世界74カ国・10万人が参加するごみ拾いSNSを運営するピリカは7月31日、同社のポイ捨てごみ調査アプリ「フクロウ」を利用し、東京都23区ポイ捨てランキングを発表した。同調査は2020年までに東京都23区内のポイ捨てごみを半減させることを目標に6年計画で実施するもので、その1回目として2014年11月4日~12月23日にかけて東京都23区内345地点(1区画あたり15地点)で実施した。ごみは、たばこ類(吸い殻、たばこ箱、ライター)、ガム類(ガム、ガムの包み紙)、飲料容器(カン、ビン、ペットボトル)、その他(紙ごみ、食料包装、レジ袋など)の4種類に分類し、歩道や道路上などの見えやすい場所と、植え込みや側溝の中などの見えにくい場所に分けて数え、調査の正確性を高めたという。ランキングでは、東京都23区でもっともポイ捨てごみが少なかった区は千代田区で、1mあたりのポイ捨てごみ数は0.40個だった。千代田区の後には、中野区(0.43個)と文京区(0.43個)が続いている。一方、もっともポイ捨てごみの多かった区は江戸川区で、ポイ捨てごみは1mあたり1.47個になった。同社は今後も定期的な調査を継続し、東京都23区のごみの増減を観測していくという。
2015年08月03日川崎市とJFEエンジニアリングは2月10日、廃棄物発電を活用した「エネルギー循環型ごみ収集システムの実証試験」の検討に関する覚書を締結したと発表した。同実験は、ごみ焼却処理施設で発電した電力を、「電池充電・備蓄・交換システム」を利用した電気自動車システムを搭載するEVごみ収集車で活用するもの。EVごみ収集車用の交換式電池は、自治体の災害対策拠点などの非常用電源としても活用することが予定されている。川崎市はごみ焼却処理施設などの実証試験のフィールドを提供し、JFEエンジはプロジェクトを総括するとともに、電池充電・備蓄・交換システムの開発を担当する予定。収集車両などの提供は、日産自動車、極東開発および日産グループ企業のオートワークス京都、オートモーティブエナジーサプライと連携しながら進めていく予定で、平成27年度中の実証試験の実施を目指す。
2015年02月12日