以前、レストランで緑色の面積のほうが圧倒的に多いほうれん草入りのスパニッシュオムレツを食べました。当時、野菜はポタージュにしないと食べなかった幼い娘が「おいしい!」といって食べたのでびっくり。チーズが効いていたからおいしく食べられたのかな? と、家でもほうれん草を食べてもらいたくて見よう見まねで作ったのが、今回のレシピです。当初は、ほうれん草をただ卵液に混ぜて作っていましたが、そうするとほうれん草が多く詰まった部分を食べたときに、若干のパサつきを感じていました。そこでほうれん草にオリーブ油をからめるというひと手間を加えたところ、パサつき感ゼロに! ということで、作り方(1)の部分はひと手間ですけど、お忘れなく。以前は野菜を食べなかった娘のために作っていたこの料理。普通に野菜を食べられるようになった後は、見た目のキレイさから、主人のお弁当のおかずとして活用しています。■ぎっしりほうれん草のスパニッシュオムレツレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 作りやすい分量>卵 5個ほうれん草 150gオリーブ油 大さじ1粉チーズ 大さじ3塩 小さじ1/2オリーブ油 適量お好みでケチャップ 適量<作り方>1、ほうれん草をゆで、細かく刻んでオリーブ油大さじ1をからめる。2、卵を溶き、(1)と粉チーズ、塩を混ぜ、オリーブ油適量を熱したフライパンに流し込む。3、軽くかき混ぜたら(スクランブルエッグ状)、底面に焼き色がつくまで焼く。4、裏返し、もう片面も焼き色がつくまで焼く。5、器に盛り、お好みでケチャップをかけていただく。野菜をたくさん食べられるので、お子さんにおすすめのメニューですよ。
2018年05月31日おうちでバル気分!スペイン本格“タパス”にチャレンジだいぶ暖かくなってきました。暖かく日ざしのまぶしい日は、飲んべえとして、冷えたカヴァと一緒にスペインバルのメニュー“タパス”を食べたくなります。タパスは、スペインのバル文化から生まれた小皿料理全般のことをいいます。ハムやチーズや缶詰も、ただ開封して小皿に乗せればタパスになるのですよ。ただ今日は、せっかくなのでそのタパスの中でも定番の小料理“スパニッシュオムレツ”の作り方をご紹介します。あの厚みのある丸いオムレツはこうやって作るんですよ~!作り方はとてもシンプルで簡単。ぜひお家バルのメニューとして、チャレンジしてみてくださいね。厚みのある丸い、スパニッシュオムレツ【材料】16cmのフライパン1つ分卵 3個じゃがいも 1.5個玉ねぎ 1/4個塩こしょう 適量オリーブオイル 大さじ1/21. 玉ねぎはみじん切りに、じゃがいもは皮をむいて4等分にしたあと、2mmの薄さに切る。耐熱皿に入れてラップをし、600Wの電子レンジで2分加熱する。2. 卵はボウルに割り入れ、お好みの塩加減で塩こしょうをして、箸で白身を切るように混ぜる。3. フライパンにオリーブオイルを入れて温め、1の玉ねぎとじゃがいもを炒める。木べらでじゃがいもを切るようにガシガシと突く。4. じゃがいもに火が通ったら、2の卵を流し入れ、軽く混ぜ、中火で2分加熱する。5. 平皿をかぶせ、ひっくり返して皿にだし、またフライパンに戻してひっくり返す。6. さらに2分加熱すればできあがり。私が主宰しているおもてなし料理教室lifestyle atelier MAGNOLIAでは、5~7月にスペイン料理のレッスンを開催します。今回ご紹介したスパニッシュオムレツ以外にも、たくさんのタパスやパエリア、スープ、デザートなどを作ります。お料理初心者も大歓迎。アルコール飲み放題なのも、飲んべえ主宰の料理教室ならではです(笑)。ぜひお気軽にご参加ください!Text/太田みお働くおひとりさまにとっての毎日はめまぐるしくて、ゆっくり季節を感じる時間さえ取れないですよね。 「休日のたった1時間でいいからほっとしたい…」元外資系バリキャリから一転、丁寧な生活を目指して料理研究家になった太田みおさんが、四季の彩りを簡単に楽しむ「レシピ=歳時記」をお届けします。
2018年05月04日桜のつぼみもほころび始め、いよいよ待ちに待ったお花見シーズンの到来! 今年は、お酒もすすんで、見た目もかわいらしく、それでいて持ち運びやすいもので、皆をあっと言わせてみませんか? そんなときにおすすめなのが、そら豆入りのスパニッシュオムレツです。旬のそら豆入りなのと、鮮やかなきみどり色が春の季節感たっぷりでかわいらしく、とっても気の利いたお花見のおともになってくれるはず。●そら豆入りスパニッシュオムレツ 直径7cmココット2個分・卵…1個・そら豆…6粒程度・じゃがいも(小)…1個・粉チーズ…大さじ1・生クリーム…大さじ1(なければ牛乳で代用可)・サラダ油…小さじ1・パセリ…お好みで適量・塩・コショウ…適量下準備:そら豆はさっと茹でて皮をむいておく。じゃがいもは電子レンジでやわらかくなるまで加熱しておく。1)ボウルに卵を溶き、粉チーズ、生クリームも入れてよく混ぜる。2)フライパンにサラダ油を熱し、1と、1cm角に切ったじゃがいもを加えてスクランブル状になるまで炒めたら、塩・コショウで味をととのえる。3)マフィンカップや紙カップを敷いたココットに2を入れて、上にそら豆をのせ、180度に予熱しておいたオーブンで10分焼き、お好みでパセリをまぶして出来上がり。フライパンで卵をスクランブル状になるまで炒めてから焼くことで、オーブンでの焼き時間が大幅に短縮できます。フライパンをわざわざ出すのが面倒でしたら、1の工程でじゃがいもと塩・コショウも一緒に混ぜてしまい、2の工程はスキップして、そのままオーブンで焼いてしまってもOKです。その場合には、焼き時間が10分以上かかりますので、様子をみながら追加して下さい。新年度の4月は、人をおもてなす機会も多いものです。どこかへ持って行かず、ご自宅でのおもてなしの際には、ココットにマフィンカップなどを敷きこまず、そのまま生地を流し込んで焼いたり、大きめのグラタン皿などで量を増やして焼けば、ちょっとしたおもてなしの一品としてもおすすめです。じゃがいも入りで割とボリュームもあり、粉チーズの風味とコクがワインなどのお酒にもぴったりな、簡単おつまみです。
2015年04月03日