海外ドラマは好きだけど、「24」を1シーズン観るのに24時間もかかるなんて長すぎ!夏休みだって満足に取れないのに…という多忙なあなたにぴったりの特集をスタート。1話30分で気軽に見られる“30分ドラマ”をご紹介していきたいと思います。ふり返ってみれば、あの名作ドラマ「フレンズ」も「SEX AND THE CITY」も1話30分。30分ドラマは大人がハマれる名作の宝庫なのです。そんな中、まずオススメしたいのは、現在アメリカでシーズン3まで放送されている「カリフォルニケーション」。「X-ファイル」のモルダー捜査官役でおなじみ、デヴィッド・ドゥカヴニー主演の作品です。彼が演じるのはスランプ中の人気作家、ハンク・ムーディー。このハンク、別れた恋人であり、12歳になる自分の娘の母親・カレンのことが大好きで仕方がないのに、その一方で女性たちと手当たり次第のセックスを楽しむ日々を送っているという少々厄介な男です。そんなハンクが今日も行きずりの女性と関係を持つところからシーズン1はスタート。しかも、この行きずりの女性というのが、カレンと交際中の男性の娘(未成年)で…。何とも危ういハンクの日常が、ゆるっとしたコメディの可笑しさと人間ドラマのほろ苦さを湛えながら描かれていきます。このドラマの魅力として真っ先に挙げられるのは、何と言っても主人公・ハンクのキャラ。設定だけを知ると、何でハンクって女性たちと手当たり次第セックスできるくらいモテるの?と疑問がわいてくるところですが、本編を見ればそれも納得。スランプ中とは言え、作家ならではのインテリジェンスとユーモアとちょっぴりのセレブ感、そしてタレ目の甘いマスクと囁くような口調で、女性たちをメロメロにしてしまうのがハンクなのです。さらに、何とかなるさ的な余裕と来るものは拒まず的な優しさ(ダメっぽさ)も女子心をくすぐるところ。一夜限りの相手はもちろん、別れたカレンの心に住み着いて離れない存在感がハンクにはあります。また、そんなハンクもしっかり者の愛娘・ベッカの前ではパパの顔に。決して良き父親とは言えないハンクが、娘と一緒になって人生を考える父娘シーンにはビタースウィートな味わいが詰まっています。デヴィッド・ドゥカヴニーと言えば、セックス依存症を克服したことでも話題に。実は彼が依存症を告白し、リハビリ施設に入ったのはシーズン1を終え、シーズン2の放送を控えた2008年8月。ついついドラマの内容と重ね合わせたくなりますが…魅力的だから、まあいっか!?(text:Hikaru Watanabe)<セル>「カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常 シーズン1 DVD-BOX(4枚組)」価格:9,800円(税込)発売中「カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常 シーズン2 DVD-BOX(4枚組)」価格:9,800円(税込)発売日:9月10日(金)<レンタル>「カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常 シーズン1」Vol.1〜4レンタル中「カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常 シーズン2」Vol.1〜49月10日(金)レンタル開始発売元:パラマウント ジャパンCalifornication © 2007 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc., A CBS Company. TM, (R) & Copyright © 2010 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連作品:カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常 [海外TVドラマ]Californication © 2007 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc., A CBS Company. TM, (R) & Copyright © 2010 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2010年08月05日50歳なんてまだ人生の折り返し地点!悩める大人たちの恋と人生の物語を通じて、新しい一歩を踏み出す勇気をくれる『50歳の恋愛白書』。先日、40歳以上の女性限定で本作の試写会が開催された。20代〜30代の女性をターゲットにした試写会の開催は珍しくないが、40歳以上の女性限定試写会の開催はかなり異例と言える。さらに、こちらの試写会で行われたアンケートではかなり驚きの結果が…!?映画では、50歳になるまで良き妻、良き母として“理想の女性像”を生きてきた主人公の女性(ロビン・ライト・ペン)が、15歳も年下の男性(キアヌ・リーヴス)と出会い、恋に落ちたことで新たな人生の一歩を踏み出す姿が描かれる。アンケートの第1項目は「いま、家族から必要とされていると感じますか?」。これには90%の人が「はい」と回答。続く「『私の今日までの結婚生活は幸せだった』と思いますか?」。こちらも86%が「はい」と答え、映画の内容とは裏腹に意外にも(?)、日本の40代以上のカップルはみなさん幸せな結婚生活を送っている模様。だが、この結果に胸をなで下ろしている男性陣のみなさま、ホッとするなかれ、こんな“恐るべき”データも…。「結婚してから夫よりも好きな人がいた時期がある?」と質問には31%が「はい」と回答。「夫に内緒でやっていることがある?」という項目でも27%が「はい」に印をつけている。たかが3割…されど3割。この数字を多いと見るか、それとも…?また、実際の浮気の経験に関してはやや下がって22%が「あり」とのこと。さてさて、こうした結果をどう見るか?現状の生活を捨てるほどの不満を持っているわけではないけれど、とはいえ“恋”を忘れたわけではない。そんな妻のメッセージ、と捉えることもできるかも。個別に寄せられた映画を観ての感想には「母と自分、前妻と自分、自分と娘、そして夫との関係には共感する部分がある」、「旅に出るところに共感できた。でも私だったら、男とではなく、一人で行きます。50歳から先は自分を大事に生きていきたい」、「“アラフィフ”を迎えた彼女の優しさとジレンマに共感できました」と主人公に対しての共感とともに、“恋”ではなくあくまで“自分の人生”を大切にしたいという意見も多く見られた。一方で「(主人公の)彼女と正反対の私は、きっとずっと夫を愛する自分で居ることで幸せで居られるだろう」というコメントも。いずれにせよ、映画を鑑賞したことが、少なからず自身のこれまでの人生や結婚生活をふり返るきっかけとなっているよう。さて、あなたは何を感じる?『50歳の恋愛白書』は2月5日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。『50歳の恋愛白書』R40“大人の女性”限定試写会■関連作品:50歳の恋愛白書 2010年2月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開© Lam Duc Hien,Photographer © Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited■関連記事:【シネマモード】秘密にしたい若気の至りを描くセレブ監督に注目。夫はあの人…。大地真央、結婚3年目もラブラブエプロン姿でおノロケ『50歳の恋愛白書』ロビン・ライト・ペン×ブレイク・ライヴリー インタビュー大地真央が50代に“喝”!『50歳の恋愛白書』宣伝部長に就任悩める大人の恋と人生『50歳の恋愛白書』 R40“大人の女性”試写会に65組130名様ご招待
2010年02月04日ハンガリーの小さな町を舞台に、少なすぎる年金に耐えかねた80歳と71歳の夫婦が、幸せを掴むために逃避行を決心する姿を描いた人生讃歌『人生に乾杯!』。6月20日(土)の公開に先駆けて、6月2日(火)、本作の試写会にて、映画の応援団長に就任した2人組ユニット・コーヒーカラーと、平均年齢60歳のシニアチアチーム「TeamJSCA(チームジェスカ)」を迎えての“ニッポン応援”イベントが盛大に行われた。奇しくも映画のタイトルと一字違いの応援歌「人生に乾杯を!」を5年前に発売していたコーヒーカラーの2人。その人間味あふれる歌詞と心地よいメロディが、中高年層の間で評判を呼び、昨年末から深刻化する世界的な不景気と相まって、有線放送で急上昇ランクイン。新橋のCDショップを中心に完売店が続出するなどの話題曲となっている。この日も壇上で悲哀を込めて歌うと、会場からは温かい拍手が沸いた。ボーカルの仲山卯月さんは、「いまの社会は高齢者に厳しいと言われますが、この映画はその閉塞感を破る力があると思います。僕ももっとチャレンジしていきたいと思います!」とコメント。さらにキーボードのTESHIさんも「映画を観て、大切な人がいるから人は強くなれると改めて感じました。ぜひ多くの方に観ていただきたい」と作品をアピールした。これに続き、平均年齢60歳のシニアチアチーム・TeamJSCAが登場すると、リズムに合わせて拍手と声援があがり、年齢を全く感じさせないパワフルな演技に会場の熱気は最高潮に。国内にとどまらず世界大会でも精力的に活躍している彼女たちだが、最高齢66歳の木村のぞみさんは「挫折を恐れずに、チャレンジすることが大事だと思います。挫折も人生です。人生に乾杯!」と観客に力強いメッセージを放った。歌に演技、そして最高の笑顔に乗せてエールが贈られ、まさに“応援”一色のイベントとなった。『人生に乾杯!』は6月20日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。■関連作品:人生に乾杯! 2009年6月20日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開© M&M Films Ltd.
2009年06月08日