TVシリーズ「MAD MEN マッドメン」の主演スター、ジョン・ハムがアルコール依存のリハビリ治療を受けていたことを公表した。「TMZ.com」によると、ジョンは2月下旬からコネチカット州ニュー・カナーンにあるシルヴァーヒル病院で30日間のリハビリ・プログラムを受けた。ジョンの代理人は「長年のパートナー、ジェニファー・ウェストフェルトにサポートされながら、ジョン・ハムはアルコール中毒と闘う治療を先日修了しました。彼らはプライバシーの尊重を望んでいます」とコメントを発表した。1960年代のニューヨークを舞台に広告業界の裏側を描く「MAD MEN マッドメン」は、4月から全米でシーズン7 Part2の放送が始まるが、撮影は全て終了している。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2015年03月26日60年代のニューヨークを舞台に、広告業界に生きる者たちの生き様を描くエミー賞受賞ドラマ「MAD MENマッドメン」。シーズン5に突入してなお、ますますの面白さを誇る同作について、主人公の敏腕広告マン、ドン・ドレイパーを演じるジョン・ハムに語ってもらった。「シーズン5は、ドンにとっても、ドンたちの会社にとっても新たなスタートと言える」と明かすジョン。果たして、どんな展開が待ち受けているのだろうか。「シーズン4ではドンが墜ちていく様が描かれた。酒と自己嫌悪のスパイラルに陥った彼に、最終話でようやく改善の兆しが現れるんだ。雲の切れ間に太陽がのぞくようなものだね。シーズン5では、その後のドンがどうなったのかが描かれる。とてもエキサイティングな展開になっているよ」。ジョンの言葉通り、立ち上げた会社の経営危機、自身の離婚問題などを抱え、負のスパイラルに悩まされていたシーズン4のドン・ドレイパー。しかし、最終話では若く美しい秘書・メーガンの優しさに触れ、まさかの電撃プロポーズ!これは、ドンが変化したことを意味しているのだろうか。「シーズン4において、ドンは本当に辛い経験をした。結婚が破綻し、会社も潰れそうになる。子どもたちとも別れ、マンハッタンのマンションで一人暮らしをすることにもなるしね。ドンにとってみれば、これほどの生活の変化はない。でも、やがてドンは自分の力で立ち上がらなくてはならないと悟るんだ。これまでも彼は独力で自己改革を行い、どんな困難も乗り切ってきた。だから、自分の足で立ち上がるというのは、ドンにとって大事なステップと言えるね。ただし、これは最初の一歩に過ぎず、次の一歩が容易になるというわけではないよ」。やはりシーズン5も、ドンにとって波乱のシーズンとなる予感!?いつかドンは幸せを見つけることができるのだろうか。「彼にはある程度の幸せと満足を得てほしいね。ドンという男は常に何かを探し求めている。でも、それが何なのか、彼自身にも分かっていない。究極的には、“幸せ”を求めているのだと思うけどね」。シーズン7を最後に物語が完結し、番組の幕を閉じることが予定されている「MAD MENマッドメン」。ドンはそれまでに「幸せと満足」を得ることができるのか。そして、主演俳優であるジョン・ハム自身、番組の終了があらかじめ決まっているのはどんな気分なのだろうか?「あと2シーズン分の出演料が保証されているのは悪くないことだよ(笑)。しかも、それが素晴らしい作品への出演料ならなおさらだ。『MAD MENマッドメン』は僕がこれまでのキャリアで体験した中で間違いなく最高の仕事だ。だから、自分たちの望む形で番組を終えられることをとても嬉しく思っているんだ。番組が突然打ち切りになるなんて、最悪の終わり方だからね。僕自身、どんな物語の結末が待ち受けているのか、とても楽しみにしているんだ」。ちなみに、シーズン5の第3話では、初めて監督にも挑戦したジョン。「正直なところ、役者でいる時間との調整がとても難しくなるだろうなと心配していたんだ。途中でエネルギーが尽きてしまうんじゃないかってね。でも、実際には、監督をすることで、とてつもないエネルギーが湧いてきた。おかげで、自分が知り尽くしていると思っていたドラマを、まったく新しい視点から見ることができるようになったよ」。ドン・ドレイパーの運命から目が離せないばかりか、ジョン・ハムの初監督エピソードまで見られる充実のシーズン5。物語のフィナーレまで、シーズン5を含めてあと3シーズン。「MAD MENマッドメン」の世界にどっぷりと浸るのは、これからでも遅くない。「MAD MEN マッドメン」シーズン5・DVDは発売中。※同時レンタル中(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2013年09月27日60年代アメリカを舞台に、広告業界に生きる者たちの生き様を描くエミー賞受賞ドラマ「MAD MEN マッドメン」。その時代感を顕著に物語るものの1つに、登場人物たちの着こなすファッションがある。番組の衣装デザイナー、ジェイニー・ブラアントが「まずはロングライン・ブラにガードル、ストッキング、スリップ!」と断言するように、女性たちのファッションは、クラシカルできちんとしていながらも、どこかセクシーで、秘めた色気を匂わせるもの。タイトなワンピースでカーヴィーなボディを艶めかしく強調する敏腕オフィス・マネージャーのジョーン(クリスティーナ・ヘンドリックス)、キャリア面でのステップアップに合わせ、子どもっぽい女子学生風ファッションから大人の女性のキュートさを感じさせるキャリア・ファッションへとシフトチェンジしていくペギー(エリザベス・モス)ら、様々なタイプが登場するのも目に楽しい。一方、花形広告マンの主人公ドン・ドレイパー(ジョン・ハム)を始め、男性陣がクールに、スタイリッシュに着こなすスーツ、トレンチコート、そして品のいいネクタイや靴といった小物からも“時代”と彼らの生き様が感じられる。そんな「マッドメン」のファッションリーダーと言えば、かつてはドン・ドレイパーの愛妻にして、誰もが羨む美人主婦のベディ(ジャニュアリー・ジョーンズ)だった。成功した男であるドンは妻が美しさを保つことにも理解があるようで、家庭を華やかにしながら安心感も演出する“貞淑な妻ファッション”、夫のオフィスを訪ねる際の“エレガントな妻ファッション”、夫の取引相手との会食やパーティに着用するゴージャスなドレスと、ベティはシーンに合わせたファッションを通し、まさに溜め息ものの美しさを見せつけてきた。しかし、ドンとベディの結婚生活はいまや終焉を迎え、前シーズンのラストでドンは若い美人秘書・メーガン(ジェシカ・パレ)と電撃婚約。晴れてベテラン広告マンの若妻となったメーガンには華があり、その艶やかで柄づかいも上手く、カラフルかつハイセンスな装いが観る者を楽しませてくれる。物語の進行に合わせ、ファッション事情にも変化が訪れるのが「マッドメン」の細やかで心憎いところ。最新シーズンは、「マッドメン」の新ファッションリーダー誕生に注目すべきシーズンでもある。「MAD MEN マッドメン」シーズン5は9月3日(火)よりDVDリリース。※レンタルも同日開始(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2013年09月03日アメリカのTV業界で最も長い歴史と権威を誇る「エミー賞」の候補作が先日、発表された。ここ3年連続で作品賞を受賞している「MAD MEN マッドメン」がドラマ部門最多の19ノミネートを果たし、4連覇に視界良好!ほかにもすでに日本で話題を呼んでいる「デクスター 〜警察官は殺人鬼」や今後、人気を集めるであろう注目作がノミネートを果たしている。「マッドメン」は主演男優賞のジョン・ハム、主演女優賞のエリザベス・モスなど主要部門をはじめ、ゲスト男優、女優部門に至るまでノミネートを果たしており、今年も最大勢力として君臨。4年連続の作品賞と共に何部門で受賞するかにも注目が集まる。その対抗馬と目されているのが、マーティン・スコセッシが製作総指揮を務める、禁酒法時代を舞台にした「Boardwalk Empire」(原題)。こちらは18部門にノミネート。「マッドメン」のV4に待ったをかけるか?表の顔はマイアミ警察の血痕鑑識官だが、己の欲求を抑えきれない連続殺人犯という裏の顔を持つ青年が、法で裁ききれない凶悪犯をターゲットに殺人を犯していくさまを描いた「デクスター」も作品賞候補に。「マッドメン」のジョン・ハムに加え、「Boardwalk Empire」のスティーヴ・ブシェーミ、「デクスター」のマイケル・C・ホールも主演男優賞の候補に入っており、この部門の常連である「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリーに、新顔の「justified」のティモシー・オリファントを加えたくせ者揃いの男優賞争いも熱い!作品賞候補の中で見逃せないのが、日本では2010年秋よりNHK-BS2で放送されている法律ドラマ「グッド・ワイフ」。作品賞に加え、ジュリアナ・マルグリースが主演女優賞候補に名を連ねているほか、アーチー・パンジャビとクリスティーン・バランスキーが2年連続で助演女優賞にWノミネートの快挙を果たしており、ドラマ部門の台風の目になる可能性あり。一方、コメディ部門に目を向けると、昨年の覇者「Modern Family」が17部門の最多ノミネート。続いて「30 Rock/サーティロック」が13部門。世界的大ヒット作「Glee」は12部門で候補に。いずれもエミー賞常連作品であり、実力派同士の戦いに注目が集まる。ミニシリーズ/TVムービー部門は、ケイト・ウィンスレット主演の「Mildred Pierce」(原題)が最多の21部門にノミネート。ケイトは主演女優賞にも名を連ねているが、同賞には「Cinema Verite」のダイアン・レインも候補に入っており、映画で活躍する大物女優の一騎打ちはどちらに軍配が上がるのか?今年も、いずれの部門でも質の高い作品と実力派の俳優たちが顔を揃えており、今後の日本進出も含め賞の行方が気になるところ。第63回エミー賞授賞式は、9月18日に開催。■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedデクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.glee/グリーザ・コンサート3Dムービー 2011年9月23日よりTOHOシネマズ六本木ほか公開TM & © 2011 Twentieth Century Fox. All rights reserved.glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.30 ROCK/サーティー・ロック [海外TVドラマ]© 2006/2007 Universal Studios. All Rights Reserved.グッド・ワイフ 彼女の評決 [海外TVドラマ]Dr.HOUSE [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマ200回記念アメリカ最新TVドラマ事情をお届け!「glee」が3Dで映画化、日本公開が決定!熱狂と迫力のコンサートがスクリーンに登場【ハリウッドより愛をこめて】セレブ妊娠ブーム到来?最もセクシーな彼女の相手は…H・クリントンもモデルの一人?現実スキャンダルにヒント得た「グッド・ワイフ」「グッド・ワイフ」ジュリアナ&クリスインタビュー!良き妻ながら複雑な役柄に苦戦?
2011年07月19日海外ドラマ界の美女として3人目に取り上げるのは、エミー賞受賞ドラマ「マッドメン」に出演中のジャニュアリー・ジョーンズ。いま、米ドラマ界で最も注目を集めている美人女優です。ジャニュアリーが「マッドメン」で演じているのは、ジョン・ハム扮する主人公ドン・ドレイパーの妻ベティ。敏腕広告マンのドンを支える妻として、幼い子供たちの母として、良妻賢母の鑑という役どころを担っているのがベティです。とは言え、目の離せない人間ドラマと共に虚構の裏にある真実や人間の深層心理をえぐり出していく「マッドメン」ですから、ベティも単なる良妻賢母にはとどまりません。傍から見れば美しく完璧な妻・ベティが抱える心の闇や夫であるドンとの危うい心理戦、それが転じて発生する泥沼劇にも容赦なく目が向けられていきます。そんなベティの複雑な内面を熱演したジャニュアリーが評価されないわけはなく、いまや各TV賞の常連女優に。ハリウッド黄金期の女優たちを思わせるクラシックな美貌から、ビューティアイコンとしても人気を集めています。今年32歳のジャニュアリーですが、「マッドメン」以前の知名度は低く、映画『アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦』や『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』で印象を残すものの、ブレイクには至りませんでした。しかし、ベティ役での人気沸騰により、今や映画女優としても引っ張りだこ。「マッドメン」シーズン4の撮影を終えた現在は『X-MEN』シリーズ最新作、『X-Men:First Class』でミュータントのエマ・フロストを演じています。その他にも、ニコラス・ケイジの妻を演じた『The Hungry Rabbit Jumps』やリーアム・ニーソンの妻を演じた『Unknown White Male』(原題)が公開待機中。ちなみに、「マッドメン」の撮影の合間を縫って出演した映画には、日本でもすでにDVDが発売されている『パイレーツ・ロック』がありますが、こちらでも美しい彼女ならではのキャラクターに扮しています。また、女優としてのブレイク以前はアシュトン・カッチャーの元恋人として語られることも少なくなかったジャニュアリー。いまでは“○○の恋人”と言われることはなく、彼女自身のロマンスに注目が集まっています。少し前には「アントラージュ」のジェレミー・ピヴェンやオスカー俳優エイドリアン・ブロディとの熱愛報道が浮上。先頃のエミー賞授賞式には、ジェニファー・アニストンとも噂になったコメディ俳優ジェイソン・サダイキスと現れました。「マッドメン」ファンの勝手な希望としては、やはり彼女の隣にはドンのような風貌の男性に立っていてほしかったりも…。シーズンを重ねるにつれすったもんだ全開になっていくドンとベティの関係同様、ジャニュアリーの恋愛模様からも目が離せません!?(text:Hikaru Watanabe)「マッドメン シーズン3 DVD-BOX」価格:20,790円(税込)発売元:フジテレビジョン/ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオン発売日:10月6日(水)© MMIV Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved■関連記事:ジョージ・クルーニー、エミー賞でボブ・ホープ・ヒューマニタリアン賞受賞ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠シネマカフェ的海外ドラマvol.1322009年総括!お薦めドラマベスト3!第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネートシネマカフェ的海外ドラマvol.118胸キュン男のスマイル第2回「マッドメン」
2010年09月23日今回ご紹介するスマイルさんは、エミー賞作品賞にも輝いた超話題作「マッドメン」のドン・ドレイパー。前回登場した「デクスター」のデクスター・モーガンとは、ひと味もふた味も違う笑顔の持ち主です。と言うのも、ドンは現代とは常識の異なる60年代ニューヨークに生き、欲望渦巻く広告業界で活躍している敏腕広告マン。大手広告代理店のクリエイティブ・ディレクターとして商品を売るための知恵やアイディアをひねり出す一方、クライアントをいろいろな意味で満足させなくてはならない彼にとって、笑顔はある種の武器でもあるのです。ただし!敏腕広告マンの自負を持つドンは無駄に媚びるのが大嫌いで、基本姿勢はむしろクール。男性の同僚からは一目置かれ、女子たちからは「ドレイパーさんって、ミステリアスよね〜」と胸キュンされるタイプでもあります。でも、実はそんなタイプの男性ほど、スマイルパワーは絶大!私たちの現実世界でも、いつもはあまり笑顔を見せない上司から褒められるときほど嬉しい…ってこと、ありませんか?普段は冷静なドンが口の端をちょっとだけ上げ、同僚の功績を認めたとき。普段は無関心を装っているドンが女性秘書にちらりと笑顔を見せ、「いつもありがとう。今日は早く帰っていいよ」なんて言っちゃったとき…。そのターゲットが同性であれ異性であれ、彼のスマイルはもはや鋭い凶器レベルに達し、相手をズキュンと射抜いてしまうのです。では、家庭ではどうかと言うと、ドンは良き父であり、良き夫。郊外のステキな一軒家で、元モデルの美人妻と2人の幼い子供たちに囲まれながら理想的な暮らしを送っています。となると、自然と笑顔がこぼれ落ちそうなものですが、笑顔大安売りとはいかないのが人間ドラマの佳作たる「マッドメン」の複雑さ。職場で様々なストレスを抱えるドンは完璧な家庭を持ちながらも、別次元の癒しを求めて愛人女性と密かに不倫中!夢のような自宅で良き家庭人モードに入ったときに見せる彼の笑顔は、秘密の関係を隠すドス黒スマイルでもあるのです。とは言え、そんなワケあり笑顔さえもステキに見えてしまうのがドン・ドレイパーの魅力なのですが…。演じるジョン・ハムはドン役で一躍ブレイクし、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にも輝いている38歳。「30 Rock」のエミー賞受賞クリエイター、ティナ・フェイも、彼の容貌を「地球上で最もハンサム」と絶賛したそうです。そんな彼だからこそ、一歩間違えば嫌味なキャラになりかねないドンを、危険で複雑だけれども魅力的で目の離せない主人公として成り立たせることに成功。ちなみに、俳優になる前のジョンは高校で教鞭をとっていたこともあるのだそうですが、こんなイケメン先生がいたら勉強に身が入らないですよね…。(text:Hikaru Watanabe)「マッドメン シーズン1 DVD-BOX」価格:20,790円(税込)発売元:フジテレビ映像企画部/ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオン発売中© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2009年09月10日