サイバーエージェントは2月1日、ユーザーのオンライン/オフラインにおける行動情報を分析して最適な広告配信・運用を行うことで、実店舗への来訪促進の最大化を図るというサービスである「Visit Lead(ビジットリード)」を提供開始した。新サービスは、ユーザーのオンライン上の行動情報と、実店舗への来訪回数などオフラインの行動情報を計測することで、オンラインとオフラインのデータを掛け合わせてユーザーのセグメントを作成し、スマートフォン広告配信の最適化を行う。さらに、配信結果を基に分析を行い、リタゲーティング広告の配信などの施策などを実施することで、来訪率を向上させる、より精度の高い運用を継続的に行うことが可能になるとしている。同サービスはオンラインの店舗に加えて、実店舗を保有する企業や小売店内で自社商品を販売しているメーカーなどの企業を対象に提供を予定。ユーザーの広告接触後の行動分析をオンライン/オフラインを横断して継続的に行い、店舗への来訪率向上のための最適な配信を行うことで、広告主企業の売上向上を目指すという。また、広告配信の最適化における指標として「CPV(Cost Per Visit)」を用いることで、配信セグメントごとの集客コストの指標化が可能とのこと。オンラインでの申し込み数や購入数と同様に店舗来訪実績も可視化することで、スマートフォン広告の配信を最適化するとしている。
2016年02月02日ヴォーカーズは12月15日、企業の有給休暇消化率をまとめた「2015年しっかり休めた会社・ガッツリ働いた会社ランキング」を発表した。同ランキングは、就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」に寄せられた現職」社員クチコミの有給休暇消化率をもとにまとめたもの。有給休暇消化率が高かった「しっかり休めた会社」には、1位に本田技研工業(ホンダ)の研究開発を担う本田技術研究所、ホンダは7位にランクイン、そのほか、自動車部品などを扱うボッシュ(5位)、トヨタ自動車(13位)、ダイハツ工業(19位)、トヨタグループであるアイシン精機(16位)、アイシン・エィ・ダブリュ(23位)、日産自動車(25位)と自動車関連メーカーがトップ30に8社ランクインした。NTTグループはNTT東日本(2位)、NTTコムウェア(3位)、NTTドコモ(6位)、NTT西日本(8位)、ドコモCS(9位)、NTTコミュニケーションズ(14位)、NTTデータ(17位)と、トップ30内に7社ランクインする結果となり、ランクインした上位企業は9割を超える有休消化率だったという。同社は、トップ30にランクインした企業のクチコミから共通して「労働組合の強さ」が見えてきたと分析している。社員の有休消化状況を組合が管理し、管理職も含めた現場への有休取得喚起を徹底することで、有休を取りやすい環境を作っていることがうかがえるという。一方、有休消化率が低かった「ガッツリ働いた会社」は、1位が小売のレッドバロン、2位が積水ハウス(不動産関連・住宅)、3位が日本通運(運輸)となっており、小売業、住宅販売業、広告代理店が多く見られる結果となった。小売業は土日が出勤であることが多く、「連休が取りづらい」「人員不足で休めない」といったクチコミが多く見られ、住宅販売業も土日が営業の要であり、担当顧客の対応などで休日も携帯電話を手放せないといった休みづらい状況があるようだという。また、広告代理店はクライアントに合わせたスケジュールとなることが多く、イベントや撮影などで土日返上になるなど「有休を取る暇がない」といった多忙な状況が有休消化率の低さにつながっていることが垣間見られたとしている。ガッツリ働いた会社30社の平均有休消化率は20.9%となった。
2015年12月16日アイリッジは12月14日、動画を活用した販売促進の一貫として、新感覚ムービー「onomato mix (オノマトミックス) by GU」を企画・開発し、2015年12月14日~2016年1月5日の期間限定でジーユーアプリ(iOS/Android版)上で提供すると発表した。「オノマトミックス by GU」とは、アプリ内の動画を通じ、ユーザーの気分に合わせてその日のファッションコーディネートを提案する機能。具体的には、動画に次々と出てくる「ルンルン or わくわく」といったキーワードを選択していくことにより、モデルがどんどん着こなしを変え、気分に応じたトータルコーディネートを提案してもらうことができる。なお、「onomato mix」とは、人間の脳に直接働きかけ、五感を刺激し、ファッションのイメージをぐんぐんひろげる言葉「オノマトペ (仏語 / 擬態・擬声語)」と「GUアイテム」「ミュージック」をミックスした新しいファッションカルチャーを意味する。映像に登場するのは、instagramなどSNS上で人気のモデル3名。監督には、海外の映画祭でも作品が紹介され、多くのミュージックビデオやCMで活躍中の須藤カンジ氏を起用し、ポップな色彩の世界観と新たなテクノロジーが融合した、新感覚の映像体験を提供する。同社によると、「オノマトミックスby GU」をアプリ限定のコンテンツとすることで、アプリのダウンロード促進を図るほか、提案されたコーディネートの中から、気に入ったアイテムをそのままオンラインストアで購入できるため、ユーザーの購買意欲を高める効果が期待されるという。
2015年12月15日NTT東日本は11月19日、ワークスタイルの変革を促進するクラウドサービス「αUC(アルファユーシー)」を12月16日より提供すると発表した。同サービスでは、社員間での文字チャットや、プレゼンス(出勤、利用者の状態)の共有等により社内コミュニケーションを活性化するユニファイドコミュニケーション機能を提供する。あわせて、電話帳データや電話の発着信履歴をクラウド上で一元管理する機能、また、ビジネスフォンと連携し、スマートフォンからビジネスフォンを経由した発着信を可能とする機能により、社員所有のスマートフォンを業務に活用するBYOD(Bring Your Own Device)を促進する。ユニファイドコミュニケーション機能は、文字チャットのように簡易なメッセージのやりとりや、プレゼンス(出勤中・休憩中などの利用者の状態)の共有などによって、コミュニケーションを促進するもの。同一契約内の利用者間限定で情報のやり取りを行うため、誤って部外者に送信する危険性がない。また、BYOD機能はパソコンのブラウザや、専用のスマートフォンアプリケーションなどから、クラウドサーバー上に登録されているアドレス帳の情報を閲覧できるので、スマートフォンの電話帳に顧客情報を登録する必要がなくなり、端末紛失時の情報流出を阻止する。さらに、同サービスと連携したビジネスフォンを活用することで、クラウドサーバー上のアドレス帳に登録された電話番号あてにスマートフォンからビジネスフォンを経由して発信したり、ビジネスフォンに着信した通話をスマートフォンへ転送する際に、クラウドサーバー上のアドレス帳に登録された電話番号・名前をスマートフォンに表示させるといった、スムーズな電話応対も可能にしている。サービス利用には、「フレッツ光ネクスト」「フレッツ光ライト」「光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービス」のいずれかの契約が必要となる。月額利用料金は350円/ID、それに工事費として、基本工事費1,000円および交換機等工事費1,000円がかかる(いずれも税別)。サービスの提供エリアは、新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県。
2015年11月20日マクロミルは11月6日、社員同士のコミュニケーション活性化と、社員の健康促進を目的とした朝食企画「SHUFFLE MORNING!」をスタートしたことを発表した。同社では、社員数の増加に伴い、部門を越えた交流機会が少なくなってきたと感じる社員が徐々に増えているという課題感から、より日常的かつ気軽に社員同士が交流でき、社員の心身の健康にもつながる企画として同企画をスタートさせたとしている。同企画では、出身や住まいが同じ地域の人、学生時代の部活が同じ人など、緩くつながりのある対象グループの社員たちが集まって共通の話題をカジュアルに楽しみ、毎回新しい社員同士のつながりが生まれているという。また、同企画で提供される朝食は、社員の健康を考えたオリジナルメニューで、例えば"コールドプレスジュース"は、ケータリング会社のSNダイニングと共同開発し、野菜ソムリエのアドバイスも考慮しながら、「疲労回復」や「風邪予防」などに効果のあるメニューを考案しているそうだ。同社は、今後も定期的に同企画を開催し、社員同士のコミュニケーション活性化と、社員の健康促進をはかるとしている。
2015年11月09日三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行はこのたび、10日付でインド共和国(以下インド)タミル・ナドゥ州政府の投資促進機関である産業誘致・輸出促進局(Guidance Bureau)との間で投資促進に関する業務協力の覚書に調印したと発表した。○タミル・ナドゥ州は諸外国の産業界から注目されている地域タミル・ナドゥ州(州都チェンナイ)は、南インドに位置し、チェンナイ港、エンノール港等の大型港湾を有し、自動車・自動車部品をはじめ電子部品、IT、機械等各種産業が発達している。インドの中でも経済成長著しい地域の一つであり、充実した産業インフラ、豊富な労働力、東南アジアに近接する地理的な魅力に加え、積極的な外資誘致により、日本のみならず諸外国の産業界から注目されている地域だという。今後、工業団地開発や港湾・道路の整備拡張など、さらなるインフラ整備・開発が見込まれている、インドで最も経済成長の著しい地域の一つとしている。三菱東京UFJ 銀行は、1953年にインドに進出して以来、インドで活動する顧客に対して、各種金融サービスの提供に努めてきたという。このたびの業務提携の締結により、同州におけるビジネス環境や有望プロジェクトなどの情報提供を更に強化し、同州で事業展開を検討する顧客へのサポートをより一層充実させていくとしている。〈みずほ〉は2010年2月にGuidanceBureauとの間で日系企業進出支援に関する業務協力覚書を締結してきたが、このたびの覚書の締結を通じて、これまで以上に日系企業のタミル・ナドゥ州への投資促進を積極的に推進していくという。具体的には、(1)マネジメント間での定期的な直接意見交換の実施、(2)Webなどの情報提供ツールを活用した情報発信機能の拡充、(3)勉強会やセミナーの開催、といった取り組みをさらに強化していくという。〈みずほ〉は、同覚書締結により、インドならびにタミル・ナドゥ州の経済発展に貢献するとともに、同地への新規進出や事業拡大を検討する顧客の事業展開を従来以上にサポートしていくとしている。
2015年09月14日NTTドコモは8月27日、IoTの利用促進に向けた料金プラン「LTEユビキタスプラン」を2015年9月1日より提供すると発表した。同プランは、2016年に同社から販売される予定の「LTEユビキタスモジュール」および、各モジュールメーカーが提供するLTE対応通信モジュールでの通信に適用が可能なもので、映像遠隔監視や産業機器、医療機器監視など、高速・大容量の通信を必要とされる場合のオプションプランも用意されている。具体的には、2段階定額型の「LTEユビキタスプランS」、「LTEユビキタスプランM」、フラット型の「LTEユビキタスフラット」を用意。「LTEユビキタスプランS」と「LTEユビキタスプランM」にはLTEによる高速通信オプション版がそれぞれ用意される。通信速度は基本128kbps(LTEの高速通信の場合、通信容量2GBを超えた場合は128kbps)。2段階定額プランには無料通信分が200KB(プランS)もしくは2000KB(プランM)提供される。なお販売および受付窓口は、全国の同社法人営業部門ならびに同社のパートナー企業としている。
2015年08月27日富士フイルムは5月27日、内視鏡システム「LASEREO」用スコープとして初めて、イメージセンサーに高解像度CMOSセンサーを搭載した、下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP」を、5月29日より富士フイルムメディカルを通じて販売すると発表した。「EC-L600ZP」は、高解像度CMOSセンサーと、粘膜表層の微細血管のコントラストを高めて強調して表示する「Blue LASER Imaging(BLI)機能」や粘膜表層の微細血管のコントラストを高めた画像に対し赤色領域のわずかな色の違いを画像処理で見やすく表示する「Linked Color Imaging(LCI)」を組み合わせることで、従来製品に比べて低ノイズで高解像度な画像を実現。また、最短1.5mmからの近接観察が可能となる新設計のレンズが採用された。このほか、通常用いられる「連続ズーム動作モード」に加え、簡単なボタン操作で段階的に拡大できる「ステップズーム動作モード」を搭載したことで、拡大観察時にピントを合わせやすくなった。検査中の患者の身体的苦痛を低減するための細さ・軟らかさと、操作者の手元側の操作の微妙な力加減を効率的に先端に伝えることができる硬さの両立を追求しており、軟性部に高い弾発性を持つ新素材を採用し、屈曲部が多い大腸へのスムーズな挿入をサポートすることで、検診から精密検査まで幅広いシーンで患者の身体的苦痛の低減と検査効率の向上が期待できるという。
2015年05月27日インティメート・マージャーは5月19日、企業のDMP活用を促進するパッケージ「データドリブンソリューション」の提供を開始した。同パッケージは、企業の目的に合わせ、約4億以上のオーディエンスデータと国内外40社超のパートナーツールを最適化し、データ活用のツール設計から活用、レポーティングまで支援するもの。ターゲットの可視化を行うアナリティクスツール連携「IMアナリティクス」や、DSPなどの運用型広告を行う「IMアド」、誘導数を保証するターゲティングメール配信ツール「IMメール」、商品・ブランドの認知度・印象度・購買意向に関するブランドリフト調査への活用が可能な「IMリサーチ」などを、企業の課題ごとに組み合わせて提供する。同社は今後、1年間で、150社に同パッケージを導入したい考えだ。
2015年05月20日zigsowは2月10日、購買行動を促進させるO2O(Online to Offline)クラウドサービス「ZISGOW RUNWAY(ジグソーランウェイ)」の提供を開始すると発表した。同サービスでは、重要なマーケティング要素である「コンテンツ」「Webやアプリ、実店舗などのチャネル」、「消費者の属性」、「消費者の行動履歴」を統合管理できる。同サービスを利用することで、1つのコンテンツをWebで発信するだけでなく、スマートフォンアプリを通じて消費者の属性に応じたコンテンツのプッシュ配信、実店舗への入店時に属性に応じたイベント情報の配信や目の前の商品に関連したコンテンツの表示などが簡単に行える。加えて、実店舗での行動履歴を、ECサイトなどオンライン上で活用することも可能。具体的には、BeaconやWi-Fi、GPS、NFCなどの各種無線通信技術を活用し、アプリを通じて店舗来店者に有効な製品情報やセール情報等を配信し、購買意欲を高める。また、AR(拡張現実)技術を活用し、店舗外にいる消費者に対してもリアルタイムに情報を配信し、店舗への誘導を図るほか、VR(仮想現実)技術と組み合わせることで、店舗外でも実際に店内で買物をしているようなEコマース体験を提供する。第1号ユーザーとして、伊勢丹メンズ館によるWebメディア「ISETAN MEN’S net」 、iOS向けアプリ「ISETAN MEN’S」のプラットフォームとして「ZIGSOW RUNWAY」が採用されており、2月9日より公開されている。
2015年02月10日岡山大学(岡山大)は2月2日、患者の体に対しより少ない負担で、消化器がんのリンパ節転移を完全に消去する治療法を開発したと発表した。同成果は同大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学分野の藤原俊義 教授、岸本浩行 助教、菊池寛次 医師らの研究グループによるもので、1月20日に米科学誌「Molecular Therapy」(Nature Publishing Group)電子版で公開された。胃がんや大腸がんなどの消化器がんは、早期で粘膜内に留まっていれば開腹することなく内視鏡切除によって根治が望めるが、粘膜下層まで浸潤していると10-20%の確率でリンパ節転移が認められることがあるため、その診断・治療のために臓器とリンパ節を切除することが勧められる。しかし、約80%の患者はリンパ節転移が見られず、結果的に手術の必要がなかったことになる。同研究グループは、抗がんウイルス製剤「テロメライシン」をがんの下の粘膜下層に注入することで、リンパ節の微小転移を消去できることをマウスに移植した大腸がんのモデルで証明することに成功した。実験で投与された「テロメライシン」はリンパ流に乗ってリンパ節に到達し、がん細胞を選択的に殺傷したという。「テロメライシン」は岡山大が開発したウイルス製剤で、ヒトのがん細胞に感染すると1日で10万~100万倍に増え、がん細胞を破壊する。その一方、正常組織細胞にも同様に感染するが、増殖はしないため、正常組織での損傷は少ないと考えられている。米国ではすでにがん患者に対する臨床試験が実施されており、重篤な副作用は認められておらず、投与部位での腫瘍縮小効果などの有用性が確認されている。また、岡山大では食道がんに対して放射線治療と併用する臨床研究が進められている。同剤は内視鏡でがんを切除する際に、がんを持ち上げるために粘膜下層に注入する薬剤としても利用できるため、内視鏡切除の際に同時に使用することで、万が一リンパ節転移があっても、患者の胃や大腸を温存し、QOL(生活の質)を高く保つことができると期待される。
2015年02月02日ジュニパーネットワークス(JNPR)とVMwareは12月9日、アジア太平洋地域で企業によるプライベート・クラウド・ソリューションの導入を共同で促進するための戦略を発表した。今回の発表は、2013年に両社が発表したグローバルなテクノロジーにおける提携関係を拡大するもの。これにより、両社はアジア太平洋地域における共同のマーケティングと販売活動を行うと共に、ネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSXとジュニパーネットワークスの仮想データセンター・ネットワーキング向けアーキテクチャ「MetaFabric」との容易な統合をサポートするための相互運用可能な製品を提供する。主に、以下が含まれる。Layer2ゲートウェイ・サービスは、ジュニパーネットワークスの3Dユニバーサル・エッジルーター「MXシリーズ」で認証済みのVMware NSX向けに仮想環境と物理環境間のシームレスなブリッジングを実現。ジュニパーネットワークスのプラットフォーム「EX9200」および「MXシリーズ」での完全なVXLANルーティングにより、複数のデータセンター全体での仮想ネットワークをシームレスに拡張する。カスタム・シリコンの使用に加え、「EX9200」および「MX シリーズ」にL3機能をネイティブで搭載するため、ワイヤスピードでのL3 LANおよびWAN接続に対応し、事実上はVXLANが従来のVLANを完全に代替できる。ジュニパーネットワークスの管理ツール「Junos Space Network Director」のレイヤとVMware vCenterの組み合わせにより、vCenterサーバ、ホスト、仮想マシン(VM)、仮想スイッチなどの仮想ネットワークの検出、管理、監視が可能になる。また、仮想ネットワークから物理ネットワークに至る詳細な接続データを提供するため、仮想ネットワークおよび物理ネットワーク全体における一貫性と可視性を確保する。さらに、相互互換性のあるVMware NSXと「MetaFabric」ソリューションの検証と分析を目的とした顧客向けのプルーフ・オブ・コンセプト(POC)ラボ、及び、アジア太平洋地域全体における共同マーケティングおよび販売プログラムには、最新のvForumsと共同でのテクニカル・セールス・トレーニングが含まれる。
2014年12月10日東京大学は1月22日、活性酸素によって誘導される細胞死や免疫応答を促進する細胞内の「シグナル伝達分子」であるタンパク質「ASK1」の分解を促進させる新たなユビキチン化酵素タンパク質「Roquin-2」を発見したと発表した。成果は、東大大学院 薬学系研究科 薬科学専攻細胞情報学教室の一條秀憲 教授、同・松沢厚特任准教授、同・丸山剛 特任研究員(当時)らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間1月22日付けで「Science Signaling」オンライン版に掲載された。活性酸素とは、「スーパーオキシド」、「ヒドロキシラジカル」、「過酸化水素」、「一重項酸素」など、酸素に由来する反応性の高い分子の総称のことをいう。ミトコンドリアでのエネルギー産生や細胞膜での酵素反応などによって生体内では常に生成されている。そして生体内で活性酸素が過剰に産生されてしまうと、生体を構成するタンパク質やDNA、細胞膜などが損傷を受ける可能性があり、活性酸素によって修復できないほど細胞が障害を受けると、細胞死が誘導される仕組みだ。このような活性酸素によって誘導される細胞死は、心筋梗塞や脳梗塞といった虚血性疾患や神経変性疾患、糖尿病、がんなどさまざまなヒトの疾患に関与することが知られていた。また過剰な免疫応答は、強いアレルギー反応や炎症を引き起こし、ぜんそくや皮膚炎、リウマチなどの自己免疫疾患につながってしまう。しかし、このような細胞死や免疫応答が、どのような仕組みによって調節されているかについては、不明な点が残されていたのである。研究チームはこれまで、ASK1が活性酸素誘導性の細胞死や免疫応答を促進すること、ASK1が活性化されるとそれに伴ってASK1が「ユビキチン化」され、分解されることも見出していた。ただし、ASK1のユビキチン化に関与する分子やユビキチン化の仕組みについてはまだ明らかになっていなかった。そこで、研究チームは今回の研究でも引き続きASK1に注目。そして、その分解を促進させる新たなタンパク質を同定し、細胞死や免疫応答を適切に調節する仕組みを見出したというわけだ。なお、ASK1などのシグナル伝達分子とは、細胞内外のさまざまな環境の変化を感知し、その情報を核や細胞内の小器官へと伝達する一連の分子群のことをいう。また、ユビキチンとは76個のアミノ酸からなる小さめのタンパク質で、ほかのタンパク質の修飾に用いられるという特徴を持つ。タンパク質の分解やDNA修復、小胞膜輸送、シグナル伝達など多様な生理機能に関わっている。特にユビキチンが共有結合によって鎖状に連なった「ポリユビキチン」は、タンパク質分解酵素複合体である「プロテアソーム」によって認識され、分解されるべきタンパク質の目印となることがわかっている。今回の研究では、具体的に、特定のタンパク質を消失させる「RNA干渉法」を用いた「スクリーニング」によって、ユビキチン化に関わる約1500の遺伝子の中から、このASK1のユビキチン化分解を促進するタンパク質の探索が行われた。RNA干渉法とは、標的とする遺伝子と塩基配列が同じ2本鎖RNAを細胞内に導入すると、標的とする遺伝子のmRNAが分解され、その遺伝子の発現が抑制できる技術のことをいう。またスクリーニングとは、目的とする遺伝子やタンパク質などを、多くの群の中からさまざまな手法を用いて選別・特定する作業のことである。スクリーニングの結果に発見されたのRoquin-2だ。解析の結果、Roquin-2は、実際にヒトの細胞において、活性酸素の刺激によって活性化したASK1をユビキチン化して分解を促進すること、また活性酸素によって誘導される細胞死を抑制することが確認されたのである。さらに、実験に広く用いられている原始的なモデル生物である「線虫」において、Roquin-2がASK1を分解することによって、細菌に対する免疫応答が調節されていることも見出された。これらの結果は、Roquin-2がASK1のユビキチン化分解を介して、活性酸素による細胞死や免疫応答を調節するタンパク質であること、またこのRoquin-2によるASK1の分解は、原始的生物である線虫からヒトまで進化的に保存された重要な仕組みであることを示しているという。以前に研究チームは、Roquin-2とは逆の働きをする、ASK1からユビキチンを外すタンパク質として「USP9X」を同定しており、USP9XがASK1の分解を抑制してその活性を持続させ、活性酸素誘導性の細胞死を促進することを見出していた。その結果も合わせると、生体内で起こるASK1を介した活性酸素誘導性の細胞死や免疫応答は、USP9Xや今回同定されたRoquin-2のバランスによって適切に調節されていることが示唆されたという。Roquin-2は、過剰な細胞死や免疫応答を原因とする虚血性疾患や神経変性疾患、炎症や自己免疫疾患など、さまざまなヒトの疾患に対する新たな治療標的となることが期待されるとしている。
2014年01月23日発毛を促進し、髪の力強い立ち上がりを促すケラスターゼは、積極的な頭皮ケアで美しい髪の発育をサポートする「スペシフィックシリーズ」より、発毛を促進し、髪の力強い立ち上がりを促す、洗い流さない集中薬用スカルプエッセンス「ケラスターゼ SPスティミュリスト アンタンス」を、4月6日に新発売する。いきいきとした頭皮、ボリューム感のある髪へ「スティミュリスト アンタンス」は、アルギニン(保湿成分)、 ビオチン(保湿成分)、ニコチン酸アミド(有効成分)の3つの成分を配合した「スティミュロ サプルティフ コンプレックス」が、頭皮環境をいきいきと整え、細くなる毛髪に働きかけ、さらに、マッサージを伴うことで血行を促し、発毛を促進する薬用スカルプエッセンス。さらに、根元のボリューム感をサポートする「アシストポリマー」、清涼効果があり血行を促進させる「メントール」を配合。頭皮環境を整え、発毛・髪の根元からの立ち上がりを促し、いきいきとした頭皮、ボリューム感のある髪へと導くという。元の記事を読む
2013年03月25日北海道エアシステム(以下HAC)とジェーシービー(以下JCB)は21日、JCB会員向けのHAC航空機の利用促進に向けた連携キャンペーンの実施について合意したと発表した。10月1日から11月30日までの期間、HAC航空券をJCBカードで購入したJCB会員を対象に、抽選で10組20人分のHAC往復航空券があたる「飛んで当てよう!北海道エアシステム×JCBキャンペーン」を実施する。今後は、JCBが発行する法人カード会員向けのサービス導入を検討するなど、JCB会員向けに更なる利用促進施策を展開していくとしている。HACは道内便に特化した路線を就航する航空会社で、北海道や札幌市などの自治体や主要企業などが株主として出資している公共性が高く地域に根ざした交通機関。離島路線の就航など「道民の翼」をモットーにし、道内住民の足として気軽に利用できるように心がけており、1998年の就航開始以来200万人以上の顧客に利用されている。JCBはかねてより全国の金融機関や企業・団体などとの緊密な提携関係を活かし、地域活性化に寄与する取組みや施策の展開に注力している。このたびの連携は道内地域活性化をテーマとするもので、このたびのHACとの連携のほか、釧路市との連携により「JCB釧路キャンペーン2012」を実施し釧路市内加盟店への送客を図るなど、JCB会員を道内各地の加盟店へ送客する施策を実施している。HACとはJCB今後も連携を深め道内各地へJCB会員を送客し、地域活性につながるJCBカードの利用促進を図っていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で、「消化管閉塞(へいそく)がない場合の栄養療法」に関する調査を実施した。調査期間は5月9日~15日で、有効回答数は2,592件。「経口摂取困難な脳転移再発症例に対し、どのような栄養療法を行いますか?」という質問に対し、53%の医師が「胃瘻(いろう・PEG)造設」と回答。「管理しやすく誤嚥(ごえん)等少ない」「経鼻胃管は苦痛」「転院、自宅管理することを考えたら、PEGしかない」といったコメントがみられた。また、「経管栄養法」を選択した医師は30%で、「予後は限られているので、あえてPEGにする必要はない」「最も侵襲(しんしゅう)の少ない、そして合併症が少ないと思われる方法を選ぶ」といったコメントが寄せられた。さらに、「中心静脈栄養法(末梢(まっしょう)静脈栄養)」は6%、「その他」は11%。「長期の余命が期待できないのなら中心静脈栄養が良い」「積極的な治療の適応がない」といった意見がみられた。一方で、栄養補給自体に否定的なコメントもみられ、「予後とご家族の希望を考えて対処する」といった声も少なからずみられたという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月28日ソニー損保は、自動車教習所に通う教習生を対象に、スマートフォン向け無料アプリを活用した安全運転促進の取組みを開始したと発表した。これは、同社が2011年8月から提供しているスマホ向け無料アプリ「ドライバーズナビ」の3つの機能「安全運転診断」「燃費チェック」「メンテチェック」のうち、ドライバーの運転の特徴や傾向が確認できる「安全運転診断」機能を自動車教習所での技能教習時に利用したもの。今後は自動車教習所専用テレビやパンフレット等で同アプリの告知を全国規模で展開する予定だ。同アプリは、スマホを車内に置いて運転前に記録開始ボタンを押すだけで簡単に安全運転診断ができるのが特徴。契約者以外も無料で利用できるため、教習生自身がダウンロードすることが可能だ。安全運転診断結果に応じて運転時の注意点を解説する「ワンポイントアドバイス」も表示されるので、免許取得後の安全運転向上にも役立つとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月08日聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業、ナノエッグは、毛髪に対して有効成分を浸透させる作用を持つジェル状の毛髪浸透促進剤「HAIRCARECUBE(ヘアケアキューブ)」の開発に成功。化粧品原材料としてメーカー向けに4月25日から販売を開始した。同製品は、DDS(ドラッグデリバリーシステム)技術を毛髪用に応用したもの。様々な素材と相性がよく、原料として染毛剤やトリートメントへの応用できる。同製品を用いることで、ヘアケア製品の有効成分を毛髪の深部まで浸透させ、効果を2.5倍高めることができる。また、同製品は医薬部外品への開発にも利用が可能という。同社がこれまでに開発した整肌成分「ナノキューブ」と濃密保湿成分「モイスチャーキューブ」は、すでに多くの化粧品会社が原料として採用している。今回の同製品の発売により、同社は原料ビジネスの拡大に力を入れていく予定である。ナノキューブは、肌本来の自己治癒力スキンホメオスタシスに働きかけるジェル状整肌成分。最新の皮膚科学研究から、細胞間脂質という皮膚が持っている構造に着目し、一時的に構造を揺るがすことにより、肌にスイッチを入れる、まったく新しい考え。肌の奥(角質層)まで浸透し、ヒアルロン酸を自ら産生することで、内側から素肌を整える。モイスチャーキューブは、皮膚が持っている細胞間脂質の構造に着目し、肌になじみやすく皮膚の状態を持続的にケアするジェル状濃密保湿成分。優れた保湿作用によりエイジングサインの元になる「乾燥」に長時間働きかけ、肌を内側からふっくらとさせる効果がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日ドクターシーラボは、マッサージ効果で血行を促進し引き締める「セルリフトローラー」を11月14日に発売。「セルライト」や「顔のたるみ」の原因の一つに、血行不良が挙げられる。血行が滞ることにより老廃物や不必要な水分が蓄積、むくみが起きたり、脂肪がつきやすくなるという。その結果、セルライトや顔のたるみが発生する。「セルリフトローラー」は、マッサージ効果により血行を促進し、年齢を重ねると共に現れる「セルライト」や「顔のたるみ」にアプローチ。V字型の3Dダブルローラーが、体や顔のあらゆるカーブにぴったりフィットし肌の上で滑らせるとローラーが回転、適度な力で肌を刺激し、引き締める。また、天然鉱物の“ピンクトルマリン”を始めとする7種類の鉱石を練りこみ相乗効果を発揮、効率的に血行が促進される。持ち運びに便利な軽量化(約72g、卵1個分)を実現するとともに、お風呂でも使える利便性も追求した。詳しい情報は、(株)ドクターシーラボ ホームページにて。お問い合わせ先:フリーダイヤル 0120-371-217(9:00-21:00 年中無休) プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年10月30日身に着けるだけで、磁石が血行促進・コリを改善株式会社ポーラは9月5日、ただ身に着けるだけで、磁石が血行促進・コリを改善する「マグネティックシリーズ」より、「ネオジウムハイネックトップ」と「ネオジウムラウンドネックトップ」(各3色8,190円~9,135円)を、10月4日に発売することを発表した。全国のポーラレディ、ポーラザビューティによるカタログ販売で取り扱う。*画像はニュースリリースより血行促進とあたためを実現~この冬の防寒対策に~ポーラ「マグネティックシリーズ」は、「ネオジウム磁石」で、血行を促進しコリをやわらげる磁気インナーのシリーズで、ソックス(足裏)やブラ(肩紐)、半袖インナー(肩)、ショーツ(腰)に磁石を配置した商品がすでに開発されている。新商品、「ネオジウムハイネックトップ」と「ネオジウムラウンドネックトップ」は、肩甲骨周辺に「ネオジウム磁石」6個配置し、血行を促進しコリをやわらげるとともに、素材には、遠赤外線効果のある「炭混入繊維」と肌の表面の水分を吸収して発熱する「エクス」を合わせた素材を使用、「着るだけで血行促進とあたためを実現、しかも薄手なのでからだに心地よくフィットする」という。冬の防寒対策におすすめのアイテム。元の記事を読む
2011年09月06日日本旅行業協会(JATA)は、海外旅行保険への加入を促進する活動を展開する。海外旅行保険に加入することで受けられる補償内容や金額などについて紹介し、加入率を高めたいとしている。これは、日刊トラベルビジョンが報じたもの。最近では、2009年の韓国・釜山での射撃場火災や、2010年夏のスイス氷河特急脱線事故、アメリカ・ユタ州でのバス事故などに海外旅行で遭遇しており、保険に加入していないために補償を受けられないケースが多いことを、メディアも取り上げている。ポスター配布・掲示で海外旅行保険への加入を訴え当面は、年末年始の旅行に合わせ、12月から海外旅行保険への加入促進活動を開始する。具体的には、JATAと全国旅行業協会(ANTA)の会員会社店舗・保険会社店舗へのポスター配布、成田エクスプレス停車駅や私鉄駅での掲示などを行うという。さらに、JATAのWebサイト上にデータとして保存し、各社から顧客にコピーを渡したり、データを用いてパンフレットに載せられるようにもしている。現在の海外旅行保険加入率についてJATAでは、正確な数値は把握できていないが会員旅行会社の情報などから、海外旅行者のうちの50%に達していないとみている。そして今後の活動を通じ、加入率を70%程度まで引き上げたいとしている。
2010年11月27日ジェネリック医薬品の普及のために全国健康保険協会と健康保険組合連合会は、平成22年10月26日火曜日に、「ジェネリック医薬品の使用促進に関するセミナー」を開催する。これはジェネリック医薬品についての啓蒙活動の一環として、厚生労働省や複数の健康保険組合、それに日本ジェネリック医薬品学会が一同に会して、理解や普及の促進をはかるというもの。井深大記念ホールで開催場所は早稲田大学の国際会議場「井深大記念ホール」。時間は14:00~17:45まで。参加を希望される方は、PDF形式の専用用紙に各項目を記入のうえ、10月12日火曜日の17時までにFAXでの申し込みが必要。参加者多数の場合は抽選。連絡先や詳細のお問い合わせは下記まで。全国健康保険協会企画部担当 渡辺、藤木電話03-5212-8215FAX03-5212-8238
2010年09月19日