関西を中心に昔からよく飲まれているという「ひやしあめ」。関西中心で愛飲されている飲み物ですが、東京にもわずかながら「ひやしあめ」が飲めるお店が存在します。無性にひやしあめが飲みたくなったら、こんなところを訪れてみましょう。■柴又帝釈天門前とらや「男はつらいよ」の映画でおなじみの「とらや」さん。こちらは明治20年創業の東京の老舗。なぜか関西名物の冷やしあめもメニューにラインアップがされています。柴又を訪れた際には、とらや名物の草団子と共に「ひやしあめ」をぜひ味わってみてください。住所:東京都葛飾区柴又7-7-5最寄り駅:京成金町線柴又駅徒歩約3分平均予算:~1,000円■大阪百貨店たこやき、いかやき、豚まんなど大阪で人気のB級グルメが店内で食べられ、満月ポンや関西味のどん兵衛など、関西出身者なら懐かしの味が購入できるお店です。店内ではもちろん「ひやしあめ」が飲めます。ひやしあめが無性に飲みたくて仕方ない時、大阪の味に飢えている時は、こちらを訪れてみましょう。住所:東京都千代田区有楽町2-10-1交通会館1F最寄り駅:有楽町駅京橋口(銀座側)徒歩約1分平均予算:~1,000円■串カツ田中大阪の串カツやかすうどん、肉吸い等、関西出身者なら懐かしいものがたくさん食べられる居酒屋です。ソフトドリンクにはもちろん「冷やしあめ」がラインアップ。サワーやハイボールで割って飲む「ひやしあめサワー」「ひやしあめハイボール」もあります。住所:店舗により異なる(都内44店舗あり。詳細は同店HPを確認のこと)最寄り駅:店舗により異なる(都内44店舗あり。詳細は同店HPを確認のこと)平均予算:1,000~3,000円■本場大阪お好み焼きこんなもん家ねぎ焼や豚玉、とんぺい焼きやモダン焼き等、本場大阪のお好み焼きが味わえるお店。大阪の懐かしい味わいとともに「ひやしあめ」がいただけます。またチューハイをひやしあめで割った「ひやしあめハイ」も。その他には大阪の懐かしい味、みっくちゅじゅーちゅもあります。住所:東京都北区赤羽1-23-3最寄り駅:赤羽駅東口徒歩約2分平均予算:~2,000円■京風居酒屋バー先斗町京都のおばんざいと共にお酒が飲めるお店。飲み物も京都らしい味わいが楽しめるものが多く宇治抹茶割のお酒や、八つ橋風味のお酒などがあります。ひやしあめのお酒は京都の老舗・するがや祇園下里のものを焼酎割りにして、おろししょうがを添えた「ひやしあめ割り、おろし生姜添え」がいただけます。住所:東京都新宿区歌舞伎町2-9-18112最寄り駅:地下鉄・新宿三丁目駅徒歩約5分平均予算:3,000~4,000円東京にいるとなかなか出会えない「ひやしあめ」。このように、懐かしの味をいただけるお店があるようです。ひやしあめの味が無性に恋しくなったら、ぜひこんなお店を訪れてみてはいかがでしょうか?(※メニューは店舗や季節により異なる場合があります)(画像は本文と関係ありません)
2014年10月03日ことりカフェはこのほど、日本初となる伝統飴細工専門店「あめ細工 吉原」とのコラボレーションした"小鳥飴細工"の販売を開始。6月28日には、「ことりカフェ表参道」にて小鳥飴細工の実演販売を行う。○オリジナル小鳥あめ細工の実演販売も実施「ことりカフェ」は、「小鳥たちを眺めながら、まったりコーヒータイム♪」をコンセプトにしたカフェ。2014年2月に1号店「ことりカフェ表参道」(東京都港区南青山)を、6月22日に2号店「ことりカフェ吉祥寺」(東京都三鷹市下連雀)を三鷹の森ジブリ美術館前にオープンした。それぞれインコをはじめ、カナリア、オウム、文鳥など、人気の小鳥たち約20羽が出迎えてくれる。衛生面やニオイについては、小鳥スペースをガラス張りのケージで完全に区切るなど配慮しているという。さらに5月には鳥雑貨専門店「ことりカフェ雑貨マルシェ北千住」(東京都足立区千住)を、6月14日に小鳥専門通販サイト「ことりカフェマルシェ」をオープンした。メニューは、専門のコーヒーや紅茶をはじめとするドリンク類(ことりクッキー付)と、人気スイーツ店とのコラボによる小鳥をモチーフにしたオリジナルの"ことりスイーツ"を用意。また店内では、全国各地から取り寄せた"ことりグッズ"も販売している。今後、"小鳥飴細工"は「ことりカフェ表参道」「ことりカフェ吉祥寺」「ことりカフェ雑貨マルシェ北千住」、および「ことりカフェマルシェ」にて販売となる。価格は「ミニ飴細工 インコ 青」が486円(税込)など。6月28日の13時~19時には、「ことりカフェ表参道」にて小鳥飴細工の実演販売を行う。
2014年06月29日作家・有吉佐和子が遺した傑作戯曲として名高い『ふるあめりかに袖はぬらさじ』。尊王攘夷の嵐が吹き荒れる幕末の横浜を舞台に、恋に殉じた遊女・亀遊と通訳の藤吉の恋を見守りながら、波乱の時代を必死に生き抜こうとする芸者・お園の姿を情緒豊かに描く。お園を演じる坂東玉三郎は、初代の杉村春子から1988年にこの役を受け継いで以来、これが10度目の出演。毎回衣裳や舞台美術の監修も担当し、美意識に貫かれた舞台で観客を魅了している。今回は亀遊役に檀れい、藤吉役に松田悟志を抜擢。新たな表情を見せる本作の公開稽古と記者会見が、9月27日、東京・赤坂ACTシアターにて行われた。会見で玉三郎は「セットを作り込みましたし、いつもの赤坂ACTシアターとは違う雰囲気になって楽しみです」と、にこやかな表情。檀については「歌舞伎と(檀の所属していた)宝塚とは似た世界なので、気持ちがわかりやすいんですよ」と話すと、檀も「(稽古中は)何でも言ってくださいとお願いしたんですが、“大丈夫よ”と優しく言ってくださって…。教えていただいたことは私の宝物です」と充実の表情。一方、昨年から稽古を続けているという松田には、「以前は“大丈夫よ”とだけ言っていましたが、今は厳しく指導しています」と笑いかける玉三郎。松田は頭をかきながらも、「周りから“人間国宝(玉三郎は7月に認定されたばかり)に教えてもらえるなんて大変なこと”と言われるんですが、玉三郎さんは昨年と変わらない。僕も平常心を意識して付いて行きます」と意気込みを語った。続いて行われた公開稽古では、芝居の前半を披露。横浜・岩亀楼の行燈部屋で寝ている亀遊をお園が見舞いにきた幕開きでは、年増の芸者らしく何くれとなく世話を焼くお園が窓を開けると、カモメの鳴き声と共に横浜港の明るい光がサァッと部屋に入ってくる。花魁ながら病のために暗い部屋に押し込められている哀しさと、異国情緒漂う港町の明るい空気のコントラストが印象的だ。続く二幕では、久しぶりの顔見せで花魁のしつらえをした亀遊の美しさが見どころ。アメリカ人イルウス(団時朗)が亀遊を身請けしようとするが、恋情のために訳すのをためらう藤吉の表情が切ない。そんなふたりを気遣いつつ、浮世に身を任せざるを得ないお園の姿は、どこにでもいる市井の人のそれだ。歌舞伎の世話物にも通じる情緒を見事に浮き彫りにする玉三郎。24年間演じ続けている役の重みを改めて感じさせる。公演は9月28日(金)から10月21日(日)まで。取材・文佐藤さくら
2012年09月28日東京・赤坂ACTシアターにて今秋上演される『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の製作発表が都内で行われ、出演者の坂東玉三郎、檀れい、松田悟志らが記者会見を行った。有吉佐和子が劇作を手がけ、杉村春子の主演で『ふるあめりか~』が初演されたのは、1972年のこと。杉村の当たり役となった芸者・お園役は、1988年に玉三郎に受け継がれた。今回が10度目の出演となる玉三郎は、「新しい顔ぶれならではの新しい舞台ができれば。赤坂ACTシアターという空間の使い方を意識して、この戯曲をできる限りお客様に身近に感じていただけるようにしたい」と意欲を見せる。物語は、開港まもない幕末の横浜を舞台に展開する。通辞・藤吉(松田)とのかなわぬ恋に身を焦がす遊女・亀遊(檀)。彼女が自害すると、やがて、“外国人から操を守るためだった”という説が流れるように。亀遊の最期に居合わせたお園は、事実は違うと知りながらも、攘夷派の思惑にのせられ、そのプロパガンダに加担させられてしまう。檀が「すばらしい女優さん(波乃久里子、宮沢りえ、寺島しのぶら)が演じてこられている役なので、私もそれに負けないように、一生懸命取り組んでいきたい」と緊張気味に語る一方で、松田は「お話をいただいたとき、まず“どうして僕なのか”と思った。それで玉三郎さんに“僕に出来ますか?”とお訊きしたら、“大丈夫です”とのことでしたので、それを鵜呑みにしてがんばることにしました」とどこまでも屈託がない。玉三郎はそんなふたりについて、「檀さんは、劇団(宝塚歌劇団)で十分に経験を積んでいらっしゃる。優しいイメージの奥にある芯の部分が本番では出てくると思う。松田くんは、この記者会見で皆さんが持った印象どおりの人。そこをあの時代(幕末)にうまく持っていくことが大事だと思う」と語った。すでに玉三郎と松田は、5月3日から6日まで愛知・御園座、5月12日から27日まで京都・南座にて同作品を演じており、檀のみが東京公演からの参加となる。公演は赤坂ACTシアターにて、9月28日(金)から10月21日(日)まで開催。チケットぴあでは、6月1日(金)23:59までインターネット先着先行プリセールを受付中。一般発売は6月2日(土)より。
2012年05月28日