東をスル海、西を南シナ海に挟まれたロケーション。そう聞いただけでも期待値がグンとアップするフィリピンのパラワン島。島の北西部にはノーザンパラワンと呼ばれるエルニド諸島があり、自然環境保護地区に指定されています。だから、水中が面白くないわけがない!浅瀬にサンゴの群落、その先には真っ白な砂地の清涼感あふれる「ミニロックフロント」では、ロウニンアジに大接近できる可能性大。また、スノーケリングでも楽しめる「スモールラグーン」ではアイゴなどの色鮮やかなコーラルフィッシュがたっぷり。穏やかな海況の中、気ままにお魚ウォッチングが楽しめますピースフルな水中風景の一方、「ディルマカドトンネル」では直径5メートルほどのトンネルがあり、2つの穴から光が差し込む神秘的な風景と出会えます。エルニドは、豊かな海のみならず、黒大理石の島々が点在する圧倒的な自然の美しさと、そこに溶け込んだ4軒のナチュラルなリゾートもツーリストの心を惹きつける大きな吸引力でしょう。 人魚が休んでいたという伝説が残る「ラゲン アイランド」。昨年、フルリノベーションを終え、よりモダンに生まれ変わりました。背後に切り立った岩壁が迫る圧倒的な自然の中、スイミングプールもしつらえたラグジュアリーなリゾートです。タイタイ湾に面し、全室水上コテージの「アプリット アイランド」。ハウスリーフのスノーケリングでブラックチップシャークと遊んだり、洞窟散策が人気です。小高い緑の丘の麓に展開する「パングラシアン アイランド」は、海へとせりだした白砂のロングビーチと遠浅の海の美しさがみごと!客室の中にはプライベートプールを持つ豪華版も。4軒のうち、最初にオープンした「ミニロック アイランド」は断崖絶壁に囲まれ、隠れ家感も上々。リゾートの前でスノーケリングやダイビングが楽しめ、水上コテージもあります。昔から多くのリピーターを輩出しているエルニド。大きな自然以外何もないけれども、のんびりとした島時間を味わえるのが魅力です。 エルニド■レベル穏やかな湾内のスポットではお久しぶりダイバーや初心者でも安心。チェックダイブも湾内で。通常のダイブスポットも浅い水深ゆえ、初心者からOK。■ダイビングスタイル素朴なバンカーボートを使った、ボートダイビング。午前1本、午後1本が基本で、リクエストによって3本目やナイトダイブも。■ベストシーズン乾季(12~5月)と雨季(6~11月)があり、ベストシーズンは3~5月。12~2月は風が強いこともあるが、1~2月はプランクトンが増えて魚影が濃くなり、ジンベエザメと遭遇するチャンスも。 写真提供/エルニド・リゾーツPhoto by El Nido Resorts情報、画像提供:マリンダイビング日本で最初に創刊されたスクーバダイビングの専門誌『マリンダイビング』(毎月10日発売)。アジアをはじめ、国内外のダイビングエリア紹介、海辺の生き物、ダイビングスクールガイドのさまざまな情報を盛り込んでいます。これからダイビングを始めたいと思っている人はもちろん、すでにダイビングを楽しんでいるダイバーの皆さんや、ダイビングに関わるすべての方々に向けた雑誌です。女性向けの姉妹誌『La SCUBA』も要チェック!水中の楽園 〜Diving in ASIA〜 supported by マリンダイビングその他記事を読む>
2016年03月19日