It!』など全23曲を華麗に歌い踊り、ファンを魅了。今秋にファンミーティングを行うことを発表したほか、ナナ、レイナ、リジからなるグループの派生ユニット、ORANGE CARAMEL(オレンジキャラメル)が初秋に日本デビューすることも発表した。
2012年06月18日日本が世界に誇る作曲家・編曲者・シンセイサイザー奏者の冨田勲による新制作交響曲「イーハトーヴ」が、11月に世界初演されることが決定した。冨田勲新制作交響曲「イーハトーブ」世界初演の公演情報1950年代より、数々のテレビ番組、コマーシャルや映画、手塚治虫のアニメーション作品などで音楽を担当し、多くの名曲を生み出してきた冨田勲。また、日本の電子音楽の草分け的存在としても活躍。シンセサイザーを駆使した「管弦楽曲の電子音による再創造」という独自の芸術手法は、世界各国で高い評価を得、アルバム『月の光』(1975年)、『展覧会の絵』(1976年)、『惑星』(1977年)は全米ビルボードクラシカルアルバムチャート第1位を獲得。日本人で初めてグラミー賞にノミネートされ、多くのアーティストに影響を与えてきた。40年以上にわたり新たな音楽を開拓し続け、80歳の節目を迎えた冨田勲が、新たに世界に向けて発信する新曲は、宮沢賢治による造語「イーハトーヴ」(※)をタイトルにした交響曲だ。宮沢賢治の精神、東北の大自然、そして冨田勲の音楽が、フルオーケストラと大合唱が織り成す演奏で壮大に描かれる。冨田勲新制作交響曲「イーハトーヴ」世界初演は、11月23日(金・祝)に東京オペラシティ コンサートホール(東京都)で開催。指揮は大友直人、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団が担当する。チケットの一般発売は6月23日(土)10時より。また一般発売に先駆け、6月16日(土)10時よりチケットぴあで最速先行が受付開始となる。※イーハトーヴ…宮沢賢治の造語。宮沢賢治の心象世界中にある理想郷を指す言葉で、故郷の岩手県をモチーフにしたと言われている。
2012年06月15日人気急上昇中のアイドルグループ、ももいろクローバーZがペプシの新商品CMでこれまで見せた事のない大人のももクロに変身する。これは、ペプシが新発売する甘くないコーラ「ペプシブラック」のCM内での事で、初めはいつものカラフルな衣装の彼女たちが登場し、彼女たちの持ち味である全力投球のダンスを披露するが、リーダーの百田夏菜子がジャンプすると突然、彼女たちの衣装がブラックに変化し、メイクやダンスも大人っぽいものへとチェンジするというもの。商品のコンセプトである大人のコーラに合わせ、これまでに見せたことのない大人の姿になったももクロは、ファンならずとも注目を集めそうだ。このCMは6月19日(火)より全国で放送開始。公演情報はこちらなお、ももいろクローバーZは6月17日(日)より「ももいろクローバーZももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour」と題した全国ツアーを行う。ツアー最終日となる8月7日(日)西武ドームでのライブの一般発売は7月21日(土)となっているが、チケットぴあでは6月18日(月)昼12:00までぴあ会員に向けたオフィシャル抽選先行を実施中。争奪戦となる事が予想されるこのチケット。ぜひご確認を。■「ももいろクローバーZももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour」6月17日(日) NHKホール6月23日(土) Zepp Sendai6月24日(日) リンクステーションホール青森(青森市文化会館)6月29日(金) 広島ALSOKホール6月30日(土) 米子コンベンションセンター BiG SHiP7月14日(土) 神戸ワールド記念ホール7月16日(月・祝) 名古屋国際会議場センチュリーホール7月20日(金) 福岡サンパレス7月22日(日) アクトシティ浜松 大ホール8月5日(日) 西武ドーム
2012年06月15日『MR.TAXI』以来1年2か月ぶり、4枚目となるシングル『PAPARAZZI』を6月27日(水)に発売することを発表した少女時代。新曲への期待が高まる中、いよいよそのミュージックビデオ本編がFacebookオフィシャルページで公開され、その全貌が明らかになった。これまで発表してきたオフィシャルミュージックビデオのYouTube総再生回数だけでもなんと4億回を超える少女時代。彼女たちの完成度の高いパフォーマンスとその世界観を余すことなく堪能できるミュージックビデオには、常に世界中から関心が寄せられており、今最も注目されていると言える新曲の全編が解禁された。今作は、まさに世界中を飛び回りながらメディアの高い注目を浴び続けている現在の彼女たちとも重ね合わせることができる作品で、冒頭のストーリーシーンでは、ラヴェルの名曲『ボレロ』が流れる中パパラッチに激写されながら少女時代のメンバーが颯爽と会場入りするシーンから始まる。観客の拍手喝采の中、ミュージカルでも有名な『雨に唄えば』に乗せて、立て込みに1週間を要したという本物さながらのストリートがセットされたステージに、トレンチコートを身にまとった彼女たちが登場する。今回のセットには合計3万個以上の電球を使用、、撮影スタッフの総人数が120名、キャストとエキストラの総人数が300名と圧巻のスケールだ。注目のダンスパフォーマンスも、さらにブラッシュアップされ、これまでの作品の中でも最も強力なダンスチューンとなっており、中でもタイトルにちなんだシャッターを切る印象的な動作がダンスのフックとなっている。前作『MR.TAXI』のミュージックビデオでもハンドルを回す動作が話題になるなど、今作も注目が集まること必至だ。『PAPARAZZI』のミュージックビデオはこのほかにも合計5バージョンのビデオが存在し、一部商品に収録されるほか、今後随時Facebookオフィシャルページでも公開されていく予定となっているのでお見逃しなく。■少女時代『PAPARAZZI』スペシャルエディション初回限定盤 (CD+DVD)\1,920(税込) UPCH-89119DVD付通常盤\1,590 (税込) UPCH-80279通常盤\1,100 (税込) UPCH-8027
2012年06月15日歌舞伎俳優の・中村勘九郎、中村七之助、中村獅童が出演する「渋谷・コクーン歌舞伎第十三弾『天日坊(てんにちぼう)』」の公開稽古が6月14日、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンで行われた。コクーン歌舞伎『天日坊』チケット情報本作は、河竹黙阿弥が1854年に書いた『天日坊』をもとに、人気脚本家の宮藤官九郎が新たに脚本を執筆。それを串田和美の演出・美術により、実に150年ぶりに現在の歌舞伎として上演するもの。物語はふとした野心から将軍・源頼朝の落胤になりすました法策=後の天日坊(勘九郎)を軸に展開。悪事を重ねながら鎌倉を目指す法策は、旅の途中で出会った盗賊・地雷太郎(獅童)とその妻・お六(七之助)から思いもよらぬ自分の運命を知ることになる。宮藤の書いたセリフには「マジかよ」などの現代語と黙阿弥の七五調が混在し、その状態をさらにセリフでつっこんだりと、飽きさせない工夫が随所にある。また黙阿弥お得意の因果話に加え、化け猫退治や東海道への旅など盛りだくさんの要素をわかりやすくまとめている。串田の美術は整ったものではなく、手作り感を生かしたようなセット。衣裳やかつらは今までの歌舞伎で見慣れたものとはひと味違うデザインで面白い。音楽は歌舞伎で使う下座音楽は使わず、全編トランペットとエレキギター、ベースを使用。トランペットの音色と法策の心情がシンクロするような場面もあり、従来の歌舞伎では見られない新しい演出効果になっていた。この日の稽古前には会見も行われ、勘九郎、七之助、獅童と串田が登壇。勘九郎は「父(勘三郎)が18年前にコクーン歌舞伎を始めた時は“勘九郎”でしたから、その名でここに立てることはプレッシャーもあり、誇りに思っています」と挨拶。弟の七之助も「うちの父が『面白い!出来てるじゃん』って言ってました」と父・勘三郎も驚いたことを明かした。これを受け串田も「稽古場でやけに笑う人がいるな~、誰だよ」と勘三郎が様子を見に来たときのエピソードを披露。また、獅童は「僕は盛り上げ役ですから」と謙遜しながらも「七之助さんと毎日一緒にご飯を食べて、恋愛や芝居の悩みを相談してます。人生ってのは楽しいですよ」と話し、場を和ませていた。東京公演は同所にて6月15日(金)から7月7日(土)まで上演される。その後、「信州・まつもと大歌舞伎『天日坊(てんにちぼう)』として長野・まつもと市民芸術館主ホールにて7月12日(木)から18日(水)まで開催。チケットはいずれも発売中。
2012年06月15日新国立劇場の「JAPAN MEETS…-現代劇の系譜をひもとく-」第6弾として上演される『温室』。20世紀を代表するイギリスの劇作家ハロルド・ピンターの脚本を深津篤史が演出する。6月26日(火)の開幕に向けて準備を進めている稽古場を某日訪れた。稽古場では、まず最初に目に入ったセットの存在感に圧倒される。赤と黒のコントラストが美しくも不穏な空気を放つ。『温室』チケット情報描かれるのは病院らしき収容施設でのクリスマスの1日。番号で呼ばれる患者たちについて話す、施設の職員たち。段田安則演じる最高責任者・ルートは権威を傘にきた横柄な男。あまり感情を 見せないが、その裏で何かを企んでいるかのようなギブズ(高橋一生)。そのふたりに取り入るカッツ(小島聖)……。施設という閉ざされた空間の中で、いくつもの思惑が折り重なっていく。約1か月に渡る長い稽古期間もいよいよ大詰め。毎日通し稽古を繰り返しているが、その前に必ず、ゲーム的な要素の入った稽古を行っている。この日も演出の深津が登場するなり、「ニュアンスを外していきましょう」と発言。それに従い、高橋と小島が向かい合い膝をつけるようにして座り手をつなぐと、まったく感情を入れず、棒読みでセリフを交わす。その後は高橋、段田、山中祟の3人のシーンを、シリアスなセリフでも笑みを絶やさずに言うゲーム。橋本淳が審判役となり、少しでも笑顔が消えると指を差して指摘、最後に誰が一番よかったかを判定。橋本が高橋を選ぶのを見て段田が「難しいんだよー!」と嘆く姿に稽古場が笑いに包まれ、空気が和らぐ。通し稽古に入ると、先ほどの棒読みや、笑いながら交わし合ったシーンが見違えるように緊迫感を持って迫ってくる。高橋の冷笑から発せられる不気味さ、翻弄される段田の哀愁……。負荷をかけることでセリフの新鮮さを再発見させようとする深津の目論見の効果は、一目瞭然だ。深津流の趣向はもうひとつある。本番さながらの通し稽古でも、役者がそれぞれ自分で決めた1、2個の単語を発声しないというもの。たとえば高橋ならば「起こる」「殺す」という単語。そのために、ある患者が殺されたことを報告するシーンで、度々セリフに一瞬の空白が入る。本番でその単語が乗ることで、それらのセリフがどう輝きを変えるかが見ものだ。全体を通した大きな演出上の仕掛けが、この作品の不穏な空気、そして登場人物たちの存在の危うさをいっそう際立たせる。公演は6月26日(火)から7月16日(月・祝)まで、新国立劇場・小劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2012年06月15日今年デビュー25周年を迎えた歌手の田村直美が、7月16日(月・祝)にSHIBUYA O-EASTで自身のキャリア初であるアニソンライブを開催する。東方神起がアンドロイドに?!最新シングルのジャケ写解禁このライブでは自身の最大のヒット曲である『ゆずれない願い』をはじめとした、今まで発表してきたアニソンは歌うのはもちろん、他にも有名アニソンのカバーなども行うとのこと。オープニングアクトは今年の5月にCDデビューしたばかりのSweetyが行い、さらにシークレットゲストの出演が決定している。ライブ終了後には田村直美とSweetyによるハイタッチ会も実施されるとのことで、ファンには楽しみなライブになりそうだ。7月11日(水)には現在放送中のアニメ「クイーンズブレイド リベリオン」のオープニングテーマである『命のうたが聞こえる』も含めた彼女のこれまでアニメに使用された楽曲と、『残酷な天使のテーゼ』や『CHA-LA HEAD-CHA-LA』など、この作品のために新たに収録したアニメの名曲カバーも収録したアルバム『リスペクト フォー アニソン』をリリース予定。こちらもライブと合わせてチェックしよう。■-アニROCK★2012 OPEN WATER- 田村直美祭り!2012年7月16日(月・祝)会場:SHIBUYA O-EAST料金:1Fスタンディング 5,000円(別途ドリンク代500円)出演:田村直美、Sweety(オープニングアクト出演)時間:開場16:00/開演17:00
2012年06月15日9月16日(日)に行われる音楽とカルチャーのフェスティバル「ぐるぐる回る2012」の出演者が発表になった。今回発表された出演者はLOST IN TIME、HARCO、BiSなど。東方神起がアンドロイドに?!最新シングルのジャケ写解禁今年で3年目を迎えるこのフェスは、埼玉スタジアム2002コンコースを会場にし、文化祭のようなロックフェスをコンセプトに、周回するコンコース上に大小10以上のバンドステージやダンスフロア、観客参加型インスタレーション、アートマーケットを配置し、文字通り参加者がぐるぐる周りながらライブや出し物を楽しむという異色のスタイルとなっている。これからも出演者は続々と追加される模様なので、公式サイトなどでご確認を。チケットの一般発売は6月30日(土)10:00から。なお、チケットぴあでは一般発売に先駆けて、先行先着「プリセール」を6月15日(金)18:00より実施。■ぐるぐる回る20122012年9月16日(日)会場:埼玉スタジアム2002コンコース料金:スタンディング 3500円出演:LOST IN TIME/HARCO/BiS/フジロッ久(仮)/Fragment feat.DOTAMA、空也MC/CARD/Limited Express(has gone?)/ウラニーノ/エイプリルズ/(M)otocompo/魔ゼルなでこキ犬/cryv/それでも世界が続くなら/bananafish/レコライド/さよなら、また今度ね/静カニ潜ム日々/大森靖子/Varelser/アカリノート/バロムワン/Oh my God,you’ve gone/姫乃/あなるちゃん/taske/廃いゆー子@一点のあいまいさも許さないさすがロゴス/and more
2012年06月15日9月15日(土)・16日(日)に国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北地区 『風の草原』で開催される、Hi-STANDARD主催のロックフェス「AIR JAM 2012」の全国一般チケットが6月15日(金)からエントリースタートする。同フェスは開催決定とともにHi-STANDARDをはじめ18組のアーティストの出演を発表。その後、ベーシストの馬場育三を失う不幸に見舞われたばかりのDRAGON ASHも参戦を表明。計19組の豪華アーティストが出演することで注目されるロックイベントだ。チケットのエントリーは、本日6月15日(金)12:00 から6月22日(金)23:59まで受付。詳細・お申し込みはオフィシャルウェブサイトまで。■出演アーティスト9月15日(土)Hi-STANDARD、AA=、DRAGON ASH、dustbox、FRONTIER BACKYARD、HUSKING BEE、マキシマム ザ ホルモン、MIGHTY CROWN、MONGOL800、SION & The Cat Scratch Combo9月16日(日)Hi-STANDARD、ASIAN KUNG-FU GENERATION、BRAHMAN、KEMURI、MEANING、RADIOTS、 RIZE、SLANG、10-FEET、THA BLUE HERB■AIR JAM 20129月15日(土)・16日(日) OPEN 10:00/START 12:00/END 20:00(両日共通)国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北地区 『風の草原』(宮城県川崎町)フリーエリア¥7,600(税込・公園入園料込)
2012年06月15日今年も9月1日(土)2日(日)に山梨県 山中湖交流プラザ きららにて行われる、スペースシャワーTVが主催する野外ライブイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」に山下達郎の出演が決定した。a-nation「stadium fes.」第1弾出演アーティストが発表山下達郎の出演は2日目の9月2日(日)。SWEET LOVE SHOWERには初登場、かつ関東圏内の野外イベント出演は32年ぶりとなる。2010年に北海道で行われた野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」に出演した際には、新旧の音楽ファンを唸らせる圧巻のライブを見せてくれただけに、今回の出演も期待できそうだ。9月26日(水)にはソロデビュー35周年を記念し、山下達郎本人がセレクトし2012年最新リマスタリングを施した3枚組のオールタイムベストアルバムをリリースする予定。タイトルと詳しい収録曲はまだ未定だが、こちらも合わせてチェックしよう。現時点までで決定しているアーティストと出演日は以下のとおり。■9月1日(土)EGO-WRAPPINN’ AND THE GOSSIP OF JAXX/きゃりーぱみゅぱみゅ/クリープハイプ/在日ファンク/サカナクション/[Champagne]/高橋優/the HIATUS/フジファブリック/THE BAWDIES/星野 源/レキシ ~信玄餅スペシャル~■9月2日(日)アルカラ/andymori/Caravan/SiM/チャットモンチー/七尾旅人/Perfume/藤巻 亮太/MAN WITH A MISSION/山下達郎/ONE OK ROCK「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」チケットの一般発売は6月24日(日)10:00より。なお、チケットぴあではインターネット先着先行販売を実施中、6月21日(木)18:00まで。
2012年06月15日南海キャンディーズ・山里亮太の人気トークライブ「山里亮太の140 ~初めての関西公演。あ、おはようございます。~」が大阪・ABCホールにて7月30日(月)に開催される。「山里亮太の140」とは、山里亮太が自身のTwitterのツイートを振り返りながら、140文字だけでは言い表せなかったその裏側をひたすらしゃべり続ける、東京では人気のライブだ。チケットは6月23日(土)10:00より発売。チケットぴあでは、16日(土)11:00より21日(木)11:00まで先行抽選販売プレリザーブを受付。
2012年06月15日人気ユニット・東方神起の最新シングル『ANDROID(アンドロイド)』(7月11日発売)のジャケット写真が6月14日、公開された。ビジュアルは「アンドロイドが支配する無機質な未来を作らないよう今を頑張ろう」というコンセプトで、東方神起のふたりがアンドロイドに変身している。東方神起の新曲のジャケット写真を見る同曲は、アップテンポでパワフルなダンス・ナンバー。ふたりは「東方神起の限界を試す曲。歌詞の内容も自分だけの壁を乗り越えていく勇気を持っている。メッセージを込めて歌ったので、多くの方々に聴いてほしい」(ユンホ)、「夏にふさわしいビートのある曲。盛り上がるメロディなので、今年の夏はこの曲で一緒に楽しみましょう」(チャンミン)とそれぞれコメントしている。同曲は、本人出演の薬用ハミガキ『Medical Shine』のテレビCM曲として、6月24日(日)よりティーザーCMが放映される予定だ。また、東方神起は、4月の東京ドーム公演の模様を収録したライブDVD『LIVE TOUR 2012 ~TONE~』を7月25日(水)にリリース。同DVDには、約170分に渡るステージ・パフォーマンスやMCのほか、ユンホが感動の涙を流すシーンも収録される。同時発売する限定DVD-BOXには、ライブ本編に加え、さいたまスーパーアリーナ公演のダイジェスト映像やアリーナツアー公演のMCダイジェストなども収録される。さらに、6月末からは埼玉と兵庫で10万人規模のファンクラブイベントを開催し、8月にはエイベックス主催の音楽イベント「a-nation」に出演する。
2012年06月14日韓国出身のソロ歌手、キム・ヒョンジュンの2ndシングル『HEAT』(7月4日発売)のミュージック・ビデオ予告映像がYouTubeで公開された。シングル『HEAT』ジャケット写真同シングルは、人気ロック・デュオ、B’zがユニットとして他アーティストに初めて詞曲を同時提供し、稲葉がコーラス、松本がギターでレコーディングに参加したことでも話題の楽曲。公開された予告映像は、観客を前に本格的なステージでバンドと共にパフォーマンスをする“ロックなキム・ヒョンジュン”がみられる新鮮なビデオに仕上がっている。撮影は、実際にステージを作り、エキストラの観客500人を集めて行われたという。キム・ヒョンジュンは「ライブの臨場感を表現したくて、本物の公演さながらに、プロのバンドの方と一緒に撮影しました。私にとっても初めてチャレンジするジャンルでしたが、終始、面白かったし、また新たな経験になりました。水の演出があったので、出演者の皆さんもびしょ濡れになりながら大変な撮影に挑んでくださいました。本当に感謝しています」とコメント。また、稲葉とのレコーディングについても明かし、「スタジオでは音楽的なアドバイスもいただきましたが、とても親しく接してくださり、学ぶ点がたくさんありました」と語っている。なお、キム・ヒョンジュンは、7月14日(土)にさいたまスーパーアリーナでナオト・インティライミの“蹴り仲間”によるイベント「DOUBLE FANTASISTA」を開催し、同15日(日)には同所でCD購入者限定イベントを行う。
2012年06月14日ロンドンブーツ1号2号の田村淳=ボーカルhaderuが率いるヴィジュアル系バンドjealkbの対バンツアー「異色薔薇ノ歌合戦」が6月9日、東京・SHIBUYA-AXにてファイナル公演を迎えた。jealkb ライブ情報本ツアーは“バンドがもうひとつ上のステージに上がるために、他のバンドから刺激をもらうこと”をコンセプトとし、3月3日新宿BLAZEからスタート。ストライク、氣志團、OKAMOTO’S、TOTALFAT、ムック、THE冠、MERRYというジャンルの異なるアーティストと各地で対決し、ツアーファイナルではjealkbのコピーバンド、ジュエル警備員と対バンを果たした。ファイナル公演当日、最初に登場したのは黒いサングラスに警備員の衣装をまとったジュエル警備員。彼らはjealkb自身のもうひとつの姿。2010年にメンバーふたりが脱退する前の7人組で、約2年ぶりに7人でのステージが実現した。1stシングル『metronome』でスタートすると、2ndシングル『恋傷』、両手でハートを作る振付の『How much is your love』など、jealkbの初期のナンバーを次々と演奏。さらに、「コピーバンドの分際でオリジナル曲を作ってきました」という『ドレミファ薔薇シド』も演奏した。警備員だけに曲の終わりに必ず敬礼ポ―ズをするなど、コミカルなステージを展開し会場を笑顔に包んだ。後攻で登場したjealkbは、1曲目『AGAINST』から会場は波を打つ盛り上がり。haderuがジュアラー(ファン)を煽ると、拳を高く振り上げヘッドバンギングで応える。『殺気繚乱』、『罪と罰と罠』、サマーソング『Super Special Summer』などを立て続けに演奏し、ボルテージは最高潮。スカのリズムでノリのいい『恋する日曜日』では、会場がダンスホールへと化した。「これが5人組のすべて。俺たちは武道館でやるのが夢です。いつか(脱退した)あのふたりを呼び戻します」とライブ後半にhaderuが宣言し、さらにハードなミクスチャー・チューン『baker baker paradox』『堕落』を演奏し、会場は熱く燃え上がった。アンコールには、ジュエル警備員のルビーとオパールを招き入れ、ツアーでずっとやってこなかったというアイドルさながらのポップナンバー『傷心マキアート』を7人で披露。盛り上がるジュアラーへ「またいつか7人でライブをやりたいと思います」と約束し、ツアーファイナルは幕を閉じた。公演後には本ツアーの追加公演と年に1度のランキングライブの開催が発表された。チケットぴあでは大阪公演のプレイガイド最速先行を6月23日(土)から実施。■追加公演9月1日(土)大阪・BIGCAT10月13日(土)福岡・DRUM Be-110月29日(月)名古屋・E.L.L.■ランキングライブ「二十薔薇ノ推曲 2012」8月4日(土)東京・Shibuya O-EAST
2012年06月14日ASIAN KUNG-FU GENERATIONが、全国4か所でライブサーキット「NANO-MUGEN CIRCUIT 2012」を展開、サーキットのファイナルを、6月8日に東京・Zepp DiverCityで迎えた。NANO-MUGEN FES.2012 開催情報今回のサーキットは全ての会場にLA発のパワーポップバンド、オズマを迎えたほか、それぞれの会場に異なる国内アーティストも登場。ファイナル公演となるZepp DiverCityには、bloodthirsty butchers、the chef cooks meが出演した。トップを飾ったのは、アジカン後藤の憧れの先輩でもあるbloodthirsty butchers。吉村秀樹と田渕ひさ子によるツイン・ギターが轟くサウンドは、圧倒的な存在感を放っていた。2番手はthe chef cooks me。ホーン隊、コーラスなどサポートメンバー6人を加えた11人の編成で、多幸感あふれるサウンドを披露した。続いて登場したのはオズマ。2006年にもアジカンと共演をした彼らは、変幻自在かつ親しみやすいポップなサウンドを放ちつつ日本語も取り入れたMCで、観客を笑顔にした。ラストは、ASIAN KUNG-FU GENERATION。最新シングル『踵で愛を打ち鳴らせ』、6月27日(水)にリリースとなる『ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2012』に収録された新曲『夜を越えて』のほか、アンコールを含めドライブ感あふれるナンバー全12曲を披露。ボーカル後藤は、出演してくれたそれぞれのバンドへの感謝の言葉と「サッカーの日本代表戦がある中、ここを選んでいるみんなが愛おしいです」と観客に言葉をかけた。終盤、『リライト』では最前列のオーディエンスとオフィシャルカメラマンにマイクを向け歌わせるという一幕もあり、会場を沸かせた。アンコールでは、「LET’S DANCE!」と描かれたプラカードを持った後藤が、自身が編集長を務める新聞「THE FUTURE TIMES」の次号に掲載するという目的で、メンバーと客席をバックに写真を撮影。アンコールラストは、『君という花』。会場一丸となったこの瞬間は、この日一番のクライマックスだった。今回で10回目を迎える「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES.2012」は、7月15日(日)・16日(月・祭)に横浜アリーナで開催。今年もバラエティ豊かなアーティストが多数出演。チケットは発売中。@ぴあ「今週のこの人」では6月19日(火)から「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES.2012」に関する彼らのインタビューを掲載予定。
2012年06月14日先日、7年ぶりとなる日本公演のチケットを発売したノラ・ジョーンズ。最新作『リトル・ブロークン・ハーツ』のリリースツアーとなる今回のライブは、11月8日(木)日本武道館での公演が発売からわずか3分で完売となるなど、大阪、東京公演が既にSOLDOUT。早くもプレミアチケットとなりそうな気配だが、この度急遽、東京公演の翌日となる11月9日(金)に同じく日本武道館での追加公演が発表された。ノラ・ジョーンズ日本ツアー開催情報今回の追加公演にも人気が集まりそうなので、前回チケットを手に入れられなかった人は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがだろうか。なお、チケットぴあではこの追加公演のプレイガイド最速先行抽選を6月15日(金) 11:00まで受付中。■ノラ・ジョーンズ ジャパン・ツアー2012日程11月4日(日)名古屋:愛知県体育館11月5日(月)大阪:グランキューブ大阪(SOLD OUT)11月6日(火)金沢:本多の森ホール11月8日(木)東京:日本武道館(SOLD OUT)11月9日(金)東京:日本武道館(追加公演)11月10日(土)大阪:梅田芸術劇場メインホール (SOLD OUT)11月12日(月)広島:広島市文化交流会館11月14日(水)札幌:ニトリ文化ホール
2012年06月14日1989年英ロンドンでの初演以来、米ブロードウェイなどで上演されているメガヒット・ミュージカル『ミス・サイゴン』。『レ・ミゼラブル』を世に送り出したアラン・ブーブリル(作詞・脚本)とクロード=ミッシェル・シェーンベルク(音楽)のコンビによる名曲の数々。そしてベトナム戦争に翻弄される恋人と親子の運命がリアルに描かれるという点で、本作は唯一無二のミュージカルともいわれている。そんな“伝説の作品”が、このたび演出を大幅に一新して今夏全国で上演される。1992年の日本初演以来、本作に700回以上の出演を続ける市村正親と演出補のダレン・ヤップによる取材会と公開稽古が6月13日、都内の稽古場で行われた。『ミス・サイゴン』チケット情報取材会では、本作のリニューアルされる点に質問が集中。ダレンは、これまでは原寸大のヘリコプターやコンピューター制御による舞台装置を用いることで、日本国内では帝国劇場と博多座でしか上演できなかったことに触れ、「セットは竹を中心としたオーガニックな素材を使い、より繊細なものへと変わります。また世界最大級となる9メートル幅のスクリーンを設置して、ヘリコプターの離着陸などを表現。舞台転換も人力、それもスタッフとキャストが一緒に行うので、よりひとつのコミュニティという感覚になっていくはず」と新演出の魅力を話した。市村も「舞台セットが変わると演じ方も変わってくる」と話し、「エンジニア(市村の役名)としての芯は同じだけれど、繊細なセットやリアルな映像と共に舞台に立つには、より密度の濃い芝居が必要になる。今回の新演出をいい機会に、いったん気持ちをクリアにして稽古に挑みたい」と率直な気持ちを語った。公開稽古では、濃い茶色の竹素材で精巧に組み立てられたセットを背景に、劇中の3曲が披露された。サイゴンで出会ったベトナム人のキム(笹本玲奈/トリプルキャスト)と米兵のクリス(山崎育三郎/ダブルキャスト)が『サン・アンド・ムーン』を熱唱。続いてクリス(原田優一/同)がキム(知念里奈/同)と共に本国に帰ることを決意する『世界が終わる夜のように』をデュエット。波乱の時代をしたたかに生き抜くエンジニア(市村)の姿とアンサンブルのダンスが印象的な『モーニング・オブ・ドラゴン』。アジアを舞台に展開する、壮大な人間ドラマを描く本作。新演出は、その醍醐味をたっぷりと味わえるものになりそうだ。公演は7月1日(日)東京・めぐろパーシモンホール 大ホールを皮切りに、8月22日(水)から9月9日(日)の東京・青山劇場ほか、広島、愛知、山梨、神奈川、宮城、福岡、静岡、大阪、熊本、長野、岩手の各地で行われる。チケットは一部を除き発売中。取材・文:佐藤さくら
2012年06月14日劇作家・故井上ひさしの喜寿を記念し、その代表的な8作品を年頭から連続上演している「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」。その第4弾『藪原検校』が6月12日に東京・世田谷パブリックシアターで幕を開けた。『藪原検校』チケット情報今作は、盲人として生まれたハンディを悪に徹することで乗り越え、若くして権力の頂点を極めながら破滅する男・杉の市(二代目藪原検校)の一代記。井上戯曲を数多く手がけながら今作は初演出となる栗山民也、これが初の井上作品出演であり、杉の市を演じる野村萬斎の強力かつ新鮮なタッグも注目されていた。約3時間の舞台は戯曲を深く読み込んだ演出家の創意と、それに応える俳優陣のエネルギッシュな演技ではち切れんばかり。語り手役・盲太夫の浅野和之は膨大な台詞を操りつつ劇世界に遊ぶ余力を見せ、秋山菜津子演じる杉の市の運命の女・お市は凄まじいまでの色香と生命力で女の業を体現する。杉の市の父・七兵衛や、学問で検校の座まで上り詰める杉の市のライバル塙保己市など、善悪硬軟を自在に演じる小日向文世からも目が離せない。また、熊谷真実、山内圭哉、たかお鷹、大鷹明良、津田真澄、山崎薫らも複数役を演じながら、盲人が主人公ゆえ“音”にこだわる戯曲を体現すべく鐘の音、犬の遠吠え、物売りの声までをその声と身体で舞台に乗せていく。だが、やはり圧巻なのは萬斎・杉の市だ。欲望のままに殺し、奪い、盲人を差別する世間に復讐するかのように出世の階段を駆け上がる。子供の純粋と残酷を併せ持つ“異形の殺人者”役に、狂言師の強い身体性や独自の発声がピタリとハマり、これまでのパブリック・イメージを刷新する野太く猥雑な役者の姿がそこにあった。劇中、千葉伸彦によるギター演奏ともつれあうように歌い、舞台を疾駆する杉の市は徹底的に悪を成すことで、観客の誰もが同様に身の内に悪を潜ませていることを告発する。その告発は断罪が目的ではなく、自身の悪を飼い慣らし生きざるを得ない人間という生き物の滑稽さを代弁するもの。潔く破滅する杉の市は、市井の人間が世間と折り合いをつけて生きるために捧げられた生贄なのだ。そんな世界の真実を喝破する作家の視線が、観る者に鋭く迫る稀有な舞台が誕生した。公演は7月1日(日)まで同劇場にて上演。その後、7月6日(金)から8日(日)に兵庫県立芸術文化センター、7月14日(土)・15日(日)に新潟市民芸術文化会館にて開催。チケットは一部を除き発売中。なお、「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」第5弾の『しみじみ日本・乃木大将』と第6弾の『芭蕉通夜舟』のチケットも現在発売中。取材・文:尾上そら
2012年06月14日ヴァイオリニストの高嶋ちさ子とフジテレビアナウンサー軽部真一がプロデュースするコンサート「めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~」に、平原綾香と郷ひろみのゲスト出演が決定した。「めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~」の公演情報“クラシックをもっと身近に!”をコンセプトに、1997年にスタートしたコンサート「めざましクラシックス」(通称めざクラ)。クラシック初心者でも親しみやすい趣向、本格派の演奏、高嶋と軽部が繰り広げる絶妙の掛け合いで人気を博し、これまでに全国各地で200回以上の公演を開催してきた。今回、15周年記念へのゲスト出演が決定したのは、ニューアルバム『ドキッ!』を引っ提げて全国ツアー中の平原綾香と、芸能生活40年を経てますます精力的に活動する郷ひろみ。特に“めざクラ”初登場となる郷ひろみは、これがクラシックの演奏家とは初めての共演。高嶋ちさ子率いるアンサンブルをバックに、クラシックの殿堂サントリーホールで唄うという、贅沢なコラボレーションとなる。“郷ひろみ×クラシック”がどんな化学反応を起こすのか、注目したい。その他、すでにスペシャルゲストとして発表されている押尾コータロー(ギター)、東儀秀樹(雅楽)の両器楽奏者、そして高嶋ちさ子の妹分にあたる12人のヴァイオリニストが出演。“めざクラ”15周年記念を華やかに彩る。「めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~」は、7月24日(火)・25日(水)にサントリーホール 大ホールで開催。チケットは発売中。■めざましクラシックス 15周年~サマースペシャル~【日程】7月24日(火)・25日(水) 各19:00開演【会場】サントリーホール大ホール (東京都)【スペシャルゲスト】7月24日(火) 平原綾香、押尾コータロー7月25日(水) 郷ひろみ、東儀秀樹【ゲストアーティスト(両日)】12人のヴァイオリニスト
2012年06月13日メジャーデビュー5周年を迎えるシンガーソングライターのたむらぱんが、アコースティックワンマンライブツアーを開催し、6月1日の渋谷区文化総合センター大和田さくらホール公演でツアーファイナルを迎えた。本ツアーは、アコースティックギター、ウッドベース、ドラムス、ピアノ、コーラスという構成で東名阪で開催。厳かな雰囲気の中、ステージにたむらぱんが登場すると拍手が鳴り響いた。そんな中、ライブは、忙しく過ごしがちな日常生活を歌った『バンブー』からスタート。言葉ひとつひとつを大切に、語りかけるように歌い始めると、詞が観客ひとりひとりへしみ込んでいく。そして、たむらぱんとして初めて作った曲『アイノウ』、最新アルバムに収録の『ファイト』、5月23日にリリースしたばかりの8枚目のシングル『new world』と、実に淡々と、時間の流れを遅らせたように、ゆっくりと演奏は進行していく。曲の前には、茶目っ気たっぷりなトークで観客を楽しませ、澄み渡る歌を聴かせていった。ライブの中盤を過ぎると、ステージの明かりを抑えて、観客をさらに深い歌の世界へいざなう。ステージの彼女を照らすのは、和テイストの照明と淡い光のスポットライト。「昔の曲をやります」と切り出したたむらぱんは、インディーズの頃にリリースした『欲しい物際限無く』を披露。さらに、スピッツの名曲『空も飛べるはず』や、「半年前くらいからライブでやり始めました」というさだまさしの『関白宣言』をしっとりとカヴァーした。本編のラストは、ピアニストとたむらぱんだけが残り、さらに暗さを増したステージで『ゼロ』を熱唱した。アンコールでは、未発表の新曲『ぼくの』も披露し、大盛況となった。そして、「また、みなさんに会える日を楽しみにしています」と、全国ワンマンライブツアーの開催を発表。11月9日(金)北海道・KRAPS HALLよりスタートし、15日(木)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO、16日(金)大阪・BIGCAT、24日(土)宮城・SENDAI CLUBJUNKBOX、25日(日)新潟・LOTS、28日(水)福岡・DRUM Be-1、30日(金)東京・SHIBUYA-AXまで全7公演。チケットは、たむらぱんのオフィシャルモバイルサイトにて6月15日(金)23:59まで予約受付中。また、6月16日(土)10:00よりオフィシャルHP先行を実施予定。
2012年06月13日6月14日(木)より4日間、東京・NEW PIER HALLで上演される韓国の人気パフォーマンス「NANTA」。同公演の応援団に就任した、人気グループ・AKB48の派生ユニット、DiVAの新メンバー、井上結菜、粕谷聡子、福野来夢、二見夕貴、古川温子、山上綾加が、14日(木)15時公演と15日(金)14時公演に来場することがわかった。DiVAの新メンバーが来場する2公演では、メンバーが会場ロビーで来場者を迎えるほか、NANTAとDiVAがコラボレーションしたオリジナルランチョンマット(非売品)が来場者特典としてもらえる。「NANTA」のパフォーマンスの写真「NANTA」は、1997年の初演以来、ロングランを続けているノン・バーバル・パフォーマンス(台詞がない劇)で、老若男女、国籍を問わず誰もが楽しめるというのが魅力のひとつ。「18時までに結婚式の料理を準備しろ!」という支配人からの指示を受けた厨房を舞台に、包丁や鍋を手にしたコックたちが、韓国の伝統リズム韓国の伝統リズム「サムルノリ」をベースに、コミカルかつダイナミックに乱打(=ナンタ)しながら次々と料理を仕上げていく、笑いあり涙ありのコメディー。同公演のチケットは発売中。なお、DiVA来場分のチケットは当日券にて開演1時間前より発売される。
2012年06月13日NON STYLEの石田明が主演を務める舞台『スピリチュアルな1日』が、6月13日、東京・あうるすぽっとにて初日の幕を開ける。前日の12日には公開舞台稽古と会見が行われ、キャストの石田、須藤理彩、片桐仁がインタビューに応じた。本作は昨年の初演時、震災の影響により一部の公演が中止されたこともあり、3人からは作品にかける熱い思いが語られた。『スピリチュアルな1日』チケット情報物語はTVディレクターの三井(石田)がオンエア予定の心霊特集映像にトラブルが発生した為、急遽撮り直しをする羽目になるところから始まる。三井は自宅マンションに霊能カウンセラーの徳大寺彦星(片桐)を招き、心霊相談のようすを撮影することに。だが近隣住人や本物の地縛霊に振り回され、撮影は一向に進む気配がない。またそこには、三井がプロポーズする直前に交通事故で命を落とした、あすみ(須藤)の霊もやって来て……。石田を筆頭に、小劇場界の個性派である吉本菜穂子や諏訪雅(ヨーロッパ企画)、さらに新参加となる片桐仁(ラーメンズ)の登場により、非常に質の高いコメディに仕上がった。それぞれのキャラクターが際立ち、それでいて全体のバランスが綿密に計算されている。もちろん脚本(小峯裕之)の力も大きいのだが、単に笑いに走るのではなく、コメディとしての見せ方を熟知した、キャスト陣の力量はさすがの一言である。大いに笑わされたあとで劇場を包み込むのは、大切な人との別れという切ない思い。自分にとってかけがえのない人だと気づく瞬間は、得てしてその人を失ってしまった後である。しかし本作では、それがただの悲しい別れに終わることはない。その経験を糧に、旅立つ者、残された者それぞれが新たな道へと踏み出していく。だからこそそんな人間たちの歩みを優しく見守ってきた、今井隆文演じる天使の「生まれてきてよかった」というセリフが、強く胸に響くのだろう。会見で「初演の時は、正直すごく不安な気持ちのまま初日を迎えました」と明かした須藤。すると石田は「でも幕が開けたらお客さんの反応もすごくよくて、ホンマに救われました」と続け、「再演出来てとても嬉しい」とふたりは口を揃える。また片桐は、「すごく仲がいいカンパニーですし、なかでも石田くんがみんなを引っ張ってくれるので、僕も安心して乗っかることが出来ました」と座長・石田を絶賛。それを受け石田は「片桐さんこそ笑いの面ではもちろん、芝居の面でもやっぱりすごい。今僕は、片桐さんのハードルを上げて、僕のハードルを下げることに必死です!」と苦笑いを浮かべ、場を沸かせていた。東京公演は24日(日)まで東池袋あうるすぽっとにて上演。その後、大阪公演は6月29日(金)から7月1日(日)までABCホール、宮城公演は7月7日(土)・8日(日)に仙台青年文化センターシアターホールにて上演される。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年06月13日韓国出身の男性5人組ボーカル・グループ、MYNAME(マイネーム)が6月11日、東京・SHIBUYA-AXで2度目のファン・イベントを開催。イベント前に記者会見を行い、7月25日(水)にシングル『Message』をリリースし、日本デビューすることを発表した。MYNAMEが“パルドンドンダンス”を2700にレクチャーする写真吉本興業グループの音楽レーベル・YM3Dからからのデビューということで、この日、お笑い芸人の2700がゲストMCとして参加。MYNAMEは『Message』のポイントとなる、足で床をドンドンと踏み鳴らす“パルドンドンダンス”を2700にレクチャーすると、2700から彼らの十八番ネタ“右ひじ左ひじ交互に見て”を伝授され、吉本アーティストとして“笑いの洗礼”を受けた。コヌ、チェジン、セヨン、インス、ジュンQという16歳から23歳までの5人のメンバーからなるMYNAMEは、2011年10月に『Message』で韓国でデビューした。日本デビュー曲『Message』は、韓国デビュー曲の日本語バージョンとなる。リーダーのコヌは「韓国でもこの曲でデビューしました。『Message』のパフォーマンスを一度見れば、僕たちがどんなグループかわかります」とデビュー曲をアピール。インスは「一人ひとりの個性がある、SMAPのようになりたい」と日本での活動の大きな目標を掲げた。終始、勉強中の日本語で会話しようと務めたメンバーたちは、お笑い芸人との愉快なやりとりを繰り広げながら、彼らの明るくはつらつとした魅力を披露した。またこの日は、7月から少女漫画誌『Sho-Comi』(小学館)で5人をモデルにした漫画『王子どもと同棲はじめてみます。』の連載スタートも発表された。今後の活動として、CDのリリース・イベントや「2012神宮外苑花火大会」への出演なども決定している。会見後にはファンクラブイベントを開催し、『Message』など7曲を披露。ライブ後にはハイタッチ会も行い、ファンを喜ばせた。
2012年06月12日THE BACK HORNが、前作『アサイラム』から約1年9か月ぶりとなる9枚目のオリジナル・アルバム『リヴスコール』を6月6日にリリースした。THE BACK HORN ライブ開催情報アルバムリリースに合わせて、THEBACK HORNのボーカルの山田将司とギターの菅波栄純がインタビューに応じてくれた。昨年の震災直後に『世界中に花束を』を緊急配信するなど、困難な時代と真っ向から対峙してきた彼ら。音楽、ロックの存在意義を堂々と証明する、文字通り生命力のスコールのようなアルバム『リヴスコール』はいかにして生まれたのか?という問いかけに対し、「“感情の再生装置”的に音楽を使ってほしいっていうか。それでこう、喜びを増幅させたり、悲しみを一瞬で拭い去れたりとかできたら、それはそれで音楽の力だと思う」(山田)、「願わくばこの音楽が、人それぞれの思い出とか記憶に直結していくようなものであったら嬉しいなと思います」(菅波)と語っている。9月7日(金)からは、このアルバムを携え台湾・韓国を含む全国ツアー「KYO-MEI ツアー」~リヴスコール~をスタートさせる。ファイナルとなる2013年1月6日(日)には、THE BACK HORNにとって2度目となる日本武道館に登場する。THE BACK HORN、山田将司と菅波栄純のインタビュー全容は@ぴあ『今週のこの人』のコーナーにて掲載。
2012年06月12日バンド名に因んで毎年6月9日に行われているムックの日イベントが、結成15周年となった今年も幕張メッセで行われた。『-MUCC 15th Anniversary Live -「MUCC vs ムック vsMUCC」』と名づけられた今年のライヴは、彼らの活動を3部に分け、それぞれの時代を代表する楽曲で構成されたもの。会場も過去最大規模となったが、規模に負けない素晴らしいステージパフォーマンスで、詰め掛けた12000人の観客を熱狂させた。そして今回、この熱狂のライヴが早くもDVDになって発売される事が決定した。MUCC ライブ情報『-MUCC 15th Anniversary Live -「MUCC vs ムック vsMUCC」不完全盤』と名づけられた今回のDVDは、3部に分かれた構成を存分に活かすため、それぞれ8月22日(水)に第1弾『死生』、9月12日(水)に第2弾『密室』、10月4日(木)に第3弾『鼓動』と3か月連続で発売。しかも本商品にしか収録されない新曲CDもついて2,300円というお得な内容。この作品は完全生産限定盤となるため、買い逃がしのないように。そして勢いそのままに、10月に約2年ぶりとなるアルバムがリリース予定。さらに9月からは5大都市ツアー- MUCC 15th Anniversary year Live(s) -『97-12』が決定。東京・仙台・名古屋・大阪・福岡で15周年を記念したライヴハウスツアーを敢行する。過去最大の幕張メッセライヴを大盛況に収め、更にパワーアップした迫力あるステージを期待しよう。チケットは7月21日(土)より一般発売開始。■-MUCC 15th Anniversary year Live(s) -「97-12」9/8(土) Zepp Diver City OPEN 17:00 START 18:009/9(日) Zepp Diver City OPEN 16:00 START 17:009/13日(木) 仙台Rensa OPEN 18:00 START 19:009/16(日) Zepp Nagoya OPEN 17:00 START 18:009/23(日) Zepp Namba OPEN 17:00 START 18:009/25(火) 福岡DRUM LOGOS OPEN 18:00 START 19:00料金: 前売券¥5,800(税込)当日券¥6,300(税込)
2012年06月12日俳優の津川雅彦が、映画監督としてのマキノ雅彦の名で、舞台『男の花道』の演出を手がける。『男の花道』は、講談や映画、歌舞伎、舞台の題材にも幾度となく取り上げられ、友情物語の代名詞とも言える名作。7月からの上演に先立ち、6月11日、都内稽古場にて中村福助、中村梅雀ら出演者とマキノ雅彦が会見を行った。『男の花道』チケット情報物語は歌舞伎俳優と蘭学者の男の友情を軸に展開する。江戸時代、大坂で人気の女方役者・加賀屋歌右衛門(福助)は、ひそかに失明の危機を抱えていたが、蘭学者・土生玄碩(梅雀)による大手術によって、役者生命の危機を救われる。これをきっかけに、ふたりは強い友情を結ぶことになる。だがある日、玄碩に災難が降りかかり、刻限までに歌右衛門が駆けつけなければ切腹させられるという窮地に陥る。友を助けるため、歌右衛門は満員の舞台を抜け出すことを決断する。会見で梅雀が「今回はただならぬ縁」と話す。マキノは「叔父であるマキノ雅弘監督による1941年の映画版をもとにしているという縁で、今回ご指名いただいたと思っています」と挨拶。福助も「この物語は、私と梅雀さんの先祖である3代目・歌右衛門と土生玄碩の友情を描いた作品。私にとって歌右衛門という名は、大叔父でもあり師匠でもあった6代目・歌右衛門のイメージが一番強い。役者としても人間としても目標にしている名前です」と語った。この日は初めての台本の読み合わせを終えたばかり。マキノは「なんといっても福助ちゃんと梅雀ちゃんのキャラクターが素晴らしくて素敵。“平成の男の友情”を作りたいということで、脚本には新しい試みが加わっており、古さを感じない、おもしろい友情関係が成立している」と自信をのぞかせた。梅雀も「頂点を目指す人間が陥りがちな部分でお互いが追い詰められ、でもお互いの友情によって救いあうというところが感動的。普遍的なテーマを感じます。(セリフも)私たちにぴったりに書かれていて、やっていて自然にのっていける」と話していた。歌舞伎以外の舞台に初出演となる福助は「最高のスタッフと出演者に恵まれて幸せ。日ごろからかわいがっていただいているマキノ雅彦監督とご一緒できるので楽しみです。梅雀さんと本当に友情を結び合えたらと思っています。普段からの仲は……良いですよね?」と梅雀の顔をうかがって話し、会場をなごませていた。また、満員の舞台を抜け出す決断について質問されると「(実際には)やっぱり行けないですよね」とコメント。役者として歌右衛門と玄碩の友情の篤さをたたえていた。なお、今回の公演は、歌右衛門が大坂から江戸に移った東下りにちなんで、7月1日(日)からの大阪公演を皮切りに岐阜、東京の順で上演される。共演は尾上松也、風間俊介、一色采子、風花舞、真由子、森本健介、春田純一ほか。音楽は宇崎竜童が担当。取材・文:大林計隆
2012年06月12日