SBIファーマは4月1日、医療内視鏡用ビデオカメラ「超高感度CMOS内視鏡用カメラAlaowl」を販売開始したと発表した。同機器は、さまざまな診療科で使用されている硬性内視鏡などに接続して使用することができる医療内視鏡用ビデオカメラ。昨今の医療現場で使用されている一般的な医療内視鏡用ビデオカメラでは、医療用光源装置からの多くの光量が必要だが、同機器では超高感度のCMOSカメラを搭載しており、少ない光量での内視鏡観察や長時間にわたる微弱な蛍光観察を行うことが可能。また、白色と紫色のLEDを搭載した同社の医療用光源「2色LED光源 Aladuck LS-DLED」と併用することで、医療従事者にとって負担の少ない蛍光観察が行える。
2016年04月01日旭化成ファーマは3月28日、ペプチドリームと複数の創薬標的分子に対する「特殊ペプチド」を創製することを目的とした共同研究開発契約を締結したと発表した。同契約は、旭化成ファーマが開発を目指す創薬ターゲットに対して、ペプチドリーム独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS(Peptide Discovery Platform System)」を用いて特殊環状ペプチドを創製し、旭化成ファーマにおいて当該特殊ペプチドに係る臨床開発を目指す内容となっている。ペプチドリームはこれまでにも、国内製薬企業5社、海外製薬企業10社との間で創薬共同研究開発契約を結んでいる。旭化成ファーマは今回の契約締結について、「今後の創薬研究において医薬品候補物質取得の可能性を飛躍的に向上させることができるものと期待している」とコメントしている。
2016年03月28日私たちが毎日食べる、おいしい野菜、肉。どんな人たちが作っているのか知っていますか? 先日、銀座でキックオフイベントが開かれた「農家のファミリービジネス研究会」には、次世代を継ぐ若い農業者たちが参加。これから、農業をどうやって継ぎ、盛り上げていけばいいのか、熱い議論が交わされました。農家というファミリービジネス、その価値とは?日本の農業は平均年齢66歳と高齢化が進み、重労働と収益のアンバランスさから、農地を手放す人も増えています。このままだと、国産農作物がどんどん減ってしまうかも? 消費者の私たちは、安心しておいしい野菜、肉が食べられるように、日本の農業に頑張って欲しい! と願うばかりですが、そんな中「一次産業を、カッコよくて、感動があって、稼げる3K産業に」との想いで、宮治勇輔さんが立ち上げたのがNPO法人農家のこせがれネットワーク。ヒルズマルシェや、食と農でつながる交流会など、さまざまな企画で農を盛り上げてきましたが、今回、同NPOが生産者の経営を後押しする形で作られたのが、この「農家のファミリービジネス研究会」です。銀座ファーマーズラボで開催されたキックオフイベントには、若い生産者を中心に約80名が集い、交流を深めました。セミナーでは宮治勇輔さんのお話のほか、『星野佳路と考えるファミリービジネスマネジメント』著者の中沢康彦さんも登壇し、ディスカッションも行われました。「日本の農業はいま、高齢化、世代交代の時期を迎えています。でも実際に農家を家業として継ぐ意思のある人は、2014年に実施した同団体の調査によると、わずか2.7%に過ぎません。私も家を継ぐ前は大手企業のサラリーマンをしていましたが、一般的に民間企業のほうが農家よりも給料はいいし、福利厚生も充実していますよね。でも、農家を継いでよかったと思えるのは、そこに家族経営、ファミリービジネスならではの価値観があるからです。いまやっている仕事は、圧倒的に楽しいし、日々生きていると実感できるやりがいがあります」と宮治さん。 家族だからこそのつながりが、ビジネスチャンスを生む宮治さんの手がける“みやじ豚”は、今ではブランド化し知名度を上げています。そこにいたるまでには、サラリーマン時代に築いたビジネスセンスが役立ちました。家族とコミュニケーションをとりながら、ファミリービジネスとして事業を開拓してきたそう。「ファミリービジネスの強みは、苦しくても、何が何でも成功に導くという家族全員のコミットメントがあることです。今も先代が残した農家が続いているとしたら、そこには売れる理由があります。何を残し、何を変えるか? そこをしっかり把握すれば、ビジネスチャンスが見えてくるはず。なかでも女性の役割はとても大事です。企業では女性経営者も増えていますが、農家でも、女性の活躍は広がっています。女性ならではの経済感覚が役立つのです」とはゲストトークを行った中沢康彦さん。若い生産者たちの新たなチャレンジ食への関心が高まるなか、私たちの食を支える若い生産者たちの新たなチャレンジが始まっています。消費者である私たちは、そうした彼らの農作物を買い支えることで、次世代の生産者を応援したいものです。とくに今後はTPPによって、海外からの安い輸入食品もどんどん増えることが予想されますが、そんな時、本当に安心して食べられるものはどれか? 考えてみてはどうでしょう。日本の農家のこれからにつながる、おいしい食習慣、作る人たちのことを考えてはじめましょう。取材協力:NPO法人農家のこせがれネットワーク
2015年10月08日SBIファーマとリプロセルは6月8日、iPS細胞由来の分化細胞を用いた再生医療を行う際に問題となる残留iPS細胞を、再生医療に適したALAというアミノ酸で選択的に除去する技術を開発したと発表した。iPS細胞から心筋、神経、肝臓などの細胞を作製する際、iPS細胞が変化せず残留し、生体に移植した時にがん化してしまう場合があった。そのため、再生医療に向けた品質管理の観点から、体細胞に変化した細胞群から残留iPS細胞のみを除去する技術の開発が必要とされていた。ALAは、がん組織ではプロトポルフィリンIXという物質へ変化し、蓄積するという特徴を持つ。プロトポルフィリンIXは特殊な波長の光を浴びると細胞を破壊する物質を生成することから、海外ではALAはがん治療薬として承認されている。今回開発された技術ではがん細胞とiPS細胞に共通する特徴に着目し、ALAを含んだ培養液中でiPS細胞から変化させた体細胞に特殊な条件で光照射することで、容易にiPS細胞を選択的に除去することに成功した。
2015年06月08日SBIファーマは4月1日、医療用光源「2色LED光源 Aladuck LS-DLED」の販売を開始したことを発表した。同製品はは硬性内視鏡に接続して使用することなどを想定して開発された医療用光源装置。自然光に近い白色光(White LED色温度:4000K)に、紫色光を混ぜることができる機能(Violet LED ピーク波長:400~410nm)も備えており、光源の幅広い使い方が可能だという。主な機能としては、通常観察モードのほか、白色光と紫色光の光量比率の調整が可能なPDDモードを搭載。2つのモードはフットスイッチで切り替えることが可能だという。
2014年04月02日株式会社シンク・コミュニケーションズは、貸農園や自宅の庭、ベランダなどで野菜や果物の栽培を楽しむ「週末ファーマー」のための、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、「Uee Farm(ゆいファーム)」を3月21日より公開する。200万人が貸農園を利用し、希望者は820万人(※公益財団法人発行「レジャー白書2008」より)とも言われる週末ファーマー。その週末ファーマーを対象にしたSNS、Uee Farm(ゆいファーム)が3月21日にオープンする。Uee Farmでは、栽培の様子をブログで公開する「栽培日誌」と、栽培方法や病害虫対策などの悩みを会員間で解決し合う「Ueeフォーラム」、収穫した作物を会員間でおすそ分けしあう「Ueeマルシェ」の3つのサービスを提供するという。SNSの名称の由来は、日本に昔からある助け合いの習慣「結い(ゆい)」から。週末に野菜や果物の栽培を楽しむ人同士がつながり、楽しみを分かち合ったり、助け合ったりする、現代の「結い」となることを願っているという。「Uee Farm(ゆいファーム)」の登録は満15歳以上、実名は非公開。登録は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日