日本気象協会は11月12日、ポーラと共同で、気象と肌のビッグデータを活用して肌変化を予測する美容アドバイスサイト「美肌予報」を開設した。両社はそれぞれが持つ「気象」と「肌」に関するビッグデータを利用した共同研究を2014年から行っており、これまでも「肌荒風」や「毛穴熱風」などを発見し発表してきた。今回開設した「美肌予報」は全国47都道府県の地域ごとの肌変化を予測し、美肌のケアにつながる情報提供を目的とした無料の美容アドバイスサイト。日本気象協会の気象データと、ポーラが持つ累計1500万件を超える肌データ(全国47都道府県、16歳以上の女性のデータ)を活用することで美肌を左右する気象情報をもとに地域ごとの肌変化を予測し、美肌ケアのポイントや生活習慣・食事のアドバイスなどを提供していく。日本気象協会は、今後も気象のビッグデータを活用した他企業との共同展開を通じて、世の中に「新たな価値」を提供するための活動を続けていくとしている。
2015年11月13日日立製作所は11月11日、Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)ファミリーのラインアップにビッグデータの高速分析を支えるデータアクセス性能と信頼性を備えたオールフラッシュアレイ「Hitachi Virtual Storage Platform VSP F400」「Hitachi Virtual Storage Platform VSP F600」「Hitachi Virtual Storage Platform VSP F800」(VSP Fシリーズ) の3機種を追加し、全世界で販売を開始した。各製品の出荷開始は同月17日を予定している。VSP Fシリーズは、データアクセス性能やデータ容量を強化したフラッシュモジュールの「Hitachi Accelerated Flash DC2(HAF DC2)」を採用し、システムの導入や運用にかかるコストを抑えつつ、データ分析に必要となるデータアクセス性能と信頼性を実現するオールフラッシュアレイ。HAF DC2に独自のデータ圧縮機能を新たに搭載することで、高いデータアクセス性能を維持しながら大量データの効率的な格納が可能となるため、搭載フラッシュモジュール台数を抑え、導入コストの軽減を図るとともに、消費電力や設置スペースを削減することができる。また、ストレージ基本ソフトウェアにはハイエンド向けストレージシステムを含むVSPファミリー全製品で採用する「Hitachi Storage Virtualization Operating System(SVOS)」を搭載し、データの欠損を防ぐデータ保護機能を備えている。大量データへの高速アクセスを実現することで、顧客の新たなサービス開発や業務改善などに向けたビッグデータの利活用が可能だ。各製品ともに物理容量は6.4TB~、ファイバチャネルは16Gbps×4ポート~、キャッシュはVSP F400で128GB、VSP F600で256GB、VSP F800で256GB~となる。価格はいずれも税別でVSP F400が1740万円~、VSP F600が2490万円~、VSP F800が4060万円~。なお、HAF DC2はディスクアレイシステムの「VSP Gシリーズ」にも搭載が可能。ハイエンドからミッドレンジまで幅広く対応するVSP Gシリーズにシステムの規模や用途に応じて組み合わせて利用することができるという。
2015年11月11日SAPジャパン、日立製作所、ESRIジャパンの3社は11月9日、3社の製品を連携させて社会インフラに関する将来予測を可能にするビッグデータ利活用システム基盤(以下、本システム基盤)を開発し、実用化に向けた検証を実施したと発表した。同基盤は、社会インフラに関する膨大な現在と過去のデータを基に、特定区域の混雑状況の予測といった各種の将来予測を迅速に行い、地図画面上で瞬時に可視化できるもの。今後3社は、同基盤の実用化に向けた取り組みを推進し、広域都市交通や物流の効率化、水道・電気・ガスといったインフラ設備の安定稼働など、安全・安心・快適な社会インフラの実現に貢献するとしている。今回のプロジェクトでは、インメモリ・データベースによるリアルタイムなデータ処理に優位性を持つという「SAP HANA」と、日立のデータベース・エンジンである「Hitachi Advanced Data Binder」(HADB)、企業における地理空間情報を利用した意思決定を支援するESRIジャパンのソフトウェアである「ArcGIS」の3製品を連携させ、将来予測を行うと共に、その結果を地図画面上へ瞬時に表示するシステム基盤の開発・検証を行ったとのこと。具体的には、HADBに蓄積した膨大なデータをSAP HANAで高速に処理するため、両製品の連携を実現するソフトウェアである連携アダプタを開発し、SAP HANAのSDA(Smart Data Access)機能と組み合わせることで、3製品がスムーズに相互連携するシステム基盤を構築したという。また今回、SAP HANAに格納した現在の状況に関するデータとHADBに蓄積した履歴データを利用した将来予測を行い、現在の状況と将来予測の結果をArcGISの地図画面上で瞬時に表示できることを検証した。検証にあたっては、東京大学空間情報科学技術研究センターが提供する、約130万人分の移動履歴とその交通手段に関するデータ(人流データ)を利用し、タクシーの最適配車を想定したシミュレーションを実施したという。具体的には、まず、東京首都圏のある特定日時における人流データを現在の状況と仮定し、そのデータを基にSAP HANAで現在の混雑箇所を把握。そして、現在の混雑箇所から数10分後に移動する可能性が高い複数地点を、HADBに格納した膨大な履歴データの中から統計的に導き出すことで将来予測を行ったとのこと。これらの結果を、ArcGISの地図画面上に高速に表示できたとしている。同基盤の応用例として3社は、人流予測による快適な都市交通インフラの実現、最適な集荷・配送ルートの予測による広域物流業務の効率化、インフラ設備の故障予兆把握と保守点検ルートの最適化を挙げる。
2015年11月10日ちょっと口が寂しいとき、つい放り込んでしまうのがミニサイズの食べもの。でも、サイズが小さくても高カロリーなものはたくさんあります。ちなみにマクドナルドの「ビッグマック」は、単品で530kcalです。今回はこのビッグマックを基準に、10種類の商品をカロリー比較していきます。一つひとつのサイズは小さいのに、あっという間にビッグマックと同等のカロリーに跳ね上がってしまうという事実を検証していきましょう。「ビッグマックと同じ530kcalになるのは○個まで!」という計算です。■1:ギョーザ(味の素)12個1個(44kcal)の「冷凍ギョーザ」。1袋に12個入っているので、1袋たいらげるとビッグマックを食べたのとほぼ同じカロリーということになります。ひとり暮らししていて、「全部焼いて一気にひとりで食べてしまった」という人はいませんか?■2:からあげクンレギュラー(ローソン)11個ローソンのレジ横にある5個入りの商品は238kcal。他の商品で味つけや油の量が違えば、もちろんカロリーはもっと高まりますね。■3:ウインナー(丸大食品)10本発売20周年のロングセラー「燻製屋熟成ウインナー」は、1袋80gで264kcal。1袋に5~6本は入っているので、約10本で530kcalになります。ウインナーが大好きな子どもなどは、何本でも好きなだけ食べてしまうので要注意。■4:カントリーマアム(不二家)9.5枚バニラ味は1枚56kcal。10枚食べてしまったら、さすがにちょっと食べすぎたかな……と思ってしまいそうですね。■5:バームロール(ブルボン)8本1本(67kcal)でしっかりとしたボリュームのある個装のミニロールケーキ。1袋8本入りですから、誰かとシェアして食べるとよいのでは?■6:スモークチーズ(森永乳業)4.5本「クラフトロングスモークチーズ」1本32g(119kcal)を、4本と半分食べるとビッグマックと同等。香ばしいスモークチーズは、チーズ好きの人なら1本では決して止まらないですよね。■7:柿の種(亀田製菓)3袋小分けの1袋は165kcal。ピーナッツも入っています。ピリ辛の味は魅力的なので、おやつに夜食にと、いつでも1袋ペロリと食べられちゃいますよね。■8:チェルシー バタースカッチ味(明治製菓)2.5箱1箱は10粒入っているので、1粒(21kcal)×25でビッグマック(笑)。一気に25個食べる人はあまりいないでしょうが、箱を1日持ち歩いていたらいつの間にか食べきってしまう飴は、あなどれないでしょう。■9:スティックカラムーチョ ホットチリ味(コイケヤ)1袋1袋117g(528kcal)が、ほぼビッグマックと同等のカロリーであることがわかりました。スナック菓子はストレスが溜まっているときなどに1袋たいらげてしまってから後悔することも。同じカラムーチョでもチップスタイプは1袋60gで330kcalなので、カロリーが気になる方はこちらもおススメです。■10:ナッツ(ファミリーマート)1袋おつまみにちょこっと買いをしてしまいがちなミックスナッツの1袋90gで、なんと579kcalもあり、ビッグマックを超えています!お酒のお供として食べるときはカロリー表示なんて見ないでしょうから、頭に叩き込んでおきたい事実です。*どれも一口だけでは止まらず、いくらでも口に運んでしまいそうな商品ばかり。罪悪感のないまま、かなりのカロリーを摂取しているかもしれませんよ!たまにはたくさん食べてもいいでしょうが、習慣化してしまっている人は見なおしてみた方がいいですね。(文/中田蜜柑)
2015年11月09日NSW(日本システムウエア)は11月4日、IoT向けビッグデータ分析・予測サービス「Toami Analytics(トアミ アナリティクス)」の提供を同日より開始すると発表した。同サービスはは、同社IoTクラウドプラットフォーム「Toami」と連携し、センサー、機械、人、インターネット情報などから収集した情報を逸脱度分析、相関分析、傾向分析、原因分析、予測分析など行う。さらに、過去データと実測データの差異を統計・分析する機械学習により予測が可能で、その結果に基づく未来予測までを行うという。同社ではこれにより、製造業における機器故障の予兆検知や品質管理、小売業におけるプロモーション分析や需要予測などの分野においてビッグデータのビジネス活用を推進するとしている。また、業種に特化したテンプレートのラインナップの拡充も予定しており、第一弾として、太陽光発電事業者向け発電予測「Toami Analytics for Solar」の提供を同日開始した。
2015年11月04日日本電気(NEC)は11月2日、ビッグデータ分析を高度化する人工知能技術の1つとして、予測に基づいた判断や計画をソフトウェアが最適に行う「予測型意思決定最適化技術」を開発したと発表した。新技術は、同社が開発したビッグデータに混在する多数の規則性を発見する「異種混合学習技術」などを用いた予測結果に基づき、従来は人間が行っていた戦略や計画の立案といったより高度な判断をソフトウェアで実現するもの。同技術には、予測誤差に対してリスクが低く効果の高い計画の生成及び、大量の予測式の関係を考慮した最適な計画を超高速で生成といった特長があるという。例えば、水の運用管理に同技術を適用することで、最大で電力コストを20%削減し、需要の過小評価による計画変更回数を1/10に削減することが可能との試算が得られたとのこと。また、小売店舗の商品価格戦略(ある商品と競合商品の価格と売上の関係など)において、従来法(混合整数計画法)では数時間から数日かかるところを、1秒未満で店舗の売上を約11%(試算値)増加できる価格戦略を算出できたとのこと。さらに、従来法と比較して最適化の精度(店舗の売上増加の試算値)が約20%高い(約9%→約11%)という結果が得られたとしている。同社は同技術及び異種混合学習を利用して、ビッグデータによる実世界への新たな価値創出に貢献するという。
2015年11月04日マクドナルドの王道メニュー「ビッグマック」は、単品で何kcalかご存知でしょうか?正解は530kcal。Mサイズのポテト(454kcal)とコカ・コーラ(140kcal)をセットで注文した場合、1,124kcalにもなります。一般的な成人の摂取カロリー目安は1,800~2,200kcalとされていますから、ビッグマックセット1食分で1,124kcalというのは気になる数字ではないでしょうか。そこで今回は、他の米やパンなどの炭水化物メニューと比較して、「ビッグマック1個分のカロリーならばどれくらいの量を食べられるか」を、お伝えしたいと思います。それだけの量を食べられるなら「今日のビックマックをやめておこう」と思うのか、それとも「いいや、それでも私の気分はビッグマックだ!」となるのか、そこはご自身の判断次第ですが、納得できる結果が出ていますよ。■10位:焼きそば(1皿)ビッグマック1個と、豚肉やにんじん、キャベツなど一般的な具が入ったソース焼きそば1人前がほぼ同じカロリーです(527kcal)。少し豪華な五目焼きそばや、あんかけ焼きそばだとビックマックより高カロリーになります。■10位:スパゲッティーミートソース(1皿)料理方法やお店によって変わってきますが、イタリアンレストラン・サイゼリヤの「ミートソースボロニア風」のカロリーは538kcalで、ビッグマックとほぼ同じ。■8位:そうめん、ひやむぎ(1.5人前)食欲のない暑い夏でも、そうめんであれば1人で2束はペロリと食べられるかもしれません。でも、2束食べると約360kcalになります。■7位:赤飯(2膳)1膳(140g)で265kcalなので、ちょうどお茶碗2膳分がビッグマックと同じカロリーです。もち米を使ったおこわでも、おかわりできちゃう程なんですね。■7位:うどん(2人前)うどんチェーン店のはなまるうどんで提供されている「かけうどん」は、273kcal。ここにたまごや肉などの具がのるとカロリーも上乗せされます。■5位:そば(2.5人前)ゆでたそば100gが132kcalなので、1人前(160g)になると約215kcal。2人分食べたとしても、まだビッグマックの方が高カロリーです。■4位:白米ごはんのおにぎり(3個)おにぎりは、握る人によってサイズが違います。ここではコンビニで売っているサイズ(約100g)のカロリー、168kcalで計算して約3個という結果になりました。おにぎりを3個食べると、多くの人が満腹になるはず。■4位:食パン(3枚)もちろんメーカーや種類、8枚切りか6枚切りかによって大幅にカロリーも変わってきます。今回はパスコの「超熟6枚切り」(1枚あたり163kcal)で計算しています。食パンにジャムもバターも塗らずそのまま食べる人は少ないと思いますので、なにかを足せばもちろんその分カロリーが増えます。■2位:モチ(4個半)四角い切りモチ1個が約120kcalですので、ビッグマックと同じカロリーなら4個以上は食べられるということ。しかし、これも食パン同様、食べるときにはなにかしら加えると思います。砂糖の混ざったきなこなら大さじ1で21kcal、つぶあんなら大さじ1で49kcalが加算されます。■1位: おかゆ(5膳)当然といえば当然の結果ですが、白米の量を減らしお湯でかさ増しをしているおかゆは、炭水化物のなかでも低カロリーの代表選手。梅干しや鮭などで味もつけずにお茶碗5膳の量を食べるのは大変ですが、ビッグマックと同じカロリーであるという驚きは感じていただけたのではないでしょうか。*これだけの量が、ビッグマック1個分のカロリーで食べることができるのです。ビッグマックを食べることで体に起きる変化についても、衝撃的な話ばかり。どんな食事でも同じことがいえますが、高カロリーのジャンクフードを食べ続けるのは控えた方が賢明かもしれませんね。(文/中田蜜柑)
2015年11月03日NECは11月2日、ビッグデータ分析を高度化する人工知能技術の1つとして、予測に基づいた判断や計画をソフトウェアが最適に行う「予測型意思決定最適化技術」を開発したと発表した。「予測型意思決定最適化技術」は、同社が開発したビッグデータに混在する多数の規則性を発見する「異種混合学習技術」などを用いた予測結果に基づいて、従来は人間が行っていた戦略や計画の立案といったより高度な判断をソフトウェアで実現するもの。同技術を実際のデータに適用したところ、水需要予測に基づく配水計画では、浄水・配水電力を20%削減する高精度な配水計画を生成でき、商品需要予測に基づく価格最適化では店舗の売上を11%向上する商品価格戦略を1秒未満で瞬時かつ自動的に生成できたという。新技術の特徴の1つは「予測誤差に対してリスクが低く効果の高い計画を生成」する点。予測の「典型的な外れ方」(予測誤差)のパターンを独自のアルゴリズムで分析し、その結果を数理最適化技術と融合することで、「外れ方」を勘案したうえで最適化することで、予測が外れても損失が発生するリスクが低く、安定して高い効果がでる計画を算出できる。もう1つの特徴は「大量の予測式の関係を考慮した最適な計画を超高速に生成」できる点。独自の組合せ最適化アルゴリズムによって、予測式の関係を考慮した大規模な組み合わせを効率的に探索し、超高速に最適な戦略・計画を導出することができる。
2015年11月03日ネットワンシステムズは10月29日、米Damballaと販売代理店契約を締結し、標的型攻撃などによるマルウェア感染端末の自動検知および対応優先度を分析する企業・組織向け製品「DAMBALLA Failsafe」、感染端末の自動検知機能に特化して1台で数百万端末まで監視可能な通信事業者向け製品「DAMBALLA CSP」を販売開始すると発表した。両製品の特徴は、ビッグデータと機械学習を組み合わせて精度の高い感染端末の自動検知を実現するとともに、その検知情報がさまざまな製品と連携可して強固なサイバー攻撃対策を実現できる点。「DAMBALLA Failsafe」は、8つの検知エンジンで感染端末を検知し、9つのリスク分析エンジンでビジネスへの影響度に応じた対策優先順位をつけて自動的に通知。これにより、CSIRT(企業・組織内の情報セキュリティ問題を専門に扱うチーム)をはじめとする対策部門の対策時間を大幅に短縮する。同社は「DAMBALLA Failsafe」を活用して、感染端末の外部通信を自動的に遮断する情報漏えい対策ソリューションを提供する。同ソリューションは、C&Cサーバ(感染端末を攻撃者が制御・操作するサーバ)と通信する端末を「DAMBALLA Failsafe」が検知すると、その端末のIPアドレス情報をLog分析サーバ経由でファイアウォールに伝え、該当端末の外部通信を検知から約2分で自動的に遮断するもの。「DAMBALLA CSP」は、通信事業者のネットワークサービスにおける加入者の感染端末の自動検知機能に特化した製品。1台で数百万端末まで監視可能で(個人を特定できる情報は監視対象外)、この検知情報との連携によって、利用者への感染通知サービスや駆除サービスなどのセキュリティサービスの追加や、他社への乗り換え率の低減を図ることができる。同社は「DAMBALLA CSP」と悪質な通信をフィルタリングするDPI/IDS製品、悪質な通信を破棄するブラックホール・ルータ、これら機器と連携するLog分析サーバなどを組み合わせることで、不正トラフィックを削減するソリューションの提供も行う。価格は、「DAMBALLA Failsafe」が監視対象500端末当たり年額750万円から(税別)、「DAMBALLA CSP」が個別問い合わせとなっている。
2015年10月30日10月28日、千葉県の幕張メッセで「Japan IT WEEK 秋 2015」が開幕した。IoT/M2M展、クラウドコンピューティングEXPO、情報セキュリティEXPO、Web&デジタルマーケティングEXPO、スマートフォン&モバイルEXPO、データセンター展、ビッグデータ活用展、通販ソリューション展など複数の展示会が、30日まで開催される。ビッグデータ活用展では、UBICの執行役員 CTO 行動情報科学研究所所長の武田秀樹氏が「人工知能によるビッグデータ解析のポイントとは?」というテーマのセミナーを行ったので、その模様をお届けしよう。初めに、武田氏は研究成果について説明し、人工知能は2012年頃からディープラーニングというキーワードとともに改めて注目を集め、分析対象となるデータの存在(ビッグデータ)や技術の成熟(機械学習など)、インフラの成熟(クラウド)などの条件が整い、産業において人工知能の活用が進んでいるとした。同氏はビッグデータ解析について「干草の山の中から1本の針を見つけ出すことに例えられるが、実際は価値のあるデータが針であるとは限らず、従来の手法では抽出が困難な場合が多々あるほか、言語データは人間が意図する微妙なニュアンスの違いを見分けることが不可能といった課題がある」と述べた。同社では2013年にビッグデータの解析を自動で行うソリューションとして「バーチャルデータサイエンティスト」を発表。同ソリューションは人の行動を学び、判断をサポートするほか、学んだ人の直感に基づいて評価軸を形成し、対象人物の趣味嗜好に合致した情報抽出を行うことができる。また、自由に記述したテキストデータを含むビッグデータの中から、必要なデータを迅速かつ正確に見つけ出すことが可能だ。そして、同氏は「人工知能を使うことで、学習と判断の自動化や少量の学習から大量のデータ判断、判断の継続性・制度の維持、人間の行動や判断の特徴の捕捉、専門家の業務サポート、一般ユーザーの感覚の学習といったメリットを得ることができる」と語った。続いて、国際訴訟支援やビジネスデータ分析支援、電子メール監査などにおける同社のソリューションの活用事例が紹介された。国際訴訟支援ではテキストマイニング技術、人工知能技術などを応用した同社独自の自動文書解析技術「Predictive Coding」がeDiscoveryにおける工程の1つであるReviewの労力、時間、コストを削減することできるという。すでに32件の案件(2015年8月時点)で採用されており、機械学習によるレビュー事例としてPredictive Codingとクラスタリングを活用した結果、使用前のレビューファイル数は平均スピード32.35ファイル/時だったが、使用後は74.93ファイル/時と2倍以上に増加。また、重要文書の発見数も増加したという。また、ビジネスデータ分析支援では「Lit i View AI助太刀侍(AI助太刀侍)」が業務上のメールや日報などの電子データを解析し、潜在的なチャンスやリスクを知らせる。AI助太刀侍を導入した企業で米国の顧客から受けたメールに「遺憾」という単語が含まれていた際、同システムはこれまでの学習から「遺憾」という単語の出現がトラブル発生の前兆と判断し、該当メールに高スコアを付与。これを見たスタッフが優先的に対応し、トラブルになる前に事態が終息したという事例も紹介された。さらに、近年では情報漏洩/不正競争防止法違反、価格カルテル、収賄など、企業を取り巻くさまざまなリスクが大きな社会問題になっている。そのような状況から、企業では電子メール監査が求められていることから、同社では情報漏洩を「醸成」「準備」「実行」の3段階をへたうえで発生すると定義。会社の方針に異を唱えていた社員が退職し、すぐに同業の新会社を設立したケースでは、同社員のPCを調査した結果、業務に不可欠な社内データの持ち出しを準備するメールが多数発見されたほか、社外サーバにそれらのデータをコピーした痕跡も発見されたそうだ。同氏は、「この企業がナレッジ(知識・知見)を駆使して監査をサポートするソフトウェア「Lit i View EMAIL AUDITOR」を導入していれば防止できていたケース」と指摘した。従来の電子メール監査サービスでは捕捉率を上げると目視監視すべきメールが大量にヒットし、キーワードを絞りすぎると重要なメールが漏れる可能性があるほか、キーワードを目的に応じてメンテナンスする必要がある。また、ヒットしたメールの中で優先度が付けることができないことに加え、社員が社員を監視することへの強い抵抗感といった問題点がある。一方、同ソフトウェアによるメール監査を行えば高い捕捉率を保ちつつ適切な数量のメールを抽出可能でキーワードの設定・メンテナンスが不要なほか、メールに優先度が付けられ、社員の監視をサポートすることができるという。そのほか、セミナーではトヨタテクニカルディベロップメントの特許支援調査システムやNTT東日本関東病院の転倒・転落防止システム、電通国際情報サービスのデジタルキュレーションサービスなどの事例が紹介され、人工知能が企業において実用が進んでいることがうかがえた。
2015年10月29日日立製作所は、多種多様なビッグデータの統合・分析・可視化を迅速に実現するBI製品「Pentaho」を用いたビッグデータ利活用のシステム導入支援サービス2種を10月21日から販売開始する。Pentahoは、日立の米国子会社であるHitachi Data Systemsが2015年5月末に買収した、米Pentahoが提供するオープンソースのソフトウェア。無償版と有償版がある。今回提供されるのは、ビッグデータ利活用の最適な手法を導き出すための技術支援を行う「データ利活用トライアルサービス」と、Pentahoをインストールしたシステム検証環境をクラウドで利用できる「データ利活用検証支援サービス」。「データ利活用トライアルサービス」は、ビッグデータ利活用に向けたシステムの本格導入に先立ち、顧客のシステム環境の特性やデータ形式・種別などをヒアリングし、それに基づき、分析対象データの仕分け、分析結果の可視化における要点の提示、分析結果に対する適切な評価指標の設定など、最適なデータ利活用の手法を導き出し、具体化するための技術支援を提供する。また、検証結果に関するレポート作成支援や、本格導入の際のシステム要件の提案など、検証結果を踏まえたシステム本格導入に向けての支援も行う。「データ利活用検証支援サービス」は、「データ利活用トライアルサービス」で具体化したビッグデータ利活用手法について、Pentahoをインストールした日立のクラウド上のシステム検証環境で導入効果を実際に検証できるサービス。顧客のPCから遠隔でシステム検証環境を利用できるため、顧客は導入検証用の環境を用意する必要がなく、初期投資を抑えることができ、サンプルデータを使った分析に加え、顧客の実データの持ち込みにも対応するなど、検証環境に対するニーズにも柔軟に対応する。加えて、データ統合機能により、多様なデータを関連させた高度なデータ分析であっても、迅速に検証結果を確認することができる。同社は、本格的なシステム導入・運用に対応した、Pentahoをインストールしたシステム実行環境をクラウドで利用できるサービスも、2015年度末までに提供を開始する予定。
2015年10月21日ビッグローブは19日、同社のMVNOサービス「BIGLOBE SIM」と組み合わせて提供する「BIGLOBEスマホ」に、Androidスマートフォン「ZenFone Selfie(ZD551KL)」(ASUS製)、「arrows M02」(富士通製)と、Androidタブレット「ASUS ZenPad 8.0(Z380KL)」(ASUS製)を追加した。同日より順次提供開始する。「BIGLOBEスマホ」は、端末のみでは販売しておらず、別途「BIGLOBE SIM」の利用料金が加算される。○ZenFone Selfie(ZD551KL)「ZenFone Selfie(ZD551KL)」は、5.5インチサイズのAndroidスマートフォン。1,300万画素のインカメラには、瞬時に焦点を合わせるレーザーオートフォーカス、白写りを抑え自然な肌色に自動調整するデュアルカラーLEDフラッシュ、17種類の撮影モードを搭載する。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUはQualcomm Snapdragon615(オクタコア、1.5GHz+1.0GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。ディスプレイ解像度は1,920×1,080ドット。背面/前面に1,300万画素のカメラを備える。カラーバリエーションはホワイトのみ。19日より販売開始。アシストパック月額加算料金(端末の実質価格)は、1,570円×24回(総額37,680円)。○arrows M02「arrows M02」は、5インチサイズのAndroidスマートフォン。おサイフケータイや、IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵に対応する。そのほか、出先などで騒音が気になる場所でも通話相手の声が聞き取りやすくなる「スーパーはっきりボイス4」や、2つのマイクで周囲の騒音を検知して自動的に雑音を抑え、クリアな音声での会話を可能にする「スーパーダブルマイク」といった、通話のしやすさを向上させる機能を搭載している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.1。CPUはQualcomm Snapdragon410(クアッドコア、1.2GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。ディスプレイ解像度は1,280×720ドット。背面には810万画素、前面には240万画素のカメラを内蔵。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。19日より予約受付、29日より販売を開始する。アシストパック月額加算料金は、1,380円×24回(総額33,120円)。○ASUS ZenPad 8.0(Z380KL)「ASUS ZenPad 8.0(Z380KL)」は、8インチサイズのAndroidタブレット。LTE対応で音声通話にも対応している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUはQualcomm Snapdragon410(クアッドコア、1.2GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。ディスプレイ解像度は1,280×800ドット。背面には800万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。カラーバリエーションはブラックのみ。19日より販売開始。アシストパック月額加算料金は1,240円×24回(総額29,760円)。このほか、「BIGLOBEスマホ」では、すでに販売しているAndroidスマートフォン「ZenFone 2 Laser(ZE500KL)」(ASUS製)に、限定カラーのアクアブルーを追加する。
2015年10月19日ゴジラとキングコングがビッグスクリーンで対決することになった。ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズが共同製作し、2020年に北米公開する。その他の情報それ以前に、ゴジラとキングコングは、それぞれに続編が予定されている。『Godzilla 2』は、2018年6月北米公開。1作目のギャレス・エドワーズが監督を続投する。続編にはモスラが登場するそうだ。一方『Kong: Skull Island』は、2017年3月北米公開。トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、コーリー・ホーキンスらが出演。撮影は来週スタートする。監督は『The King of Summer』のジョーダン・ヴォグト=ロバーツ。文:猿渡由紀
2015年10月16日共同通信社は10月13日、インティメート・マージャーと新たな広告メニューの開発で協力し、同日より新サービスの販売を開始したと発表した。同サービスは、共同通信社の運営する情報サイトにて、企業の製品やサービスを紹介するタイアップコンテンツを作成・掲載。その後、インティメート・マージャーが提供する約4億件のオーディエンスデータの中から、コンテンツを読んでもらいたいターゲットユーザーを性別や年令、年収、職業、趣味・嗜好、エリア、Web閲覧サイトなどの項目から選定し、同ターゲットにコンテンツを読んだ上でアンケートに回答するようメールで依頼する。同アンケートの結果やコンテンツのPV数などは、レポートとして提供される。共同通信社によると、新広告サービスは、同社のコンテンツ編集力とインティメート・マージャーの持つ膨大なオーディエンスデータを組み合わせ、広告コンテンツと読んでもらいたい読者のマッチングを最適化させた、新しい形のメディアタイアップになるという。
2015年10月14日データアーティストは10月1日、ワイヤーアクションが収集するテレビのメタデータを用いた新しいマーケティングツール「コトモノ」の無償版をリリースした。有料版は近日中に提供開始を予定している。同ツールは、テレビで取り上げられる事柄(コト)と関連度の高い商品(モノ)を結び付けて潜在的なニーズを喚起させ新しい市場の創出を実現するもの。「テレビに取り上げられるキーワードの出現傾向の分析機能」と「テレビに取り上げられるキーワードの詳細な文脈分析機能」を提供する。「テレビに取り上げられるキーワードの出現傾向の分析」では、検索対象キーワードのテレビでの出現回数の時間変化を週別に、過去3年にわたって閲覧することが可能。これにより、キーワードがテレビに登場する傾向(季節性・増減)や新たな流行ワードの登場を把握し、製品とタイアップすべき事柄を特定できる。「テレビに取り上げられるキーワードの詳細な文脈分析」では、検索対象キーワードが登場した番組の詳細な情報(番組名・番組内の放送内容・一緒に登場したキーワード)を把握できる。これによりもっとも適切な文脈で製品と事柄のタイアップを実現する。
2015年10月02日NTTと日立製作所は10月1日、地方創生に貢献するため、ICTを利活用した安心・安全・快適で効率的な都市インフラの整備・構築の支援を目指し、業務提携を行うことで合意した。両社は提携の下、ヒトが安心・安全・快適に活動し、モノが効率的に流通する活気ある都市づくりに向けて、都市内のヒト・モノの移動を支援するため、情報が流通する仕組み、ビッグデータ利活用のためのシステムを地方自治体などに提案していく。また、持続可能な都市づくりを支援するため、地産地消の促進など地域特性に応じた幅広いニーズへ対応し、都市インフラのエネルギー効率を高めるソリューションを地方自治体・法人に提案していく。さらに、「ヒト・モノ・情報が流通する活気ある都市」と「効率的で持続可能な都市」の実現に不可欠な安心・安全・快適な都市インフラとして、IoTを含むICT基盤を組み合わせた都市インフラを提案していく。
2015年10月01日米Splunkはこのほど、企業向けビッグデータ分析ソフトウェア「Splunk Enterprise」の最新版となる「Splunk Enterprise 6.3」の一般提供を開始したと発表した。「Splunk Enterprise 6.3」では性能の引き上げが実現されており、Splunk Enterprise 6.0と比較して要求されるハードウェアのコストが半分まで削減されている。「Splunk Enterprise 6.3」の主な注目ポイントは次のとおり。検索、レポート、データオンボーディングの速度が2倍に高速化ハードウェアに必要な費用を従来のバージョンと比較して50%削減さまざまな可視化機能の提供HTTP/JSON APIによる操作の提供新しいモニタリングおよび可視化機能による運用の簡素化Splunkはさまざまなテキストデータをリアルタイムに分析することを得意とする企業。テラバイトやペタバイトといったビッグデータをインタラクティブに解析することで、システムモニタリングや調査、経営判断材料の抽出といったさまざまなシーンで活用できるが、近年はセキュリティに関する解析で業績を伸ばしている。
2015年09月30日電通ブルーは10月1日、写真・動画共有SNS「Instagram」のビッグデータを活用した「#ハッシュタグコンサルティング」のサービスを提供開始したと発表した。9月7日より無料トライアルキャンペーンが実施されていた。同サービスは、Instagramの日本語ハッシュタグランキングデータを統計的に調査・解析するFBrankとの独占提携によるもので、ユーザーの多くがInstagram内で「ハッシュタグ」を使って目指す画像を検索する行動に着目し、Instagramのビッグデータから、統計的手法により、投稿するコンテンツに付記する最適な「ハッシュタグ」を推薦するというもの。また、ビューティー、フード、ファッションなど、ジャンル別の企業と個人のアカウントランキング(フォロワー数、フォロワー増加数、投稿写真のいいね数、投稿写真のエンゲージメント率)およびハッシュタグのランキング(総使用回数、前日からの使用回数増加率)が提供されるほか、レポート機能も実装されている。利用料金は、平日朝10時までにメールで申し込みを受けた場合に、15時までにハッシュタグ推薦機能のレポートをメールで受け取ることができる「ワンタイムコース」が、2万9,800円(税込)。会員サイト「Tokyo Trend Photo PRO」を自由に閲覧できるコースで、使用回数上昇中のハッシュタグや同時使用タグなどを利用者自身が検索でき、月間100回までのハッシュタグ推薦機能を利用できる「マンスリーコース」が9万9,800円(税込)となっている。
2015年09月30日東京ビッグサイト西4ホール(東京都江東区)で9月30~10月2日、日本最大級のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンスアンド エキシビション 2015」が開催される。同イベントにはスペシャルティコーヒーに関する国内外の関連企業100社・200ブースが出展し、利き珈琲選手権や各社・各団体のセミナー、カフェ開業セミナーなどのイベントも実施する。さらに、会場では「ジャパンバリスタチャンピオンシップ」や「ワールドサイフォニストチャンピオンシップ」などの5つのコーヒー競技会も行われる。開催日時は9月30日~10月2日の10:00~17:00(最終日は16:00まで)で、イベントにはビジネス関係者のほか一般も入場可能。入場料は1,500円(事前登録は1,000円)となっている。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2015年09月30日富士通は9月28日、同社製タブレット「FUJITSU Tablet ARROWS Tab M555/KA4」を、通信カラオケシステムDAMのポータル端末としてカスタマイズした「SmartDAM L(スマートダム エル)」として、第一興商に納入したと発表した。第一興商は「SmartDAM L」を自社カラオケ店舗「ビッグエコー」へ展開していくほか、他のカラオケ設置店へ10月1日より販売する。「SmartDAM L」は、飲食が伴うカラオケの場において安心して使えるようにカスタマイズされたカラオケ楽曲検索端末(電子目次本)。防水性能(IPX5/IPX8)や、アメリカ国防総省が規定する米軍採用規格(Military Specifications and Standards)試験レベルの耐久性と堅牢性を備えた「ARROWS Tab M555/KA4」をベース機種としているため、端末に飲み物をこぼしたり、テーブルから落としたりした場合にも十分耐えうる性能を持つ。カラオケ楽曲検索端末に適した自立型で、操作がしやすい10.1型液晶を搭載し、重量は従来機比38.5%減の軽量化となる約800g。約13.0時間と長時間の稼働が可能な大容量9,600mAhバッテリーは、店員が交換可能な着脱式なので、劣化時にすぐに交換できる。富士通は、同タブレットを3年間で4万台、第一興商に納入を予定している。
2015年09月30日●着実なアップデートとなったiPad mini 49月9日のAppleスペシャルイベントでは、iPad Proのプレゼンテーションの終盤に、価格のみがアナウンスされたiPad mini 4。イベント後に実施されたハンズオンでも、ひっそりと陳列され、ちょっと目立たてなかったiPad mini 4。しかし、中味のほうは着実な進化を遂げていた。本稿では存在をしっかりアピールしているiPad mini 4の強化点を探り、その魅力を紹介していきたい。外観から見ていこう。幅は134.8mm、高さは203.2mm、厚さは6.1mm。販売が終了してしまっているので、全モデルのiPad mini 3と比較することの意味はさほどあるとも思えないが、一応、チェックすると、幅は0.1mm、高さは3.2mmそれぞれ大きくなっている。一方、厚さは1.4mm薄くなっている。重量はというと、Wi-Fiモデルは298.8gで、Wi-Fi+Cellularモデルは304g。こちらもiPad mini 3と比べると、Wi-Fiモデルは32.2g、Wi-Fi+Cellularモデルで37g軽くなっている。30g強、40g弱の軽量化が図られているのだが、これ、いろいろと携行するユーザーにとっては嬉しいことだ。筆者は現在、iPad Air 2のWi-Fi+Cellularモデルを携行しているが、その前は初代iPad miniを持ち歩いていた。iPad miniもWi-Fi+Cellularモデルだったのだが、当時は大容量のバッテリー積んだモバイルルーターとして活躍する場面が多かったと記憶している。iPad Air 2もiPad miniも同じような使い方をしているのだが、段々と増える荷物に耐えられなくなりつつあり、そんなに使用感変わらないならiPad mini 4にしようかなという気になってきている。この軽量化は意外とアドバンテージとしては大きいと思えるのだ。ディスプレイのサイズは7.9インチ、解像度は2,048×1,536ピクセルで、現行モデルとして残ったiPad mini 2と同じ(3とも同じ)。外見からは分からないが、ディスプレイ部分は設計が見直され、iPad Air 2と同様の「フルラミネーションディスプレイ」構造が採用されている。カバーガラスとタッチセンサー、LCDという各層のギャップを除去しているのだが、これにより薄く、軽くなるだけでなく、各層間で生じていた光の反射がなくなり、より良い画質、より鮮やかな色をより優れたコントラストで表現できるようになった。反射防止コーティングも施され、屋外で使用する場合での視認性が高くなっている。サイズ以外の外観はと言うと、ボタン類の配置が変更されている。iPad mini 3以前のモデルでは本体の右の音量調整ボタンの隣に消音/回転ロックの切り替えスイッチが存在していたが、それが廃止され、iPad Air 2のように画面下からスワイプした際に現れる「コントロールセンター」から切り替えを行うという仕様になった。またスピーカーの穴が2列だったのが1列になっている。この辺は薄型になったことと関連していると推測される。若干、寸法が変わったということで、純正アクセサリも新しくなっている。「iPad mini 4 SmartCover」と「iPad mini 4 シリコーンケース」の2種類がラインナップされており、それぞれ10のカラーバリエーションを用意している。続いて、カメラ機能を紹介。背面のiSightカメラは8メガピクセルとなった。これもiPad Air 2と同等である。前面のFaceTime HDカメラは1.2メガピクセルで、iPad mini 2/3と同じだが、センサーが強化され、より大きなピクセルが採用されたことで、明るさが足りない場所での性能が向上している。また、iSightカメラ、FaceTime HDカメラともにバーストモードに対応。さらに動画でのスローモーション撮影が可能となっている。つまり、ほとんどiPad Air 2と同性能/同機能となったのである。Touch IDも改良され、反応速度が従来の倍となった。また、センサーに気圧計が加わっている。地味な強化点だが、こういうところでも着実な進化が見られる。●iOS 9でiPad向けに強化された機能にもフル対応実を言うと、筆者は新製品と旧製品を比較して論じるという形式があまり好きではない。冒頭でも書いたが、今回で言うと一世代前のiPad mini 3は販売が終わっているので、比べる意味がそんなにあるとも思えないからである。加えて言うと、PC/IT系ジャーナリストが好きな「ベンチマーク」をとるのも、なるべくやらない方針でいる。これは単に「面倒くさい」というのもあるが、そもそも筆者はPC/ITジャーナリストでなく、ベンチマークとって語れることが殆どないからだ。どちらかというと、PCの処理速度は倍になったのに、労働時間はどうして半分にならないのか?といったことを考察するほうが得意なのである。が、しかし、今回のiPad mini 4に関しては処理性能の比較はそれなりに意味があると思われる。では、どんな意味か? そこを少し掘り下げてみよう。iPad mini 4の一番大きな改良点はCPUだ。第2世代の64bitアーキテクチャのA8が搭載された。iPad mini 3で採用されていたA7チップに比べ、CPUパフォーマンスが最大30%、グラフィック性能が60%向上している。そして本題はここからである。先日リリースされたiOS 9についてだ。iOS 9ではiPad向けの機能が大幅に強化されている。まずは「Slide Over」から。これは現在使用しているアプリの上に2つめのアプリがスライドして現れるというもので、画面右端からスワイプすると起動できるアプリが表示される。この機能は異なるアプリを切り替えて利用できるというもので、2種類のアプリを同時に使用することはできない。「Slide Over」を推し進めた機能が「Split View」だ。これは「Slide Over」させたアプリとメインで使っていたアプリを行ったり来たりできる。例えば、右側で表示したSafariの画面と左側で起動したマップの画面を同時にピンチイン/アウトするといったことが可能だ。右の画面でとったメモからカレンダーへコピペする場合などに重宝するが、この機能の利便性はかなり高い。前述の作業も、これまでならメモでコピーしたらホーム画面に戻って、貼付けたいほうのカレンダーを起動する、あるいはホームボタン二度押しで表示されるマルチタスク画面で切り替えるという手順を踏まなければならなかったが、よりスピーディーな操作が可能となった。もうひとつ、「Picture in Picture」という機能も搭載された。これはSafariで見ている動画やFaceTimeで使っている映像を小さくして画面の隅で再生しながら表示できるというものだ。動画再生しながらアプリの起動も可能で、表示させている映像は四隅の任意の位置に移動できる。今挙げた3つがiOS 9でのiPad向け機能の主要な強化点なのだが、このうち、「Slide Over」と「Picture in Picture」はiPad mini 2/3、iPad Airでも使えるが、「Split View」に関しては、iPad Airと現時点で未発売のiPad Pro、そしてiPad mini 4でしか利用できない。つまりiOS 9の機能をフルに使うには、旧世代のiPad miniではダメなのだ。しかも、主要強化点の中で、最大の目玉となる機能が使えないということになる。正直、パフォーマンスが何%上がったとか、どうでもよくない? それを体感できるユーザーって、実際のところどの程度いるの? という考えの持ち主だった筆者だが、今回ばかりはA7とA8の違いを強調せず、スルーするわけにはいかなかった。●通信面でのアドバンテージも魅力のひとつ最後に通信面での機能を見てみよう。BluetoothはVer.4.2となった。Bluetooth Smartの通信速度が2.5倍高速化されたことになる。フィットネスやセキュリティ、エンターテインメントなどのシーンでの活用が期待される強化ポイントだ。Wi-Fiは802.11acに新対応し、iPad Air 2とiPhone 6s/6s Plus、iPod touchと横並びになった。AirMac Extremeが802.11ac対応となっていたのに、iPad miniだけ非対応というのは、どうにもバランスが悪いなと感じていたところなので、ここも評価したいところだ。また、Wi-Fi+Cellularモデルにおいては、LTEの対応周波数が、従来の14から20へとバンド数が拡張された。増えた6バンドの中には、TD-LTE方式のバンドが含まれている。つまり、UQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」と、ソフトバンクが保有するWireless City Planningの「AXGP」が利用できる格好となる。これもアドバンテージとしては大きく、iPad mini 4を選択する上で重要なファクターになってくるのではないだろうか。iPhone 6シリーズからディスプレイが巨大化し、薄く軽くなったiPad Air 2に挟まれ、ややもすれば影の薄い、日陰の存在に追いやられていた面があったiPad miniだが、今回のアップデートでは、Phone 6sシリーズよろしく「そのすべて。」が変わっている(敢えて言うなら、変わってないのは「携行性」か)。機能、性能面で着実に進化を遂げたiPad mini、ビジネスやホビーでの利用は言うまでもないが、手の小さい子供たちが学校で使うのにはぴったりなサイズだ。幅広いシーンで使用されるのが想像でき、さまざまなニーズに応えられるのがiPad mini 4だと言えよう。
2015年09月28日東京ビッグサイト(東京都江東区)の西2ホールで9月25日~27日、「第55回 全日本模型ホビーショー」が開催される。25日はビジネスディ、26日と27日は一般も来場できるパブリックディとなっている。会場には国内の模型ホビーショーでは最大の82社が出展し、プラモデルやフィギュア、ラジコン、鉄道模型、ミニカー、トイホビー、工作、塗料、書籍など様々なホビー商品が1万点以上そろう。またパブリックディは一般コンシューマーにターゲットを合わせ、各社の新製品紹介をはじめ、プラモデル教室やこども模型飛行機教室の開催、ラジコンの体験操縦、話題性のあるステージイベントなど参加型イベントを実施する。開催期間は、ビジネスディの25日は9:00~18:00、パブリックディの26日は9:30~17:00、27日は9:30~16:30。入場料はひとり1,000円で中学生以下は無料となる。
2015年09月24日富士通は9月24日、ビッグデータの分析サービス「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」の分析基盤において、スーパーコンピュータの開発・提供を通じて培ったハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)技術を用い、テラバイト以上の超大規模データの分析処理時間を従来比30倍(実測値での速度比較。同社調べ)に高速化したと発表した。同データキュレーションサービスを同日から新基盤に移行し、活用を開始する。販売価格は個別見積(税別)。同社は顧客のデータをキュレーター(データサイエンティスト)が分析し、標準8週間でデータ活用のモデル作成を行うサービスであるデータキュレーションサービスを2012年4月から提供している。同サービスにより、ビッグデータ分析を始める際の設備投資やデータサイエンティストの準備などのコストを抑えつつ、本格的なデータ活用の可能性を検証することができる。また、データキュレーションサービスはデータそのものに着目し、業種・業態に制限されないため、多様な顧客の様々な課題に対してサービスの提供が可能となっている。今回、データキュレーションサービス用に、自社データセンター内にビッグデータ分析専用のHPCクラスタを構築。HPCクラスタは、複数のPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー)」を高速なインターコネクトで接続したもので、専用の並列処理ライブラリを適用することにより1000コアを越えるCPUの並列処理ができる。ハードウェアとソフトウェア両面の強化により、従来と比較し約30倍の超大規模データ高速処理を可能とした。また、既存の豊富なオープンソースソフトウェア(RやPythonで書かれたアプリケーション、Hadoop、Spark、DeepLearning系フレームワークなど)の変更なしに運用が可能な高い汎用性を有している。高速処理技術を搭載した分析基盤を用いることで、従来1週間を要していた数千個の属性データを持つ数百万人分の顧客データなどの超大規模データに対する分析を数時間に短縮。これにより、ビッグデータ活用が実用・商用フェーズに入り、より膨大なデータの分析を必要する顧客においても、分析結果をビジネスへいち早く反映することが可能となる。
2015年09月24日sacai(サカイ)から今秋冬の新作コート(48万円)が登場。袖やネック、裾から溢れ出んばかりのボリュームのファーが、エネルギッシュで迫力ある一着。原型はクラシカルなオーバーサイズのカーコート。それを解体し、ダーツやタックを用いてリサイズ&モダナイズ。ドロップショルダーやドロップウエストを用いて、新しいプロポーションを作り出している。ライナーは着脱可能なキルティングのメルトンコート。前身頃にはラムファーが配され、モコモコとした存在感。また身頃だけでジレのように着こなせるので、様々なレイヤードコーデを楽しめる。写真のカーキの色違いでブラックも展開する。<問い合わせ先>サカイTEL:03-6418-5977
2015年09月23日ヤフーとグループ会社のIDCフロンティア(IDCF)は9月17日、福島県白河市の環境対応型大規模データセンター「白河データセンター」に新しく3号棟を建設すると発表した。1棟50ラック・全6棟で構成される計300ラック規模で、10月1日着工、2016年2月末の竣工を予定している。白河データセンター3号棟は、増加するデータの格納や、Yahoo! JAPANが保有するマルチビッグデータを活用するための処理基盤強化を目的として、Yahoo! JAPAN向けに提供する。データセンターで、さまざまな企業が各種のIT機器を利用する場合と比べ、1社専用とすることで、設置する機器の画一化と動作環境を絞り込むことが可能となり、建物の工期短縮と効率の高いサーバーの収容を実現するという。ネットワークの伝送路を直線距離に極力近づける最短経路で設計し、中継ノードも可能な限り少なくすることにより、東京-白河間のレイテンシは、東京近郊に位置するデータセンターと同等の3.5ミリ秒前後の応答速度を実現。物理的な距離に比例しない高速なネットワーク環境を提供する。また、サーバーから出る排熱を冷やすための空調ユニットには、外気を導入して空調効率を高める間接外気空調方式を採用。空調ユニットはサーバールームのモジュールに直接接続され、白河の冷涼な気候を最大限活用して年間のPUEは設計値で約1.2を見込む。
2015年09月18日第一興商はこのほど、東京都や大阪府などのカラオケボックス「ビッグエコー」7店舗にてカラオケルーム「V6コラボルーム」を開設した。2016年1月31日までの期間限定で順次展開している。今回展開するのは、2016年1月1日でデビュー20周年を迎えるアイドルグループ・V6とコラボレーションしたカラオケルーム。7月29日に発売された同グループのベストアルバム「SUPER Very best」のビジュアルイメージをもとにデザインした空間となっており、壁面にはメンバー全員の写真をダイナミックにレイアウトしている。ルーム内にはプロジェクターを設置しており、同ルームでしか見られないメンバーからのオリジナルメッセージ、ミュージックビデオ(2曲)、ライブ映像(メドレー)を壁面に映し出すという。対象店舗は、すすきの南三条店(北海道札幌市)、渋谷宮益坂口駅前店(東京都渋谷区)、吉祥寺店(東京都武蔵野市)、新横浜店(神奈川県横浜市)、名古屋太閣通口店(愛知県名古屋市)、阪急東通り店(大阪府大阪市)、天神西通り店(福岡県福岡市)の7店。なお、同ルームは2名以上・最大2時間までの利用となる。スムーズに利用できるよう、事前予約がおすすめと同社。また、11月1日までの期間、「20周年企画! 精密採点でV6の楽曲を歌おう!」キャンペーンを実施。期間中、通信カラオケシステム「LIVE DAM STADIUM」「LIVE DAM」設置店で「DAM★とも」にログイン後、「精密採点DX-G」または「精密採点DX」で同グループの楽曲20曲を歌った人の中から、抽選20人に他では手に入らないという「V6×DAM オリジナル盾」をプレゼントする。
2015年09月08日ビッグローブは、同社提供のモバイル通信サービス「BIGLOBE SIM」において、10月1日より各プラン(一部を除く)の月額利用料金を値下げする。これにより、月額税別(以下同)3,100円だった、月間12GBまで高速通信が利用できるデータ通信専用の「12ギガプラン」であれば月額2,700円で利用可能となる。10月1日からの料金は次の通り。データ通信専用SIMの場合、月間6GBまでの「ライトSプラン」が、月額1,505円から月額1,450円に、月間12GBまでの「12ギガプラン」が月額3,100円から月額2,700円となる。音声通話付きSIMの場合、月間1GBまでの「音声通話スタートプラン」が月額1,600円から月額1,400円に、月間3GBまでの「エントリープラン」が月額1,800円から月額1,600円に、月間6GBまでの「ライトSプラン」が月額2,405円から月額2,150円に、月間12GBまでの「12ギガプラン」が月額4,000円から月額3,400円に値下げする。また、家族で通信量を分け合える「シェアSIMカード追加オプション」も用意する。同オプションでは「ライトSプラン」ユーザーであれば最大2枚まで、「12ギガプラン」ユーザーであれば最大4枚までSIMカードを追加できる。音声通話付きシェアSIMの追加料金は、1枚につき月額900円。データ専用SIMのシェアオプションは11月より提供を開始する。そのほか、割安通話サービス「BIGLOBEでんわ」から、一定時間の通話をパック料金にした「BIGLOBEでんわ 通話パック60」を10月1日より提供開始する。同パックでは、2,400円分に相当する1時間の通話料が650円で利用できる。60分を超えた場合の通話料金は、通常の「BIGLOBEでんわ」と同様に30秒あたり10円となる。
2015年09月07日ファッションブランド「ANTEPRIMA(アンテプリマ)」では、パンダの形をした人気のワイヤーバッグに超ビッグサイズのGIANT PANDA WIREBAG「ジャイアント・パンダ・ワイヤーバッグ」が登場。9月12日(土)からアンテプリマ表参道ヒルズ店にて期間限定で受注販売される。何とも言えないたれ目具合で愛らしいこの姿に女心をくすぐられ、つい目を奪われてしまうパンダ・ワイヤーバッグ。「欲しい!でもちょっと大きすぎ?」それもそのはず、なんとこのバッグ、170cmという超ビッグなサイズなのだ。一般的な女性の身長を超えてしまうため、普通に携帯するのは無理!?既に発売されているスモールサイズのパンダ・ワイヤーバッグは、入荷しては完売を繰り返す人気商品。アイキャッチになるユーモアたっぷりのパンダ・ワイヤーバッグは、コーディネートのはずしアイテムとしてファッショニスタの間でも話題に。今回登場のビッグサイズも通常サイズのワイヤーバッグ同様に熟練した職人の手で手編みして作られている。ちなみに、販売はオーダーした人のためだけに特別に編み立てる完全受注制となっている。サプライズ・プレゼントや新居、新オフィスのお祝いなどにも使えそう?9月12日には、ジャイアント・パンダ・ワイヤーバッグと一緒に写真を撮ってTwitterまたはInstagramから「#アンテプリマパンダ」タグをつけて投稿すると、 抽選でパンダ・バッグがプレゼントされる企画も展開されるので、併せてチェックをしてみて。(text:Miwa Ogata)
2015年09月07日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は8月31日、アサヒビールと共同で飲食店向けのビッグデータ分析についての協業を開始したと発表した。同サービスでは、米Applied Predictive Technologies(APT)のクラウド型予測分析ソフトウェア「Test & Learn」を使用。飲食店が導入を検討している施策について、POSデータやAPTが独自に調査する地域特性に関連するデータから、施策に適切な実験店舗を割り出し、売上や利益、来店客数、客単価などへの施策の貢献度を実験を通して算出する。これにより、新商品の導入から割引キャンペーン、広告展開、店舗のレイアウト変更、従業員の研修など、さまざまな施策で活用できる。今後アサヒビールは、飲食店の収益改善や経営効率の向上に向けてビッグデータ分析による店舗支援サービスを拡充していくという。また、CTCでは小売業者や消費財メーカなどに向けてサービスを展開していく予定だ。
2015年08月31日江口洋介を主演に迎え、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛ら豪華キャスト陣で贈る『天空の蜂』。この度、爆薬を積んだ超巨大ヘリ・ビッグBの緊迫感あふれる特別映像がシネマカフェに到着した。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が、突然動き出し、原子力発電所の真上に静止する。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。爆薬を積んだ超巨大ヘリが原発に墜落するまで、タイムリミットは8時間――。奪われたヘリの設計士であり、ビッグBに取り残され人質となった子どもの父親・湯原(江口洋介)、狙われた原発の設計士・三島(本木雅弘)は、子どものため、日本消滅の危機を回避するため奔走するが…。東野圭吾が1995年に発表した同名小説を映画化した本作。東野氏の「20世紀少年」シリーズなど様々な作品を手がけてきた堤幸彦監督がメガホンをとり、とてつもないスケール、大迫力のアクションシーンを映像化した。今回公開された映像は、全長34m、総重量25tもの大きさを誇る、超巨大ヘリ・ビッグBが静かに暗闇から浮かび上がり、目を覚ましたかのようにゆっくりとその全貌を現す。自動操縦で自由に動く様は、まるで怪物のように、生きているかのような不気味さ、そして言葉では表しがたい迫力を感じる取ることが出来る。本作をひと足先に鑑賞した人からは、「ビッグBのローターの重低音に身震いした」、「ビッグBの迫力が圧倒的!」と劇中登場する超巨大ヘリ・ビッグBに注目が集まっている。こちらの映像から完成度の高い“ビッグB”をご覧あれ。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月31日