アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)がパリで2020年春夏メンズコレクションショーを開催した。
2019年06月26日オーラリー(AURALEE)は、2020年春夏ウィメンズコレクションを、2019年6月22日(土)にフランス・パリで発表した。エフォートレスで美しいウェアメンズと同様に、美しいシルエットを描きながらもエフォートレスに着られる、洗練されたコンフォートスタイルを提案する今季。リュクスな開放感と、凛とした佇まいの両方を、デザインに映し出す。リネンやコットン、ウール、カシミヤなど、柔らかくしなやかな素材に品のある色彩を乗せた、クリーンなウェアを展開する。風や光を受けて印象的なのは、風や光を受けた時に見て取れる、フォルムの優雅さ。直線的なシルエットに仕立てたシャツドレスや、ブラウンのジャンプスーツに重ねたアクティブなオレンジのコート、フラットなサンドベージュのニットドレスは、歩を進める度に揺れ動きしなやかな余韻を残していく。緩やかなグラデーション白に近い色彩からペールブルーまで、緩やかに移り変わるグラデーションのステンカラーコートは、生地の分量をふんだんに取って仕立てた、ふわりと広がるAラインが特徴的。色の濃淡や生地の立体感も相まって、奥行きのある表情を見せる。グレーやカーキなどニュアンスカラーグレーやカーキといった、ニュアンスカラーを配したピースも散見された。プレーンなグレージュのブラウスに合わせたスカートにはスリットを複数配し、間からブルーのメッシュ地を見せることで軽やかさを演出する。また、マットな光沢を備えたカーキのレザーブルゾンは、スナップを同色で統一し、ポケットもシームレスにあしらうことで、研ぎ澄まされた雰囲気に。静かで穏やかながらも、芯のある確かなオーラを放つ。ワントーンのニューバランススニーカータン、ロゴ、ヒールタブまでワントーンで統一した、ニューバランスのスニーカーは、無駄のないデザインがユニーク。カラーは、明るいライトグレーや、スモーキーなブラウンを展開する。
2019年06月26日セリーヌ(CELINE)が6月23日、パリのアンヴァリッドでメンズ 2020 サマーコレクションショーを開催した。
2019年06月25日グレン・マーティンス(Glenn Martens)の手掛けるY/プロジェクト(Y/Project)がパリで2020年春夏コレクションを発表。
2019年06月24日オーラリー(AURALEE)が2020年春夏メンズ&ウィメンズコレクションをパリで発表した。© Shoji Fujii© Shoji Fujii© Shoji Fujii© Shoji Fujii© Shoji Fujii
2019年06月24日阿部千登勢によるサカイ(sacai)が、パリで2020年春夏メンズと2020年プレスプリング&サマーウィメンズコレクションを発表。Maria Valentino / MCV PhotoMaria Valentino / MCV PhotoMaria Valentino / MCV PhotoMaria Valentino / MCV PhotoMaria Valentino / MCV PhotoMaria Valentino / MCV Photo
2019年06月24日三原康裕によるメゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)がパリで2020年春夏メンズコレクションを発表。
2019年06月24日キム・ジョーンズによるディオール(DIOR)が、サマー 2020メンズ コレクションショーを6月21日、パリのアラブ世界研究所で開催した。今シーズン、アメリカ人アーティストのダニエル・ アーシャムとのコラボレーションを行い、“今は、未来からみた過去である。”という哲学のもと、現代のビジョンとメゾンの伝統をクリエイションで表現した。また、今シーズンはリモワと初のコラボレーションも行い、カプセルコレクションがお披露目された。ゲストとして、日本から招かれた岡田健史、けみおなどをはじめ、J. バルヴィン、ケイト・モス、ニックロビンソンといった豪華な顔ぶれがそろった。©DIOR©DIOR©DIOR©DIOR数々のルックは、今回もディオールのメゾンが誇る、高度な技術を使って生み出されている。アトリエより届いたショートフィルムにて、代表するプリーツ技術、レザーボンディングのサヴォワールフェールを紹介する。the ateliers Lognon and Lemarié.©DIORthe ateliers Lognon and Lemarié.©DIOR
2019年06月24日トム ブラウン(Thom Browne)がパリで2020年春夏メンズコレクションを発表した。
2019年06月24日ユン(YOON)とバーバル(VERBAL)によるアンブッシュ®(AMBUSH®)が2020年春夏コレクションをパリで発表。
2019年06月24日ヘロン・プレストン(HERON PRESTON) 2020年春夏コレクションが、2018年6月18日(火)にフランス・パリで発表された。馴染みのあるNYの風景を振り返ってランウェイに設置された巨大スクリーンに映し出されたのは、モノクロ映像で再現されたニューヨークの街並み。デザイナー ヘロン・プレストンが長きに渡って拠点にしているこの大都市から得た今季は、ブランドのDNAとなる“ワークウェア”とフォーマルウェアを互いに融合させた遊び心溢れるスタイルを提案していく。互いのディテール&素材をミックスフォーマルウェアを代表するテーラリングパンツには、カーゴパンツを連想させるフラップポケットや、膝部分のテキスタイルを強化するダブルニーといったワークウェアのディテールをミックス。また本来よりも布地の分量をゆったりととり、動きやすさといった機能面も重視している。一方でワークウェアには、素材でアレンジをきかせて。アクティブなオレンジ色のフィッシャーマンジャケットには、本来フォーマルな洋服で使用されるツイードでフラップポケットを仕立てた。また建設業者のユニフォームから着想を得たブラックのベストには、艶やかな光沢感溢れるテキスタイルでラグジュアリーなムードをプラスしている。またこれらの双方のアイテムがミックスされたスタイリングは、互いの要素が呼応することで、不思議と馴染んでいるように見えるのも面白いポイントだ。カラー&グラフィック柄カラーは、ベーシックカラーやニュートラルな色合いを基本に。そんな落ち着いた色彩の中で現れるアイコニックなオレンジや、ビビッドなピンクは、より一層観客に鮮烈な余韻を残す。またセットアップには、モノクロ映像に呼応するかのように“色褪せた”風合いのカモ柄や、ストリートの壁の落書きを表現したかのような躍動感あふれるグラフィックのセットアップも登場する。コラボアイテムも続出なお今季はコラボレーションも豊富。ゴアテックスのロングコートをはじめ、リーバイス(Levi’s)とタッグを組んだデニム、ニューヨークのアーティストと協同したアクセサリーなどが存在する。
2019年06月22日ファセッタズム(FACETASM) 2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年6月19日(水)にフランス・パリで発表された。メンズとの合同ショー、リーバイスとのコラボ登場メンズと合同ショーとなった今季。ショーの始まりは、人気ジーンズブランド リーバイスとのコラボレーションから始まった。オリジナリティ溢れるトラッカージャケットが散見されたメンズとは一変、ウィメンズは全てのジーンズの原点となるリーバイスの501にフォーカスし、ブランドらしい遊び心を加えた新たなワードローブを作っていく。ディテールにアレンジをウィメンズのファーストルックとして登場したモデルは、一見ミニマルなジーンズを纏っているように見える。けれど彼女のピンと正面を向いた姿勢とは裏腹に、ジーンズのファスナー口は腰をツイストしているかのような傾き加減。そのディテールと呼応するように、トップスにはサイドへと流れたアシンメトリーのカットソーを合わせた。たっぷりの装飾で“勝負”淡いブルーのジーンズには、ハトメからロング丈の革ひもを通して、フリンジのような装飾を演出。モデルが歩く度に予測不可能な動きを描く紐、そしてデニムに施したクラッシュ加工も相まって、ワイルドな印象をもたらしている。けれど“女性らしさ”も忘れたくないから、トップスは思い切りガーリーに。大胆に拡大化したフリルを胸元に配して、装飾と装飾の甘辛ミックスを楽しんでいる。ランウェイに広がるモノクロの世界コラボレーションアイテムの披露が終わると、ランウェイに現れるのは“モノクロの世界”。白と黒をベースにしたワードローブが次々と現れるのだが、そこには単調さはなく、むしろ目を凝らすほどに面白さが見えてくる。特徴的だったのは、フォーマルウェアの解体。黒のピンストライプのジャケットをアシンメトリーにカットしたり、白のジャケットをオーガンザで切り替えることで、本来は見えるはずのない肌を覗かせるセンシュアルな演出を加えている。装飾は先ほどと変わらず大胆に。レースや大きなフリルといった女性らしいディテールが随所にあしらわれている。そしてラストには、レースをたっぷりとあしらったガーリーなドレスに、ビッグサイズの無骨なレザージャケットを合わせた両極端なルックが登場。モデルは顔を隠しているから、その本当の性別を観客は知る由もないが、それは重要なことではない。何故なら彼/彼女が、ファッションが好きという事実だけは明らかなのだから。
2019年06月22日アミ アレクサンドル マテュッシ(ami alexandre mattiussi)が、2020年春夏コレクションショーをパリで行った。これまで、“女性のためのメンズウエア”として、メンズファッションウィークにユニセックスアイテムを発表していたアミ アレクサンドル マテュッシだが、今シーズンから新にウィメンズラインを本格始動させた。© Colin Berthelier© Colin Berthelier
2019年06月21日ヨシオクボ(yoshiokubo)の2020年春夏コレクションが6月20日、パリで発表された。全2シーズンはショー形式のインスタレーションでの発表だったが、今回はセーヌ川に浮かべた船の上で、VRによるショーとそれに使用されたルックの展示といった内容。「幼い頃に行った三重の尾鷲の母の実家で、布団がいつも大漁旗に包まれていた」という記憶をテーマに、大漁旗、海、結ぶといったテーマでアイテムが構成されている。大漁旗はインクジェットプリントではなく、「尾鷲に一軒だけ大漁旗を染めているところがあったのだが、廃業されていたので鹿児島で制作した」という昔ながらのもの。プリントスカーフを結んでディテールやパーツを構成する手仕事満載のアイテムがマリンのイメージと重ねられる。網を思わせるメッシュ使いやハイテク素材の組み合わせ、漁網をイメージさせるスカーフなどいつもながらに、コンセプチュアルで遊びに溢れたコレクションとなった。Text by Tatsuya Noda
2019年06月21日オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)の2020年春夏コレクションが6月19日、パリで発表された。今シーズンのテーマは「プラスティック」。会場は一面、白いカーションの花畑。その中央にはニューヨークのグラフィティカルチャーを築いたアーティストの一人、フューチュラ2000の代表作のエイリアンのスタチューが飾られた。そのフューチュラ2000のスプレーペインティングをモチーフにしたアイテムが今シーズンの核となった。メンズはワークウエア、デニム、テーラードなどベーシックなアイテムをビッグシルエットで、ジャケット袖のタグや御リネームなど“タギング”がデザインの大きな要素となっている。ウィメンズはグラフィティのアクションペイントを生かしたカラーリングで、ドレスラインを充実させている。Text by Tatsuya Noda
2019年06月21日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、メンズ・ アーティスティック ディレクターのヴァージル・アブローによる2020年春夏メンズコレクションを、6月20日にパリのドフィーヌ広場にて発表した。Louis Vuitton / Ludwig BonnetLouis Vuitton / Ludwig BonnetLouis Vuitton / Ludwig BonnetLouis Vuitton / Ludwig BonnetLouis Vuitton / Ludwig Bonnetショーには、日本から招かれた俳優の野村周平をはじめ、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、クリス・ウー(KRIS WU)、コン・ユ(공유)、フランク・オーシャン(Frank Ocean)など多くのゲストが来場した。Louis Vuitton / Shoichi Kajino
2019年06月21日リック・オウエンス(RICK OWENS)がパリで2020年春夏メンズコレクションを発表した。
2019年06月21日ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani) 2020年春夏コレクションが、2019年6月17日(月)にイタリア・ミラノで発表された。歴史深い建物を舞台に今季会場に選ばれたのは、ジョルジオ アルマーニの本社となるパラッツオ オルシー二。かつて17世紀のミラノで最も権威のある貴族邸宅の1つであったその建物は、当時の荘厳な佇まいをそのままに残しており、一歩中に入ると趣のあるドーム型のランタンやゴージャスなフレスコの天井画など、年代を感じさせる装飾が施されている。ランウェイが現れたのは、そんな歴史深い建築物の敷地内に位置する中庭。ギリシャ神話で現れるような立派なトスカーナ柱、生い茂るみずみずしい緑の葉、そして降り注ぐ太陽の光。そこには、騒がしいミラノの通りからは想像できないほどの優雅な空気が流れている。ジャケット×パンツの伝統に新しい風をショーの始まりとともに現れたモデルたちもまた、そんな会場にとけこむかのようなエレガントな紳士たち。パンツスーツ×ジャケットという伝統的なスタイルが基本だが、今季はアイテムのデザインや着こなしに現代の遊び心を加えているのが特徴だ。例えばファーストルックに登場したモデルは、一見クラシカルなスーツスタイルかと思いきや、中に差し込んだベストは着物の襟元を彷彿させるデザイン。またショールカラーというより、ジャケットの襟元全体が裾にかけてひるがえってしまったようなユニークなフォルムのラペルを持つジャケットも登場する。ジャケットを“気楽”に楽しむ着こなしにも現代のアレンジを投じて。シャツ×ジャケットという既存のフォーマルなアイディアを打ちこわし、素肌にベストを着た上、もしくは素肌に直にジャケットを羽織っていたりする。それらのピースは、リネンやシアサッカーのような軽やかな素材をセレクトしているため、“シャツ”を纏っているかのような涼し気な印象をもたらす。“超”ドロップショルダーのシャツも登場!それでは“本物”のシャツはどうなっているのかというと、こちらもやはり本来の姿に一捻り加えられている。幾何学模様を配したビッグサイズのシャツがその好例。ショルダーを肘のあたりまで大きく落としたスリーブは、ユニークなシルエットを演出。またフロントのボタンは、ダブルジャケットのように2列に配列させているのが面白い。カラー&プリント柄カラーはネイビーやベージュ―、ブラック、ホワイトといったベーシックな色合いを基本に。そこに時折、幾何学模様やロゴをあしらって遊び心溢れるスーツスタイルを提案する。ショーの終盤には、そんなプリント柄を使用したショートパンツも登場。Tシャツと組み合わせたラフなスタイルだが、先ほどのスーツの既視感もあり、確かな気品を感じさせる。エレガントなフォーマルスタイルにユーモアを、カジュアルなものにエレガンスを。そんなデザイナーの遊び心が感じられるコレクションとなった。世界のセレブが来場!『アベンジャーズ』のサミュエル・ジャクソンもなお今回のコレクションには、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデンやアスリートのイアン・ソープといった世界中のセレブ達も会場に駆け付けた。その中には、『アベンジャーズ』シリーズ、『スター・ウォーズ』シリーズで知られる名俳優 サミュエル・L・ジャクソンの姿も。サミュエルは「ファッションは“その人が何者であるか”を表してくれるものだと思います。その中でもやはりジョルジオ アルマーニは特別な存在。タフでクールで、着るたびにスーパーヒーローになった気分になれます。」とコメントを寄せている。
2019年06月21日宮下貴裕によるタカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)が6月18日、パリで2020年春夏コレクションを発表。
2019年06月20日フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)がパリで2020年春夏コレクションショーを開催した。
2019年06月20日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2020年春夏メンズコレクションショーがパリで行われる。ショーは6月20日0時30分(現地時間19日17時30分)にスタート。その模様をライブストリーミングで配信する。SNSでのオフィシャルハッシュタグは「#ValentinoMenSS20」。ハンドルネームは「@MaisonValentino」もしくは「@Valentino_Japan」。視聴はこちらから。
2019年06月19日ミラノ・ファッション・ウィークにて、ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)が、2020年春夏メンズコレクションショーを、同メゾンが本社を構えるパラッツォ オルシーニで開催した。
2019年06月19日マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN) 2020年春夏コレクションが、2019年6月15日(土)イタリア・ミラノで発表された。スポーティーなムードを全面に押し出してぴったりと身体のラインにそったサイクルウェアがファーストルックを飾った今季、そのスポーティーなムードを強く孕んだ流れは変わることなく、コレクション全体を通してスポーツウェアやテクニカル素材を使用したアイテムがランウェイに溢れた。アクティブなカラーパレットを主役にカラーパレットは、蛍光イエローをはじめ、明るいブルーやオレンジなど、ネルギッシュでアクティブな色合いが基本。そんな鮮やかなカラーが並ぶ中で登場したオールブラックのセットアップジャージは、ライトを反射することで、様々なカラーが浮かび上がる特殊素材で仕立てられている。ファブリックに映し出されるレインボーの輝きは、ランウェイに溢れるカラフルな色合いを映し出しているかのようだ。テクニカル素材を応用スポーツウェアに使用されるテクニカル素材は、日常で楽しめる洋服になって登場。メンズは、スニーカーと黒のスキニーパンツと合わせたビックサイズのポロシャツに。一方ウィメンズは、サイドに大胆にスリットを入れたセクシーなワンピースになって姿を現していた。“ライダー”達を主役にした60年代映画のプリント絵柄のアイテムが少ない今季、会場の視線をひと際奪ったのは、1960年代公開の映画『イージー・ライダー 』をモチーフにした鮮やかなプリント。ライダーを主人公にしたその作品は、おそらく今季のスポーティーな要素が強いコレクションに紐づけて選ばれたもの。フーディーや半袖シャツのセットアップに登場している。移ろいゆくカラー後半にかけてカラーは、複数の色合いをミックスしたタイダイへと移ろい行く。ピンク、イエロー、オレンジ、グリーンなど、鮮やかなカラーで彩られたショート丈ジャケットやパンツは、隣り合う色同士が混ざりあうみずみずしいタッチ。また藍染めで仕上げたかのような模様のネイビーのブルゾンも登場する。足元を飾るシューズ足元を飾ったのは、スポーティーなムードを加速させるスニーカー。スポーツウェアをベースにしたルックにはもちろん、スーツスタイルにも取り入れているのが特徴だ。基本は単色が多いが、イエロー、ブルー、オレンジなど今季のキーカラーを凝縮したカラフルなモデルも登場した。
2019年06月19日ニール バレット(Neil Barrett) 2020年春夏コレクションが、2019年6月15日(土)イタリア・ミラノで発表された。スポーツウェアをベースに男性のユニフォームにフォーカスしてきたニール バレットが、今季最も注目したのはスポーツウェア。ユニフォーム本来のデザインにベースを置きながら、トラッドやストリートなど異なるテイストとの融合によって、新たな表現を試みる。バスケットボールのユニフォームが主役今季の主役に選ばれたのは、バスケットボールのチームウェア。大きな数字ロゴをあしらったフーディーには、ユニフォームのオリジナルのデザインをベースにしながらも、上質な素材で仕立てられたアイテムを合わせている。例えば試合用のハーフパンツは、本来のテクニカル素材とは程遠い、スーツで使用されるようなしっかりとした上質な生地。チームウェアの上から羽織るバスケットボールジャケットは、上品な光沢を放つファブリックで仕立てられている。白の半袖Tシャツに、赤のベストを重ねたルックも、おそらくはバスケットボールのユニフォームから着想を得たもの。このウェアをモチーフにしたオレンジのロングスリーブニットは、実際にユニフォームをレイヤードしているかのように見えるトロンプイユデザイン。スリーブの手首のあたりには、リストバンドを連想させる立体的な網目模様も入っている。異なるテイストを融合させたアウター群異素材のドッキングが目立つアウター群からも、様々なユニフォームが融合されていることに気付かされる。ストリートなムードのデニムジャケットには、3本ラインが入ったスポーツジャージのスリーブを組み合わせ。トラディショナルなダブルブレストコートも目を凝らしてみると、MA-1のスリーブがドッキングされていることに気付かされる。豊富なバッグアイテムワードローブのポイントに取り入れられたバッグは、サコッシュやウエストポーチ、ショルダーなど様々なバリエーションを取り揃える。中でも目を引いたのが、ラジオをモチーフにしたユニークなバックパック。ラジオの立体的なフォルムをそのままにしたブラックのモデルには、今季のスニーカーのソールにも取り入れられたホワイトの稲妻模様をアクセントに配している。
2019年06月19日ロンドン・メンズ・コレクションが6月8日から10日に開催された。ベテランから中堅ブランドが発表のタイミングをウィメンズ時期へ移行したり、発表の場をパリへ移すといった動きに加え、ブレグジットの影響下でここ数シーズン同ファッションウィークは縮小傾向にある。それでも若手デザイナーによる力強さや、モードに熱狂する若者によって、今期も熱狂の中閉幕した。そんなロンドンメンズにすっかり定着しているのが、今回で6度目の参加となるジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)だ。デザイナー柳川荒士は2020年春夏コレクションを“Deeper Than Night”と銘打った。まず最初にキャットウォークに登場したのはルックではなく、ロンドンを拠点に活動するEBM(エレクトロニック・ボディ・ミュージック)バンド、ダイスピープル(DICEPEOPLE)だ。迫力のある生演奏をゴング代わりに、ショーがスタート。プレスやバイヤー、顧客から支持されるテイラードは今季もメンズ・ウィメンズともに、スクエアショルダーのコートやジャケットで豊富に登場した。バックやサイドがスナップボタンで開閉するディテールや、ファスナーで装飾したコートなどカットアウトのアイデアが光る。メッシュとシャツの重ね着やグラデーションカラーのボトムス、大ぶりなシルバーのチェーンネックレスにレザーカフなどコントラストを付けたスタイリングは一際ブラッシュアップされている印象だ。足元を飾るのは、メンズ・ウィメンズともにパンキッシュなレースアップブーツで統一感を持たせた。ショー後のバックステージには、ファッション関係者だけではなくミュージシャンやアーティストなど多くの人が柳川デザイナーを祝福しに詰め掛けた。ロンドンを発表の場に移してから、イギリスをはじめとする欧州の雑誌にエディトリアルとして掲載される機会が増えたと語る柳川デザイナー。ロンドンの街が持つ独自の美的感覚や文化に共鳴し、彼のコレクションはますます磨かれていく。トレンドに迎合するのではなく、自らのスタイルを貫く彼自身のパーソナリティがコレクションを追う毎に強くなっており、そんなオリジナリティに多くのロンドナーが共感しているのではないだろうか。ブランド立ち上げから約16年と豊富な経験を持つが、常に前進し挑戦を続ける姿勢を見せるジョン ローレンス サリバンに、引き続き目が離せなそうだ。
2019年06月18日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が、2020年春夏メンズコレクションと、2020年ウィメンズスプリングコレクションをイタリア・ミラノで発表した。
2019年06月17日6月16日、イタリア・ミラノのヴィラ ネッキ カンピリオにおいて、トッズ(TOD’S)の2020年春夏メンズコレクション「ザ・ライド」が発表された。今回は、トッズの原点である“乗り物”に焦点を当て、クルマ、バイク、自転車、4輪バギーなどのシーンに着目。カラフルに展開される新たなスニーカーラインは会場のプールにオブジェとしてプレゼンテーションされた。また、バッグにツートンライン、シューズにTロゴなどトッズのアーカイブモチーフが復活している。Text by Tatsuya Noda
2019年06月17日