世界のセックス・シンボルと謳われたマリリン・モンローの誰も知らなかったラブロマンスを描いた『マリリン 7日間の恋』の公開に先駆けて、主演のミシェル・ウィリアムズが初の来日、3月13日~14日の2日間と短い間だったが、ジャパンプレミアをはじめ各イベントに参加しその魅力をふりまいた。まずは3月13日に六本木ヒルズで行われたジャパン・プレミア。150人以上の観客のほか、レッドカーペットには石田純一、叶姉妹、楽しんご、辺見マリ、佐伯チズといった豪華ゲストが華やかに入場。また舞台挨拶では、年下の青年と恋に落ちる本作の内容と翌日のホワイトデーにちなんで、俳優の遠藤雄弥がプレゼントゲストとしてマリリン・モンローが愛したシャンパンを持って登場した。●ゴールデングローブ賞主演女優賞やアカデミー賞主演女優賞ノミネート、おめでとうございます。世界中からその演技力を称えられましたが、今どんなお気持ちですか?ミシェル:とても幸運でした!頭がボーっとして、覚えていないんです(笑)。●知らない人がいないのではないかというくらい有名な実在の人物、マリリン・モンローを演じるというオファーをもらったとき、どのような気持ちでしたか?不安やプレッシャーはありましたか?ミシェル:12~13歳の時に、部屋の壁にマリリンのポスターを貼っているくらい、彼女が好きで彼女に見守られていました。不安といううより、自分自身にかけるプレッシャーがとても大きかったです。顔の表情やしぐさ、準備に10ヶ月間かけました。彼女の作品をたくさん見て、運転中や歩いている時もずっと彼女の声聞いていました。●今年で没後50年を迎えますが、マリリンが今もなお愛され続ける理由はなんだと思いますか?ミシェル:たくさんあるけれど、50年経っても神秘性・ミステリーな感じがすることだと思います。●最後に、これから映画をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。アイコン化されている彼女ではなく、パーソナルな内面を見てほしい。今日は、本当にこの場にいることが出来て嬉しい。足を運んでいただいてありがとうございます!!※ここでプレゼントゲスト、遠藤雄弥がご登場遠藤:今日はホワイトデーにちなんでのプレゼントでしたが、ミシェルさんどうですか?日本にはバレンタインデーのお返しに、男性から女性へプレゼントするホワイトデーが存在するんですよ。ミシェル:とても素敵な伝統ですね!アメリカにもあってほしいです。●遠藤さんは、数々のドラマ・映画に出演する活躍中の俳優さんですが、本作品はご覧になっていかがでしたか?遠藤:美しさが際立っていたのが印象に残っています!僕は、マリリン・モンローの作品を見たことがないので、同じ表現者として共感する部分もありました。●この映画は、マリリン・モンローが年下の新人助監督の青年と恋に落ちるラブロマンスですが、もし自分がコリンの立場だったらどうしますか?遠藤:ほっぺたをつねりますね!!(笑) 自分が7日間、耐えられるのかが心配です(笑)。ジャパンプレミアの翌日3月14日は、3月28日(水)まで「“マリリン”ポスター回顧展」を開催している代官山蔦屋書店に登場したミシェル・ウィリアムズ。作品の舞台となった映画『王子と踊り子』のポスターにサインをするなど、記念のパフォーマンスを披露した。●初来日とののことですが、初めて日本に来た感想はいかがですか?ミシェル:本当にジャーナリストやスタッフなどに限らず、出会った方すべてにこんなに親切にしてくれて、楽しい冒険をさせて頂きました。●公開記念で、“マリリン”ポスター回顧展をこちらで開催しているのですが、昔のマリリンの映画ポスターをご覧になって、いかがでしょうか?ミシェル:とても綺麗で、一晩中いても良いです。こんなに沢山のマリリン・モンローの出演作のポスターを見るのは初めてなので、ワクワクしています。後で歩き回りたいと思います。●マリリンの映画の中で好きなものは何ですか?ミシェル:『王子と踊り子』は私にとってとても特別な作品です。後、『お熱いのがお好き』は何度でも初めて見たかの様に見れる作品だと思います。●ポスターはどの作品のがお好きでしたでしょうか?ミシェル:ナイアガラのポスターは居間に飾ってもいいくらい素敵だと思います。あのポスターが今日、無くなったら、犯人は私です(笑)。来日の締めくくりは記者会見。マリリン・モンローが実際に泊まった帝国ホテルでの会見を受け、魔法の様なめぐりあわせだと語り、また、愛娘たっての希望で日本へ寄付金を持ってきた、初来日となったミシェル・ウィリアムズの魅力に会場は包まれた。また、花束ゲストとして西山茉希が登場、ミシェルの来日を歓迎すると共にマリリン・モンローの50年もの間、秘められた恋と年下の恋愛について語り合った。●好きな日本語はなんですか?ミシェル:モシモシ。(会場:笑)●ここ帝国ホテルは、マリリン・モンローがジョー・ディマジオとの新婚旅行の際に宿泊したホテルです。まさに、このような記者会見も行われました。今、どんなお気持ちですか?ミシェル:魔法のようなめぐりあわせだと、すごく思います!「王子と踊り子」を、マリリン・モンローが演じた時が、今の私と同じ年齢でしたし、このロケーションも実際にマリリンが使っていたということで、とても嬉しいです。●ミシェルさんも、マリリンと同じ境遇でイギリス人の俳優に囲まれ撮影に臨んだかと思いますが、イギリスでの撮影時の思い出はありますか?ミシェル:王子と踊り子の撮影の時とは時代が違うので、今のイギリスの製作スタッフはすごく優しいウェルカム体制でした。●お気に入りの撮影場所はありましたか?ミシェル:どれも全て特別なロケ―ションでした。中でも、パークサイド・ハウスでは、よりマリリン・モンローを感じることができたと思います。本人が実際に使った場所で、この役ができて良かったです。●マリリン・モンローが生き返って、本作品を見たらどんなことを言ってもらいたいですか?ミシェル:とても恐れ多くて、わからないです。逆に、私が「どうだった?」と聞きたいです(笑)。●マリリン・モンローと言えば、寝ている時に着ているのはのはシャネルの5番という話がとての有名ですが、これは、日本にマリリン・モンローが来日した際に話したとのことですが、ミシェルさんは、何をつけて寝ているのですか?ミシェル:世界で数人しか知らない、秘密です(笑)。●今回、実はミシェルさんと6歳になる娘さんが、昨年3月におこった、東日本大震災で被害を受けられた被災者の方々への寄付をしたいとのことで、その寄付金を頂戴致しました。この寄付金を角川書店にてお預かりをし、後日責任を持って、福島県の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付をさせて頂きたいと思います。ミシェル:昨年の3.11には娘もショックを受け、『何か日本のために出来ることはない?』って聞かれたんで、(寄付をするための)ガラス瓶を置くことにしたの。そこにマチルダがお手伝いをしたりするとミシェルがお小遣いをいれてあげるにしたの。今回来日があったために、一杯になったガラス瓶を持ってきました。今回、それを寄付したいと思います。※ここで花束ゲスト、西山茉希が登場●実際にミシェル・ウィリアムズさんにお会いしていかがですか?西山:映画の印象よりも小柄で、でもマリリンと同じ様な魅力を持ち合わせている方だなと思いました。●この作品ではコリン・クラークとの、50年間封印されてきた“秘められた恋”が描かれていますが、もし自分がマリリンの立場だったらどうしますか?西山:自分がその立場に立つことはないと思いますが、やはり周りにとらわれずに、素敵な感情で生きる2人を感じて、私は人間的に好きだし、素敵だと思いました。・ 『マリリン 7日間の恋』スペシャルサイトはこちら 人物情報・ミシェル・ウィリアムズ1980年、アメリカ生まれ。大ヒットTVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」(98~03)で、一躍人気を集める。『ブロークバック・マウンテン』(05)では、放送映画批評家協会賞を受賞し、インディペンデント・スピリット賞、英国アカデミー賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。さらに『ブルーバレンタイン』(10)では、アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、本作では、ゴールデン・グローブ賞・ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされている。マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、3月24日より公開!
2012年03月21日待望の初来日を果たした女優のミシェル・ウィリアムズが3月14日(水)、東京・千代田区にある帝国ホテルで記者会見を行い、娘のマチルダちゃんと一緒に貯めたという義援金を「東日本大震災ふくしまこども寄付金」に寄付すると発表した。金額は非公表。「昨年の震災には、私も娘も大変ショックを受け、胸を痛めたの。そんなとき、娘が『日本のために何ができるの?』って聞いてきたから、『ガラス瓶にお小遣いを貯めてみたら』とアイディアを出したの」とミシェル。日本への愛あふれる行動に、会場からは大きな拍手が起こった。ミシェルが演じるのは“世界のセックス・シンボル”として、人々を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンロー。年下の助監督との秘めたる恋愛を通して、彼女が世間の抱くモンロー像と、苦悩を抱える等身大の自分との間で揺れ動く姿が、切なく描かれる。前日に行われたジャパン・プレミアでは、往年のマリリンを彷彿させる純白の「アレキサンダー・マックイーン」のドレスで登場したミシェルが、この日会見に選んだのは「ヴァレンティノ」の赤いドレスに、「ジュゼッペザノッティ」の靴。昨夜から一転し、キュートさが際立つコーディネートが目を引いた。出演映画はもちろん、テレビやラジオに出演した際の資料にも触れ、自身の“マリリン像”を作り上げたというミシェルは、役作りを通して「マリリンがいかに作品作りに真剣に取り組んでいたか。そしていかに寛容で、デリケートで、深い思いやりと悲しみを抱えていたかを知ることができた」。最も好きなマリリンの出演作は『お熱いのがお好き』(’59)だと言い、「最高の状態だったマリリンが、最高の作品に出演した。そんな作品ね」と語った。マリリン自身も同作でゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞しており、不思議な縁を感じさせる。不思議な縁、といえば記者会見が行われた帝国ホテルは1954年にマリリンが初来日した際に宿泊し、記者会見も行った場所で「魔法にかかったような、幸福なめぐり合わせね」とミシェルもご満悦。マリリンが「寝ているときに着るのは、シャネルの5番だけ」という名言を生んだのも実は帝国ホテルでの会見だったが、「寝ているときに着るものは?」と同じ質問をされたミシェルは「それは秘密よ…」とはにかむばかりだった。会見には年下の俳優・早乙女太一と交際中のタレント・西山茉希が花束ゲストとして登場し「自分のことを理解してくれる人と、心を開いて通じ合いたいと思うのが人間。周りにとらわれず、素直な感情で生きる2人は人間的で素敵だと思った」と映画の感想を語っていた。『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼントマリリンの素顔に迫る『マリリン 7日間の恋』女性限定試写会に25組50名様ご招待ミシェル・ウィリアムズ来日!『マリリン 7日間の恋』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待
2012年03月14日米女優のミシェル・ウィリアムズが待望の初来日を果たし、3月13日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで最新作『マリリン 7日間の恋』のジャパンプレミアに出席した。本作で第84回アカデミー賞の主演女優賞候補となり、第69回ゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞しているだけに、ミシェル自身も作品への思いは格別。持ち前の愛くるしさに、女優としての自信と貫録が加わった満面のスマイルで、日本のファンの声援に応えていた。ミシェルが演じるのは“世界のセックス・シンボル”として、人々を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンロー。年下の助監督との秘めたる恋愛を通して、彼女が世間の抱くモンロー像と、苦悩を抱える等身大の自分との間で揺れ動く姿が、切なく描かれる。先日行われたアカデミー賞の授賞式に、「ルイ・ヴィトン」の真っ赤なドレスをまとって登場し、米ファッション誌「ヴォーグ」が選ぶ“今年のアカデミー賞”ベストドレッサー第2位に選ばれたミシェル。この日はスレンダーなボディラインを際立たせた「アレキサンダー・マックイーン」の純白のドレス姿で“21世紀によみがえったマリリン”を見事体現!靴はヴァレンティノ。胸元を飾るのは「フォーエバーマーク」のネックレスと全体的に華やかさを演出する、さすがの“達人技”を披露してくれた。「コンニチハ!(初来日の感想は?)サイコウ!」と日本語で挨拶し、「日本ではtea ceremony(お茶会)が楽しみ」と胸を躍らせた。そんな彼女にとって、マリリン・モンローはティーンの頃からの憧れだといい「寝室の壁にマリリンの写真を貼っていたわ。毎晩、私のことを見守ってくれたの」。それだけに、マリリンを演じることへのプレッシャーも大きかったそうで「役作りには10か月をかけたの。彼女の出演作を全部観て、本も読んだ。常に彼女の声をiPodで聞いていたわ」とふり返る。そんなマリリンの魅力は「亡くなって50年が経ったいまも神秘的な存在である点ね。この映画は、アイコン化された彼女の下にあるパーソナルな素顔を見せてくれるはず」とアピール。年下の男性と恋に落ちるストーリーにちなみ、舞台挨拶には若手俳優・遠藤雄弥がゲスト登壇し、ミシェルにシャンパンを手渡した。『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼントマリリンの素顔に迫る『マリリン 7日間の恋』女性限定試写会に25組50名様ご招待ミシェル・ウィリアムズ来日!『マリリン 7日間の恋』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~
2012年03月13日『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』『ハリー・ポッター』など数々の映画音楽を手がけてきた音楽家ジョン・ウィリアムズ氏が8日に80歳の誕生日を迎えた。現在も映画音楽の世界の先頭を走る彼が、第84回アカデミー賞で作曲賞でノミネートをうけた作品が、朋友スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『戦火の馬』だ。その他の写真スピルバーグ監督は、撮影や編集など主要スタッフを変更することなく幅広いジャンルの作品を発表し続けているが、その中でも決して変わることのない“不動のタッグ”を築いているのが音楽を担当するウィリアムズ氏だ。1974年に『続・激突!カージャック』でコンビを組んで以来、ふたりは数々の名曲を生み出してきた。『ジョーズ』では弦楽器の旋律だけでサメの襲来を伝え、『未知との遭遇』では5つの音だけで宇宙人と交信するシーンを演出。一方、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』では若い頃の音楽経験を活かしてジャズ風の音楽を生み出すなど、ウィリアムズ氏はジャンルを横断しながら作品を作り続けるスピルバーグ監督のリクエストにしっかりと応えてきた。そんなふたりの最新作が、第一次大戦下の過酷な状況の中で生き抜く“奇跡の馬”ジョーイと、彼を愛する少年アルバートら人間との絆を壮大なスケールで描いた『戦火の馬』だ。ウィリアムズ氏は作曲作業に入る前にカリフォルニアの馬牧場に訪れ、馬をじっくりと観察するほどの力の入れようで、「この作品は音楽的にとても豊かな機会でした。なぜならこれが人間と動物の両方を描いたものであるだけでなく、3つの国々にまたがったストーリーだからです。これは様々な側面と感情的な内容をたずさえた音楽的旅路でもあるので、私はあの時代の雰囲気を反映させた、つまり情熱的で私的で悲劇的な音楽にする努力をしました」とコメントしている。本作の音楽は、ジョーイの長い旅の局面に合わせて旋律やタッチが変化していく手のこんだもので、90人の演奏家たちがウィリアムズ氏曰く“録音作業というよりも、どちらかと言えばコンサートに近いような”雄大かつ躍動感のある演奏を披露。感動的な物語を音楽面でしっかりと支えている。『戦火の馬』3月2日(金)全国ロードショー『戦火の馬』 オリジナル・サウンドトラック音楽:ジョン・ウィリアムズ2月22日(水) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより発売価格:2520円(税込)(C)DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2012年02月08日ミシェル・ウィリアムズとユアン・マクレガーが共演するサスペンス・ムービー『ブローン・アパート』の日本での公開が正式に決定。ミシェルは恋人との情事の最中に夫と息子をテロでなくし、罪悪感と喪失感に苛まれる女性役を、ユアンはその情事の相手の新聞記者を演じており、このテロにまつわる陰謀、驚愕の真実が少しずつあぶり出されていく。10代の頃からキャリアを積み、2005年の『ブローク・バック・マウンテン』では故ヒース・レジャーと夫婦役を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネート、近年では『脳内ニューヨーク』、『シャッター アイランド』などの話題作に出演しているミシェル。今回演じるのは名前が明かされない主人公“若い母親”。物語の舞台はロンドン。幼い息子と警察官の夫をサッカー観戦に送り出し、恋人との情事を楽しむ“若い母親”の目に、TVが映し出すスタジアムで起きた自爆テロの惨劇の映像が飛び込んでくる。夫と息子を失い、罪悪感と喪失感で心を引き裂かれるが、彼女の情事の相手で新聞記者であるジャスパーは、この事件に関して警察がひた隠しにしている驚くべき真実を彼女に知らせる――。原作は、オサマ・ビン=ラディンへの手紙という斬新な語り口で世界的なベストセラーとなった「息子を奪ったあなたへ 」(クリス・クリーヴ著/ハヤカワepi文庫)。故ヒース・レジャーとの間にもうけた娘の母親でもあるミシェルだが、私生活で母親になったばかりの時期に本作の製作に携わることになった。母親になって全ての見方が変わったという彼女にとって、欲望と母性の両方を抱える若い母親役は「ずっとやりたいと思っていた役」だったという。「砂嵐に巻き込まれているような気持ちだった。悲しくて前が見えないの」とこの役を演じての心境を明かす。そして映画については「ひとりの母親が、自責の念に苛まされながらも次第に解放され、愛を感じていく感動的な物語」と描写。「どんな女性でもこの若い母親に共感できると思います」と語る。女性監督のシャロン・マグアイア監督もまた、ミシェルと同じ時期に母親になった。ミシェル演じる“若い母親”について「良き母親であると同時に、欲望を抑え切れない罪深い女です」と説明し、「この作品の登場人物は、みな罪深い。そこが気に入っているところです」と語る。そして、もうひとりの重要人物、“若い母親”の恋人であり、新聞記者としてテロ事件の真実を追うジャスパーを演じるユアン。監督は、ユアンを思い浮かべながら「不完全な人間だけど憎めない。そしてセクシーな男として」このキャラクターを描いたそう。まもなく公開の『アメリア 永遠の翼』では実在のパイロット、さらに東京国際映画祭で上映されたロマン・ポランスキー監督作『ゴースト・ライター』では政治的な陰謀に巻き込まれるライター役と、多彩な役柄を演じ続けるユアン。本作では“若い母親”、そしてテロ事件との遭遇をきっかけに、ジャスパーが変化していくところも見どころとなっている。ユアンはミシェルが演じた“若い母親”という役柄を「いままで読んだ脚本の中で一番素晴らしい女主人公」と語り「ミシェルが演じると圧倒された。彼女は難しい役を完璧に演じたよ!」とその演技を絶賛している。ちなみにミシェル自身はアメリカ出身だが、撮影1か月前にロンドン入りし、この“若い母親”が育ったロンドンの下町、イーストエンドのなまりを体得した。自責の念に駆られる“罪深き”主人公をミシェルがどのように演じているのか?ユアンとの絡みも注目の『ブローン・アパート』。1月29日(土)より銀座シネパトスほか全国にて順次公開。■関連作品:ブローン・アパート 2011年1月29日よりシネパトス銀座ほか全国にて順次公開© 2008 CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION/INCENDIARY LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2010年11月22日ジョン・トラヴォルタとロビン・ウィリアムズの初共演作にして、トラヴォルタの妻および娘まで出演して製作された『オールド・ドッグ』のDVDがリリースとなり、その爆笑予告編が到着した!トラヴォルタ&ロビンのコンビは公私にわたる親友である、独身中年オヤジ役。ロビン演じるダンは、女性運に見放されたバツイチで、トラヴォルタ演じるチャーリーは、シングルライフを謳歌する独身貴族。ところがそこへ、ダンが7年前に一夜を共にした女性が現れ、そのときにできた彼の子供だという双子を彼の元に置いていく…。突然、“パパ”として奮闘することになったダンとそれに付き合うハメになったチャーリー。それはハプニングと惨劇の連続で…。トラヴォルタ&ロビンのオヤジ2人の共演&奮闘ぶりも魅力だが、加えて注目は“トラヴォルタファミリー”の総出演!トラヴォルタの妻ケリー・プレストンが、ダンの7年前の一夜のお相手を演じているほか、男の子と女の子の双子のうちの女の子の方を夫妻の9歳の娘エラ・ブルーが演じている。今回到着した短い予告編だけでも十分に笑わせてくれるのでまずはこちらをチェック!『オールド・ドッグ』DVDは発売中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『オールド・ドッグ』DVD発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン価格:3,360円(税込)発売中© Disney■関連作品:オールド・ドッグ■関連記事:トラヴォルタ一家が総出演!『オールド・ドッグ』DVDを3名様プレゼント笑顔が戻ったトラヴォルタ・ファミリー、新作プレミアに出席ジョニー・デップ『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作に出演決定
2010年09月10日