ドイツからベルギーを目指す、ある夫婦と仲間たちの自転車旅を描く『君がくれたグッドライフ』。 “尊厳死”をテーマにした作品にもかかわらず、仲間たちの美しい旅と夫婦の愛には、涙とともに笑い声があふれ、「どのように死ぬかではなく、どう生きるかを描いた映画だ」と絶賛を受けている本作から、夫婦愛にスポットを当てた場面写真が到着。そのほかにも、5月の映画館には、さまざまな夫婦の形を描いた映画が続々と公開される。まず、そんな『君がくれたグッドライフ』で印象的なのが、気の置けない仲間たちとベルギーへの旅を選んだ、主人公ハンネスと妻キキの揺るぎない夫婦愛だ。ハンネスはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しており、旅の中で、日に日に症状も悪化していく。キキは、そんな彼の決断を受け入れ、悲しみをこらえながら最期のときまで全力で支えようとする。長年彼と暮らし、その体調の変化や苦悩を痛いほど知るからこそ、愛する人のために悲しみをこらえ、精いっぱいの愛をぶつけていく。もちろんハンネスも、キキを愛するからこそ負担になりたくないという思いを持っている。彼らと共にベルギーへと向かう仲間にはもう一組の夫婦もいるが、彼らもまた、旅を通じてお互いの価値観と向かい合い、それを乗り越えていくことに。今回到着した場面写真では、笑顔や思い詰めた様子の表情まで、2人のさまざまな姿を捉えているが、スキンシップがとても多いのが特徴的。草食系カップルは、参考にしたいところかもしれない。さらに5月には、シェイクスピアの4大悲劇の1つを映画化した『マクベス』(5月13日公開)もある。中世スコットランドを舞台に、欲望と野心に取り憑かれたマクベス(マイケル・ファスベンダー)と夫を破滅へと向かわせてしまう妻(マリオン・コティヤール)の狂気の愛と、2人の激動の人生を壮大なロケで描く。また、鬼才・園子温監督が20代のときに書き留めていた物語をついに映画化した『ひそひそ星』(5月14日公開)は、妻で女優の神楽坂恵を主演に迎え、彼女はプロデューサーとしても参加。まさに夫婦二人三脚で作り上げた珠玉の作品となっている。そのほか、仕事ばかりで妻(ユン・ウネ)を顧みずにいた元パイロット(パク・シフ)が、彼女を亡くして初めてその想いに気づき、かけがえのないものの大切さについて描く韓中合作映画『きみの声を探して アフター・ラブ』(5月14日公開)、山口県の電気も水道もない山奥で暮らすある夫婦と彼らを支える家族の姿を足かけ25年にわたり追いかけたドキュメンタリー番組の映画化『ふたりの桃源郷』(5月14日公開)なども注目。ジャンルや製作国もバラエティに富んでいることも魅力だが、愛、信頼、共闘、友情など、とてもひと言では語り尽くせない夫婦の形。ぜひ映画館で確かめてみて。『君がくれたグッドライフ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日米歌手ローリン・ヒルが、精神統一を理由にアトランタ公演に2時間も遅れて登場した。フージーズの創立メンバーとしても知られるローリンは、6日に同市内のチャステイン・パーク野外音楽堂のステージにやっと姿を現したものの、わずか40分しかパフォーマンスを披露しなかった。その2日後となる8日、その理由について自身のフェイスブックで「私は何も気にしないから遅刻するわけではないの。ファンのみんなには愛と尊敬心しか抱いていないわ。でもあの時、私のエネルギーを統一することが困難だったの。言葉では説明できないような他人のために提供できるエネルギーをね」と説明した。続けて、「私にはオンとオフのスイッチがあるわけではないわ。私はオープンで十分に静養を取れていて、感受性豊かで、できるだけ正直に自分を表現できる自由がある時こそ最高の自分でいられるわ。私が遅れてしまった全てのパフォーマンスの穴埋めとして、私が全てをステージに注ぎ込んで契約している2時間以上パフォーマンスをしたことは数えきれないほどあるわ」とコメント。「それは私が芸術過程をとても気にしていて、完璧にしようとしているから、それが作れるようなスペースを作ろうとしているからなんだけど、ツアーのような移動の多い時には特に簡単なことではないの。うまくできる日もあればそうでない日もあるのよ。でも私がパフォーマンスに注ぎ込む活力は、それを実践することにどれだけの労力が必要かと完全には理解できないかもしれない観衆のみなさんにもいつも喜ばれているわ」とつづった。またローリンは、ショーの後にもただローリンのエネルギーを感じたいがために会場に残っていたファンがたくさんいたことを指摘し、ファンは自身が提供しようとしているつながりを理解してくれているとした上で完全なショーをできなかったことを謝罪し、その埋め合わせをする予定であると伝えた。(C)BANG Media International
2016年05月10日『キャロル』で本年度アカデミー賞にノミネートされたケイト・ブランシェットが、今度は一転、ベテランのロバート・レッドフォードとともに実在のTVジャーナリストを演じる、タイムリーな問題作『Truth』が、邦題『ニュースの真相』として8月に日本公開されることが決まった。ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年。アメリカ・CBSニュースのベテランプロデューサー、メアリー・メイプスは、伝説的ジャーナリストのダン・ラザーがアンカーマンを務める看板番組で、ブッシュ大統領がベトナム戦争時、大物政治家だった父親の力を使って兵役を怠ったという軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送し、全米にセンセーションを巻き起こす。だが、“決定的新証拠”を保守派のブロガーが「偽造」と断じたことから一転、メアリーやダンら番組スタッフをはじめ、CBSは猛烈な批判の矢面に立たされる。同業他社の批判報道も過熱し、ついに上層部は内部調査委員会を設置。ブッシュ大統領に近い有力者も含まれる調査委員会との不利な闘いを前に、圧力に屈することなく、真実を伝えるジャーナリストとしての矜持と信念を伝えるべく、メアリーは勇気を奮い起こす――。米最大のネットワークを誇るTV局CBSのプロデューサー、メアリー・メイプスの自伝を基に、看板番組「60ミニッツII」の一大スクープとその波紋の一部始終を、すべて実名で完全映画化した本作。政権を脅かすスクープ、その後、窮地に立たされる番組スタッフ、事態の収束を図る局の上層部…。2016年、本格化する米大統領選を前に、10年以上前の出来事とは思えない、いま最もタイムリーな問題作が日本上陸。メアリー役には、『アビエイター』『ブルージャスミン』で2本のオスカー像を手にし、『キャロル』でも主演女優賞にノミネートされた美しき演技派ケイト・ブランシェット。敏腕プロデューサーらしい颯爽とした姿から、後半では弱さも含めた人間味を垣間見せながら、毅然として不利な闘いに臨むメアリーを演じ、世間からの批判を一身に受けながらもそれに屈しない、清廉なジャーナリスト魂を見事に体現している。また、伝説的アンカーマン、ダン・ラザー役には、かつて『大統領の陰謀』(’76)でワシントン・ポスト紙の記者を演じた名優ロバート・レッドフォード。番組の取材チームには、『エデンより彼方に』のデニス・クエイド、『インターステラー』のトファー・グレイス、海外ドラマ「MAD MEN マッドメン」のエリザベス・モスが顔を揃え、『シン・シティ復讐の女神』のステイシー・キーチが重要な鍵を握る人物を演じている。メガホンを取るのは、『ゾディアック』『アメイジング・スパイダーマン』などの脚本家として知られるジェームズ・ヴァンダービルト、本作でついに監督デビューを飾る。さらに、併せて解禁となったポスターは、ブランシェットとレッドフォード、2大スターの共演にふさわしく、見る者に強いインパクトを与える2人のキャラクターを打ち出したビジュアル。2人の全米を代表する第一線のTVジャーナリストとして、知性とプライドを感じさせる強い眼差しが印象的だ。『スポットライト 世紀のスクープ』や『大統領の陰謀』など、ジャーナリストを主人公にした傑作は数多い。本作もまたそこに連なる一作でありながら、“21世紀最大のメディア不祥事”といわれるこの事件を、 “ジャーナリズムの陰の部分”として当事者の目線で克明に描き出す異色作となっている。『ニュースの真相』は8月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月06日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とディアンドデパートメントプロジェクトが運営する「グッド デザイン ショップ(GOOD DESIGN SHOP)」の期間限定ストアが、2016年5月18日(水)から5月24日(火)まで、阪急うめだ本店1階・コトコトステージ11にオープンする。コム デ ギャルソンからは、川久保玲デザインのチャイナジャケットやポンチョなどのタイムレスなアイテムに加え人気のコーチ ジャケットや、復刻「CDG Tシャツ」の特別カラーなど、本ストア限定のアイテムも販売される予定。一方のディアンドデパートメントからは、時代を超えて続いていく普遍的デザインを持つ日用品などの定番商品より、本イベント限定カラーが登場。また、日本各地の織物産地の生地見本を再利用し、その個性を伝えるプロジェクト「FROM LIFESTOCK」シリーズより、バッグや靴箱などが店頭に並ぶ。【店舗情報】グッド デザイン ショップ 阪急うめだ本店 期間限定ストアオープン期間:2016年5月18日(水)〜5月24日(火)会場:阪急うめだ本店1階・コトコトステージ11住所大阪府大阪市北区角田町8-7
2016年05月05日ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)2016年春コレクションの新作アイテムが、2016年4月より順次発売される。■バッグ今春、ミツバチをモチーフにした籐バッグが仲間入り。ボディはコロンとしたフォルムだが、フタを開ければ、荷物も収納できるので、春のおでかけにもぴったり。また、ティーポット型のバッグには、タグに「my cup of tea(=わたし好み)」とお茶目なワードを記して、遊び心を加えた。クラッチバッグラインからも、注目アイテムが登場。「sunny disposition tea」という架空の紅茶パッケージをイメージしたモデルは、よく見ると‟kate spade brewing co.社”との表記が。開閉部には、カップ&ソーサーのモチーフをプラスして、チャーミングに仕上げた。取り外し可能なチェーンストラップ付きなので、パーティなどでも活躍するはず。■ウォレット&キーチャーム春は、小物も新調したいもの。ケイト・スペード ニューヨークからは、ティーカップモチーフのコインパースが展開。紅茶にレモンスライスを浮かべたデザインは、使うたびに思わず笑顔がこぼれてしまうほどキュート。バッグを華やかに飾るキーフォブからは、羽部分にパヴェをあしらったミツバチ型が登場。シーズンモチーフのひとつ、デイジー型は、春らしいホワイトのペタルにイエロービジューを配して、爽やかなムードに。自分へのご褒美だけでなく、友人や大切な人へのギフトにもオススメだ。■春イベントケイト・スペード ニューヨークでは、「ニューヨークの春といえば…」をテーマに、春を感じられるイベントを企画。4月9日(土)には、銀座店、六本木ヒルズ店、心斎橋店、神戸旧居留地店で買い物をすると、素敵なギフトがプレゼントされる。さらに、ドリンクサービスや、銀座店と六本木ヒルズ店限定で、来場者にミニドーナッツまたはベーグルが提供される予定。【アイテム詳細】ケイト・スペード ニューヨーク発売時期:2016年4月■イベント「ニューヨークの春といえば…」開催日:2016年4月9日(土)実施店舗:ケイト・スペード ニューヨーク銀座店、六本木ヒルズ店、心斎橋店、神戸旧居留地店、オンラインショップ・スペシャルフレームスマートフォンもしくはデジタルカメラのフラッシュをオンにして、店内のスペシャルフレーム越しに撮影するとサプライズが起きる。公式ハッシュタグ「#livecolorfully」を付けてSNSでシェアをして。・フラワーシード全国の直営店でオリジナルフラワーシードをプレゼント。 ※一部終了している店舗有。・フラワーキット32,400円(税込)以上購入すると、先着でオリジナルフラワーキットをプレゼント。・フラワーバー<銀座店>32,400円(税込)以上購入すると、その場でブーケを作ってプレゼント。・フードサービス<銀座店と六本木ヒルズ店>来場者を対象に、ミニドーナッツ or ミニベーグルをサービス。・ドリンクサービス来場者に、春を感じるオリジナルドリンクをサービス。※コンテンツは全て先着順のため、無くなり次第終了。★詳しくはオフィシャルサイトの特設ページをチェックして。【問い合わせ先】ケイト・スペード ジャパンTEL:03-5772-0326
2016年04月09日「ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)」が、全国の直営店にて「ニューヨークの春といえば...」をテーマにイベントを開催。公園のベンチでのランチ、キスとアイスティー、麗らかな日を存分に楽しむために外へ出掛ける人で溢れています。そんな興味深い人生を送る人々へ、春を感じることができるコンテンツが盛り沢山のイベントを実施します。ーーkate spade new york開催日は店舗ごとに異なり、店頭でスペシャルフレームとオリジナルフラワーシードをプレゼントや、イベント当日32,400円(税込)以上の購入で先着でオリジナルフラワーキットのプレゼント、ドリンクサービスなどが実施される。また、店舗限定のイベントでは、銀座店限定で、イベント当日32,400円(税込)以上の購入で、その場で作るブーケのプレゼントや、銀座店と六本木ヒルズ店限定で、来場者にフードサービスなどが実施予定。さらに、ウェブサイト上のキャンペーンページからメールアドレスを登録すると、2016 SPRINGから新たに登場したレーベル「ブルームストリート」がミックスされた最新ルックを抽選でプレゼントされる。ケイト・スペード ニューヨーク イベント概要開催日2016年4月2日(土), 4月9日(土)主なイベント開催店舗▼4月2日(土)丸の内店[開催時間:11:00~20:00]青山店[開催時間:11:00~20:00]名古屋ミッドランドスクエア店[開催時間:11:00~20:00]天神イムズ店[開催時間:10:00~20:00]▼4月9日(土)銀座店[開催時間:11:00~20:00]六本木ヒルズ店[開催時間:11:00~21:00]心斎橋店[開催時間:11:00~20:00]神戸旧居留地店[開催時間:11:00~20:00]※その他の店舗はイベント特設ページにて開催の有無・内容をご確認ください。イベント コンテンツ内容promising 何かが起こる予感期間中、店頭でスペシャルフレームとオリジナルフラワーシードをプレゼント。special frame - スペシャルフレームスマートフォンもしくはデジタルカメラのフラッシュをオンにして、店内でプレゼントしているスペシャルフレーム越しに撮影するとサプライズが。#livecolorfullyを付けてSNSでシェアして楽しんで。flower seed -フラワーシードイベント当日に全国の直営店でオリジナルフラワーシードをプレゼント。4月2日(土)はオンラインショップにて購入の方にもプレゼント。noticing the little things 小さな発見flower kit -フラワーキットイベント当日32,400円(税込)以上の購入で、先着でオリジナルフラワーキットをプレゼント。4月2日(土)はオンラインショップにて32,400円(税込) 以上購入の方も対象。flower bar -フラワーバー銀座店限定で、イベント当日32,400円(税込)以上の購入で、その場で作るブーケをプレゼント。eating lunch on a park bench公園のベンチでランチfood service –ミニドーナッツ or ミニベーグル銀座店と六本木ヒルズ店限定で、来場者へのフードサービスを実施。kissing and iced teaキスとアイスティーdrink service -ドリンクサービス来場者へ、春を感じるオリジナルドリンクをサービス。※コンテンツは全て先着順のため、無くなり次第終了。※各コンテンツの対象店舗は異なる。▼イベント特設サイトプレゼントキャンペーンwebサイト上のプレゼントキャンペーンページからメールアドレスを登録すると、2016 SPRINGから新たに登場したレーベル「ブルームストリート」がミックスされた最新ルックを抽選でプレゼント。問い合わせ先▼ケイト・スペード ジャパンTEL:03-5772-0326
2016年03月23日女優のケイト・ウィンスレットは、友人であるレオナルド・ディカプリオが受賞する姿を目にしたいため、アカデミー賞をボイコットするつもりはないそうだ。ノミネート者における多様化の欠如を理由にウィルとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻をはじめ、数多くのスターたちがすでに式典へ出席しない意向を明らかにしている中で、『スティーブ・ジョブズ』で助演女優賞にノミネートされているケイトは、ディカプリオが『レヴェナント: 蘇えりし者』で主演男優賞を受賞すると信じているため出席するのだという。BBCのインタビューでケイトは「正直言って、女性にとって素晴らしい年だったと思うから私が行かなかったら私側の立場をがっかりさせることになると思うの。それにレオの年になるんじゃないかってことを強く感じているのよ。彼は世界一親しい私の友達だし、その彼を応援しに行かないなんて考えられないの」と話した。『タイタニック』で共演したディカプリオのことをケイトは先日も絶賛しており、「彼はしっかりしていて忠実心のある人よ。ずっと最高の友達だし、それは私にとってというだけでなく、彼の周りにいる人みんなにとってよ。彼は『タイタニック』を作った時代の友達といまだに友達だしね。色んな意味で彼は変わっていないけど、ある意味ではとても変わったわ」「今までになく力強い俳優になっていると思うわ。それに今までになくハンサムだしね。それに私は彼がこれまでにないほど自分という人間に落ち着いていると感じるの。周囲で色んなことが起こっているところなのにそんな風に感じるのはおかしいかもしれないけどね。でもとても冷静で落ち着いているの。20年前とは違ったかたちでね」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年02月12日アップル社の共同設立者であり、現代のデジタルライフをガラリと変えてしまった最も有名なカリスマを斬新な視点から描く映画『スティーブ・ジョブス』。本作でケイト・ウィンスレットが演じる、「ジョブズに一番上手に立ち向かった社員賞」に選ばれたというジョアンナ・ホフマンの本編映像がシネマカフェに到着した。ジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品──1984年のMacintosh、Appleを追われて作った1988年のNeXT Cube、Appleに復帰して発表した1998年のiMacという3つの伝説的プレゼンテーションの“直前40分の舞台裏”にクローズアップし、単なる伝記映画やサクセスストーリーとは一線を画す本作。そのジョブズに唯一、社内で立ち向かうことができたといわれるマーケティング担当のジョアンナ・ホフマンを演じているのがケイトだ。劇中では上司と部下としてのみならず、1人の人間としてジョブズにぶつかり、これまであまり注目されてこなかったカリスマの人間らしい部分を引き出しており、今回到着した本編映像も、そんな2人の特別な関係性が見て取れるものとなっている。成長した娘リサとの関係に問題を抱えるジョブズ(マイケル・ファスベンダー)。リサの母親も絡んだ複雑な関係に葛藤を抱える彼は、相手が娘でも譲歩する姿勢は見せない。そんな彼に対し、ケイト演じるジョアンナは感情を露わにし、「(娘のもとに)行かなきゃ辞める」とまで言い放ち、リサとの和解を求めるのだ。「ただ見ているだけ。私も共犯者よ」と、それまで、近くにいながらも2人の関係を修復できずにいたことへの後悔の念を告白し、彼が作ってきたどんなマシンよりも「父であること、それが最良の成果よ」とジョブズに訴えるジョアンナ。この言葉に、決して人の助言を聞くようなタイプではなかったジョブズも、考え込むような表情を見せている。実は、社内で密かに行なわれていた「ジョブズに一番上手に立ち向かった社員賞」に連続で選ばれたというエピソードも持つ、ジョアンナ。本作において、この重要な役を演じたケイトは、見事ゴールデン・グローブ賞に輝いたほか、アカデミー賞にもノミネートされている。実際に本人に会い、当時の映像を見るチャンスに恵まれたというケイトは、ジョアンナの印象について「身長は160cmぐらいの、肉体的には比較的小柄な人であっても、精神的にはかなり大きな人だったんだと思う。こういう大きなジェスチャーとか、信じられないくらいの温かみと熱血を感じたわ」と語る。さらに、本作でのジョアンナは、ただ単に当時の彼女の姿として描かれたのではなく、アップルで働いていた女性たちの象徴として描かれていると指摘。「本当のところ、強くて有能な女性はたくさんいて、みんな力を合わせてプロとしての役目を果たしていたのであって、アーロンはそういう女性たちの合成という形で、このキャラクターを使ったの」と明かしている。本作のダニー・ボイル監督は、そんなケイトに対し「ジョアンナ・ホフマンはこのありえない人物を立て直そうとする門番的な存在であり、癒しの存在で、ケイトはすべてのディテールにおいてあの役を生きていた。セットにおいても、ストーリーの中においてもね」と絶賛。そして、「スティーブとリサの関係をつなぎとめられなかったことに、最終的には深い悔悟の念を持つんだ。そこがこの脚本の、そしてケイトのすばらしい演技の感動的な部分だね。そのへんの複雑な思いが彼女独自のリアルさで伝わってくる」と語っている。また、ジョブズとジョアンナの特別な関係性は、演じたマイケルも認めるところで、「間違いなくジョブズの中にある人間的部分をすべて引き出せるのは彼女だけで、ケイトの演技はそこをよく掴んでいると思う」と明言する。演技派ケイトが熱演するカリスマを支えた女性の姿を、この映像からも確かめてみて。『スティーブ・ジョブズ』は2月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2016年02月08日1月30日(現地時間)に発表された全米映画俳優組合(SAG)賞で、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞した際、ケイト・ウィンスレットとハグをして喜び合った。主演男優賞のプレゼンター、ジュリアン・ムーアが「レオナルド・ディカプリオ」と受賞者の名前を読み上げるや、レオはすぐ近くにいたケイトのもとに駆け寄った。『タイタニック』(’97)、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(’08)で共演した2人はしっかりとハグし合い、ケイトはレオの頬にキスして祝福した。SAG賞で過去8回候補になり、9度目のノミネートにして初受賞を果たしたレオはスピーチで、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督やスタッフ全員、そして「一緒に仕事をしたキャスト全員に感謝します。ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック、アーサー・レッドクラウド、デュアン・ハワード、そしてもちろん偉大なるトム・ハーディ」と共演俳優たちへの感謝を述べた。そして、自身の十代の頃をふり返り、若い俳優たちへのアドバイスとして、たくさんの作品を観て、映画の歴史を学ぶよう語りかけた。「映画の歴史をひも解いていくと、僕たちはみな、先人たちによって積み重ねられたものに頼っていることに気づくのです。だから、僕のインスピレーションになってくれた過去の俳優たち全てに、この場にいる全ての俳優に感謝したいです」。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月02日過去に個人で2つのアカデミー賞を受賞しているケイト・ブランシェットがさらなるオスカーの期待がかかる主演映画『キャロル』を携えて来日。1月22日(金)に開催されたジャパン・プレミアに出席しファンの声援に応えた。ケイトの主演女優賞、ルーニー・マーラの助演女優賞をはじめとするアカデミー賞計6部門にノミネートされた本作。いまよりもずっと性的マイノリティへの世間の圧力が強かった1950年代にニューヨークで出会い、互いに惹かれ合っていく2人の女性のドラマを魅惑的に描き出す。ケイトが映画のプロモーションで来日するのは意外にも今回が初めて。劇場内のレッドカーペットに黒いシックなドレス姿のケイトが登場すると、会場は拍手と歓声に包まれ、会場のあちこちでフラッシュが焚かれる。ケイトは観客の声援に手を振り、握手の求めに丁寧に応じながら壇上へと進んだ。オスカーノミネートについて会場から祝福の拍手がわき上がるとケイトは「ありがとうございます」と微笑む。特に共演のルーニー・マーラとのWノミネートに言及し「この映画は2人の女性とその間にある“愛”を描いた作品であり、ルーニーとのノミネートが何より嬉しいです」と語った。同性愛を描いた内容に関しては「1950年代において、同性愛は犯罪的な行為。原作のパトリシア・ハイスミスは“クライムサスペンスの女王”と呼ばれた作家ですが、ここで描かれる犯罪は、銃によるものでも殺人でもなく、愛そのものです」と語る。ルーニーとのラブシーンについても「(男女で)ちょっと細かいところが違ってくるでしょ(笑)?」と冗談めかしつつ「結局のところ、愛は愛なんです!」と客席に向かって力強く語りかけた。この日は、ゲストとして寺島しのぶが着物姿で登場。「女優として尊敬している」というケイトに花束を手渡した。寺島さんは過去に本作と同じヘインズ監督の下でボブ・ディラン役で男性まで演じたことのあるケイトに「今度は何の役をやったら新しい自分を見つけられると思いますか?」と質問。ケイトはしばし思案し「相撲の力士の人生はどうかしら?」と軽妙な答えで笑いを誘っていた。改めて作品について寺島さんは「夢のような美しい映画です」と称え、ケイトは「私たちは愛でこの映画を作りました」と語り、最後まで会場は温かい雰囲気に包まれていた。『キャロル』は2月11日(祝・木)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月23日豪女優のケイト・ブランシェットが22日、都内で行われた、主演映画『キャロル』のジャパンプレミアに出席した。2月11日に全国公開する本作は、パトリシア・ハイスミスの小説を実写化した愛の物語。1950年代の米・ニューヨークを舞台に、美しい婦人キャロル(ケイト)と高級百貨店でアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)、2人の女性の出会いと禁断の愛を描く。約6年ぶりに来日したケイトは、黒レースのシックなドレスでレッドカーペットに登場し、「日本のみなさんに会えて、本当にうれしく思っています」と大歓声を上げる観客にあいさつ。本年度アカデミー賞では、主演女優賞、助演女優賞をはじめとする計6部門でノミネートされ、「本当に素晴らしい。この作品は2人の女性の間の愛が描かれているので、ルーニーとのダブルノミネートが何よりもうれしい」と喜びを語った。続けて、女性同士の愛を描く本作について、「当時は同性同士の愛は犯罪だった。キャロルは、『ありのままの自分でいるか? 母親としてどうあるべきか?』という中で、辛い選択をする場面もある」と語ったケイト。テレーズを演じるルーニーとのラブシーンもあり、「ジェンダーの垣根を超え、『ロミオとジュリエット』のように壮大で純粋な愛が描かれている。愛が愛であることには変わりない」とアピールした。また、イベントには、日本を代表する女優として寺島しのぶが花束を持って駆けつけ、「2人のお芝居が素晴らしかった。2回も3回も見たくなる美しい映画。ケイトは役のつかみ方が素晴らしく、女優さんとして尊敬してます」とにっこり。「これからどんな役をやったら新しい自分が見つかりそうですか?」と聞く寺島に、ケイトは、「相撲レスラーの人生物語かしら」とおどけながら答え、会場の笑いを誘っていた。
2016年01月23日アカデミー賞6部門ノミネートの『キャロル』主演のケイト・ブランシェットが来日し、1月22日に開催されたジャパンプレミアに出席した。その他の写真『アビエイター』での助演女優賞、『ブルージャスミン』での主演女優賞に続き、ブランシェットに3つ目のオスカー(主演女優賞)をもたらすのではと期待がかかる本作。トッド・ヘインズ監督がメガホンを握り、1950年代のニューヨークを舞台に、カメラマン志望の女性と魅力あふれる婦人・キャロルの愛を描き出す。ケイトは黒のドレスでレッドカーペットに登場し、観客の声援に応えつつ壇上へ。共にアカデミー賞(助演女優賞)にノミネートされた共演のルーニー・マーラ、トッド・ヘインズ監督抜きでひとりでの来日に「寂しいです」と語りつつも「この映画はふたりの女性とその間にある“愛”を描いた作品で、ルーニーとふたり揃ってのノミネートが何よりうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。ルーニーとの同性愛のシーンに関しては「(男女で)細かいところが違うじゃないですか(笑)。これこそ映画の力だなと感じますし、ヘインズ監督だからこそのシーンだと思います。ジェンダーの垣根を越えた『ロミオとジュリエット』のような壮大な物語が紡がれており、何よりも愛は愛なんです!」と語った。この日は、ゲストとしてベルリン映画祭の主演女優賞を受賞したこともあり、ブランシェットの大ファンだという寺島しのぶが来場。大きな花束をブランシェットに手渡した。作品について寺島は「これぞ映画!理屈なしで自然に入り込めました。おふたりの見る人の心をつかんで離さないお芝居もすごかったです」と絶賛。ブランシェットは寺島の言葉に「ルーニーにも伝えます!」と嬉しそうに笑みを浮かべた。また、寺島から「これまでいろんな女性を演じられてきて、男性の役(『アイム・ノット・ゼア』でのボブ・ディラン役)もやられていて、今度は何の役をやったら新しい自分を見つけられると思いますか?」と質問されると、ブランシェットは「スモウレスラー(力士)の人生ものはどうでしょう」とユーモアたっぷりに語り、会場は笑いに包まれた。『キャロル』2月11日(木・祝)全国公開
2016年01月22日「りぼん」(集英社)で人気を博した同居ラブコメの金字塔「グッド・モーニングコール」が、動画配信プラットフォーム「FOD(フジテレビオンデマンド)」と、世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」にて同時配信されることが決定。そしてこの度、主演に福原遥、白石隼也を迎え、さらに桜田通、荒井萌、健太郎ら若手俳優が出演することも明らかとなった。両親の都合で、一人暮らしをすることになった女子高生の吉川菜緒。ところが、引っ越しの当日、同じ部屋に別の男の子も引っ越してきたから大変!しかも彼は、菜緒が通う高校でイケメン「御三家」として有名な上原久志だった。 2人はやむを得ず、同居することに――!?原作は、1997年から2002年まで「りぼん」で連載された高須賀由枝の同名コミック。全11巻のコミックは、累計発行部数500万部を突破し人気を博し、2006年からは「Cookie」(集英社)にて大学生から社会人となった菜緒たちを描く続編「グッドモーニング・キス」が連載している。そして今回ドラマでW主演に抜擢されたのは、素直で天然な性格の主人公・吉川菜緒役に「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の“まいんちゃん”として人気を集めた福原さん、思わぬトラブルで菜緒と同居することになるイケメンで秀才の上原久志役には、連続テレビ小説「花子とアン」ほか、映画やドラマなど多方面で活躍する 白石さんが決定。現在はモデルや女優としてマルチに活躍している福原さんは、本作について「明るくて元気な菜緒役をやらせて頂けてすごい嬉しいです。連続ドラマ初主演なので、緊張と不安もあり、毎日ドキドキワクワクしていますが、身を引き締めて頑張りたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします」と喜びを語り、また白石さんは「上原君は非の打ち所のないスーパーなキャラクターなので、僕で大丈夫なのかと不安な部分もありますが、皆さんが無理矢理にでもそう信じてくれれば何とかなるんじゃないかと(笑)。そう思って頑張ります」と正直な感想をコメントした。そのほか、菜緒の親友まりな役に新井さん、ラーメン屋のいっちゃん役に健太郎さん、阿部順役に長澤航也など、菜緒や久志の個性豊かな友達にもフレッシュな顔ぶれが勢揃い。さらにドラマオリジナルのキャラクターとして菜緒の幼馴染みにして上原久志とライバルとなる篠崎大地役に桜田通が抜擢された。原作者の高須賀氏は「連載が終了してから10年以上経っての、まさかの映像化に、胸がいっぱいです」と心境を語り、「キャストの方々はどなたもイメージにぴったりで、制作スタッフの方々も原作を大事に思って作ってくださっていて。(ドラマの中で)動く菜緒や上原くんやみんなを見られるのがとても楽しみです」と原作者も絶賛するキャスティングとコメントしている。フレッシュなキャストたちが繰り広げる同居ラブコメ。公式サイトにて公開されている予告編には同居ルールやあのキスシーンまで名場面が忠実に再現!原作ファンも興奮の作品となりそうだ。「グッドモーニング・コール」は2月12日(金)より「FOD」また「Netflix」にて配信開始。(cinemacafe.net)
2016年01月21日今月10日(現地時間)、デヴィッド・ボウイが亡くなったというニュースは、生前親交の深かったケイト・モスにかなり影響を与えているようだ。デヴィッド死去の直後、ケイトはデヴィッドの顔がプリントされたTシャツに、彼が好きだったチャンキーヒールのブーツを履いて、ファッションアイコンの彼女らしい方法で悼んだ。さらに16日には、「デヴィッド・ボウイ」をテーマに自身の42歳の誕生パーティーを自宅で開いた。イギリスの「The Daily Mirror」誌によると、ケイトは招待客に「デヴィッドを表現した80年代の格好で着てね」と頼んだという。参加者の1人、ボーイ・ジョージはツイッターに「コッツウォルズでケイト・モスの誕生日をお祝いしてとっても楽しい夜を過ごした。デヴィッド・ボウイの曲に合わせて踊ったの。ていうか、デヴィッドの人生に敬意を表した誕生パーティーだったわ」とツイートしている。友人に「自分の誕生日を祝うのと同時に、デヴィッドの人生を称えたいの」と語っていたというケイト。パーティーの間はずっとデヴィッドの往年のヒットソングをかけ、デヴィッドを偲んだ。新年早々、大事な友人の訃報にとても落ち込んでしまったケイト。少しは気が晴れただろうか…。(Hiromi Kaku)
2016年01月19日「コスパティオ」ブランドより、『魔法少女リリカルなのはViVid』の新コスチュームとして、公式監修のもと製作されたヴィヴィオたちの通う「St.ヒルデ魔法学院」初等科・中等科それぞれの制服がリリースされる。発売はいずれも2016年4月上旬の予定。ヴィヴィオやコロナ、リオも着用している初等科 女子制服のボックスプリーツスカートを設定に合わせ、マチが自然に見える仕様で再現された「St.ヒルデ魔法学院 初等科 女子制服スカート」。クラシカルな学校らしい落ち着いた色合いのスカートで、文系なヴィヴィオにもピッタリ。価格は11,000円(税別)。さらに、アインハルトが着ている中等科 女子制服も細部までこだわって製作。「St.ヒルデ魔法学院 中等科 女子制服セット」は、ブラウスの特徴的なカフスや刺繍で再現された襟の模様、後ろに大きなリボンがついたハイウエストスカートなどが丁寧に仕上げられている。価格は35,000円(税別)。2016年1月17日(日)~2月14日(日)の期間には、ジーストア・アキバ3F【コスパティオ秋葉原本店】にて各制服のサンプル展示が決定しているので、こちらもチェックしておきたい。そのほか詳細はコスパティオの公式サイトにて。(C)NANOHA ViVid PROJECT※商品の写真および画像はイメージで、実際の商品とは異なる場合がある。
2016年01月15日『エリザベス』『ブルー・ジャスミン』の名女優ケイト・ブランシェットが主演最新作『キャロル』のPRのため、今月22日(金)に来日することが決定した。映画のPRのために来日するのは今回が初となる。その他の写真ブランシェットはオーストラリア出身の女優で、『エリザベス』でゴールデン・グローブ賞を、『アビエイター』と『ブルー・ジャスミン』でアカデミー賞を受賞。昨年は『シンデレラ』でまま母を演じて観客に強烈な印象を残した。彼女が来日するのは5年ぶり3回目だが、映画のPRのために来日するのは今回が初めてで、都内で行われる『キャロル』のジャパンプレミアに登壇するほか、様々なプロモーション活動を行う予定。『キャロル』は、1950年代のニューヨークを舞台に、裕福に暮らし、愛する娘に恵まれるも、夫との関係は冷え切っているキャロル(ブランシェット)と、ジャーナリストを夢見る若い女性テレーズ(ルーニー・マーラ)が偶然に出会ったことから、それぞれの運命が大きく動き出す様を描いた作品。すでに数多くの映画賞に輝いており、本年度のアカデミー賞でも複数の部門での受賞が有力視されている。『キャロル』2016年2月11日(木・祝)全国公開(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年01月06日1月10日(現地時間)に発表される第73回ゴールデン・グローブ賞において、ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラの2人が「主演女優賞」にWノミネートされるなど、本格化する映画賞レースの中でも女性からの注目を集める『キャロル』。このほど、本作の主演女優ケイト・ブランシェットが1月22日(金)に6年ぶりに来日することが決定、今回初めて、ジャパンプレミアへの登壇など日本での映画のプロモーション活動を行うことが分かった。1952年、ニューヨークのクリスマスシーズン。多くの人が行き交う高級百貨店のおもちゃ売り場で出会った、ジャーナリストになる夢をひそかに抱くテレーズ(ルーニー・マーラ)と、娘へのプレゼントを探しにきたエレガントで美しくミステリアスな雰囲気を醸すキャロル(ケイト・ブランシェット)。やがて、別居中の夫に娘を連れて行かれ、孤独なキャロルは、車での小旅行にテレーズを誘う。キャロルへの想いが予想もしなかった感情に変わっていることに気づきながら、テレーズは2人だけの旅に出発。しかしこのとき、2人の運命が大きく動きだすことを、まだ彼女たちは知らなかった…。ルーニー・マーラと美の競演を果たした本作で、『ブルージャスミン』に続く2度目のアカデミー「主演女優賞」受賞との声も上がるケイト・ブランシェット。2007年11月、2010年1月以来、6年ぶり3度目の来日となるが、意外にも映画の来日プロモーションは今回が初めて。本作は、ワールドプレミアとなったカンヌ国際映画祭ではルーニーが見事「女優賞」の栄冠を手にし、11月20日にニューヨークとロサンゼルスの4館で先行公開を迎えるや、大ヒットスタートを切った。有力紙・批評サイトでは「ケイトとルーニー、今年のアカデミー賞確実!!」(The Rolling Stone)、「エレガントでクール、眩惑的でミステリアスな魅力に震える」(NYタイムズ)、「数々の素晴らしきラブストーリーの殿堂に、新たな傑作が仲間入りした」(LAタイムズ)など最大級の賛辞で迎えられ、今回のゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門「作品賞」と「監督賞」「作曲賞」、そして異例のドラマ部門「主演女優賞」にWノミネートという最多4部門5ノミネートを達成。これまで、若き女王エリザベス1世を演じた『エリザベス』でゴールデン・グローブ賞ドラマ部門など「主演女優賞」を多数受賞し、大女優キャサリン・ヘプバーンを華やかに演じた『アビエイター』ではアカデミー賞「助演女優賞」を初受賞、その後も2008年、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』で同「主演女優賞」と『アイム・ノット・ゼア』で「助演女優賞」とそれぞれ主演・助演でノミネートされるという快挙を果たし、ついに『ブルージャスミン』で「主演女優賞」のオスカー像を獲得したケイト。昨年は、ディズニーの大ヒット作『シンデレラ』での意地悪な継母ぶりも話題を呼んだ。初のエグゼクティブ・プロデューサーも務めた本作では、22日、都内劇場で行われるジャパンプレミア上映への登壇ほか、精力的にプロモーション活動を行う予定とのことだ。『キャロル』は2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月06日ケイト・モス(Kate Moss)が自身のインテリア・デザイン会社をローンチ、モデル業の第一線から一歩引くことになりそうだ。ケイトは以前から内装に関心があり、先日友人に頼まれてコッツウォルズ地方にある邸宅の改装に取り組んだばかり。1920年代や60年代、70年代の「いいとこ取り」(ケイト談)というスタイルで、大成功を収めたという。そこで自信をつけたのか、イギリスの大衆紙「The Sun」によると、インテリア会社「Grove Interiors」を経営する友人のケイティ・グローヴ(Katie Grove)とともに本格的にプロジェクトに着手することになったという。ケイトの知人は「彼女は常にモデル業とは異なるプロジェクトを探しています。ファッション・ラインをやったり、映画に出演したりするのも好きですが、インテリア・デザインについては、会社を始めるほど真剣だということなのです」と話している。
2015年12月21日メアリー・ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)が、かねてから交際していたオリヴェ・サルコジ(Olivier Sarkozy)と挙式を行った。双子の姉妹、アシュリー(Ashley)とTVシリーズ『フルハウス』などで人気子役として活躍した後、デザイナーに転身したメアリー・ケイトは2012年からフランス人の銀行家、サルコジと交際。名字からわかるように、元フランス大統領のニコラ・サルコジの異母弟で46歳。29歳のメアリー・ケイトとは17歳の年の差カップルだが、ニューヨークで同居生活を送り、昨年3月に婚約を発表していた。式はマンハッタンのミッドタウンの邸宅で25日(現地時間)、招待客50名ほどで行われた。出席者は携帯電話や電子機器を預けるよう要望され、邸宅の庭でカクテルを楽しんだ後にディナーの席についたという。プライバシーを大切にする夫妻の意向で、招待客についてやメアリー・ケイトのウエディングドレスの詳細もなかなか伝わってこないが、3年間の交際を実らせた2人の末永い幸せを祈りたい。
2015年12月07日名女優ケイト・ブランシェットと『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが共演する映画『キャロル』の予告編映像が公開になった。本作はその完成度の高さからすでに多くの映画賞の候補になっているが、90秒の予告編でも、その映像の奥深さ、俳優たちの繊細な演技、心に深く刺さるストーリーの一端を垣間見ることができる。予告編映像本作の主人公は1950年代のニューヨークで暮す女性キャロル(ブランシェット)とテレーズ(マーラ)だ。裕福に暮らし、愛する娘に恵まれるも、夫との関係は冷え切っているキャロルにはどこか影があり、謎めいた雰囲気をまとっている。一方のテレーズはジャーナリストになりたいという夢を抱いているが志半ばで、不機嫌そうな表情を浮かべては高級百貨店の玩具売り場でアルバイトをしている。映画はそんなふたりが偶然に出会い、語り合い、お互いを知り、それぞれが予想もしなかった状況に巻き込まれていく様を繊細なタッチで描いている。公開された予告編は百貨店でのキャロルとテレーズの出会いに始まって、ふたりが距離を縮め、共に旅に出る過程が描かれる。興味深いのは、ふたりは近づくたびに“自分自身と向き合う”シーンが登場していることだ。キャロルは映像の中盤で「自分がわかってる?」と質問されるが「わかっていない」と即答する。しかし、映像の後半では「心に従って生きなければ人生は無意味」だと宣言する。本作は、キャロルとテレーズが出会い、それぞれが変化し、自身にとって本当に必要なものを見出していく過程を描いていくようだ。また、1950年代のニューヨークを描いた映像にも注目だ。本作を手がけたトッド・ヘインズ監督はかつて『エデンより彼方に』で、ダグラス・サーク作品のような美しい1950年代を描いたが、本作では16ミリフィルムを駆使して、陰影のある生々しい映像を追求。予告編でも少し粒子が粗く、淡い色とにじみが印象的な映像を堪能できる。本作はゴールデン・グローブ賞や米アカデミー賞の有力候補という声も多く、今後、本作の名前を目にする機会はさらに増えそうだ。『キャロル』2016年2月11日(木・祝)全国公開(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2015年12月02日本年度カンヌ国際映画祭で「女優賞」を獲得したルーニー・マーラとケイト・ブランシェットの共演作『キャロル』。本作が先日11月20日(現地時間)に北米で公開を迎え、今年公開された中でも話題を呼んだ大作『ジュラシック・ワールド』や、日本公開が迫る『007 スペクター』を超えるアベレージを記録したことが明らかになった。舞台は、1952年のニューヨーク。高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場で、そのひとを見かけた。鮮やかな金髪。艶めいた赤い唇。真っ白な肌。ゆったりした毛皮のコート。そのひともすぐにテレーズを見た。彼女の名は、キャロル。このうえなく美しく、どこかミステリアスな雰囲気を醸すそのひとにテレーズは憧れた。しかし、その美しさに隠されたキャロルの本当の姿は、不幸な結婚と偽りの人生、何より大切な娘を夫に奪われようとしていた。そのことを知ったとき、テレーズの憧れは思いもよらなかった感情へと変わってゆく…。たった4館での先行スタートながら、オープニング3日間の1館あたりの興行収入平均は63,378ドルを記録。これは同じく11月20日に全米4,175館で公開した『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』(館平均24,198ドル)を大きく上回るNO.1成績で、今年公開され全世界興行収入が歴代3位をマークした『ジュラシック・ワールド』(館平均48,855ドル)、11月6日に全米3,929館で公開された『007 スペクター』(館平均8,572ドル)を大きく上回る成績となった。『ドラゴン・タトゥーの女』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた若手女優ルーニー・マーラと、『ブルー・ジャスミン』でついにアカデミー主演女優賞を射止めた大女優ケイト・ブランシェットの共演にアメリカ有力批評サイトでも本年度最高評価を獲得。「ケイトとルーニー、今年のアカデミー賞確実!!」(The Rolling Stone)、「エレガントでクール、眩惑的でミステリアスな魅力に震える」(NYタイムズ)など世界中のメディアで“本年度アカデミー賞最有力”と言われ注目を集めている。アメリカ公開に続き、11月28日のイギリス公開、そして2月11日の日本公開と、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞のノミネーション発表を経て世界中で公開となる本作。今後の続報に期待したい。『キャロル』は2016年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)が、11月18日、伊勢丹新宿店本館1階ハンドバッグプロモーションに期間限定ショップをオープンした。同ショップでは、ニューヨーク発のカップケーキ、マグノリアベーカリー(MAGNOLIA BAKERY)とコラボレーションしたアイテムを展開。クリームの上に乗ったチェリーやカップケーキをモチーフとしたポシェットや財布、バナナプディングのクロスボディーなど、スイーツのようにカラフルでポップなアイテムがそろう。また、同ポップアップ限定バッグとして、キャメロン ストリート レイシング ストライプ (Cameron street racing stripe)シリーズの「メイス」(4万9,000円)と、シダー ストリート(Cedar street)シリーズの「メイス(Maise)」(4万3,000円)、「スモール ヘイデン(Small hayden)」(4万5,000円)、「ハーモニー クロスボディー(harmony crossbody)」(3万7,000円)が販売される。会期中、同ショップで税込1万4,040円以上の購入者には、オリジナルキーホルダーがプレゼントされる。会場では、ケイト・スペード ニューヨークオリジナルキャラクターそれぞれが、クリスマスの約束に駆け付けるために縦横無尽に駆け抜ける演出や、街頭の明かりに照らされたシャンパンの泡、ラインストーンをモチーフとしたクリスマスカラーを反映させた装飾となっている。
2015年11月18日ダンヒル(Dunhill)が、「ラリーニッポン2015(RALLY NIPPON 2015)」をたどるショートムービーを公式サイトにて公開した。日本の世界遺産と文化遺産を巡るクラシックカーのラリーイベント「ラリーニッポン」とダンヒルがコラボレーションを行うのは今年で7年目。同ムービーでは、ビデオシリーズの第1作目として昨年公開された「ラリーニッポン2014」の続編で、世界中から選りすぐられた70台のクラシックカーが京都の東寺をスタートし、愛媛、高知、淡路島を周って、京都の上賀神社までの1,000キロメートルラリーを楽しむ様子が撮影された。ユネスコ世界遺産に登録された建造物や、美しい日本の景色の中をクラシックカーが走っていく姿を収めたショートムービーとなっている。この他にもダンヒル公式インスタグラムでは、運転席の視点から撮影された道中の建造物、自然遺産などが公開されている。
2015年11月16日公益財団法人日本デザイン振興会は4日、2015年度グッドデザイン賞1,258件の中から選出する「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)が、パーソナルモビリティ「WHILL Model A」(WHILL株式会社)に決定したと発表した。グッドデザイン賞は、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨機構。大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞で、その年のデザインおよび社会の傾向を象徴する役割を担っている。「WHILL Model A」は、身体障がい者に限定せず、個人規模の移動手段として生み出された「パーソナルモビリティ」。製品を生み出したストーリーやユーザに対する共感や姿勢、乗り物としての機能や魅力が総合評価され、新しい価値基準を生み出していることが評価された。(全得票数9167票中2875票獲得/2位「電動義手」2080票/3位「和食給食推進事業」969票)会見に出席したWHILL株式会社 代表取締役社長杉江理(すぎえ さとし)氏は、「すべての人の移動を楽しくしたい、という思いで会社を設立し、開発、販売まで3年半かかった。たくさんの方が関わってくれての受賞だと感じているので、本日の喜びを皆と分かち合いたい」とコメント。また審査委員長の永井一史氏は、「毎年、デザインの評価尺度の難しさを感じつつ3658件のエントリーの中から絞り込んで決定、評価させていただいた。今年はどれが大賞になってもおかしくなかったが、蓋を開けてみたら「パーソナルモビリティ」が群を抜いて一位という結果になった。一方向だけではなく、たくさんの側面から「デザイン」をとらえてほしいというのがあり、「パーソナルモビリティ」は足の不自由な人にこうしてあげたい、という気持ちから事業を立ち上げ、量産、販売するというところまでトータルで事業を「デザイン」しているという点が大変素晴らしかったと思う」とコメントした。○「グッドデザイン大賞候補」となっていたそのほかの7件上記7点(大賞を含めると8点)は、「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、永井一史審査委員長と柴田文江審査副委員長および審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターが、人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて選出したもの。
2015年11月04日台湾を代表する航空会社チャイナ エアラインは10月30日、ボーイング777-300ERのキャビンインテリアが2015年度「グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。グッドデザイン賞とは「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点、つまり、デザインの効果・ 効用という視点から評価・選定する。形の美しさだけではなく、品質や使いやすさ、商品として のバランスの良さ、さらには機能性や先進性、グローバル性などあらゆる角度から審査される。宋代の文人をメインコンセプトに機内をデザインし、客室の設計は宋代の文人の暮らしの場面をテーマに、ビジネスクラスは書斎をイメージして夜の明かりで本を読むようなデザインとなっている。エコノミークラスは文人の市井をイメージしている。食事で使う用具は、宋代の調度品からインスピレーションを得ており、ビジネスクラスのスカイラウンジには、長距離を移動する旅人のために書物や茶、コーヒーの香りのする憩いの場を提供している。こうしたデザインに対し、審査委員からは「同時に静かな文人の生活や食の嗜好を表現、飛行機という厳しい制約を受ける中で、素晴らしいデザインを実現、高い評価に値する」として評価されたという。現在、777型機は台北(桃園)からサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、フランクフルト線等長距離路線で運航されている。なお、10月30日~11月4日に京ミッドタウンで開催中の受賞展「グッドデザイン エキシビション2015(G展)」でも、2015度受賞デザインとして紹介されている(パネル展示)。
2015年11月01日●「グッドデザイン金賞」などが決定公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」の2015年度特別賞と大賞候補が10月30日、発表された。ここでは、同日に行われた記者発表会、および同日から開幕した「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」の展示の様子をお届けする。○そもそも、グッドデザイン賞とは? 概要をおさらいグッドデザイン賞は、1957年に当時の通商産業省(現・経済産業省)が創設した「グッドデザイン商品選定制度」が母体のデザインの推奨制度。日用雑貨から家電などの工業製品や建築物といった製品は構造物だけでなく、ソフトウェアやサービス、取り組みなどあらゆる物事を対象とし、これまでに受賞総数4万件を超える、世界でも有数の規模と歴史を持つデザイン賞だ。受賞したデザインには"Gマーク"を付けられることでも知られている。審査は、毎年春の応募から書類による一次審査、現物による二次審査を経て、まずは「グッドデザイン・ベスト100」が選出され、さらにその中から特別賞が選ばれる仕組み。審査員には日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家など約80人で構成される審査委員会で行われる。○今年の「グッドデザイン・ベスト100」一例今年の応募総数は3,658点。9月28日に、その中からまずは1,337点が2015年度グッドデザイン賞として選出され、このほど審査委員会の協議により、5つの部門の特別賞が計50点決定し、発表された。まずは「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」は19点が選出。時代的課題をより高度に解決した質の高いデザインに送られる賞で、身近なところではパイロットコーポレーションのボールペン「フリクション」やパンをスチームで焼き上げるバルミューダの「ザ・トースター」、4月8日に開港した成田国際空港第3ターミナルのプロジェクトなどが受賞した。○「グッドデザイン金賞」一例その他には、中小企業の浴的な取り組みを顕彰する「ものづくりデザイン賞」(9点)、地域活性化をめざす総合的な取り組みに授与される「地域づくりデザイン賞」(4点)、来るべき社会の礎を築くデザインに与えられる「未来づくりデザイン賞」(17点)、震災復興に寄与するデザインを表彰する「復興デザイン賞」(1点)の各特別賞が発表された。○「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」一例また、グッドデザイン賞の最高の栄誉にあたる「グッドデザイン大賞」の候補8点も合わせて公表された。同賞は、審査員、グッドデザイン賞受賞者、および11月4日まで開催される「グッドデザイン賞の展示会場内で受け付ける来場者の投票(投票受付は11月3日まで。4日に結果発表)により決定する。●「グッドデザイン大賞」の候補を公開○審査員の総評10月30日に行われた「グッドデザイン賞特別賞発表会」に登壇した、日本デザイン振興会理事長の大井篤氏は「近年、社会の中でデザインの役割がますます大きくなっている。こうした時代環境を踏まえて、審査の過程においては、新たな試みとして社会やわれわれ一人ひとりが解決しなければならない問題・課題について、12の"フォーカス・イシュー"という形にまとめて、それらにデザインがどのように働きかけるかに目を向けることで、デザインの本質的な役割はもとより、これからの暮らしや社会を形づくる上で種になりうるもの見いだすことに努めた」と説明した。フォーカス・イシューとして掲げられたのは、「地域社会・ローカリティ」、「社会基盤・モビリティ」、「地球環境・エネルギー」、「防災・減災・震災復興」、「医療・福祉」など、社会が抱える12項目の課題だ。また、審査委員長を務めた永井一史氏も「グッドデザイン100の中から、暮らしを豊かにしていく審美性に加えて、フォーカス・イシューの視点を導入することで、より広い観点から評価したものが特別賞として選ばれている。デザインが社会の中で毛細血管のようにあらゆる場所や地域に流れはじめている今、特別賞の中にあるデザインの多様な領域や外見だけでなく、その中にあるプロセスやそれがもたらす価値やそういう観点でデザインを注目していただければありがたい」と語り、今年度の審査における新しい試みへの理解を求めた。同じく今年度から審査副委員長に就任した柴田文江氏は「これまでデザインというのはプロジェクトや問題に対して対面して物をつくってきた傾向にあったと思うが、今年は問題の内側に入って当事者が抱える問題を丁寧にひもといたものが今回ベスト100の中に多く見られたと感じる」と総評した。○グッドデザインを一覧できる「G展」2015年度のグッドデザイン賞受賞デザインやロングライフデザイン賞などを集めた「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」は、東京・六本木の東京ミッドタウンで11月4日まで開催。開場時間は11時から20時まで(最終日は17時30分まで)。入場料(6日間共通)は大人1,000円、中学生以下は無料。展示の他に、グッドデザイン・ベスト100に選ばれたデザイナーによるプレゼンテーションやトークイベントなども予定されている。ちなみに、参加することで同展のチケットが無料で入手できる参加型コンテンツ「MEETinG」も実施中。気になる人はぜひ参加してから、会場に足をはこんでみては。
2015年10月30日ケイト・ハドソンがTV番組で、ニック・ジョナスとの交際のうわさについてコメントした。36歳のケイトは23歳のニックと一緒にいるところを、先月数回にわたって目撃されている。フロリダ州のディズニー・ワールドや、15日(現地時間)にニューヨークで開かれたデミ・ロヴァートのパーティにも2人で現われたのだが、番組視聴者からの電話質問でニックとの関係を聞かれ、笑ってごまかそうとしていたケイトはついに「私はどんなゴシップにも対応しないの」とコメント。ケイトは「私のエージェントはこれまで25回くらい、私の謎の新恋人にされてるわ」と恋のうわさ話の信憑性に言及。「はっきり言って、誰ともハグしたり話したりできないわ」と語った。実はケイトは19日(現地時間)には最新作『Rock the Kasbah』(原題)のニューヨーク・プレミアのアフターパーティから、ニックではない男性と手をつないで出てきたのを目撃されたのだが、この男性こそ彼女が話していたエージェントのマイケル・キーヴス。2人は今夏も手をつないでいるのを目撃され、新恋人か?とうわさされていた。(text:Yuki Tominaga)
2015年10月22日メモリアルアートの大野屋はこのほど、同社が開発したミニ骨壺タイプの手元供養商品「ソウル プチポット 彩(さい)」が、「2015年度グッドデザイン賞」を受賞したことを明らかにした。「ソウル プチポット」は、故人の遺骨や遺灰の一部を納められるミニ骨壷。部屋に安置して身近に供養できることから、いつでも故人との絆を身近に感じたい人や、お墓が遠方にあって墓参りが頻繁にできない人などを中心に支持されているという。グッドデザイン賞を受賞した「彩(さい)」は、ガラス工芸作家・後藤あんな氏とコラボレーションして開発。ブランド初のガラス素材製で、透明感がありながら、すりガラスの柔らかな色合いが特徴となっている。一つひとつ吹きガラスの技法を用いて作る丸みのあるフォルムで、あたたかみを感じさせるだけでなく、遺骨を納めるのにふさわしい安定感も備えている。表面の模様は、色ガラス粒を本体ガラスに溶かして、ガラスの吹き具合や間合いを調整することで作り出す世界に一つだけの模様であるという。グッドデザイン賞の審査委員会は、「骨壺を暮らしの中に取り込むに際し、外から遺骨が見えない配慮は大事になるだろう。『彩』では、ガラス部に施されたブラスト加工と色面によって、外からは内部の遺骨が見えないようにシールドされる容器デザインに仕上げられており、ユーザーの気持ちに寄り添うものとなっている」と評している。カラーは新緑、花ガスミ、サクラ、ラベンダー、ソラ。価格は各3万8,000円(税別)。なお、同商品は10月30日~11月4日まで東京ミッドタウンで開催する受賞作品展「グッドデザインエキシビジョン2015」にて展示される。
2015年10月01日イワタは、同社の開発したフォント「イワタミンゴ」が2015年グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。この受賞に際して、10月1日よりフォントのディスカウントキャンペーンを実施する。イワタミンゴは、明朝体のシャープさ・可読性と、ゴシック体の強さ・整斉さを兼ね備えたフォント。開発背景には、従来の印刷媒体向けフォントが電子機器上で長文を読むのには向かないといわれていることがあり、ディスプレイ上での可読性の高さを目的としてデザインされている。また、この受賞に際しての同賞の審査員(廣村正彰氏、齋藤精一氏、中谷日出氏、レイ・イナモト氏)からは、「『イワタミンゴ』は、明朝体とゴシック体の良いところを併せ持ち、デジタルメディアでも読みやすい。汎用性が高く、UDフォントとしての活用も期待できる。これからの時代のスタンダードとなりえる書体のひとつとして評価した」とのコメントが寄せられている。なお、グッドデザイン賞を受賞したことを記念して、「イワタミンゴ」の特別セールが10月1日~11月30日まで実施される。「イワタミンゴM/D/B/E」(OpenType Pro版)1書体は、定価1万8,000円より30%OFFの1万2,500円(税別)。「イワタミンゴNP-M/D」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)、「S-イワタミンゴNP-B/E」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)は、1書体あたり3万8,000円(定価)から30%オフとなり、2万6,500円(税別)で提供される。
2015年09月30日日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。このたびグッドデザイン賞を受賞したのは、審査対象となった3,658件のデザインから選ばれた1,337件(受賞企業は909社)。これらの中には、「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の候補となる100件である「グッドデザイン・ベスト100」が含まれるほか、同会が東日本大震災からの復興促進を目的に2011年から実施されている特例措置枠での受賞が60件、海外事業連携の一環となるタイ、インド、シンガポールからの受賞51件が含まれる。また、10年以上の長きにわたり生産と販売が続けられ、ユーザーから親しまれてる製品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」には、ニコンの「Nikon F6」やニベア花王の「ニベアクリーム」など33件が受賞した。すべての受賞対象は、グッドデザイン賞の公式Webサイトで確認できる。今回の審査について、2015年度グッドデザイン賞の審査委員長・永井一史氏は公式Webサイト上で、「今回のグッドデザイン賞では、デザインがいま向き合うべき重要な領域を「フォーカス・イシュー」として定め、さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値をこれまでにも増して深く読み解くことを心がけました。」とコメントしている。なお、グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞対象は、10月30日~11月4日に東京都・六本木の東京ミッドタウンにて開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2015」(G展)に出展され、10月30日に「グッドデザイン特別賞各賞」および「グッドデザイン大賞候補」が、11月4日には「グッドデザイン大賞」が決定、発表される予定となっている。
2015年09月30日