14日、ソラド竹下通りに「ドリーム*ステーションジョル原宿」がオープンする。「ドリーム*ステーションジョル原宿」は女子高生向けエンターテイメントフードコート。マイナビが運営する10代の女子をの夢の発見を応援する「ジョル(JOL)」が「’HARAJUKU DREAM’~次世代の夢活~」をコンセプトとして同店をプロデュースした。もともと、3年前から原宿竹下通りにジョルが運営するスタジオがあったが、「商品」や「店」だけではなく、人を集めるための「コンテンツ」、「コミュニティ」が必要であるという理由から、エンターテイメントフードコートにリニューアルした。ジョル編集長の小川氏は、同店のプロデュースコンセプトを「将来の夢が分からない若者の応援」と話す。『最近発表されたデータによると、小学生の夢は男子が「スポーツ選手」、女子が「ケーキ職人」と子供らしい夢のあるものが一位にランクしていますが、20代に将来の職業を尋ねると、「将来の夢が分からない」という回答が多く見られます。そういった将来に不安を覚える若者を応援する場がこの「ドリーム*ステーションジョル原宿」です』(小川氏)同店のフロアには、フードゾーンとエンターテイメントゾーンが存在する。エンターテイメントゾーンではオーディションやコンテストを随時開催し、若者の夢を応援する施設が設けられている。またオンライン映像配信が行える放送スタジオが設けられ、女子学生による情報番組の開催も予定されている。また一方フードゾーンでは、韓国から日本初上陸の「ツイストポテト」店や、タピオカドリンクなどが売りの「Pearl Lady(パールレディ)」、巨大たこ焼きのファストフード店「ばくだん焼き本舗」などの店が並ぶ。また、アイドル「SUPER☆GIRLS」と期間限定でコラボしたカフェ「1,00,000☆スマイル Cafe」などコアユーザーとなる10代の女性向けの飲食店が展開され、店の概観なども「カワイイ」をコンセプトとして設計されている。また、芸能プロダクションと提携したオーディションや、女子学生による映像配信に協力しているインテル株式会社吉田和正社長と、プロダクション尾木尾木徹社長が若者に対しメッセージを伝えた。吉田社長は「若い人には自分の夢のためにクリエイティビティを発揮してもらい、なおかつそうして生まれたコンテンツを世界へ発信していってほしい」と述べ、また尾木社長は「人々に夢や希望を与えるエンターテイメント産業に、若い人にはどんどん参加してほしい」と語った。さらに、ゲストアイドル「SUPER☆GIRLS」と「アイドリング!!!」はレセプションのトークの中で「ミュージカルで活躍したい」、「マルチアイドルになりたい」、「チャリティーライブをしたい」など、自身の目標を語った。「ドリーム*ステーションジョル原宿」の営業時間は、平日11:00~21:00、土日祝日は10:30~21:00となっている。原宿駅から竹下通りを進み5分程度の場所(東京都渋谷区神宮前1-8-2)にある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月13日東京・赤坂で人気のカフェ&ワインダイニング「コート・ド・ルージュ」が、2012年4月26日開業予定の話題のニュースポット・渋谷ヒカリエにオープンする。渋谷ヒカリエにオープンするのは「コート・ド・ルージュ ロティ」。老舗レストラン「マキシム・ド・パリ」の味をエッセンスとして取り入れつつ、気軽に楽しめるシンプル&カジュアルなグリル料理が多数展開される予定。ランチタイムはビュッフェ形式の食べ放題、ディナータイムにはマキシム・ド・パリが厳選した約30種類のグラスワインやシャンパン等、渋谷ヒカリエ店ならではの展開が期待でき、今からオープンが待ち遠しい。コート・ド・ルージュ ロティオープン:2012年4月26日(木)住所:東京都渋谷区渋谷2丁目21番地 渋谷ヒカリエ 7F座席:79席お問い合わせ: マキシム・ド・パリ公式サイト
2012年01月23日公開中の映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』のシンガポールプレミア上映のため主演の藤原竜也が現地を訪れ、記者会見などのプロモーションを行った。その他の写真本作は、2009年に公開された『カイジ ~人生逆転ゲーム~』の続編で、原作ファンに人気のエピソード“欲望の沼”(『賭博破戒録カイジ』に収録)をベースに、多額の負債を抱えてしまった主人公の伊藤カイジ(藤原)が、どん底人生からはい上がるために2週間で2億円を手に入れるサバイバル・ゲームに挑む姿を描く。公開9日間で観客60万人を動員し、前作が記録した興行収入22.5億円を超える勢いを見せている本作。シンガポールでも『カイジ』人気は高く、今回日本の俳優が映画のプロモーションでシンガポールを訪れるのは初めてということもあり、この日行われたマスコミ向けの記者会見には24社の報道陣が集まった。また、シンガポール郊外のショッピングモールで行われたイベントには現地のファン700人が殺到し、その後の劇場4スクリーンでのプレミア上映にも計1000名を超えるファンが駆けつけ、藤原が登場すると現場は熱狂に包まれた。藤原は、「本作が少しでも元気や勇気をシンガポールの人達に与えられればと思います。シンガポールは、人も国全体も温かい空気に包まれている。今度は仕事ではなくプライベートで是非また来たい!」とファンに向けて話し、大歓声を浴びた。シンガポールでは11月17日(木)より国内6劇場で公開される予定で、過去に国内で公開された藤原主演の映画『デスノート the Last name』『デスノート(前編)』の興行収入を超えるのではないかと期待が集まっている。『カイジ2~人生奪回ゲーム~』公開中
2011年11月16日初めてシンガポールに行ったのは1999年。きっかけは恵比寿ガーデンシネマで上映されたシンガポール映画『フォーエバー・フィーバー』(’98)だった。70年代、ジョン・トラボルタ主演で大ヒットした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のパロディ映画というのが、この映画の一番簡単な説明である。イギリスで舞台俳優として活躍していたグレン・ゴーイが故郷のシンガポールに戻り、自主映画に近い形で、この映画を監督した。当時、シンガポールには映画産業の土壌はほとんどなく、彼の作品を上映してくれる映画館はどこもなかった。彼はフィルムを持って、招待を受けていないカンヌ映画祭へ飛ぶ。小さな部屋を借り、そこで自主上映を行い、いろいろな人に自分の映画を観てもらおうとしたのである。たまたま次の打ち合わせの合間に立ち寄ったハリウッドの映画会社の社長がこの映画を気に入り、その場でこの映画を買うという話になった。買うだけではなく、ハリウッドでの映画監督の契約も何本かあったらしい(その後、彼が監督のハリウッド映画の話を聞かないので、この契約自体がどうなったのかはわからないのだが)。アメリカでの上映はもちろんのこと、本国シンガポールでも上映することになった。世の中、わからないもので、少し前まで上映さえしてもらえなかったはずの映画が、シンガポール史上空前の大ヒット映画となる。その後、日本でも公開になり、そのプロモーションでグレン・ゴーイが来日した際、インタビューで意気投合した僕は、当時、自分が編集長をしていた女性ファッション誌でシンガポール特集を組み、彼にシンガポールを案内してもらったのである。滞在中、おかまショーやスキンヘッドのバレリーナのショーなどを案内してもらい、それはそれで充実していたのだが、いま考えるとシンガポールの映画館には一度も足を運ばなかった。そこで今回、シンガポールに立ち寄った際、映画館に行ってみようと思い、15のスクリーンを持つゴールデンヴィレッジなるハーバーフロント駅にある新しいシネコンに向かったのである。ちなみに同じビルには、ベスト電器も入っている。僕が選んだ作品はエリック・クー監督のシンガポール映画『マイ・マジック』である。元手品師だった父親と子供の親子愛を描いた作品で、2008年のカンヌ映画祭でパルムドールにノミネートされたことでも知られている。そんな話題作にもかかわらず、100名程の劇場は5名。平日の昼間ということもあるが、あまりにも寂しすぎる。日本と同じで映画祭の受賞が興行成績に結びつくのはアカデミー賞くらいで、カンヌ映画祭の話題性は観客を呼ぶものではないのかもしれない。それにしても、グレン・ゴーイ監督はいま、どこで何をしているのだろう。(text/photo:ishiko)
2009年08月19日