今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪家庭で使われることが日常化した電子レンジ。その電子レンジの出力を表すワット数に注目してみました。1. 電子レンジには専用コンセントが必要?毎日の食事作りに欠かせない電子レンジ。その消費電力は大きく、ブレーカーが落ちることもあるかもしれません。一般家庭では20アンペアの回路を使うことが一般的で、電子レンジを他の家電と同じコンセントから使うとブレーカーが落ちてしまいます。それを避けるために、専用コンセントを使うことをおすすめします。2. 電子レンジのワット数による電気代の違い電子レンジのワット数が違うと、電気代にどのくらい違いが出るのか気になるところです。実際には、ワット数が大きくなっても、電気代はほとんど変わりません。実際の電気代の計算式をもとに、500ワットと1,000ワットの電子レンジの1分あたりの電気代を比較してみました。結果は、500ワットの場合が0.23円、1,000ワットの場合が0.45円とほぼ変わらず、大きな差はありませんでした。むしろ、1,000ワット設定の方が調理が早く終わるため、省エネにもなります。3. レシピと自宅の電子レンジのワット数が違う場合の変更方法レシピに書かれた調理時間と自宅の電子レンジのワット数が異なるときってありますよね?実はこれ簡単な計算式で解決できるんです。計算式は下記です。【調理時間=レシピに表示されている調理時間×(レシピのワット数÷自宅のワット数)】例えば、レシピに500ワットで5分加熱と書かれている場合、下記の式となり自宅の電子レンジが600ワットの場合、約4分で加熱が完了することがわかります。【5分×(500ワット÷600ワット)=およそ4分】今までは、様子を見ながら何度も電子レンジにかけていた食材も、この計算式を使えばうまくいくはずです。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月05日現代アートのコレクターズミュージアム「ワット(WHAT)」が、2020年12月12日(土)、東京・天王洲にオープンする。寺田倉庫による現代アートのコレクターズミュージアム「ワット」「ワット」は、アートシティを目指した街づくりを行う寺田倉庫が手掛けた、現代アートのコレクターズミュージアム。WHAT=WAREHOUSE OF ARTという施設名称に、“倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する”というコンセプトを込め、現代アートシーンで活躍する作家の作品をコレクターの思いと共に展示する。一般的な美術館の常設展示よりも作品の入れ替えを多く行うことで、訪れるたびに表情を変えるのが「ワット」ならではの魅力だ。なお、2016年より保管・展示を行ってきた「WHAT」の先駆けである建築倉庫ミュージアムは、「建築倉庫プロジェクト」と改名し、同施設内で継続して建築に纏わる展覧会を開催していく。オープニング企画展では奈良美智作品も展示展示のオープニングを飾るのは、2名のコレクターが、それぞれの視点や価値観をもって収集した作品約70点を公開する「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展。「描き初め(かきぞめ)」をテーマにした高橋龍太郎コレクションと、2000年前後の奈良美智作品を中心に紹介するA氏コレクションで、全く違う角度の2展示から現代アートの魅力に迫る。建築×文芸のコラボ展示「謳う建築」展示室1階では、オープン日から2021年5月30日(日)まで、建築倉庫プロジェクト企画展「謳う建築(うたうけんちく)」を開催する。同展は、多彩な15名の文芸家による、建築と文芸のコラボレーションが見どころだ。戦後の建築の歴史に大きな変革を及ぼした建築家・篠原一男が設計した「谷川さんの住宅」について、日本を代表する詩人・谷川俊太郎が本企画展のために創作した新しい詩を公開。また、吉村順三の住宅について詩人・蜂飼耳が、能作文徳と常山未央の建築について劇作家・長塚圭史が作詩した。その他、住宅の設計プロセスにおけるスタディ模型20点以上や、スケッチ、図面、映像なども展示する。食事&カフェを楽しみながらアート鑑賞ができる「ワット カフェ」「ワット」内には、ギャラリーとカフェが融合した新空間「ワットカフェ(WHAT CAFE)」を併設。800㎡にもおよぶ店内では、現代アート作品を常時数十点展示・販売する。また、展示内容と連動したワークショップ、アートの世界を体験できるイベント、アートファン同士の交流会なども今後実施予定。カフェスペースでは、ボロネーゼ専門店のパスタやボリュームのあるサラダなどの食事メニューのほか、ドリンクメニューも充実しており、食事を楽しみながらアーティストの作品を鑑賞できる。【詳細】ワット(WHAT)オープン日:2020年12月12日(土)開館時間:11:00~19:00(最終入場 18:00)入場料:一般1200円/大学生・専門学校生 700円/高校生以下 500円/建築模型倉庫見学(オプション) 500円住所:東京都品川区東品川2-6-10アクセス:東京臨海高速鉄道りんかい線・天王洲アイル駅「B出口」より徒歩4分東京モノレール羽⽥空港線・天王洲アイル駅「中央口」より徒歩約5分■-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション展会期:2020年12月12日(土)~2021年5月30日(日)会場:ワットT 展示室 1階、2階開館時間:火~日 11:00~19:00(最終入場18:00) 月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)入場料:一般1200円/大学生・専門学校生 700円/中高生 500円/小学生以下 無料※同時開催 建築倉庫プロジェクト「謳う建築」の入館料を含む※オンラインチケット制※障害者手帳を持っている人とその付添者1名は無料。■謳う建築会期:2020年12月12日(土)~2021年5月30日(日)会場:ワット 展示室 1階開館時間:火~日 11:00~19:00(最終入場18:00) 月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)※毎週火曜日16:00よりギャラリーツアーを開催。入場料:一般1200円/大学生・専門学校生 700円/中高生 500円/小学生以下 無料※「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展の観覧料を含む※「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展の観覧料を含む■ワットカフェ営業時間:11:00~18:00(定休日なし)住所:東京都品川区東品川2-1-11入場料:無料
2020年12月13日パンを焼くだけでなく、お菓子や料理にまで多彩なアレンジができるオーブントースター。今や、お洒落なデザインのものや、パンを焼くだけでなく多彩な機能が備わっているものが数多く販売されています。しかし、どんなトースターでも、調理の際には温度とワット数が非常に重要。今回は、トースターの温度とワット数の秘密についてご紹介します!そのほか、おすすめのメーカーや選び方のポイントもお伝えしますので、これから購入を検討している方もぜひ最後までごらんください。■オーブントースターのワット数と温度とは?・ワット数と温度は何が違うの?ワット数=温度と勘違いしてしまいそうですが、ワット数とは目安の温度になるまでの時間を指します。つまり、ワット数が高ければ高いほど短時間で焼き上げることができることになります。ちなみに、一般的に使われているトースターの最大ワット数は、800ワットまたは1000ワットとされていますよ。・ワット数別の温度の目安目安として、500ワットの場合は約180度前後。800~1000ワットの場合は約80度~230度前後まで温度を上げることができます。最近では1200ワットのハイパワーなものも売られており、それらは100度~260度となります。・調理も洗い物も時短したい!1人暮らしにもおすすめのメリット「1人暮らしでトースターはいらない」と思うかもしれませんが、オーブントースターはいまや1人暮らし向け家電としても注目されています。トースターはオーブンレンジに比べて比較的安価で手に入る上、使い方次第では毎朝のパンだけでなく、本格的なグラタンやお菓子作りまでできてしまいます。調理家電の中では非常にコストパフォーマンスが良いと言えるのではないでしょうか。また、先にも述べましたが、オーブンは温度が上がりやすい利点があります。たとえば、スーパーなどで買った水っぽくなってしまった唐揚げなどの惣菜も、アルミホイルを引いてトースターで温め治すことで、手軽にカリッとした食感を蘇らせることができます。サイズもコンパクトなものがほとんどなので、使い終わった後の庫内のお手入れもしやすいのも魅力の一つです。■オーブントースターとオーブンレンジの温度の違いとは?・トースターは高温になるスピードが速くなりやすいオーブンレンジは熱気と水蒸気を内部に閉じ込めて食品を蒸し焼きするのに対して、トースターはパンなど食材の表面に焼き目をつけるのに特化しています。必然的に、ヒーターと食材が近くなる設計がされているため、温度の上昇もレンジより著しくなります。食材が生焼けの状態になる、焦げ付きやすいなど、デメリットもありますが、表面だけを焼きたい場合は早く焼き上がるのがメリットですね。・トースターは温度を一定にできないトースターの中には、ヒーターを自動的にオンオフして温度の調節をする機能が備わっているものもありますが、温度自体を切り替える機能が付いていないものがほとんどです。先ほどご紹介した温度とワット数の違いもあくまで目安になるので、調理中は食材のできばえを見ながら調節していく必要があります。トースターの多くは、食材を見るための窓がクリアなので、視認しやすいはずです。・オーブンレンジをトースターで代用する際のコツトースターの特徴を頭に入れておけば、オーブンを使う料理にも手軽にチャレンジすることができますよね。ただ、焼き時間が短いものや焦げ目をつけるだけの料理であれば問題ないのですが、全体的に熱を加える場合は事前に食材に火を通しておくことや、前半の焼き時間で食材にアルミホイルを被せて焦げを防ぐなど、工夫をする必要があります。ワット数の少ないトースターは温度の上昇が比較的緩やかになりますが、それでも加熱時間が延びればどうしても庫内の温度がかなり高くなります。少し目を離した隙に丸焦げなんてことも…。安全面も考え、トースター使用中は、なるべく食材から目を離さないようにするのが上手くいくコツといえます。■オーブントースター向けの食材と注意したい点・焼くだけじゃない!手作りパンできあがっている既成のパンに焼き目をつけるだけでなく、手作りパンにもトースターは適しているのです。バターロールのようなソフトなパンや、たくさんの量のパンでなければ、前日に生地を作って寝かせ、翌朝並べて焼くだけでお手軽に作ることができます。短時間で焼き上げることで、外側はパリッと内側はしっとりと焼き上げることができますよ。オーブンレンジを持っている場合でも、支度などで忙しい朝はパンを焼く余裕はなかなかないはず。朝食の片手間で使えるトースターであれば、比較的使いやすいと思う方も多いのではないでしょうか?・ケーキなどの焼き菓子も。焦げに注意!オーブンでしか作れなさそうなパウンドケーキなどの焼き菓子も、トースターがあれば手軽に作ることができます。ですが、失敗せずに焼くにはいくつか注意しなければならない点があります。たとえば、ケーキなど厚みのある焼き菓子はケーキ型に入れて焼き上げることが多いですよね。オーブンレンジと比べ、トースターは食材上部の温度がかなり高くなるので、型の種類によっては火災の原因になってしまうこともあります。また、狭い庫内ではケーキ型の高さによっては被せているアルミにヒーターが接触して発火してしまうことも。事前に、ケーキ型がトースター対応の種類であることや、型の高さを必ず確認しましょう。・メイン料理もトースターで!トースターはお肉料理の焼き目を綺麗に付け、冷めてしまった揚げ物もできたてのように仕上げられるのも魅力のひとつです。ですが、前述のケーキと同じく使い方を誤ると火災の原因になってしまいます。お肉や揚げ物を使用したときの火災の原因は、食材を焼き網に直接乗せたことで、ヒーターにたれてしまった油や水分によるものです。アルミホイルで食材を被せていたとしても、隙間から溢れ出てしまうことも考えられるので、トースターでの調理の際は直接焼き網には乗せず、受け皿やトレイを使用しましょう。・寒い時期に食べたい焼き芋もホクホクに仕上がるトースターでしっとりホクホクのクオリティの高い焼き芋が作れるのをご存知でしょうか?さつまいもは、中心温度を70度ほどになるようにじっくり熱を加えると甘味が増すとされています。そこで、トースターを使ったさつまいも料理のレシピをご紹介します!さつまいもをよく洗い、アルミホイルでしっかりとさつまいもを包みます。トースターは800ワットに設定し、まずは10~15分片面を焼き上げます。粗熱を取ってひっくり返して再度10~15分焼き上げます。最後に串を通して火が通っていれば完成です。少し時間のかかる分、ホクホクと優しい甘さの焼き芋ができあがります。作る際はやけどに気をつけてくださいね。■オーブントースターの選び方・ワット数の高さワット数の高いトースターは、短時間で食材を焼き上げることができます。しかし、何度か述べていますが、ワット数が高ければ高いほど庫内は熱くなります。食材のロスや火災の危険もありますので、必要なワット数がどれくらいなのかしっかり考えましょう。・ワット数が調節できるトースターを選ぶ際は、ワット数の高さはもちろん、ワット数の調節機能が付いている事も大事です。ワット数を3~6段階で大まかに設定できるものや、細かくダイヤル調整できる優れものまであるので、予算を考えつつ商品を選びましょう。・おすすめのオーブントースター各メーカーから売り出されているトースターのなかでも、高評価のものをいくつかご紹介します。トースターブームの火付け役「BALMUDA The Toaster」安価とされるトースター市場の中、約2万円という高価格で販売された本製品は発売当初から多くの話題を呼び、そのクオリティの高さに「トースターの域を超えている」と、購入した多くの方を虜にしました。本製品の最大の特徴としては焼き上げ時に入れる5ccの水分「スチームテクノロジー」と、コンピューターによる「完璧な温度制御」によるトースト機能です。庫内の下部にはスチームテクノロジーのための専用のヒーターが備えつけられており、これが本製品の最大のポイントになります。具体的には、まず最初入れた水分がトースターの加熱と共にスチームになって庫内に充満していきます。水分は気体より先に加熱しパンの表面に焼き目をつけます。その後、パンに水分の膜が張られ緻密にプログラミングされた温度制御によって焼き上げられ、外はカリッと中はふんわりの絶品トースターパンができあがります。また、本製品にはワット数の調整はもちろん、パンの種類に合せた5つのトーストコースがプログラミングされています。パンにこだわりがある方や、毎朝必ずトースターを食べるという方におすすめの製品です。忙しい朝に!0.2秒で発熱させる「アラジン Graphite Grill & Toaster」イギリス生まれの本製品は、わずか0.2秒で発熱をさせる「遠赤グラファイトヒーター」が最大の特徴です。その発熱の早さにより、庫内を一気に高温にし、食パン1枚を約2分という短さで焼き上げることが可能に。短時間で焼き上げることで、パンの中の水分を逃さずしっとりした焼き上がりが魅力です。また、1度に4枚焼き上げることができるので、4人家族であっても1回で全員分焼けて、家族で一緒に焼き立てのパンを楽しめます。また、深さがある付属のグリルパンを使えば多彩な料理にチャレンジできますよ。忙しい毎日でもおいしい食事を家族みんなに作りたい、という方におすすめです。・自分のライフスタイルに合せたオーブントースターをどれにしようか悩んでしまうという方は、自分の生活スタイルに合せてみてはいかがでしょうか?1~2人暮らしであれば、トースターパン2枚焼きのコンパクトサイズが場所も取らずベターです。3人以上の世帯になれば4枚焼ける大型タイプが便利ですね。また、トースターをパン以外の料理で活用する予定の方には、グラタンや冷凍ピザなどメニューに合せた温度と時間設定をしてくれる「調理モード」という性能のある製品もおすすめします。オーブンレンジにもひけをとらない機能ですよ。■オーブントースターで充実した私生活を!オーブントースターは今や1大ブームとなり、数多くの魅力的なトースターが各メーカーから売り出されています。「この機能は絶対に外せない!」という所をピックアップして、自分に一番合った最高のトースターを探してみて下さいね。
2020年08月22日バンテアイ・スレイ photo:世界遺産イェーイ!カンボジアの至宝アンコールの遺跡群!アンコール・ワットとアンコール・トムが有名ですが、それ以外にどこを観光すれば良いのだろう?と悩んでしまう方もいらっしゃるかと思います。実は世界遺産「アンコールの遺跡群」には数々の遺跡が世界遺産として登録されているのです。 その中でも今回の記事ではちょっと郊外の遺跡4つをご紹介!トレッキングをしながら川の中に彫られた遺跡を観光したり、ジャングルに埋もれたままの手つかずの遺跡の中を歩いたりできるのです!クバル・スピアン photo:世界遺産イェーイ! こちらが今回ご紹介する遺跡4つです!1. バンテアイ・スレイ(世界遺産:アンコールの遺跡群)2. クバル・スピアン(世界遺産:アンコールの遺跡群)3. ベン・メリア(世界遺産:アンコールの遺跡群)4. プレア・ヴィヘア(世界遺産:プレア・ヴィヘア)ベン・メリア photo:世界遺産イェーイ!アンコール・ワットやアンコール・トムはカンボジアのシェムリアップから車に乗って20分以内で行くことができるアクセス良好な遺跡です。今回ご紹介する4つの遺跡はシェムリアップから車で約1時間~3時間のところにあり、少々遠いのですが半日あれば行けるものもあるので、ぜひ旅の日程に組み込んでみて下さい! 1. バンテアイ・スレイ東洋のモナリザと呼ばれているデヴァター(女神)像 photo:世界遺産イェーイ!郊外の遺跡の中では一番人気のバンテアイ・スレイ!ここの目玉は何と言っても東洋のモナリザ!10世紀後半に作られた古くて小さな寺院ですが、紅色砂岩で作られているためアンコール・ワットなどと違って赤みを帯びているのと、びっしりと彫られた細密なレリーフが特徴です。午前中は観光バスが何台もやってきて、観光客でいっぱいになります。日本からのパックツアーでも訪れるようです。残念ながら現在は遺跡保護の観点から東洋のモナリザに近づけないようなので、望遠レンズや双眼鏡などを持参した方が良いかもしれません。 アクセスシェムリアップから車で約1時間。バンテアイ・スレイからクバル・スピアンまで車で約30分なのでセットで訪れるのが良い。 2. クバル・スピアンphoto:世界遺産イェーイ!暑いアンコール遺跡の中に、こんな涼しげな世界遺産があることにびっくり!バンテアイ・スレイから車で約30分。森林の渓流のそばの川底や岩場にヒンドゥーの神や神話が彫られている珍しい遺跡があります。photo:世界遺産イェーイ!入り口で車を降りてから、こんな緑溢れる道を片道40分程度トレッキングしながら歩いていきます。そこまで激しいトレッキングではないですが、歩きやすい靴が安心でしょう。photo:世界遺産イェーイ!こちらはアナンタ竜に横たわるビシュヌ神。このような精巧な彫刻が水辺にたくさんあります!美しい滝もありマイナスイオンたっぷりの世界遺産!トレッキングもそこまでハードではないので、涼を求めて行ってみましょう! アクセスシェムリアップから車で約1時間半。バンテアイ・スレイからクバル・スピアンまで車で約30分なのでセットで訪れるのがオススメ。 3. ベン・メリアphoto:世界遺産イェーイ!密林の中に埋もれた遺跡、ベン・メリア。アンコール・ワットと作りが似ているのですが、修復がほとんどされていないため、崩壊した遺跡の石が散乱していたりして、神秘的な雰囲気を味わうことができます。photo:世界遺産イェーイ!こちらは中央塔ですが、完全に崩壊しています。photo:世界遺産イェーイ!ヒンドゥー教の天地創造神話を描いた「乳海攪拌」のレリーフ。神々と魔人が大蛇の胴体を引っ張っているシーンです。鬱蒼と生い茂る樹木の中に遺跡がひっそりとたたずんでいる、ベン・メリアはそんな世界遺産です。喧騒から離れて静かな雰囲気かと思いきや、実際は現地の可愛い子供達がワラワラ~とやってきて、勝手にガイドを始めたり土産物を売ったりしてくるので少々賑やかだったりもします。 アクセスシェムリアップから車で約1時間半。 4. プレア・ビヒア天空の秘境遺跡プレア・ビヒア。カンボジアで2番目に登録された世界遺産で、タイとカンボジアの国境付近にあるダンレック山地の頂上、高さ約600mの崖の上に6世紀頃に建てられたヒンドゥー教の寺院です。photo:ひさほ ゆうプレア・ビヒアは5つの塔門が800mに渡って一直前上に配置されているので、山頂へ向けて階段を登りながら観光して行きます。車を降りてなだらかな岩を登りましょう。郊外の遺跡は歩きやすい靴が必須です!photo:ひさほ ゆうところどころ、内戦で破壊されたと思われるところがあります。photo:ひさほ ゆう何といっても必見なのは、山頂から見下ろすカンボジアの大地!!photo:ひさほ ゆうカンボジアとタイとの領有権問題で緊張状態が続いていたプレア・ビヒアですが、近年少しずつ緊張が和らいできていて、観光できるようになってきました。訪れる前に、現地の情勢をしっかり確認しましょう! アクセスシェムリアップから車で約3時間。ベン・メリアとプレア・ビヒアは方向が同じなので、一緒にまわる1日のツアーなどが便利。 世界遺産豆知識!■アンコールの遺跡群 (文化遺産)登録:1992年登録基準:「人間がつくった傑作」、「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」■プレア・ビヒア(文化遺産)登録:2008年登録基準:「人間がつくった傑作」・アンコールの遺跡群へのアクセス日本からカンボジアへの直行便はプノンペン線のみのためプノンペン経由、もしくはタイのバンコク、またはベトナムのホーチミン経由も可能。【カンボジア・プノンペン経由】日本からプノンペンは直行便で約6時間半。プノンペンからシェムリアップは飛行機で約45分。【バンコク経由】日本からバンコクは直行便で約6時間半。バンコクからシェムリアップは飛行機で約1時間。【ホーチミン経由】日本からホーチミンは直行便で約6時間。ホーチミンからシェムリアップまで飛行機で約1時間。 ※記事中の情報は、全て2016年8月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】 4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム
2016年09月06日photo:世界遺産イェーイ!ご存じ!東南アジアで最も有名な世界遺産、アンコール・ワット!東南アジアにはバラエティに富んだ世界遺産がたくさんあり、どれもオススメなのですが、やはりアンコール・ワットの存在感は圧倒的です。ちなみに、世界遺産として登録されているのは、アンコール・ワットだけではありません。世界遺産「アンコールの遺跡群」は、9~15世紀にかけてインドシナ半島のほとんどを支配していたクメール人の王国、アンコール朝の遺跡群で、その最高傑作がアンコール・ワット。世界遺産の登録範囲は40000ha、東京ドーム約855個分!という広大な敷地に600を超える石造りの遺跡が残されています。アンコール・ワットの次に有名と言われている、仏教的要素が強いアンコール・トム、巨大な樹木が遺跡にからみついたタ・プローム、東洋のモナリザと言われるデヴァター(女神)像で有名なバンテアイ・スレイなど、アンコール・ワット以外にも見所は満載です。バイヨン寺院の四面仏塔@アンコール・トム photo:世界遺産イェーイ!さて、今回はアンコール・ワットでこれだけは押さえておきたいスポットを時系列にご紹介致します。朝日や夕日を絶対に見たいので、アンコール・ワットは観光する時間帯が重要なのです! アンコール・ワット観光の1日はこんな感じ!1. 5時:アンコール・ワットの朝日2. 8時:第一回廊のレリーフ(浮き彫り)観光3. 10時:シェムリアップの街に戻ってブランチまたは他の遺跡観光4. 14時:アンコール・ワット再び5. 17時:プノン・バケンかプレ・ループから夕日 1. 5時:アンコール・ワットの朝日西参道北側の聖池の前からパシャリ photo:世界遺産イェーイ!アンコール・ワットまでやってきたら、絶対に見たいのが朝日!前日までの移動で疲れているかもしれませんが、暗いうちに起き出して、次第にはっきりと姿を現す暁のアンコール・ワットを目に焼き付けましょう。アンコール・ワットは、12世紀後半アンコール朝のスールヤヴァルマン2世によって約30年かけて造営されたビシュヌ神を祀るヒンドゥー教寺院です。クメール語で「アンコール」は「街」を「ワット」は「寺院」を表します。そんなアンコール・ワットは、ヒンドゥー教の宇宙観を元に建てられており、だいたい以下で構成されています。・お堀・東西南北の門・東西の参道・経蔵・聖池・第1回廊・十字回廊・第2回廊・第3回廊・中央塔を含む5つの尖塔「中央塔」は世界の中心とされる伝説の山、須弥山(しゅみせん:メール山)を象徴し、中央に行くに従って高くなる3重の回廊は「山脈」や「大陸」を表し、お堀は「大海原」を表しています。何とも、神秘的ですね!アンコール・ワットの全体像を見るにはやっぱり空からが一番!「アンコール・バルーン」という気球に20USドルで乗ることができます。気球はロープにつながれたまま200m真上に上昇します。横の移動がないため、比較的安全で怖くありません!人気なので、事前の予約は必須です。ちなみに、アンコール・ワットの観光は原則早朝5時半からとなっています。アンコール・ワットの中に入れなくて朝日が見られないという可能性は低いと思うのですが、念のため日の出の時間と観光開始時間を現地のホテルなどで確認してから行きましょう!観光の拠点となる街はシェムリアップ。シェムリアップの街からアンコール・ワットまでは車で約15分です。早朝の車の手配などは念のため前日までにしておきましょう! 2. 8時:第一回廊のレリーフ(浮き彫り)photo:世界遺産イェーイ!さて、日の出の後は第一回廊のレリーフ(浮き彫り)を見に行きましょう!この時間帯は、朝食を食べにホテルに戻る観光客が多いので、人が少なくて観光しやすいのです!この時間にレリーフを観光した方が良い理由はもう一つありまして、午前中は逆光となるため外観よりはレリーフなど内部の見所がオススメなのです。午後は順光となるので外観は午後に観光することにしましょう。中央塔を四角く囲んでいる第1回廊の壁面には1辺に2個ずつ物語をモチーフにしたレリーフがあり、壁面が浮き彫りでびっしり埋め尽くされてます。普通に歩いてくると西側の回廊から入ることになりますので、以下の順番に反時計回りで回るのが一般的です。1. 西側の南:マハーバーラタ(クルクシェトラの戦い)2. 南側の西:創建者スールヤヴァルマン2世の軍隊3. 南側の東:天国と地獄4. 東側の南:乳海攪拌(にゅうかいかくはん)5. 東側の北:ヴィシュヌ神の悪魔征伐6. 北側の東:クリシュナと魔王7. 北側の西:神々と悪魔の戦い8. 西側の北:ラーマーヤナ(ランカの戦い)マハーバーラタ@西側の南 photo:世界遺産イェーイ!古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」。北インドの名門バーラタ族の覇権争いがテーマ。こちらのレリーフはパーンダヴァ軍とカウラヴァ軍が王位を争っている戦闘シーン。乳海攪拌(にゅうかいかくはん)@東側の南 photo:世界遺産イェーイ!ヒンドゥー教の天地創造神話を描いた「乳海攪拌」は、不老不死の妙薬「アムリタ」を手に入れる為に、神たちが色々な努力をするお話です。その中に、神々と魔人が大蛇の胴体を綱として引き合うシーンがあり、こちらの写真はまさに引っ張っているところなのです! 3. 10時:シェムリアップに戻ってブランチ、他の遺跡観光など一旦アンコール・ワットを出て宿があるシェムリアップに戻りブランチなど食べながら休憩しましょう!ブランチの後は最も暑い時間帯になります。早起きした疲れをマッサージで癒したり、プールでのんびりしたり、昼寝して休憩するのも良いでしょう。せっかくシェムリアップまで来たからには、昼寝なんてしてないでもっと遺跡を観光したい!という方にオススメなのはアンコール・トム!アンコール・ワットとアンコール・トムは車で約5分。アンコール・トム自体は3~4時間で全てまわることができます。遺跡の周辺には売店や軽食を食べられるところがありますので、そこでさくっと休憩して、観光を続けるのもアリです。くれぐれも水分補給は忘れずに!! 4. 14時:アンコール・ワット再びさて、アンコール・ワットに戻ってまいりました!夕日は別のところで見るので観光時間は17時までの3時間!効率良く行ってみましょう!・お堀と西参道photo:ひさほ ゆうまずは、お堀を見ながら西参道をテクテク歩いて行きましょう!奥に見えるのがアンコール・ワット最大の門、中央西塔門! ここをくぐって、いよいよアンコール・ワットの境内に入ります!photo:世界遺産イェーイ!西門の裏側には、彫りの深いデヴァター像がたくさんあります! ・聖池photo:世界遺産イェーイ!門から本堂入口の十字型テラスまで参道があります。その両側に経蔵があり、その先に聖池が2つあります。向かって右手の池には水がないのですが、左手の池には水が残されています。この左手の池が写真スポット!水面にアンコール・ワットが映る絶景をぜひとも写真に収めましょう!朝日の写真もここがオススメです! ・十字回廊photo:世界遺産イェーイ!第1回廊と第2回廊をつなぐ十字回廊に出てきました。十字に区切られた空間には4つの沐浴池があります。十字回廊の北側の真ん中のちょっと出っ張ったところにエコーが響く場所があります。壁を背にして胸をたたくと音が反響します!ツアーの皆さまがドーンドーンと胸をたたいていらっしゃるので、きっとわかるはず。一度やってみましょう!そしてこの十字回廊での一番の見所は「森本右近太夫」さんの落書き!1632年に仏像を奉納にやってきた右近太夫さんの落書き、現在は上から墨汁が塗られていて解読が難しいのですが必見です。落書きは十字回廊の南側、東側の沐浴池と西側の沐浴池の間にあります。 ・第2回廊photo:世界遺産イェーイ!第2回廊までやってくると、高さが結構高くなります。回廊の内部は第1回廊とは異なりガランとしており、頭部のない仏像が並んでいたりします。 ・第3回廊&5つの尖塔photo:ひさほ ゆう第2回廊を超えると、第3回廊、そして5つの尖塔の前に抜けることができます!中心にそびえる中央祠堂は4つの塔とそれをつなぐ第3回廊に囲まれた中心に立っています。日によっては第3回廊に登ることができます。急な階段ですので、足元に注意しましょう! 5. 17時:プノン・バケンorプレ・ループから夕日夕日は運なので難しいのですが、ベストシーズン乾季の11月~5月は比較的美しい夕日を見られる可能性が高いです!それでは、夕日スポットオススメ遺跡を2つご紹介致します! ・プノン・バケンアンコール・ワットから車で5分くらいのところにある夕日スポットNo.1と言われている「プノン・バケン」。高さ60mの小高い丘の上に建てられたヒンドゥー教寺院です。photo:世界遺産イェーイ!こんな感じでえっちらおっちら登って行きます。結構大変。そして、現在は入場制限などの規則があるそうなので、早めに行った方が良さそうです。photo:世界遺産イェーイ!頂上の様子です。photo:世界遺産イェーイ!頂上からは、アンコール・ワットが見下ろせます!photo:世界遺産イェーイ!私たちが見た夕日はこんな感じでした!幻想的ですがちょっと曇ってますね。これは10月に行ったときの写真です。うーん、夕日は難しい! ・プレ・ループアンコール・ワットから車で10分弱くらいの「プレ・ループ」。夕日スポットとしても有名なピラミッド寺院です。photo:世界遺産イェーイ!プレ・ループとは「体の変化」という意味で、火葬が行われていたことに由来するそうです。写真中央に見えるのが火葬に使われていた石槽です。photo:世界遺産イェーイ!少々曇っていますが、こちらが夕日!と、こんな感じで、真っ赤に燃える夕日を見るのは難しいですし、朝日と比べるとアンコール・ワットをバックにするわけではないので、ちょっとイメージとは違うのかもしれないのですが、何とか美しい夕日を見たいですね! 以上早朝からのアンコール・ワットを堪能する1日いかがでしたでしょうか。アンコール遺跡はまだまだあります!翌日もたくさんの遺跡を観光するために早寝しましょう! 世界遺産豆知識!■アンコールの遺跡群 (文化遺産)登録:1992年登録基準:「人間がつくった傑作」、「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」・アンコール・ワットへのアクセス日本からカンボジアまでの直行便はないので、タイのバンコク、またはベトナムのホーチミン経由が一般的。【バンコク経由】日本からバンコクは直行便で約6時間半。バンコクからシェムリアップは約1時間。【ホーチミン経由】日本からホーチミンは直行便で約6時間。ホーチミンからシェムリアップまで飛行機で約1時間。 ※ 記事中の情報は、全て2016年7月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 <上・下> 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】 4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム
2016年07月31日アンコール・ワットの夜明け photo:世界遺産イェーイ!さて、今回は東南アジアの至宝アンコール・ワットを有するカンボジア、そして2014年に国として初めての世界遺産が登録されたミャンマーを取り上げます。カンボジアには、「アンコールの遺跡群」とタイとの国境近くにある「プレア・ビヒア寺院」の2件の世界遺産があります。ミャンマーの世界遺産は1件で、ミャンマーの先住民ピュー族の繁栄を伝える古代の遺跡が登録されています。アンコールの遺跡群 (文化遺産)登録基準:「人間がつくった傑作」、「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」アンコール・トムのバイヨン寺院 photo:世界遺産イェーイ!「アンコールの遺跡群」は、9~15世紀にかけて繁栄したクメール人の王国、アンコール朝の繁栄を伝える都市遺跡で、600を超える遺跡が世界遺産として登録されています。その中でも最も有名なものがヒンドゥー教の寺院アンコール・ワット!クメール美術の最高傑作と称されており世界中の観光客を魅了しています。そして外せないのが都市遺跡アンコール・トムの中にあるバイヨン寺院!優しいクメールの微笑みをたたえる仏像の四面塔が有名です。木々の生命力を感じる「タ・プローム」 photo:世界遺産イェーイ!アンコール・ワットはヒンドゥー教、アンコール・トムは仏教(大乗仏教)となっていますが、長い年月でみると両宗教で混在して使われていたようです。このように宗教に対して寛容なのがカンボジア、そして東南アジアの世界遺産の特徴でもあります。密林に埋もれたままの姿のベン・メリア photo:世界遺産イェーイ!実は私は過去に3回アンコールを訪れているのですが、毎回まわりきれない寺院があって残念な思いをしています。とにかく見どころ満載で時間がいくらあっても足りないのです!後ほど紹介するカンボジアのもう一つの世界遺産「プレア・ビヒア寺院」に、今後世界遺産に登録されるかもしれないと噂の「ソムボー・プレイ・クック」なども加わり、シェムリアップの日々はますます忙しくなりそうです!・アクセス現在カンボジアへの直行便はないので、ベトナムのホーチミンかハノイ、タイのバンコク、シンガポール、韓国などを経由することになる。人気のベトナム経由だと日本からホーチミンまで飛行機で約7時間。ホーチミンからシェムリアップまで飛行機で約1時間。アンコール・ワット、アンコール・トム、タ・プロームなどはシェムリアップ市内からタクシーで約30分前後。ベン・メリアなど郊外の遺跡は市内から約1時間~1時間半。プレア・ビヒア寺院(文化遺産)登録基準: 「人間がつくった傑作」photo:ひさほ ゆうカンボジアで2番目に登録された世界遺産「プレア・ビヒア寺院」は、タイとカンボジアの間にあるダンレック山地の頂上、高さ約600mの崖の上に6世紀頃に建てられたヒンドゥー教の寺院です。photo:ひさほ ゆう5つの塔門が800mに渡って一直前上に配置されています。山頂へ向けて階段を登りながら観光して行きます。登るのは大変ですが、山頂からは素晴らしい絶景が見られますよ!photo:ひさほ ゆう長年カンボジアとタイとの領有権問題で緊張状態が続いていましたが、近年少しずつ緊張が和らいできています。シェムリアップから日帰りもできるので、アンコール遺跡とはまた違ったヒンドゥーの秘境な遺跡の観光もいかがでしょうか!アンコール遺跡群のひとつ「ベン・メリア」と「プレア・ビヒア寺院」を一緒にまわる日帰りのツアーもあります。事前に情勢の確認は忘れないようにしましょう!・アクセスシェムリアップからプレア・ビヒア寺院まで車で片道3時間~4時間。シェムリアップの現地旅行代理店などでツアーに申し込むと、シェムリアップのホテルへの送迎もついて便利。ピュー族の古代都市群(文化遺産)登録基準: 「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」スリ・クシュトラにある「ボーボーヂー・パヤー」 ©ASEAN-Japan Centreミャンマー中部にある「ピュー族の古代都市群」は紀元前200年頃から9世紀にかけて1,000年以上栄えたピュー王国の遺跡です。「スリ・クシュトラ」、「ベイタノー」、「ハリン」の3つの都市遺跡が世界遺産として登録されています。いずれもレンガ造りの城塞の中に王朝の宮殿後やストゥーパ(仏塔)などが残されており、約2,000年前に東南アジアに仏教が伝来したことを示す貴重な遺跡です!ミャンマーにはピュー族の遺跡以外にもゴールデンロックや、バガンの寺院など魅力的な観光地が満載です!現在成田からヤンゴンまで毎日直行便(約8時間)が飛んでいて実はアクセス良好な国ミャンマー。またタイのバンコクからヤンゴンまでは1時間20分と近いので、LCCなどを利用して安く行くこともできますよ!・アクセス成田からヤンゴンまで直行便で約8時間。それぞれの遺跡への行き方は以下の通りです。-スリ・クシュトラヤンゴンからピイまで列車やバスで約6時間~7時間。ピイからタクシーなどで約30分。-ベイタノーネーピードーからタクシーをチャーターして片道約3時間30分。-ハリンマンダレーからシュエボーまでバスで約3時間。シュエボーからバイクタクシーなどで約1時間。※記事中の情報は、全て2016年1月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 <上・下> 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラムその他の記事はこちら>
2016年02月02日写真提供:タイ国政府観光庁タイでは珍しくインドの寺院をモデルに建てられたという「ワット・ジェット・ヨード」。“ジェット・ヨード”とは“7つの塔”という意味で、四角い基壇となる建物の上に、中央の高い仏塔を6つの低い仏塔が取り囲むような形になっているのが特徴的。周囲の壁に彫られた天上の神々の浮き彫りが有名で、これらもインドの仏美術の影響を受けたものだ。正式名称を「ワット・ポタラムマハヴィハーン」といい、緑豊かな境内には大きな菩薩の木が植えられていることから、地元では「ワット・ポータラーム」(菩薩の寺)とも呼ばれている。1456年、ランナー王朝第11代王のティロカラート(1442~1460年)が仏教の聖地とされているインド・ブッダガヤの「マハーボディ寺院(大苔提寺)」を参考につくらせたという伝え。完成後、ティロカラート王はインドそしてスリランカに次ぐ第8度の三経編纂会を執り行い、仏教の伝承に務めようとした。大きな仏塔には、王の遺骨が納められている。チェンマイ市内からソンテウ(ミニバス)で約20分。ワット・ジェット・ヨード(Wat Ched Yod)・住所:Chiang Mai-Lampang Super Highway, Chiang Mai・利用時間:8:00~17:00・拝観料:無料
2015年10月02日“チェンマイといえばドイ・ステープ”と言われるほど、人気で有名な「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」。チェンマイ市街から約15キロ西、標高1080mのステープ山頂に建つ寺院は、チェンマイきっての名所。1383年に当時のクーナ王によって建立、中には仏舎利(仏陀の遺骨)が納められ、今も人々の篤い信仰を集めている。両側をナーガ(蛇神)に見守られた306段もの階段を登った先に、寺院の門は現れる。階段に自信の無い場合はケーブルカーを利用して。高さ22メートルの仏塔は黄金に輝き、緻密な装飾も見事!蓮の花と線香を携えて周囲を3回歩き、祈りを捧げる。テラスから市街を一望できる絶景が広がり、そのためだけでも訪れる価値有りだ。夕方はサンセット、ライトアップされたチェンマイの寺院や市街の夜景もまた美しい。チェンマイ市内中心部から車で約40分。ワット・プラタート・ドイ・ステープ(Wat Phra That Doi Suthep)・住所:Su Thep, Mueang Chiang Mai, Chiang Mai 50200・利用時間:8:00~18:00(ケーブルカーは5:30~19:30まで運行)・利用料金:30バーツ、ケーブルカー運行と拝観料込みで50バーツ©All photos to ASEAN-Japan Centre
2015年09月30日©ASEAN-Japan Centreランナー王朝時代の建築様式を持つ代表的な寺院のひとつで、チェンマイ最古の寺院「ワット・チェン・マン」。1296年、メンラーイ王によるチェンマイ創都の時に建てられた寺院で、かつては王の宮殿として利用されていた。©ASEAN-Japan Centre15頭の象が支える金色の仏塔が有名で、ぐるりと取り囲むその姿は間近で見ると迫力たっぷり。また荘厳な本堂には2つの珍しい仏像、大理石の仏像「プラ・シーラー・カオ」と、水晶の像「プラ・セータン・カマニイー」が納めされている。これらは大きさは小さいながら、タイの旧正月を祝う「ソンクラーン祭り」にも登場する貴重なもの。北タイ建築の典型である太いチーク材の柱、壁を彩る色鮮やかな壁画も見事だ。ワット・チェン・マン(Wat Chiang Man)・住所:Sri Phum Chiang Mai・利用時間:8:00~17:00(見学は基本的に日曜日のみ)
2015年09月29日©ASEAN-Japan Centre旧市街のほぼ中央に位置する「ワット・チェディルアン」は、“大きなチェディ(仏塔)”というその名の通り、チェンマイで最も大きな仏塔のある寺院。1391年、メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王(1383~1402年)が、亡くなった父を偲んで建立したと伝えられ、「ワット・プラシン」と並ぶ格式の高さを誇る。その大きさが特長的な仏塔は1411年に建てられたもので、創建当時で圧倒的な高さ86メートル!四角い形をした基壇の一辺も約60メートルというビッグサイズ。チェンマイ市の真ん中にそびえ立っていた。©ASEAN-Japan Centre当時の王は仏教の宇宙観に従って、“都の真ん中に須弥山(しゅみせん)に擬えた大きな仏塔を置き、それを囲うように8つの方向にもひとつずつ寺院を建立すると、王朝の繁栄がもたらされる”という伝えを信じていたとか。仏塔は1545年の大地震で上部30メートル程が崩れてしまい、1993年に文化庁が現在のものに修復。今でも半壊のままで、当時の大きさに想像を巡らせたい。内部には巨大な仏像が安置され、また入り口付近に建つ本堂にもランナー様式の仏像が数多く祀られている。境内には他にも様々な建物があり、年中観光客で賑わう。ワット・チェディルアン(Wat Chedi Luang)・住所:103 Pra Pokklao Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200・利用時間:8:00~17:00・拝観料:無料
2015年09月22日©ASEAN-Japan Centre旧市街のスアンドーク門の入り口に位置する「ワット・プラシン」はチェンマイ市内で最も大きく格式高い寺院。ランナー王朝第5代パユ王(1336~1355年)が父の遺灰を納めるために建立され、「リーチェンプラ寺院」と呼ばれていたが、後に第7代王のセーンムアンマーがチェンライから黄金の「プラシン仏像」を迎え入れ、現在の名前で親しまれるようになった。©ASEAN-Japan Centreメインゲートを通り抜け最初に現れる大きな建物が本堂。前面に施された繊細な装飾が目を引く。「プラシン像」が祀られているのは、その奥のより小さな礼拝堂「ウィハーン・ラーイカム」内。こちらも黄金の外壁が美しいが、チェンマイの昔の暮らしを描いた内部の壁画は、タイ北部の伝統芸術の最高傑作とも言われている。尚、毎年タイの旧正月を祝う水掛け祭り「ソンクラーン」の際には、「プラシン像」と僧侶によるパレードが市内で行われる。©TRIPPING!夜にはライトアップがされ、本堂は一段と荘厳な輝きを増す。ワット・プラシン(Wat Phra Singh)・住所:Samlan Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200・拝観料:無料
2015年09月19日©ASEAN-Japan Centreかつてのランナー王宮の庭園があった場所に建てられ、スアン・ドーク(=花園)の名を持つ「ワット・スアン・ドーク」。旧市街のスアンドーク門から1キロほど西へ向かった場所に位置する本寺院は1383年に建立されたもので、広々とした境内に純白の仏塔がずらり並んだフォトジェニックな光景が有名だ。これらには歴代の王族の遺灰が収められ、ステープ山を背景にした夕暮れ時の姿は特に美しい。白い仏塔が並ぶ一番奥に輝く、一際大きな金色の仏塔も印象的だ。©ASEAN-Japan Centre壁が無く開放的な本堂の中には青銅の仏像が納められていて、その大きさは500年を経た現在でも国内で1、2位を争うもの。ジャータカ(前世の物語)を描いた壁画も見逃せない。同敷地内には仏教を教える大学もあり、僧侶と交流出来る時間や、瞑想を体験出来るワークショップが一般にも公開されている。ワット・スアン・ドーク(Wat Suan Dok)・住所:Su Thep Mueang Chiang Mai Chiang Mai・利用時間:8:00~17:00・拝観料:無料
2015年09月17日© ASEAN-Japan Centre遠くからでも巨大仏塔が一際目立つ「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」。パーサック川の東側に位置する寺院は1357年、アユタヤ王朝の初代王であるウートン王がセイロン(現スリランカ)に留学中の修行僧たちの明造場として建てたもので、別名「ワット・プラ・チャオプラヤータイ」とも呼ばれている。象徴的な高さ72mの仏塔は、1592年に19代ナレスアン王がビルマ王子との一騎打ちで、ビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔。当時、ナレスアン王はビルマが先に建てた「ワット・プーカオトーン」に対抗してこの仏塔を建立したが、高さはわずかに及ばなかった。この仏塔には仏舎利が収められていると言われ、階段で途中まで登ることが可能。上部の回廊は、アユタヤの街を一望することが出来る絶景スポット!但し、急傾斜やレンガが崩れている個所もあるので足元に気をつけて。途中階内部には8体の仏像と井戸のように掘られた穴があり、20バーツを支払うと金箔を仏像に張りお参りすることも出来る。アユタヤ市内から少し離れているため戦火や仏像の倒壊はまぬがれたという、貴重な場所。塔の周囲をぐるりと囲む、鮮やかな黄色の衣をまとった数十体の仏座象は圧巻。境内にはほかにも寝釈迦象や小さな市場もあり、ゆっくり見物したい。ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)・住所:Khlong Suan Phlu Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya・利用時間:8:00~17:00・利用料金:20バーツ
2015年08月29日©ASEAN-Japan Centreアユタヤにある、木の根に埋まった仏頭が有名な「ワット・マハタート」。仏舎利が収められ、建築的にも13世紀の重要な寺院のひとつとされている。かつては塔の頂上が黄金に輝いていたここも周辺の寺院同様、ビルマ軍の侵略により廃墟と化し、今は木の根の間に眠る仏像の頭や、頭部がない仏像、崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が残るのみとなり、歴史を静かに物語っている。「ワット・プラ・シーサンペット」の西に位置する寺院は、1369年~70年の2代ラーメスアン王が建てたという説と、1370~88年の3代ボロムラーチャー1世が建てたという説があり、“仏舎利を祀る寺院”を意味する「ワット・マハタート」の名を持つ。クメール様式に影響された仏塔は、後にタイ全国で建てられた数々の仏塔のモデルに。1956年の修復の際、塔の跡から数々の黄金仏や宝飾品などが発見され、これらは現在「チャオ・サン・プラヤー国立博物館」に展示されている。「ワット・マハタート」を象徴するのが、仏頭が根に埋め込まれた菩提樹。一度はテレビやガイドブック等で目にしたことがある人も多いと思うが、これはビルマ軍が切り落とし放置したものが長い年月を経て、自然と木に取り囲まれたもので、その神秘的な姿は戦争の悲惨さや、時の流れについて考えさせられる。尚、この仏頭の前で写真を撮る際は、仏頭より高くならないようにしゃがむことを注意して。ワット・マハタート(Wat Phra Mahathat)・住所:Chikun Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya・利用時間:8:00~18:00、ライトアップは19:00~21:00・拝観料:50バーツこちらも合わせてCheck!タイの歴史を物語る古都「アユタヤ」を訪れてみようアユタヤの象徴的寺院「ワット・プラ・シーサンペット」
2015年08月20日©ASEAN-Japan Centre3基の仏塔がシンボリックな「ワット・プラ・シーサンペット」。バンコク王朝における「エメラルド寺院」同様、王宮内で最も重要な建物とされ、仏塔が並んでそびえ立つ姿はアユタヤの象徴的風景として有名だ。トライローカナート王時代の1448年に建立され、以降はここで宮中儀式が執り行われてきた寺院。東西に並ぶ3基の仏塔それぞれにトライローカナート王(1448~1488年)とその王子らの遺骨が納められていると言われている。©ASEAN-Japan Centre仏塔の東側に本堂が後に建立され、高さ16メートル重さ171キロの巨大立仏像、寺院名にもなった「プラ・シーサンペット」が置かれていたが、1767年のビルマ軍による侵攻で純金に覆われた仏像は寺院とともに破壊されてしまった。戦後に現在の姿に修復が試みられたが、残されたのはスリランカ様式のチェディと呼ばれる仏塔3基のみ。仏塔のふもとにある長方形のプラットフォームは宮殿のベースであったとされ、これらの大きさだけでもアユタヤ王朝の偉大なる繁栄を物語る。広い敷地内に、3基の北側に点在する遺跡は王宮跡。元々は木造で現在の「ワット・プラ・シーサンペット」の場所にあったが、1448年に移転。ほとんどは破壊されてしまっているが、宮殿や城壁の一部が残る。仏塔正面の階段は途中まで上ることが可能で、敷地内を一望。日中、アユタヤの歴史を静かに伝える姿は荘厳だが、日没後のライトアップにより、闇夜に浮かび上がる仏塔もまた幻想的!©ASEAN-Japan Centreワット・プラ・シーサンペット(Wat Phra Sri Sanphet)・住所:Amphur Muang, Ayutthaya 13000・利用時間:7:00~18:00、ライトアップは19:00~21:00・拝観料:50バーツ(「ワット・プラ・シーサンペット」「ワット・マハタート」、「ワット・ラチャプラナ」、「ワット・プラ・ラーム」、「ワット・チャイワッタナラーム」は220バーツの通し券有り)
2015年08月14日© Raffles Hotels & resorts悠久の時を刻み続ける世界遺産、アンコール・ワット。美しい橙や赤に染まる夕暮れの空をバックに、黒々と浮かび上がる遺跡群をリアルタイムで眺めることができる街が、遺跡群観光の拠点として栄えるカンボジア・シェムリアップだ。遺跡群や中心街、空港への移動も楽にできるアクセスビリティの良い街ではあるが、中心地であるオールドマーケットや、パブストリート、ナイトマーケットに近いホテルを選べば、より便利だ。今回の「MY HOTEL CHOICE」では、中心地の主要スポットに徒歩圏内もしくは車で5分程でありながら、静かで穏やかな時間の流れるリゾートステイを楽しめるおすすめのホテルをピックアップした。Park Hyatt Siem Reapパーク ハイアット シェムリアップ© Park Hyattシェムリアップの街の中心地という好立地にパーク ハイアットがある。隠れ家をコンセプトに徹底して保たれるプライバシー、客室を少なくすることで実現されるきめ細やかなサービス、アーティスティックで格調高いインテリア。どの角度から見ても一流の風格を感じさせるスモールラグジュアリーの粋を極めた一軒。日本をはじめ、世界的なスーパースターたちからも愛されるホテルであることは周知のとおりだ。© Park Hyattシェムリアップのパーク ハイアットは、アンコール・ワットをはじめ1,000以上の寺院からなる、ユネスコ世界遺産のアンコール遺跡群からわずか10kmのロケーション。東南アジアの主要都市を直行便で結ぶ、シェムリアップ国際空港からも近く、街のメインストリートであるシヴォタ通りからもすぐと3拍子が揃う。遺跡観光とシェムリアップの街中観光を同時に楽しむことができる利便性に至っても申し分はない。ひときわエレガントで風格を感じさせるエクステリア。胸の高鳴りを感じながらエントランスをくぐれば、そこはもう完全なる都会のオアシス。おのずと快楽主義へシフトチェンジ。古来のベンガル菩提樹が枝を伸ばす中庭を通り抜け、クメール風のコンテンポラリーアートや特注の家具に彩られたゲストルームに到着すれば、エキゾチックで自由自適なリゾートステイがスタート。13室あるスイートにいたってはシェムリアップでも最高級を誇り、誰もが一度は泊まってと憧れてしまう。© Park Hyatt1日かけての遺跡観光から戻ったら「ザ スパ」のホリスティックなセラピーやトリートメントで癒されて。その他、メインレストラン「ザ ダイニング ルーム」でフランスとインドシナの味に舌鼓。パーク ハイアット愛好者にも人気のデリカテッセン&パティスリー「グラスハウス」の定番メニューもぜひチェックを。© Park Hyatt*宿泊料金:WEBサイトで確認*部屋数:121室(ゲストルーム108室、スイートルーム13室)———————————–住所:Sivutha Boulevard, Siem Reap, Kingdom of CambodiaTEL:(+855)6321-1234Email:siemreap.park@hyatt.comHP: LA RÉSIDENCE D’ANGKORベルモンド ラ・レジデンス・アンコール© BELMOND HOTELS湿気を帯びた暑い空気に、生い茂る草木の匂い。熱帯では水辺がなによりも居心地のよい癒しの空間となる。「ベルモンド ラ・レジデンス・アンコール」は、シェムリアップの木立に囲まれた川のほとりに佇む静かなホテル。天然木を生かした伝統的なクメール様式の建物で、東南アジア特有の空気にとっぷり浸かることができる一軒だ。ホテル周辺には活気溢れるシェムリアップの街の手工芸品店やレストラン、画廊などが集中している。地元の人々が利用するオールドマーケットなどを訪れれば、カンボジアのローカルな食事情について垣間見ることができる。シーフードやフルーツ、野菜などを買い求めるひとで、夜まで賑わう。観光客にとっても魅力的なスポットのひとつになっている。© BELMOND HOTELSまた、ホテルが用意するこの地方の美しさを存分に満喫できるクラスやツアーもおすすめだ。荘厳な寺院を巡るウォーキングツアーをはじめ、サイクリングやヘリコプターでの周遊、カヤックなどは、カンボジアの魅力を一味違ったかたちで体感する機会になりそうだ。近隣の市場ツアーと郷土料理のクッキングクラスを組み合わせたコースも魅力的で、滞在中も飽きることなくアクティブなバカンスを楽しめるはず。© BELMOND HOTELSホテル内の「サークル・レストラン」では、クメールの伝統料理に現代風のテイストを取り入れたフュージョン料理が振る舞われる。庭園を見渡せるオープンエアのテラスやスタイリッシュなダイニング・ルームでくつろぎのディナータイム。食後には、「マルティーニ・ラウンジ」でタパスをつまみながら、カクテルを傾けるなどして、アジアンナイトを満喫してみては。*宿泊料金:一泊21,635円~*部屋数:62室———————————–住所:River Road, Siem Reap | Kingdom of Cambodia, Siem Reap, CambodiaTEL:(+81)120-229-800日本語問い合わせ窓口:0120-229-800Email:reservations.australia@belmond.comHP: Grand Hotel d’ Angkorラッフルズ グランド ホテル ダンコール© Raffles Hotels & resorts一流ホテルの条件は、至高のサービスやファシリティ、ロケーションによる付加価値に加えて、その存在時代に歴史的な重要性が含まれているケースが少なくない。王宮の向かいに位置し、良家の子弟が巡る優雅なインドシナ グランドツアーの宿泊先ともなるほどの、言わずと知れた高級ホテル「ラッフルズ グランド ホテル ダンコール」は、訪れるべき価値ある一軒。© Raffles Hotels & resorts6ヘクタールにおよぶ手入れの行き届いた美しいフランス庭園が敷地内に広がるこの歴史的なホテルは、1932年に開業して以来、その時代の壮麗なスタイルを現代に伝えている。1997年には、大規模な改修が行われて、コンテンポラリーなスタイルを取り入れつつも、開業当時から変わらぬ姿で優雅に昇降するロビーの鳥かごエレベーターなどは、良い意味での古めかしさを強調している。まるで、古い映画のワンシーンに紛れ込んだかのような光景でもある。アンコール遺跡群の観光を目的に開業した「ラッフルズ グランド ホテル ダンコール」だが、象の背に乗って揺られながらの遺跡巡り以外にも、滞在中の過ごし方は実に多様。トンレサップ湖に沈む夕日を眺めたり、フローティング ビレッジのひなびた魅力を味わったりもおすすめ。© Raffles Hotels & resorts栄誉ある賞に輝いてきた「ラッフルズ スパ」には、機会があればぜひ訪れておきたい。カンボジア流のきめ細かなトリートメントが心身の髄まで届く癒しを与えてくれる。食事は、エキゾチックなクメール料理のレストラン「ル グラン」や、高級ワインとシャンペン、カクテルの「エレファント バー」など、幅広いゲストの要望をキャッチアップしてくれるが、他では味わうことのできない、メモリアルな一幕を希望するならば、アンコールの寺院の一つにプライベートなディナー席を用意することも可能だ。ラッフルズでこそ叶う、ドラマの主人公になったかのような、夢のようなステイにまどろんでみたい。*宿泊料金:一泊 24,814円~*部屋数:119室———————————–住所:1 Vithei Charles de Gaulle, Khum Svay Dang Kum, Siem ReapTEL:+(855)63-963-888Email:siemreap@raffles.comHP: Mani Resortシンタ マニ リゾート© Shinta Mani Resort部屋が緑色の芝生に囲まれた美しいプールを擁した中庭へ続くプールサイドガーデンルーム。リゾートホテルにして見れば、とりたてて変わった造りではないけれども、爽やかな目覚めと中庭の散歩から一日をスタートさせるのにぴったりで、滞在中のモチベーションを上げてくれることに間違いはない。オールドマーケットから徒歩圏内、シェムリアップの静かな街中に佇む「シンタ マニ リゾート」は、62室のこじんまりとした雰囲気の中で、ゆったりと心静かな時間を過ごせるホテルだ。2013年に建設された比較的新しめのホテルでシェムリアップの街中でも人気が高い。© Shinta Mani Resortモダンでスタイリッシュなゲストルームには、手製のランプやアンコールのアートワークなど、シックなディテールのインテリアに彩られて、ハイセンスな空間でカンボジアでの滞在を満喫できる。クメールロイヤル言語で「食」を意味するダイニング「Kroya」はシンタマニの伝統的なレシピに基づく料理を提供するレストラン。フレッシュ・シーフードや、ハーブとスパイスを組み合わせたローカルな食材をリアルに体験することができる。© Shinta Mani Resort近隣にあるラグジュアリーな「シンタマニ クラブ」のスパ施設なども利用することができる。ここのトロピカルなフローラルスパはぜひ体験したいビューティ・アクティビティのひとつ。驚嘆に値するアンコール遺跡群の観光を早めに切り上げたとしても、シェムリアップの昼下がりをこれほど有意義に過ごす方法はほかにないかも。*宿泊料金:一泊USD150.00~*部屋数:62室———————————–住所:Junction of Oum Khun and 14th Street,Siem Reap,CambodiaTEL:(+855)63-761-998Email:reservation2.sr@shintamani.comHP: : Miwa Ogata)TRIPPING!編集部がリアルに泊まりたいホテルをピックアップ!【MY HOTEL CHOICE】>>その他の記事はこちら
2015年07月17日カンボジアの首都プノンペンより北西約300km離れた場所にあるシェムリアップは、荘厳優美な世界遺産、アンコール・ワット遺跡群がある街だ。小さな街でありながら、遺跡巡りのほかにも、オールドマーケットや博物館、地元の工芸品を扱う雑貨店やレストランなどが観光客に人気。街の中心部を少し離れれば、穏やかで緑豊かな伝統的なカンボジアの田舎風景が広がり、のんびりとくつろぎに満ちたカンボジアン・リゾート気分を満喫できる。今回は、そんなシェムリアップで、アンコール・ワットを築いたクメール人によって築き上げられたクメール様式のヴィラにフィーチャー。緑のなかに佇む隠れ家的ヴィラからアットホームなカジュアル・ヴィラまで、おすすめの宿泊施設をピックアップしてご紹介!ヒンドゥー教の世界観がもとにクメール様式とは、アンコール・ワットを建造したクメール王朝の時代(11~15世紀)に、ヒンドゥー教と仏教が融合して生み出された文化・美術様式のことで、もともとは石造りによる高塔(プラサット)建築や丸彫の巨像、レリーフなどがその特徴だ。カンボジアをはじめアジア各地の建築様式に影響を与えたクメール様式は、今では人々のライフスタイルにすっかり吸収され、建築のモチーフやディテイル、インテリアなどに用いられている。シェムリアップの街には、こうしたクメール王朝時代のクラシカルでロマンティックな、そしてどこか神秘的なムードが魅力のエキゾチックなヴィラがいくつも見つけられる。そこで空き部屋などの宿泊場所の提供者と、宿泊場所を探している旅行者を個人間で繋ぐWebサイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」の中から、シェムリアップに行くならここ!というおすすめのクメール・スタイルのヴィラをピックアップ!TRIPPING!編集部が気になる物件1)熱帯のジャングルに佇む、アトリエ風の隠れ家ヴィラ・1泊料金:12,103円~・宿泊可能人数:6名“シンプルな美しさ”、それは牧歌的なカンボジアのライフスタイルを表すのにぴったりな一言だ。以前は、現代アーティストのジェリー・スワフィールドの自宅兼アトリエだったという「Villa Meru」は、素朴で居心地のいい伝統的なカンボジアンスタイルと、アーティスティックなセンスを兼ね備えた空間設計が魅力の一軒。天然木の風合いを活かした温かみにあふれる室内からは、窓の外に青々と生い茂る熱帯のジャングルが見渡せる。まるで秘密基地のような隠れ家風のここから眺めれば、ジャングルですらこんなにもドラマチック。滞在中は、施設にあるすべてのファシリティを利用でき、ヨガスタジオやアーティストのアトリエだったコテージ、オープンエアキッチン、スモーキング パティオ、そしてアートギャラリーなども自由に見て回ることができる。アンコール・ワット遺跡へは自転車で数分の距離。遺跡をわたる風がこちらまで届きそうな心地がする。)広々としたプライベート・ヴィラでスピリチュアルな瞑想に浸る・1泊料金:55,573円・宿泊可能人数:8名同じアジアンリゾートでも、ビーチ沿いの派手なヴィラとはひと味違う。熱帯の緑が取り囲むクメール・スタイルのヴィラ「La Palmeraie Luxury Villa」は、8人が滞在可能な広々とした一軒。閑静なプールにプライベートガーデン、ビリヤード台を配した広々としたテラスやリビング、カンボジアテイストのインテリアや小物で彩られた清潔なゲストルーム。こじんまりとしていながらも、ゲスト本位の滞在を可能とするあらゆるコンフォートなファシリティがひと揃いする。隠れ家ヴィラならではの醍醐味は、パーソナライズされた行き届いたサービスだ。たとえば、コージーな庭園で供されるおいしい朝食は、コンチネンタルブレックファーストでは得られない、清々しい目覚めと快適な一日のスタートをサポートしてくれる。庭先に佇む仏像の微笑。クメール様式のエッセンスがちりばめられた室内インテリア。日が傾く頃合いには、ヴィラからものの15分ほどの距離にあるアンコール遺跡群が黄金色の空をバックに漆黒のシルエットで浮かび上がる。スピリチュアルなカンボジア特有のムードに包まれて、心も体もデトックスされてしまいそう。)市内観光に抜群のロケーション&アットホームなヴィラ・1泊料金:9,880円・宿泊可能人数:2名シェムリアップの賑やかな市内中心部からわずか3分のところにロケーションするアットホームなムードのヴィラ。団らんを楽しむという言葉がぴったりのこの一軒は、カップル(もしくは+1のベビー)などにおすすめだ。クラシカルな木製のインテリアを配したウッディなバルコニーからは、スイミングプールとトロピカルガーデンが眺められる。荘厳な寺院巡りをした後には、ナチュラルなこの脱力感がしっくりハマるはず。パーフェクトなプライベート空間を満喫しながらも、カンボジア流のおもてなしの心で、やさしい微笑みを絶やさないフレンドリーなスタッフの存在は不可欠。どんなオーダーにもしっかり耳を傾けてくれ、きっと遺跡巡りやシェムリアップ市内の観光などにおすすめの情報をシェアしてくれるだろう。)ミックスカルチャーな雰囲気が新鮮!リーズナブルなカジュアル・ヴィラ・1泊料金:6,175円・宿泊可能人数:3名「Villa Medasia」は、伝統的なクメール木造住宅をベースに、地中海とアジアの異なるムードがミックスしたオリジナリティあふれるカジュアルなヴィラ。鮮やかなカラーブロックのインテリアが配されたファッショナブルなお部屋は、女性好みのテイスト。市内中心部からトゥクトゥクでわずか5分の立地は、遺跡巡りだけではないシェムリアップの見どころを満喫するのに最適。街の南にあるオールドマーケットをはじめ、アンコール国立博物館やカルチャービレッジなどの施設、カンボジア産のシルクやハンドメイドの工芸品やカンボジアのお茶などが売られている街中の雑貨ショップ、夜は有名なナイトマーケットへと、シェムリアップは好奇心旺盛なトラベラーの欲求を満たすのに十分な刺激にあふれている。ひとたびヴィラに戻れば、カントリー風が吹くプライベート空間でのんびりリラックス。ひとりで本を読んだり、音楽を聴いたり、はたまたヨガをしたり。思い思いの時間を過ごしながら、ゆるりとしたカンボジアンタイムに浸ることができる。グラスワインを飲みながら、ホストのヴァレンティーナが用意してくれるイタリアンのディナーを心待ちにしてみるのも一興。(要予約)ロマンと神秘に満ちたクメール様式の影を纏うエキゾチックなヴィラにステイすれば、遺跡巡りだけではない新たなシェムリアップの魅力を発見することができるはず。そしてそれがカンボジアの旅をより一層、メモリアルなものにしてくれるはず。(text : Miwa Ogata)※上記は、各物件のサービスの質や安全性を保証するものではございません。宿泊先は、個人の責任をもってご決定頂けるようお願いします。※宿泊料金は、2015年4月9日現在の料金になります。© all photos to Airbnb
2015年04月11日「ワットエバー イット テイクス オードトワレ」発売フィッツコーポレーションは、海外セレブのアート入りチャリティー香水「ワットエバー イット テイクス(Whatever It Takes)オードトワレ」(全6種)を、6月22日に新発売する。「Whatever It Takes」は、貧困緩和、環境保全、児童保護を含め、世界規模の重要な問題を解決するために活動する”21stCenturyLeaders”慈善団体により、2003年に設立された独自のアートワークキャンペーンの名称で、各著名人により寄付された署名付きのアートワークは、すべて本人が作成したもので、アートワークを使用して作られた商品の収益は、慈善団体に寄付されるという。*画像はニュースリリースよりそれぞれのセレブリティーの個性に合うような6種香りチャリティー香水「ワットエバー イット テイクス(Whatever It Takes)オードトワレ」は、俳優のルーシー・リュー、シンガーソングライターのピンク、ポップ&ソウル歌手のデズリー、サッカーの中田 英寿、パンク・ロックバンドのグリーンデイ、俳優のジョージ・クルーニー、以上セレブリティー6名の個性に合うような香り6種で、ボトルは、本人直筆アートをモチーフにした、個性あふれるデザイン。「ワットエバー イット テイクスオードトワレ<ルーシー・リュー>」は、フローティ フローラルの香り、「同<ピンク>」は、オリエンタルフローラルバニラの香り、「同<デズリー>」は、センシュアルフローラルの香りなどとなっている。元の記事を読む
2013年05月16日環境省と共同で設立された「ワットセンス・プロジェクト」の実行委員会は、国民運動「ワットセンス・プロジェクト」を8月31日にスタートさせた。「エネルギーの使い方を考えるセンス」を「ワットセンス」と呼び、国内の企業、NPO・NGO、地方自治体、個人等の「ワットセンス」にあふれた取り組みや知恵を共有するという。同プロジェクトは、全国に散らばる創意工夫にあふれた節電や省エネの取り組みや知恵を共有し、ネットワーク化することで、社会全体のエネルギーの使い方に対する豊かなコミュニケーションを育むことを目的としている。また、こういった「ワットセンス」を育み、社内運動化していくことに寄与するため、同プロジェクトのホームページをオープン。賛同会員である「推進パートナー」(企業会員、行政会員、民間団体会員)を募っているという。さらに、同プロジェクトの一環として「ワットセンス・アワード」を開催。企業・団体の「ワットセンス」にあふれた、節電やエネルギーの有効活用の取り組みや、その取り組みを促進するクリエーティブポスターを表彰する。同社ではこのように、優れた取り組みやデザインを表彰し、広く情報発信することで、「より多くの人の中に『ワットセンス』を育み、低炭素社会・持続可能社会に向けたワークスタイル・ライフスタイルを促進していきたい」と考えているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日