村田製作所は、SMDタイプのNTCサーミスタとFPC(Flexible Printed Circuit)を用いたフィルム温度センサを2014年10月から量産を開始すると発表した。近年、スマートフォンやタブレットPCの小型・高機能化に伴い、限られた筐体空間での熱設計が重要となっている。また、ウェアラブル機器においては、ヒトやモノの状態をモニタリングするパラメータの一つとして温度情報を使う研究が進められている。同社では、これらのニーズに応えるべく、小型低背素子と、薄くフレキシブルな配線材を用い、フィルム温度センサを開発。厚み約100μmのFPCを採用しているため、複雑な構造や狭い空間でも柔軟に配線を引き回すことが可能となっており、素子部の熱容量が少ないため、熱応答性に優れている。なお、同製品は2014年10月7日~10月11日に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2014」にて展示される予定。
2014年09月18日島津製作所は7月14日、コンパクトな卓上型の筐体で、樹脂製品、骨や歯、医薬品などのサンプルを、キャリブレーション(較正)フリーで素早く簡単に3次元観察できるマイクロフォーカスX線CTシステム「inspeXio SMX-90CT Plus」を発表した。マイクロフォーカスX線CTシステムとは、微小焦点のX線発生装置とX線検出器の間でサンプルを回転させ、観察したデータを元にサンプル内部の3次元構造を再構成する装置である。部品の内部欠陥の観察や、3次元的な繊維配向、形状の計測など、幅広い分野で用いられている。同製品は卓上での使用が可能なコンパクトサイズでありながら、開口部には垂直方向と奥行き方向にそれぞれ200mm以上のスペースがあり、最大で直径160mm×高さ100mmの大型サンプルも容易にセッティングできる。サンプルをCTステージへセットした後は、自動較正機能によって、スタートボタンをクリックするだけで、誰でも、簡単に、美しいCT撮像が可能となっている。また、独自の遮へい設計技術に加え、ドアインターロック機構を装備しており、X線被ばくへの対策も十分という。また、最新のHigh Performance Computing(HPC)技術を応用した高速演算処理システムを標準搭載し、計算処理能力が従来比で約20倍も高速化した。スキャン条件次第では、データ収集完了からデータ表示までの時間を従来の340秒からおよそ15秒まで短縮できるという。さらに、撮像した画像データを、医用画像情報フォーマットの世界標準規格であるDICOMフォーマットに変換することが可能になった。これにより、マイクロフォーカスX線CTで撮像したデータを、そのまま他のDICOM対応ソフトウェアでも扱うことができる。この他、オプションのソフトウェアを使用することで、3Dプリンタで一般的に用いられているSTLフォーマットで撮像データを出力することが可能。3Dプリンタにこのフォーマットのデータを取り込むことで、歯や食物など、図面が作れないサンプル実物でも、内部構造を含めて自由な倍率で3次元出力が可能になるとしている。なお、システム価格はPCと専用デスク込みで2600万円(税別)。すでに販売を開始している。
2014年07月16日村田製作所は5月7日、世界最小0201サイズ (0.25×0.125mm) の積層セラミックコンデンサの量産を4月より開始したと発表した。0201サイズ (0.25×0.125mm) は、従来の最小0402サイズ (0.4×0.2mm) と比べて、実装面積比が約1/2となっており、実装スペースの削減によるセット機器の小型化や低背化に貢献できるとしている。また、セット機器内で使用される多様なサイズのコンデンサとの混載実装が可能なため、従来サイズと組み合わせての使用が可能とした。
2014年05月07日島津製作所は3月19日、胸部や腹部、整形分野をはじめとするX線検査に使用される一般撮影システム「RADspeed Pro V4 package」を発売した。同システムは、同社「RADspeed Proシリーズ」の最上位機種という扱いで、4つのV(Various FPD・Visible information・Versatile outcome・Value for life)をコンセプトに、より細部にまで拘って「スループットのよい検査」を追求し、フラットパネルディテクタ(FPD:平面検出器)を搭載したもの。X線高電圧装置、X線管保持装置、DR装置(画像処理装置)、X線撮影スタンド、X線撮影テーブルから構成されており、X線高電圧装置の操作卓とDR装置の操作部を一体化した統合型コンソールにより、X線撮影条件と画像処理パラメータを撮影プロトコルとして一元管理することが可能だ。また、天井走行式X線管懸垂器操作部や検査室内のスタンドおよび壁面に設置できる検査情報表示モニタ(オプション)に、コンソールと同じ患者情報や画像情報を表示したり、撮影プロトコルを変更することができるため、撮影の準備や画像の確認のために操作室と検査室の間を行ったり来たりすることなく、X線撮影の作業を進めることができるという。さらに、被ばく低減のためグリッド着脱機構を備えており、小児撮影の際など外して撮影することにより線量を抑えることができたり、軟X線を除去する付加フィルタも、撮影プロトコルと連動して自動選択される機能などを搭載しているほか、全体的な検査期間の短縮が可能であるため、被験者の負担を軽減することができるようになるとしている。なお、価格はシステム構成により異なるが8000万円(税別)からで、発売1年間で国内外合わせて50台の販売を計画している。
2014年03月20日村田製作所は3月11日、従来は設置が困難であったセット機器内部などの狭小なスペースでも、超音波による測距、位置検知を可能にするSMD(表面実装)タイプ超音波センサ「MA40H1S-R」を開発したと発表した。電子機器の小型化、高密度実装化により、部品の小型化、表面実装化の要求が高まっているが、超音波センサは、セラミック素子の振動によって超音波を受発信するという構造からある程度の大きさが必要であり、小型化や表面実装化が難しいという課題があった。そこで今回同社は、超音波を受発信するセラミック素子の構造などを工夫し、独自の構造設計とすることで、世界で初めて表面実装タイプを開発することに成功したという。同製品は、5.2mm×5.2mmの小型パッケージかつ厚さ1.15mmの超低背ながら、100dBの音圧を実現(40kHz)している。また、主な用途としては、ポータブル機器での測距、位置検知、3次元ジェスチャー検知、セット内での狭小スペースセット内での超音波による測距、位置検知などを想定しているとする。なおサンプル価格は300円で、ハクイ村田製作所にて2014年夏より月産10万個規模で量産が開始される予定だという。
2014年03月11日島津製作所は3月5日、新たに開発したトラップ濃縮カラムを用いた自動精製粉末化技術により、未精製の有機合成品や天然物などから目的化合物を精製、高純度な粉末として回収できる自動精製粉末化システム「Crude2Pure(C2P)」を開発、販売を開始したことを明らかにした。有機合成分野、特に創薬探索部門では、合成した目的化合物の精製に分取液体クロマトグラフ(LC)システムが用いられているが、得られた目的化合物の分画液を粉末化するにあたり、従来の蒸発乾固では、複数の工程をそれぞれ異なる装置で行なわなければならず操作が煩雑であること、ならびに逆相分取LCシステムを用いた場合、水の比率が高い分画液中の目的化合物の粉末化には長時間を要すること、そして分取LCシステムで使用した移動相由来成分による粉末化の阻害や目的化合物の純度低下を招くといった問題があった。同システムは、そうした複雑な操作なしで自動生成粉末化を実現することを目指して開発されたもので、シンプルなインタフェースの専用ソフトウェア「Open Solution Crude2Pure」を用いることで、トラップ濃縮および粉末化操作をそれぞれ3ステップで設定でき、かつシステム稼働状況の確認を容易に行うことができる。また、同ソフトは、複数の分析者がC2Pシステムを共同機器として使用するオープンアクセス環境に対応しているため、ほかの分析者が使用中の場合でも、システムの動作を止めずに新たな試料をC2Pシステムにセットすることができ、順次、自動で粉末化処理を行うことが可能なほか、ラボから離れた場所にいる分析者に粉末化作業の終了を知らせるE-Mail機能も備えている。また、独自技術により目的化合物を高い回収率で粉末化できるほか、精製・粉末化工程は自動化されているため、従来の蒸発乾固では8時間以上を費やしていた作業でも、半分以下の3~4時間程度に短縮することが可能だという。さらに、逆相分取LCシステムで分画した試料中には目的化合物以外に移動相に由来する成分が含まれるため、目的化合物の純度が低下するといった課題があったが、同システムでは、新たに開発したトラッピングカラム「Shim-pack C2P-H」により、カラム内で目的化合物を強力に保持することができるため、移動相由来成分除去を容易に行うことができ、試料を高純度に精製することができる。加えて、移動相由来成分の洗浄・除去後にアンモニア水などをカラムへ送液することで、目的化合物をフリーベース(遊離塩基)として回収することが可能。これにより、医薬品候補の薬効スクリーニングや薬物動態試験など、新薬の探索研究のクオリティを改善することが可能になると同社では説明している。なお同システムの価格は2270万円(税別)から、となっている。
2014年03月06日岡村製作所は、モバイルPCサポートユニット「Shift」の販売を2月中旬から開始すると発表した。Shiftは、ノートPCで作業をする際の身体的負担を減らす新発想のチェアとテーブルをセットにした製品。慶應義塾大学の山崎 信寿名誉教授の研究結果をもとに設計されており、作業時の姿勢を改善することで、首 / 手 / 腰 / 脚の負担を軽減するという。ノートPCを使う際は、首が前に出て猫背になったり、浅く腰掛けてからだが大きく後傾したりすることが多いが、これらの態勢は体に負担がかかる。Shiftはこのような姿勢を防ぎ、体重が適度に分散した負担のない姿勢で作業できるようになっている。同社によると、Shiftは従来製品と比較して接触面積が背もたれで平均11%、座面で平均8%増加したという。また筋肉にかかる負担も、首が25%、肩が9%、腰が26%とそれぞれ減少し、足のむくみも改善したとのこと。価格はチェアが8万5000円で、テーブルが6万5000円から(いずれも税別)。
2014年02月10日米PTCは12月11日(現地時間)、日立製作所 交通システムが同社のPLMソフトウェア「PTC Winchill」を軸とするPTC製品開発ソリューションを導入したと発表した。日立製作所 交通システムは、英国の都市間高速鉄道計画「Intercity Express Programme(IEP)」において600の車両の製造および20年以上の保守事業を受注し、現地生産するための拠点を建設することが以前から決定している。それに伴い、生産プロセスの自動化・省力化などの新しい生産体系の導入する必要があったほか、マルチCAD環境でもCADデータを柔軟に管理できるシステムや設計BOM(部品表)の管理機能も必要だったという。そこで、鉄道車両、運行管理、信号システム、鉄道設備の設計、製造、保守サービスといった分野でPTC製品開発ソリューションを採用。これにより、製造部門では従来より精細な開発計画が立てられるようになったほか、部品の発注から車両完成までの生産リードタイムをこれまでより20%短縮できるようになったとする。また、BOM情報の精度が向上したことで製造現場における作業量の可視化が実現できたという。今回の成果を受け、日立製作所 交通システム 笠戸事業所 業務改革推進室 主任技師 角廣崇氏は「製品開発プラットフォームの中心として導入したソリューションによって、各種CADデータを単一のリポジトリに保存管理でき、作業フローの改善や業務プロセスを自動化できた」とコメントしている。
2013年12月12日前回に続き、新生東京駅の「KITTE」でおすすめの手みやげを紹介します。今回は東京初進出の「向山製作所」がプロデュースする絶品プリン!向山製作所は福島県にある電子部品会社。なんと事業多角化の一環でスイーツ事業に参入(乱入? )したという変わり種です。技術屋さんならではの探究心なのか気質なのか、プロデュースした生キャラメルの完成度があまりにも高く、あれよあれよという間に話題となりました。まるでドラマのようなストーリーですよね。そしてついに今年、満を持してKITTEに出店。華々しく東京デビューを果たしたという注目のお店です。オンラインショップでは、シックな包装の生キャラメル詰め合わせなどがメインのようですが、KITTEで大人気なのはプリン。新鮮な卵・牛乳を使って作られたプリンは、甘すぎず、どこかほっとする優しい味。そして、最大のポイントはプリンに自慢の生キャラメルソースをとろ~りかけていただくところ! ソースは全6種で、クラシック、紅茶、抹茶、マンゴー、黒糖、黒ゴマからお好きなものを選べます。今回は東京限定の生キャラメルソースプリンの4個セット(1,776円/税込)を購入。こちらはノーマルプリン×2本、抹茶プリンとほうじ茶プリン×各1本、計4本の組み合わせ。抹茶とほうじ茶は東京限定で、クラシックの生キャラメルがつきます。ノーマルプリンにはお好みでソースが選べます。私は今回クラシック、黒ゴマを選びました。かける量を調節できるので、あっさりしたプリンを自分好みにアレンジできます。また、ソースだけ交換して食べられるので、色んな味を試せるのも楽しい!ソースで全く異なった味を楽しめるので、たくさん種類を買って選んでもらってもいいですね。ケーキのように「どれにしようかな~」という楽しみもあり、見た目にもカラフル。プリンならお子さんからお年寄りまで口当たりもよく、夏の手みやげにもピッタリですよ!ちなみに生キャラメルは、可愛い保冷袋に入った「向山アソート」(1,050円/税込)がオススメ。人気の4種(ノースミルク、カラメル、紅茶、抹茶)が計12粒入った詰め合わせで、こちらも東京限定品です。これから夏休みにかけて、帰省や上京で東京駅をご利用になる方はぜひチェックしてみてくださいね!お問い合わせ:向山製作所 KITTE GRANCHE店 公式HP(オンラインショップあり) tel.03-6256-0801
2013年08月15日三陽商会と米ブランドCreatures of the wind(クリーチャーズ・オブ・ザ・ウィンド)および、そのパターン製作を手掛けるデザイン会社「大丸製作所2」が共同で作り上げたコートによるカプセル・コレクションが、2013年秋冬シーズンのニューヨーク コレクションにて発表された。同コレクションは今秋から、東京、ニューヨークをはじめとする世界の主要都市で発売される。今回発表されたカプセル・コレクションは、三陽商会の自社工場である「岩手サンヨーソーイング」にて生産した7種類のコートで構成されており、クリーチャー ズ・オブ・ザ・ウィンドのデザイナーであるシェーン・ガビエとクリストファー・ピーターズが、1960年代の三陽商会のデザインアーカイブから得たインスピレーションを得て制作された。コートの内側には、 「CREATURES OF THE WIND + Sanyo」と書かれた自身のデザインによる織りネームが付けられている。このカプセル・コレクションは、2013年秋より、東京、ニューヨークをはじめとする世界の主要都市で発売が開始され、日本国内においては新たな販路での発売も計画している。元の記事を読む
2013年02月17日JR東日本新潟支社は13日、国内の鉄道会社の中で唯一本格的に電車の生産を行っている新津車両製作所の一般公開を実施する。同車両所では、これまで3,900両以上(今年9月末現在)の電車を東京圏へ送り出しており、現在は宇都宮線・高崎線を走る最新鋭電車E233系を生産している。今回の一般公開では、電車組立ラインや部品生産ラインの見学などE233系の製造工程が間近に見られるほか、完成したばかりのE233系に乗車もできる。長さ20mの車体を2台のクレーンで吊り上げて移動する実演も行う。今年の目玉として、東京ディズニーリゾートで開催されているディズニーハロウィーンのデコレーションに包まれた「ドリームクルーザー」を展示。当日、先着順にて車内での記念撮影(ただしカメラ持参)も受け付ける。新津車両製作所の一般公開は10月13日10:00~15:30(入場は15:00まで)開催。入場無料、雨天決行。当日はJR新津駅西口から無料シャトルバスが運行される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日「ユニークで使いやすい商品」を信条に純日本製の商品を企画、製造、販売している福島製作所は、同社が運営するプロダクトレーベル「UNUS PRODUCT SERVICE」で発売中のキャップ式スタイラス「SMART-CAP」に、新色スノーホワイトシリーズを追加。9月25日から販売を開始した。価格は1,900円。同商品は、携帯情報端末(iPad、iPhone、iPod touch、Tablet PCなど)に使えるキャップ式のスタイラス(先の尖った棒状の筆記具)で、市販の筆記具のキャップを置きかえて使用する。日本人独特の書き方である止めはねなどを考慮するとともに、筆圧に対応した設計になっているという。同シリーズは、国内総合塗装メーカーとのコラボレーション商品で、熟練した日本の塗装職人による4層構造の特殊塗装を行うことにより、発色が良く導電性・耐久性に優れた構造になっているという。また、最小サイズの5ミリ径のゴムペン先と、より感度の良いペン先を開発。材質は軽くて丈夫なアルミニウムを使っており、手に持ったときのバランス感は市販の筆記具とほぼ変わらない。キャップを外せば通常の筆記具として使用することができる。なお、現在Amazon.co.jpにて、初回特別価格1,600円で販売をしている(10月5日まで)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日オフィス家具メーカーである岡村製作所は、同社の学習イス「Techno Kids Chair Stella」と、スタディデスク「K-model」の2製品が、キッズデザイン協議会が主催する「第6回キッズデザイン賞」を受賞したと発表した。学習イス「Techno Kids Chair Stella」は、子どもの成長に合わせ座面の高さや奥行きだけでなく、足元の「フットステップ」の高さを調整することができる。成長にあわせて正しい姿勢で座ることができ、安定した座り心地を実現する機能性と、スタイリッシュなデザインで、長時間落ち着いて学習するための環境を実現しているという。また、スタディデスク「K-model」は、「陰山メソッド」や「百ます計算」で知られる立命館大学の陰山英男教授と共同で開発。陰山教授が考える、学習机に必要な要素「集中できる」、「整理しやすい」、「継続できる」という3つの要素を具現化している。デスクをより使いやすくする、ワゴンやシェルフの周辺家具も充実。収納量を増やすために横置きの上棚が設置できたり、パソコンなどの情報機器に対応するなど、大人になっても長く使い続けられる配慮が施されている。なお、今回はいずれも、子どものさまざまな知識の取得や学びを支援する製品・施設・サービス・研究などを評価する「子どもの未来デザイン リテラシー部門」での受賞となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日岡村製作所は8月31日、セレクト型デスクシリーズ「Raum(ラウム)」を発売した。「Raum」は、曲線を活かした柔らかく優しいフォルムが特徴の学習机。別売のカラー前板セット(8,400円)を追加すれば、デスクとワゴンの引き出し前板を好みのカラーに交換できる。前板のカラーはパールブルー・パールピンク・ネイビーブルーの3色。デスク周りを子どものお気に入りの空間にすることで、心地よく楽しい学習環境を作り出し、自らデスクに向かう力を育てるという。また、成長とともに変化する嗜好に柔軟に対応できるよう、高学年時には前板を外してシンプルなデスクに戻せる。デスクの奥行きは580mmで、リビング・ダイニングでも使いやすいサイズ。デスク天板に上棚を設置せず、代わりに可動の仕切り板を使うことで、教科書や辞書の整理が可能とのこと。LEDタイプが9万7,440円。蛍光灯タイプが8万4,000円。オプションとしてサイドシェルフ(2万1,000円)、スタッキングシェルフ(2万1,000円)も設定する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日日立製作所は25日、英国運輸省の都市間高速鉄道計画(IEP)について、同社が出資するアジリティ・トレインズ社を通じ、正式契約を締結したと発表した。アジリティ・トレインズ社は2009年2月、同計画に関する優先交渉権を獲得し、正式契約に向けた交渉を実施。一時は契約交渉が凍結されたものの、昨年3月より契約交渉を再開。最終契約締結に至った。この契約にもとづき、アジリティ・トレインズ社は約30年にわたり、イギリスの主要路線である「East Coast Main Line」「Great Western Main Line」を走行する車両のリース事業を展開する。日立はアジリティ・トレインズ社のリース事業向けに計596両の車両を製造し、27年半にわたる保守事業について一括受注する。また、IEPを含め今後のイギリスおよびヨーロッパにおける鉄道システム事業強化に向け、イングランド北東のダーラム州ニュートン・エイクリフを第1候補に、新たな鉄道車両の生産拠点を設立する予定とのこと。日立製作所執行約社長、中西宏明氏は、「本件は日立が社会イノベーション事業を通じてグローバルな成長をめざす上で、非常に大きな一歩。高信頼・低環境負荷かつ快適な旅客サービスの提供と、世界トップクラスの生産設備を備えた新拠点の設立を通じて、日英両国の良好な互恵関係構築に貢献すべく努力して参ります」とコメントしている。この件については国土交通省からも発表があり、IEP(老朽化した主要既存路線向けの高速鉄道車両の更新プロジェクト)が「英国鉄道史上最大規模」(約45億ポンド、日本円で約5,400億円)のプロジェクトであり、イギリスの社会経済にとって大きな意義を有するものであることを強調。羽田雄一郎国土交通大臣は、「鉄道発祥の地で我が国の鉄道技術が貢献できるのは大変喜ばしいこと」「国土交通省では、総理のリーダーシップの下、トップセールス、公的金融支援等、様々な形で積極的な支援を行ってきたところであり、本プロジェクトを契機に、日英関係のさらなる発展を期待しています」とコメントした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日福岡市内で賃貸仲介「スマイルプラザ唐人店」など、12店舗を展開する三好不動産は、三井住友カードと提携し、「スマイルプラザ」各店で、2012年5月以降の賃貸契約時に発生する初期費用の支払いを、中国人向け決済サービス「銀聯(ぎんれん)」で決済できるサービスを開始する。初期費用を銀聯カードで支払えるサービスは、九州地区では初の取組みとなるという。拡大する中国マーケットへの対応として、三好不動産ではかねてから一部のスマイルプラザ店舗で中国人スタッフを雇用し、中国人留学生を中心に住宅斡旋業務に力を入れてきた。また2011年6月には上海事務所を開設。今回、中国の顧客へのさらなるサービス向上を図るべく、三井住友カードと提携し、初期費用の支払いにおいて新たに銀聯カードでの決済の取扱いを開始した。これにより入居希望者は、従来の銀行振込みや海外送金による手続き負担を軽減できるほか、現金持参による紛失・盗難リスクも回避できる。これにより三好不動産は、決済手段の多様化による賃貸物件の入居率向上を図るだけでなく、入金管理業務の一部を三井住友カードに委ねることで事務の効率化も実現するとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日富士重工業は16日、トヨタ自動車との共同開発車「SUBARU BRZ」と「トヨタ 86」の本格量産を開始し、群馬製作所本工場(群馬・太田市)にてトヨタ自動車社長の豊田章男氏をはじめ関係者を迎えたラインオフ式を行ったと発表した。同社とトヨタ自動車は、2005年10月に業務提携の基本合意を行い、2008年4月に発表した開発・生産における協力関係のさらなる発展拡大の中で、FRスポーツカーの共同開発をスタート。以降、約4年間の開発期間を経て本日の本格量産開始に至ったとのこと。企画とデザインは主にトヨタ自動車が、開発と生産は主に同社が担当した共同開発車の完成は、アライアンスの大きな成果のひとつになるとしている。ラインオフ式典でトヨタ自動車社長の豊田氏は「SUBARU BRZとトヨタ 86は、富士重工業とトヨタでなければ実現しなかったクルマであり、”もっといいクルマをつくる”ために始めた提携が、確実に実を結んだことを本当に嬉しく思っています」とコメント。富士重工業社長の吉永氏は「このクルマは同社の企業戦略において2つの特別な意味を持っています。1つ目はトヨタとのアライアンスの進展であり、2つ目は”選択と集中”戦略の進展です」と述べている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日JR東日本は6日、東急車輛製造(以下、東急車輛)の鉄道車両製造事業などを承継した鉄道車両新会社の商号を、「株式会社 総合車両製作所」(英語名「Japan Transport Engineering Company」)、略称「J-TREC」(ジェイトレック)とすることを発表した。東急車輛は東京急行電鉄の完全子会社で、鉄道車両製造事業のほか、立体駐車装置事業や特装自動車事業も展開してきた。しかし今年4月1日付で会社分割(吸収分割)を行い、鉄道車両製造事業などは新たに設立された鉄道車両新会社へ承継されることに。さらに4月2日付をもって、新会社の全株式がJR東日本に譲渡される(詳細は本誌既報の通り)。このほど新たな商号が決定したことで、鉄道車両メーカーとして長年にわたり親しまれた東急車輛の名は消滅することになる。新会社・総合車両製作所の本店所在地は、現在の東急車輛本社・横浜製作所と同じ横浜市金沢区大川。鉄道車両をはじめ、鉄道用品(分岐器など)やコンテナなどの製造・修理・販売がおもな事業内容となる。資本金は1億円で、JR東日本の100%子会社に。代表取締役社長には、現東日本旅客鉄道(JR東日本)常務取締役鉄道事業本部副本部長、宮下直人氏が就任する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日