「エミリー、パリへ行く」シーズン2の製作が始まっていることが明らかになった。主演・プロデューサーのリリー・コリンズが自身のインスタグラムで発表した。リリーは「ハイ、みんな!とてもワクワクするニュースがあります」と冒頭にカメラ目線で呼びかける動画をアップ。その後、次々とのほかのキャストも登場し、「私たちは戻ってきます!」「みんなと一緒に撮影現場に戻るのが楽しみでしかたない!」とうれしそうにシーズン2の製作を報告している。ドラマの中ではリリー演じるエミリーのちょっと意地悪な上司役シルヴィーを演じているフィリピーヌ・ルロワ=ボリューが、ご機嫌な様子で歌っている姿は要注目だ。「エミリー、パリへ行く」は、シカゴからパリに移って働きだしたエミリーが、アメリカとフランスの文化の違いに悩みながらもたくましく成長していく物語。シーズン1はゴールデングローブ賞の作品賞、主演女優賞にノミネートされるという高い評価を得た。エミリーをはじめ、キャストのファッションが華やかなのも特徴で、衣装デザイナー組合賞にもノミネートされた。Netflixによると、昨年10月2日の配信初日から28日間で5800万世帯が視聴。2020年のNetflixのコメディ作品で最も人気が高い作品となった。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年05月04日ローマン・ゴティエは今年、ブランド創立15周年を迎えました。ブランドの節目となる年に新作、インサイトマイクロローター・スケルトンを発表します。2005年のブランド誕生以来高い評価を受ける「手作業の仕上げ」をご堪能いただけるモデルです。本作は自社製自動巻きキャリバーをスケルトン化し、高級時計の伝統を重んじた最新鋭のスケルトンウォッチを目指したものです。そのために、ただスケルトン化するだけでなく、受け(ブリッジ)と地板の素材を超軽量チタンへと変更したうえで、それぞれに面取りが施されています。面取りとはスイス時計産業の伝統的な部品の装飾技法の一つで、角を切り落とし、面を整え、磨きあげます。インサイトマイクロローター・スケルトンではムーブメントの面取りだけで250時間以上を費やします。インサイトマイクロローター・スケルトンはカスタムオーダーモデルです。各国の正規販売店において、お好きなケース素材、文字盤色、面取り面の仕上げなどをお選びいただくことができます。インサイトマイクロローター・スケルトン ストーリーインサイトマイクロローターのスケルトン化技術的観点と美的観点から、すべてのムーブメントがスケルトン化できるわけではありません。ゴティエは次のように述べています。「プレスティージHMやHMSをスケルトン化すると、大きなスペースが空いてしまうため肌が見えすぎてしまいます。逆にロジカルワンはスケルトン化できる部分がほとんどありません。その点、インサイトマイクロローターはスケルトン化に適していると言えます。」インサイトマイクロローターは自動巻きの三針モデルであり、自社製自動巻きムーブメントは22Kゴールド製の両方向巻き上げのマイクロローターを搭載しています。2つの「受け(ブリッジ)」の間を回転するマイクロローターは文字盤側、ケースバック側双方からご覧いただけます。摩擦を最小限にし、耐摩耗性に優れるルビーベアリングを使用しているため、その動きは滑らかであり音を立てません。また直列に配置された2つの香箱を効率よく巻き上げます。フルに巻き上げた状態で80時間のロングパワーリザーブを有します。ゴティエは次のように表現します。「受け(ブリッジ)の形、テンプやマイクロローターの位置、香箱と歯車のレイアウトから、このムーブメントをスケルトン化することに新たな可能性を感じました、隠れていたディテールが見えることでさらなる感動をもたらすことができるのではないかと。」素材の選定:超軽量チタンインサイトマイクロローター・スケルトンは、地板と8個の受け(ブリッジ)がスケルトン化されています。地板と受け(ブリッジ)はこれまで真鍮で作られていましたが、スケルトン化に必要な強度と軽さを確保するためにグレード5チタンを採用、ムーブメントの重量は28gから16gになりました。またグレード5チタンはガルバニック処理をせずとも自然な色味を実現し、手作業で磨きを施すこともできます。ローマンは次のように述べます。「チタンを理想通りに加工するのは本当に難しいです。一つ一つのパーツの完成には、既存の素材より多くの工程が必要です。機械もすぐにダメになってしまいがちです。火事の危険もあるので夜中に無人で機械を動かすこともできません。そして何よりオペレーターの手腕が問われます、±2ミクロンの範囲内で仕上げなければならないのですから。ほんの少し穴が小さいだけで、時計師が軸受けの石を置いた際にパーツが割れてしまうのです。」手作業による仕上げの最高峰チタンを加工することよりも、さらに大変なのが手作業による仕上げです。2005年のブランド誕生以来、高い評価を受ける「手作業による仕上げ」。その代表的なものが面取りです。面取りの美しさは、表面と側面の間の部分に面を作り、その面に磨きを施すことで生まれます。面取りは次のような工程に分かれます。1.スチールのやすりで丸みを帯びた面取りを行う 2.アルミナで面を整える 3.エメリーペーパーを用いて仕上げる 4.ジャンシャン(ジュウ渓谷に自生するリンドウの一種)の茎からできた棒とダイアモンドペーストを使用して磨く受け(ブリッジ)と地板のスケルトン化は、高いスキルをもつ面取りのチームをもってしても、初めての取り組みばかりでした。まずスケルトン化に伴い、156もの角が生まれました。とくに内側の角は手作業で使う道具が入りにくく、困難を極めました。そしてチタン特有の素材の問題もつきまといました。ローマン・ゴティエの面取りチームの責任者であるシルヴィー・デヴォ―は次のように述べます。「面取り職人としてのキャリアは17年になりますが、チタンをこれほどまでに用いたムーブメントに携わったのは初めてです。これまで真鍮、スチール、金、洋銀などを扱ってきて、チタンもロジカルワンのコンスタントフォース機構の部分に用いていますが、この部分だけでも手作業での仕上げに約20時間費やします。インサイトマイクロローター・スケルトンは私自身や私のチームにとって、まさに未知への挑戦でした。チタンは、加工はもちろん手作業の仕上げも困難を極めます。真鍮に面取りを施すのに比べ、すべての工程において時間がかかります。時には同じ工程を繰り返さなければなりません。また、小さな粒子が素材に傷をつけ、スポットが残ってしまった時はやり直さなければなりません。実際、ローマン・ゴティエの面取りのスペシャリストが、インサイトマイクロローター・スケルトンのナチュラルチタン製の地板と8個の受け(ブリッジ)のすべて面取りを施すのに250時間以上かかります。この250時間は純粋に面取りにかかる時間です。手作業もしくは手で動かす機械を用いるムーブメントの装飾はさらに時間を要します。ハンドフロスティング、サーキュラーグレイン(円形装飾)、スネイル仕上げなどを施し、さらに100時間以上かかります。シルヴィー・デヴォ―は述べます。「インサイトマイクロローター・スケルトンは精神面のスタミナが試されます。1ヶ月半にわたり、1日8時間集中しなければなりません。マラソンのようなものです。ゴールにたどり着くまで、あらゆる部品の角という角に面取りを施さなければなりません。」今回のインサイトマイクロローター・スケルトンにおいては従来の面取りの仕上げに加え、面取り面のマット仕上げもお選びいただけます。主張をやや抑えた仕上げの方法であり、スチールのやすりで削り、面を整え、エメリーペーパーで仕上げ、従来の最後の工程を敢えて行わずマットな質感を残したものです。スケルトンウォッチとなり、新たに見えるディテールの世界手作業によりスケルトン化された受け(ブリッジ)と地板により、新たなディテールが現れました。1時位置と3時位置の間には、巻き上げと時刻設定の機構が、S字のネジ頭をもつネジとともに見られます。5時位置にはスネイル仕上げが施された主ゼンマイ、7時位置にはサーキュラーグレイン(円形装飾)が施され、美しく面取りされた円形のアーム。6時位置には鼓動を刻むテンプはまるで浮かんでいるようであり、地板を丸くくり貫いて特徴的な空間が用意された9時位置ではマイクロローターがスイングしています。シースルーバックからは、ムーブメントをより良く鑑賞することができます。ここでもまた、マイクロローターが主役となり、この装置の両方向回転を可能にする逆転歯車から始まる輪列の動きにトルクを伝達しています。美しく装飾された主ゼンマイと歯車はスケルトン化に伴い、より見えるようになりました。受け(ブリッジ)が描く曲線は、それらに取り付けられた直線状のプレートと完璧なバランスを見せています。「インサイトマイクロローターをスケルトン化することで、ディテールをより楽しんでいただけるようになったと思います。この時計を着用した人は、歯車をはじめとする動くパーツを見て、ムーブメントを一層楽しむことができます。また、スケルトン化したことで時計にさらなる立体感が出ました。結果として、理想的なスケルトンウォッチができたと思っています。」―― ローマン・ゴティエカスタムオーダーモデルとしてお客様と作り上げる時計インサイトマイクロローター・スケルトンは、カスタムオーダーモデルです。お好きなケース素材、文字盤色、面取り面の仕上げなどをお選びいただきます。これは、中世の西洋貴族文化における「顧客と時計師」のような関係を築き、顧客のオーダーに応えるブランドとしての取り組みの一環です。例えば、ケースは18Kレッドゴールド、18Kホワイトゴールド、プラチナ、ナチュラルチタン、ブラックチタンよりお選びいただけます。写真のモデルは18Kレッドゴールドケースです。グランフーエナメル文字盤はハンドフロスティングによりマット仕上げが施され、18Kレッドゴールド針、インデックスは白色と金色です。ムーブメントの受け(ブリッジ)と地板は面取り面がマット仕上げです。またマイクロローター、ロゴのプレート、てんぷは金色で統一されています。ストラップはグレーのナチュラルラバーストラップと18Kレッドゴールドピンバックルです。カスタムオーダーでカスタマイズできるのはケース、文字盤、ムーブメント、ストラップ、バックルと多岐に渡ります。(詳細は次項記載)インサイトマイクロローター・スケルトン 仕様 機能 および 表示オフセンター時表示、 分・スモールセコンド表示、自社製自動巻きムーブメント(手作業によりスケルトン化と面取りが施された、ナチュラルチタン製の受け(ブリッジ)と地板)、22Kゴールド製両方向回転マイクロローター、 80時間パワーリザーブを実現するダブルバレル文字盤 および 針グランフーエナメル製文字盤、 スケルトン化された時分針、スモールセコンド【カスタマイズ内容】時分秒針の素材・色、グランフーエナメル文字盤の従来仕上げ/マット仕上げ、ローマ数字/アラビア数字ムーブメントおよび仕上げサイズ:32.1mm × 6.8mmパワーリザーブ:80時間石数:33部品数:206振動数:毎時28,800回/4Hz部品の素材:22Kゴールド製マイクロローター、 スチ―ル、 ステンレススチール、 ベリリウム銅、 真鍮、 洋銀【カスタマイズ内容】受け(ブリッジ)と地板における面取り面のポリッシュ仕上げ/マット仕上げ、プレート上のエングレービング文言ケースサイズ:39.5mm × 12.9mm (最も高い位置)防水性:50m/5気圧風防およびシースルーバック:内側にも反射防止加工をしたサファイアクリスタル2時位置に巻き上げおよび時刻調整用リューズ【カスタマイズ内容】ケース素材(18Kレッドゴールド、18Kホワイトゴールド、プラチナ、ナチュラルチタン、ADLCチタンより選択可)ストラップ および バックル【カスタマイズ内容】ナチュラルラバーストラップ/ハンドステッチアリゲーターストラップ(色選択可)、ピンバックル/Dバックル(ケース素材に合わせたものとなります。但し、プラチナケースを選択した場合は、バックル素材は18Kホワイトゴールドとなります。)価格18Kレッドゴールドケース:マット仕上げの面取り 1,370万円(+税)~18Kレッドゴールド:ポリッシュ仕上げの面取り 1,720万円(+税)~18Kホワイトゴールドケース:マット仕上げの面取り 1,420万円(+税)~18Kホワイトゴールド:ポリッシュ仕上げの面取り 1,770万円(+税)~ナチュラルチタンケース:マット仕上げの面取り 1,330万円(+税)~ナチュラルチタンケース:ポリッシュ仕上げの面取り 1,680万円(+税)~ブラックチタンケース:マット仕上げの面取り 1,350万円(+税)~ブラックチタンケース:ポリッシュ仕上げの面取り 1,700万円(+税)~プラチナケース:マット仕上げの面取り 1,700万円(+税)~プラチナケース:ポリッシュ仕上げの面取り 2,050万円(+税)~ローマン・ゴティエローマン・ゴティエはスイス・ジュウ渓谷の高級時計ブランドです。2005年に創業し、2020年はブランド創立15周年を迎えました。創業者であるローマン・ゴティエは、スイス高級時計産業発祥の地であるジュウ渓谷の伝統的な時計作りの継承者であり、同時にエンジニアのバックグラウンドを活かした理論的なアプローチを、伝統的な時計作りと組み合わせることで世界の時計愛好家から高い評価を得ています。2013年にはジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリ(GPHG)のベストメンズコンプリケーション賞グランプリを受賞しました。すべての時計はムーブメントも含めてローマン・ゴティエ本人により設計され、彼の指揮の下、自社工房にて仕上げまで行われます。極めて高いレベルの仕上げを有するのが特徴です。年間生産本数は約60本です。ローマン・ゴティエ正規販売店タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-8TEL 03-3211-4111営業時間10:00~19:30カミネ 旧居留地店〒650-0036 神戸市中央区播磨町49旧居留地平和ビル1TEL 078-325-0088営業時間:10:30~19:30企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月28日1月22日より開催中の「サロン・デュ・ショコラ 2019」は、日本での開催は今年で17回目を迎えた。世界中から特別なチョコレートが集まる“ショコラの祭典”の開催前夜に行われた恒例の前夜祭の記者会見では、国内外から集結した約70名のパティシエが登壇。約70名の才気溢れるパティシエたちが集う様は何度見ても壮観!サロン・デュ・ショコラ パリ主催のシルヴィー・ドゥースさんは今年パリにて開催される「サロン・デュ・ショコラ・パリ」は25周年を迎えるにあたり、パリのグラン・パレに加え、ポルト・ド・ベルサイユのホール4でもパティシエたちともう一つのサロン・デュ・ショコラを行うと発表。さらに、今年の11月15日から17日まで、しばらく開催されていなかったNYでの開催も決定するなど、今後の世界へチョコレートの魅力のさらなる拡大を感じさせた。今年のテーマは“自然”。自然由来のルビー色で注目の「ルビーチョコレート」や、恒例の複数のブランドが競演するセレクションボックスにも「フルーツ」をテーマにしたものが登場。フレデリック・カッセルではカカオ農園を守る活動「カカオ・フォレスト」から生まれたショコラも並ぶなど、産地のみならず、生産体制にもこだわったブランドも増えている。フレデリック・カッセルの良質なカカオ生産の存続を目指すプロジェクト「カカオ・フォレスト」から生まれたショコラアソート「デクヴェルト」(6個入り 税込3,024円)東京限定で販売されるコブミカン、ウーロン、タイム&ハチミツなど5種類がセットになったエドワート ショコラティエ パリの「秘密の園」(9個入り 4,104円)ル・フルーヴのルビーチョコレートを使ったショコラとピスタチオのショコラがセットになった「エタンセル」(6個入り 税込2,484円)今回は商品の販売に加え、会場内で楽しめるイートインコーナーやテイクアウトアイテムの数を約2倍に増加。作り立てのデセールやドリンクから漂うカカオの豊潤な香りで、食欲を刺激している。アンリ・ルルーではイートイン商品としてチョコレートドリンクを販売。3種類のうち、こちらは「ポワソン・ショコラ・ノワール」(税込756円)ラ・メゾン・ジュヴォーでは2種類のショコラ・ショーを販売。こちらは「P1」(税込651円)で、プチメレンゲがついている。テイクアウト用に小さめサイズで飲み比べできる「ききショコラショーセット」(税込1,188円)も用意。会場内にはフォトスポットやフォトスペースも用意され、SNS発信も意識した仕掛けも用意されています。会期は1月29日まで。入場には日時指定の入場チケットを販売となっているが、平日15時以降は当日券も販売される。イベント会場ではもはや欠かせないものとなったフォトスポットも複数用意。【イベント情報】サロン・デュ・ショコラ2019会期:2019年1月22日〜1月29日会場:新宿NSビル地階 イベントホール住所:東京都新宿区西新宿2-4-1※1月22日はエムアイカード会員内覧日
2019年01月22日パリを訪れてヴィンテージショップに立ち寄らないなんて、築地に行って魚を食べないようなもの!洋服文化の礎を築いた国には、素晴らしいお宝が今もたくさん眠っているのだから、絶対に見逃すべきではない。なかでも、パリのベストヴィンテージストアと呼び声が高いのは「サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ(THANX GOD I’M A V.I.P)」。DJとしての顔を持ちながら、洋服にも豊富な知識を持つオーナーシルヴィー(Sylvie)が同名のお店をエティエンヌ・マーセル(Etienne Marcel)に1994年にオープンさせたのが全ての始まり。センスの良さと音楽性の高さから、モード、メディア、音楽界など時代を率いたクリエイターたちに愛される人気のスポットとなった。しかし音楽が先行し過ぎた状態に嫌気がさしたシルビーは、本来のヴィンテージストアの形を取り戻すべく、場所をサンマルタン近くの現在のお店に移転し、イベント主催者であり洋服を愛するアムナエ(Amnaye)(夫)をオーナーとして迎え入れ、今に至る。店内にはインスピレーションを掻き立ててくれるアイテムが並ぶ店内には世界中から集められたヴィンテージアイテムがカラー毎に美しくディスプレイされている。「プレタポルテ(既製品)が登場する70年代以前のアイテムは、ハンドメイドのオートクチュールでこの世に一つしかない逸品です。縫い目やテイラリングを見てもらえば一目瞭然」。ブランド、ノーブランドに関わらず“いい洋服”の本質を重視している彼らのこだわりがうかがえる。リアルに日常で着られるカジュアルなアイテムから奇抜なデザインの特別な一着まで、ジャンルは幅広い。いくつもの時代や国境を超えて、今この瞬間パリで出逢えた運命のアイテムは、時にどんなに高価なシャネル(CHANEL)のバッグよりもラグジュアリーな気分に浸らせてくれるものだ。開店当時は約200平方メートルだったスペースが、今では約400平方メートルほどの広い店舗に。店奥にはカフェスペースが新しく併設され、アンティーク食器の扱いも始めた。自社ブランドのアイテムもまもなく販売される予定で、“現状維持は衰退”と言わんばかりに常に前進を続けている。二人のマルチな才能を活かして、今もなお多くのクリエイターに創造力とインスピレーションを与える存在。店内ではアンティーク食器も取り扱うとはいえ日本からパリへ頻繁に行けるわけではないし、彼等のこの空間をシェアするのは少し先になってしまうかもれない。そんな人も幸いなことに、iPhoneとAndroidの無料アプリ「サンクス・ゴッド・ラジオ(THANX GOD RADIO)」で彼等が作る音楽を視聴することは可能!音楽を通して彼等の世界観にぜひ触れてみて欲しい。世界中どこにいてもインターネット1つで良い物を共有することができるなんて、なんて便利な時代なんだろう。神様ありがとう!Thanx God!シルヴィーとアムナエが教えてくれた、ヴィンテージストア3つがコチラ。【フリープスター(FREE'P'STAR)】住所:61 Rue de la Verrerie, 75004 Paris52 Rue de la Verrerie, 75004 Paris20 Rud de Rivoli, 75004 Paris営業時間:月~土/11:00~20:30日/12:00~20:30パリに3店舗を構えるプリープスター(FREE'P'STAR)パリに3店舗構えるフリープスターは、主にヨーロッパとアメリカの古着を取り扱っている。雑多に置かれた洋服や小物は、普段使いできそうなカジュアルなアイテムが中心。【シャイサラ(ChezSarah)】住所:18 Rue Jules Valles, 93400 Saint-Ouen営業時間 : 月、土、日/13:00~19:00業界人御用達のヴィンテージショップ・シェイサラパリの外れにあるシェイサラは、オートクチュールなどの豪華なドレスを取り扱う、業界関係者が集うお店。映画の衣装などにも使用されるほど、貴重な品が所狭しと並んでいる。まるで美術館のように、見ているだけでも楽しい!【コレクター・スクエア(Collector Square)】住所:36 Boulevard Raspail, 75007 Paris営業時間 : 月~土/11:00~19:00コレクター・スクエアはラグジュアリーブランドのバッグや時計を豊富に扱うコレクター・スクエアはラグジュアリーブランドのバッグ、時計、小物、洋服の中古品専門店。日本の中古品店とは比べものにならないほどの種類の多さは、さすがフランス!といった感じ。今は製造されていないエルメス(HERMES)ケリーバッグの古い型や、アンティークの腕時計など、一生モノのお宝が見つかりそう。【サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ】住所:12 rue de lancry 75010 Paris 営業時間:月~土/14:00~20:00電話番号:(33) 1 42 03 02 09contact@thanxgod.com今回、パリのおすすめヴィンテージショップを案内してくれた「サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ」
2016年11月07日映画『エヴォリューション』が、2016年11月26日(土)より、渋谷アップリンク、新宿シネマカリテ(モーニング&レイト)ほか全国で順次公開される。映画『エヴォリューション』は、秘密の園の少女たちの世界を描いた『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督による、まるで悪夢のような、禁断のダークファンタジー。物語は、少年と女性しかいない孤島に母親と暮らす10歳のニコラを通して描かれる。島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっており、「なにかがおかしい」と異変に気付き始めたニコラは、夜半に出かける母親の後をつける。そこで母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を目撃し、秘密を探ろうとしたのが悪夢の始まりだった。秘密の園の少女たちの世界を描いた『エコール』から10年。原始的な感情を呼び覚ます圧倒的な映像美でルシール・アザリロヴィック監督が描く、倫理や道徳を超えた81分間の美しい“悪夢”。エヴォリューション(進化)とは何なのか…、その目で確かめてほしい。【詳細】映画『エヴォリューション』公開日:2016年11月26日(土)公開場所:渋谷アップリンク、新宿シネマカリテ(モーニング&レイト)ほか全国順次公開(2015年/フランス/81分/フランス語/カラー/スコープサイズ/DCP)脚本&監督:ルシール・アザリロヴィック(『エコール』(2004)『ミミ』(1996))プロデューサー:シルヴィー・ピアラ、ブノア・カノン撮影監督:マニュエル・ダコッセ美術監督:ライア・コレット出演:マックス・ブラバン、ロクサーヌ・デュラン、ジュリー=マリー・パルマンティエほか配給・宣伝:アップリンク
2016年10月10日この時期、世界一チョコレートがアツイ東京に、今年も新たなショコラが続々上陸!しかも、スイスの歴史的名店の優雅な一粒から、アメリカ・ポートランドのBean to Barの新星まで、ワールドワイドなラインナップ。未知とのおいしい遭遇を。究極の甘いもの好きで、もちろんチョコレートにも目がないスイーツライター・chicoさんに紹介してもらいました。■ショコラトル・デュ・デイビッドポートランド発のグルメチョコレートブランド。料理人でもあるデイビッド・ブリッグス氏の食材使いは自在。シングルオリジンのクリオロ種カカオのチョコに、黒トリュフやピメントン(スモークパプリカ)など意外な食材が見事にマッチ。パッケージにそれぞれに合うお酒も書かれ、オードブル感覚の楽しみも。地元ベーカリーのパンを使う「サワードゥ&オリーブオイル」は世界大会「インターナショナルチョコレートアワード」受賞作。全6種各¥2,400。新宿NSビルB1「伊勢丹サロン・デュ・ショコラ」1/27~31。■ケンプ・コーラールクセンブルク大公家も御用達の老舗高級店。なかでも美食家たちがこぞって通うのがチョコレートのコーナー。スペシャリテのレイヤーチョコレート¥2,000(9個入り)は模様も層も繊細な美しさを放ち、まるで一粒のデザート。ヘーゼルナッツの滑らかなペーストとクラッシュ粒の食感が一体となり、風味豊かなアーモンドと調和した、ナッツ尽くしの一品。軽やかな口どけとともに押し寄せる、香ばしさがたまらない!日本橋三越本店本館7F催物会場「スウィーツコレクション 2016」2/3~15(オンライン~2/2)。■デュ・ロンヌ創業は1875年。ベル・エポック時代には店を訪れる馬車で通りが塞がった、なんて逸話も残すジュネーブの老舗。カラフルなビークッシュ・ホワイト¥2,484(4個入り、税込み)は、ショコラティエの技とセンスが際立つ2層仕立て。ホワイトチョコの中に、アーモンド&ココナッツプラリネとガナッシュ、もしくはローストカカオニブ&アーモンドプラリネとアールグレイガナッシュが層をなし、なんとも心地よく調和していく。新宿髙島屋11F特設会場「アムール・デュ・ショコラ」1/28~2/14横浜店、日本橋店でも販売。■スクレ ドゥ カカオカカオ豆からチョコレートを作り続けるリヨンの老舗、『ベルナシオン』で9年修業し、2012年に独立。カカオの知識豊富なシルヴィー・フォシェ氏は、世界中のクーベルチュールを巧みに使いこなす。フランボワーズなどフルーツを使ったものから豆の個性を味わう粒まで入るショコラ・アソート¥3,240(6個入り、税込み)は彼女の世界観が満載。驚くほど繊細なガナッシュは爽やかな香りでとろけ、カカオの余韻を残す、ケーキのようなストーリーのある味わい。新宿NSビルB1「伊勢丹サロン・デュ・ショコラ」1/27~31。※『anan』2016年2月3日号より。写真・山口 明スタイリスト・中根美和子取材、文・chico
2016年01月31日1月27日から31日まで新宿NSビルで開催される、パリ発祥のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)2016」。開幕を控えた26日にマスコミ向けのプレスプレビューが開かれ、早朝から多くの報道陣が詰めかけた。開演とともに姿を現したのは、パリのサロン・デュ・ショコラ主催者であるフランソワ・ジャンテとシルヴィー・ドゥース、そしてショコラ・アンバサダーを務める司会者でエッセイストの楠田枝里子、三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長。ジャンテ氏とシルヴィー氏は、14回目を迎えた東京での開催を喜び、「今回はショコラの“いま・現在”の傾向に光を当てた。皆さんも新しい世代のショコラティエを見出すこととなるでしょう」と述べ、大西社長も「開催は毎年新しい提案や商品開発をしてくれる多くのパティシエやショコラティエのおかげです」と続いた。物心ついたときから今日まで、チョコレートを食べなかった日はない、というほどのチョコレート好きを公言する楠田さんは、ショコラを想起させるシックなブラウンカラーの装いに身を包んで登場。チョコレートを食べるタイミングを聞かれると、「朝のチョコレートは脳の働きを活発にし、午後のチョコレートは疲れを癒してくれる効果がある。私はだいたい夕食後のデザートに頂きますが、体重が気になるときにはカカオ70%以上のものをタブレット半分くらいと決めています。それ以外のときにはお気に入りのショコラティエのショコラを、ボンボンショコラで7粒ほど食べてしまう」とコメントした。プレスプレビューでは、カカオと人間の関係を紐解く“ショコラ・ファッションショー”も開催。デザイナーとショコラティエがタッグを組み、古代・中世・未来と、それぞれのイメージルックを制作。衣装に施したレースや羽、ヘッドピースなどに本物のチョコレートが使われており、その巧みな技術で会場を沸かせた。未来のルックでは3Dプリンターを使ってチョコレートで作られたという立体的なモチーフが飾り付けられており、“ファッション×ショコラ×テクノロジー”の融合を表す形となった。ショーでお披露目されたショコラドレスは、期間内会場で展示される予定だ。この日は会場に、サロン・デュ・ショコラに参加する53名ものショコラティエたちが集結。祭典の開幕を大いに喜ぶ姿が見られた。
2016年01月26日絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5つの部門で世界的に優れた芸術家に毎年贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者が決定し、10月20日に都内で会見が行なわれた。【内田光子チケット情報はこちら】2015年の受賞者は、絵画部門が横尾忠則。彫刻部門がドイツ出身のヴォルフガング・ライプ。建築部門がフランス出身のドミニク・ペロー。音楽部門が内田光子。演劇・映像部門がフランス出身のバレエダンサー、シルヴィ・ギエム。シルヴィ・ギエムは会見で「受賞について、大変幸福に思う。なぜなら、私は幼い時から日本の文化に出会い、愛してきたから」とコメント。さらに「歴代の受賞者を見て、大変な賞をいただいたと改めて実感した。ただ、芸術を、文化を、様々な事を愛してきたことで、このような栄誉に結びついたと思っている」と語った。また、現在はロンドンに在住し、この日は体調不良によるドクターストップのため、ビデオでコメントを寄せた内田光子。「一生で何をするかに対し、私は音楽をつきつめただけ。そのため、このような賞をいただくのはずうずうしいが、光栄です」と話した。また「もっとも嬉しいことは、この賞の第一回の受賞者に尊敬するブーレーズ(フランスの作曲家・指揮者)がいることです。この事により、同じ賞を受ける事に大変な喜びを感じました」と語った。シルヴィ・ギエムはすでに引退を発表。12月より最後の来日公演を開催する。現在、12月16日(水)に行われる東京追加公演≪ライフ・イン・プログレス≫(東京文化会館大ホール)の先行を11月3日(火・祝)午後11時59分まで実施中。また、12月30日(水)に神奈川・神奈川県民ホール大ホールで行われるシルヴィ・ギエムファイナルの先行抽選申込を10月31日(土)午前11時より受付。内田光子は、11月7日(土)北海道・札幌コンサートホールKitara 大ホール、10日(火)・15日(日)東京・サントリーホール大ホール、13日(金)愛知・愛知県芸術劇場コンサートホールで公演を開催。すでに予定枚数を終了しているサントリーホール大ホール公演以外はチケット発売中。
2015年10月22日「フランフラン(Francfranc)」より、2015年夏コレクションが4月24日(金)より販売を開始する。今シーズンの「フランフラン(Francfranc)」のテーマは"地球へのオマージュ"。アースエナジーを感じる都会的な空間を演出する。今回デビューする夏コレクションは、ダイナミックな山々や大地を感じる「ALPINE(アルペン)」、海やリゾートスタイルを楽しむ「OCEAN(オーシャン)」をテーマに、自然風景の中にあるシーンやモチーフと都会的なカラーパレットや曲線を融合させ、大人の洗練された夏の過ごし方を提案。-ALPINE(アルペン)-<上段左から>■シャルマンポンチョ5,900円(税抜)■ミル リュックサック5,900円(税抜)■ミル クッションカバー3,000円(税抜)■モーブ レジャーマット3,500円(税抜)■サンバサイドテーブル45,000円(税抜)■LED ランタン2,000円(税抜)■リソル メラミン シリーズ200~1,400円(税抜)■タンブラーミキサー4,800円(税抜)■ミコノス マグ800円(税抜)■オンブル ステンレスボトル1,400円(税抜)レジャーシーンにぴったりのアイテム、家の中のスペースでアウトドア気分を演出するアイテムまで、アクティブに夏を楽しみたい人、都会で心地よく快適に過ごしたい人、それぞれのシーンに合った機能的にも見た目にも夏を楽しむアイテムがラインナップ。-OCEAN(オーシャン)- <上段左から>■アリスタ アリスタ ビーズポチ S2,200円(税抜)■サルサ オケージョナルチェア49,000円(税抜)■モニーク カゴバッグ4,900円(税抜)■シルヴィー クッションカバー3,500円(税抜)■リソル クッションカバー2,500円(税抜)■オーシャン クッションカバー3,500円(税抜)■プラージュ ザディフューザー2,500円(税抜)■アリッサ コンパクトケース2,000円(税抜)■ウア ステムタンブラー 1,500円(税抜)また、豊かで心地いい夏の爽やかな空間を演出するデコレーションアイテムも合わせて登場。■<画像左上>ドギーキャンドル1,200円(税抜)■<右上>グリフ セラミックバスケット S2,200円(税抜)■<中央>タイポアートボド 1,200円(税抜)■<左下>ジャード インテリアグラス L1,500円(税抜)■<右下>クラッセキャンドルスタンド3,000円(税抜)大人な夏を演出する素敵なインテリアアイテムを探しに、是非店頭に足を運んでみてはいかがだろうか。▼フランフラン全国ショップ一覧▼フランフランオンラインショップ元の記事を読む
2015年03月31日1月21日から25日まで、新宿NSビルにて開催されるパリ発祥のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)2015」。開催に先駆け20日、同ビルで催されたプレスプレビューには、早朝から多くのメディア関係者が集結。同日発売となったルノー社製「ルーテシア」の100台限定モデル「ガナッシュ」に乗って、開会式に颯爽と登場したモデルの川原亜矢子、三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長に向けて一斉にフラッシュがたかれた。「ガナッシュ」は、その名の通り美しいチョコレート色。ルーテシアのデザインテーマである「LOVE=恋に落ちる」を、甘くほろ苦いガナッシュのイメージに重ね合わせたとのことで、チョコレートのように甘く、時にほろ苦い恋の始まりを連想させる。車から降りた2人を壇上で待ち受けていたのは、パリのサロン・デュ・ショコラ主催者であるフランソワ・ジャンテとシルヴィー・ドゥース。フランソワ氏が「2014年に開催されたパリのサロン・ドゥ・ショコラに駆け付けてくれた大西社長、そして日本のショコラティエのみなさんには大いに感謝している」とお礼を述べると、大西氏は「パリを見習いながらも、日本人独自の感性によって新しいサロン・デュ・ショコラとして発展させていきたい」との構想を明かした。続けて川原さんも、「(モデルとして)パリで過ごしていた時代、1日1粒のチョコレートがエネルギー源であり勇気をくれる存在でもあった。日本でもこの祭典が大きな盛り上がりをみせたらうれしい」と想いを語った。
2015年01月21日レイジースーザン(LAZY SUSAN)が運営する、フランスのパティスリー&ショコラティエ「フレデリック・カッセル」が10月2日、六本木の国際会館にて新作発表会を開催した。フレデリック・カッセル(Frederic Cassel)は、国内外で賞を受賞するなど幅広い活躍をするショコラティエ。世界最高レベルの菓子職人が集まるルレ・デセールに属し、2003年には若干36歳にして会長に就任。パリ郊外の深い森に囲まれた古都フォンテーヌブローを拠点とし、日本ではハイアットリージェンシー京都、銀座三越と2店舗を構え、今年は東急百貨店渋谷本店にも期間限定店舗を出店している。今回の発表会のため来日したフレデリックは、クリスマスからバレンタインまでの新作コレクションを自ら紹介。クリスマスコレクションでは、“バニラの達人”と呼ばれる同氏らしく、バニラをテーマにしたケーキなど全7種を用意。チョコレートケーキにはフランボワーズを添え、バニラにはイチゴを掛け合わせた。いずれも雪の結晶をかたどったホワイトチョコレートを飾り付け、またクリスマスケーキに見立てた焼き菓子が人気の「ミニ クグロフ」(450円)は、今年はホワイトとピンクで愛らしくデコレーションしている。ニューイヤーズケーキコレクションでは、フランスの伝統的な“ガレット・デ・ロワ”に、ショコラとフランボワーズのコンビネーションが官能的な、見た目も味も新しい、真っ赤な「ルル」が2015年の顔として登場。また今年20周年を迎えたフレデリック・カッセルは「Heritage & Future」をテーマに、古き良きものを守り受け継ぐという同氏のモットーを象徴する2種類のバレンタインコレクションを発表。1つ目のコレクション「バラード・ア・フォンテーヌ・ブロー」(8個入り・2800円)は、フレデリックの愛するフォンテーヌブローを散歩しながら香りを見つけていくストーリーを綴じ込めたショコラ。駅に張られた古いポスターをモチーフにしたボックスに、庭園のデザインを施した色とりどりのショコラを詰め合わせた。2つ目のコレクションは、フレデリックが日本の“山椒”の香りにインスパイアされて生み出した「パルファン・ド・サンショウ」(5個入り・2,400円)。創業明治13年の山本勝之助商店の伝統的な石臼挽きによって柑橘が鮮烈に香る、和歌山産のぶどう山椒に感銘を受けた同氏は、山椒と柑橘を組み合わせたボンボンショコラを考案。ぶどう山椒が本来持つフルーティーな香りの立つ、日本人にもフランス人にも愛される逸品を作り上げた。このコレクションは、創業98周年を迎える富山県高岡市の鋳物メーカー「能作(のうさく)」とのコラボレーションによるリミテッドエディション(5個入り・5,000円)も販売する。これはフランスの「シルヴィー・アマール・スタジオ」デザインによる純度100%の錫製テーブルアクセサリー「カプリス(Caprice)」がセットになったもので、ボンボンショコラを載せてカップに添えたりと様々な使い方を楽しめる。「私は緑に囲まれた自然を愛する気持ちから、2015年新作のテーマを“庭園”にした。今回重きを置いたのは聖なる大地。私たちが使う食材はどこから来ているのか、そこを大事にしながら新しい商品を生み出した。いいものに出会わなければ、いい商品は作ることが出来ない」とフレデリック氏。クリスマスコレクションは12月中の期間限定販売となり、種類によっては店頭での予約販売のみ受け付ける。ニューイヤーズコレクションは12月27日から翌年1月12日までの期間限定販売で、バレンタインコレクションは1月下旬の販売開始を予定している。
2014年10月03日世界的に有名なバレリーナのシルヴィ・ギエムが10月20日に会見を開き、『HOPEJAPANTOUR』に込めた思いを語った。シルヴィ・ギエムのチケット情報会見でギエムは「3月11日、私はロンドンでリハーサル中に東日本大震災のニュースを聞きました。日本にはたくさんの友人達がいますが、何もできない自分への葛藤から、日本への支援へと動き出しました」と今回の来日意図を説明。また、日本では封印した、ギエムの代名詞とも言える『ボレロ』をガラ公演と岩手・福島公演に選んだ理由についても触れ、「私にとって特別な日本ツアーになります。大好きな作品だし、精神的にもポジティブで、パワーを与えられる作品だからこそ選びました。今までは肉体的な『ボレロ』でしたが、今回は感情的な『ボレロ』になったかもしれない」と話した。また、同じく日本を愛した振付家の故モーリス・ベジャールについても「彼が生きていたら、来日して同じこと考えていただろう」と述べ、「ひとりの人間として、今後も(日本に対し)深い支援をしていきたいと思っています。これからも関係者と手を携えて、被災者への精神的な支えになりたい」とコメントした。ギエムの日本に対する熱く希望に満ちた『HOPEJAPANTOURシルヴィ・ギエム・オン・ステージ2011』は、10月22日(土)より東京文化会館大ホールにて開幕。その後、被災地の岩手、福島で特別プログラムを上演し、愛知、兵庫、広島、福岡と全国を回る。なお、11月17日(木)から20日(日)まで、18世紀、ルイ15世統治下で軍人、外交官、スパイとして活躍し、人生の前半を男性、後半を女性として生きたと言われる「エオンの騎士」を題材にした新作『シルヴィ・ギエム&ロベール・ルパージュ&ラッセル・マリファント「エオンナガタ」』も東京・ゆうぽうとホールにて上演。ギエム、ルパージュ、マリファントの天才3人が火花を散らし、数奇な運命を表現する舞台。チケットは両公演とも発売中。
2011年10月21日