小学校や中学校の委員会や係活動。動物の世話をする「飼育委員会」や、文化祭を運営する「文化祭実行委員会」など、さまざまなものがありましたよね。でも、そんなスタンダードなものばかりが委員会・係活動ではありません。コブス読者の皆さんにアンケートで、自分の学校の"一風変わった委員会"をお聞きしました。調査期間:2011/04/28~2011/04/30アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 704件(ウェブログイン式)<イベント系>■竹切り委員会体育祭のときに各クラスごとに旗を立てるために、竹を使っていました。その竹を山から切り出すために、竹を切りに行く委員会です(32歳/女性)。■宗教委員会キリスト教系の学校だったため、宗教委員会というものがありました。生徒会朝礼のときにみんなの前で聖歌を歌ったり、宗教的な行事のときに率先してイベントを運営するのが活動内容でした(女性/27歳)各学校とも、それぞれの校風に合わせて独特な委員会を組織しているようですね。<学校生活系>■気象委員会毎日気象観測をして、その日の気象情報を放送する委員会でした(27歳/女性) 。■VS委員「VS」はボランティアサービスの略です。ゴミ拾いや空き缶集めなどの活動をする委員会でした(29歳/女性)■小さな親切委員会ベルマーク集めや古新聞集めなど、「小さな親切」を行う委員会です(30歳/女性) 。■残ゼロ委員会給食の残飯をゼロにするための委員会です。給食を片付けるところに委員会の人が待ち構え、どれくらい給食を残したか見張っていました(27歳/女性) 。社会貢献的な活動も、ユニークなネーミングだと堅苦しくならず、「どんな内容なんだろう」と興味をそそられてしまいますね。<そのほかの委員会・係>■家紋係クラスメートの家紋を調べまわる、その名も「家紋係」というものがありました(27歳/男性) 。■○○さん係登校拒否のクラスメートにプリントなどを届ける「○○さん係」がありました(30歳/男性) 。それって何のために……と思わず突っ込まずにはいられないようなものもありましたね。多種多様です。それぞれ学校が異なれば、委員会活動もさまざま。当たり前だと思っていたけど実はウチの学校だけ……というローカル委員会はまだたくさんあるかもしれませんよ。(萩原雄太/かもめマシーン+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】男女のキス頻度、月1以下が58.0%。若者にキス不足浸透!?【コラム】生姜に本気で取り組む部活「生姜部」って知ってます?【コラム】「バブリシャスガム」で遊ぶ部活、その名も「バ部」に突撃取材!
2011年07月31日先日のオープニングプログラムに続き、19日(木)より東京・調布市内の会場で本格的な上映が始まる日本で唯一の“子供たちのための”世界映画祭、キンダー・フィルム・フェスティバル。決して開催の規模は大きくはないが、今年ですでに18回目を数え、世界中から集められた質の高い作品が上映される。今年、本映画祭の実行委員長に就任したのはこれまでも映画祭のプログラムの監修などに携わり、何より、「それいけ!アンパンマン」をはじめ数多くのアニメ作品に声優として関わってきた女優の戸田恵子。映画祭の開催を前に戸田さんが、本映画祭の意義やここで上映される作品の素晴らしさについて語ってくれた。この映画祭の魅力について、戸田さんはこう語る。「まず、日本にも優秀な作品が数多くあります。ただ、世界に目を向けると、日本の作品とは切り口の違う作品がたくさんあるんです。タッチや画の雰囲気が違う、海外の作品を観られるというのは素晴らしいことだと思います。例えば、日本のアニメと比較すると、ここで上映される海外の作品の中には動きが少ないものもある。動きが少ないということは、時に子供の想像力をとっても豊かにしてくれるんです。中には“死”をテーマにしたもの、“戦争”を教えてくれるもの――普段、お父さん、お母さん方が言葉であまりうまく説明できないことを教えてくれたりもする。子供たちの視点でうまく表現し、お父さん、お母さんと一緒に観ながら学ぶことができるんです。私自身、いつも観に行っては感動しているので、ぜひご家族のみなさんにも観に行ってほしいって思うんです」。実際、上映作品にはアニメーション作品や子供を主人公にした作品が多いが「大人がドキッとさせられることがいっぱいあるんです」とも。さらに戸田さんは、家族がこうしたイベントに出かけ、ひとつの空間で映画を観ることの意義についても熱く語る。「おうちでゲームをするのも楽しいし、DVDを借りて観るのも悪くない。でも、この日にカレンダーに○をつけて、家族で一緒に出かけて映画を観るってすごく重要だと思うんです。これは、実際に子供たちが書いてくれた手紙にあったんですが、『父さんが泣くところを見てびっくりしました』とか、よその家族が泣いたり笑ったりするのを見られたりとか、普段の家の中では見えないことが見えてくる。昔のお風呂屋さんに行くのと同じように、公共の場に出て、何かを一緒に体験するっていうことが必要なのかな、と」。ここで、改めて戸田さんに声優の仕事との関わり、そして数年前から本映画祭に携わるようになった経緯をふり返ってもらった。すでに戸田さんが声優として映画やアニメに携わり始めてからおよそ30年。「アンパンマン」も20年以上におよび、世代をまたいで愛されるロングシリーズとなっている。「でも、当初は特に『子供たちのために』という意識があって声優の仕事を始めたわけではなくて、ほかの仕事と同じような仕事のひとつでした。『アンパンマン』も依頼の電話があって、お受けして、という感じで始まって(笑)。でも、長く携わっていくうちに自分の気持ちの中に変化があったのは確かです。自分に子供がいないというのも大きなきっかけだったと思います。自分に何ができて、どうやったら世の中に還元できるかって考え始めて、歌の仕事や講演を始めたり、ダウン症の子供たちの支援をしたり。ちょうどそんなときに、この映画祭のお話をいただいて、これは運命が自分にやれと言っているのかな…と」。口調は謙虚だが、映画祭の存在、魅力をより多くの人々に伝えたいという思いは誰よりも強く、熱い。「日本がこの分野で遅れている、というのは事実だと思います。だって18回もやっているのに本当に知られていない(苦笑)。ワールドカップ並みに!…とは言わないけれどこういうイベントでもっと日本がわいてくれたら、夏の風物詩になってくれたら…。そのために、もし私でできることがあれば喜んでやらせてもらいたいと思ってますし、みなさんにも“宣伝部員”になっていただいて、一歩踏み出していただけたらと思っています!」第18回キンダー・フィルム・フェスティバル公式サイト■関連作品:第18回キンダー・フィルム・フェスティバル [映画祭] 2010年8月10日、青山劇場にて開幕、19日より22日まで調布市文化会館たづくり似て開催■関連記事:ポリープ切除の戸田恵子生アフレコ16分披露
2010年08月20日11日に南アフリカ大会の開催が迫るサッカーのワールドカップだが、2018年か2022年にアメリカ合衆国での開催を目指す招致委員会「Board of Directors for the USA Bid Committee」にブラッド・ピットが参加することになった。ブラピは「サッカーは真にグローバルなスポーツ。世界最大のスポーツ・イベントを再び合衆国で開催するための支援活動に参加できるのは光栄です。国際サッカー連盟(FIFA)は、社会をポジティブに変えるツールとしてスポーツを活用することを世界基準に設定しました。招致活動に関われることを誇りに思います」と語った。この招致委員会はアスリート、政治家、ポップカルチャーのセレブリティというメンバーで構成され、ビル・クリントン元米大統領、ヘンリー・キッシンジャー氏、スパイク・リー監督、アーノルド・シュワルツェネッガーカリフォルニア州知事といった面々が参加している。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:映画館大賞『グラン・トリノ』に栄冠!中谷美紀が選ぶ1本は『アンヴィル!』【アカデミー賞】助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』クリストフ・ヴァルツ!『ハート・ロッカー』のプロデューサーがあり得ない失態で、オスカー規則違反本家オスカーを控え激戦、混戦!英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠お味はどれが一番?アカデミー賞ノミネート作品にちなんだメニューの数々を公開
2010年06月03日世界各国から東京に選りすぐりの作品が集まる、秋の祭典「東京国際映画祭」(以下TIFF)が、今年も「エコロジー」をテーマに、10月17日(土)より9日間にわたり開催される。平成の幕開けと共に歩み、毎年各国の豪華ゲストが集まることでも話題を呼び、賑わいを見せる本映画祭。第22回を迎える今年のコンペティション国際審査委員長にメキシコの鬼才、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が決定した。長編映画2作目となる『21グラム』で名優ショーン・ペンにヴェネチア国際映画祭男優賞をもたらし、菊地凛子のハリウッドデビュー作としても注目された『バベル』では各国の俳優陣を従え、第59回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞するなど、まさに世界を股にかけて活躍するイニャリトゥ監督。その名を最初に知らしめた処女作『アモーレス・ペロス』(’00)は第13回東京国際映画祭にてグランプリを受賞しており、実はTIFFとは縁深い監督の一人である。グランプリ受賞から9年ぶり、今度は審査委員長としてのTIFFへ参加を決め、監督は以下のようにコメントを寄せている。「地球上の各地の映画界から、新たな、そしてエキサイティングな産声があがっています。我々の発想を変える人たちも、これまでも映画によって我々のビジョンを豊かにしてくれた人たちも、今日の文化に時折見られる我々を完全に取り乱させるものに抵抗するための場を必要としています。TIFFは、何年も前から世界中の映画制作者が会する重要かつ心温まるフェスティバルです。日本の文化や映画の伝統は、私個人にも影響を与え、敬意と感心を抱いてます。審査委員長を務めさせていただけることを名誉に思い、感情の浄化や省察を引き起こす、新たな声に出会うことを楽しみにしています」。これから徐々に全貌が明かされていく同映画祭。果たして今年は昨年以上の盛り上がりを見せることができるのか?第22回東京国際映画祭は、10月17日(土)〜25日(日)の9日間、東京・六本木ヒルズほかにて開催。第22回東京国際映画祭開催期間:10月17日(土)〜25日(日)開催場所:六本木ヒルズ(東京・港区)公式サイト:■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催
2009年08月17日カンヌこぼれ話。今年の審査委員長はフランスの大物女優イザベル・ユペール。去年の審査委員長ショーン・ペンもレッドカーペット上でタバコを吸ったり(吸殻で燃えるほど、やわな素材じゃないだろうが)、問題児ぶりを発揮していたが、ある意味で今年はそれ以上だったかもしれない。審査員9人のうち、ユペールに加え、アーシア・アルジェント(イタリア)、ロビン・ライト・ペン(アメリカ)、スー・チー(台湾)、シャルミラ・タゴール(インド)と女優が5人を占める異例の構成だったため、不協和音が事前から心配されていたが、やっぱり審査員同士が相当揉めた様子。まあ、そういったうわさは毎年のようにあるのだが、特に今回はユペールが2001年にミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』でカンヌの女優賞を獲得しているだけに、ハネケの受賞が予想され、実際そのとおりの結果になった。そのため、ユペールが強権発動したのではともっぱらの評判に。もちろん、ハネケのパルムドール受賞作『THE WHITE RIBBON』(原題)が優れた作品なのは間違いないのだが、授賞式では毎年大物プレゼンターが発表するはずなのを自ら発表するなど、異例のひいきぶりを発揮していたのも確か。授賞式後の会見でユペールは「ハネケが私の大好きな監督なのは確かだし、だから彼の映画に2度出演したのよ。彼の映画は人間の魂に深く向き合っている」と、堂々たるもの。やんちゃ娘のアーシア・アルジェントも「(会議室の)扉の向こうの話は、ここではしないわ」と大人の発言だった。しかし、審査員間のトラブルなどどこ吹く風でニッコニコだったのが、ロビン・ライト・ペン。夫ショーン・ペンと別居した直後だったため、13日の開幕記者会見ではピリピリぶりがこちらにも伝わってくるほどだったが、ロビンがカンヌにいる間に反省したらしいショーンが離婚申請を取り下げたため、「意見の違いはあっても、全員が心を開いて語り合ったわ。そこには本物の愛があったの」と終始ご機嫌だった。(photo/text:Ayako Ishizu)第62回カンヌ国際映画祭特集■関連作品:第62回カンヌ国際映画祭 [映画祭]■関連記事:【カンヌ現地レポ 13】52歳の新星!ブラピを喰った男演賞俳優クリストフ・ワルツ【カンヌ現地レポ 12】娘シャルロットの快挙に母ジェーン・バーキンも絶叫!【ハリウッドより愛をこめて】次世代アイドルC・クロフォードが『フットルース』に!ショーン・ペン、再び離婚申請を撤回【カンヌ現地レポ 11】最高賞はミヒャエル・ハネケ作品に!シャルロットに女優賞
2009年06月03日