くらし情報『映画『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンと巨大資本との闘い、彼女の人生を辿るドキュメンタリー』

2024年1月21日 19:05

映画『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンと巨大資本との闘い、彼女の人生を辿るドキュメンタリー

映画『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンと巨大資本との闘い、彼女の人生を辿るドキュメンタリー

映画『美と殺戮のすべて』が、2024年3月29日(金)より公開される。

写真家ナン・ゴールディン
ナン・ゴールディンは、1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーンなど、当時過激とも言われた題材をピックアップして撮影し、『性的依存のバラード』などでその才能を高く評価された写真家。2023年には、イギリスの現代美術雑誌『ArtReview』が発表するアート界で最も影響力のある人物ランキング「Power 100」で1位に輝くなど、今日に至るまで世界中に影響を与え続けている。

映画『美と殺戮のすべて』は、そんなナン・ゴールディンの人生とキャリア、そして大富豪サックラー家がオーナーを務める製薬会社パーデュー・ファーマ社の医療用麻薬オピオイド蔓延の責任を問う活動を追ったドキュメンタリー。

ローラ・ポイトラスが監督を務め、第79回ヴェネツィア国際映画祭では、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。また、第95回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞へノミネートを果たした作品だ。

巨大な資本と戦う決意をしたナン・ゴールディンの人生
ゴールディンは、手術を受けた際にオピオイド系の鎮痛剤オキシコンチンを投与されたのをきっかけに中毒となり、生死の境をさまよった。

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