アミューズメント事業などを行っているサンシャインエンタプライズは、同社が運営・展示生物管理をしている「しながわ水族館」で、11月7日から12月25日の期間中、水中ショーや記念撮影イベントなど、さまざまなクリスマスイベントを実施する。家族、恋人、友達同士で館内を巡りながらクリスマスの雰囲気を味わえるという「クリスマスにちなんだ生き物ウォンテッド!」では、ヒントを手がかりに、クリスマスにちなんだ生物の水槽にある文字を組み合わせ、正解キーワードを解答。エントリー用紙で応募した人の中から正解者30名に、しながわ水族館オリジナルフォトアルバムをプレゼントする。また、クリスマスの雰囲気を施した水槽で”クリスマス島”付近に生息する”クリスマスアンティアス(バートレットアンティアス)”と呼ばれる魚を展示する「クリスマス水槽」や、デンキウナギのイルミネーションツリー、アシカやイルカのクリスマス特別ショーなどの企画も実施。ダイバーが水槽の中から解説する水中ショーでは、クリスマスのBGMにのせてサンタガール(女性ダイバー)が魚たちに餌付けを行い、魚たちはクリスマスリースに見立てた輪をくぐる技に挑戦するという。なお、記念撮影イベントや記念写真コーナーでは、ペンギンやアザラシ、さらにクラゲと記念写真が撮れるとのこと。開催日などの詳細は、同水族館ホームページの最新ニュースから確認することができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日オリックス不動産は、2012年5月にオープンした「すみだ水族館」で、いきものの夜の生態を観察することができる「Blue Night Aquarium(ブルーナイトアクアリウム)」を11月3日から開始した。同水族館は、東京都墨田区の東京スカイツリータウン・ソラマチにオープン。期間中、館内は月光を思わせる青い光に包まれる。毎日18時頃に大水槽の一部の明かりが消え、夜行性のアカマツカサや、ホウセキキントキ、サメやエイ、ウツボが、夜になり活発に泳ぎ回る姿など、昼間とは違う夜の生態を観察できる。ペンギンプールも、夜モードの照明に変化。羽根の手入れをして寝る準備をするペンギンの様子を見ることができる。さらにアクアアカデミーでは、12月25日までの期間限定プログラムとして「ペンギンチャット」を19時半から開催。飼育スタッフによるペンギンの生態解説や観察が行われる。また、12月25日までの期間中、館内5Fペンギンカフェおよびオットセイカフェでは、年間パスポート会員に漏れなく(一般大人入場券の方は抽選で)、シングルモルトウイスキー「タリスカー」のソーダ割り、または「タリスカー」を使用したオリジナルカクテル(全2種類)のうち、いずれか1杯を無料で提供する。18時以降に来場した20歳以上の成人限定。入場料は、大人2,000円、高校生1,500円、小中学生1,000円、幼児(3歳以上)600円。営業時間は9時~21時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館(沖縄県国頭郡本部町字石川424番地)と日本トランスオーシャン航空(JTA)は12月下旬より、同水族館開館10周年とJTA創立45周年を記念にタイアップし、ジンベエザメを機体にデザインした特別塗装機「ジンベエジェット」を就航する。このタイアップは、「沖縄の海との出会い」を展示テーマとする沖縄美ら海水族館と、「沖縄発日本の翼・うちなーの翼」JTAが、沖縄の観光振興、沖縄の魅力発信の役割を果たしたいという共通の目的のもとに実現したもの。同水族館では、大水槽「黒潮の海」にて3匹のジンベエザメを飼育しており、中でもいちばん大きい「ジンタ」は全長8.5m、世界最長飼育記録を更新中。この人気者のジンベエザメが、日本一の大水槽から飛び出し大空と出会う。ゆうゆうと空を泳ぎまわる「ジンベエジェット」と共に、快適な空の旅を楽しめる企画となっている。「ジンベエジェット」を就航させることで、沖縄県内のみならず県外の利用者にも沖縄の魅力を広くアピールしていくという。就航期間は12月下旬~2017年12月頃までを予定。B737-400型機 1機を使用し、座席数は145席。なお、使用機材の運用上、事前に就航路線・便の公表などは行わないという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月02日すみだ水族館は小笠原近海に生息する固有種で絶滅危惧種である、「オガサワラヨシノボリ」の繁殖に成功した。「オガサワラヨシノボリ」は小笠原固有種の淡水ハゼ。成魚の体長は7cmほどで、絶滅危惧種(環境省ランク:絶滅危惧IA類(CR))に指定されている。同水族館では開業時より、小笠原村で採集した「オガサワラヨシノボリ」の展示を行っていたが、7月下旬に産卵を確認。8月6日~7日にかけて、約50匹がふ化した。日本の水族館で、小笠原以外に「オガサワラヨシノボリ」の展示が見られるのは同水族館だけとのこと。現在、稚魚は体長15mmほどに成長しており、9月15日より「すみだラボ」にて展示を開始している。同水族館は東京スカイツリータウン・ソラマチ5階・6階。利用料金は大人2,000円。営業時間は9時~21時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日水族館に行くと涼しげですし、魚や水の流れを見ているだけで癒やされます。家にもプチ水族館があったらいいですよね。今回は、熱帯魚ショップ「パウパウアクアガーデン新宿店」の松永さんに、家で飼うのにオススメの熱帯魚や、水槽の手入れで気をつけること、必要なコストなどをうかがいました。ご自宅でも「もちろん!」熱帯魚を飼育されている松永さんは、24時間、熱帯魚と一緒にいる熱帯魚のプロフェッショナルです。■プチ水族館のお値段は、およそ3万円――熱帯魚を飼ってみたいのですが、何が必要ですか?「まず、必要なのは、熱帯魚を入れる水槽です。家庭用ですと、大きさは幅60cm×奥行き30cm×高さ36cmのものが一般的。また、30cm幅の水槽もありますが、なんといっても、泳いでいる魚の姿に癒やされるので、60cmのものを選ばれる方が多いです」(松永さん)――奥行き30cmなら、ちょっとした棚の上にも気軽におけそうですね。熱帯魚を飼うにはどのくらいお金がかかるのですか?「水槽のほか、温度管理のヒーター、水槽を照らすライト、水質ろ過器などの備品、熱帯魚、餌、すべて含めて3万円前後が一般的です。初めての方は不安かもしれませんが、初心者キットのようにセットもあるので大丈夫ですよ。餌代は、耳かき程度を1日3、4回あげるだけなので、ほとんどかからないと言えます」また、オートフィーダーという、自動餌あげ装置や、3日間かけてゆっくり溶け出す留守番用餌などの便利グッズもあるとのこと。旅行中でも安心ですね。■気に入った種類の熱帯魚を選んでほしい――飼育するのにオススメの熱帯魚はどれですか?「繁殖させたければグッピー。いまは、カージナルテトラという青いラインの入った熱帯魚が人気です。初めての方は、おとなしい性格の魚がいいかもしれませんね。ただ、熱帯魚ショップで売っているほとんどの魚は飼育しやすい種類なので、なんといっても好きな魚を選んでいただきたいです」――お店で働かれている方々は、松永さんも含め、仕事であると同時に、熱帯魚が大好きな方々ばかり。熱帯魚の魅力を教えてください。「気軽に生き物を飼えるという点だと思います。私自身、住宅環境の事情でペットを飼うことができなかったこともあり、熱帯魚を飼い始めました。見ていると癒やされますし、それ以来、10年間、熱帯魚を飼い続けています」一度、ファンになると、トリコにな理想ですね。■大切なのは、なんといっても温度管理――熱帯魚を飼うにあたって、気をつけたほうがいいことはありますか?「温度管理ですね。もともと、暑い国に生息している魚たちですので、ヒーターで27度程度の水温を保つことが必要。一方、ヒーターが故障すると、熱帯魚はゆで上がってしまいます」――水槽の水は、頻繁に取り換えたほうがいいのでしょうか?「水槽の水は、一度に全部取り換えないようにしてください。週に一度、4分の1程度の水を取り換えます。全部の水を取り替えると、新しい水質に魚の体がびっくりしてしまうのです」魚の肌に触れる水、そして呼吸する水、とにかく、水が大切なのですね。初心者でも水槽や備品をそろえ、注意事項を守れば、飼い始めることができる熱帯魚。一人暮らしの方でも飼えるのはうれしいですね。手軽ではありますが、生き物ですから責任を持って飼育しましょう。取材協力:パウパウアクアガーデン新宿店 臼村さおり)
2012年09月09日東京スカイツリータウン・ソラマチの5F・6Fに5月にオープンしたすみだ水族館。オープン後初めて迎えるこの夏は「すみだ水族館の夏休み-なつやすみだ2012-」と題し、親子で楽しめるイベントや特別展示を実施中。事前予約のいらないイベントもあるので気軽に参加できる。7月14 日(土)~8月21 日(火)の期間おこなわれている「アクアTシャツ」はオリジナルスタンプを使って世界にひとつのTシャツをデザインできる特別企画。すみだ水族館に暮らすいきものの中からペンギン・シロワニなど11 種類のスタンプが用意されているので、好きなものを選んで白いTシャツにペタペタ押していけば、オリジナルTシャツのできあがり! さらに館内の「フォトスタジオ」でアクアTシャツを着て写真を撮影すると「すみだ水族館」オリジナルの缶バッジのプレゼントもある(※写真撮影は有料)。8月24(金)~9月2日(日)までおこなわれるプログラム「らくがき水族館」もユニーク。子どもたちがペンで2 匹の魚の絵を描き、専用モニターの上に置くと、吸い込まれてモニターの中で2 匹の魚が泳ぎだすというもの。形や使った色によって動きや2匹の相性が変化するので見ているだけでも楽しい。このほか7月14日(土)からは、小笠原諸島からやってきたアオウミガメの赤ちゃんやヒメ「セミ」エビや「ユカタ」ハタなど夏を連想させる名前のついた生き物も特別展示されている(※終了日未定)。(C) Club Noah夏休みのこの時期、連日多くのファミリーでにぎわう都市型水族館。ぜひこの機会に訪れてみては。アクアTシャツ開催日:7月14日(土)~8月21日(火)実施場所:アクアアカデミー対象:親子(子どもは5歳~小学6年生)参加費:500円/名(税込)参加方法:当日のお申し込み定員:各日100名(先着順)らくがき水族館開催日:8月24日(金)~9月2日(日)開催場所:アクアアカデミー対象:親子(子どもは5歳~小学6年生)参加費:無料参加方法:当日申し込み※参加者多数の場合は整理券配布定員:各日250組500名■すみだ水族館住所:東京都墨田区押上一丁目1 番2 号東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F営業:9:00~21:00、年中無休入場料:大人2,000円、高校生1,500円、中・小学生=1,000円、幼児(3歳以上)600円お問い合わせ:03-5619-1821取材/古屋江美子
2012年08月14日環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市小名浜字辰巳町50)では、1階・子ども体験館「アクアマリンえっぐ」で展示しているレッサースローロリスが赤ちゃんを産んだ。8月2日の午前7時30分ごろ、2頭の赤ちゃんが生まれていることを担当飼育職員が発見した。前日まで出産する兆候が見られなかったので、大変驚いたという。同館では、子ども体験館「アクアマリンえっぐ」ができる前の、企画展「海とあそぶ」を実施していたころからレッサースローロリスを展示していたが、出産は初めてのこと。今回は、同館に以前からいた個体ではなく、2011年4月4日に埼玉こども動物自然公園からやってきたペアの間に生まれた赤ちゃんとなる。現在、赤ちゃんたちは裏側の施設で飼育中。展示が決まり次第、告知する予定という。同館では、「元気に育ちますように」と期待を込めて話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日アクアワールド大洗水族館(茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3)は、8月12日、那珂湊海上花火大会に合わせて営業時間を21時まで延長する「夜の水族館 サマーナイト2012」を開催する。当日は、特別版イルカ・アシカショーや、水族館で花火やコンサートが楽しめる一夜限りのプレミアムイベントを開催。普段はなかなか体験できない、夜の水族館を楽しめる。夜の大海原をバックにフラガールとコラボした「特別版イルカ・アシカショー」は、17:30~18:00。「サマーナイトコンサート」は18:30~19:00、「花火大会」は19:00~20:30の開催となる。最終入場は20時まで。なお、花火大会は雨天時は中止となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日小田急百貨店は8月8日~14日まで、藤沢店(神奈川県藤沢市)にて「新江ノ島水族館の人気者パンフェア」を開催。会場では同水族館の人気者をかたどったパンのほか、有人潜水調査船「しんかい2000」にちなんだ特別なパンなども販売される。今回のフェアに並ぶパンは、「新江ノ島水族館」と藤沢店地階食品売り場のパン屋「ドンク」の協力により製作されたもの。水族館で人気のイルカをかたどったクリームパンやくらげをイメージしたチーズ入りのタマゴサラダパンなどのほか、しらすを使ったパンや、日本初の本格的な有人潜水調査船である「しんかい2000」にちなみ、深海の暗さをイメージしてイカ墨やココアなどを使い黒く仕上げたパンなど、合わせて16種類のパンが販売される。会場となる「ドンク」も期間中は水族館をイメージした売り場に変身。「ちょうど帰省の時期でもあり、お子さまをはじめご家族がそろう楽しい食卓の話題の一つになればと思います。水族館をイメージした売り場でパン選びを楽しんで下さい」(小田急百貨店藤沢店販売促進担当)とコメントしている。商品例:くらげ1個 231円しらすのパリパリ1個 315円深海バゲット1個 630円深海スティック1個 210円【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日まるで海の中にいるような気持ちになる水族館。日差しを避けて涼しい環境で楽しめることもあって、夏休みを利用して行く人も多いのではないだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女1,000名に行ってみたい水族館について聞いてみた。Q.行ってみたい水族館を教えて下さい(複数回答)1位 沖縄美ら海水族館(沖縄) 42.2%2位 横浜・八景島シーパラダイス(神奈川) 8.5%3位 京都水族館(京都) 6.8%4位 サンシャイン水族館(東京) 6.6%5位 ノシャップ寒流水族館(北海道) 4.2%■沖縄美ら海水族館・「世界最大級の水槽から見るジンベイザメを楽しみたい」(24歳女性/商社・卸/その他)・「物凄く素敵だと言う話を聞いた事があるので」(29歳女性/不動産/秘書・アシスタント職)・「沖縄の海ならではのダイナミックな世界を堪能してみたいので」(28歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)■横浜・八景島シーパラダイス・「シロイルカを見てみたいので」(29歳女性/その他/その他)・「おしゃれ、デートに最適」(41歳男性/建設・土木/営業職)・「遊園地もあるから」(24歳女性/金融・証券/事務系専門職)■京都水族館・「京都に新しい水族館ができたと聞いて、興味がある」(49歳女性/情報・IT/技術職)・「内陸で水族館があるのが珍しいから」(30歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)・「素晴らしいという噂を聞いた」(63歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)■サンシャイン水族館・「都会の水族館がどんな感じか知りたい」(24歳女性/商社・卸/営業職)・「リニューアルしてから行っていないので」(32歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「気軽に行けそう」(27歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)■ノシャップ寒流水族館・「北海道ならではの生き物が見られそうだから」(22歳女性/ソフトウェア/技術職)・「名前が独特!! 」(29歳女性/機械・精密機器/技術職)・「北海道の水族館は行ったことがないから」(24歳女性/機械・精密機器/技術職)■番外編: 鴨川シーワールドといえばシャチ・「シャチのショーが本格的だと聞いた」(25歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■総評2位に大きく差をつけて1位になったのは「沖縄美ら海水族館」。「大水槽によるジンベイザメの展示を見てみたいから」という意見が多かったが、「行った人からの評判が良いから」など、知り合いから推薦されたという回答が目立ったのも特徴的だった。2位は「横浜・八景島シーパラダイス」。こちらは水族館に関する回答の他に「ジェットコースターが良いらしい」など、併設されている遊園地に関する声もいくつか寄せれた。3位は「京都水族館」。今年の3月にオープンしたばかりとあって「新しくできたので一度行ってみたい」という意見が多かった。続いて4位は「サンシャイン水族館」。こちらは2011年8月にリニューアルされたので「新しくなってから行っていないから」などの声が多く寄せられた。そして5位は「ノシャップ寒流水族館」で、「珍しい生物がいそう」「北海道の水族館がどんなもんか見てみたい」といった回答が目立った。回答者の4割以上が「沖縄美ら海水族館」を支持した今回のアンケート。沖縄の美しい自然の中にあり、水槽も世界最大級ときたら、多くの人が行ってみたいと思うのも頷ける。ちなみに実際に見たいとの回答が多かったジンベイザメは、大きいものでは10mを超えるというから驚きだ。(文・アリウープ 高橋賢司)調査時期: 2012年7月26日~2012年7月30日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性444名 女性556名合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日新江ノ島水族館が7月14日より、JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の有人潜水調査船、「しんかい2000」の常設展示を開始。この潜水調査船、1982年1月から2002年11月まで20年以上にわたって計1411回の潜航を実施し、1984年の相模湾初島沖水深1100mでのシロウリガイの群集発見など、日本の深海研究の“立役者”ともいえる存在だという。「その雄姿、ぜひとも拝みたい!」と、早速GO!水族館の入口を入ると、まずお目見えするのは「相模湾大水槽」。高さ9m、水深6.5m、底面積144㎡と館内最大規模のこちらは、水族館のすぐ目の前、相模湾の海の中を再現。群れとなって泳ぐマイワシの美しさにうっとりとし、エイの仲間であるシノノメサカタザメの迫力に驚かされ……。約90種類2万匹もの魚たちが作り出す海中の世界は、なんとも神秘的。相模湾の水をいれているという水槽からかすか漂う潮の香り(水槽の天井部分が少し空いているのだそう)にも癒される。大水槽を過ぎるとそこが、展示コーナー「深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究」。「しんかい2000」展示にあわせてリニューアルされ、水深200m以上の暗く、冷たい海の中の様子を公開。JAMSTECと協力し、日本初となる深海生物の長期飼育技術開発の共同研究も行っているのだとか。照明を落とした水槽には、私たちが海の中で対面することができないような珍しい生き物が多数。8月31日までは「今週のおすすめ深海生物水槽」も設置され、サガミモガニといった珍しい深海生物が週がわりで展示されている。また、8月31日までの月曜から金曜までの12:00~と15:00~の1日2回(8月13~15日は休み)、深海担当トリーターが、「しんかいの音波通信について」や「深海水を体験しよう」など、日替わりで深海の魅力や不思議を解説。夏休みの自由研究のテーマにもぴったりかも!?幻想的なクラゲが浮遊する「クラゲファンタジーホール」や、かわいい海の人気者に出会える「ペンギン・アザラシゾーン」などを抜け、いよいよ「深海Ⅱ~しんかい2000~」へ。ホールへと向かう階段の正面壁には「しんかい2000」から見た海の映像が映し出され、ムードは否が応でも高まる!そして……、光の届かない海底をイメージしたほの暗いホール中央に、いました、いました、あの英雄が!全長9.3m、幅3m、高さ2,9m、重さ約24トンという、美しい曲線に象られた真っ白な船体。正面には、海の中を映し出すためのカメラと生き物などの標的をつかむためのアーム、そして、それを入れるためのゲージも備わっている。これが、日本の深海研究を20年にわたって担ってきたのかと思うと感慨深い。マニアならずとも必見なのが、操縦席の展示。この限られたスペースでパイロット2名と研究者1名が作業していたというのだからビックリ! ひとつしかないイスはパイロット1名が座り、ほかの2名はその下のスペースに寝そべって、自分の任務と取り組んでいたのだとか。通常潜航時間は約7時間、その間に研究者は自分のテーマはもちろん、他の研究者から託されたミッションを遂行していたのだそう。もしかしたら、宇宙飛行士より過酷な状況だったのでは?彼らが着用していたユニフォームも展示されているのだけれど、その厚さを見れば、水深2000mの世界がいかに寒かったかがわかるはず。「しんかい2000」の凛とした姿への感動も冷めやらぬまま、続いて向かったのは「タッチプール」。エビやタコ、サメなどに触れられる人気コーナーにも、8月31日までの限定で「深海タッチプール」が登場。ここに展示されているトラザメはザラリとした感触、そして、ダンゴムシの仲間というオオグソクムシの触り心地は……。ぜひ、行ってお試しを!「しんかい2000」以外にも、1日数回行われる「イルカショー」やイルカと握手したりウミガメに餌をやったりできる「ふれあいプログラム」など、楽しいイベントが満載。「なぎさの体験学習館」では、オリジナルのうちわや「しんかいスタンプ」を使ったハガキなどが作れるワークショップも開催され、家族みんなで一日楽しめること請け合い。夏の一日、海を身近に感じに出かけてみては?新江ノ島水族館場所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 TEL: 0466-29-9960入場料金:大人2,000円、高校生1,500円、中学生・小学生1,000円・幼児(3歳以上)600円(お得な年間パスポートや団体料金もある)取材/村上早苗
2012年07月31日トリップアドバイザーは24日、過去1年に投稿された口コミでの評価をもとに「行ってよかった動物園&水族館ランキング2012」を発表した。対象は2011年6月から2012年5月に投稿された口コミ。動物園部門1位は、国内最多の8頭のパンダが飼育されている和歌山県「アドベンチャーワールド」。「目玉となっている8頭のパンダ、特に双子の仲良しパンダ、海浜と陽浜が愛くるしくて何時間見ていても飽きません」「普通の動物園以上に至近距離で生き物に触れ合え、大人でも十分楽しめました」などの口コミが寄せられている。続いて、2位「旭山動物園(北海道)」、3位「愛媛県立とべ動物園(愛媛県)」4位「神戸市立王子動物園(兵庫県)」5位「江戸川区自然動物園(東京都)」という結果になった。水族館部門では、沖縄県の「沖縄美ら海水族館」が3年連続で1位を獲得。巨大なマンタやジンベエザメが泳ぎ回る大水槽「黒潮の海」の迫力は、他の施設を圧倒するという。「沖縄を代表する観光地といえば、もちろん美ら海水族館です。沖縄県民ですが、もう何度も行っています」といった、リピーターの意見が多いのも特徴的だった。続いて、2位「鴨川シーワールト(千葉県)」、3位「大分マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県)」4位は「名古屋港水族館(愛知県)」5位は「アクアマリンふくしま(福島県)」となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽3-3-6)で、 7月9日、トドに元気なオスの赤ちゃんが誕生した。同水族館では、今年に入り、フンボルトペンギン、ハイイロアザラシ、アメリカビーバー、ミナミアフリカオットセイ、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生とベビーラッシュが続くが、今回また新たな命が加わった。出産の兆候がみられたのは9日のお昼頃。飼育場のプールから離れた陸場で休むなど、普段とは少し違う行動がみられたことから、担当者が交代で観察を続けていた。そして15時41分、無事に元気な赤ちゃんが誕生。誕生した赤ちゃんは体長85cm、体重17.65kgで、現在は「海獣の王国」ゾーンの裏の水槽で母親とともに過ごしている。鳥羽水族館でトドの赤ちゃんが生まれるのは今回で3例目、一昨年に続いての嬉しい知らせとなった。18時頃には授乳も確認され、母親ともよく鳴き合い元気。なお、しばらくの間は健康状態を見極めるため、一般公開は今のところ未定とのこと。担当者は「出産直後は少し弱々しく見えて心配しましたが、その後お乳を力強く吸う姿を見てほっとしました。父親のように大きく元気に育ってくれれば」と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月14日18日、オリックス不動産株式会社が2012年5月22日に運営開始する都市型水族館「すみだ水族館」の施設概要・営業概要を発表した。同水族館は、東武鉄道株式会社が、東京都墨田区業平橋・押上地区に新しくオープンする「東京スカイツリータウン」内にオープン予定。東京スカイツリータウンは、押上駅ととうきょうスカイツリー駅(現・業平橋駅)を結ぶ、東西約400メートル・広さ約3.69haにもおよぶ新しい「街」で、同水族館はその目玉として注目されている。水族館の面積は7,859,81平米(バックヤードを含む)、最大収容人数は約2,000人。生物の種類は約400種類で、点数は1万点。オリックス不動産株式会社にとって水族館運営は、新江ノ島水族館(2004年4月16日オープン)、京都水族館(2012年3月14日オープン)に続く3館目となる。会見では、オリックス不動産株式会社 専務執行役員 運営事業本部 本部長 森川悦明氏が、新江ノ島水族館開業時を振り返り、「約8年前に初めて水族館運営を手掛けたときは、地域おこしを含めた、水族館の社会的役割を考えることからスタートした。昔は、水族館といえば珍しい動物を展示している場所だったが、現在では、水族館を運営するにあたっては、感動を伝えるということが最も大切だと思っている」と説明。水族館の教育的価値を高め、子どもたちがそこで得た知識をもとに、よりよい未来を作ってくれればとの夢を語った。また、すみだ水族館運営にあたっては、前2館同様、エンタテインメント(娯楽)とエデュケーション(教育)を兼ね備えた「エデュテインメント」性の高いコンテンツ、プログラム作りに取り組むと同時に、新しい水族館のあり方も提案していく。一つ目は、京都水族館に次いで国内で二例目となる、完全人工海水を採用すること(※淡水は除く)。これにより、内陸型水族館運営においてネックとなっていた、大型車両による海水運搬時に発生するCO2の発生をおさえられるばかりか、年間を通して一定の水質を維持できるため、水槽内の生物にとって快適な環境作りを実現できるという。続いて、来場者が館内を好きな順序で観賞できる「自由導線」を導入。東京スカイツリータウン・ウエストヤードの5階・6階のツーフロアからなる水族館内には、進行方向を示す看板等はなく、また、何度でも行き来することが可能なため、来場者はさまざまな角度や視点から水槽を観賞することができる。さらに、国内最大級の広さを誇る、ペンギンやオットセイが暮らすプール型水槽ゾーン「水といのちの戯れ~ペンギン・オットセイ~」では、飼育などのバックヤードも公開。また、そのほかの展示スペースにもさまざまな工夫が凝らされているのが大きな特長だ。「水のきらめき~自然水景~」と名付けられた水槽には、光合成によって発生した酸素が気泡となってゆらめく様を観察することが可能となっている。「ゆりかごの連なり Part 1 水の記憶~クラゲ~」の水槽には大小さまざまなクラゲが浮遊して幻想的空間を作っている。「ゆりかごの連なり Part 2 小さな仲間たち~アクアギャラリー~」は、小さな生き物が展示された水槽が並ぶギャラリーのような一画。「光と水のはぐくみ~サンゴ礁~」では、色とりどりのサンゴ礁とカラフルな生き物たちが迎えてくれる。さらに、東京湾や伊豆諸島、小笠原諸島にいたる島々にすむ生物が泳ぐ「つながるいのち~東京湾・東京諸島~」、東京諸島の海をテーマに作られた「いのちのゆりかご・水の恵み~東京大水槽~」と見どころがめじろ押しだ。≪すみだ水族館≫●営業時間9:00~21:00(入場受付は閉館の1時間前まで/開業日5月22日は時間変更の可能性あり)●休館日なし(年中無休)●公式HP ●入場料大人=2,000円高校生=1,500円中・小学生=1,000円幼児(3歳以上)=600円【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日オリックス不動産は14日、京都市初の本格的水族館「京都水族館」をオープンする。「日本初の内陸型大規模水族館」(同社)とのこと。入場料は大人2,000円、高校生1,500円、中・小学生1,000円、幼児(3歳以上)600円。同施設は、「水と共につながる、いのち。」をコンセプトに、多くの命が共生する生態系、水と生き物が循環する流れを再現するため、京の川から大海原を再現する9つのゾーンで構成されている。国内最大級の「オオサンショウウオ」が展示された「京の川ゾーン」、オットセイやアザラシを観察できる「かいじゅうゾーン」、イルカのパフォーマンスが見られる「イルカスタジアム」などがある。京都の自然や生態系を遊びながら学べる「エデュテインメント型の水族館」を目指しているとのこと。施設の裏側を見学できるバックヤードツアーなどの体験プログラムや、風船を使ってクラゲを作成する子供向けのワークショップなども開催されている。また、館内にあるカフェ「山紫水明カフェ」では、抹茶ゼリーや抹茶ソフトクリームを使った「京都パフェ」(750円)や「京漬物ドッグ」(350円)など、京都らしさのあるメニューを揃える。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月14日板尾創路監督第二弾作品映画『月光ノ仮面』の公開に先駆け、ノベライズ小説が発売!こちらを記念して、1月5日(木)リブロ渋谷店にて板尾創路のサイン会が行われた。●映画の見どころを映画だけでなく小説にもなったことで、いろんな楽しみ方ができる作品になったと思います。表現の仕方も違うし、映画では語られていないことも小説では描かれているので全然別物として楽しんでいただけると思います。映画を観て、小説を読むとまた楽しいかなと。●そうそうたるキャストですね。浅野くんは僕のイメージにぴったり。石原さんもですが、ばっちりはまったと。本当に理想のキャストが揃いました。実はこの作品はクライマックスのシーンが最初に思い浮かんで、それを映像にしたいと思ったところから、前を考え始めたんです。落語の「粗忽長屋」がモチーフになっていますが、落語だけじゃなく、僕と石原さん、浅野くんの三角関係もありますし、見どころは多いと思います。●昭和初期が舞台ですが。昭和初期の街並みや雰囲気というか、まだ完成されてない空気が好きなんですよね。ドラマチックなことが起こりやすいというか、すごく創作意欲を掻き立てられる。予算はそんなにかけられないんですけど、時代背景を作りこんじゃって結構かかってしまったので、今回も三週間しか撮影期間に割けなくて。●監督業はいかがですか。脱獄王のときよりは要領がわかってきたので、だいぶ楽になりましたね。ただ、監督としての次回作の構想はまだまだですけど。予定がないときに次のことを考えられないたちなんです、僕(笑)。監督主演で脚本もやらせてもらってますし、テレビ局映画とかだと、この俳優を使ってくれとか、このホンで、という指示があったりすると思うんですけど、そういうところが一切ないので、今回は完全に僕のやりたい俳優さん、100%僕のやりたいことを実現できたかなと。吉本からも、一切何も制限はないです。予算と撮影期間だけは指示がありますけど。その範囲内であれば何でも。だからもうほぼ自主映画に近い環境なので、本当にありがたい中でやらせていただいてるなと。映画人として幸せだなと。●新年の抱負は。とりあえずは映画の成功ができれば、今年一年いいスタートを切れるのかなとは思ってますが、正直なところを言いますと、年末からまったく休みが取れていないので、2、3日でいいから休みをみらって、温泉でもいきたいかな、といのがささやかな望みですかね((笑)。●最後に本作のPRを。みなさんもぜひ映画館に足を運んでいただいたら嬉しいです。そうしたら僕のところにも多少は(お金が)入りますので(笑)僕のふところが潤ったらそのぶん作品でお返ししますので、投資やと思って。ぜひ観に来てください(笑)。サイン会では、来場者に「板尾創路」とプリントされた“名前シール”を板尾監督自身が手渡し。ファンとの交流を通して、映画にも手ごたえを感じていた。作品情報『月光ノ仮面』1月14日(土) 角川シネマ有楽町,シアターN渋谷他 全国ロードショー!
2012年01月08日この夏、世界遺産・宮島に、宮島水族館がグランドオープンした。愛称は、みやじマリン。瀬戸内海にいる生き物を中心に、約350種、13,000点以上が見られる。入館すると、まず2階の展示室へ。2階では、宮島の干潟や里山、そして瀬戸内海の地上から海水面近くに生息する生き物を見て、1階へと降りていく。今度は、同じ水槽を、海中や海底にいて見上げているような造りになっている。逆L字に配された2階の水面近くを泳ぐ魚やウミガメ、1階では回遊する魚や岩陰に潜む魚、海底の砂上で生活する魚の姿を見て、海中の住み分けにも気づく。身近だけれど、希少な生き物・スナメリ。のんびりとした姿に、しばし癒される。眺めていると、逆に、こちらが見られているように思えてくるのが不思議だ。瀬戸内海の食物連鎖の頂点でもある。カキを養殖する、カキいかだを再現。広島特産のカキを、実際に養殖するのと同じように、いかだからつるした展示は珍しい。タチウオの水槽は、幻想的で、大人だからこそ楽しめる空間。暗い海底で直立するタチウオは、ちょっとしたショックにも弱い、デリケートな魚。長期飼育に取り組んでいる水族館は、全国でも珍しい存在だ。ペンギンが空を飛んでいるように下から見ることができる造りの、ペンギンプール。水族館とは思えない、瓦葺きの二階建て。島の雰囲気に合わせ、和風に造られた。宮島桟橋より、徒歩約25分。世界遺産の厳島神社を通り、さらに5分ほど歩くと見えてくる。宮島に、またひとつ、大人が楽しめるスポットが登場した。お問い合わせ:宮島水族館 tel.0829-44-2010広島県廿日市市宮島町10-3open.9:00~17:00(最終入館~16:00、休12月26日~30日) 公式サイト 取材/はまだふくこ
2011年09月07日アンジェリーナ・ジョリーが滞在中のロンドンで映画鑑賞に水族館見学、と子供たちと連日のお出かけで家族サービスにいそしんでいる。パートナーのブラッド・ピットがマーク・フォスター監督の『World War Z』(原題)を撮影中で、アンジーは6人の子供たち(9歳のマドックス、7歳のパックス、6歳のザハラ、5歳のシャイロ、3歳の双子のノックスとヴィヴィアン)と一緒に家族全員でロンドンに滞在中。先週金曜(22日)には子供たち全員を連れて、滞在先近くの映画館で『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を鑑賞した。混乱を避けるためか、リッチモンド・オデオン・シネマでの上映はブランジェリーナ家の貸し切りだったそうだが、午後の上映ということもあり、アンジーは子供たちにたくさんのおやつを買い与えていた。「子供たちは全員ホットドッグとポップコーン、ドリンクを持ってました。とても楽しそうでしたよ」と目撃者は「UsMagazine.com」に語った。25日にはブランジェリーナ家女子組(ザハラ、シャイロ、ヴィヴィアン)にノックスも連れてロンドン水族館に見学に出かけた。年長の娘2人とショッピングしたり、子供と楽しい時間を過ごすことに専念しているアンジー。少し前にブラピと親しいマット・デイモンから「(ブラッドとアンジーは)囚人のような生活をしている」と言われたことへの返答?とも取れそうなくらい、いつになくアクティブな休暇を過ごしているように思える。(text:Yuki Tominaga)写真は滞在先のロンドンで水族館に行ったときの様子。© Splash/AFLO■関連作品:ツーリスト 2011年3月5日より日劇3ほか全国にて公開■関連記事:マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」アンジェリーナ・ジョリー、竜巻被害にあったブラピの故郷に50万ドル寄付ジェニファー・コネリー&ポール・ベタニー夫妻に女児誕生アンジーおのろけ全開!「ブラッドは男の中の男なのよ」ブランジェリーナ、6人の子供たちのナニーを年俸9万ポンドで募集中
2011年07月28日