公開中の映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』のシンガポールプレミア上映のため主演の藤原竜也が現地を訪れ、記者会見などのプロモーションを行った。その他の写真本作は、2009年に公開された『カイジ ~人生逆転ゲーム~』の続編で、原作ファンに人気のエピソード“欲望の沼”(『賭博破戒録カイジ』に収録)をベースに、多額の負債を抱えてしまった主人公の伊藤カイジ(藤原)が、どん底人生からはい上がるために2週間で2億円を手に入れるサバイバル・ゲームに挑む姿を描く。公開9日間で観客60万人を動員し、前作が記録した興行収入22.5億円を超える勢いを見せている本作。シンガポールでも『カイジ』人気は高く、今回日本の俳優が映画のプロモーションでシンガポールを訪れるのは初めてということもあり、この日行われたマスコミ向けの記者会見には24社の報道陣が集まった。また、シンガポール郊外のショッピングモールで行われたイベントには現地のファン700人が殺到し、その後の劇場4スクリーンでのプレミア上映にも計1000名を超えるファンが駆けつけ、藤原が登場すると現場は熱狂に包まれた。藤原は、「本作が少しでも元気や勇気をシンガポールの人達に与えられればと思います。シンガポールは、人も国全体も温かい空気に包まれている。今度は仕事ではなくプライベートで是非また来たい!」とファンに向けて話し、大歓声を浴びた。シンガポールでは11月17日(木)より国内6劇場で公開される予定で、過去に国内で公開された藤原主演の映画『デスノート the Last name』『デスノート(前編)』の興行収入を超えるのではないかと期待が集まっている。『カイジ2~人生奪回ゲーム~』公開中
2011年11月16日初めてシンガポールに行ったのは1999年。きっかけは恵比寿ガーデンシネマで上映されたシンガポール映画『フォーエバー・フィーバー』(’98)だった。70年代、ジョン・トラボルタ主演で大ヒットした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のパロディ映画というのが、この映画の一番簡単な説明である。イギリスで舞台俳優として活躍していたグレン・ゴーイが故郷のシンガポールに戻り、自主映画に近い形で、この映画を監督した。当時、シンガポールには映画産業の土壌はほとんどなく、彼の作品を上映してくれる映画館はどこもなかった。彼はフィルムを持って、招待を受けていないカンヌ映画祭へ飛ぶ。小さな部屋を借り、そこで自主上映を行い、いろいろな人に自分の映画を観てもらおうとしたのである。たまたま次の打ち合わせの合間に立ち寄ったハリウッドの映画会社の社長がこの映画を気に入り、その場でこの映画を買うという話になった。買うだけではなく、ハリウッドでの映画監督の契約も何本かあったらしい(その後、彼が監督のハリウッド映画の話を聞かないので、この契約自体がどうなったのかはわからないのだが)。アメリカでの上映はもちろんのこと、本国シンガポールでも上映することになった。世の中、わからないもので、少し前まで上映さえしてもらえなかったはずの映画が、シンガポール史上空前の大ヒット映画となる。その後、日本でも公開になり、そのプロモーションでグレン・ゴーイが来日した際、インタビューで意気投合した僕は、当時、自分が編集長をしていた女性ファッション誌でシンガポール特集を組み、彼にシンガポールを案内してもらったのである。滞在中、おかまショーやスキンヘッドのバレリーナのショーなどを案内してもらい、それはそれで充実していたのだが、いま考えるとシンガポールの映画館には一度も足を運ばなかった。そこで今回、シンガポールに立ち寄った際、映画館に行ってみようと思い、15のスクリーンを持つゴールデンヴィレッジなるハーバーフロント駅にある新しいシネコンに向かったのである。ちなみに同じビルには、ベスト電器も入っている。僕が選んだ作品はエリック・クー監督のシンガポール映画『マイ・マジック』である。元手品師だった父親と子供の親子愛を描いた作品で、2008年のカンヌ映画祭でパルムドールにノミネートされたことでも知られている。そんな話題作にもかかわらず、100名程の劇場は5名。平日の昼間ということもあるが、あまりにも寂しすぎる。日本と同じで映画祭の受賞が興行成績に結びつくのはアカデミー賞くらいで、カンヌ映画祭の話題性は観客を呼ぶものではないのかもしれない。それにしても、グレン・ゴーイ監督はいま、どこで何をしているのだろう。(text/photo:ishiko)
2009年08月19日時代を問わない万能コートと言えば、「トレンチコート」。世代、好みと問わず、いつの日も定番になる1着だからこそ、クオリティや機能が気になりませんか?アンジェが素材、デザイン、クオリティに自信を持ってお届けする「アグレアーブル」ブランド。そこから登場したトレンチコートは、急な雨にも対応できる実用性はもちろん、トレンチコートの季節に増え始める「花粉」にも対応。また今回こだわったのが、どんな身長の人でも旬のシルエットを実現できること。背が低いとどうしてもコートに着られちゃう…、背が高いのでどうしても丈感に不満が…、そんな声を拾いつつ、今のファッショントレンドにも合わせられるよう、オーバーサイズのデザインにブラッシュアップさせました。「私の身長でも、いい感じになれる!」「インナーダウンを着れば2月から充分着られる」との嬉しい声もいただいています。スタッフ愛用者も多い、そんなアンジェこだわりのトレンチコートをご紹介します。花粉や雨から守ってくれる機能の秘密は、生地「ギャバジン」にありトレンチコートは世界三大ブランドとも言われる三つの老舗ブランド「バーバリー」「アクアスキュータム」「マッキントッシュ」が存在しますが、その起源は遡ること100年以上前の1900年頃。中でもバーバリーが独自に開発し、使ったのが「水を通さない生地、ギャバジン」です。その生地の考案のヒントは、羊飼いたちがレインコート代わりに着ていた麻のコートだったと言われます。高密度に織られたその生地は水を弾き、過酷な労働作業にも耐えうる丈夫なものでした。丈夫でコシがあるので、コートやジャケットでよく使われる「ギャバジン」。アグレアーブルのトレンチコートに使用しているのも「ギャバジン」ですが、花粉も払えるように改良された生地を使用しています。トレンチコートが活躍する春の初めは天気も崩れやすく、花粉の飛散もピークに。さっと払えば水も花粉も落とせることは第三者検査機関で実証済み。玄関先で払えば家に花粉を持ち込むことも防げます。毎年花粉症に悩まされている方には、心強いですね。気分はロング丈、ワードローブにしっくりくるデザインポイントアウターを合わせる時期は合わせるボトムスが重要ですが、季節を問わず長くなっているのが今のトレンド。そんなロング丈のボトムスに合わせやすくなったのがこのコートの特徴です。ただ着る人の身長によってシルエットは大きく左右されてしまうもの。今回は開発段階から、低身長〜高身長スタッフの声を参考に、試行錯誤してベストな着丈を設定しました。まずは標準身長(159cm)での設定を設けた後、低身長スタッフA(154cm)が階段でも引きずらず、今っぽい着丈を【サイズ1】に設定。小柄さんは【サイズ1】を。たっぷりの生地感できれいなシルエットを叶えます。高身長スタッフC(166cm)の悩みは「コートが短くなる」。そんなあるあるを解消した長さで、品を持った着丈を【サイズ2】を設定!高身長さんは【サイズ2】を。今年らしいバランスが実現します。平均身長さんはお好みで。スタッフBは旬らしいシルエットの【サイズ2】をチョイス。「ああでもない、こうでもない」、と1cm単位で作り込んだ2つのサイズ。どちらもたっぷり生地を使用したゆったりめの設定なので(これが今のビッグシルエットにはまる秘訣)幅広い体型の方に着ていただけるように仕上げました。厚手のニットやインナーダウンも着られるゆとりなので、2月から春の装いを楽しんで頂けます。いかがでしたか?機能性素材でお天気を気にせず気兼ねなく使えて、羽織るだけで今のコーディネートが完成するこだわりのコート。この春、新たなMY定番コートになってくれる、スタメン間違いなしの1着です。【ご紹介したアイテム】 身長が高い方も低い方も選びやすい、2丈展開のロングトレンチコートです。花粉もバサッと払える高密度な生地で、撥水効果もあるので春雨・秋雨シーズンにも◎。 花粉/撥水対応 トレンチコート/アグレアーブル Agreable ■ファッションのはなし アンジェ編集部気ままな暮らしのライフスタイルショップ。話題のグッズや限定イベント、暮らしに役立つ情報をお届けします。
2001年12月05日