みなさん、こんにちは。みなさんもご存知の通り、先日ポップ音楽界の女王、ホイットニー・ヒューストンの訃報が世界に深い悲しみをもたらしました。“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの死からわずか2年後にまた一人、音楽界のアイコンを失ってしまうことを誰が想像し得たでしょうか?ホイットニーは生前、最もヒットを記録する女性シンガーの一人であり、音楽だけでなく映画の世界でも彼女は唯一無二の存在を確立していました。過去10年、ホイットニーについてはドラッグやアルコール中毒の問題、元夫ボビー・ブラウンとの結婚の破綻など、数々のゴシップが取り沙汰されていました。2009年には復活アルバムを引っさげツアーに臨んだ彼女ですが、不調のパフォーマンスはたちまち厳しい批判の的となりスターの時代は終わったとも囁かれました。ツアーを通して度々のキャンセルもあり、アルバムも成功とは言えませんでした。しかし、彼女には新たなる“復活”のプランがあったのです。昨年の早い時期に、彼女は1976年に公開された同名映画ののリメイク『Sparkle』(原題)で共同製作と出演を果たしており、この作品に並々ならぬ時間を費やしていました。しかし、これが彼女にとって心身を捧げた、最後のプロジェクトとなってしまったわけです。出演キャストやスタッフによれば、その類稀なる才能と美しい声でみんなを魅了してやまなかったというホイットニー。映画の中では、(「アメリカン・アイドル」出身のジョーダン・スパークス演じる)主人公・スパークルの母親を演じています。映画は、ずば抜けた才能をもつ3姉妹がショウビズ界に足を踏み入れ、周囲からのプレッシャーと重圧をどう乗り越えていくかを描いているのですが、皮肉にもここで描かれていることは長きにわたりホイットニー自身を苦しめてきた問題そのものでした。そしてグラミー賞の前日、天使の歌声を持つ彼女はロサンゼルスのホテルの一室で亡くなっているのを発見されるという突然の訃報が世界にショックを与えたわけです。その訃報を聞いたときのショックの大きさをいまだにはっきり憶えているのですが、そのとき私は偶然にもグラミー賞の授賞式が行われるステープルズ・センターにいました。会場の周りには大勢の人が集まっており、中にはホイットニーの歌を歌ったり、CDプレーヤーを持参し彼女のアルバムをかけて回想する姿が見受けられました。そして、その週末にホイットニーの“お帰り”セレモニーが行われたわけです。アメリカの黒人教会では、その教会に縁ある方が亡くなると、葬式やメモリアル・サービスではなく“お帰り”の儀式が行われます。これは故人の人生を“祝う”という考えに基づいているもので、故人は神のいる天国に“帰る”わけです。当然、ホイットニーの母・シシーと従妹のディオンヌ・ワーウィックも同様の形でのお別れを望み、セレモニーはホイットニーが10代の頃聖歌隊として歌ったニューホープ・バプティスト教会で執り行われました。このセレモニーには報道されている通り、スティーヴィー・ワンダーやアリシア・キーズ、R・ケリー、名門ゴスペル・ファミリーのワイナン一家、マライア・キャリーら大勢の著名人が訪れ、スーパースターの人生を祝いました。そして世界中の人々がこの様子を見守り、ポップミュージック史上最高の歌声で人々を魅了した彼女の早すぎる死を悼みました。また、4時間に及んだ式では、ホイットニーのマネージャーが映画『Sparkle』を撮影中の頃をふり返り、彼女がここ数年で一番幸せそうに過ごしていたこと、そして世界中の映画ファンに彼女の歌声を再び届けることにどれだけ期待をかけていたかを語りました。また、音楽業界の最高権威であり、ホイットニーが10代の頃からの良きアドバイザーであり友人だったクライヴ・デイヴィスは、彼女が亡くなる前日に彼女に話した内容を明かしました。彼によれば、ホイットニーは新しいアルバムの制作に向けてとても興奮していたそうです。しかしながら、彼女と親しかった彼らの口からは、彼女が薬物の乱用から抜け出せずもがき苦しんでいた事実も明かされました。不幸にもみんなが恐れていた悪夢が現実になってしまい、天使の声と人々を魅了する彼女の笑顔はもう見られなくなったのです。ホイットニー、どうか安らかにお眠りくださいね。(text:Lisle Wilkerson)(原文)Hi readers...I am sure you have heard the incredibly tragic news about the death of one of pop music’s biggest stars, Whitney Houston.Who would have ever thought that only two years after losing the King of Pop music that we would lose ANOTHER iconic figure in music, Whitney Houston? Whitney Houston continues to be one of the biggest selling female singers of all time, and in her prime, she was a force to be reckoned with in BOTH music and film.For the past ten years, we have really heard more about Ms. Houston’s problems with drugs and alcohol, as well as her rocky marriage with (ex hubby) Bobby Brown. She had a "comeback" album & tour in 2009, but many critics dismissed both, saying that the pop star had lost her touch. And sure enough, there were many cancellations throughout the tour and her album didn’t live up to the hype.Well, it seems that Whitney was planning ANOTHER comeback.Earlier last year she had been hard at work, co-producing and starring in a new movie, "Sparkle", which is a film originally done in 1976. This was to be her last project that she poured her heart and soul into. And according to the cast and crew, she blew everyone away with her talent and voice. In the film, Whitney plays the mother to the lead character, Sparkle (played by Jordin Sparks, American Idol winner). And the film is about three incredibly talented sisters who enter showbiz and how they deal with the pressures and stress of the industry. It is quite ironic in the fact that those are the very issues that Whitney Houston has continued to struggle with over the years in her career.Then all of a sudden, the day before the Grammys, the world was shocked to hear that the star with the voice of an angel had been found dead in her hotel room in Los Angeles.I remember hearing the news and being completely shocked. Coincidentally I was at the Staples Center getting ready for the Grammys. It was so touching to see groups of people gathering around the Staples Center, some singing Whitney’s songs, and others brought CD players and were playing her albums and reminiscing.Then the weekend was the "Going Home" ceremony for Whitney. For many black churches here in the U.S., when someone in their church dies, they have a "Going Home" ceremony, and not a funeral or memorial service. The idea behind this is to "celebrate the life" of the person, and the fact that they are "going home" to God and heaven. And that is exactly how Cissy Houston (Whitney’s mom) and Dionne Warwick (Whitney’s cousin) wanted to say goodbye. The ceremony was held at the New Hope Baptist Church, the same church that Whitney had sung as a teenager.Some of the famous faces that came out to celebrate the superstar’s life include Stevie Wonder, Alicia Keys, R. Kelly, the famous gospel-singing Winans family, and Mariah Carey. And people around the world were watching the service and grieving the loss of one of the best voices in pop history. During Saturday’s service (which lasted for about four hours), Whitney’s manager talked about how during the weeks of filming the movie "Sparkle", Whitney was the happiest she had been in years. And that they were excited about bringing Whitney’s voice back to movie goers worldwide.Clive Davis, who is one of the most powerful men in the music industry, and was Whitney’s mentor and good friend from the time she was a teenager, talked about how he talked to Whitney the day before she died. He said that she was excited about getting back in shape and going back in the studio to work on a new album.However those who were closest to Whitney knew that the biggest threat to her success was her struggle with substance abuse.And unfortunately their worst nightmares came true. The voice of an angel and that amazing smile will no longer be around to cheer us up. Whitney, you will be sorely missed. May you rest in peace.
2012年02月28日11日にロサンゼルスのホテルで急死したホイットニー・ヒューストンが生前最後にレコーディングした2曲が今夏公開の映画『Sparkle』(原題)のサウンドトラックとして使用されることが明らかになった。ホイットニーは同作に女優として出演もしている。『Sparkle』は1976年に製作された同名のミュージカル映画のリメイク作。60年代に一世を風靡した女性トリオ「ザ・シュープリームス」をモデルに、ハーレムからスターへの道を歩む三姉妹の物語で、ホイットニーはオーディション番組「アメリカン・アイドル」の優勝者、ジョーダン・スパークスが演じるヒロイン、スパークルの母親を演じている。劇中で2人がデュエットするゴスペル賛美歌「一羽の雀(His Eyes on the Sparrow)」、そして映画のエンド・クレジットを飾るR・ケリー作の「Celebrate」(原題)の2曲がサウンドトラックとして使用される。『Sparkle』はホイットニーが12年ほど前に映画化権を取得し、歌手のアリーヤの主演を予定していたが、2001年に彼女が飛行機事故で亡くなったために企画はとん挫した。昨年10月、ついに撮影にこぎつけた本作でホイットニーは製作総指揮を務めると同時に、1996年の『天使の贈り物』以来となる女優復帰も果たした。映画は全米で8月公開予定。RCA Recordsからサウンドトラック盤もリリースを予定している。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年02月14日秋に向けてのこの季節、ニューヨークはとても綺麗ですよ!先日、行ってきたのですが、暑くもなく涼しくもなく、とても過ごしやすい陽気でした。さて、以前に私はホイットニー・ヒューストンの復活、そしてセントラル・パークで開催される彼女の無料コンサートに行くとお伝えしていたのを憶えていますか?もちろん行ってきましたよ!彼女が歌うステージの近くには行けませんでしたが、何より東海岸中の人々が彼女のステージを見るために集まっているのに驚きました!何と前夜から公園で並んでいたそうですよ。ライヴは先週火曜の昼、全米で最も有名な朝の番組のひとつ、「Good Morning America」の番組のために開催され、翌日番組内で放送されました。当日、会場には5,000人以上の観客がホイットニーを見るために集合。ホイットニーがライヴのステージに立つのは実に7年ぶりでしたが、もちろん7年ぶりのアルバム「I Look To You」も披露し、ファンを沸かせました。彼女が登場すると、ファンたちは歓声をあげ、多くの人が手作りのサインで彼女への深い愛情と忠誠を誓っていました。もちろんホイットニーはとても美しく輝いていました!ほんの1〜2年前まで様々な問題を抱えていたことが想像できないくらい。ステージで、友人で歌姫のアリシア・キースが書き下ろした最新のシングル「Million Dollar Bills(100万ドルの恋)」を含む4曲を披露したホイットニーは、さらに16歳になる娘と一緒に「My Love is Your Love」を歌いました。ただ、ホイットニーは見た目はとても綺麗でしたが、正直なところ、その歌声は万全ではなかったよう。かつて世界一の歌声を誇った彼女が、自身の歌の各パートにつまっているのを見るのは残念でしたが、本人も自分の声に苛立ちを隠しきれずにいました。事実、歌声の調子が悪かったことが理由でこのショーが短くなったともうわさされていました。しかしながら、ホイットニーが乗り越えてきたものを考えると、やっぱり彼女の復活を見るのはとても新鮮だし、何より彼女が幸せそうなのは嬉しいかぎりです!そして、歴史的ヒットを遂げた偉大な歌手が復帰を決心したときに、偶然にもニューヨークにいて本当にラッキーでした。幸い、アルバムの売れ行きは上々のようですが、もう手に入れましたか?どうだったでしょうか?ほかの話題では、N.Y.にいる間、映画版の『セックス・アンド・ザ・シティ』続編の撮影が遂に始動に。私がちょうどアッパー・イーストサイドを通りかかったとき、撮影中でした。残念ながら、スターたちを見ることはできませんでしたが、ミスター・ビッグ役のクリス・ノースとサラ・ジェシカ・パーカーが撮影を行っていたようです。あぁ、街を歩けば映画のセットを眺められるなんてこともこの街ならではですね!(text:Lisle Wilkerson)7年ぶりのライヴステージで熱唱するホイットニー。© AFLO■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 (原題) 2010年6月、全国にて公開■関連記事:『セックス・アンド・ザ・シティ』続編がニューヨークでクランクイン!【ハリウッドより愛をこめて】「SATC」にケイティ・ホームズが参戦!?ハリウッドで最も稼ぐ女優が決定!今年はアンジェリーナ・ジョリーサラ・ジェシカ・パーカー夫妻が、双子の赤ちゃんとの家族写真を公開!サラ・ジェシカ・パーカーの代理母が双子の女の子を出産
2009年09月07日