株式会社イードは、各自動車メーカーのプチバン投入が相次ぐ中、人気の要因を探るべく、保有者1,000 名に対して調査を行いました。概要は以下の通り。■プチバン購入のきっかけはライフステージの変化まず、プチバンを購入したきっかけについて、全体では、・1位「運転が楽な車が欲しくなった」15.5%・同率2位「子供が生まれる(生まれた)」14.4%「実際に試乗してみて気に入ったから」14.4%となりました。さらに、年代別の差をみてみると20代は「子供が生まれる(生まれた)」27.0%、「移動に車が必要になる(なった)」20.5%、「結婚する(した)」17.5%、「就職する(した)・仕事が変わる(変わった)」9.0%、30代は「子供が生まれる(生まれた)」29.5%、60 代は「運転が楽な車が欲しくなった」26%、「仕事を定年退職する(した)」11.0%といった項目が高くなっており、プチバン購入のきっかけはライフステージの変化(「就職」「結婚」「出産」「定年」)が影響している結果となり、幅広い年齢層が、それぞれのライフスタイルにあわせてプチバンを選んでいることがわかりました。>>プチバン満足度は8割以上?!■プチバン満足度は8割以上購入後の満足度について質問したところ、60代が83.35点、20代が82.78点と特に満足度が高く、その他の年代でも全て8割以上が満足している結果となりました。性別では90点以上をつけた人が男性8.8%、女性21.2%となっており、さらに平均点でも女性が3.9点高い結果となりました。■プチバン購入後の満足ポイントは、「車内が広い」「運転操作のしやすさ」「ドア開口部の広さ」コンパクトカー(登録車)と軽自動車では、購入後の満足ポイントにも違い購入後の満足ポイントについて、全体では、・1位「車内が広いこと」(87.2%)・2位「運転操作のしやすさ」(85.3%)・3位「ドア開口部の広さ」(84.7%)の満足度が高くなりましたが、コンパクトカー(登録車)と軽自動車の差を見てみると、「ウォークスルー(全席と後席の間で車内を移動できる)」(コンパクトカー(登録車):68.2%、軽自動車:28.2%)、「税金や保険などの維持費が安いこと」(コンパクトカー(登録車):47.2%、軽自動車:84.0%)、「視界の良さ」(コンパクトカー(登録車):66.6%、軽自動車:87.0%)、「車内で体を伸ばして寝られること」(コンパクトカー(登録車):44.6%、軽自動車:30.0%)で満足しているポイントに大きな差が出ています。>>プチバン利用者の使用目的とは?!■プチバン購入時の主な使用目的は、「普段使い」が6割プチバンを購入する際の主な使用目的については、全体的に、普段使いを重視する傾向(普段使い39.3%、やや普段使い20.7% 合計60%)にありますが、軽自動車とコンパクトカー(登録車)で比べてみると、軽自動車は「普段使い」が46.8%と高いのに比べ、コンパクトカー(登録車)は普段使いだけでなく、「両方」31.6%、「レジャー使い」16.2%と、レジャー使いも重視する傾向がうかがえました。<カーライフ・ジャーナリスト・まるも亜希子さんのコメント>「チャイルドシートを使う年齢の子供がいる場合は、後席の片側が常に埋まってしまいます。そうなると、乗車人数や荷物の積み込みを考慮すると軽自動車では物足りなく、足元スペースや荷室を有効活用できるかどうかが使い勝手の鍵になります。この点、フラットで低いフロアや荷室がしっかり確保されていて、優秀なのはソリオやポルテ/スペイドです。」■プチバン利用用途は、「日常の買い物」「送迎などのちょっとした外出」「ショッピングセンターでのまとめ買い」と普段使いがメインさらに、購入後の実際の利用用途について、全体での1位は「日常の買い物」(82.8%)、2位「送迎などのちょっとした外出」(51.6%)、3位「ショッピングセンターでのまとめ買い」(46.0%)となりましたが、コンパクトカー(登録車)では、「家族や仲間連れでの日帰りレジャー」(45.4%)、「家族や仲間連れでの泊りがけの旅行」(30.8%)などのレジャー志向のポイントが高くなっていますが、軽自動車では、「送迎などのちょっとした外出」(57.4%)など、普段使いの方を重視している傾向がうかがえます。■保険と税制の見直しは購入意向の6割以上に影響。軽自動車保有者は7割以上自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料見直しで、軽自動車と登録車の保険料の差額が縮まっている点や日本のTPP 参加により軽自動車の税制優遇見直しなど、税金や保険などのコスト面での差をなくす動きがあることが、購入意向に対して、「非常に影響する」15.0%、「影響する」48.5%と答えた人が全体の6割以上という結果となりました。また、コンパクトカー(登録車)保有者は「非常に影響する」が8.4%、「影響する」が46.4%、軽自動車保有者では「非常に影響する」が21.6%、「影響する」が50.6%と、コストに関する点を重視する傾向にある軽自動車所有者に、より影響が大きいことがわかりました。■調査概要調査名:プチバン保有者の意向に関する調査調査期間:2013 年5 月21 日(火)~31 日(金)調査対象:日本全国20~60 代男女、プチバン保有者有効回答数:計1,000 名<年代別(20 代200s、30 代200s、40 代200s、50 代200s、60 代200s)性別(男性500s、女性500s)>
2013年07月05日スライドドアで、広い室内空間を備えたコンパクトなクルマ“プチバン”の人気が高まっている。そこで実際、どのようなプチバンが人気なのか、マイナビニュース会員の男女500名に聞いてみた。Q.いま最も気になる「プチバン」(スライドドアのコンパクトカー)を教えてください1位 N BOX(ホンダ) 19.0%2位 ポルテ(トヨタ) 12.6%3位 タント(ダイハツ) 10.2%4位 ソリオ(スズキ) 4.4%5位 フリードスパイク(ホンダ) 4.2%■N BOX(ホンダ)・「リニューアルしてますますかわいらしくなった」(28歳女性/マスコミ・広告/クリエーティブ職)・「すごく売れているようなのでどんな風に良いのか気になる」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「室内体積を確保するために、かなり思い切った設計をしているから」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)■ポルテ(トヨタ)・「名前がかわいいので愛着が持てそう」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「見た目がかわいいのと、小回りがききそうだから」(30歳女性/生保・損保/事務系専門職)・「CMが妙に印象に残っていたし、なんだか親しみやすい印象があったから」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)■タント(ダイハツ)・「友人の助手席に乗せてもらった際、快適だったから」(34歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「CMがかわいいので気になってしまう」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「この分野の先駆者で軽とは思えない広さなので、売れる理由が分かる」(24歳男性/食品・飲料/その他)■ソリオ(スズキ)・「コンパクトカーの中では一番デザインが良いと思うから」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)・「少し前に発売された黒白チェックのソリオがかっこよかった」(27歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)・「使い勝手が良さそうで、コンパクトで都内の狭い道もらくらく走れそう」(40歳男性/自動車関連/技術職)■フリードスパイク(ホンダ)・「コンパクトだけど、収納たっぷりだから」(26歳女性/医療・福祉/秘書・アシスタント職)・「大きくて家族持ちに良さそう」(27歳女性/医療・福祉/専門職)・「かっこいいし、荷物がたくさん積めるので」(44歳男性/電力・ガス・石油/技術職)■番外編:プチバンはTV CMも重要!?・「ポルテ(トヨタ):CMで気になるので実際の乗り心地を試してみたい」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「タント(ダイハツ):CMでのピラーレスが印象的」(31歳男性/情報・IT/技術職)・「フリードスパイク(ホンダ):よくCMを見るので、実物がどんなものかとは思います」(33歳男性/機械・精密機器/営業職)■総評1位は「N BOX」(ホンダ)で、広さとデザインの良さを評価する声が非常に多かった。また、ホンダが出した軽自動車なので気になるという意見も寄せられた。続いて2位には「ポルテ」(トヨタ)が選ばれた。見た目のかわいさから多くの女性が気になっているようで、CMがとても印象に残るというコメントもあった。3位は「タント」(ダイハツ)で、デザインのかわいさと収納スペースの広さを挙げる人が多かった。次に4位は「ソリオ」(スズキ)。「コンパクトの割に収納スペースが広い」という評価で、白黒チェック柄のインテリア内装(特別仕様車)の人気も高いようだ。最後に5位は「フリードスパイク」(ホンダ)で、ちょうどいいサイズの空間設計に対するコメントが寄せられた。プチバンの中でも、今大人気のN BOX(ホンダ)が1位となった今回のアンケート。全体的に女性からのコメントが多く、CMを見て興味をもっているという段階の層が多いように思われる。その一方で、「プチバンそのものがコンパクトで嫌いだ」という声もあり、目的によって利便性やデザインへの評価が変わってくるのかもしれない。調査時期: 2012年12月28日~2013年1月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性283名 女性217名合計500名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月05日トヨタ自動車は28日、「TOYOTAのプチバン」として発売した新型「ポルテ」、新型車「スペイド」の受注状況を発表した。両車種の受注台数は月販目標台数の3倍となり、好調な立ち上がりとなっている。「プチバン」とは、スライドドアや広い室内空間といったミニバン的要素を持つコンパクトカーで、新たな市場カテゴリとして注目を集めている。ミニバンの長所(乗降性の良さと室内の広さ)とコンパクトカーの長所(扱いやすさと維持費の安さ)を”いいとこ取り”した点が人気となり、スズキ「ソリオ」、ホンダ「N BOX」など、各メーカーも相次いで新型車を投入。今後、さらなる市場の拡大が見込まれている。「ポルテ」「スペイド」は、ともに「TOYOTAのプチバン」として市場を牽引すべく投入された車種。使い勝手の良さを追求し、大開口ワイヤレス電動スライドドアを特徴とするシンプルなデザインのコンパクト2BOXとなった。7月23日の発売以降、8月26日までの約1カ月間で、「ポルテ」は約1万1,000台、「スペイド」は約1万3,000台の受注があり、合計で約2万4,000台と、当初の月販目標台数(8,000台)の3倍となる受注台数を記録した。両車種で好評だったのは、大開口ワイヤレス電動スライドドアと超低床フロアにより、子供から高齢者まで楽に乗車できるよう配慮されている点、圧倒的な広さの室内空間に加え、室内空間をより便利に使えるように多彩なシートアレンジが施された点など。「ポルテ」はシンプルでモダンなスタイルでファミリー層を中心に支持を集め、「スペイド」も若年層や男性に受け入れられるアクティブなスタイルで好評を得ているとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日イードは、2012年4月に実施した「”プチバン”に関する意識調査」をもとに、”プチバン”について再調査をおこなった。調査対象は、「この夏欲しいクルマ/気になるクルマ」に”プチバン”を選んだ、全国20~60代の男女1,000名。調査期間は7月2日~7月7日。まず、クルマを購入する際、クルマの使い方として「『レジャー使い』と『普段使い』のどちらを重視するか」を尋ねたところ、「普段使い(27.1%)」、「やや普段使い(34.1%)」と、あわせて約6割を占め、「普段使い」をより重視する傾向がわかった。また、「夏休みに遊びに出掛ける場所と手段」を問う質問では、最も多かったのが「クルマで国内旅行」で39.7%、次いで「近場に遊びに行く」が26.6%だった。「特に遊びに行く予定はない」も20.6%あるなか、「海外旅行」は2.3%、「電車で行く国内旅行」は5.9%にとどまっている。さらに、「夏休みは普段の生活に比べてぜいたくに過ごしたいと思うか」を聞いてみたところ、「不要な出費を抑えつつ、普段より少しぜいたくな休日を過ごしたい」が61.8%となり、多少のぜいたくにとどまる傾向がみられる。この結果から同社は、”プチバン”人気を支える「安近楽志向」はまだ続くと言えそうだと分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日