シルベスター・スタローンが、『ロッキー』『クリード』シリーズのキャラクター、イワン・ドラゴを描くスピンオフ映画『Drago』(原題)の企画が進行中だと報じられていることについて、インスタグラムで言及し激怒している。「またしても心が折れることが。たったいま知ったのだが、またもや94歳の哀れなプロデューサーとバカでハゲタカのチャールズとデヴィッドという子どもたちが、私が作った素晴らしいキャラクターを食い尽くそうとしている。私になにも言わずに!」「ファンのみなさんに謝罪したい。『ロッキー』のキャラクターをこいつらみたいな寄生虫の食い物にされることは望んでいなかった。それにしても、私はかつてドルフに尊敬の念を抱いていたが、彼は私の知らないところで進んでいることについてなにも教えてくれなかった。あのキャラクターは彼のために作ったのに。本物の友だちはゴールドよりも貴重だよな」。スタローンが「94歳の哀れなプロデューサー」と呼んでいるのは、『ロッキー』『クリード』シリーズを手掛けてきたアーウィン・ウィンクラー(実年齢は91歳)、「ドルフ」と呼んでいるのは、『ロッキー4/炎の友情』『クリード 炎の宿敵』でイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンだとみられる。次の投稿ではウィンクラーを名指しでさらなる批判を続けた。スタローンの投稿を受け、ドルフは『Drago』について「脚本もまだないし、契約もしていない。監督も決まっていない。個人的には、友人であるスタローンがプロデューサーとして、もしくは俳優として関わっているものだと思い込んでいた。不幸なことに先週、マスコミにリークされたんだ」とインスタグラムで弁明。「ミスター・バルボア(スタローンが『ロッキー』で演じているロッキー・バルボア)と連絡を取るよ。ファンのみなさんが安心できるように」と、こじれてしまったと思われるスタローンとの関係の修復を誓った。(賀来比呂美)■関連作品:ロッキークリード 炎の宿敵 2019年1月11日より全国にて公開©2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2022年08月01日『ロッキー』のスピンオフ『ドラゴ』の製作準備が進行している。TheWrapが報じるところによると、MGMは最近、ロバート・ロートンを脚本家に雇ったようだ。『ドラゴ』の主人公は『ロッキー4』で初登場したイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)と、『クリード炎の宿敵』に登場した息子ヴィクター・ドラゴ(フロリアン・ムンテアヌ)。ドラゴを中心にしたスピンオフの構想があることは以前にもラングレンが語っていたが、脚本家が決まったことで本格始動となった。やはり『ロッキー』のスピンオフである『クリード』の3作目は、来年3月に北米公開が予定されている。今回は主演のマイケル・B・ジョーダンが監督も兼任する。文=猿渡由紀
2022年07月29日映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』が、2022年8月19日(金)より公開される。シルべスター・スタローンが監督・脚本・主演を務める。シリーズ最大ヒット作『ロッキー4』を再構築映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』は、「ロッキー」シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4』の物語を再構築し装い新たに生まれ変わった新生『ロッキー』。日本では1986年に公開された『ロッキー4』に対し、監督・脚本・主演を務めたシルベスター・スタローンは長い間、“自分が理想とする作品に作り直したい”という思いを持っていたという。未公開映像&4Kデジタルリマスターで新生『ロッキー』に改めてすべての映像に目を通したシルベスター・スタローンは、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけ徹底的に見直しを行い、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当ててストーリーを再構築した。『ロッキー4』に42分の未公開映像を加えた他、4Kデジタルリマスター、ワイドスクリーン、5.1chサラウンドにより、より迫力のある、臨場感あふれる作品に仕上げた。〈映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』あらすじ〉王者アポロ・クリードとの戦いを経て、チャンピオンとなったロッキー・バルボアの前にソ連から“殺⼈マシーン”イワン・ドラゴが現れる。ドラゴとの激戦によって、ライバルであり親友のアポロを失ったロッキーは、対ドラゴ戦のため、ソ連へ乗り込むが……。〈映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』主な登場人物〉・主人公ロッキー・バルボア…シルベスター・スタローン・ドラゴ…ドルフ・ラングレン・エイドリアン…タリア・シャイア・アポロ・クリード…カール・ウェザース・ポーリー…バート・ヤング・ルドミラ…ブリジット・ニールセンシルベスター・スタローン コメントシルベスター・スタローンは、『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』の制作について、「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない?当時の俺は何を考えていたんだ?って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の「ロッキー4」を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ」と振り返る。また、「今回、新たに『ロッキーVS ドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVS ドラゴ』は⼀層大きくなった。オリジナルは 1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいだよ(笑)」と新作への満足感を示した。全国映画館で上映へ尚、『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』は米国では⼀晩限りの限定上映だったが、日本では公開日以降全国の映画館スクリーンで上映。時代が変わってもなお色褪せない、情熱と感動が息づく新生『ロッキー』伝説を体感してほしい。尚、8月12日(金)からは、立川シネマシティにて先行《極上音響》上映も行われる。【詳細】映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』公開日:2022年8月19日(金)監督・脚本:シルべスター・スタローン出演:シルべスター・スタローン、ドルフ・ラングレン、タリア・シャイア、カール・ウェザース、ブリジット・ニールセン、バート・ヤングジェームズ・ブラウン、トニー・バートン、マイケル・パタキ、ロバート・ドーンニック、ストゥ・ネイハン撮影:ビル・バトラー編集:ジョン・W・ウィーラー、ドン・ジマーマン音楽:ヴィンス・ディコーラ主題歌:サバイバーテーマ曲:ビル・コンティ2021/アメリカ/94 分/5.1ch/ ワイドスクリーン(シネスコ 2.35:1)原題:「ROCKY IV: ROCKY VS. DRAGO」配給:カルチャヴィル/ガイエ
2022年07月09日映画『アンタッチャブル』でフランク・ニッティ役を務めた俳優のビリー・ドラゴさんが、米国時間24日にロサンゼルスの自宅で死去したとThe Hollywood Reporterが報じている。73歳だった。ドラゴさんは1945年カンザスに生まれ、20代はAP通信のジャーナリストとして活躍。その後、テレビ映画で俳優デビューを飾ったのは1979年のことだった。30歳を超えてからのキャリアスタートだったが、100以上もの作品に出演した。ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』(1987)では、悪名高いマフィアのボス、アル・カポネの右腕を見事に演じ、これをきっかけに悪役での起用が増えていった。チャック・ノリスやクリント・イーストウッドとの共演が多く、ほとんどの出演作で演じるキャラクターが死亡する筋金入りのヒール俳優だった。私生活では女優のシルヴァーナ・ギャラードさんと結婚。2012年に58歳で死別するまで連れ添った。息子のダレン・E・バロウズも俳優となり、『CSI:科学捜査班』などのテレビドラマで活躍している。
2019年06月27日