気をつけていたはずなのに、アラフォーになってから、おばさん的な行動&しぐさになっているのでは……。そんな不安がよぎったことはありませんか? 男性たちはアラフォー女性のどんなところを見ているのでしょう。様々な年代の女性たちを一番美しい姿で写真におさめるプロカメラマン・根田拓也さんに、大人の女性をさらに美しくみせる所作や、写真うつりのコツなどを伺いました。根田拓也 1971年東京生まれ。大学卒業後テレビ業界に進むものの、写真の魅力に取り憑かれ都内撮影スタジオに入社。スタジオアシスタントを経て1999年独立。現在、出版・Web・広告媒体を中心に展開中。2013年より都内美術学校講師も務める。 男性が近くにいるときは、◯◯を意識して!オフィスや電車、街の中で、男性と近い距離で接するシーンは日常生活に溢れています。そんなとき、意外と見られているのが背後や頭部……みなさんは意識していましたか?「特に電車などで立っていて、近くに女性がいるとき。身長差もあって、女性の頭部がちょうど顔の近くにくるので、髪の毛や、香りなどが気になることはありますね」と根田さん。「オフィスなどでも男性が背後に来るシーンはあると思うんですが、頭皮や髪の毛がきちんとケアされていると、やっぱり好印象ですよね。それから首もとを髪の毛で隠している人も多いですが、あえて出した方が顔周りもすっきりとした印象になりますし、うなじから肩にかけても、女性らしさが見られるポイントになると思います。デコルテがキレイな女性にはやっぱりドキッとするのではと」言われてみれば、背後や頭部は自分から見えないので、ケアを怠りがちかも?頭皮&ヘアケア、デコルテケアは是非しっかりしたいものですね。また、他に所作を意識したいシチュエーションといえば、「物を手渡すとき」。両手を添えて渡した方が細やかな印象になり、所作としても美しく見えます。ふと相手と手が触れることもあるので、かさついた手はNG! しっとり感のある柔らかい手&指先を保つように、やはり普段からきちんとケアすること。その心がけが重要になりそうです。集合写真にうつるときの心得とは?心がけといえば、「写真うつりも心がけひとつで変わる」と根田さんは言います。「写真にうつりたくないと思っていると、そのネガティブな気持ちが表情に出てしまうんです。口元は微笑んでいるのに、シワができるのを気にして目が笑っていないという人も多いように思います。たいていは自分が笑っていると思っているほど笑っていないものなので、常に3割増しくらいの笑顔を心がけてほしいですね。そして撮られるときは堂々と前に出て、思いきり笑顔をみせた方が魅力的にうつります」たしかに私自身もそうですが、集合写真のときなど「正直うつりたくない!」、「なるべく目立たないようにしたい」と思っているアラフォー女性は多いのではないでしょうか。根田さんの言うように、気持ちは表情に現れるので、撮られるときは覚悟を決めてポジティブに! それが一番かもしれません。プロにきく、美しく写真にうつるコツでは、実際に美しく写真にうつるためには、具体的にどうすればよいのでしょう。写真うつりのコツやセオリーを根田さんが伝授していただきました。「まず、身体は真正面よりも肩を少し斜め前に下げること。腕と腰の隙間を見せて、身体のラインがわかるようにするとキレイに見えます」「脚は片方に重心をかけて、手前にきた方の脚の膝をちょっと内側に入れてみてください。そうすると肩も自然と落ちて、美しく見えるようになります」「全身でいうと、身体がSラインになるのを目指して、胸をはって、腰を落とす感じに。手は後ろにまわすのがおすすめです。スッキリ見える効果もあり、自然と胸もはるので、きれいなSラインになりますよ」これから春に向けて、パーティーなどで集合写真を撮る機会も増える時期。早速、今回紹介したキレイにうつるテクニックを実践してみてはいかがでしょうか。また、日頃からきちんとケアさえしておけば、自分に自信もついて、自然と美しい所作ができるようになるはず。是非ふだんから“ケアして堂々と見せる!”を心がけていきましょう。・根田拓也
2015年01月16日