シアーシャ・ローナンとポール・メスカルを主演に迎えた、『LION/ライオン25年目のただいま』のガース・デイヴィス監督が贈るAmazon Original Movie『もっと遠くへ行こう。』が、2024年1月5日(金)より240を超える国と地域のPrime Videoにて独占配信開始されることになった。本作は、2065年の近未来の世界を舞台に、結婚とアイデンティティについて描いた心を揺さぶる作品。ヘン(シアーシャ・ローナン)とジュニア(ポール・メスカル)の夫婦は、ジュニアの家系が代々受け継いできた人里離れた土地で静かに農業を営んでいたが、招かれざる見知らぬ男(アーロン・ピエール)が驚くべき提案を携えて彼らの前に現れたとき、彼らの静かな生活は一変する。見知らぬ男は、「平凡な生活を望むのか、何か特別なものを望まないのか」と語り、ジュニアが宇宙への移住要員候補に選ばれたことを告げる。ジュニアは「飛行機にすら乗ったことがない」と一笑に付すが、さらに驚くべきことに、この提案は夫のジュニアのみに出されたもので、しかもジュニアが宇宙にいる間はジュニアの“代わり”を家に置くというものだった――。新しい世界での生活、夫婦の関係、そして個人のアイデンティティについて考えさせられるこのSFスリラードラマである本作は、魅惑的な映像と人類(そして人工人類)の本質に関する探究であり、遠くない未来に一筋の光を投げかける映画となっている。妻ヘン役には『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などでアカデミー賞4度(主演女優賞3度、助演女優賞1度)ノミネートを誇るシアーシャ・ローナン。夫ジュニア役に『aftersun/アフターサン』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたポール・メスカル。ジュニアに驚くべき提案をする見知らぬ男テランス役にAmazon Originalドラマ「地下鉄道~自由への旅路~」のアーロン・ピエールが集結。原作者は、デビュー小説「もう終わりにしよう。」がチャーリー・カウフマン監督で映画化されたベストセラー作家イアン・リードで、2作目の小説となる本作の映画化では脚本・製作総指揮も兼務。監督・製作・脚本は『LION/ライオン25年目のただいま』のガース・デイヴィス。プロデューサーには『英国王のスピーチ』でアカデミー賞作品賞を受賞し、『LION/ライオン』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でもアカデミー賞作品賞にノミネートされたイアン・カニング&エミール・シャーマン。デイヴィス監督は本作に関して、「この映画は物語がどこに向かっていくのか本当に分からないミステリーになっている。あなたが物語を追っているつもりで観ていても、実は本当の物語は全く違うものになっているのです」とコメントしている。『もっと遠くへ行こう。』は2024年1月5日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年11月21日『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のシアーシャ・ローナンの次回作が、『Bad Apples(原題)』に決定した。原作はスウェーデンのラスムス・アンデルソンのデビュー小説「De Oönskade」。監督はスウェーデン出身のジョナタン・エツラーで、今作が英語映画の長編デビュー作となる。今作のジャンルは「スリラー要素のある風刺が効いたコメディ」で、シアーシャが演じるのは主人公の小学校教師マリア。10歳の生徒のクラスを受け持つマリアは、日々生徒たちに刺激や意欲を吹き込もうと奮闘していた。しかし、ある一人の生徒エリックの暴力的で無秩序な行動によりそれができなくなり、マリアは誤った選択をしてしまう。思いがけず、エリックを自宅に閉じ込めることになってしまったマリア。どうにか引き返したいと思うも、エリックの不在にスタッフや保護者達が大喜びしていることから、マリアはとんでもない窮地に立たされていることを実感し…。撮影は2024年春にイギリスで開始予定だという。(賀来比呂美)
2023年11月06日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが、UK版「Harper's Bazaar」誌のインタビューページに登場。コメディ作品に出演したいという願望を語った。大好きなコメディは『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』、シットコム「となりのサインフェルド」「ラリーのミッドライフ★クライシス」だという。「なにか現代的でおもしろいことをしたいと思っているんです」とシアーシャ。「でも、コメディをうまくやるにはスキルも音楽的な才能も必要なんですよね。年を取るにつれて挑戦しようかなという気になってきたし、自信もついてきたけれと、まだそういうスキルがあるとは必ずしも思えません」と語っている。シアーシャは『つぐない』で助演女優賞、『ブルックリン』『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で主演女優賞とアカデミー賞に4回ノミネートされた経験を持つ演技派。シアーシャのコメディ出演の意欲を知った映画ファンは「『ウエスト・エンド殺人事件』でのコミカルな巡査役がとてもよかった。だからシアーシャのコメディ、観たい!」「いますぐグレタ(・ガーウィグ監督)に電話して!」「シアーシャが『ブライズメイズ』みたいな映画に出てくれたら絶対に観る」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年09月11日シアーシャ・ローナン(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)、ポール・メスカル(『aftersun/アフターサン』)主演『Foe(原題)』の予告編が公開された。今作はイアン・リードの同名小説(邦題:もっと遠くへ行こう。)を原作として、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のガース・デイヴィス監督が映画化。脚本はリードとデイヴィスが共同執筆している。舞台は2065年の近未来。人里離れた農場で静かに暮らしている夫婦のヘン(シアーシャ)とジュニア(ポール)は、ある日訪ねてきた見知らぬ男(アーロン・ピエール)によってその関係が一変することになる。ある驚くべき提案を夫婦に持ちかけた男は、「平凡な人生を生きたいか?それともなにか特別なもの、ユニークなものの一部になりたくないか?」と2人に問う。しかし、その提案は夫婦にではなく、ジュニアだけへのものだった。男はジュニアが提案を受け入れた場合、ヘンを一人にしないように「代わりを用意する」というが、ジュニアは「妻と一緒に暮らすロボットなんていらない!」と拒否し…。映画ファンは「映画化されるなんて知らなかったけれど、数か月前に原作を読んでおいて本当によかった!大好きな2人が出演するなんて楽しみで仕方ない」「アイルランドが誇る最高の俳優2人だよ!」「なにがあっても観る」と期待を寄せている。『Foe』は10月6日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年08月25日シアーシャ・ローナンが『The Outrun』に主演することになった。エグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。原作は7年ほど前に出版された回顧録。主人公は、依存症更生施設を出て久々に故郷に戻る若い女性。子供の頃の思い出に直面しながら、彼女は回復への道を探っていく。監督は『消えない罪』のノラ・フィングシャイト。ローナンの最近作はウェス・アンダーソン監督の『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン別冊』。次回作はサーチライト・ピクチャーズが製作配給する『See How They Run』。文=猿渡由紀
2022年02月01日スコットランド出身のジャーナリスト・作家のエイミー・リプトロットの回想録「The Outrun」が映画化されることになり、シアーシャ・ローナンが主演・製作を務めることが分かった。「Variety」誌が報じた。「The Outrun」は、リプトロットが自身のアルコール&ドラッグ依存症を克服した過程をつづった回想録で、2016年にウェインライト賞、2017年にPEN/アッカーリー賞を受賞。10か国語以上に翻訳され、UKでは11万部以上を売り上げた作品。映画版は『消えない罪』のノラ・フィングシャイトが監督を務め、脚本をリプトロットと共同執筆する。シアーシャが演じるのは、アルコール&ドラッグ依存症の治療のためのリハビリ施設から退所したばかりの主人公のロナ。10年以上ぶりにロンドンを離れ、故郷のスコットランド・オークニー諸島へと戻る。子どもの頃に過ごした大自然の中で、ロナの依存症との闘いは続いていく。これまで『つぐない』でアカデミー助演女優賞、『ブルックリン』『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でアカデミー主演女優賞と、アカデミー賞に4度のノミネート経験があるシアーシャ。ファンは「ついにアカデミー主演女優賞を獲るときが来た」と期待を寄せているようだ。(Hiromi Kaku)
2022年02月01日ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンの共演が話題の『アンモナイトの目覚め』。これまでの歴史劇での“活発で聡明、自立した”女性のイメージから、本作で新たな魅力をみせているシアーシャが、今回初めて挑戦した役作りへの試みと、憧れのケイトと共演した感想を語った。シアーシャが新しい方法で挑んだ役作り26歳で、これまで4度もアカデミー賞にノミネートされた経験を持つシアーシャが本作で演じるのは、物静かで献身的な貴婦人シャーロット。夫に依存しながら生きてきた女性で、これまでシアーシャが演じてきた姿とはガラリとイメージの変わる役に挑戦している。シャーロットは、ケイト演じるメアリー・アニング同様に19世紀のイギリスに実在した人物。実際に2人が、古生物学者と地質学者の妻という立場で交友関係にあったことは記録が残っているが、フランシス・リー監督は斬新なアイディアと現代的な思考を織り交ぜ、新たに繊細なラブストーリーを生み出した。シアーシャは今回の役作りについて「シャーロットに成りきるために毎日メモをとるようにしました。普段そんなことはしないし、あまり得意ではないのですが、フランシス(・リー監督)に役の背景を作るよう強く説得されたから。シャーロットが生まれてからこの映画で描かれるまでに起こったであろう彼女の人生を自分で作り上げることによって、この役が自分に近いものになりました。撮影の初期の段階でこの役を身近に感じることができました」と、これまにないアプローチ方法を取り入れたと明かす。さらに撮影に入る3か月前より、役を身体に染み込ませるための特訓も受けたといい、「役作りのためにピアノの稽古を再開することができたのは嬉しかった。3ヶ月練習してクララ・シューマンの美しい曲を学ぶ機会に恵まれました。あとは編み物もずっと練習してたのですが、こっちはつまらなかった(笑)。でも実際に当時の女性たちも毎日編み物をさせられて、そう感じていたかもしれませんよね?やってみなければ分からないことだったから体験できてよかったのです」と、当時の女性になりきる“特訓”が役に立ったことをふり返る。「共演を知って嬉しかった」ケイト・ウィンスレットの存在また、今回相手役となったケイトとの共演については、「ケイトとの共演は大好き!彼女は素晴らしい人です。私は子供のころから彼女をスクリーンで見ながら育ってきたから、共演を知ってとても嬉しかった。ケイトの好きなところは、信じられないほど仕事への集中力があって、プロに徹しながら、誰にでも親切で優しいところ。そしてそれだけではなく、仕事のために何でも自ら率先して行うところ」と熱を込めて語るシアーシャ。「ある場面を撮影するためなら、進んでできる限り滑稽に見えるようにしたり、いいテイクのために長い間雨に打たれて寒い思いをしてずぶ濡れになったり、自分のしていることに心から打ち込んでいて、あらゆることに対して優れたユーモア感覚を持っています。彼女の仕事に対する姿勢は本当に素晴らしい。それに彼女は普通の生活を送って素敵な家族もいます。仕事と私生活のちょうどいいバランスを見つけているようで、それを上手に行動に表すことができる。彼女との共演は本当に最高でした」とふり返っている。そんなシアーシャについて、ケイトも「シアーシャとの共演は素晴らしい体験でした。私たちはとても相性が良かったんです。私とシアーシャでは役へのアプローチの仕方がまったく違ったのですが、それが劇中のメアリーとシャーロットのようで、彼女の奔放な演技にとても感化されました。彼女とは19歳の差がありますが、この年の差を役に持ち込めたのも良かったと思っています。俳優として毎回そうしているけれど、今回は特にお互いに支え合えた最高の関係を築く事ができました」とインタビューで称賛している。ケイトとシアーシャという映画ファンにはたまらない2大女優の初共演で、惹かれ合う役柄を演じた本作。2人で支え合い、構築した細部にまでわたる圧倒的な演技はもちろん、2人の愛の美しさも目に焼き付けてほしいところだ。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年03月21日ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンが初共演、『ゴッズ・オウン・カントリー』フランシス・リー監督が描く『AMMONITE』が『アンモナイトの目覚め』として4月9日(金)より公開決定。ポスターと予告編が解禁された。2020年、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれ、第45回トロント国際映画祭で「ようやく観ることができる!」と観客の熱気が最高潮に高まり、賞賛を集めた話題作。注目のキャストには、映画界の中心的存在と称えられるアカデミー賞女優ケイト・ウィンスレットと、すでにアカデミー賞4度のノミネートを誇るシアーシャ・ローナンが初共演。大英博物館に展示されるほどの大発見をしながらも、女性であることから世に忘れられた古生物学者メアリーと、裕福な化石収集家の妻シャーロットという、ともに孤独を抱えた女性を演じる2人が織りなすラブストーリーと演技合戦に注目が集まっている。1840年代を舞台に、歴史に埋もれながらも自分を貫いた実在の古生物学者メアリーにスポットライトを当て物語を紡いだのは、長編デビュー作『ゴッズ・オウン・カントリー』でその繊細な手腕を高く評価されたフランシス・リー監督。本作は彼の長編2作目。ケイトとシアーシャという最高峰のキャスティング(全て監督の第1希望)であり、プロデューサーは『英国王のスピーチ』『SHAME -シェイム-』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のイアン・カニングが担当している。予告編では、大英博物館に自身が掘り出した化石が飾られながらも日が当たらない生活をおくるメアリーと、体が弱く夫に邪険にされるシャーロットの出会い、境遇の異なる2人が化石を通じて惹かれ合い変わっていく姿が美しい映像と叙情的な音楽にのせて語られる。メアリーとシャーロット、魂の奥でつながるような深い孤独と、誰かに自分の真価を見つけてほしいという切なる願いを持つ彼女たち。2020年の話題作『燃ゆる女の肖像』に続き、現代を生きる女性たちの道しるべともなり得る必見の1本となっている。『アンモナイトの目覚め』は4月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンモナイトの目覚め 2021年4月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年02月05日シアーシャ・ローナンが主演を務める殺人ミステリー映画(タイトル未定)に、エイドリアン・ブロディの出演が決定した。「The Hollywood Reporter」が報じた。今作の舞台は1950年代のロンドン劇場地区。ハリウッドのあるプロデューサーが、ウエスト・エンドの人気舞台を映画化しようと動く中、製作メンバー内で殺人事件が発生。物事を投げやりに考えがちの厭世的な警部補(サム・ロックウェル)とやる気みなぎる新人刑事(シアーシャ)が、犯人探しに奔走する。エイドリアンは、「ブラックリスト入りしているハリウッドの映画監督」を演じるという。また、役柄は不明だが、デヴィッド・オイェロウォの出演も決定している。キャストは、オスカーに4回ノミネートされたシアーシャ、アカデミー賞助演男優賞を受賞したサム、ゴールデングローブ賞に2回ノミネートされたデヴィッド、そして『戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞を受賞したエイドリアンという名優ぞろい。製作は『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ジョジョ・ラビット』と賞レースに絡んだ作品を生み出してきた「サーチライト・ピクチャーズ」が行う。監督は「ハンク-ちょっと特別なボクの日常-」のトム・ジョージ、脚本はNetflixドラマ「フレークド」のマーク・チャペル。(Hiromi Kaku)
2020年12月15日ケイト・ウィンスレット&シアーシャ・ローナン主演、フランシス・リー監督作『Ammonite』(原題)の新たな予告編が公開された。ケイトは実在の化石採集家メアリー・アニング、シアーシャはその恋人シャーロット・マーチソンを演じている。新しい予告編では、メアリーが何日もかけて崖の壁面から化石を掘り出すも地面に落として割ってしまうシーンや、化石が博物館に展示される際に発掘者の名前が男性に差し替えられてしまうというメアリーが“憂き目にあう”シーンが盛り込まれている。こうした出来事が続き、いら立っているメアリーの前にある男性が現れる。心身の調子が芳しくないという妻のシャーロットにとって化石採集の手伝いが療養の手助けになると言い、大金を積んでシャーロットを置いて行ってしまうのだ。メアリーとシャーロットは、最初は険悪だったが次第に打ち解けていく。オフショルダーのドレスを着たシャーロットから目が離せないメアリーや、シャーロットがメアリーに口づけするシーンなど、2人の間に恋愛感情が芽生えていく様子も描かれる。メアリーが映画のタイトルにもなっている「アンモナイト」と初めて呼ぶシーンも印象的。予告編を観たファンは「本当に2人にアカデミー賞を獲ってほしい」「この映画こそ私が待ち焦がれていたもの」と期待の声を上げている。(Hiromi Kaku)
2020年10月16日オスカー女優のケイト・ウィンスレットと、26歳にしてすでにオスカーに4回ノミネートされているシアーシャ・ローナンの演技派女優2人が初共演。同性カップルを演じる『Ammonite』(原題)の予告編が公開された。今作は、実在した化石採集者で古生物学者のメアリー・アニングをテーマに描いた作品。1840年代を舞台に、英仏海峡の崖で化石を発掘しているメアリーと、療養のため海沿いの街にやってきたロンドン出身の若き女性シャーロットが出会い、恋に落ちるというストーリー。ケイトがメアリー、シャーロットをシアーシャが演じている。監督・脚本は『ゴッズ・オウン・カントリー』のフランシス・リー。予告編ではメアリーとシャーロットの距離が次第に近づいていく様子や、キスシーン、シャーロットがメアリーに「あなたに出会う前の生活に戻りたくない!」と情熱的に主張するシーンなどが見られる。YouTubeのコメント欄には「この作品でついにケイトが2回目、シアーシャが初めてのオスカーを手にするに違いない」「予告だけで泣いた」「シアーシャは新しいディカプリオ」など、絶賛の声が寄せられている。『Ammonite』は11月13日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年08月26日13歳の時に出演した『つぐない』で多感な少女役を見事に演じ、世界的に高く評価されたシアーシャ・ローナン。以来、賞レースの常連女優となっている彼女は、不器用ながらも懸命に生きる女性を体現してきた。そんな彼女が、“現代女性の代弁者”との呼び声も高いグレタ・ガーウィグ監督と再タッグ。シアーシャが主演を務める『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(6月12日)は、夢と悩みを抱える全ての女性に贈る、共感必至の“わたしの物語”だ。透明感とナチュラルさが魅力若き才能シアーシャ・ローナンニューヨーク生まれ、アイルランド育ち。9歳の時にTVドラマの子役として芸能活動をスタートさせたシアーシャ。13歳の時に出演した『つぐない』(2007年)でアカデミー賞ほか様々な映画賞の助演女優賞にノミネートされた彼女は、続く『ラブリーボーン』(2010年)でピーター・ジャクソン、『ウェイバック脱出6500km』(2010年)でピーター・ウィアー、そして『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)でウェス・アンダーソンと、名だたる監督たちの作品に出演してきた。彼女のキャリアにとって重要な位置づけとなったのは、アカデミー賞で三部門にノミネートされた『ブルックリン』(2015年)だ。この作品で大都会ニューヨークの喧騒に戸惑いながらも、恋を知り自分の居場所を見つけていくヒロインをしっとりと演じた彼女は、アカデミー賞・主演女優賞に初ノミネート!その後、女優&脚本家のグレタ・ガーウィグ初単独長編監督作『レディ・バード』(2017年)において型破りでキュートな17歳の主人公クリスティン(=レディ・バード)に扮したシアーシャは、思春期の危うさと可能性に満ちた自立への歩みを体現し、ゴールデングローブ賞(映画部門)・主演女優賞を受賞。同作で2度目となるアカデミー賞・主演女優賞にもノミネートされ、世界で最も注目される若手実力派女優の1人に。そしてグレタとの再タッグとなった最新作では、世界中で愛され続ける古典文学を題材に、“いま”を生きる女性たちの悩みと生きづらさを鮮やかにスクリーンに活写している。女性たちの夢、希望、野心と現実を描く世界的ベストセラー「若草物語」19世紀を代表するアメリカの女流作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説「若草物語」。米マサチューセッツ州を舞台に、マーチ家の個性的な四姉妹の可能性と愛に満ちた子ども時代と、大人になるにつれ顕在化していくちょっぴり苦い現実が描かれる。南北戦争の従軍牧師である父親が不在の中、母親であるミセス・マーチは献身的に子どもたちを守り慈しむ。そして美しく聡明な長女メグ、小説家になることを夢見る次女ジョー、内気でピアノが得意な三女ベス、おしゃれで絵が上手な四女エイミーの四姉妹は、それぞれが困難な状況に直面しながらも、自分なりの将来を選びとっていく。子ども時代のあどけなくも刺激に満ちた日々と家族の温もりを生き生きと伝え、女性たちの夢や希望、野心をリアルに描いたこの物語は、男性作家が主流の当時の出版業界において異例の大ヒット。いまなお映画にドラマ、舞台にオペラ、アニメと様々なジャンルで映像化される世界的ベストセラーとなっている。シアーシャ×グレタの最強コンビで贈る『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』物語の中心となるのはシアーシャ演じる活発で独立心旺盛な次女ジョーだ。美人のメグ(エマ・ワトソン)に女優になることを勧め、病弱なベス(エリザ・スカンレン)を溺愛し、生意気なエイミー(フローレンス・ピュー)とは喧嘩ばかりだが、家族を愛し、将来の“成りたい自分”への努力を惜しまない。裕福な隣人であるローレンス家の一人息子ローリー(ティモシー・シャラメ)は、そんなジョーに想いを寄せていて…。メガホンをとったグレタは、19世紀アメリカで暮らす四姉妹の瑞々しい青春時代を美しい自然と入念かつ周到に準備された衣装&美術でもって具現化し、作品にノスタルジックな多幸感を与えることに成功している。クリスマスの良き行いの後に待ち受ける心躍るサプライズやローリーとジョーによる夜会での2人きりの愉快なダンス、そしてローリーについて協議する屋根裏部屋での「ピクウィック・クラブごっこ」のエピソードは、四姉妹が閉じられた世界ながらも充実した時間を送っていることを伺わせる最高にハートウォーミングなシーンだろう。またその一方でグレタは原作の持つ様々なテーマを丁寧にすくいつつ、女性が“アーティストとして生きること”、“経済力を持つこと”の2つの側面にフォーカスをあて、大人への階段を上っていく四姉妹に容赦ない現実を突きつける。劇中に登場する女性たちはたびたび金銭的視点での結婚観を披露しているが、とりわけ時代の常識に抗い夢に向かって邁進しながらも、愛を退け孤独感に苛まれるジョーの等身大の姿が強烈な印象を残す。その揺れる想いが、現代に生きる私たちにも内在する共通項として鋭く胸に刺さるのだろう。今年行われた第92回アカデミー賞では作品賞・主演女優賞・脚色賞など計6部門にノミネート(うち衣装デザイン賞受賞)されたほか、数多の映画賞に輝いている『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。現代的アプローチで不朽の名作に新たな魅力を与えたグレタと、躍動感あふれる演技で情熱的にジョーを体現したシアーシャの最強タッグをお見逃しなく。《text:足立美由紀》(text:Miyuki Adachi)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月11日シアーシャ・ローナンが4月12日に26歳の誕生日を迎えた。SNSを一切していないシアーシャには「#HappyBirthdaySaoirseRonan」とのハッシュタグができ、世界中からお祝いのメッセージが寄せられている。1994年、ニューヨークでアイルランド人の両親のもとに生まれ、幼少時にアイルランドへ移住。「シアーシャ」とはアイルランドの言葉で「自由」を意味する。彼女がまず注目を集めたのは、キーラ・ナイトレイの妹役を演じたジョー・ライト監督『つぐない』(’07)。当時13歳にしてアカデミー賞助演女優賞など多くの映画賞にノミネートされ、若手実力派として一躍期待の星となった。Amazonオリジナルシリーズとしてリメイクされた『ハンナ』(’11)ではそれまでのイメージを払拭するかのように、元CIA工作員の父に戦闘テクニックをたたき込まれて育った少女を熱演。ピーター・ジャクソン監督の主演作『ラブリーボーン』(’09)のPRのため来日も果たしている。美しきヴァンパイアを演じた『ビザンチウム』(’12)ではサム・ライリーやケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、第三次世界大戦を舞台にした『わたしは生きていける』(’13)ではジョージ・マカイ(マッケイ)やトム・ホランドとも共演した。ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』(’13)では、キュートな菓子職人が印象的。2015年、故郷アイルランドから新天地ニューヨークに向かう女性を演じた『ブルックリン』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。さらにグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』(’17)でも故郷カリフォルニア州サクラメントから抜け出したい主人公を好演して、同賞に再びノミネートされた。『ふたりの女王メアリーとエリザベス』(’18)で共演した『ダンケルク』ジャック・ロウデンとは交際しているらしく、彼のInstagramにはこんな投稿も…。そして、グレタ監督と再タッグを組んだ『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では、新しい魅力を持った四姉妹の次女ジョー・マーチを演じて、なんと3度目のアカデミー賞主演女優賞ノミネート。新型コロナウイルスの影響により、日本では初夏に公開延期となった『ストーリー・オブ・マイライフ』には『レディ・バード』での共演以来、仲良しのティモシー・シャラメや、アカデミー賞助演女優賞候補になったフローレンス・ピューに、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープなど超豪華キャストが揃っており、日本のシアーシャファン、映画ファンが公開を待ちわびているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年初夏、全国にて公開
2020年04月13日『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再びタッグを組み、3月27日(金)より劇場公開を予定していた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が、初夏に公開延期となった。配給元のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが3月3日(火)18時ごろに発表した。これは、政府および関係機関等から発表されている新型コロナウイルス感染拡大防止対策の方針を受けたもの。映画公開を楽しみにしていたファンからは、「若草物語まで延期になってしまった」「めちゃくちゃ楽しみしてたやつ」「うそでしょ」「悲しい…でも永遠に待ちます」など、動揺の声が相次いでいる。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年初夏、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年初夏、全国にて公開
2020年03月03日ともに演技派として名高いケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンが、映画『Ammonite』(原題)でカップルを演じることになるようだ。「Variety」誌などが報じた。『Ammonite』(アンモナイト)は、実在した化石採集者で古生物学者のメアリー・アニングをテーマに描く作品。1840年代を舞台に、英仏海峡の崖で化石を発掘しているメアリーと、療養のため海沿いの街にやってきたロンドン出身の若き女性が出会い、恋に落ちるというストーリー。ケイトがメアリー、メアリーの恋の相手をシアーシャが演じるという。監督は昨年、イギリスの牧場で展開する2人の男性の恋物語『ゴッズ・オウン・カントリー』で高い評価を得たフランシス・リー。リー監督は15日、「しばらくの間、ツイッターから離れるね。映画を撮ることになったみたいだ。2年に渡って『ゴッズ・オウン・カントリー』とぼくを応援してくれたみんな、ありがとう。そろそろ、ほかの映画を作らないと。じゃあまたね…」とツイートしており、『Ammonite』の撮影準備に入ったとみられる。撮影は来年3月にスタートする。(Hiromi Kaku)
2018年12月17日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンと『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーというアカデミー賞ノミネート女優が、激動の時代を生きた“ふたりの女王”を演じる『Mary,Queen of Scots』の邦題が『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』に決定、2019年3月より日本公開されることになった。“因縁の関係”にあったスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベスI世の波乱に満ちた人生を描く本作。シアーシャがメアリー・スチュアートを、マーゴットがエリザベスI世を演じる。16歳でフランス王妃となり、18歳で未亡人となったメアリーは、スコットランドで再び王位につく。しかし当時のスコットランドは、女王エリザベスI世の支配下にあった。メアリーは自身のイングランド王位継承権を主張、エリザベスの権力を脅かす。恋愛、結婚を経験し、気高く美しいメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。それぞれの宮廷内部で起こる裏切り、反乱、陰謀がふたりの王位を危険にさらし、歴史の流れを変えてゆく。“従姉妹”同士ながらお互いを恐れ、同時に魅惑されていた若きふたりの女王たちは、男性社会の中で政治を司る女性として戦うのだったーー。メアリーのもって生まれた高潔さ、激情をシアーシャが鮮烈に演じ、エリザベスの気高さの影にある繊細さ、孤独をマーゴットが緊張感をもって体現。16世紀のイギリスを揺るがしたふたりの女王の熾烈な戦いは、海外ドラマ「クイーン・メアリー」や映画『エリザベス』など、これまでに語られてきたメアリーとエリザベスI世の常識を覆す新しい物語となる。本作で長編映画監督デビューを果たしたのは、舞台演出を数多く手がけてきたジョージー・ルーク。キャストには『ダンケルク』のジャック・ロウデン、『女王陛下のお気に入り』のジョー・アルウィン、『クレイジー・リッチ!』のジェマ・チャン、『アリス・クリードの失踪』などのマーティン・コムストンが名を連ねる。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は2019年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月22日ベストセラー作家イアン・マキューアンの小説「初夜」を、シアーシャ・ローナン主演で映画化した『追想』。本作のメイキング風景と、出演者とスタッフのコメントを収録した特別映像をシネマカフェが独占入手した。バイオリニストのフローレンスと歴史学者を目指すエドワードの若い夫婦の初夜に起きた悲しい出来事を描いた本作は、誰もが経験する“大人になる瞬間”の儚さと美しさを切り取った唯一無二のラブストーリー。『ブルックリン』や『レディ・バード』など話題作に立て続けに主演し、若手女優の筆頭として目覚ましい活躍を見せるシアーシャが、『つぐない』に続き、マキューアン原作の作品に主演することでも話題となっているが、原作者のマキューアン自らが脚本を手掛け、原作の物語にプラスして新たな解釈を加えていることにも注目が集まっている。この度公開された特別映像では、シアーシャをはじめマキューアンや監督らスタッフが映画の見どころを語っている。マキューアンは「映画の基本的なテーマは人間の持つ性格だ。性格はDNAだけではなく、生まれた時代にも影響される。映画の舞台となる時代では、セックスについて話すことが非常に難しかったんだよ。2人は引かれ合い、過去や家族について話すことでお互いを理解し合おうとする。そして絆も強めていくんだ。(社会階級が違うから)互いの話を喜んで聞き入れ、性的な理解より感情的な理解が進むんだ」と物語の重要なシーンについて言葉を残している。また、シアーシャについても「シアーシャは演技で人間の内面を上手に表現する。共演者のセリフを見事に受け取りつつね!」と演技力に信頼を置いているようだった。対するシアーシャも「10年ごとにイアンの書いた役を演じたい!」と公言しているほどのファンで、「物語がある瞬間に一変するの。その点に感銘を受けたわ。多くの人々の胸に響くと思う」と作品の魅力について語っている。『追想』は、8月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:追想(2018) 2018年8月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© British Broadcasting Corporation/ Number 9 Films (Chesil) Limited 2017
2018年08月06日シアーシャ・ローナン主演映画『追想』から、シネマカフェに新たな場面写真が到着!写真に写るのは、劇中でシアーシャの夫役を演じるビリー・ハウル。今回シネマカフェでは、シアーシャと本作で早くも2回目の共演を果たした新進英国俳優ビリーに注目してみた。誰もが経験する“大人になる瞬間”―― 唯一無二のラブストーリー『ブルックリン』や『レディ・バード』といった話題作に立て続けに主演し、24歳にしてアカデミー賞の常連といわれるシアーシャが、現代のイギリス文学が誇る新たな傑作として長年映画化が熱望されていたブッカー賞作家イアン・マキューアンの「初夜」に挑む本作。大ヒット作『つぐない』以来となるシアーシャ×イアンの組み合わせ、さらに今回は原作者自らが脚本を手掛け、新たな解釈を加えた展開もあるということで早くも期待高まる中、もう1つ注目なのが、シアーシャの相手役を務める新進気鋭のイギリス人俳優ビリー・ハウル。いま注目の英国男子ビリー・ハウルって…?1989年イギリス生まれ、現在28歳のビリーは、ダニエル・デイ=ルイスやナオミ・ハリスら名立たる俳優たちを輩出している名門校ブリストル・オールド・ヴィック演劇学校で演技を学んだ後、舞台やTVドラマで俳優としてのキャリアをスタート。昨年、『ベロニカとの記憶』でジム・ブロードベント扮する主人公の青年時代を演じ映画デビューし、クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』にも出演。また、2016年の「プラダ(PRADA)」春夏メンズウェアのモデルにも起用されている。そんな彼が本作で演じるのは、シアーシャ扮する主人公のバイオリニスト、フローレンスの夫エドワード。歴史学者を目指す純朴な青年・エドワードは、小学校の教師を務める父親と脳に損傷を負った母親を持ち、片田舎の山小屋のような家で暮らす中で、裕福な家庭で育ったフローレンスとの身分の違いに戸惑いながらも、純愛を貫こうとする若者の姿を瑞々しく演じている。シアーシャと2回目の“恋人役”! 「気心が知れた仲」また、ビリーとシアーシャとの共演は、ロシアの劇作家チェーホフの「かもめ」を映画化した『The Seagull』(原題)と本作で2回目、さらにどちらも“恋人役”に抜擢されている。そんな幸運の持ち主であるビリーは、「シアーシャとの共演は2回目で、気心が知れた仲だし仕事はやりやすかったよ!いくら褒めても足りないくらい、すばらしい役者なんだ」とシアーシャについて語り、「撮影中もそれ以外の時間も彼女と楽しく過ごせたし、とてもいい人で現場ではいつも人気者だったよ」と共演をふり返っている。『追想』は8月10日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年07月22日シアーシャ・ローナンが出演した『つぐない』の原作者イアン・マキューアンの「初夜」を、再びシアーシャを迎えて実写化する『追想』。この度、作品の切なさを称えた最新予告と、ポスタービジュアルが到着した。今回到着した予告編では、恋人だった2人が将来の夢を語るシーンからスタート。運命の出会い、初デート、対照的に異なる家庭環境を乗り越えるシーンなど、2人の軌跡を追想する形で進んでいく。そしてついに結ばれ初夜を迎え、幸せな人生が始まるはずだったにも関わらず、運命の歯車が狂いだしてしまう。たった1日で終わってしまった2人の結婚の裏には何があったのか?映像内では、イギリス若者文化の“黄金時代”とも呼ばれた60年代「スウィンギング・ロンドン」直前の、保守的な社会の中での上品で文学的な雰囲気や、フローレンスのクラシカルなファッションも物語を彩る重要な要素として見逃せない。併せて公開されたポスタービジュアルでは、物語の舞台となるチェジル・ビーチが描かれており、“一生忘れられない恋だった”というキャッチコピーと、決して埋めることのできない距離を感じるシアーシャと夫役ビリー・ハウル2人の姿が。予告編でもドラマチックに映し出される浜辺のシーンを強く印象づけている。なぜ若い2人の結婚生活はたった1日で終わってしまったのか?究極のラブストーリーの真相をぜひチェックして。『追想』は8月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月13日『ブルックリン』や『レディ・バード』といった話題作に主演し、24歳にしてアカデミー賞の常連といわれる女優、シアーシャ・ローナン主演の映画『追想』(原題:On Chesil Beach)が8月10日(金)より日本での公開が決定した。■あらすじ1962年、夏。世界を席巻した英国ポップカルチャー「スウィンギング・ロンドン」が本格的に始まる前のロンドンは、依然として保守的な空気が社会を包んでいた。そんななか、若きバイオリニストのフローレンスは歴史学者を目指すエドワードと恋に落ち、人生をともに歩むことを決意する。結婚式を無事に終えた 2 人が新婚旅行として向かったのは、美しい自然に囲まれたドーセット州のチェジル・ビーチ。しかし、ホテルで2人きりになると、初夜を迎える緊張と興奮から、雰囲気は気まずくなるばかり。ついに口論となり、フローレンスはホテルを飛び出してしまうのだった。家庭環境や生い立ちがまるで違う2人であっても深く愛し合っていたが、愛しているからこそ生じてしまった“ボタンの掛け違い”。それは、今後の2人の人生を大きく左右する分かれ道となってしまう。フローレンスとエドワードにとって、生涯忘れることのできない初夜。その一部始終が明かされる…。■あらすじ原作は数多くの話題作を生み出しているベストセラー作家イアン・マキューアンの小説「初夜」。シアーシャとイアンの組み合わせは、シアーシャがアカデミー賞に初ノミネートされた大ヒット作『つぐない』以来となる。さらに今回は原作者自らが脚本を手がけ、新たな解釈を加えた展開にも注目。監督は、BBCドラマ「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」を手がけ、今作が長編映画初となる舞台演出家・脚本家のドミニク・クックが務める。初夜に起きたある出来事が原因で、運命が狂ってしまう男女の心情が、繊細かつ緊迫感を持って描かれている本作。美貌と才能に恵まれながらも、心に闇を抱えるバイオリニストのフローレンスをシアーシャが演じ、夫となる真面目な青年のエドワードに新進気鋭のイギリス人俳優ビリー・ハウルが抜擢。2016年の春夏コレクションモデルとしても起用され、『ダンケルク』『ベロニカとの記憶』に出演、シアーシャとはチェーホフの「かもめ」の映画化『The Seagull』(原題)でも共演している。誰もが経験する“大人になる瞬間”のはかなさと美しさを見事に切り取った、唯一無二のラブストーリーに引き続き注目していて。『追想』は8月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月24日『ブルックリン』のシアーシャ・ローナンが主演し、本年度ゴールデン・グローブ賞で作品賞&主演女優賞2部門受賞、各映画賞席巻の累計83部門受賞&187部門ノミネートと、大注目の映画『レディ・バード』。この度、特報映像が到着した。到着した映像では、自分自身を“レディ・バード”と名乗るシアーシャ演じる17歳の女子高生クリスティンが、地元カリフォルニア州サクラメントを嫌い、「都会の大学に行く!」と宣言。それに対し母親が「地元の大学にして」と諭すも、それを無視して走行中の車から飛び降りるという衝撃のシーンが登場。また寄り添いあい、愛を叫ぶ姿も映し出され、痛々しいけど愛おしい…青春時代を思い出す、そんな映像となっている。『レディ・バード』は6月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月22日『ブルックリン』のシアーシャ・ローナンが主演を務め、『20センチュリー・ウーマン』のグレタ・ガーウィグが単独監督デビュー&オリジナル脚本も手掛けた『Lady Bird』(原題)が、『レディ・バード』の邦題で6月に日本公開が決定した。本作は、カリフォルニア州サクラメント、閉塞感溢れる片田舎に暮らすカトリック系女子高生のクリスティン(自称“レディ・バード”)を主人公に、高校生活最後の年、友人やボーイフレンドについて、家族について、そして自分の将来について、悩める17歳の少女の揺れ動く心を瑞々しくユーモアたっぷりに描いた話題作。昨年11月、全米4館での限定公開にも関わらず、1館当たり約9万ドルを超えるスマッシュ・ヒットで年間記録更新し、口コミが話題を呼び全米1,557館で拡大公開され、12月下旬時点で累計約2,800万ドルを超えて5週連続トップ10入りを果たした本作。さらに、11月下旬時点で米映画レビューサイト「ロッテン・トマト」にて、映画批評家164人から100%の大絶賛と、『トイ・ストーリー2』を抜いて18年ぶりの新記録更新!また、ゴッサム・インディペンデント映画賞女優賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞監督賞・助演女優賞など、各映画賞も多数受賞している本作。ゴールデン・グローブ賞は、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)・主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)・助演女優賞・脚本賞の4部門にノミネートされ、本年度アカデミー賞最有力の呼び声も高い超話題作だ。監督を務めるのは、主演兼共同脚本を務めた『フランシス・ハ』でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネート、『20センチュリー・ウーマン』でも各映画賞で助演女優賞に多数ノミネートされるなど、次世代クリエイター&個性派女優として多彩な才能を発揮するガーウィグ監督。本作で念願の単独監督デビューを果たし、自伝的要素を織り込みながらオリジナル脚本も手掛けている。主人公クリスティン(レディ・バード)役を演じるのは、『つぐない』でアカデミー賞助演女優賞にノミネート、『ブルックリン』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、若干23歳にも関わらず演技派女優として活躍するシアーシャ。また、『トイ・ストーリー』シリーズのローリー・メトカーフが母マリオン、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のトレイシー・レッツが父ラリー、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズが彼氏ダニー、『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメが彼氏カイルを演じている。『レディ・バード』は6月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年01月05日本年度アカデミー賞にて作品賞、主演女優賞、脚色賞の主要3部門にノミネート、主演のシアーシャ・ローナンの新たな代表作となった『ブルックリン』が本日7月1日(金)より公開となった。そしてこの度、本作から特別映像が到着した。アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だった。しかし、彼女の将来を案じる姉の勧めで、ニューヨークへ渡米することを決める。ところが、彼女を待ち受けたのは、小さな町とはあまりに違う生活だった。高級デパートでの仕事には慣れず、下宿先の同郷の女性たちはすでに洗練されて会話もままならない。激しいホームシックに陥るエイリシュだったが、イタリア系移民のトニー(エモリー・コーエン)との恋が彼女を変える。ニューヨーカーとしての生活を貪欲に吸収していくエイリシュ。ブルックリン大学で簿記を学び、週末にはコニーアイランドで最新の水着に身を包む彼女は、ユーモアとスイートな魅力にあふれ洗練されたニューヨーカーにしか見えなかった。そんなエイリシュに突然の悲報がもたされる。アイルランドに帰郷した彼女を待ち受けていたのは、運命的な再会、そしてもうひとつの幸せな人生だった…。このほど到着したのは、ニューヨークでホームシックになっていたエイリシュが、 本来の自分を初めて見せられる男性トニーに出会い恋に落ちる瞬間を切り取った本編映像。エイリシュが、ブルックリンで初めて繰り出したダンスパーティーで声を掛けられたのは、チャーミングで真っ直ぐなイタリア系移民のトニー。パーティを抜け出して彼女を送る帰り道での会話は、渡米後の寂しさと緊張の中で初めて彼女らしさが戻った瞬間でもあった。トニーはエイリシュに食事へ誘う一言を言うにも、まず「頼み事があるんだ」と回りくどく話し始める。ようやく「うちで俺の家族と食事をしないか?」と誘うと、エイリシュは「それだけ?」と拍子抜け。しかし「喜んで」と誘いをOKされるとトニーもほっと一息。エイリシュは持ち前のユーモアを彼の前で自然に披露し、そんな彼女にメロメロの様子は観ている方もはにかむほどだ。そしてこの後、突然の悲報によりエイリシュは故郷アイルランドへ戻り、ジム(ドーナル・グリーソン)と運命的な再会を果たすのだった…。『つぐない』で当時13歳にしてアカデミー賞助演女優賞候補となり、本作では主演女優賞にノミネートを果たしたシアーシャは、トニーを演じたエモリー・コーエンとの共演について「私たちには初めから不思議な結びつきがあった。2人の間ですぐに化学反応が起こったの」と話し始め、「役を演じていないときには、私のアイルランドジョークに彼が必死でついて来ようとするという、私が常に彼を試しているような関係だった。つまりエイリシュとトニーと同じように、冗談を言い合える仲なの。すぐにそんな関係になれたから、一緒のシーンを演じるときにはすでに役に入れる状態だった」とふり返る。一方、エモリーも「僕たちは完璧な組み合わせだったかもしれない。シアーシャはアイルランドの女王のようで、僕はニューヨークの廃品置き場の犬のようだからね」と語り、役さながらの関係だったと話していた。『ブルックリン』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年07月01日アイルランドから自由と夢を求めて大都会ニューヨークに旅立った女性の2つの故郷への思いを、シアーシャ・ローナンが繊細に演じた『ブルックリン』が、7月1日(金)より公開される。このほど公開に先駆け、シアーシャ演じる主人公のエイリシュが2人の男性(ドーナル・グリーソン、エモリー・コーエン)の間で揺れ動く心情にフィーチャーした特別映像がシネマカフェに到着した。アイルランドの小さな町に住むエイリシュは、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だった。しかし、彼女の将来を案じる姉の勧めで、ニューヨークへ渡米することを決める。彼女を待ち受けていたのは、生まれ育った小さな町とはあまりに違う生活だった。激しいホームシックに陥りながらも、彼女を取り巻く人々との交流、そしてイタリア系移民のトニーとの恋が彼女を変える。新生活にとまどいながらも、少しずつ自信を身につけ、驚くほど洗練された女性に変わっていく彼女が選ぶ未来とは――?新天地ブルックリンで出会ったチャーミングで真っ直ぐなイタリア系移民のトニー(エモリー・コーエン)と、故郷アイルランドで再会した包容力のある誠実な青年ジム(ドーナル・グリーソン)。2つの場所でエイリッシュが運命的に出会った愛は、1つはニューヨークでの新生活を体現する、白紙の未来そのものであり、もう1人は安定した生活が約束される裏側に、保守的な田舎町で暮らす束縛が垣間見えるもの。どちらと生きていくことを選ぶのかが、未来を選ぶことにもなる。今回、この2つの愛について語られた特別映像が到着。エイリシュを演じたシアーシャは、「2人の男性から愛を求められる。どちらも彼女を大切にしてくれるのよ。結局は彼女の選択にすべてがかかっているの」とふり返る。2つの愛の狭間で板挟みになり悩みながらも、前を向き、進み続けるエイリシュを全身で体現した彼女は、本年度アカデミー賞主演女優賞ノミネートされた。故郷で出会った若き紳士ジムを演じたのは、本作ほか『レヴェナント:蘇えりし者』『エクス・マキナ』など話題作が目白押しのドーナル・グリーソン。彼は、「ただの三角関係じゃない。“正しい答え”なんて存在しないんだ。こういう選択を重ね人は大人になる」と語る。また、ジョン・クローリー監督も「2人の男性どちらかを選ぶことによって、彼女の人生は大きく変わる。1つの道を選んだとき、それ以外の生き方は――すべて捨て去ることになる。それが人生だ」という。2人の男性に揺れる恋愛要素と同時に、自分の大切な故郷で描けたかもしれない人生と、新天地で開拓した新しい人生の両方を思い描き、迷いながら彼女が1つ1つの選択を通して大人になる過程は、誰しもが共感できる成長物語といえそうだ。『ブルックリン』は7月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日本年度アカデミー賞にて作品賞、主演女優賞、脚色賞の3部門にノミネートされ、主演を務めたシアーシャ・ローナンの新たな代表作となった『ブルックリン』。このほど、故郷アイルランドとニューヨーク・ブルックリンの2つの“故郷”と、2人の男性との間で揺れ動く女性を好演したシアーシャの姿がまぶしい、待望の予告編映像が解禁となった。1950年代。アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だった。しかし、彼女の将来を案じる姉の勧めで、ニューヨークへ渡米することを決める。彼女を待ち受けていたのは、生まれ育った小さな町とはあまりに違う生活。激しいホームシックに陥りながらも、彼女を取り巻く人々との交流、そしてイタリア系移民のトニーとの恋が彼女を変える。新生活にとまどいながらも自信を身につけ、驚くほど洗練された女性に変わっていく彼女が選んだ未来とは――。本作で主演を務めるのは、ジョー・ライト監督『つぐない』で13歳にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、『ラブリーボーン』(ピーター・ジャクソン監督)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(ウェス・アンダーソン監督)、さらにライアン・ゴズリング初監督作『ロスト・リバー』など、さまざまな映像作家に気に入られ、幅広い作品に出演してきたシアーシャ。アイルランドを離れ、新天地ニューヨーク・ブルックリンで暮し始める主人公エイリシュは、ニューヨークで生まれ、アイルランドで育った自身とも重なる部分が多い、新たな代表作となった。予告編では、都会に馴染めずホームシックになりながらも、姉の手紙を支えにニューヨークの高級デパートで働きはじめ、やがてトニーと巡り会い、みるみる変わってゆく彼女の輝く表情が印象的。さらに、そんな彼女の姿をレトロシックで鮮やかなファッションが彩っている。だが、あることがきっかけで、決意を持って離れた故郷に再び戻ることになったエイリッシュ。懐かしい家族や友人の優しさと運命的な再会に彼女は揺れる。『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』や海外ドラマ「SMASH/スマッシュ」のエモリー・コーエン演じるトニーと、『アバウト・タイム愛おしい時間について』から『レヴェナント:蘇えりし者』まで活躍著しいドーナル・グリーソン演じるジムとの、“2つの愛”にも悩む。「故郷も愛も2つはもてない――」自分の人生にとって、本当に大切なものを選ぶことに直面するエイリシュ。さまざまな出会いと運命に翻弄される彼女の成長が丁寧に描かれる中、彼女がたたえるまっすぐな眼差しは、現代を生きる女性の背中をそっと押してくれ、自分の未来を自身で選び掴みとる、新しくも普遍的なヒロインの姿となるはずだ。『ブルックリン』は7月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日『グランド・ブダペスト・ホテル』のキュートなパティシエ役も記憶に新しいシアーシャ・ローナンが、第88回アカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされるなど各映画賞で話題を呼んでいる『ブルックリン』。7月に日本公開が決まった本作から、早くも特報映像とポスタービジュアルが到着した。1950年代。アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だった。あるとき、彼女の将来を案じる姉の勧めで、“希望の街”ニューヨークへ渡ることを決める。ところが、彼女を待ち受けていたのは、小さな町とはあまりに違う生活。高級デパートでの仕事には慣れず、下宿先の同郷の女性たちはすでに洗練されており、会話もままならない。激しいホームシックに陥るエイリシュだったが、イタリア系移民のトニーとの恋が彼女を変える。少しずつ新しい生活スタイルを貪欲に吸収していくエイリシュ。ブルックリン大学で簿記を学び、週末にはコニーアイランドで最新の水着に身を包む彼女は、ユーモアとスイートな魅力にあふれた“ニューヨーカー”にしか見えなかった…。新天地に身を置き、新生活の中で戸惑いながらも、驚くほど洗練された女性に変わっていくエイリッシュを演じるのは、キーラ・ナイトレイ主演『つぐない』で当時、史上最年少でアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされ、本年度は「主演女優賞」にノミネートされているシアーシャ・ローナン。各国の観客や批評家たちから絶賛を受け、本作は彼女の新たなる代表作となった。共演には、『アバウト・タイム愛おしい時間について』『レヴェナント:蘇えりし者』のドーナル・グリーソン、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』やTVドラマ「SMASH/スマッシュ」のエモリー・コーエンに、『パディントン』のジム・ブロードベントやジュリー・ウォルターズと実力派が集結。監督は、アンドリュー・ガーフィールド主演『BOY A』のジョン・クローリー。コルム・トビーンによる原作を『17歳の肖像』のニック・ホーンビィが脚色し、アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」にもノミネートされている。ポスタービジュアルでは、「愛が見えない街で、私は未来を探していた。」という主人公エイリシュの心の声がそのままコピーとなり、ブルックリンの街角で真っ直ぐに前を見つめる姿が印象的。また、特報では、50年代のレトロシックなファッションに身を包み、アイルランドの小さな町から希望を持ってブルックリンへと旅立ったエイリシュの、さまざまな表情が切り取られる。1人の女性が迷いながらも心を決めていく物語は、時代を超えた強いメッセージを放つ。故郷、家族、愛…人生で大切なものを選ぶ物語は、同世代の女性たちにもきっと響くはず。『ブルックリン』は7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日2月28日(現地時間)に発表される第88回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされているシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が、授賞式には母親と一緒に出席すると話している。1950年代のニューヨークにアイルランドから移り住んだ若い女性が主人公の『ブルックリン』に主演する21歳のシアーシャは、ヒロインと同じくアイルランド育ち。ニューヨーク近代美術館で行なわれた同作の試写会に出席した彼女は、ノミネートされた感想を聞かれて、「アウトレット・ショップに行かなくちゃ」と、ご褒美ショッピングに出かける計画を語った。引っ越したばかりで、「新しいアパート用に電気ケトルとクッションも必要だから、それも買わなきゃ」と堅実な一面をのぞかせるシアーシャは、来月28日(現地時間)にロサンゼルスのドルビー・シアターで行なわれるオスカー授賞式には母親を連れて行くと宣言。2008年、13歳にしてアカデミー賞助演女優賞候補(『つぐない』)になったこともある若き演技派女優は「ママを連れていかないことなんて、この先も絶対あり得ない。結婚してからも、一緒に行くのはママよ」と母親との仲良しぶりをアピールした。
2016年01月18日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督最新作『ラブリーボーン』に主演した、シアーシャ・ローナンが来日し、1月21日(木)に記者会見が行われた。特別ゲストとして元モーニング娘。の石川梨華も駆けつけ、15歳の名女優の初来日を祝った。13歳にして『つぐない』でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。本作でも、連続殺人犯の手にかかり殺されてしまう主人公の少女を好演しているシアーシャ。原作小説では殺人シーンはかなり凄惨な描写がなされていることもあり、その映画化ということで出演をためらう気持ちはなかったか?と問われると「正直、躊躇する気持ちはありました。でも、映画の方の脚本を読んでみると、殺人の部分に関しての描写は原作のように激しくはなっておらず、物語は“(自分の身に)何が起こったのか?”を考えていくような形になってました。何より、ピーター・ジャクソン監督たちとお会いして、彼らに任せれば大丈夫、という安心感を持つことができました」とふり返った。シアーシャ曰く、ジャクソン監督は「地に足のついた素敵な人で、確固たるビジョンを持っている。子供っぽいところもあって、それが現場を楽しい雰囲気にしてくれた」とのこと。「彼と撮影で過ごした日々が恋しい」とも。シアーシャと同じ10代の観客に、映画を観て何を感じてほしいか?という質問には「10代は、きっとロマンスに興味があるでしょうね(笑)。だから、(シアーシャ演じる)スージーと(その初恋の相手)レイの2人の関係を感じてほしい。それから、普通の物語とはエンディングが違うけれど、希望や愛、そして再生できるということを感じてほしいです」と答えた。この後、本作を鑑賞して強く感動し、シアーシャの魅力にとり憑かれたという石川さんが大きな花束を抱えて登場。シアーシャは嬉しそうに花束を受け取った。石川さんは映画について「CGの部分も素晴らしかったし、何よりこんなに泣いてしまったのは久しぶりでした。一番泣いたシーンは、(失踪した)スージーの帽子を家族が受け取り、もしかしたらもう彼女は戻ってこないかもしれない、とお父さんとお母さんが泣く場面。ティッシュもタオルも持ってなかったので手で涙をぬぐいながら観てました」と興奮した様子で語った。そして、シアーシャと対面しての印象を尋ねると「映画を観て、目がきれいだな、という印象を持っていたのですが、実際に会うとムチャクチャかわいいですね!かわいいだけでなく、15歳と思えない大人の色気があります」とメロメロ。これにはシアーシャも「梨華さんこそ大人っぽいですよ。私には歌は歌えませんし…」と照れながら返した。これに気を良くしたのか?司会者からの「石川さんの周りでシアーシャと同じような雰囲気を持った人はいますか?」という質問に、「私ですかね?」とぬけぬけと答え、「シアーシャはピュアで演技も素晴らしい。そうなりたいという願望を込めて…頑張ります!」と笑顔を見せた。『ラブリーボーン』は1月29日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.つぐない 2008年4月12日より新宿テアトルタイムズスクエア、日比谷シャンテ シネほか全国にて順次公開©2007 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連記事:徐々にオスカー候補が見えてきた?英国アカデミー賞候補が発表に【どちらを観る?】奇才×ファンタジー『ラブリーボーン』&『Dr.パルナサスの鏡』【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞
2010年01月22日