明治大学の研究力を発信するWebオウンドメディア「Meiji.net(メイジネット)」では、このたび、メールアドレスを登録することで記事情報を受け取れる「ニュースレター」のサービスを開始しました。今後は、最新記事をはじめとする情報を月に2回程度、配信する予定です。身近な社会問題等と結びついた記事で、明治大学教授陣の研究の「いま」をお届けします。記事を執筆した教授陣への取材も随時受付しております。報道関係各位、教育関係各位のご登録をお待ちしています。【Meiji.net】 【ニュースレター登録はこちら】 Meiji.netとは?明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイトとして2013年7月に開設。以来、研究に裏付けられた記事・動画を発信しています。ニュースメディアとして側面も持っており、現在は、「Yahoo!JAPANニュース」、スマートフォン用ニュースアプリ「SmartNews」、NTTドコモ「dメニュー マネー」に公開記事をニュース提供・連携しています。また、教育機関からの教材利用もあり、今春から全国の高等学校で使用されている国語の教科書にも記事が掲載されています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月28日ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆、以下、ブックオフ)は、オウンドメディア「ブックオフをたちよみ!」を、このほどリニューアルいたしました。「立ち読みをするような気軽さで、お好きな “1冊” を楽しんでいただきたい」というコンセプトのもと、デザインを一新しました。今後は「ブックオフのことを、1人でも多くの方に知っていただく」をテーマに、毎月2本の記事を目安に更新してまいります。■ブックオフをたちよみ!: 「ブックオフをたちよみ!」トップページリニューアル後の同サイトは、カラフルな色使いで「多様性を尊重するブックオフの企業姿勢」や、さまざまな商品にあふれるブックオフ店内の様子を表現しています。各記事を「1つの物語=本」と捉え、お好きな「1冊」を楽しんでいただけるようなデザインにいたしました。また、ブックオフのミッションである「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」をイメージして、自社のマスコットキャラクター・よむよむ君を多用するなど、遊び心を散りばめております。最新記事では、モデル・女優・コスプレイヤーとして活躍している桃月なしこさんがブックオフのトレーディングカード専門店「Japan TCG Center吉祥寺駅北口店(所在地:東京都武蔵野市)」で、造詣が深いマンガやアニメ、ゲームなどのお話しや、店舗に設置しているデュエルスペースでトレカ対戦をしている様子を公開しています。エッセイやマンガの他、ブックオフをあらゆる視点で紹介する記事を公開中よく読まれている記事のランキングも紹介この他、「あの人もブックオフ推し!」「ブックオフと沼~ブックオフ界隈で沼にドハマリした人々」「個性強すぎ!ブックオフに関わる人たち」といった特集コーナーを設置。著名人が語るブックオフやブックオフに関連するモノに熱狂する人たち、知られざる取り組み・スタッフ・社風などについて、いろいろな記事を公開しています。今後も、ブックオフを身近に感じていただけるようなコンテンツを更新してまいります。■ブックオフグループホールディングス株式会社本社 : 神奈川県相模原市南区古淵2-14-20事業内容 : 書籍、パッケージメディア、アパレル等の総合リユース事業を運営するブックオフコーポレーション株式会社をはじめとするグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務代表取締役社長 : 堀内 康隆上場市場 : 東京証券取引所 プライム市場(証券コード:9278)コーポレートサイト: サービスサイト : オンラインストア : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月06日広告代理サービスや広告関連のソリューションなどインターネットのマーケティング事業を展開するオプトは、3つのオウンドメディアを持っている。1つは、ソーシャルメディアの可能性を追求し「ソーシャルに強いオプト」というブランディングを目的とした「kakeru」。もう1つは、海外のアドテク情報をマーケッター向けに「知見を持つオプト」を発信することを目的とした「Global Ad tech」。この2つは広告関連ビジネスを手がけるオプトの業務に添った内容だ。これに対して、最も古くからある「opt cafe!」は社内外のインタビューなどを中心とした読み物メディアで、誕生は2013年11月。前身は紙媒体として年8回発行されていた社内報だという。「紙媒体だと読んだ人の反応がわかりませんから、Webに移行しようということになりました。そして、せっかくWeb化するのであれば社内だけでなく、社外の人にも読んでもらおうと考えました。就活生や社員の家族、取引先などにも会社の制度や魅力を伝え、ファンを増やそうという目的で誕生したのが『opt cafe!』です」と語るのは、オプトホールディング ビジネスサービス本部 コーポ-レートデザイン部 部長 広報・ES・総務・ダイバーシティ担当 兼 オプト社長室広報チーム チームマネージャーである高村奈津子さんだ。○広報担当が執筆から写真撮影までを担当前述の「kakeru」、「Global Ad tech」の制作自体は各チームが独立して行っている。一方、「opt cafe!」は、企画・制作のすべてを広報担当者が業務の一環として行っているという。現在、担当者は高村さんを含めた5人だ。高村さんは「opt cafe!」の現在の発行責任者になる。2014年7月から担当になり、翌年4月までは一人で業務を担当。当時は社内からのフィードバックもあまり得られず、更新頻度も低かったため、運営強化のため現在の体制が作られたのだという。「たまたまですが、全員が女性です。写真も文章もすべて私たちが作っていますが、素人ですから文章を書くのが苦手という人もいます。それでも『仕事なのでがんばってください』という感じで取り組んでいます」と高村さんは語る。編集会議は週に1度のペースで行われ、Googleのスプレッドシートを利用してネタ出しとスケジュール管理を行っているという。日常的に、社員とコミュニケーションを取る中でネタを収集し、編集会議では、各人が持ち寄ったネタについてその記事が何を目的にしてどんな効果を出せそうかなどを話し合い、担当を決める。「ネタ出しのノルマはなく、出し合ったネタの中で採用になったものはバランスを取りながら担当を決めています。大まかに分野ごとの担当はありますが、同じ人が連続してしまう場合には分担しますし、記事作成が偏れば他の業務を残りの人で分担するなどして調整しています」と高村さん。社外の人へのインタビューも行うが、メインになるのは社内のインタビューや、経営層からのメッセージ発信だ。その人が何をしているのか、どういった人柄なのかを理解するため、普段から広報の人たちは社内のさまざまな部署と交流を深めているという。「メンバーの経験や年齢がほどよくバラけているので、各自がネットワークを広げることでネタを見つけ、出演交渉をしやすくしています」(高村さん)○登場人物には妥協せず、更新頻度も下げない努力オプトには「一人一人が社長」という社是がある。「opt cafe!」もこれをコンセプトにしており、同じ人ばかりでなく、より多くの人に登場してもらえることを考えているという。その工夫の1つが、前述のスタッフの人脈を広げることだ。そしてもう1つの工夫は、社員に「出たい」と思ってもらえるようなメディアにすることだという。「多くの人に読まれ、おもしろいと思ってもらえることが必要だと思います。また、読んでよかったと思えるかどうかも大切です。現在のPVは月2万ほどですが、1年前は8,000程度で、徐々に更新頻度を上げることでPVを伸ばしてきました。また、出演をグループ会社やパートナー会社にまで広げて世の中のキーワードに添った対談を増やしたり、記事を更新したタイミングでFacebookやTwitterでシェアしたり、社内メールで記事の裏話を記載したりもしています」と高村さんは説明した。また、登場した人にとって後悔の残らない記事にすることも大切だという。「出てもらう時は押し売りをしないことを大事にしています。記事チェックも納得してもらえるまで繰り返します。記事の締切はありますが、それを守るためにOKが出ないものを掲載するようなことはしません。1日や2日であれば掲載日を延ばしてでも、チェックを繰り返すということもあります」と、オプトホールディング ビジネスサービス本部 コーポ-レートデザイン部 兼 社長室 広報の田中絢子さんは語る。一方で、更新頻度を保つ秘訣として、取り上げるネタのハードルを上げ過ぎないことを意識しているのだという。体制強化した後も、他の広報業務が忙しくなると、ブログネタが枯渇したり、企画検討に充分な時間が取れないということがたびたびあったそうだが、企画の規模感や内容の濃さにこだわっての掲載延期はしないというルールは作られている。「記事の内容については妥協しませんが、企画や取材の仕込みについては苦労することもあります。また、他の広報業務が忙しく、ブログの企画を考える時間が取れないということもあります。しかし、それで掲載日を延期してしまうと、次も同じように先延ばししたくなります。絶対に更新を止めない、ライトなネタでも良いので記事を止めずにアップすると決めています」と高村さん。専業スタッフがいない中、更新頻度を保つ秘訣がこの方針だという。○より多くの人に「オプトマインド」を伝えるメディアへネタ出しから記事執筆、写真撮影まですべてを社内の広報スタッフが担当する「opt cafe!」は、手づくりのオウンドメディアだ。営業や経営企画出身のメンバーで構成されたチーム故に、不慣れで苦労することも多く、取り上げるネタの是非や、写真の仕上がりなど細かい点までは社内から意見をもらうこともあるというが、そうした反応も糧にしつつ成長していくメディアとなっている。「社内だからこそ率直な反応がもらえるので、ありがたいと思っています。個人的には、社内のネタは社員である私たちが一番持っていますし、理解していると思っているので、このまま手作りで進めて行くのがいいのではないかと思っています」と田中さん。高村さんも「社員が内製でやっているサイトですから、だからこその暖かみや人間感を書き漏らさないように心がけています。わかりやすく伝えることは大切ですが、最終的なメッセージだけを伝えるのではなく、そこに至るプロセスや背景、想いなども省略しすぎないようにしたいですね」と、手作りのメディアの特色を重視していることを語ってくれた。今後の「opt cafe!」については、基本的に現在の路線を維持しつつ、よりPVを伸ばしていくために色々仕掛けていきたいというのが運営陣の意向のようだ。「月間10万PVになったら、おもしろいことができそうですね。このブログに載るということを喜んでもらえるといいなと思っています。今後はさらに社外の人の出演を増やしたいですし、いろいろなコーナーも作りたいと思います。主軸が代理店事業ですから、中の人間がどういう姿勢で、どんな風にサービス提供しているかを理解していただく場として、どの記事からもオプトマインドが感じられるようにして行きたいですね」と高村さんは力強く語った。
2016年01月21日マーケティングにおいて重要とされている「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」という三つの柱。それぞれ手法も目的も異なるが、本稿では「オウンドメディアの価値と効果」について、改めて考えてみたい。オウンドメディアは、紙媒体やWebサイト等で継続的に情報を発信し、読者との長期的なエンゲージを獲得することを目的とする、いわば土台から作り始めるマーケティング手法だ。即時的な効果が得られにくいことや、コンテンツを作り続ける体制が必要なため、企業にとってある程度の負担があることを覚悟する施策でもあるが、成果を挙げる企業も増えている。今回は、スキンケア商品「プロアクティブ」などのコスメ用品の通信販売を行うガシー・レンカー・ジャパンが、短期間で具体的な成果を上げたことで注目される、ニキビに関する情報サイト「ニキペディア」の運営について関係者に取材した。○「お客様の情報の取り方に置いて行かれる」今回お話しをうかがったのは、ガシー・レンカー・ジャパン デジタルマーケティング部 シニアマネージャーの藤原尚也氏と、同サイトにコンテンツレコメンデーションプラットフォームを提供するアウトブレイン ジャパン 社長の嶋瀬宏氏だ。ニキペディアが開設されたのは2014年2月。ニキビに関するさまざまな情報を掲載するWebサイトとして、ガシー・レンカーの通販サイトとは完全に切り離す形で立ち上げられた。同サイトは、1年余りで月間40万UUを達成したほか、通販サイトでのコンバージョン(CV)率が平均2.5%という驚異的な数字を上げるほどに成長した。では、どのような取り組みがこうした成果につながったのだろうか。藤原氏がネット上におけるユーザー行動の変化に気付いたのは2011年頃。タレントを起用したテレビCM中心の従来型のマーケティングが通用しにくくなったと感じていたという。同時に、それまでほぼ相似形を保って推移していたGoogle検索における「ニキビ」と「プロアクティブ」の検索ボリュームが、その頃を境に差を広げ始めたのだ。「本当にニキビに悩んでいる人たちは、違うソリューションを求めて検索しているということが分かりました。お客様の情報の取り方についていけてないんだなと痛感しましたね」(藤原氏)それと同時に、検索量の差分に当たる層――「プロアクティブ」ではなく「ニキビ」で検索するユーザーは、顧客となり得る可能性を持っているとも考えられた。「ニキビ」で検索するユーザーに情報を届けるためにはどうしたら良いか。藤原氏は、ガシー・レンカー本社が米国で始めていた「ACNE.com」をヒントに、別ブランドで情報提供を行うオウンドメディアの立ち上げを企画した。しかし、ひとつ米国とは大きく方向性を変えた部分がある。「米国のサイトは、製品とは別のブランド名で立ち上げながらも、記事内容では"いかに自社の商品が素晴らしいか"を訴えている。そうではなく、さまざまな選択肢がある中でお客様が自分の意志で選ぶことが、これからのデジタルメディアのトレンドとしてベターだと考え、立ち上げの際には"絶対にプロアクティブを勧めないこと"を徹底しました」(藤原氏)○自社商品を勧めないオウンドメディアニキペディアで記事を書いているのは、同社に勤める一般の女性社員。専任は配置せず、全員が通常の業務をこなしながら執筆している。藤原氏がライター陣に求めることは、「純粋に自分がニキビで悩んでいたら何が知りたいか、思ったことを素直に記事にしてほしい」ということだ。マーケティングのセオリーや文章のテクニックよりも、実感や生活感覚が伴う内容であることを重視する。その範囲においてテーマ選びは自由だが、執筆に当たっては条件が2つある。「1つは、ネットの情報を使わないこと。正確な出典を書籍で調べたり、社内で契約するスキンアドバイザーや皮膚科医に相談するなど、本当に自分で悩んで自分で答えを出して書くことを徹底してもらいました。もう1つは、記事1本ごとに検索キーワードを決め、どんな人がどんな状況で検索してその記事を見に来るのか、ペルソナを細かく想定し、スタッフに回覧して全員が納得してから書くということです」(藤原氏)悩んでいる人にとってそれが本当に良いコンテンツになっているのかということを、検索する心理から追求しようという考えだ。また、執筆する段階においては検索の入り口からコンバージョンまでのファネルを想定。「漠然とニキビで悩んでいる人」か「なんとなく自分のニキビの原因がわかってきた人」「商品情報に触れて購入を検討し始めた人」という3段階のうち、どの層に向けて伝えるのかを明確にイメージして記事を執筆してもらう。こうした努力により、ほとんどの記事が公開から一カ月程度で、狙ったキーワードのファーストページに表示されるほどSEO効果を挙げている。当然ながら、この方法でコンテンツを作るには相応の時間と労力がかかる。通常業務を行いながらでは企画した記事が予定通り進まないこともあるが、「量より質を重視する」と藤原氏は話す。そしてニキペディアで特徴的なのが、競合となる他社の商品を"普通に"記事で取り上げていることだ。良い点・良くない点の比較ではなく、まったくのユーザー視点で実際に商品を試して特徴を紹介している。「いくつもの選択肢から何が良いのかを判断するのはお客様であって、僕らではない。選べるようにすることで、お客様が自分で考えて自分で納得して買ってくれる。納得して買えばきっとその商品が好きになるし、継続して使うと思うんです。価格よりも商品に魅力を感じて買ったなら、理解度も高く継続率も高くなるはずです」(藤原氏)○見えてきた課題とそのソリューション運営開始からしばらくすると、記事数の増加につれて徐々にPVが伸びていく一方、課題も見えてきた。検索から記事へ直行するユーザーが多いために、ファネル入り口から商品理解を経由しCVするまでに非常に時間がかかっていたのだ。訪問者が自分で理解を深め、自分で判断するためには、サイト内を回遊してもらうことが必要だと考えた藤原氏は、アウトブレインのレコメンデーションツールに目をつけた。米アウトブレインは、独自のアルゴリズムに基づくレコメンドエンジンにより、読者とメディアを結ぶプラットフォームを提供する企業。2013年に日本法人を設立し、2014年4月より営業開始した。アウトブレイン ジャパンの嶋瀬氏は、藤原氏からの要望に応えフェーズ1から3まで3段階でのツール導入を提案したという。フェーズ1は、同社の持つメディアネットワークにおいて読者に最適化したレコメンド記事を表示させ、トラフィックを送る「Outbrin Amplify」の導入。「SEOに関しては、すでに最適化されていた」(嶋瀬氏)という同サイトにおいて、検索以外の方法で訪問者を増やすことを目的とした。フェーズ2では、読者が関心を持つ可能性が高い記事をオウンドメディア内でレコメンドするウィジェット「Outbrain Engage レコメンデーションエンジン」を導入。サイト内の回遊を増加させ、より深く理解してもらうことを狙った。「アウトブレインの提供価値は、認知の部分にあります。例えば、豆乳はニキビに効くのかという記事ならば『豆乳』と『ニキビ』の関連を知らなくては検索ができません。私たちが匿名読者の閲覧履歴などを基に、興味を持つだろう記事をプッシュすることで、検索で訪問しない層に認知を広めることができます」(嶋瀬氏)同サイトが想定するファネルでいえば、フェーズ1は間口を広げ、フェーズ2はステップの進行を促進する役割を果たしている。さらにフェーズ3として、ページの途中からトップに戻った際にレコメンド記事を表示する「Top Box レコメンデーション」を導入。記事を開いたものの求めていた内容と違った場合に、方向性の異なる記事をサジェスチョンして離脱を防ぎ、さらなる回遊を促す狙いだ。段階ごとに明確な目的をもって導入した施策が、合理的な成果を上げている。○比べることで納得して買ってもらうことの価値興味深いことに、アウトブレインの導入後の効果測定において最も反応が高く、CVにも結び付いているのが、競合商品を紹介する記事だという。藤原氏の狙った「プロアクティブ」以外の検索ワードでサイトにやってきたユーザーの入り口として、競合商品の記事が成果を上げている格好だ。「弊社の商品は、1回買ってもらえば終わりではなく、定期的に使い続けてもらうことが非常に大切です。商品を一層理解してもらうためには、売る側が"いいでしょ"とアピールすることはあまり良くないと思っていて。あえて競合も肯定的に書くことで、お客様がさまざまな方向から比べられるようにしようと考えました」(藤原氏)価値あるオウンドメディアを作るために、良質なコンテンツの提供は不可欠だが、最終的な目的はそこではない。ニキペディアは、1ユーザーがCVに至るまでの"文脈"を、最後まで丁寧に作ることが大切だと気付く事例と言えるだろう。藤原氏は「短期間でここまで成長できるとは想定していなかった」と振り返る。書き手の社員も自分たちの記事によって成果が出ることに手ごたえを感じ、より検索ボリュームの多いキーワードをターゲットにしたり、PVの伸び悩む記事はリライトをするなど、積極的に参加しているようだ。なお、今後は、ユーザーとのより深いコミュニケーションを目的に新たな施策を準備中だという。ニキビに関する検索需要全般を取り込むことを燃料に、読者に響くコンテンツと理解を促すシステムを両輪として、ニキペディアの快走が続きそうだ。
2015年04月30日アイレップは2月17日、オウンドメディア向け運用型SEO「コンテンツオプティマイザー」サービスの提供を開始した。同サービスは、編集や執筆という過程に沿ってタイムリーに改善案を提供し、記事公開時にはSEO観点でも最適化された状態とするもの。納品物は、作業内容や改善提案書、ランキングレポートで、対象検索エンジンはYahoo!JAPANとGoogleとなる。対象言語は日本語だが、その他の言語にも対応可能。導入価格は、個別見積もりにて決定される。
2015年02月18日