世界で最も著名なイギリス人デザイナーで知られ、ファッション業界でも知らぬ者はいない重鎮、ポール・スミス。デビュー以降、世界中のカルチャーに精通した彼から繰り広げられるクリエイションの数々は、現在に至るまで一向に枯渇する気配がありません。そんな彼のクリエイションの秘密をテーマにした展覧会が現在、京都近代美術館にて大好評開催中です。『ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』は、2013年にロンドンのデザインミュージアムにて開催されました。その後ヨーロッパ各地を巡回し、この度満を持して日本へ上陸。全国3都市を巡る展覧会の最初の地・京都の京都近代美術館へ弾丸取材へ行ってまいりました!お気に入りのアート作品を壁一面に堪能できるサプールから「文化屋雑貨店」に至るまで、ありとあらゆる物事への興味関心が人一倍強いポール・スミス。自身のインスタグラムからも、好奇心の幅広さを伺うことができます。今回の展覧会の最初の章では、ポール氏自身がこれまで集めてきたアートワークの一部(おそらく一部ですが、一部かと疑いたくなるような膨大な展示数)を見ることができます。壁一面に飾られたアンディ・ウォーホルら著名なアーティストの作品、落書き、雑誌の切り抜き、熱烈なファンレター、過去のポール・スミスのキービジュアル広告などなど、その数とバラエティの多さに圧倒されてしまうでしょう。Paul Smithブランドのいちばんの立役者 "ポーリーン" というアモーレポール・スミスは実は元競輪選手。10代の時の大怪我を機に選手生命を絶たれてしまいますが、その後出会ったのがファッションでした。そのファッションの基礎を教えた女性こそ、のちのアモーレそして妻となる "ポーリーン" という一人の女性。当時ロンドンの芸術学校の学生だった彼女がいたからこそ、ポール氏はファッションデザイナーの道を歩み始めたのです。展覧会ではデザイナーとして走り出した当時のロンドンでの第一号店と、パリでの初コレクションの様子を再現しています。「彼女がいなければすべて実現できなかったでしょう。」だなんて、なんという幸せ者。千里の道もひとりのアモーレから?ポール氏も例外ではないんですね。ポール・スミスの仕事場を再現今回の展示では、これまで展覧会などでしか見ることのできなかった資料が数多く見られています。その一つがポール・スミスの部屋とポール・スミスブランドのオフィスの再現。前者はとにかく、物・物・物!初期iMacなんてなぜ置いてあるのか、わかりません……。溢れかえりそうなほどの物に囲まれていて、うっかり注意散漫になりそうですが、同時に、飄々と行き来するポール氏が目に浮かぶよう。そのほか、世界中のショップのショーウィンドウをおさめたコーナーがあったり、過去のコラボレーションが全て展示されていたり、ポール・スミスの総てを味わい尽くすことができます。また、会場でのオーディオ案内は、自身も英国留学経験があり、英国との親和性も高い俳優の松田翔太さんが務められています。ブランドの裏側を知ることは、すでにファンの人にとっては思い入れをより一層強くする機会であり、これまであまり関わりのなかった方にとっては洋服の裏に隠された想いを受け取るまたとない機会です。京都・東京・名古屋近辺のみなさまは是非、今夏ポール・スミス展へ。展示会は総て撮影OK!通常の展覧会ではまずあり得ない出血大サービスです。京都、東京会場では来場者全員に特別デザインのイヤホンが無料でプレゼントされるという嬉しい特典付き。(※名古屋会場は来場者先着1万名限り)ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH《 京都会場 》京都国立近代美術館(京都市左京区)2016年6月4日(土)~7月18日(月)《 東京会場 》上野の森美術館(東京都台東区)2016年7月27日(水)~8月23日(火) 《 名古屋会場 》松坂屋美術館(名古屋市中区)2016年9月11日(日)~10月16日(日) Text. Midori Tokioka
2016年11月13日アイウェアブランドのオリバー・ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)が展開するオージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス(OG×OLIVERGOLDSMITH)から、6回目となる新作コレクション「リコレクション(Re: collection)」が誕生。2016年10月14日(金)よりグローブスペックス 渋谷などで販売がスタートする。クリエイティブディレクターのニッ ク・ゴールドスミスは、本コレクションの制作にあたって、本社の倉庫に保管されている500モデル、計5000本以上の眼鏡のアーカイブをリサーチ。1970年代から80年代にリリースされた8つのモデルをピックアップし、うち4つをチタン製シートメタルを使用したモデルに、残りを4つをアセテートとチタンのコンビネーションを採用したモデルとして現代に甦らせた。チタン製シートメタルモデルチタン製シートメタルモデルは、しっかりと浮き出したアイシェイプ、七宝でコーティングしたシャープなラインが目を引くモダンな一本。チタン製のため、アレルギー体質の人にもオススメだ。アセテート×チタンのコンビネーションモデル第5弾目のコレクションで提案したチタンブリッジでの構造をアレンジしたのが、アセテート×チタンのコンビネーションモデル。フロントとテンプルの接合部に採用したカシメ鋲、曲線美と絶妙な装着感を備えるノーズパッド、チタン製で円柱状のテンプルと、オリジナルで開発したパーツを用いながら現代的な解釈でアーカイブを再構築したモデルとなっている。【商品情報】オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス「リコレクション(Re: collection)」発売日:2016年10月14日(金)取り扱い場所:グローブスペックス 渋谷など価格:・チタン製シートメタルモデル 37,000円+税・アセテート×チタンのコンビネーションモデル 40,000円+税カラー:各6色展開【問い合わせ先】サラディストリビューション東京TEL:03-6427-7239
2016年10月14日ポール・スミス(Paul Smith)の2017年春夏ウィメンズコレクションが発表された。今季はブランドのデザインの原点に登場するモチーフのひとつ「花」をフィーチャーし、友情や親交の証としての花や儀式的な用途に用いられる花飾りからインスピレーションを得た。フォトグラフィックのフローラルプリントは手描き風の表現や生地でワンピースに織り込まれ、コレクションの中で上品な華やかさを演出。クレヨンで描いたようなチューリッププリントは、細やかな手仕事によってドレスの上で生き生きと咲き誇る。フェミニンなドレスやセットアップを優美に彩るカラーパレットは、スウェーデン出身の女性画家、ヒルマ・アフ・クリントの作品の色合いに影響を受けている。柔らかな印象のオレンジ、イエロー、ピンクはしなやかなドレープの表情をより豊穣なものに。ソフトに仕立てられたシルエットは、女性の身体に沿った自然なラインを生み出す。テーラードジャケットはしなやかな直線、トラウザーズは緩やかな曲線でルーズに。ネクタイをウエスト部分にさりげなくあしらい、マスキュリンな印象をプラスしパワーバランスを整える。マイルドなシルエットやカラーのスタイリングを引き締めるように、足元は黒ベースにビビッドなストライプが施されたサンダルが。これはポール・スミスが表現主義のアーティストたちの作品にみられる色使いに影響を受け、新しく生んだ「アーティストストライプ」である。これはまた、自由と個性の精神を表現するメンズウェアコレクションのフィーリングを加えている。穏やかで上品だが、意志の強さや力強さも忘れない、リアルでカジュアルな女性の姿を投影していた。
2016年09月25日ポール・スミス(Paul Smith)の旗艦店3階にあるポール・スミス スペース ギャラリー(Paul Smith SPACE GALLERY)にて、写真展「THE SECRET LIFE OF THE PENCIL」を開催する。期間は2016年10月6日(木)から11月13日(日)まで。本展は、インダストリアルデザイナーのアレックス・ハモンドとフォトグラファーのマイク・ティニーによるプロジェクトだ。彼らは、このプロジェクトの中で、非常にシンプルな筆記用具である“鉛筆”が、世界一流のアーティスト、建築家、作家、デザイナーらのデスクの上で、いかに彼らの仕事に寄り添い、変わることなく偉大な存在であり続けているかを伝えている。2015年5月には、ロンドン・メイフェアのPaul Smith No.9 Albemarle Street Shopで開催。ポール・スミス、プロダクトデザイナーのトム・ディクソン、彫刻家のアニッシュ・カプーア、フォトグラファーのデヴィッド・ベイリーが実際に使用した鉛筆やその写真を展示した。日本開催にあたっては、新たに原研哉、谷尻誠、田名網敬一、隈研吾、鋤田正義、坂本龍一、NIGO、Klein Dytham architectureらを迎え、それぞれが使用した鉛筆の写真の展示・販売を行う。圧倒的なディテールを表現した写真たちは、持ち主の特徴をそのまま映し出し、ひとつひとつの鉛筆の姿を見事に捉えている。【開催概要】THE SECRET LIFE OF THE PENCIL会期:2016年10月6日(木)〜11月13日(日)開館時間:月~金 12:00~20:00、土日祝 11:00~20:00会場:ポール・スミス スペース Paul Smith SPACE GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前5-46-14 3FTEL: 03-5766-1788定休日:水曜不定休
2016年09月23日ポール・スミス(Paul Smith)が9月18日、17SSウィメンズコレクションをロンドンで発表した。同コレクションでは、ポール・スミスのデザインの原点として登場するモチーフのひとつ“花”にフィーチャー。友情や親交の証としての花や、儀式的な用途に用いられる花飾りなどからインスピレーションを得たアイテムの数々が展開された。ブランドのレガシーとも言えるフォトグラフィックフローラルプリントは手描き風の表現で生地に織り込まれて登場。クレヨンで描いたようなチューリップが、テーラリングやドレスの上で生き生きと咲き誇っている。また、複雑な折り紙のようなギリシャ風ドレスはどこまでもエフォートレスに存在感を示し、ジャケットやトラウザーズのウエスト部分にはマスキュリンさを演出するタイディテールがさりげなくあしらわれた。カラーは、スウェーデン出身の女性画家であるヒルマ・アフ・クリントがサーペンタインギャラリーで開催した個展に展示された作品の色合いからイメージを得ている。また、表現主義のアーティストたちの作品にみられる色使いからインスピレーションを得た新しいストライプ「アーティストストライプ」は、サンダルやエスパドリーユの他、アイコニックな「コンサティーナバッグ」を含むバッグにも採用された。ショーは硬質でインダストリアルな雰囲気の会場で開催。ランウェイには繊細な自然の野花が配置され、相反するナチュラルなフィーリングがコレクションを一層引き立てた。
2016年09月21日今年5月にイギリスで刊行されたポール・スミスによる自転車関連書籍『PAUL SMITH'S CYCLING SCRAPBOOK』が、日本でも販売開始となる。これを記念して10月2日、東京・北参道のサイクリストカフェRapha Tokyoにて同書籍購入者限定でポール・スミスのサインイベントを実施する。同書籍は、プロのレーサーを目指していたこともあるというポール・スミスが、思い出の詰まった写真やイラストから、サイクリングジャージや50年代から60年代の希少なカタログといった自身のコレクションまで400以上のビジュアルとともに自転車への情熱をつづったもの。ポールは同書籍の刊行に際し「多くの方がすでにご存じかもしれませんが、私は子供のころから自転車を愛し、プロのレーサーを夢見ていました。膨大な自転車関連のグッズをコレクションしており、また、多くのサイクリングにまつわる素晴らしい思い出があります。この本では、友人でジャーナリストであるリチャード・ウィリアムスが私の所有するアーカイヴの中からとっておきの物を厳選し、お気に入りの逸話とあわせて編集しました。皆さんが楽しんでくれることを願っています」とコメントしている。同書籍の日本国内での販売にあわせ、ポール・スミスが10月に来日。10月2日にはRapha Tokyoにポールが来店しサインイベントを開催する。イベント参加対象者は、当日14時30分より限定50冊販売される同書籍の購入者限定となっている。イベントの問い合わせはRapha Tokyoまで。【書籍情報】『PAUL SMITH'S CYCLING SCRAPBOOK』出版社:Thames & Hudson発刊:2016年5月価格:6,000円(税込)
2016年09月16日ウィル・スミスと言えば『インデペンデンス・デイ』や『メン・イン・ブラック』をはじめ世界を救うヒーローを演じてきた名俳優。そんなヒーローの似合う男がDCコミックのスーパーヴィラン(超悪役)ばかりを集めた『スーサイド・スクワッド』で、狙撃の名手にしてクールな殺し屋・デッドショットを演じている。正義感の塊みたいなウィル・スミスが悪党役!というだけでも心躍るが、本人にとっても嬉しいオファーとなった。「実は、私自身はあまりコミックを読んで育ってこなかったこともあって、コミックの世界=マイナー感があったんだ。でも、スーパーヒーローというジャンルの大ファンではあるから(ヴィランでありヒーローでもある)デッドショットのオファーはとても嬉しかった。この役を演じることができて本当に幸せだよ」。ある日、世界崩壊の危機が訪れ、悪党には悪党をという理由で政府は投獄中の悪党たちを集めてチームを結成。それがデッドショットを含む“スーサイド・スクワッド”だが、そもそも悪党。正義感ナシ、やる気もナシ──彼らがどうやって悪と戦うのか、世界を救うのかが面白い。ウィル・スミスがデッドショット役でアンサンブル・キャストを引っぱっていく。そのなかでひときわ異彩を放っているヒロインが“カタナ”役の福原かれん。ウィル・スミスとの共演は当然「大きなプレッシャーがあった」と語る。「多くのDCコミックファンが期待している映画であることも当然プレッシャーでしたが、撮影現場で緊張したのは、ウィルさんをはじめとする凄い俳優たちの演技力に、果たして自分はついていけるのだろうか…という不安からくる緊張です。でも、リハーサルを通して徐々に仲間に入ることができて緊張はほどけていきましたし、ウィルさんは本当に優しい!私が現場でどうしていいのか分からずオロオロしていると『かれん、こっちにおいで!一緒にご飯を食べよう、一緒に写真を撮ろう!』と誘ってくれる。本当に素晴らしい経験をさせてもらいました。キャストのみんなからは『こんな素晴らしい経験をしてしまったら、これからは下り坂だね(笑)』なんて冗談を言い合えるほど、仲良くさせてもらいました」。ロサンゼルス生まれでアメリカ国籍ではあるが、日本人俳優がハリウッド映画で活躍する姿は嬉しくも誇らしい。彼女にとって『スーサイド・スクワッド』は映画デビュー作、ウィル・スミスは「初めての映画なのに、かれんは自信に満ちあふれていて驚かされた」と言う。「私がかれんの立場だったら、これだけの俳優が揃っていたら、撮影現場は脅威に感じるだろうね。事実、いまから20年以上前になるけれど、私の初めての映画の現場はストッカード・チャニングとドナルド・サザーランドと共演した『私に近い6人の他人』。自信なんてまったくなかったし、現場は恐ろしかったよ。ちゃんと演技ができるか心配で…心配し過ぎて気持ち悪くなって、家に帰ると具合が悪くなったり(苦笑)。それに比べて、かれんは本当に凄い」と彼女を賞賛し、自分を謙遜するところがウィル・スミスの人としての素晴らしさだ。映画デビュー後まもなくドル箱スターとなり、いまも第一線で活躍、やはり大スター。そんな世界の大スターですら驚く世界感が『スーサイド・スクワッド』にはあると言う。ひとつは、『エンド・オブ・ウォッチ』『サボタージュ』『フューリー』といった作品を監督してきたデヴィッド・エアーがメガホンを取っていることだ。「コミックの世界に彼がどういうビジョンを持ち込むのか、とても興味深かった」とウィル・スミスの興味も膨らんだ。たとえば、キャラクターそれぞれのコスチューム──。「ジョーカーにしても、この『スーサイド・スクワッド』のジョーカーはロックスター風なんだ!しかもブラックミュージックをベースにしたキャラクターになっていて、ローマ法王の指輪のようなものを着けていたりする。ほかのキャラクターに関しても、ギャングのような、軍人のような、ストリートのような(決してヒーロー風のコスチュームではない)ファッションをDCコミックのなかに持ち込んでいる。要は、現実の世界にあるような衣装と言えるね。そこに新しいものは一切なくて、擦れていたり古くて使い込まれていたり…デッドショットの銃にしても、ものすごく使い込んでいる感がある。そういう演出、世界感はとても面白いと思った」。福原さんも続ける──。「カタナが着けているマスクにも刀で切られて後が残っていて、もちろん私の顔にも傷(のメイク)があります。カタナのコスチュームに関しては、途中で大きく変更がありました。最初は、首から足先まで黒いスキンタイトのつなぎのようなものでしたが、胸もとのさらしや暴走族のジャケットなど、日本独特の文化を感じさせるアイテムを取り入れた衣装になっています」。カタナだけでなく、ハーレイ・クイン、アマンダ・ウォラー、エンチャントレス。女性キャラクターがものすごく強烈であることもこの映画の魅力のひとつ。女性がDCコミックに触れるきっかけにもなるだろう。また、ヒロインが多いだけでなくさまざまな国籍の俳優たちが揃っている、ワールドワイドであることも魅力的だとウィル・スミスは説明する。「ジョエル・キナマンはスウェーデン出身だし、アドウェール・アキノエ=アグバエはロンドン出身のナイジェリア人、マーゴット・ロビーはオーストラリア人、僕はアメリカ人で、かれんは日本人…レインボーのようなキャスティングなんだ。そして、俳優も彼らが演じるキャラクターもそれぞれ確立している存在であるのに、ひとつの作品として素晴らしくまとまっている。本当に凄いこと。それもデヴィッド・エアー監督の凄さだよ!」。これまでの常識をとことん崩してくれるはちゃめちゃな映画のその“凄さ”、必見!(text:Rie Shintani/photo:Michimaro Takeuchi)
2016年09月07日ポール・スミス(Paul Smith)が8月30日、App StoreとGoogle Playより初のモバイルゲーム「DINO JUMPER」の配信を開始した。同ゲームの主人公となるのは、2016秋冬コレクションでシャツ、ニット、アクセサリーに印象的なモチーフとして登場したポール・スミスのダイナソー。プレイヤーは3つのレベルごとに設定されたステージでダイナソーを操り、溝を飛び越え、ゴーストを撃ち、リンゴ、レインボー、ミュージックノート、ピースサインなどのコレクションにも繰り返し登場するチャームを集めながら進んでいく。ゲームの色合いやデザインは、メンズコレクションのテーマであり、ポール・スミスがデザイナーを始めた70年代後半のクラシックなコンピュータゲームへのオマージュとなっている。また、ゲームの結果をハッシュタグ「#DINOJUMPER」を付けて投稿することで、SNSで友達とスコアを競い合うこともできる。なお、ダイナソーをモチーフとした2016秋冬コレクションは、全国のポール・スミスショップ及び公式オンラインショップにて販売。また、ポール・スミス六本木店のスリーバイスリー(3×3)では9月15日まで、ダイナソーとポップなアイコンのアイテムを紹介している。
2016年09月03日俳優のウィル・スミス、女優のマーゴット・ロビー、福原かれんが、映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)を引っさげ来日し、25日に東京国際フォーラムで行われた本作のジャパンプレミアに登場。笑顔で日本のファンとの交流を楽しんだ。本作は、バットマンやスーパーマンらヒーローによって投獄された史上最凶の悪党たちの悪の力が爆発するアクションエンターテインメント。世界崩壊の危機に、政府によって結成された悪党を寄せ集め特殊部隊"スーサイド・スクワッド"が大暴れする。このたび、子煩悩な伝説の暗殺者デッドショットを演じる主演のウィル・スミス、悪カワヒロインのハーレイ・クインを演じるマーゴット・ロビー、本作がハリウッドデビューとなるカタナ役の日系女優・福原かれんが来日。ムービーカメラ20台、スチールカメラ・記者100人という大勢の報道陣、そしてファン200人が集まったレッドカーペットに3人が姿を現すと大歓声が沸き起こった。「ウィル~!」「マーゴット~!」などと名前を呼ぶ声が飛び交う中、3人はカーペットを行ったり来たりしながら握手やサイン、記念撮影に快く対応。途中、ウィルの息子ジェイデン・スミスもサプライズ登場し、親子2ショットを披露した。ウィルは興奮気味に「皆サン、アリガトウゴザイマシタ!」と日本語であいさつ。「最高の夜です。みなさんあたたかい歓迎心から感謝します。センキュー! センキュー! センキュー!」と感謝の言葉を重ねた。その後、3人はファン4,000人が集まった会場内に移動し、中央に敷かれたレッドカーペットを通ってステージへ。ウィルのテンションはさらに高まり、「皆サン、コンバンハ!」と呼びかけ、「イエ~イ!」などと声を上げながらファンと交流を楽しんだ。さらに、ファンのスマートフォンを預かって、「セルフィー! セルフィー!」と言いながら、会場の様子が写り込むように何枚も自分を撮影し、盛り上げた。ジャパンプレミアには、本作のアンバサダーを務めるモデルのダレノガレ明美も登場。米ニューヨークで行われたワールドプレミア以来の再会を果たし、3人に花束を贈った。
2016年08月25日バットマンやスーパーマンらヒーローによって投獄された史上最凶の悪党たちが集結した『スーサイド・スクワッド』を引っさげ、24日、主演を務めたウィル・スミスが約3年ぶりに来日。息子のジェイデン・スミスと共にファンの前に姿を見せた。8月5日(現地時間)に全米で公開されるや、8月公開映画の全米オープニング興行収入歴代1位となる新記録を樹立。数多くの大ヒットを記録してきたウィル・スミス主演作の中でもNo.1のオープニング記録となった。今回来日したウィルが演じるのは、世界崩壊を前に集められた、正義感ゼロ、やる気ゼロ、チームワークゼロの寄せ集めの悪党による特殊部隊“スーサイド・スクワッド”のリーダー格であるデッドショット。百発百中のスナイパーで“伝説の暗殺者”と呼ばれ、これまで演じてきたヒーローイメージを吹き飛ばすような、爽快な悪党ぶりを発揮している。スミス親子がロビーに現れると、総勢100人の熱烈なファンからの熱い歓声が空港中に響き、ウィルからも笑顔がこぼれた。色紙を手にファン1人1人に丁寧にサインを書き、息子を気遣いながらも、ファンサービスを行った。報道陣からの取材にも快く受けるウィルは、「日本のファンへ一言お願いします!」との投げかけに、「また日本に戻って来られて最高の気分だよ。ファンの皆も凄く暖かく迎えてくれて嬉しい!また明日プレミアで皆に会えるのが楽しみだよ!!」と語り、大歓声の中空港を後にした。ウィルのほかにも、クレイジーでポップな悪カワヒロインのハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーと、冷酷な女サムライ、カタナを演じた福原かれんが来日。25日(木)に行われるジャパンプレミアに登壇予定だ。『スーサイド・スクワッド』9月10日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月25日俳優のウィル・スミスがこのほど、DCコミックスの悪役たちが集結する映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)で共演し、かつて自身とのロマンスがうわさされた女優マーゴット・ロビーへの思いを明かした。ウィルは、『フォーカス』(15)で天才詐欺師役としてマーゴットと共演。その際、プライベートでの仲の良い姿が"ロマンチックな関係"だとうわさされ、話題となった。そんなウィル自身は「マーゴットはとにかくすばらしい。彼女は僕がこれまで組んだ中でもとりわけ美しく、才能あふれる女優の一人だ」と、その魅力に今もなお魅了されていることを告白。「もし彼女がほかの誰かと共演せずに済むなら理想的だ。彼女となら、今後ずっと共演してもいい(笑)」と大胆な発言もしている。マーゴットは、オーストラリア出身の26歳。アメリカのTVドラマ『PAM NAM/パンナム』(11~12)で名をあげ、マーティン・スコセッシ監督がメガホンを取った『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(14)でレオナルド・ディカプリオの妻役を演じ、人気女優となった。その撮影当時、彼女は劇中さながら"ディカプリオの新恋人"とささやかれていたが、その後もオーランド・ブルームとのロマンスを取りざたされ、スター俳優との恋のうわさが絶えない女優となっている。そんなマーゴットが本作で演じるのは、ポップでクレイジーなヒロインで、ジョーカー(ジャレッド・レト)にメロメロな"恋愛依存症ガール"のハーレイ・クイン。一方のウィルは、ハーレイと同じ部隊で共に戦う伝説の暗殺者・デッドショット役を務めている。劇中のキャラクターたちの関係について、ウィルは「デッドショット、ハーレイ、そしてジョーカーの間では、表面下で一種の三角関係のような興味深いことが起きている」と指摘。「彼女はジョーカーの"女"だけど、デッドショットともちょっと何かあるんです(笑)」と言うように、物語の中でもただならぬ関係性を匂わせているのだ。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年08月24日ポール・スミス(Paul Smith)は、2016年秋冬シーズンより、メンズ・ウィメンズの各ラインを「ポール・スミス(Paul Smith)」と「PS バイ ポール・スミス(PS by Paul Smith)」へと統合。そして、PS バイ ポール・スミスの日本メンズ1号店は、横浜・MARK IS みなとみらいに2016年9月16日(金)オープンする。「PS バイ ポール・スミス」は、ブランドの新たなアティチュードを示すライン。ブライトカラーやグラフィックプリントなどのアクセントが、ロンドンのアーティスト・ファーガス・パーセルとのコラボレーションにより生まれた“PSロゴ”に落とし込まれている。店舗は「マークイズみなとみらい」の1階ファッション・ライフスタイルフロアにオープン。なお、税込で10,800円以上の購入者は、先着順に数量限定の限定トートバッグがプレゼントされる。【ショップ詳細】PS バイ ポール・スミス マークイズみなとみらい店※メンズのみの取り扱い。オープン日:2016年9月16日(金)住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 マークイズみなとみらい 1F TEL:045-651-1280■参考PS バイ ポール・スミス 2016年メンズプレフォールコレクション
2016年08月18日ポール・スミスがApple社提供の定額制音楽配信サービスApple Musicのキュレーターに任命され、自身の趣味やキャリアに影響を与えた楽曲をセレクトした3つのプレイリストを作成。8月8日よりApple Musicにて配信が開始した。作成したプレイリストはそれぞれ、ポール・スミスと音楽の関係を示す特定の側面にフォーカスされており、1つ目のプレイリスト「Around the World in 20 Tracks(ともに世界中を旅したお気に入りソング)」にはAstral Weeks(ヴァン・モリソン)、A Day In the Life(ビートルズ)、Living for the City(スティーヴィー・ワンダー)など、いつも立ち戻る原点ともいえる1960年代、1970年代の名曲を中心にピックアップされている。2つ目のプレイリスト「Something Old, Something New...(サムシングオールド、サムシングニュー・・・)」はヨーロッパの言い伝えであるサムシングフォー(4つの何かを身につけると幸せになれる)にちなんで過去と現在を融合した4つのパートで構成されている。選曲はTouch Me(ドアーズ)、You Can't Always Get What You Want(ザ・ローリング・ストーンズ)など。3つ目のプレイリスト「From Herbie to Holiday(ポール・スミスとジャズ)」にはMy Favorite Things(ジョン・コルトレーン)、Milestones(マイルス・デイヴィス)など若かりし頃に小さなライブ会場で生演奏を聴いた貴重な思い出が詰まったものとなっている。
2016年08月10日「第73回ゴールデングローブ賞」最優秀主演男優賞にノミネートされ話題となった、ウィル・スミス主演の映画『コンカッション』が10月29日(土)より日本でも公開されることが決定した。ナイジェリアからアメリカに夢を抱いてやってきたベネット・オマル(ウィル・スミス)は、検死官も務める真面目で誠実な医師。2005年、彼はアメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を引退した元スティーラーズの花形選手マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の変死解剖に携わり、頭部への激しいタックルが原因である脳の病気“CTE(慢性外傷性脳症)”を発見、独自の論文を発表する。だが、熱狂的ファンが支える国民的スポーツにメスに入れたオマル医師の見解をNFLは全面否定し、絶大な権力で彼とその周りに圧力をかけていく。それでも、不屈の男オマル医師は一歩も譲らない…。アメリカンフットボールの最高峰「NFL」で後を絶たない選手引退後の謎の死…。本作は、ある花形選手の検死を行ったひとりの医師の“発見”が全米を揺るがせた衝撃の実話ドラマを映画化。人種差別や偏見と闘いながら、“真実”のために巨大組織NFLに立ち向かい、アメフトの危険性が立証されたことで明らかになるアメリカ全体の病理を的確に描いている。ナイジェリアからやってきた正義感溢れる実在の人物を迫真の演技で体現するのは、『メン・イン・ブラック』シリーズや、オスカー候補となった『ALI アリ』など、幅広い映画でハリウッドを代表する世界的スターウィル。そのほか、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のアレック・ボルドウィン、『グリーンマイル』デヴィッド・モース、『シャーロック・ホームズ』シリーズのエディ・マーサンら名優たちが出演している。製作は『エイリアン』『グラディエーター』『オデッセイ』など歴史に残る傑作を生み続ける巨匠リドリー・スコットとジャンニーナ・ファシオ=スコット。そして、『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』の社会派ピーター・ランデスマン監督がメガホンを取った。アメリカの夢「NFL」の裏に隠された“真実”にメスをいれる衝撃の実話ドラマ。スポーツ選手はもちろん、多くのスポーツファン必見となりそう。『コンカッション』は10月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年08月09日イギリスを代表するファッションデザイナー、ポール・スミスの魅力と芸術性、そして世界観をブランドの軌跡と共に紹介する「ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」が7月27日、東京・上野の森美術館で開幕した。ポール・スミス展 チケット情報同展は、東京に先だち京都国立近代美術館で開催され、7月18日までの39日間で総動員数7万人超を記録した。その人気の秘密は同展の仕掛けにある。会場の展示は、ポール・スミス自身がプロデュースし、同ブランドの始まりとなるイギリス ノッティンガム第一号店の再現に始まり、創作のインスピレーションが詰まった彼のオフィスや、これまでの様々なコラボレーション商品などを展示。ポール・スミスの創造的直観力に迫り、デザイナーの本質をユニークな視点で観ることができる内容となった。しかも、ユニークなことは本展展示物の写真撮影がOKなこと。ぜひ、ご自分のSNS等で発信して欲しい。また、会場では無料の音声ガイドサービスを用意しており、お手持ちの携帯電話やスマートフォンでQRコードを読み取ると、会場内の展示を紹介する、音声ガイドが聞ける(音声ガイドは日本語版・英語版の2種)。日本語版音声ガイドのナビゲーターは、本展のスペシャルアンバサダーの俳優・松田翔太さんが務めている。なお、東京会場では展覧会オリジナルイヤホン(非売品)をチケットお持ちの方全員に配布。今回の展覧会のテーマである“HELLO”と“GOODBYE”の文字をあしらったピンク色で、会場限定配布品。会場で手に入れて見て。開催は8月23日(日)まで。
2016年07月28日DCコミックスの悪役たちが一挙に勢揃いし、“悪を持って悪を制す”『スーサイド・スクワッド』。米コミコンでも大盛り上がりとなった本作から、ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、福原かれん、そして監督のデヴィッド・エアーの来日が決定!併せて、この3人が演じたデッドショット、ハーレイ・クイン、カタナの“最凶・最悪”な暴れっぷりが分かる悪カワでポップなキャラクター紹介映像も解禁となった。本作で主人公となるのは、バットマンらに捕り、死刑や終身刑の判決をくらったヴィラン(悪役)たち。「自分の刑を軽くしたい」、「ただ暴れるのが好き」という超個人的な理由で戦う掟破りの悪党たちが、スクリーン狭しと大暴れする!今回、約3年ぶり13回目の来日となる親日家のウィル。本作で演じるのは、悪党集団“スーサイド・スクワッド”のメンバーで、“絶対にハズさない男”と称される世界最高のスナイパー、デッドショットだ。特殊なマスクをし、両腕に装着したマシンガンで敵を撃ちまくる一匹狼の冷酷な暗殺者だが、幼い娘が唯一の弱点という役どころ。これまでにも、“地球上のエイリアンを取り締まる捜査官”、“人類最後の男”、“息子に使命を託す父親”など、さまざまな“正義の男”として幾度となく地球を救ってきたウィルだが、本作ではそのイメージを覆す真逆の“悪”に徹する。ウィルといえば、これまでも来日のたびに日本のファンたちに向けて旺盛なサービス精神を発揮し、前回、息子のジェイデン・スミス君と来日した際は、良きお父さんの素顔を覗かせていた。今回、“悪カワ”ヒロインのハーレイ・クインが早くも話題のマーゴットと、本作でハリウッドデビューを果たした福原さんを引き連れた、最凶の悪党としての来日では、どんな姿をみせてくれるのか。史上最凶の悪となっても、やっぱり“世界を救うのか”注目だ。さらに来日決定に合わせ、ウィル、マーゴット、福原さんが演じる3キャラクターの、暴れっぷりが分かる“悪カワ”でポップな映像も解禁に。映像冒頭では、キラキラな効果音に合わせてバットを振り回し、笑顔でこちらに近づいてくるハーレイ・クインが登場。先日のコミコンで、マーゴットが明かした「すべてのアクションをハイヒールでやったの」という言葉が信じられないほど、身体能力の高いアクロバティックでクレイジーな戦闘シーンに、ますます虜になってしまうこと間違いなし。続いて、ポップなイラストのミサイルが飛び交うなか、両腕のマシンガンから銃をぶっ放す姿がしびれるほどカッコいいデッドショットが登場。かつてないウィルの悪党っぷりは、見ているだけで爽快で大興奮だ。そしてラストには、ミステリアスな音楽と浮世絵風な大波をバッグに、妖刀を振りぬく日本人女剣士・カタナが登場。仮面で素顔を隠しながら驚異の腹筋を披露し敵を切りまくる、ゾクゾクしてしまうようなカタナの妖しい姿で映像は締めくくられている。誰に何と言われようが、正義感もやる気もまるでナシ!思いがけず“正義のヒーロー”を任された寄せ集めの悪党軍団たちは、命をかけて任務をまっとうするのか。ウィルたちから直接語られる内容にも、期待せずにはいられない。『スーサイド・スクワッド』は9月10日(土)は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日DCコミックスの悪役集結映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)に出演するウィル・スミス、マーゴット・ロビー、福原かれん、そしてデヴィッド・エアー監督が、8月下旬に来日することが決定した。さらに、彼らが演じるキャラクターたちの"最凶・最悪"っぷりがわかる特別映像が26日、公開された。本作の主人公は、バットマンらヒーローに捕まり、死刑や終身刑となったヴィラン(悪役)たち。世界崩壊の危機に政府は、服役中の悪党を寄せ集め特殊部隊"スーサイド・スクワッド"を結成。そんな彼らは、「自分の刑を軽くしたい」「ただ暴れるのが好き」といった個人的理由により大暴れする。このたび、ウィル・スミスが約3年ぶり13回目となる来日を果たすことが決定。本作でウィルは、"スーサイド・スクワッド"のメンバーの1人で、"絶対にハズさない男"と称される世界最高のスナイパー、デッドショットを演じる。デッドショットは、特殊なマスクをし、両腕に装着したマシンガンで敵を撃ちまくる一匹狼の冷酷な暗殺者だが、幼い娘が唯一の弱点という役どころ。これまで、地球上のエイリアンを取り締まる捜査官、人類最後の男、最高の父親などさまざまな"正義の男"を演じてきたが、本作ではこれまでのイメージを覆す"悪"を演じる。ウィルのほか、"悪カワ"ヒロインのハーレイ・クイン姿が話題のマーゴット・ロビー、本作がハリウッドデビューとなる日本人・福原かれん、そしてデヴィッド・エアー監督も来日。彼らは、8月25日に実施予定のジャパンプレミアにて、日本のファンの前に登場する予定だ。来日決定と合わせて、ウィル、マーゴット、福原が演じる3キャラクターの最凶最悪の暴れっぷりが分かる"悪カワ"でポップな特別映像も公開された。映像冒頭では、キラキラな効果音に合わせてバットを振り回し、笑顔でこちらに近づいてくるハーレイ・クインが登場。続いて、ポップなイラストのミサイルが飛び交うなか、両腕のマシンガンから銃をぶっ放すデッドショットが登場する。そして映像のラストには、ミステリアスな音楽と浮世絵風な大波をバッグに、妖刀を振りぬく日本人女剣士・カタナが登場。仮面で素顔を隠しながら敵を斬りまくるカタナの妖しい姿で映像は締めくくられる。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年07月26日ポール・スミス(Paul Smith)は6月26日、ブルス・ドゥ・コメルス(商業取引所)で17SSメンズコレクションのショーを開催した。レゲエやダブが流れる中登場したのは、強い太陽光を想起させるヴィヴィッドカラーのコンビネーション。60から70年代、カリブ海系移民が多く暮らしていたノッティングヒルの空気感をモダンに、そしてスタイリッシュに解釈。それは招待状にもなったマルチカラーのソックスそのままの明るい世界観だった。チェックのスーツやバックスキンのブルゾン、異素材ミックスのミリタリージャケットなど、オーセンティックなアイテムに合わせられるのが、ラスタカラーの襟のシャツやマルチカラーボーダーのTシャツ、マルチカラーレザーを編んだリュックサックなど、美しい色のコンビネーションのアイテム。さらにピースマークや花のバックルをあしらったベルトやレザー製コサージュのバッグチャームがコーディネートされ、会場はオプティミスティックな雰囲気に包まれた。しかしハッピー一辺倒ではなく、イチゴの形をしたドクロを刺繍したミリタリージャケットを登場させるなど、ちょっとした毒の部分を表出することも忘れていない。様々な意味で複雑になった現代を見据えながら、次なるものを生み出そうとする姿勢を感じさせた。
2016年07月18日エアロスミスのジョー・ペリー(65)が10日のニューヨークでのパフォーマンス中に倒れていたが、その後状態は安定しているようだ。アリス・クーパーとジョニー・デップと組んでいるスーパーバンド、ハリウッド・ヴァンパイアーズの一員としてその日ステージに立っていたジョーは、ステージ上で倒れ、救急隊員からの応急処置の後に危篤の状態でコーニー・アイランド病院に21時30分ごろに搬送されていた。ニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄によれば、ペリーは舞台裏で意識を失い、心拍停止の状態にまで陥っていたという。ある目撃者は、病院搬送の前に救急隊員がジョーに心肺蘇生を試みていたと証言している。その後、アリスがペリーの状況をツイッターで「俺の兄弟ジョー・ペリーについてみんな聞いてくれてありがとう! 今、やつは容体が安定しているよ。家族と一緒にいて、最善の処置を受けているのさ」と報告しており、最初の病院からコロンビア・プレスビテリアン病院に移送されたペリーは、現時点で容体が安定しているとみられている。10日のパフォーマンスは、ペリーが病院搬送された後も続行し、公演がスタートする前からペリーの具合が悪かったとアリスが観客に伝えていた。「俺らの兄弟の1人がステージに一緒にいないのを気付いているかもね。彼は公演の前にかなり具合が悪かったんだ」(C)BANG Media International
2016年07月12日ロックバンドのエアロスミスは解散しないと、メンバーのジョー・ペリーが主張した。今月リリースとなるソロアルバム『サムバディ・フロム・サムウェア』の制作に集中していたフロントマンのスティーヴン・タイラーが、エアロスミスのツアーは次回で最後になるとの発言をしていたが、ここにきてギターのジョーがそれを否定した。ジョーはローリング・ストーン誌に「俺らの人生とキャリアは今、『そうだな、この時代に終わりだ。新たな時代の兆しが見える』って感じだと言えると思う。だから、『ファイナル・ツアー』と言って、大げさにするのには抵抗があるね」と話す。とはいえ、同じくギターを担当するブラッド・ウィットフォードは、「フェアウェル・ツアー(さよならツアー)」と呼べるようなツアーについてバンドが話したとしたうえで、「おそらく、ただ俺らの年のせいだよ。何かは起こるだろうね。誰かがこれ以上できなくなるのは避けられないことだね。だから、ちゃんとありがとうを言えたら、優雅な感じでひと段落できたらいいかもね」とタイラーよりの発言を続けた。それに対しジョーは、「そんなことがもし起こるとしたら、俺らのこのめちゃくちゃなキャリアの中で1番それに近い時期かもしれないな。一つの選択だよな。最後かもしれないし、でも、ごめんだけど、自分にとっては最後の演奏になるなんて、想像するのは難しいな」と応じている。(C)BANG Media International
2016年07月06日ウィル・スミスの愛娘、ウィロー・スミスが父と2人で、パリで「シャネル(CHANEL)」のオートクチュール16年秋コレクション鑑賞に出かけた。ウィル&ジェイダ・ピンケット・スミス夫妻の娘で15歳のウィローは先日、シャネルの16ー17年秋冬のアイウエアコレクションのキャンペーン・モデルに抜擢されたばかり。ターコイズブルーのパンツルックに黒の革手袋、白とワインカラーのサドルシューズという出で立ちで、ウィルと一緒に会場のグランパレに姿を見せたウィローは、写真撮影タイムにはシャネルのサングラスを取り出してかけるなど、父親譲りのプロ意識の高さを見せた。ウィル&ウィロー父娘のほかにジェシカ・チャステインも姿を見せ、会場内ではウィルたちと席が隣同士になり、写真撮影では一緒にポーズをとって楽しそうに過ごしていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年07月06日シャネル(CHANEL)が16-17AWアイウエアコレクションの広告キャンペーンを公開した。同広告キャンペーンのモデルに起用されたのは、俳優ウィル・スミス(Will Smith)の娘、ウィロー・スミス(Willow Smith)。多才なアーティストであり、作詞家、作曲家、シンガー、女優など幅広い分野で現在活躍中である。ビジュアルの中でウィロー・スミスは、プレタポルテコレクションのコスチュームジュエリーを纏い、シャネルのアイウエアの世界に新しいエネルギーを吹き込んでいる。なお、同コレクションは6月以降ブティックにて展開予定。動画引用元: (
2016年06月30日結成から40年以上活躍してきた伝説のロックバンド「エアロスミス」がついに解散することになった。ボーカルのスティーヴン・タイラーがラジオ番組「The Howard Stern Show」で認めた。スティーヴンによればバンドへの愛は持ち続けているものの、まさにいまが解散のときだと感じているようだ。ギタリストのジョー・ペリーも了承済みとのこと。来年は「さよならツアー」を行うと宣言したスティーヴンに司会のハワード・スターンが「それってつまり、バンドが解散ということだよね?」と念を押すと「そうだよ」とはっきり認めた。ところが「People」誌にスティーヴンのマネージャーが語るところによると、「『さよならツアー』がバンドの完全な解散を示しているわけではない」という。7月15日(現地時間)にソロアルバム「We’re All Somebody From Somewhere」を発売し、まもなくラスベガスでソロツアーを始めるスティーヴンはいま、燃えに燃えている状態で、制御不能のエネルギーにあふれているそうだ。そのエネルギーをソロツアーにだけでなく、9月から始まるエアロスミスのツアーでも爆発させるだろうし、スティーヴンもとても楽しみにしているとマネージャーは語る。「2017年に関して彼が(実際に)何をすることになるかというのは注目して待っていてほしい」と解散を認めていない様子のマネージャー。スティーヴンは以前「Rolling Stone」誌でも解散を匂わせていたから、やはり解散と見るべきか。(Hiromi Kaku)
2016年06月27日ポール・スミス(Paul Smith)は、ボタンのカスタムオーダーができるカーディガンを路面店のみで発売。2016年7月1日(金)から7月31日(日)までの期間限定で受注でき、受け渡しは9月中旬を予定している。肌触りの良い上質なウール100%のクルーネックカーディガンには、2016年秋冬ウィメンズコレクションのキーカラーからセレクトされた、ピンク、ブルー、チョコレート、メランジグレー、ブラックの5色が揃う。そこに合わせるボタンのモチーフは、どれも遊び心溢れるポップなもの。カラフルなマッシュルーム、真っ赤なリップ、そして笑顔を振り撒くゴーストといった6種類の中から、自分の好きな組み合わせを選んで、特別な1枚を完成させて。【詳細】PAUL SMITH WOMEN A/W16 Customised Cardigan受注期間:2016年7月1日(金)~7月31日(日)受け渡し:9月中旬~場所:ポール・スミス六本木店、丸の内店、ポール・スミス スペース価格:26,000円+税
2016年06月26日俳優のウィル・スミスは21日、フランスのカンヌで行われたコールドプレイのクリス・マーティンとの即興ギグで『メン・イン・ブラック』の歌詞を思い出せなかったようだ。1997年公開の同名主演映画のテーマ曲も担当していたウィルは、オテル・デュ・キャップ・エデン・ロックで開かれたメディアリンクとアイ・ハート・ラジオ主催のイベントでクリスと共に突如ステージに登場して観客を驚かせたが、クリスのアコースティック・ギターに合わせてビートボックスを繰り広げる中、「歌詞を全部覚えてないからただラップを続けるよ」「この曲はずいぶん歌ってないから、ただ韻だけ踏んで、それがうまくいくことを願うとするよ」と言っている姿が、ネットに掲載されている動画から見て取れる。一方でクリスは、プリンスの「ラズベリー・ベレー」とデヴィッド・ボウイの「ライフ・オン・マーズ」のカバーを披露したほか、観客席から前妻グウィネス・パルトロウが見守る中、2人の離婚をネタにジョークを飛ばしていたとニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄は報じている。現在家族でヨーロッパに滞在中のウィルは、26日にイギリスで行われるグラストンベリー・フェスティバルのコールドプレイのステージにも特別ゲストとして登場するのではないかと言われている。(C)BANG Media International
2016年06月24日アイウェアブランド・オリバー ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)の「オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス(OG×OLIVERGOLDSMITH)」から新コレクションが登場。2016年6月11日(土)より、コンティニュエ、ブリンク、グローブスペックス渋谷などで発売される。「オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス」は、100周年に向けて2014年に立ち上がった新ラインであり、本コレクションはこれで5回目となる。「職業と実際に従事するの顔と眼鏡を徹底的にリサーチし、ブランドの世界観の中で眼鏡の形状や素材を決めていく」というデザインプロセスのもとで製造している。本コレクションは6つのモデルで展開される。ドライバー(運転手)、イノベーター(革新者)、ベーカー(パン屋)、キュレーター(学芸員)の4モデルは、アセテート製のフロント上部にスライスを入れ、その部分にフロントとノーズが一体化したチタンをドッキング。フロント強度が増すとともに、立体的で豊かな表情を演出する。この4つに加え、ファーマー(農家)とガーデナー(庭師)を合わせた6モデル全てが、鼻パッド部分にオリジナル開発のものを採用。チタンによる絶妙なフィットを体感できる。製造は全て日本製にこだわることで、高品質かつ高級感あふれるフレームを実現。カラーリングはイギリスのビンテージカーをモチーフにした。掛け心地の良さ、日英の連携部による造形美とディテールを楽しめるアイウェアコレクション、是非手にとってみてはいかがだろうか。【商品詳細】オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス発売日:2016年6月11日(土)取り扱い店舗:コンティニュエ、ブリンク、グローブスペックス渋谷アイテム:・ドライバー、イノベーター、ベーカー、キュレーター価格:42,000円+税カラー:ネイビー、ダークグリーン、ネイビー(マット)、ダークグリーン(マット)、ダークブラウン、アイス・ファーマー、ガーデナー価格:34,000円+税カラー:シャーリンググレー、シャーリングゴールド、シャイニーシルバー、ブラック、シャーリングゴールド/ピンク※ファーマーとガーデナーは2016年5月14日(土)一部店舗にて先行発売。【問い合わせ先】サラディストリビューション東京TEL:03-6427-7239
2016年06月11日世界的デザイナー、ポール・スミスの展覧会『ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』が京都を皮切りに、東京、名古屋の3都市で開催される。開幕前日の6月3日、京都国立近代美術館でポール・スミス、ロンドンのデザイン・ミュージアム館長デヤン・スジック、スペシャルアンバサダーの松田翔太を迎え、記者発表と開会式が行われた。ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITHのチケット情報同展は、2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開幕し、ヨーロッパ各地を巡回して大好評を得た展覧会。ポール・スミスの第1号店となったショップやオフィスの再現、写真や手紙のコレクション、ポール自身の頭の中を表現した映像インスタレーションなど、約2800点の展示品を通じて、ユニークな世界観と多彩なクリエイションの軌跡に迫っている。日本では1982年以来、ビジネスを展開してきたポール。本展開催にあたり「私は日本の皆さまが大好きですし、美しい京都の街にお邪魔することができて心からうれしく思います」と喜びを語る。そして「ファッション関連の展覧会は、マネキンが整然と並んでいて服を展示することが多いと思いますが、今回の私の展覧会はそれとは全く趣が異なります。これまでの軌跡を振り返ることはもちろん、日頃私がどんな姿勢で仕事に取り組んでいるかを全面に出した企画で、正直に全てをさらけ出している展覧会です。お客様がもう会場を出たくないと思うものになっていると思います」と自信をのぞかせた。また本展の企画者であるデザイン・ミュージアム館長デヤン・スジックは「ポールさんはファッションという表現のもとに何があるのかを示すことができる人。そしてたくさんの人の心を引きつけてくれるだろうと思い、本展を企画しました」と企画のきっかけを語り、「個人的に気に入っているのは、デザインスタジオのひとつを再現したスペース。さまざまな壁紙、布地のサンプル、ボタンなどが置いてあり、ポールさんのクリエイティブがどのように起こるのかを知っていただける場所になっています」と見どころを語った。さらに、スペシャルアンバサダーで会場の音声ガイドも務める松田翔太は「僕は本当にポール・スミスさんの世界観が大好きな俳優のひとり。展覧会を拝見して、心が優しくなるような気持ちになりました」とコメントした。『ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』は、7月18日(月・祝)まで京都国立近代美術館、7月27日(水)~8月23日(火)東京・上野の森美術館、9月11日(日)~10月16日(日)名古屋・松坂屋美術館にて開催。取材・文:黒石悦子
2016年06月07日誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスのクリエーションの源に迫る展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。彼の頭の中を覗いてみたかのようなデジタルインスタレーションも。展覧会レポート1/2はこちら。■ ポールの頭の中には何が映る?今回の展示では、映像インスタレーションも用意されている。ポールの脳内を表現したブースだ。ここでは数々のイメージがデジタルビジョンに次々と映し出され、テキスタイルの柄や色彩のインスピレーションになっただろう、ポールが目にとめた様々なシーンがまるでコラージュのように伝わってくる。ポールの頭の中をデジタルインスタレーションで表現■ ポールのオフィスとデザインスタジオをそっくり再現「本展覧会には、いわゆるファッションの展覧会のようにマネキンが並ぶような展示はない。もっと根源的なファッションがどうやって生まれてくるのかを、つまびらかに伝える展示になったと思う」と語るのは本展を企画したデザインミュージアム館長のデヤン・スジック。続けて「もし僕が18歳の学生だったら、刺激的なこの展示会場から1日出てこられないくらいわくわくすると思うよ」とにこやかにコメントするポール。デザインスタジオを再現したブース型紙からスワッチまで、そっくりそのまま再現したデザインスタジオからは「クリエーションがどんな環境の中から生まれるのか」をまっすぐに伝えたいという意図が汲み取れる。ここに展示されるパソコンには次々と映像が映し出され、テーブルに置かれたラジオからは音楽が流れてくる。まさに、このスタジオでスタッフとポールたちが動き出しそうな程にリアルに再現されたスタジオ。この雰囲気の中からポール・スミスのクリエーションが生まれてきたのだという思いに駆られるブースで、前述のデヤン館長もお気に入りのブースだという。■ 世界に広がるポールのクリエーション展覧会も終盤に近づいてくると、ポールの頭の中から紡ぎ出された具体的なシェイプを持った展示へと遷っていく。「一つとして同じ店舗はない」という、世界各都市のポール・スミスのショップの外観や内観、またショップデザインにおいて大事な役割を果たす、床材やモチーフなども合わせて展示されている。そして、最後のブースにはファッションデザイナーであるポール・スミスの手腕を余すことなく詰め込んだ洋服が展示される。かつて礼服を仕立てるテーラーで学んだポールが大切にする仕立ての技術が伝わるアイテムもあれば、ポールが大切にしている「シンプルな中に特別な何か」を添えるために考え出した裏地やステッチをポップにするというアイデアに触れられる洋服もある。最後のブースではじめて洋服が登場するそして、出口へ向かうと、壁に貼られた大きなポストイットに書かれた「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS(毎日が新しいはじまり)」というポールの言葉で閉じられた本展覧会。(ここで撮影した写真にハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、会場内でプリントアウトしてくれるサービスも)「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS」というポールからのメッセージこの展覧会を通じて感じたことは、ポールがいつだって、新しい何かに「HELLO」といえる眼差しを持ってクリエーションと向き合い続けているということだ。「いつも新しい目で世の中を見続けること」「何でもないことから、何かを見つける目を持つこと」-- この“目を凝らす”ことを長きに渡り繰り返してきたからこそ、ポール・スミスはポール・スミスであり続けるのだろう。世界70ヶ国で自身のブランドを展開しようと、名だたるブランドやクリエーターとのコラボレーションにおいても、いつも彼は自分の心に問いかけ、「YES」「NO」を判断できる眼差しを持ち続けていることを、この展覧会に集った2,800点余の作品を通じて教えてもらった。【展覧会情報】ポール・スミス展HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH■ 京都会場会期:2016年6月4日から7月18日会場:京都国立近代美術館■ 東京会場会期:7月27日から8月23日会場:上野の森美術館■ 名古屋会場会期:9月11日から10月16日会場:松坂屋美術館
2016年06月05日ポール・スミスと聞いて何を思い浮かべるだろうか?カラフルな色使いにウィットに富んだモチーフ…。ロンドンのカルチャーを映し出し、トラディショナルでありながら革新的。誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスが、ポール・スミスたる所以を解き明かす展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。■ ポールのクリエーションをかきたてるものとは?初夏の京都、緑の木々に映える明るいピンクで「HELLO KYOTO」描かれたエントランスから展示はスタートする。今回ビジュアルでメインカラーになっているピンクは、日本の人たちに明るく前向きな気持ちを感じてもらえたらというポール自身の願いからだそう。展覧会の音声ガイドの声は、ポール・スミスを愛する俳優の松田翔太最初のブースでは、ポールのコレクションの中から数々の絵画や写真が壁一面に展示されている。このコレクションにはアンディ・ウォーホールのような著名なアーティストの作品もあれば、友人や家族、時にポールのファンから送られてきたものも。この展示を通じて、「何でもないものからも、価値を見いだしていくこと」というポール・スミスのクリエーションの根源に流れるメッセージが伝わってくるようだ。■ ポールのキャリアの「はじまりの場所」続いては、ポール自身も「この展覧会では、自分のすべてを正直にさらけ出した」と語るように、彼のキャリアがどのようにスタートしたのかを回顧するブースが用意されている。手を大きく伸ばせば反対の壁に触れてしまいそうな3m四方のホワイトキューブ。このサイズこそが、ポール・スミスが1970年にノッティンガムにオープンした1号館のサイズなのだ。来場者はこのキューブに入ることで、ここからポールの物語が広がっていったのだと、フィジカルに体感することが出来るだろう。そのキューブの奥には、ポール・スミスの最初のプレスルームが再現されている。といっても、このプレスルームはパリのホテルの一室。ベッドの上に黒い布を引き、シャツ6枚とニット2枚が置かれ、スーツ2着がクローゼットにかけられている。そう、いまや世界70ヶ国で販売されるポール・スミスも、たった10着のコレクションからはじまったのだ。ポール・スミスの初めてのショールームはパリのホテルの一室。用意されたのは10着の洋服だった■ ポールのクリエーションを支える人彼のルーツを語る上で欠かせない人物がいる。一人は11歳のポールに写真の楽しさを教えてくれたアマチュアカメラマンだった父。会場には、父からポールが譲り受けたカメラと共に、デビッド・ベイリーやマリオ・マスティーノなど著名なカメラマンが手掛けた広告キャンペーンビジュアルが並ぶ。そして、ポールに服づくりを教えてくれた妻のポーリーン。ポール自身「彼女がいなければ、何も実現できなかったでしょう」と語る。彼女が与えてくれたファッションにおける大切な要素を、過去のビジュアルやスケッチと共に披露している。ポールと妻ポーリーンとのエピソードが伝わる展示も続いて、ポールのクリエーションの源へと、視覚的に導いてくれるゾーンへと足を進めてみよう。
2016年06月05日ポール・スミス(Paul Smith)のクリエイションの秘密に迫る「ポール・スミス展」が、6月から10月まで京都、東京、名古屋の3都市で開催される。同展は、13年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開幕した展覧会「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の巡回展となるもの。ファッションだけではなく、趣味やアイディアの源など様々な角度からポール・スミスを紹介し、そのクリエーションの秘密に迫っていく。会場では、ポール・スミスの第1号店となったショップやオフィス、初めてショーを行ったホテルのベッドルーム、デザインスタジオなどを再現する他、掲載された雑誌やパネルなどを通じて広告キャンペーンのために撮影した写真を紹介。ロンドンのオフィスの壁に飾られているものや地下に保管してあるものなど、これまでに集めてきた絵画や写真のコレクション、さらにはポール自身の頭の中を表現した映像インスタレーションなど約2,800点の膨大な資料を展示する。アーカイブコレクションから最新の16SSコレクションまでのアイテムや、ローバー社のミニをはじめとしたこれまでに行ってきたコラボレーション作品も展示される。なお、同展は6月4日から7月18日まで京都の京都国立近代美術館にて、7月27日から8月23日まで東京の上野の森美術館にて、9月11日から10月16日まで名古屋の松坂屋美術館にて開催される。【イベント情報】「ポール・スミス展」会場:京都国立近代美術館住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町 京都国立近代美術館会期:6月4日~7月18日会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2会期:7月27日~8月23日会場:松坂屋美術館住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1会期:9月11日~10月16日1
2016年05月11日