北欧で古来より言い伝えられている、伝説の妖精“トロール”の存在を追ったドキュメンタリー映画『トロール・ハンター』の予告編映像が届いた。その他の写真本作は、地元で問題になっていた熊の密猟事件の現場をおさえようとした3人の大学生たちが、偶然にもトロールの撮影に成功した記録映像をつづったもの。トロールの存在を隠ぺいするノルウェイ政府の陰謀が明らかになっていく様も描かれている。今回、解禁となった予告編映像では、ハンターと学生たちがトロールに遭遇するシーンも含まれており、いままで明らかにされてこなかったトロールの姿がはっきりと記録された衝撃的な映像に仕上がっている。『トロール・ハンター』2012年3月24日(土)TOHOシネマズ日劇〈レイトショー〉他全国ロードショー(C)2010 Filmkameratene AS Alle rettigheter forbeholdes. All rights reserved.
2011年12月28日あのムーミンのモデルであり、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場する北欧の国々に伝わる妖精“トロール”。このたび、その愛すべき妖精の生態を明らかにする驚きの記録映画『トロール・ハンター』が公開されることが決定した。先に挙げた映画や、日本では『となりのトトロ』やゲーム「ドラゴンクエスト」でもおなじみのトロール。北欧では地方ごとに伝承の差はあるが、“山トロール”と“森トロール”の2種類が存在し、知能レベルは極めて低く、人をすぐに食べてしまうと言われている。日常で、物がふと無くなってしまったとき“トロールのイタズラ”と言うなど、ノルウェーではいまだに多くの人々がその存在を信じており、お土産でもトロール人形が販売されている。映画は、ノルウェーのボルダ大学の3人の学生の手によるもの。彼らは、地元で問題となっている熊の密猟問題に関するドキュメンタリー映像を収めるために森へ。密猟者を追う中でハンスという男と出会い、彼を尾行するのだが、その先で彼らはトロールを目撃する。ハンスはノルウェイ政府がトロールの存在を隠蔽するため、人里に現れそうなトロールを狩ることを目的に雇ったトロールハンターだったのだ。学生の熱意に負けて、トロールに関する事実を洗いざらい証言するハンス。学生たちは彼と行動を共にし、その生態の全てを明らかにするが、そこには政府によるある陰謀が…。先日、ロシア政府が研究者たちを擁して“イエティ”、“ビッグフット”などと称されているいわゆる“雪男”の発見に向けた研究に本気で取り組んでいるというニュースが報じられ、国際会議で「雪男が存在する確率は95%」という発表があったことなどが紹介されたが、雪男に負けず劣らずトロールの真実について綴られた本作も大きな話題を呼びそうだ。なお、映画の公開決定を受けて、日本でも「日本トロール保安機関」なる組織が設立されることが明らかに。まだ日本でよく知られていないトロールの存在と情報を広めるための活動に加え、長きにわたって迫害を受けてきたトロールの保護を目的としている。一般の方も活動に参加することが可能とのことなので、映画と併せて確認してみては?今回、解禁となった劇中写真は車の中から撮影されたものだが、そこには毛むくじゃらの巨大な足の一部が!果たしてその大きさは?顔は?本当に人を食べるのか?そして政府はトロールで何をしようとしているのか?『トロール・ハンター』は2012年3月24日(土)より全国にて公開。日本トロール保安機関URL:■関連作品:トロール・ハンター 2012年3月24日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Filmkameratene AS Alle rettigheter forbeholdes. All rights reserved.
2011年11月15日北欧で古来より言い伝えられている、伝説の妖精“トロール”の存在を追ったドキュメンタリー映画『トロール・ハンター』が、来年の3月に日本で公開されることが決定した。本作は、ノルウェイを舞台に地元で問題になっていた熊の密猟事件の現場をおさえようとした3人の大学生たちが、偶然にもトロールの撮影に成功した記録映像をつづったもの。トロールの存在を隠ぺいする政府の陰謀が明らかになっていくさまも描かれている。未確認生物でありながらノルウェイでは実在すると信じられているトロール。アニメ“ムーミン”のモデルにもなっているが、特徴は知能レベルが極めて低く、人間を含めなんでも食べてしまう生物で、公開された画像からもその巨大さがうかがえる。2011年度サンダンス映画祭をはじめ、世界中の映画祭で話題を巻き起こした本作。トロールの実態を記録した本作は、来年3月24日(土)より日本で公開される予定だ。『トロール・ハンター』2012年3月24日(土)TOHOシネマズ日劇〈レイトショー〉他全国ロードショー(c)2010 Filmkameratene AS Alle rettigheter forbeholdes.All rights reserved.
2011年11月15日原作は2000年に発表された業田良家のわずか20ページの短編漫画。空気人形がある日心を持ち、恋をするラブ・ファンタジーだ。短いながらも圧倒的インパクトを持つ原作の世界観に魅了された是枝裕和監督は「この作品をどうしても映画化したい」と、即映画化に向けて行動に出たそうだが、1998年の『ワンダフルイライフ』以降、『DISTANCE』、『誰も知らない』、『歩いても 歩いても』など、つねにオリジナル・ストーリーにこだわってきた監督にとってそれは異例のこと(監督第1作目『幻の光』はオファーがあって引き受けた作品)。そんな深い思い入れのある作品を9年間温め、映像化。まず驚くのはCGを使わずに空気人形を描いていることだ。人形が心を持った後は、韓国のトップ女優ペ・ドゥナが演じているが、ビニールの人形からペ・ドゥナに変わるシーンは誰もがCGを使うだろうと予測する。しかし、空気人形が光にあたって透ける様をはじめCGを使わないという手法を監督は選んだ。何の違和感なくペ・ドゥナに変わっているシーンに驚いてしまう。心を持った空気人形は街を歩き、人と出会い、恋をする。出会うものすべてを子供のように純粋に吸収していく姿が何ともみずみずしい。そして、自分の体の空気が抜けたときに愛する人の息で満たされたように、自分の愛する人を満たしてあげたいという愛が悲劇を生む…。ラブドールという響きからは、入ってはいけない領域のような印象を持つ人もいるかもしれないが、この作品で描かれるのは単にセックスの代用品としてではなく、人形が体感していく人間の内面。混沌とした社会で生活するうちにいつの間にか感情が鈍くなっている現代人に、ペ・ドゥナの演じる空気人形は感情の素晴らしさを再確認させてくれるだろう。また、ペ・ドゥナの大胆ヌードは女性から見ても「美しい!」と惚れ惚れしてしまう。(text:Rie Shintani)■関連作品:空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会■関連記事:ペ・ドゥナ『空気人形』インタビュー誰もが持つ“空っぽ”な感覚とそれを満たすものペ・ドゥナ、ARATAを「頼れる人」で板尾は「近づけない感じ」ARATA、メイド従業員に手ほどき「ぺ・ドゥナをしっかり研究して」オダギリジョーも飛び入り参戦!トロント映画祭で『空気人形』観客総立ちの絶賛「中華食べるの楽しみ」 『空気人形』トロントへ出発を前に“意気込まない”是枝監督
2009年09月25日業田良家の短編集「ゴーダ哲学堂空気人形」の一篇を原作に、『誰も知らない』の是枝裕和監督が、心を持ってしまった“空気人形”の恋を描いたラブ・ファンタジー『空気人形』。公開を目前に控えた9月13日(現地時間)、本作がトロント国際映画祭「マスターズ」部門にて公式上映された。舞台挨拶には、是枝監督に加え、本作に出演するオダギリジョーも祝福に駆けつけ、300人の観客総立ちでの絶賛に迎えられた。これまでの監督作7作全てが出品され、同映画祭ともトロントの市民ともなじみの深い是枝監督。前日からチケットは完売し、キャンセル待ちの長蛇の列が出来るほどの熱狂ぶりが見られた。上映中は、通路に座って鑑賞する観客もいれば、同じく映画祭に参加していた役所広司の姿も。そんな中、司会者から「トロントで最も愛されている日本人監督!」と紹介された是枝監督は、「いつも来るたびに本当に楽しみにしています。今回の映画は、いままで僕の映画を観てくれていた方は驚かれるかもしれませんが、不思議なファンタジーで、人間でないものが主人公になっています。とはいえ、いままでの僕の作品と共通する部分も結構あるのではないかと思います」と挨拶。本作のテーマについて、「人形が抱えている空虚感が、自分では埋められなくて他人に息を吹き込まれたときに初めて満たされるという、自分と他人の考え方というのが、非常に豊かだと思ってテーマにした」と話す監督。主演のぺ・ドゥナのキャスティングについて聞かれると、「一人の人形が、好奇心で世界へ出て言葉を覚えて人を好きになるという物語だったので、日本語が最初出来なくてもお願いできる役だなと思い、もともと大ファンだったペ・ドゥナにダメもとでお願いしようと、韓国に手紙を書き、実現しました。とても幸せなコラボレーションでした」とふり返った。また今回、『狼災記(The Warrior and the Wolf)』で奇しくも同映画祭に参加していたオダギリさん。「こんばんは、オダギリです。実はこの映画に出ていまして、たぶん気づかない方もいるんじゃないかと思いますが、人形を作る生みの親の役をやりました」と謙虚に挨拶をすると、是枝監督は「大好きな役者さんなので、今日は来てくれて本当に嬉しいです!」と喜びを表した。曰く、実在の人形師から聞いた話を基に作ったというこの役だが、「オダギリさんがOKしてくれなかったらこの役はなくなっていたんじゃないかと思うくらい重要な役」とし、「非常に大好きなシーンになりましたので、楽しんでいただけたらと思います」と監督自らアピールした。このティーチインは予定時間を大幅に上回る大盛況、米アカデミー賞の前哨戦とも位置づけられる同映画祭での観客賞の受賞も期待される。『空気人形』は9月26日(土)よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会■関連記事:「中華食べるの楽しみ」 『空気人形』トロントへ出発を前に“意気込まない”是枝監督是枝裕和監督ティーチイン付き『空気人形』試写会に25組50名様をご招待是枝裕和監督『空気人形』、カンヌに続きトロント映画祭に“マスターズ”出品決定ペ・ドゥナ、駆け込みセーフに日本語で「遅れて申し訳…」ARATAも板尾もホッ…【カンヌ現地レポ 02】是枝監督、観客の反応に「安心した」『空気人形』初披露
2009年09月15日まもなく開幕するトロント国際映画祭の「マスターズ」部門にて最新作『空気人形』が上映される是枝裕和監督が、トロントへの出発を前に報道陣の取材に応じてくれた。『ヴィヨンの妻』の根岸吉太郎監督がモントリオール世界映画祭で最優秀監督賞受賞という快挙を成し遂げた直後の取材となったが、是枝監督には一切気負いなどない様子で、淡々とした口調で抱負を語った。5月のカンヌ国際映画祭に続いての海外映画祭への出品となるが、是枝監督はこのトロント国際映画祭がことのほか気に入っているとのこと。「(デビュー作の)『幻の光』以来、これまで全ての作品を上映してもらってるんです。9.11の事件があった年は行けなかったけど、それ以外は全て現地に行っているし、『幻の光』のときは初めて海外で売れたりと自分にとって出発点になった映画祭なんです」。ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ来場者数を誇り、世界でも有数の国際映画祭となっているが、その特徴はノン・コンペティションであり、観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)が最高賞にあたるという点。「“市民”の映画祭なんですよね。僕自身、顔が思い浮かぶなじみの観客の方がいっぱいいますよ。“競いに行く”という感じじゃないんですね。(トロントは)食事がおいしくて、チャイナタウンで中華料理を食べるのが楽しみです」と、出発前からかなりリラックスしている。根岸監督がモントリオールで監督賞を受賞した点に話題を向けても「良かったと思います」と意識するでもなくニッコリ。加えて「奥田瑛ニさんが海外の映画祭で審査委員を務めている、という点も映画界にとって非常に大切なことだと思います」と真摯な表情で語った。意気込むという雰囲気を全く感じさせず、「楽しむ」という言葉が何度も口をついて出た。巨匠たちの作品が並ぶ「マスターズ」部門で、是枝作品はトロントの観客にどのように受け止められるのか?朗報を待ちたい。『空気人形』は現地時間で9月13日に上映される予定。日本では9月26日(土)よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開。■関連作品:空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会■関連記事:是枝裕和監督ティーチイン付き『空気人形』試写会に25組50名様をご招待是枝裕和監督『空気人形』、カンヌに続きトロント映画祭に“マスターズ”出品決定ペ・ドゥナ、駆け込みセーフに日本語で「遅れて申し訳…」ARATAも板尾もホッ…【カンヌ現地レポ 02】是枝監督、観客の反応に「安心した」『空気人形』初披露【カンヌ国際映画祭】日本から唯一、是枝裕和監督『空気人形』「ある視点」に正式出品
2009年09月10日屋根裏部屋の使われなくなったトランクの中で暮らす不思議なおもちゃたち。中でも青い目の人形・ポムネンカはみんなの人気者。ところが、屋根裏の果てに住む悪の親玉・フラヴァが彼女をさらってしまい…。チェコ人形アニメの巨匠、イジー・バルタが24年ぶりに手がけた長編人形アニメ『屋根裏のポムネンカ』。日本語吹き替え版でポムネンカの声を演じるのは、次々と話題作に出演し、めざましい活躍を見せる貫地谷しほり。本作の公開を前に来日したバルタ監督と貫地谷さんの2人に話を聞いた。自身、アニメが大好きでずっと声優をやってみたかったという貫地谷さん。この作品が持つ魅力についてこう語る。「以前観たことがあったというわけではないのに、どこか懐かしさを感じさせてくれますよね。画面を見ていると、匂いまでもが伝わってきそうな気にさせてくれるんです。それから、いろんなところに施された工夫がすごく素敵なんです。例えば、窓の外の風景は平面の絵になってるんですが、とてもかわいくて…。そういう、想像力を使うことを忘れないようにしたいと気づかせていただきましたし、ちょっとした工夫でとても楽しくなったりするんだな、とすごく可能性を感じました」。この言葉に監督は満足そうにうなずき、この作品の着想についてこう明かしてくれた。「チェコで長編アニメを作るということは経済的な問題もあって決して簡単なことではありません。子供も大人も楽しめる作品を作ることが決まったとき、材料として、どこにでもある捨てられたものやアンティークを使ってみようと思ったんです。そういう“ガラクタ”が置かれている場所と言えば屋根裏です。チェコの家には必ず屋根裏があって、子供の頃のものやおじいさんの時代のものまで、いろんなものがそのままになってるんです。実際、屋根裏に足を運んでみたら、想像していた以上の収穫がありました(笑)。子供の時代にさかのぼったかのような気分でしたね。それから、屋根裏の持つ陰影も、作品を作る上で魅力でした」。自身が演じたポムネンカについて、貫地谷さんは「気が強くて、でも母性にあふれている女の子」と分析する。「かわいらしいと同時にお母さんみたいな子ですね。気が強いという意味では、私と一緒ですね。私も、虫が入ってきたら(彼女のように)バシって叩きにいくかも(笑)」。これに監督は「すばらしい!」と満面の笑みを浮かべこう続ける。「言ってみれば、ポムネンカはあまり考えないタイプなんですよね。敵に囲まれているのに『離してよ!友達が来るから料理しないといけないんだから』って。状況が分かってない(笑)」。ちなみに貫地谷さんが大好きというシーンも、そんなポムネンカの気の強さを象徴するようなシーン。「檻の中に入れられていてピンチな状況なのに、どんどんものを投げつけるところ。最高にかわいいです!」ポムネンカをさらう悪玉・フラヴァとはどのような存在なのか?「フラヴァという言葉には“頭”という意味があります。政治家の彫像をイメージしました。かつては部屋に置かれていて、パワフルな存在だったけど、いらなくなって屋根裏に打ち捨てられてしまった。そんな皮肉から生まれたキャラクターと言えます。恐ろしさを持っていると同時に滑稽な存在でもあるんです」。最後に貫地谷さんから、最もお気に入りのセリフを尋ねた。「『今日はみんなの誕生日よ!』ですね(笑)」。すると監督は「チェコアニメを象徴するセリフと言えると思います」と笑いつつ、さらにこう付け加えた。「ちなみに、この『ポムネンカ』の絵本も描いているんですよ。そちらでは最後の結末が映画とはちょっと違うんです」。これには貫地谷さん驚いた様子で「ぜひ見たいです!日本でも出版されるのを楽しみにしています」と大興奮。この日、初めて会ったとは思えないほど打ち解けた様子でその後も2人は語り合っていた。■関連作品:屋根裏のポムネンカ 2009年8月1日よりユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開© BIO ILLUSION s.r.o.■関連記事:ガラクタたちの不思議な世界!シネマカフェ『屋根裏のポムネンカ』独占試写会に50組100名様ご招待片付けられない女?貫地谷しほりが屋根裏のガラクタたちのアイドルに変身!
2009年07月30日日本映画界を牽引する是枝裕和監督が、韓国の実力派女優、ぺ・ドゥナを主演に迎えて贈る、心を持ってしまった“空気人形”と人間のラブストーリー『空気人形』。先月開催されたカンヌ国際映画祭「ある視点」部門への正式出品で喝采を浴びた本作が、これに続き、9月10日(現地時間)から開催されるトロント国際映画祭の「マスターズ」部門に正式出品されることが決定した。1995年、初監督作にしてヴェネチア国際映画祭オゼッラ賞を獲得した『幻の光』以来、全作品が国際映画祭に出品されている是枝監督。トロント映画祭への参加はこれで4度目となるが、今回は実績のある巨匠とされる監督の作品のみが出品される「マスターズ」部門への出品ということで、世界からの高い注目がうかがえる。また現時点では、同映画祭への日本映画の出品は本作のみ、先陣を切っての出品となる。この快挙について是枝監督は、「5月のカンヌでのワールド・プレミアに続き、北米でのプレミアをトロントという素晴らしい国際映画祭で迎えられることを、たいへん光栄に思います。“マスターズ”という世界中の巨匠たちが集う部門への出品は、まだまだ時期尚早とも感じつつも、この市民に支えられた映画祭で『空気人形』が観客からどのように受け入れられるのか、いまから心地よい緊張感を感じています」と喜びのコメント。既に10以上の世界各国の映画祭から出品のオファーを受けている本作だが、トロント映画祭はアカデミー賞レースの前哨戦とも言われるだけにその評価が注目される。『空気人形』は今秋、シネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:空気人形 2009年秋、シネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて公開© 業田良家/小学館/2009『空気人形』製作委員会/写真:瀧本幹也■関連記事:ペ・ドゥナ、駆け込みセーフに日本語で「遅れて申し訳…」ARATAも板尾もホッ…【カンヌ現地レポ 02】是枝監督、観客の反応に「安心した」『空気人形』初披露【カンヌ国際映画祭】日本から唯一、是枝裕和監督『空気人形』「ある視点」に正式出品是枝裕和、次に描くのは“空気人形”の恋ヒロインには韓国女優ぺ・ドゥナを抜擢!
2009年06月26日