ディズニーが製作する新しい『トロン』の映画に動きがあった。監督が『LION/ライオン~25年目のただいま~』『マグダラのマリア』のガース・デイヴィスに決定したという。「Deadline」などが報じた。デイヴィス監督にとっては初めての“大作”となるため、自ら積極的に売り込んだことが伝えられている。今作は1982年製作の『トロン』、2010年製作の『トロン:レガシー』に続く『トロン』シリーズ3作目となるが、前2作とは物語としてつながりのない作品になるとのこと。『トロン:レガシー』においては、主演のギャレット・ヘドランドとオリヴィア・ワイルドが続投で、続編を製作することも検討されていたが、2015年に立ち消えに。3作目の“新しい”『トロン』は、2017年にジャレッド・レトが主演・製作することで契約を結んだが動きがなく、3年が経って監督が決まり、再び企画が動き出した模様だ。ドラフト脚本は『グロムバーグ家の人々』のジェシー・ウィグトウが担当していることが以前報じられた。今回の報道に『トロン』シリーズのファンは、「前作と同様『ダフト・パンク』にサウンドトラックを手掛けてほしい」「前作のキャストはだれも出ないの?」などとコメント。『スーサイド・スクワッド』のジョーカー役が不評だったことが響き、主演がジャレッドであることを不安視する声も。(Hiromi Kaku)
2020年08月11日『トロン』の最新作を、ガース・デイヴィスが監督することになった。『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』など、小粒なドラマで知られるデイヴィスにとって、メジャースタジオの超大作は新しい領域。だが、デイヴィスはこの作品に情熱をもち、積極的にアプローチした結果、監督の座を獲得したという。主演はジャレッド・レト。レトはプロデューサーも兼任する。ジェフ・ブリッジスが主演する最初の『トロン』が公開されたのは1982年。ヒットしたわけではなかったが、その後、次第にファンが増え、2010年の『トロン:レガシー』につながった。こちらはボックスオフィスで成功し、続編の話はすぐに出たものの、話をどうもっていくかが決まらず、時間がかかっている。主演がレト、監督がデイヴィスで固まったことではずみがつきそうだが、今もまだ完全なゴーサインは出ていない。文=猿渡由紀
2020年08月11日