津軽海峡フェリーは4月18日に、ノスタルジック航路「大間~函館」(以下 同航路)において新造船「大函丸(だいかんまる)」を運航する。「大函丸」は現在、大間航路就航中の船舶「ばあゆ」と同様に内海造船にて建造され、青森県大間町および鉄道建設・運輸施設整備支援機構が所有者となっている。運航会社は津軽海峡フェリーで、同航路に就航する。同船には省エネ軽量型エンジンを搭載。現在就航中の「ばあゆ」と比べ、航海時間が10分短縮し、北海道と本州を90分で結ぶという。船内は「バリアフリー高度化船基準」を満たし、万一の災害に備え、様々な港での荷役、救援物質・救援車両等の搭載及び搬送ができる。また、陸上設備への給電設備を装備し、大型清水タンクにより陸上への清水供給も可能。客室は長く親しまれることを願い、「和モダン」の雰囲気を採用。車いすでも利用しやすい「バリアフリールーム」などの専用客席や、ゆったりとした椅子席の「ファーストシート」と「カジュアルシート」、家族で気軽にご利用できる「ファミリールーム」を新設する。また、青森~函館航路に就航するフェリー「ブルードルフィン・びなす・びるご」と同様に、同航路に初のペット専用施設「ドッグルーム」も登場する。運航は4月18日大間時発5便より開始。乗船予約は、乗船日の2カ月前の9時から電話・同社ホームページ・各旅行代理店にて受け付ける。なお、「大函丸」の初便は2月18日9時から受付を開始する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月21日青森県深浦町で新鮮な海産物や野菜を鉄板焼きで味わえる「津軽深浦チャンチャンまつり」が開催される。開催日時は10月20日(土)、21日(日)の10:00~17:00。今年で27回目の開催となる。「津軽深浦チャンチャンまつり」は地元の名産である鮭を市民に味わってもらい、消費拡大とともに地域の活性化を図ろうという「食」をテーマにしたイベント。主催は深浦町観光協会。後援は深浦町役場観光課、鰺ヶ沢町観光協会、八峰町観光協会、東奥日報社など。「食」のイベントだけにグルメコーナーが充実している。イベント名である鮭のチャンチャン焼きコーナーはもちろん、夕陽海岸グルメロード、特産品・海産物即売コーナーが用意されている。チャンチャン焼きを楽しむためには「チャンチャンセット引換券」を購入する必要がある。鮭、野菜、特製みそだれのセットで1人前、当日1,600円、前売り1,300円だ。なお、限定1,500食なので購入はお早めに。イベントは、20日10:00の開会式で幕を開け、チビッコ演芸ショーと続く。その後、お楽しみ抽選会、あみ引き合戦、鮭の大漁引きなどが行われる。21日は国盗りあみ引き、お楽しみ抽選会、鮭の大漁引きのほか、「競演YOSAKOI&郷土芸能」などがあり、ステージイベントもみどころとなる。イベントの名称である「チャンチャン焼き」の語源は、昔、漁師たちが親方に見つからないように”チャンチャンコ”を頭からかぶって、スコップの上で鮭を焼いて食べたという逸話に由来していると言われる。深浦町周辺には、1993年に屋久島とともに世界遺産(自然遺産)に登録された「白神山地」がある。人の影響をほとんど受けていない原生的なブナの天然林が世界最大級の規模で分布している山々だ。また、深浦地域ではブナ原生林や、大小33の湖沼群からなる十二湖がある。特に青く透きとおる湖面が美しい「青池」はみどころの一つ。イベント詳細は津軽深浦チャンチャンまつり公式HPで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日JR東日本秋田支社は9月1日より、「プレ秋田デスティネーションキャンペーン」(10月1日~12月31日)期間中に使用できる特別企画乗車券「秋田・津軽由遊パス」「秋田わくわくパス」を販売開始する。各乗車券の有効期間内は対象エリア内の普通列車(快速列車含む)の普通車自由席に自由に乗り降りできるほか、協賛施設への提示で割引やプレゼントなどの特典も受けられる。発売期間は12月29日まで。「秋田・津軽由遊パス」の対象となるのは、秋田エリアと津軽エリアのJR線、秋田内陸縦貫鉄道線、由利高原鉄道線および弘南鉄道線の普通列車(快速列車含む)の普通車自由席。新青森~青森間のみ乗車する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席にも乗車できる。有効期間は連続する3日間で、発売額は大人4,600円、こども2,300円となる。「秋田わくわくパス」は、秋田エリア内のJR線および秋田内陸縦貫鉄道線の普通列車(快速列車含む)の普通車自由席が対象。有効期間は連続する2日間で、発売額は大人3,000円、こども1,500円となっている。なお、両乗車券とも特急・急行券の別途購入で特急列車(秋田新幹線「こまち」も含む)や急行列車(秋田内陸縦貫鉄道「もりよし」など)への乗車が可能に。また、「リゾートしらかみ」など全車指定席の列車を利用する場合、事前に指定券を購入する必要がある。「秋田・津軽由遊パス」「秋田わくわくパス」ともに、対象エリア内のみどりの窓口、指定席券売機、びゅうプラザおよび主な旅行会社などで取り扱う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日人気お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾と中田敦彦が映画初主演を務めた映画『津軽百年食堂』の初日舞台挨拶が4月2日(土)、東京・有楽町の有楽町スバル座で行われ、藤森さんと中田さんをはじめ、福田沙紀、大森一樹監督らが登壇した。森沢明夫の同名小説を映画化。父との確執を抱え、故郷を捨て東京で暮らしていた陽一が、久々の帰省をきっかけに葛藤を乗り越え、代々続く「大森食堂」の四代目へと成長していく姿が描かれる。明治時代と現代、2つの時代の物語が展開し、藤森さんが陽一を、中田さんは明治末期に食堂を開業する初代・賢治を好演。大森監督も「初めてと思えないほど、演技がうまかった。演技指導もないうちに、さっさと(撮影が)終わりましたよ」と太鼓判(!?)を押していた。藤森さんは「絆を感じる現場でしたね。いいチームで楽しく撮影ができました」とニッコリ。中田さんは「まさか相方の先祖を演じるとは(苦笑)。でも監督から“明治顔”だと褒められました」とこちらもまんざらでもない様子だ。一方、現代を生きるヒロイン・七海を演じる福田さんは「優しくて、お芝居にも真面目に取り組んでいらっしゃった。とても忙しく大変なはずなのに、すごい集中力でほとんどNGもなかった」と共演した藤森さんを絶賛…と思いきや、「撮影後にテレビを見たら、すっかりチャラいキャラクターで意外だった」と藤森さんのチャラさに呆れ顔だった。本作は弘前市をはじめ、青森県内で撮影されており、美しい津軽の情景が大きな見どころだ。しかし、ロケ地となった八戸の大久喜漁港が、3月11日(金)に発生した東日本大震災の津波で流されてしまい、図らずもその最後の姿を捉えた作品となった。そんな縁もあり、舞台挨拶を前に、藤森さんらキャストたちは劇場ロビーで被災地への募金を呼びかけた。福田さんは前日、青森を表敬訪問しており「現地でお会いした方々の安否を心配しましたし、とてももどかしい気持ちでした。青森から東北が元気になってもらえれば」とコメント。宮城県でレギュラー番組を持つオリラジの2人も、心配そうな表情だ。「ツイッターでも『早く放送を再開してほしい』と書き込みをいただいた。僕らもまた(宮城で)ロケがしたいですね。ぜひ、この映画を通して笑顔を取り戻してもらえれば」(藤森さん)、「いまは一刻も早く現地に行きたい。何か力になれないか…現地で考えたい」(中田さん)。本作は4月2日(土)に都内3劇場をはじめ、青森、岩手、秋田、宮城で公開初日を迎えたほか、今月中には山形と福島でも公開される予定だ。また、映画収益の一部を復興の一助として「日本赤十字社」を通して、寄付されることも決定している。『津軽百年食堂』が描き出す絆と人情が、震災の影響で少しだけ“春”の訪れが遠ざかってしまった東北に、温かな思いを届けてくれることを期待したい。『津軽百年食堂』は一部を除き全国にて公開中。■関連作品:津軽百年食堂 2011年4月2日より全国にて公開© 2011「津軽百年食堂」製作委員会■関連記事:オリラジの自信の津軽そばに大森監督「大丈夫」と微妙な感想木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」新たな武勇伝の舞台は…青森!?オリエンタルラジオ『津軽百年食堂』で初主演
2011年04月04日映画『津軽百年食堂』の完成披露試写会が3月4日(金)、都内で開催され、W主演を務めたオリエンタルラジオの藤森慎吾と中田敦彦をはじめ、福田沙紀、前田倫良、原作者の森沢明夫、大森一樹監督が舞台挨拶に登壇した。明治時代と現代、2つの時代の物語が展開する本作。現代では父との確執を抱え、故郷を捨て東京で暮らしていた陽一(藤森さん)が、久々の帰省をきっかけに葛藤を乗り越え、代々続く「大森食堂」を受け継ぐ重みを受け入れ、四代目へと成長していくさまが描かれる。一方、明治末期の物語では「大森食堂」の初代にあたる賢司(中田さん)が、苦難を乗り越え自らの店を持つという夢を実現させていくさまを綴る。明治の男を演じた中田さんは、自身の顔について周囲から「『顔が明治っぽい』と褒められて、新たな才能に気づきました」とニッコリ。映画初主演についても「朴訥に明治の男を演じましたが、自分で見ても朴訥な感じでした。みなさんも朴訥に見てください」となぜか“朴訥”を連発し、会場の笑いを誘った。相方の藤森さんは「最初に主役と聞いてニヤけましたね。知ったのは、バラエティ番組でパンツ1枚でロープの上で相撲を取る直前だったんですが」とユーモアたっぷりに主演の喜びを語った。この日は、劇中にも登場する“津軽そば”をオリラジの2人が壇上で作り、監督と森沢さんにふるまった。大八車を引き、手際よく中田さんが水を切り、藤森さんがダシを注ぐ。ひと口食べた大森監督の感想は「大丈夫」。この微妙な反応に2人は心外そうな表情。森沢さんは文学者らしく(?)「癒しの味ですね。食べると青森に行きたくなります」ときれいにまとめてくれた。大森監督は映画について「還暦を前にした男(=大森監督)の青春映画。でも20代、30代の人が撮る青春映画より面白いと思います」と自信のコメント。そばに関してはイマイチな感想を語っていた監督だが、オリラジの2人の演技については「これがオリラジ?と思うような演技を見せています」と太鼓判を押した。『津軽百年食堂』は4月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:津軽百年食堂 2011年4月2日より全国にて公開© 2011「津軽百年食堂」製作委員会■関連記事:木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」新たな武勇伝の舞台は…青森!?オリエンタルラジオ『津軽百年食堂』で初主演
2011年03月04日つい先日、JR新青森駅が開業したことでも話題の青森を舞台とした映画『津軽百年食堂』が来年4月に公開することが決定した。森沢明夫の同名小説を映画化した本作は、2度の日本アカデミー賞監督賞に輝く大森一樹を監督に迎え、陽一と賢治という2人の主人公を、“武勇伝ネタ”で人気を博したお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾と中田敦彦が演じる。ヒロイン・七海に扮するのは、TVドラマや舞台、映画で活躍中の若手女優・福田沙紀。陽一と衝突する父・哲夫役を伊武雅刀が演じる。明治末期、弘前。やっとの思いで津軽蕎麦の店を出した賢治。そして、時は流れ現代。4代目にあたる陽一は、父との確執から「大森食堂」を継がずに東京で暮らしていた。ある日、父が交通事故で入院したと聞いて陽一は久しぶりに帰省。そこで同郷の七海が抱く幼い頃の思い出や、賢治の娘である祖母の心に触れ、陽一の気持ちは少しずつ変化してゆく――。本作が映画初主演となるオリエンタルラジオ。そのことについて中田さんは、「一生懸命やろうと思いました」とコメント。一方、藤森さんは、「映画の主演ですよ!ガッツポーズしかないですよ!」と中田さんとは対照的に興奮した様子。また、故郷への反発と捨て切れぬ思いの間で揺れ動く青年・陽一を演じた藤森さんは「本当に家族、仲間の絆が温かく素敵だなと思います。みなさんにもそれが伝わればいいなと思います」とコメント。陽一の曽祖父に当たる賢治を演じた中田さんも「津軽弁という言葉の違いと、時代の違いに苦戦しました。歴史の重みと、そこに重なる人々の思いを感じてほしいと思います」と強い思いを語った。青森を舞台に、時代を超えてどんな“武勇伝”を見せてくれるのか?『津軽百年食堂』は2011年4月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:津軽百年食堂 2011年4月2日より全国にて公開© 2011「津軽百年食堂」製作委員会
2010年12月20日