ジャック・ニコルソン主演、スタンリー・キューブリック監督で大ヒットした『シャイニング』に、プレクェルと続編の話が同時浮上している。続編小説は確実なようだが、プレクェル映画はまだ構想の段階だ。1980年の『シャイニング』は、ホラー・ミステリーの傑作として映画史上に名を残す作品。30年以上たつ今になって、ワーナー・ブラザースは、この作品の前章に当たるプレクェル映画を考え始めているようだ。スタジオ側は「公式ではない」と主張しているが、すでに『ブラック・スワン』『ゾディアック』を書いたブラッドリー・フィッシャーや、『アバター』『シャッター アイランド』のレータ・カログリディスに脚本についての打診をしているらしい。一方で原作者スティーブン・キングは、すでに続編の執筆を完了。『Doctor Sleep』というタイトルで、アメリカでは来年1月に出版される予定だ。映画化権はまだどこも取得していないが、時間の問題と思われる。続編とプレクェル、どちらが先に出来るのか、またジャック・ニコルソンが演じた狂気の男ジャックの若き日あるいは老後の姿を演じるのはどの俳優になるのか、気になるところだ。文:猿渡由紀
2012年07月30日ジャスティン・ロングが、スティーヴン・キングの短編小説「十時の人々」の映画化作品の出演を交渉中だ。オリジナル版『フライトナイト』などでお馴染みのトム・ホランド監督によって同作の映画化が進んでおり、製作陣は、主演依頼のためジャスティンに接触しているという。同短編小説は、禁煙しようとしてもなかなかやめられない主人公のブランドン・ピアソンが、脳内の化学物質のバランスが崩れたため奇妙な副作用を体験するという物語だ。同作品の映画化が発表された際、トムは「これは禁煙に苦しんでいたスティーヴン自身と、比較的最近の90年代の禁煙に関する法律についての話なんだ。この映画化ではオリジナルの短編を現代風にアレンジして、偏執的なサスペンスにするよ」と語っていた。スティーヴンの2作品『スティーヴン・キング/痩せゆく男』、『スティーヴン・キング/ランゴリアーズ』を以前すでに映画化しているトムは、本作をニューヨークで9月にクランクインさせる予定だ。
2012年07月03日