「保育園・幼稚園」について知りたいことや今話題の「保育園・幼稚園」についての記事をチェック! (1/34)
子どもだけでなく親にとっても幼稚園や保育園は大変ですよね。ときには、事前知識がないと対策できないこともあるようで……。今回MOREDOORでは、幼稚園に入ってから大変だったエピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。28歳、Tさんの場合幼稚園に入園し、夏休みが終わった時期に園からお便りがありました。「期日までにトイレットペーパーの芯2本、サランラップの芯、新聞紙3日分、お菓子やティッシュの空き箱、その他ご家庭での不用品を持ってきてください。来月半ばの作品展で展示する工作を作ります。」と記されていました。そのときは期間が3週間ほどしかなく、サランラップを急いで使い切りました。その状況をどう思いましたか?「サランラップの芯なんてすぐに使い切れるか!」と思ってしまいました。この経験からあらかじめ周りから情報収集をしたり、工作で使えそうなものは少し取っておこうと学びました。入園前の親に一言!事前に行事を調べたり、友達を作って情報収集をして把握することをお勧めします。(28歳/パート)対策が難しい……幼稚園から消費しにくい不用品を持参するよう求められたTさん。なかには、お店で売ってないものもあるため、計画的に集めておくのがよいかもしれませんね。皆さんも、幼稚園で大変な思いをした経験はありませんか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年10月19日お笑いコンビ・ミサイルマンの西代洋が8日に自身のアメブロを更新。娘の保育園入園の面談を受けたことを報告した。この日、西代は「保育園で大激戦やん!」と切り出し「奥さんが仕事復帰していよいよ本格的に保育園に動き出す時期」と説明。一方で「エリアによってやろうけど人気のところは募集定員をはるかに超える応募人数」と現状を明かした。続けて「ここで採用されるのがポイント制」と説明。「共働きで+何点 企業型保育園に通わせたら+何点など色々その家庭の状況をポイントで表せて面談などを行って行政が決定する」と述べ「行ってきた!面談的なやつ(笑)」と娘の保育園入園の面談を受けたことを報告した。最後に「何個も保育園見学いってここと決めた」といい「我々の希望の保育園の抽選通ります様に」と祈るようにコメント。「こないだミスチルのチケット4回落ちたからその分娘の保育園に運よまわってくれ!」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年10月09日システム開発・映像制作を行う株式会社スマーティ(所在地:青森県八戸市、代表取締役:佐々木 哲也)は、幼稚園・保育園を対象とした、園活動の写真・動画データを販売するためのシステム「nicot」からダウンロードされる園児の写真1枚ごとに1円を、子ども支援団体等に寄付する社会貢献活動を開始いたしました。幼稚園・保育園向け写真データ販売システム「nicot」■笑顔の数だけ、広がる幸せ子どもたちの笑顔は、かけがえのない宝物です。その一瞬の輝きを写真に残し、家族とともに共有する。そんな何気ない日常が、実は未来への大きなプレゼントとなります。私たちスマーティは、この喜びを社会全体で分かち合うために、写真1枚のダウンロードにつき1円を寄付するという取り組みを開始しました。この活動は、笑顔検知アプリを開発している一般社団法人 One Smile Foundationの「1笑顔=1円」という心温まる寄付活動に共感したことがきっかけです。スマーティも同じ思いで、子どもたちの笑顔を守り、未来への希望を育む手助けをしたいと考えました。One Smile Foundation社の笑顔検知アプリはnicotにも組み込まれており、日々たくさんの園児たちの笑顔の瞬間が撮影されています。■「nicot」の魅力「nicot」は、幼稚園や保育園で撮影された子どもたちの写真を、保護者が手軽に閲覧・購入できるシステムです。保護者にとっては、子どもたちの成長や喜びの瞬間を写真で残すことができ、園にとっては写真管理や販売の負担が軽減されるメリットがあります。子どもたちはもちろんのこと、保護者・園の先生方など、子どもに関わるすべての人たちの喜びをイメージして、このシステムの開発と運営を行っています。■寄付の仕組み「nicot」で1枚の写真がダウンロードされるごとに、スマーティが1円を寄付します。地道に積み上げていく1円が、子どもたちの未来を支える一助になることを願っています。寄付金は、子どもたちの福祉や教育を支援する団体に寄付されます。■nicotで実現する未来「nicot」のサービス提供開始から約1年半。全国各地の幼稚園・保育園の皆様にnicotをご利用いただけるようになり、累計約1万枚の写真がダウンロードされています。スマーティの願いは、nicotを通して子どもたちと、子どもに関わるすべての人たちの幸せな未来を実現することです。1ダウンロード1円の寄付活動を通して、その実現に1歩ずつ近づいていきます。■サービスの概要サービス名: nicot提供開始日: 2023年5月1日(月)導入料金 : 無料~申込方法 : フォームからお問い合わせください。 URL : ※サービス導入に関しましては、お電話・メール・問い合わせフォームからお問い合わせください。当社営業担当がサービスのご説明と導入までのご案内をさせていただきます。■会社概要商号 : 株式会社スマーティ代表者 : 代表取締役 佐々木 哲也所在地 : 〒039-1164 青森県八戸市下長4丁目19-3 オフィス河原木10号設立 : 2003年9月事業内容: 制御用電子計算機システムの製造、販売ソフトウェアの作成、販売前各号に関連するコンサルティング写真のデジタル加工動画DVDの企画、製作、販売前各号に関連する一切の業務URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社スマーティ お問い合わせ窓口お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月28日大人には、分かりきっていて、特に疑問にも思わないことでも、子供にとっては『大きな謎』に思えることがよくあるでしょう。すりごま(@surigoma2012)さんの6歳になる息子さんは、お盆の期間にミステリー小説のような出来事に直面していました。2024年8月15日にXで投稿されたエピソードが反響を呼んでいます。ある日、すりごまさんが保育園にお迎えに行った時、息子さんが深刻な顔で保育園から出てきたそうです。そして、小さな声でこんな言葉をつぶやきました…。「さいきん、おともだちが、だんだんといなくなってるんだよね…」※写真はイメージそれは…お盆だから…!すりごまさんは息子さんの発言に、そう心の中でツッコミを入れたかもしれませんね。企業などの夏季休暇は、毎年8月13~16日のお盆期間に設定されることが多いです。きっと多くの園児が、家族と帰省や旅行のためお休みをしているのでしょう。すりごまさん一家はお盆期間からずらして休みを取っていたため、普段通りに過ごしていました。息子さんは、登園する友達がどんどん少なくなっていくことが不思議で仕方がなかったようです。子供らしい発言に対し「かわいい怪奇現象で笑った」「先生を独り占めするのも悪くないぞ!」「またすぐ戻ってくるよ~」などの声が多数寄せられていました。お盆が明けたら、保育園は一気ににぎやかになるはず。息子さんも、たくさんの友達と遊ぶことができるでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年08月20日VISH株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:田淵 浩之)は、2024年8月1日(木)をもって、当社が提供する幼稚園・保育園・認定こども園向けのICTシステム「園支援システム+バスキャッチ」の導入施設数が2,600施設(※解約・閉園を除く)を突破したことをお知らせいたします。園支援システム+バスキャッチ公式サイト: 園支援システム2,600施設突破2010年12月にサービスを提供開始した「園支援システム+バスキャッチ」は、幼稚園・保育園・認定こども園のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために開発されました。先生方の日々の業務を効率化し、本来の幼児教育・保育に集中できる環境を提供することが私たちの使命です。朝の忙しい時間帯には、欠席や遅刻、バス不要、預かり保育利用の電話対応が頻繁に発生します。これに伴い、転記ミス・伝達ミスなどの精神的・事務的負担が発生することがあります。また、通園バスの事故以降、子供たちへの見守りが重要視されています。出席簿の欠席連絡の伝達・記入や年度末の指導要録作成も、同じ情報を複数の書類に転記することで負担が増しています。これからの時代には、教育と保育の質を向上させるために、ノンコンタクトタイムの確保と効率化が求められています。業務効率化と教育の質向上の両方に取り組み、先生方が本来力を注ぐべき業務に集中できるようサポートします。■園支援システム+バスキャッチの充実した機能(1) アプリで簡単連絡保護者がスマホアプリで欠席連絡や預かり保育の予約を手軽に行えます。これにより、朝の電話対応が大幅に削減され、先生たちは教育業務に集中できます。欠席の連絡は自動的に出席簿にも反映されます。(2) メール・アンケート・お知らせ配信園だよりや行事予定をPDFでアプリに配信し、配布の手間を省きます。保護者はスマートフォンで簡単に情報を得ることができ、日中忙しい保護者にとって大変便利です。(3) バスの運行状況確認送迎バスにGPS車載器を搭載し、保護者にリアルタイムのバス位置情報を提供します。欠席や預かり保育の予約があると、自動的に運行表に転記され、先生方はバスの乗降状況を正確に把握できます。これにより、置き去り事故防止やスムーズな送迎が実現されます。(4) 預かり保育料の自動計算保護者がタッチパネルで利用時刻を簡単に記録し、システムが自動的に集計・計算します。これにより、複雑な料金計算が容易になり、保護者への請求処理がスムーズに行われます。(5) 要録・保育計画のデータ作成システムで指導要録や保育計画を作成し、協同作業や資料共有が容易になります。教育現場の効率化を図り、先生たちはより多くの時間を子どもたちに割くことができます。■園支援システム+バスキャッチの特長◎対応施設の幅広さ幼稚園・保育園から認定こども園まで、幅広い施設に対応しています。多忙な教職員の業務負担軽減、保護者の連絡手段のデジタル化はもちろん、認定こども園の複雑な事務処理への対応、無償化の申請書類作成、様々な他社サービスとの連携など、業界の課題に対応したサービスを提供しています。◎セキュリティVISH株式会社は、ISO27001(ISMS)を取得しており、高いセキュリティレベルを確保しています。皆様に安心してご利用いただけるサービスを提供しています。私たちは、アップデートの柔軟性と業務負担軽減への貢献を評価いただき、この度、2,600施設(※解約・閉園を除く)への導入を達成しました。継続利用率は98%を誇り、新規契約施設の33%は既存施設からの紹介によって「園支援システム+バスキャッチ」を知ることとなっています。導入施設数推移■導入準備はヒアリングでほぼ完了「園支援システム+バスキャッチ」の導入は非常に簡単です。専任担当者が各園のニーズに合わせた提案を行い、詳細なヒアリングを実施することで、導入準備はほぼ完了します。夏休みの間にICT化に取り組むことで、ゆったりと落ち着いた環境でシステム導入が進められます。■手軽に始められるシンプルプラン「園支援システム+バスキャッチ」は、月額9,900円(税込)というシンプルなプランで、幅広い機能を気軽に始められます。多忙な先生たちの業務負担を軽減し、より幼児教育の質の向上に専念できる環境を整えます。■今後の展望VISH株式会社は、ICTを駆使して業務の効率化を進めると同時に、先生方が本来力を注ぐべき業務に集中できるようサポートしてまいります。先生たちがICT化を進める目的は、大切な子どもたちと向き合う時間を増やすことや、保護者の利便性向上、事務の負担軽減です。私たちは、これからも先生方の負担を軽減し、幼児教育の質を高めるために新たな機能を提供し続けます。【VISH株式会社(ヴィッシュ株式会社)会社概要】代表者: 代表取締役 田淵 浩之所在地: 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX 5F設立 : 2004年12月資本金: 1,150万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月05日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!3歳になり幼稚園に通い出した次男。それでまは保育園に通っていたため毎日お昼寝があったのですが、幼稚園では急にお昼寝がなくなるので入園するまでどうなるのかとても不安でした。 ■毎日のお昼寝保育園ではお昼を食べ終わってからお昼寝に入り、いつも2時間はぐっすり寝ていた次男。家でも2時間とまではいかないけど、1時間くらいは必ず昼寝をしていました。それなのに急に幼稚園でお昼寝が無くなるとのことでどうなるのか心配だったのですが…■幼稚園生活最初のうちはやはり寝落ちてしまうことが多く、お昼ごはんを食べている途中で寝てしまうことが多いようでした。幼稚園の帰宅は早いため、なんとか寝ずに帰りを迎えたとしても家で眠くなってしまい機嫌が悪くなります。しかし夕方から昼寝させてしまうと今度は夜寝なくなってしまうため、毎日寝かさないように必死でした。■最近のお昼寝事情しばらくは毎日帰宅後は大急ぎで色々と準備するというバタバタな日々を送っていたのですが、最近では体力もついてきたのかだんだんと昼寝をせずとも夜まで元気に起きてられることも増えてきました!途中で寝落ちてしまったりお昼寝している姿が見れなくなってしまうのは少し寂しい気もしますが、日々成長している次男でした。
2024年07月30日現在、1歳8カ月の娘の子育て中です。義母はとても穏やかな性格で、嫁である私にもやさしく接してくれていました。しかし娘が1歳になったタイミングで職場復帰をしたとき、義母の心ない言葉を耳にすることが多くなり悩んでしまいました。今回は「働くママ」に批判的な義母とのやりとりや、私なりの対処法をお伝えします。娘の人見知りに対する義母のひと言現在1歳8カ月になる娘は、生後半年ごろから激しい人見知りがあります。なるべく外の空気を吸ったり人が集まる支援センターに出かけたりして、少しでも人見知りを克服できるよう過ごしていました。 ある日、娘を連れて遠方に住む義母宅に行ったのですが、3カ月に1回程度しか会う機会がないため人見知りをして泣き出してしまったのです。義母は、泣き出してしまった娘を見て微笑みながら「お母さんが働きながらおなかの中で育てちゃったからだね。ごめんね」と言ったのです。 たまにしか会えないので、人見知りをしてしまい申し訳ないとは思っていたものの、まさかそんな言葉を投げかけられるとは思わず、驚いてしまいました。 義母は働くママ=私が嫌い!?その後、少しずつ義母に慣れて人見知りしなくなっていく娘を見て安心しました。しかし、育休を経て娘が1歳になった時点で保育園に通わせている私に、「女の人が仕事をして子どもを保育園に預けるなんて、育児放棄だ」、「妊娠がわかった時点で仕事をやめないから、子どもが病気がちで人見知りもする」など、義母は子どものことで気になることはすべて「働くことが原因」と結び付けて言うのです。 口調はやさしいのですが、私が働きながら育児をしていることを快く思っていないようで、かなり悩んでしまいました。 義母に同調しつつも私の考え方は曲げない義母の心ない発言にはショックを受けました。きっと義母自身が家事や育児に専念してきた方だったため、専業主婦が正しいという自負があるのだと思います。実際に4人の子どもを育て上げた義母に対して尊敬の念もあります。 とはいえ、働く必要があって育児と家事の両立に四苦八苦しているのに……と悲しくなってしまいました。 それでも働きながら育児をする選択は、私自身にも家族にとっても正しいという考えは曲げないようにしています。義母からの言葉はつらいですが、「お義母さんはすごいですね」と角が立たないように返しています。 義母の言葉はグサグサと刺さるものがありますが、受け流しながらなるべく穏やかに過ごすことにしています。ただ、その言葉が子どもに直接向けられたときには、夫を介して義母に「やめてほしい」と伝えるつもりです。そして、いつか義母が働くママの気持ちを少しでもわかってくれるときがきたらいいなと願っています。 イラスト/(c)chicchimama著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2024年06月30日私は2人の娘たちを育てています。今回は3月生まれである次女の保育園選びについて、どういった経緯で保育園を選んでいったか、決め手は何だったのかお話ししたいと思います。生後2カ月から保活スタート次女の保育園選びは、次女が生後2カ月くらいから始めました。狙うは次女が1歳過ぎに入所できる4月入園の1歳児クラスです。私の住んでいる自治体は激戦区で、人気の園は1歳児クラスが50人くらい待機している状態も普通にあります。したがって、早期から保活を始める必要がありました。 ちなみに私は「自宅で仕事をしている個人事業主」という扱いになるので、正直言って保活の持ち点が低く、元から人気の園は選ばないつもりでした。 小規模保育園を選択肢として挙げた次女は早生まれだったので、なるべく家庭的な手厚い保育をしてくれる保育園を希望しており、「小規模保育園」を選択肢として挙げていました。 もちろん、小規模保育園だからどこでも良いというワケではありません。慎重に決めたかったので、保育園の見学は小規模保育園を中心に10カ所は見て回りました。 自由度の高さが保育園選びの決め手たくさん見学してきた中で一番よかったのは、「モンテッソーリ教育」を取り入れている小規模保育園でした。「モンテッソーリ教育」は、“自由に個別活動をさせる”という特徴があるそう。具体的には、公営住宅の中に園があるので、お散歩や外遊びも必ず一斉におこなうわけではなく、個々に「外に出たい気持ちになれば出る」といった具合でした。 また、モンテッソーリ教育独特の「おしごと」と呼ばれる普段の活動は、自己選択が重視されます。そのため、手先の作業を集中しておこなう遊びに夢中になっている際は、無理に外遊びへ連れていかず、室内遊びに集中させてもらえるのです。 ほかにも、この園では食育を大切にしていて、昼食はもちろんのことおやつまですべて手作りで、園児たちと一緒に野菜を洗うなど「お料理のお手伝いをしてもらう」ことに積極的な園であることも好感度が高かったです。そして、何よりも良いなと思ったことは、午後睡のあとも外遊びができるということでした。 小規模保育園には園庭がないところが多いようです。私の選んだ園も園庭はありませんが、公営住宅の中にあるため、午後睡のあとも簡単に敷地内の広場や散歩道に出入りしやすいなど、自由な環境が好印象でした。また、私自身が1歳から保育園に入っていたこともあり、「子どもが今したいことを尊重してくれる園」ということを重要視しました。 イラスト/塩り著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月30日今から約20年前の、長女が2歳、次女が0歳だったころの話です。夫は当時サービス業勤務だったため、土日に休みになる事はあまりなく、義実家に子どもたちを連れて行く機会がほとんどありませんでした。そんな中、まさかの事態に……。義母の困った行動孫のことが大好きな義母は、なかなか孫たちに会えないことが寂しいのか、娘が通っている保育所が休みの日曜日にアポ無しでわが家に来る事もしばしば。娘をかわいがってくれるのはうれしいのですが、アポ無しで来られると私も不在の場合などに困るので、夫にその旨を相談し、せめて『何時くらいに行く』と連絡がほしいと伝えてもらいました。しかし義母は、「息子の家に行くのに、アポなんか必要ない!」と言い張り、アポ無し訪問をやめてくれません。困った私は、義姉に相談しました。すると、パッタリ! 義母がわが家に来る事がなくなりました。私は、少しは気にしてくれたのかな? くらいに思い、深く考えずにいたのですが……。 ある日、娘を保育所に迎えに行くと、なんと娘がいないのです! 先生に事情を聞くと、「おばあちゃんがお迎えに来て帰りました」と言われました。当時は代理のお迎えに対して特に規定はなく、お迎えに来たと言われれば、本人確認などはせず引渡していました。私は驚いて、義母に無断でお迎えに行かないでほしいと伝えます。 このことを義姉に相談すると、義母に強めに言ってくれたらしく、それ以降アポ無し訪問もなくなり、勝手に保育所から連れて帰る事もなくなりました。保育所で本人確認を細かくするようになったのはそれからしばらく経ってからのこと。今だったら連れ去り事件になりそうなことを、義母が何とも思っていないことにも驚いた一件でした。義母にはただ「やめて」と言うのではなく、具体的な理由を添えて伝えればよかったかもしれません。 作画/赤身まぐろ著者:月岡 佑
2024年06月29日当時4歳娘の入園をきっかけに知り合った、ママ友のEさん。娘同士が仲が良くなったこともあり、連絡先を交換しました。しかし、このEさんは頻繁に連絡を取り続けたい人で、一方の私はメッセージのやりとりが苦手。ある日、幼稚園でEさんに会うと、私がやりとりを切り上げたことについてお怒りの様子。とっさに私は……。ずっとつながっていたいママ友Eさん娘同士の仲が良かったことをきっかけに、連絡先を交換したEさん。最初のやりとりは「よろしくお願いします」、「こちらこそ」とたわいもない会話で終わりました。私としては「また何か必要なときに連絡することもあるかな」くらいに思っていたのですが……。 すぐにEさんから「娘ちゃんて何か習い事してる?」と連絡がありました。「何か習う予定でもあるのかな?」と思いつつ「何もしてないよ~」と返すと、今度は「うちはピアノと水泳やってるの!」と返事がきました。 正直なところ、私はこまめな連絡が苦手です。ただこのときは「仲良くなりたいのかな?」と思い、頻繁な連絡に付き合っていました。 限界になり連絡を止めると、お怒り!頻繁な連絡に付き合っているうちに、「今日雨降りそうだね」、「昨日食べ過ぎて1kg増えちゃったー」などの連絡がどんどん続いてくるようになりました。 何度も「これで返信しなくても不自然じゃないし、返信せずこれで終わりにしよう」という場面があったのですが、そのたびに新しい話題を振ってくるEさん。「じゃあ、続きはまた幼稚園でね」と終わりにしてみても、翌日には「ところでさ」とまた別の話題を振ってくるのです。 もともと、連絡をとるならメッセージよりも電話してしまう私。メッセージを送り続けることが嫌になり、最終的には「ごめん、ちょっと今家でバタバタしてて」と切り上げてから、新しいメッセージに返信するのをやめました。 すると数日後、幼稚園で会ったEさんはお怒りの表情。会うなり「なんで返事くれないの?」と詰め寄ってきました……。 最初にしておくべきだった断りEさんに聞かれ、とっさに「ごめん! 最初に言っておくべきだったって反省してるんだけれど、私メッセージのやりとりがすごい苦手なの!」と謝りました。Eさんは「え……、そうなの?」と勢いを落としました。「本当にごめんね。普段は全然スマホも見ないし、だからEさんが嫌いだとかそういうことではなくて……」と説明しました。 するとEさんは「それうちの親と一緒じゃん! もー、ごめんね! 同い年だからと思ってガンガンメッセージしちゃったよ!」と笑ってくれ、大きなトラブルに発展することは避けられました。 これ以降、私はママ友と連絡先を交換するときには必ず、「私メッセージのやりとりが苦手なんだけどいい?」と断りを入れるようになりました。最初に断っておくことで相手も「そうなんだな」と認識してくれ、私も無理に「すぐに返さなくちゃ!」とストレスに感じることがなくなり、ずいぶん気がラクになりました。著者:山口花2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
2024年06月28日子ども2人を連れて遊びに行った公園で出会った男の子。おもちゃを取ったり「刺すぞ!」と暴言を吐いたり、親子で嫌な気持ちに。忘れようと思っていたのに、まさかの場所で再会して……。 娘に向かって「刺すぞ!」娘が3歳、息子が生後10カ月のころの話です。公園で遊んでいると3歳くらいの男の子がやって来て、息子が遊んでいたおもちゃを突然奪いました。真っ先に声を上げたのは娘で、「それは○○くん(息子)の!」と怒り心頭の様子。すると男の子はなんと、「刺すぞ!」と娘に言い放ったのです。娘は引きつった顔。恐る恐る私が「この子のおもちゃだから返してくれる?」とやさしく伝えると、返してもらえました。そこに男の子の母親が登場。状況は見ていたはずですが、笑顔で「すみませ〜ん」と言って、さっさとその場から去ってしまいました。追いかけてひと言おうかと迷いましたが、娘が不安そうな顔だったためそのまま帰宅。その後も数日間、娘は「刺すぞ」と言われたショックを引きずっているようで、「怖い」「悲しい……」とずっと言っていました。娘には「もうあの出来事は忘れよう」と伝えたのですが……。 数週間後に迎えた新年度。なんと娘が通う保育園の同じクラスに、あの男の子がいたのです! 送迎時に男の子のお母さんに思い切って「数週間前にお子さんに『刺すぞ』と言われたことがショックだったようで、ずっと怖いと言っているんです」と伝えたのですが、お母さんはキョトン顔。出来事をもう少し詳しく話すと、「ええ〜! そんなことありましたっけ? 記憶力いいんですね!」と大笑いされてしまいます。娘が数週間引きずっている出来事を、相手がすっかり忘れていることにイラッとしましたが、それ以上言っても仕方がないのでその場は適当に話を合わせて帰ることに。 いつまで引きずってほしくないので、娘へは「あのときは男の子も嫌なことがあって機嫌が悪かったのかも。保育園では仲良くできるといいね。でも何か嫌なことがあったらすぐに先生やママに言ってね」と伝え、さらに「乱暴な言葉は使わない」「人の使っているものは取らない」と教えました。その男の子は保育園では乱暴な言葉遣いをしていなかったようで、数カ月後に娘も忘れることが出来たようです。 いくら傷ついた気持ちを伝えても、相手が出来事を覚えていなければ意味がありません。娘の気持ちのケアは大切ですが、やはり公園で暴言を吐かれたその場で、お母さんに声をかけるべきだったと反省した出来事です。 作画/Pappayappa著者:大谷りほ
2024年06月26日わが家には4人の子どもがいます。性格はそれぞれ違いますが、赤ちゃんのときに一番大変だったのが長女の人見知りです。私以外の人は全然ダメで、夫にすら私の姿が見えないと大泣き。私はトイレやお風呂にゆっくり入れないほどでした。そんな長女を、仕事復帰のため1歳から保育園に預けることに。家族相手にも泣いてしまうのに、「預けて本当に大丈夫なのか」ととにかく心配だったのですが……。人見知りが激しい長女長男と2歳差で長女が生まれ、夫の仕事は時間帯が不規則だったため、私がほぼワンオペで育児をしていました。長男は誰にでも抱っこされて懐いてくれていたので、みんなにかわいがってもらえるタイプ。けれど、長女は抱っこはされるものの、私の姿が見えなくなると大泣きし、私が見えると見事にピタッと泣き止みます。 それは夫に対しても同じでした。夫に長女を見ていてもらい、長男とお風呂に入っていると、長女の泣き声が聞こえます。「早くあがってー!」と夫の声。そのためか、夫はあまり育児に参加しなくなりました。 いざ、長女を保育園へ仕事復帰のため長男が1歳で保育園へ通い始めたように、長女も1歳から保育園に行くことに。不安だらけの中、慣らし保育が始まったのですが、長女は朝から大泣き。それでも慣れてくれないと困るので、心が締め付けられる思いで通わせ始めました。 保育園から「ずっと泣いていて給食が食べられないから、短時間から始めましょう」と提案があり、少しずつ時間を延ばすことに……。すると、少しずつ水分がとれるようになり、給食が食べられるようになり、最終的には保育園で1日過ごすことができるようになったのです。 見違えるほどの成長!1週間の慣らし保育が終わると、朝からも泣かずにニコニコと先生のもとに行く長女。「行ってらっしゃい!」と私に手を振るようになり、お友だちもでき、楽しく保育園生活を送れるようになりました。 長女は、それまでの人見知りが嘘のようにいつもニコニコ笑顔で人と接することができるようになり、たくさんのお友だちができました。それも、泣いてばかりいた長女を、やさしく根気強くお世話してくださった先生のおかげだと、本当に感謝しています。 今は高校生になった長女は、親戚に「あのころは大変だったね」と言われ、今では笑い話になり、かわいがられています。そして、赤ちゃんのころはあんなに苦手だった夫とも、今では仲良く話したり、一緒に買い物に行ったりしています。悩みのタネだった長女の人見知りが、保育園をきっかけに変わることができて本当によかったです。 イラストレーター/大福著者:松田みさと
2024年06月26日これは、次女が小学校1年生になったばかりの話です。次女は、誰とでもすぐに友達ができるような、とても明るくお転婆な子です。しかしまだまだ幼く、このまま小学生になって大丈夫なのかなあと不安な面もありました。娘が帰ってこない…!?1年生になって3日間は午前中で授業が終わり、先生と一緒に下校していて私も途中まで迎えに行っていました。しかし、4日目からは給食も始まり、近所の子たちと集団下校することになりました。ちゃんと帰ってくるかドキドキしながら待っていましたが、一向に帰ってくる気配がありません。帰ってくるであろう時間を20分ほど過ぎたので、近くまで探しに行きましたが、他の子も帰ってしまっているのか誰もいません。すぐに学校に電話をかけ、私は学校へ向かいました。着いた途端担任の先生が「見つかりました!」と走り寄ってきて、私も一気に力が抜けたのを覚えています。どうやら校門を出て反対方向へ行っていたようで、「家がない」と近くにいたおじさんに助けを求めたそうです。その方が学校へ電話してくださり、ことなきを得ました。 ◇◇◇ 実はこのとき、クラスメートの男の子も一緒に2人で迷子になっていました。1人ではなかった分、少し心強かったようです。今ではその子のお母さんと、笑い話になっています。その事件後、校門を出てどちらにいくのか、もう一度確認をしました。やはり1年生。入学前に何度も行き帰りの道を教えておくべきだったなと反省しています。 作画/まげよ著者:井上蘭奈30代、5歳、7歳、9歳の3姉妹を育てる母。フリーランス。趣味はアニメ鑑賞。
2024年06月23日うちの近所には、娘と同い年の女の子を育てるママ友がいます。サバサバしていて明るい人柄が好きだったのですが、会うたびにファッションチェックをしてくるのです。ついには娘の服装にも口出しされ……!? マウントを取ってくるママ友ご近所のママ友は、いつもブランドもののおしゃれな服装をしており、持っているバッグも高級そう。対して私は、ファッションにこだわりがないので、いつもプチプラファッションに身をつつんでいました。 ママ友はサバサバした明るい性格なのですが、ファッションのこととなると、私に対して口出ししてきます……。同じ洋服を何度か着ていると「いつも同じの着てるね。そんなにお気に入りなの?」と嫌み。少し肌寒い日には「やっぱ安物の生地って薄いよね〜。それ寒くないの?」とまた嫌み。さらに「うちは夫が『いい素材を使っている服装が好き』ってタイプだからうるさくって〜。私や娘へのお洋服のプレゼントはいつも海外の高級ブランドなの。私は国内ブランドのほうが好きだって言ってるのに、困るよね」と自慢のような話までしてくるようになり、私はモヤモヤが止まりません。 ある日、2歳の娘を連れて保育園に登園中、同じく登園中のママ友とバッタリ。その日は絵の具遊びをすると聞いていたので、娘には汚れてもいい着古した半袖シャツを着せていました。相変わらず、ハイブランド服に身を包んだママ友とその娘。ママ友は私の娘をチラッと見て「ふふっ。“蛙の子は蛙”ってヤツ?」と鼻で笑ってきたのです。娘のことまで口出しされて、私はさすがにイラッ。「あなたこそ、娘ちゃんがマネしちゃうから、あんまり嫌みを言わないほうがいいんじゃない?」と笑顔で伝えると、ママ友は言い返されたことに驚いたのか、ポカン顔。その後はあいさつのみの関係になり、ファッションについてあれこれ言われることはなくなりました。 ハイブランドを着ていようが、プチプラブランドを着ていようが、大切なのはその人の心持ち。娘には人を見た目で判断しないように育ってほしいなと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:沢田 かほ
2024年06月22日マンモス幼稚園に入園した3歳のわが子がもうすぐ春休みを迎えようとしていたころ、事件は起こりました。夏休みごろから仲良くなりだしたA子ちゃんとの間にトラブルが起きたのです。幼稚園の先生方もしっかりと解決に向かって対応してくださったのですが……。 ※訂正:(誤)わが子の手→(正)わが子の指 娘の指に切り傷が幼稚園に入園し、早くももうすぐ春休みというころ、娘の指の内側に切り傷があることがわかりました。切り傷の理由を聞いたところ、ハサミを使っているときに間違って自分で切ってしまったというのです。 しかし、切り傷の状態を確認すると、自分で切ってしまった傷にしては不自然なかたちの傷だと感じ、娘に再度、聞いてみることにしました。 お友だちにハサミで切られたという娘娘にどのようにハサミを持っていたら傷ができたのか聞いてみたところ、お友だちのA子ちゃんにハサミで切られたと言われました。娘の指の傷の状態を見ると、自分で作った傷というよりも他人から切られたと言われて納得ができるものでした。 けれども、幼稚園の子ども同士がハサミで相手を傷つけるというのも理解できるものではありません。刃物で切られるという体験は今後のことを考えても良くないと思い、思い切って幼稚園へ相談してみることにしました。 幼稚園で子ども同士から事実を確認することに娘がハサミで指を切られたことを幼稚園に伝え相談したところ、幼稚園側も驚いてすぐにA子ちゃんへ事実を確認してくれることに……。先生方が慎重に確認した結果、A子ちゃんが娘の指を切ってしまったとのこと。 そこで幼稚園側と話し合いの機会を持ち、大ケガに至らなくてよかったけれど、刃物でケガをしないようよく見ていてほしいと伝えました。不安な気持ちは残りましたが、幼稚園の先生方にお願いするしかないと考えました。 予想外の気まずい出来事私としては娘がケガをしてしまい放っておくわけにもいかないので幼稚園の先生に相談したのですが、A子ちゃんの保護者からすれば大変ショッキングな出来事のようでした。 その後、A子ちゃんの保護者が幼稚園の登園場所で待っていて、私と娘に泣いて謝る騒動に……。今回のことはA子ちゃんの保護者が悪いわけではないので、A子ちゃんの保護者に今後様子を見ていただけたらと伝えました。 娘の通っている幼稚園は、子どもの面倒や様子をよく見てくれていると感じていますが、全員に目が行き届いている状態ではありません。親としては娘に対して、嫌なことをされたらやめてほしいことを伝えるなど、ケガをする前に逃げるという当たり前のことも教えていかなければと、育児の難しさを痛感した出来事でした。 作画/はたこ著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月22日私は7歳と3歳の息子を持つ父親です。長男は家ではとてもおしゃべりで活発なのですが、外に出ると、家にいるときとは別人のようになり、感情を出さずしゃべりません。そんな長男は保育園でどうしているのだろうと心配して、私は先生に聞いてみることにしました。すると、驚く返答があったのです……。典型的な内弁慶で保育園生活が心配家ではとてもおしゃべりで常に何か話している長男。しかし、外ではびっくりするほどおとなしく、ほとんど話しません。家族以外の人と話すのが恥ずかしいようです。 保育園での生活はどうしているのか心配になって先生に聞いたところ、家にいるときのように感情を出して自分から話すことは少ないようでした。誰でも家と外での違いはありますが、長男の場合、差が大きいので私と妻は心配していました。 何も話さない長男に保育園での生活を見る機会があり、長男には内緒で行きました。長男からバレないように教室をのぞくと、友だちの輪からはずれてひとりで遊んでいる姿が見えました。 やっぱり輪に入れずにいるのか……とショックを受けつつそのまま見ていると、やがてひとりの子どもが何も話さない長男に話しかけてくれていました。しばらく見ていましたが、その後も友だちに声をかけられたりしていてどうやら信頼関係はある様子。しゃべらないのになぜだろうと思い先生に聞くと、思いがけない答えが返ってきて驚きました。 思わず涙が…先生のお話では、長男はとても気が利いてやさしい面を持っているとのことでした。保育園でプール遊びをしたある日、具合が悪くてプールに入れず先生と過ごす子がいたそうです。そのとき、長男もプールへ入らずにその子と遊んで一緒に過ごしたと先生は言っていました。 また、給食の時間にひとりでテーブルに座って食べている子がいたときも、その子がひとりにならないように自分もそのテーブルに移動して一緒に食べたそうです。人見知りでおしゃべりできない長男が、なぜ友だちから信頼を得ているのかがわかり、涙が出ました。 私は外で話せないことを叱ったときもありましたが、長男なりにコミュニケーションを図っていたことがわかり、叱ったことを反省しました。思い返してみると私も幼いころは人見知りで内弁慶だったため、長男も似たのだなと感じています。家にいるときと保育園にいるときのギャップはいまだに大きいですが、人見知りなのは長い目で見守ろうと思います。著者:佐藤 稜7歳と3歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月22日息子が幼稚園に通っているときのことです。ある朝、息子の幼稚園の支度が終わり、いつもの様に息子はリビングでテレビを見ていました。その隙に私は、幼稚園に送るため洗面所で自分の身支度をしていました。ほんの一瞬目を離したら…身支度が終わりリビングに戻ると息子がいません。トイレやお風呂場、2階など探してもどこにもいません。焦った私は外かもと思い飛び出そうとしたとき、息子のお友達のお母さんから電話がかかってきたのです。「息子くん、うちに来てるよ。びっくりしたよ!」と。息子は近所のお友達の家にいたのです。その日、なかなか片付けない息子に対し叱ってしまったことが原因で家を出てしまったのでした。息子が1人で外を歩いている姿を思うとゾっとしました。 ◇◇◇ もう2度とこのような事をおこさないために、玄関ドアのドア鈴を購入し取り付け玄関を開けたかわかるようにしました。そして、息子への叱り方も変えました。この出来事をきっかけに、子どもは何をするかわからないものだと改めて思いました。 作画/てる子著者:林さくら子どもはもう社会人になり子育ては一応終了ですが、いくつになっても子どもは子どもで手助けしている母です。
2024年06月21日まだ預けるのは早いと思いながらも、仕事復帰と第4子の妊娠を機に、生後6カ月で保育園に入園させたわが家の次男。罪悪感を抱きながらも、娘を預けてみることにしたのですが……?まずは支援センターへ!次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれているし、わが家の家族も先生方をみんな知っています。 まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気づかってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。温かい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園にお願いすることを決めました。 保育園で大人気の次男くん!いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎を受けました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。 当の本人も最初はきょとんとしていたものの、初めて見る大勢のお兄さん、お姉さんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。 「小さいうちに預けるとラクよ」のひと言登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もお兄さんやお姉さんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。 ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、お仕事してね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんを、とても心強い存在に感じた瞬間でした。 保育士さんからも、園児からもかわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生の温かい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。 イラストレーター/大福 著者:ライター 木村なち
2024年06月20日息子がまだ3歳のころ、息子の通う保育園に仲の良いママ友がいました。お互い男の子のママで年齢が近かったこともあり、私たちはすぐに意気投合。子どもたちも仲が良く一緒に過ごす時間が増えていきました。そんなときに突然起こったトラブル……。ママ友との関係に溝ができてしまいました。 息子を連れて保育園に登園したら…いつもどおりの朝。私は息子を連れて保育園に登園しました。門をくぐったところで「おはよー」という声。振り向くとママ友とその子どもが後ろから歩いてくるところでした。ママ友の子どもは無言で近づいてくると……、突然「バシッ!」っと息子の背中を強く叩いたのです! 痛みとショックで泣き出す息子。一瞬何が起きたかわからずフリーズする私……。「ごめん! 大丈夫だった!?」。ママ友が慌てて私たちのほうへかけ寄ってきました。ママ友は息子の様子を気にかけてくれましたが、自分の子どもに注意する様子はなく、「あの子、今日は朝から機嫌が悪いのよ」。そう説明するママ友。息子はすぐに泣きやみましたが、私の中でモヤモヤした気持ちが膨らんでいきました。 ママ友の態度に怒りがおさまらない「どうして、叩いたことを子どもに注意しないのだろう……」。その後も私の中でママ友に対する疑問がわいてきて、怒りへと変わっていきました。その日の保育園の帰りにママ友親子にばったり再会。「朝はごめんね。最近よく叩くのよ。この前も遊び場で他の子を叩いちゃって……でも子どもだから仕方ないよね」。 そう話すママ友の言葉に「子どもだから仕方ない? どういうこと?」と、怒りが増していく私。子どもたちは何事もなかったかのように楽しく遊んでおり、朝の出来事を引きずっているのは私だけでした。 ママ友に自分の気持ちを伝えてみた気持ちが晴れないまま時は過ぎ、私はママ友親子と過ごすことがだんだん苦痛になっていきました。このままではいけないと思い、思い切って「その場で子どもにきちんと注意してほしかったこと」をママ友に伝えたのです。 私の言葉に驚くママ友でしたが素直に聞き入れてくれて、その日から子どもが手を出すと注意してくれるようになっていきました。態度を変えてくれたことがうれしかった反面、一度覚えた不信感を消すことはできず、そこへママ友家族の引っ越しも重なり私たちは疎遠になっていきました。 あれから5年以上たち、私は3人の子どもの母親になりました。今でもママ友に自分の気持ちを伝えたことが果たして正しかったのだろうかと考えることがあります。しかし、自分の子どもが暴力を受ける姿を見るのは悲しいですし、「子どもだから暴力をふるっても仕方ない」というママ友の考え方を受け入れることは私にはできませんでした。仲の良いママ友でも関係が壊れてしまうことがあるということを身をもって経験した出来事でした。私も自分の言動に気を付けていこうと思います。 イラストレーター/miyuka著者:小林ゆかこ
2024年06月19日年少のとき、絵本にあまり興味がなかった次男。子ども園での読み聞かせに集中できず、連絡帳にその旨を書かれてしまいました。私は、興味のない本を読むことを強制したくはないけれど、一方で、ストーリー性のある絵本に触れ、想像力を豊かにしてほしいとも考えていました。そんな私に担任の先生がアドバイスをくれました。そしてそれを実行してみると……!? 図鑑にしか興味のない次男次男が子ども園の年少のときの話です。園生活にも慣れてきた、5月下旬のある日のこと、連絡帳に「◯◯くんは、絵本タイムにはあまり関心がないようで、友だちに話しかけたり、おもちゃで遊んだりしています」と書かれていました。 わが家では、毎晩寝る前に読み聞かせをしているのですが、当時次男が好んでいた本の大半は、たしかに図鑑や何か指定された物を見つけるといった、読み聞かせるのにはふさわしくない物でした。ただ、当時の私は「そのうちストーリー性のある絵本にも興味が出てくるだろう」と、楽観視していたのです。 強制はしたくないけれど…しかし、それから約半年後、また連絡帳に「楽しさを感じてもらえるよう、工夫しているつもりなのですが、絵本タイムはどうしてもそわそわしてしまいます。」と書かれてしまったのです。私は工夫してくださっている先生方に申し訳ないと思いつつも「本人の興味がある本を読んであげるのが一番良いと思うので、わが家では図鑑の読み聞かせをしています」と返信しました。 本人が興味のない絵本を読み聞かせるのは、本人にとっても、それを聞いてもらえない親にとっても、ストレスになると感じていたからです。ただ「本当は、想像力が豊かになるような、ストーリー性のある絵本を選んでほしいと思っています」とも付け加えました。 先生がくれたアドバイスとはすると先生は「たしかに図鑑などでは、お話のイメージが広がらないかもしれませんね。時間が許せば、そうした図鑑などに加え、ご両親おすすめのストーリー性のある絵本も読んであげるといいかもしれません」とアドバイスしてくれました。 また、次男のクラスにほかの保護者の方が読み聞かせに来たときに、珍しく集中して見ていたという絵本も教えてくれました。私はこれを聞き、「それなら次男も興味を示してくれるかも」と思ったため、さっそくそのシリーズの本や、次男が好きな恐竜や昆虫が出てくる図鑑以外の本を、図書館で借りて読み聞かせることに。 長めの絵本も読めるようにするとその約1週間後、連絡帳に「お母さんの願いが通じました! 読み聞かせのときに、一番前で見て『おもしろかった!』と言ってくれましたよ」と書かれていたのです。私はそれを聞き、その後も同様の方法で、読み聞かせを続けるようにしました。 すると次男は次第に、昔話のような長めの物語でも、最後まで集中して聞いてくれるようになったのです。ストーリー性のある長めの絵本だとしても、本人が少しでも興味のある物が出てくれば、徐々に楽しめるようになる、ということがわかった出来事でした。 ほかの保護者の方が読み聞かせをしたとき、絵本に興味を示した次男のわずかなサインを見逃さず、また、絵本が好きになるかもしれないという可能性を捨てず、根気強くアドバイスをしてくださった先生に、心から感謝しています。これからも息子たちのそのときどきの興味を見逃さず、心や想像力を豊かにする絵本を選んであげたいと思います。 イラストレーター/ねね著者:今岡めい
2024年06月18日保育士の中田馨さんが、保育園への持ち物についていろいろ教えてくれました。特に梅雨時期は衣類も乾きにくくなり注意が必要に……。ママも忙しいけれど、しっかりチェックしておく必要ありかも!?こんにちは! 保育士の中田馨です。新年度に入り2カ月が過ぎ、新しい生活やクラスの雰囲気にも慣れてきたころだと思います。 今回は保育園に持っていく荷物で、再度確認してほしいことや、梅雨時期に気をつけておきたい子どもの持ち物についてお話しします。 生乾きのまま持って行ってない?梅雨時期の悩みは「洗濯物が乾かない」ではないでしょうか。わが家は乾燥機がないので、この時期は特に洗濯物が乾ききらず、朝に子どもの服や靴をドライヤーで乾かして……! という経験を今もすることがあります。 私の保育園でも「きっと乾かなかったんだな」という衣類、タオルを持って来られる方がいます。私も働く母親なので、夕方に洗濯して干して次の日に持って行く物は特に、洗濯が大変なことはわかります。 しかし、衛生面や匂いのことも配慮していただけるとありがたいです。生乾きとわかったら、私の保育園では干しなおします。においが気になったら使わずにお返しすることも。保育園側のそういった手間もできれば省きたいところです。 古くなっていない?特に、タオルやガーゼ類、スタイ、肌着などで多いかな? と思うのが、タオル類の黒ずみです。どうしても使っているうちにだんだんと色が黒っぽくなってきますよね。毎日使うものなので、見慣れてしまい「こんなものか」と思いがちなこれらの肌着やタオル類。 サイズアウトしたものは成長に伴うものなので定期的に大きなサイズへの買い替えをお願いしやすいのですが、保育士側から「タオルが古いので替えてください」とは、なかなか言いづらいものです。肌触りも変わってくるので、ぜひ見直しをお願いします。 私も子どもたちに持たせるハンカチを定期的に買い替えていますが、新しいハンカチと並べてみると「わ! こんなに古くなっていたんだ!」とびっくりします。 破れていない?衣服が破れていないか? をみてみましょう。子どもの動きはとっても活発です。親が想像もつかない動きをするので、服が破れることはよくあることです。 わが家の息子も「またひざ小僧破いてきて!」という時期がありました。中学生になり入学して3日で制服のひざ小僧を破いてきたときはトホホ……でしたね。 そんな子どもですので、多少の破れは気にしなくてもよいのですが、大幅に破れているとその部分が引っかかり怪我につながることもあります。買い替えてもらうことももちろんよいのですが、破れた部分に布やアップリケを付けてもらうでももちろん構いません。 買い替えたときは名前の記入を忘れずに!衣服やタオルなどの見直しをして、足りないものを買い替えてもらったときに忘れがちなのは「名前書き」です。 保育園は同じ年齢の子どもの集まりですので、サイズや服の雰囲気などがどうしても似てきます。お返しする衣服やタオルを他のお子さんと間違えないように配慮していますが、保育士も人間ですので入れ間違えることがあります。 たいていは「別の子のものが入ってました」と持ってきてくださりますが、困ってしまうのは行方が分からなくなったときです。 名前が書いてあれば「〇〇ちゃんのこういう特徴の服がお手元にありませんか?」と依頼して見つかりやすいのですが、名前がないとそれが難しくなることも。もらい物の衣服で別の子の名前が入ったものも同様です。少しの手間をかけていただけると、保育士が助かります。 保育園での生活を、安全に清潔にスムーズに過ごすためにも再度見直してもらえると助かります。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。
2024年06月17日年中の息子と2歳の娘が通う保育園。送迎時の先生方は、私たち親子に気がついていると思うのですが、あいさつをしてくれません。私は毎日寂しさとモヤモヤを感じていました。さらに、先生たちは悪口まで言い始めて……? あいさつを無視される…息子と娘が通う保育園の入り口には先生方のオフィスが横にあり、いつも扉が開いています。送迎時に、オフィスにいる2~3人の先生たちに向かって私は必ず「おはようございます」「おつかれさまでした」などのあいさつをするのですが、先生たちは誰もあいさつを返してくれません。もしかしたら気づいていないだけかもしれませんが、その対応にさみしさを感じてしまいます。しかし、先生たちも忙しいんだろうなと思ってあまり気にしないようにしていました。 そんなある日、お迎えの帰りにオフィスに向かっていつものように「今日もありがとうございました」とあいさつをしましたが、その日もやはり先生たちからの返事はありません。それどころか、その場にいない娘の担任の先生への悪口で2~3人の先生たちが盛り上がっていたのです。「あの先生って、仕事トロくて困るよね~」「保護者からちょっとクレーム入っただけで泣いちゃってさぁ」と言いたい放題。いつもお世話になっている先生の悪口を耳にして、私は嫌な気持ちに……。息子も「何のお話しているのかな」と私に聞いてきて、誰のことも悪く伝えたくないため「なんだろうね~」としか返せませんでした。とはいえ、相手はあいさつも無視してくるような先生たち。この場で私の意見を言っても、聞いてくれるかは疑問です。そこで、私は玄関に置いてある園への意見箱に「送迎時にあいさつがなく親子で寂しい思いをしている。先生方も忙しいのはわかるが、他の先生のできていないところを話しているのを聞くと不安になる」と紙に書いて入れました。 するとそれから数日後、送迎時に先生方からあいさつをしてくれるように。また、以前のように先生同士で会話をしていて、送迎時にスルーされることもなくなったのです。意見箱の意見は園長先生がすべて目を通しているそうなので、先生方に注意をしてくれたかもしれません。意見箱に投書することは告げ口のようで気が引けていましたが、状況が改善されたことで、私は気持ちがスッキリ。どんな形であれ、思っていることを伝えることは大切だなと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:井島りほ
2024年06月17日現在小学生の娘が幼稚園に入園したころ、幼稚園の委員に立候補しました。娘のためと思って委員の仕事を頑張っていることを、夫も理解してくれていると思っていました。そんなある日、夫のひと言で実は気持ちがすれ違っていたことに気づいたのです……。妊娠中から娘を溺愛していたパパ夫と結婚してから5年、待望の長女が生まれました。妊娠中から娘を溺愛していて、私が出かけるときは、おなかの赤ちゃんと離れるのをさみしがっていたくらいです。生まれてからはもちろん、自営業で多忙のなかでも、在宅ワークなのをいいことにちょくちょく休憩を入れては、娘を眺めていました。 私も娘がかわいくて仕方がなかったので、親バカ対決のようなことをしていた覚えがあります。娘の初めての寝返りやハイハイなど、成長の喜びも共有していました。夫との付き合いは学生のころからだったこともあり、私はすっかり、娘に対する気持ちは夫も私も同じ、と思い込んでいたのです。 幼稚園へ入園して委員に立候補娘が幼稚園へ入園してすぐの保護者会で、委員を決めることになりました。人見知りな性格なので勇気がいりましたが、思い切って立候補しました。というのも、なかなか決まらない空気に耐えかねて、思わず手を挙げてしまったのです。しかし、立候補したことを後悔はしていませんでした。委員をすればわが子の園での様子がよくわかる、と聞いていたからです。 大変なときもあるかもしれないけれど、園での娘の様子を報告できるし、夫も応援してくれるだろうと思っていました。ところが、委員になったことを伝えたとき、夫はいい反応をしませんでした。 委員としての時間が家事に影響するように委員の会議や作業は基本的には保育中でしたが、時期によっては家での作業が発生することもありました。委員をやるからにはしっかり役に立ちたい! と思う私は、力が入りすぎてしまうこともあったかもしれません。 ただでさえ、娘を幼稚園に預けているときに帰宅できない日は、家事が滞りがちなのですが、娘の寝たあとなど、普段なら残りの家事をする時間に委員の作業をしてしまうこともありました。しかし、今は仕方がない。それが娘のため、ひいては娘を溺愛している夫のためでもある、と思っていたのです。 習い事のお手伝いも引き受けたら……そんなある日、娘を習い事に送っていったところ、発表会の当日楽屋でお手伝いをしてくれる保護者が足りなくて先生が困っているという話を聞きました。このお手伝いも、娘の様子を間近で見られるというもの。もともと困っている人を放っておけない性格である私は、「よかったらやりますよ」と申し出ました。 それを夫に伝えたところ、急に不機嫌になり、「これ以上やるの?」と言ったのです。それまで口に出して言われなかったので気づかなかったのですが、ここのところ家事が疎かになりがちなことを、夫は不満に思っていたようでした。 私は、育児に関することを頑張ることは夫のためでもあると思っていて、ワンオペ育児で家事も育児もすべて任されていたので、多少好きにやらせてもらってもいいだろうと思っていました。しかし、育児に関する考え方はパパとママでは全然違うということに気づかされました。これからは、小さなことでもきちんと話し合ってから決めようと反省した出来事です。著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2024年06月16日ある日、娘の通う保育園のグループラインに園ママから1通のメッセージが届きました。内容は「ママと子どもたちみんなでランチ会をしませんか?」というものでした。ボスママ気取り!?怖い!しかし、平日は仕事をし、休日は家族の時間や習い事で忙しくなかなか予定が合わずにいました。すると突然、「集まりが悪いからランチ会延期にします」という内容のメッセージが投下されたのです。続けて「でも、予定が会う人だけでも…」と食い下がるメッセージが。すると、同じクラスのママ友から「もう限界!助けて」とメッセージがあり、会うことに。 ママ友はげんなりしながら、ランチ会を主催した園ママから個人的にメッセージが来たと言い、無言でスマホを見せてくれました。メッセージを見ると「せっかく私が声かけしたのになんで集まらないわけ?」「みんな、やる気あるの?」とボスママ気取りのメッセージが何通もあり、園ママの裏の顔に恐怖で震えました。 ◇◇◇ その後、誰も集まらずランチ会は延期となりました。延期となっただけなのでまたいつメッセージが投下されるのかとヒヤヒヤしています。「保育園は子どもを預けるところで、ママ友を作る場所じゃないのに…」と思ってしまいました。 作画/まげよ著者:佐藤ゆう40代、2児の母。子どもと一緒に推し活を楽しんでいます。
2024年06月16日わが家の5歳の双子は2人とも自閉スペクトラム症の診断を受けており、現在は保育園と療育の両方に通っています。そんな中、彼らにとって一番苦手な行事である生活発表会が催されることになったのですが……。1年前に受けた衝撃集団行動がとても苦手なわが家の双子の息子たち。1年前に自閉スペクトラム症の診断を受けた直後に保育園で催された年少クラスの生活発表会では、クラスメイトと同じ動きがまったくできず、完全に浮いていました。 その様子を見て、「医師の診断はやはり正しかったんだ……」と私は強いショックを受けるとともに、2人の障害を受け止める覚悟を持つことができたのを覚えています。 その日からあっという間に1年が経ち、年中クラスの生活発表会が催されると聞いたとき、私は1年前のことを思い出して不安になりました。 しかし、2人は以前と比べてたくさんのことができるようになってきています。「ドンと構えよう。周りの子ではなく、1年前と比べてできたところを褒めてあげよう」。そう自分に言い聞かせ、発表会の日を待ちました。 緊張の発表会で2人は…そしてあっという間に当日を迎え、私は緊張しながら2人の出番を待っていました。すると……。なんと、2人は舞台袖から走り出てくると、みんなと一緒に演技を始めたのです。 もちろん、クラスメイトと比べたらセリフもままならないし、動きも少しズレています。歌もテンポが外れているし、出番以外では走り回ってしまっています。 それでも1年前とはまったく違い、クラスメイトとともに懸命に演技をする2人の姿がそこにはありました。 感動のあまり、思わず涙した私。そして、この1年の2人の頑張りを実感するとともに、2人を支えてくださったすべての人々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。1年前はショックを受けてしまった生活発表会。しかし、今年は双子の成長を実感することができた素敵な思い出となったのでした。 著者:木下うめ子
2024年06月15日私には幼稚園、年中の娘がいます。活発な子で、手や足にけがをしてくることは日常茶飯事。ある日派手に転んで、ひざに大きなけがをして帰ってきました。数日経つと傷はかさぶたになり、やっとお風呂も痛がらずに入れるように。そんな安心していたころ、かさぶたが大きくはがれ、血が滲んでいたのです。娘に状況を聞くと驚きの事実が判明して――!? かさぶたが剥がれた理由その日幼稚園から帰ってくると、かさぶたになった傷に再び絆創膏が付いていたのです。娘が「血が出ちゃったから」と言うので絆創膏を剥がしてみると、かなり大きくはがれて血が滲んでいました。 そこで私が「気になって剥がしちゃった?」と聞くと、突然みるみるうちに、娘の目には涙が……。私は驚いて理由を聞きましたが、娘はなかなか口を開いてくれませんでした。 時間をかけて話を聞くと、なんと幼稚園でおままごと中にお友だちがかさぶたを剥がしてしまったとのこと。娘はさらに「痛かったけど〇〇ちゃんとおままごとしてただけだから。〇〇ちゃんのママにも先生にも言わないで」と続けました。 娘が話さなかった訳娘が落ち着いてから、園から帰ってすぐに話さなかった理由を聞くと、「〇〇ちゃんが怒られちゃうと思ったから」と心配そうに答えてくれました。 私は娘のやさしさを大事にしたいと思い、園やお友だちのママには何も言わないでおくことにし、「秘密にしたいことは守るから、痛いことや悲しいことがあったらいつでも話してね」と伝えたのでした。 かさぶたを剥がされたときの痛みを想像すると、親として何も言わずにいるのはつらい気持ちもあります。けれど、痛い思いをしたにもかかわらず、お友だちを心配して何も伝えなかった娘の気持ちを尊重することにしたのです。おままごとでかさぶたを剥がしてしまうなんて大人からすると想像もしない事件でしたが、娘のやさしさを改めて知り、涙した出来事でした。イラスト/まげよ著者:河原りさ
2024年06月14日現在小学1年生の長男はASD(自閉スペクトラム症)で、写真、特に集合写真が大の苦手です。幼稚園では、行事ごとに必ず集合写真を撮っていたのですが、長男を写真に入れるために、先生方と私で毎回大変な思いをしていました。今回は幼稚園最後の思い出、卒園写真での出来事です。集合写真が苦手な長男ASDの特性上、整列することや、シャッターに合わせて笑顔をつくることなどが求められる集合写真は、長男にとって苦手中の苦手です。 園から頂く集合写真の中の長男は、先生の後ろに隠れたり、クラスの旗で顔を隠したりしているものばかりでした。 卒園写真でも大暴れ…卒園式は、パニックになりながらも何とか終わり、ついに写真撮影の時間がやってきました。いつもと違う雰囲気に敏感になり、疲れも出ている長男は、大暴れして抵抗します。 いつもだったら私もあきらめますが、幼稚園最後の思い出に、どんな形でもいいから写真には写ってほしいと必死でした。 最終的に長男は、泣きながらも私の横で写真撮影に参加してくれました。肌寒い日でしたが、私と長男は汗びっしょり。袴姿で長男を追いかけてくださった先生は、もっと大変だったと思います。 完成した写真を見て驚き!卒園式から3週間後、できあがった写真には、私の体から顔だけ出している長男が満面の笑みで写っていました。なんとカメラマンさんは、長男がほんの一瞬見せた良い顔を見逃さず撮ってくださっていたようで、集合写真に長男の笑顔の写真を合成してくださったのです。 そしてこのとき選ばれた笑顔は、大好きな担任の先生に抱っこされたときのものでした。カメラマンさんのプロの技には脱帽です。 このとき、文句も言わずに待っていてくれたお友だちと、温かく見守ってくださった親御さん、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。この卒園写真には、長男の特性を理解し、いつも真剣に向きあってくれた幼稚園の思い出すべてが詰まっている気がします。 著者:木山みのり監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月13日息子が年少のとき。園バスのない幼稚園だったので、雨の日も自転車で送迎していました。その日は朝から雨。いつも以上に気をつけながら走っていたのですが……。 子どもの傘が原因で大変なことにドタバタと朝の準備を終え、レインコートを着て、子どもを自転車の後ろに乗せてさぁ出発!スピードを出さず、気をつけて走っていました。 10分ほど走り、もうすぐ幼稚園に着くなというところで「ガガガガガーーー!!」とすごい音が。自転車の前カゴにのせていた子ども用の傘がカゴから出てしまったのです。そして自転車の車輪に入り込んでしまい……。 自転車が倒れることはありませんでしたが、何ごとかとびっくり。ちょうど横断歩道だったので、車がくるのではないかと気持ちも焦りました。道路脇にはトラックがとまっていましたが、運転手さんはこちらを気にかけてくださり……、ホッとしたのを覚えています。 いったん自転車をおりて気持ちを落ち着け、息子に声をかけ、そこからは自転車を押して幼稚園まで行きました。この後、雨の日はバスを使った方がいいかもねと夫婦で話し、それ以降は自転車を使わないようにしています。 ◇ ◇ ◇ 子どもを乗せての自転車の走行はバランスをとるのが難しくなり、事故も多いので気をつけたいですね。荷物は落ちないようにカゴにしっかり入れる、子どもに持たせないことも大切です。また、“子どもは最後に乗せて先に降ろす”が鉄則。子どもを2人乗せる場合は、前方に座る子どもが最後になります。ちょっとした油断が命取りになるので、日々気をつけたいですね。 イラスト/森田家著者:井上桃香
2024年06月13日3歳の息子が通う保育園から発表会のお便りが。感染症が原因で人数制限がある中での保育参観。私は夫と2人で参加するつもりだったのですが……。 保育参観に行きたがる義母…息子が3歳のころの話です。当時は感染症が流行していることが原因で、保育参観に参加できるのは1家族2人までという人数制限がありました。初めての息子の保育参観が楽しみな私は「夫婦で行こうね」と夫と話していたのですが……。 休日に訪れた義実家で、保育参観があることを義母に伝えると、「え、私も孫くん見に行きたいな。嫁ちゃんはいつも保育園に送迎していて、保育園での孫くんの様子を見ているんだから、別に行かなくていいでしょ? 代わってほしいな~」と笑顔で言ってきます。義母のまさかの発言に私はびっくりしました。冗談で言っているのかとも思い、ひとまず「すみません、初めての保育参観なので今回は私に参加させてください」と断りました。すると義母は眉間にシワを寄せて「もう、ケチ! 行きたいって言ってるじゃない!」と言ってくるではないですか! 子どものような態度をとる義母に私が言い返そうとすると、夫が「母さん、初めての保育参観なんだよ? 俺たちの息子なんだから夫婦で行かせてよ。見たい気持ちもわかるから、ビデオもちゃんと撮ってくるよ」と言いました。夫は淡々と話していましたが、その言葉の奥には私の気持ちを蔑ろにした義母への怒りが滲んでいるようです。すると、義母は「わかったわ……」とポツリ。 義母の息子に対する愛はとてもうれしいですが、今回は少し気持ちが入りすぎてしまったよう。私はあのとき、感情のままに言い返さなくてよかったと思いました。そして、息子が年中になるころには人数制限が緩和されたため、義母も誘って発表会に参加しました。 作画/yoichigo著者:山川みさ
2024年06月12日当時5歳の息子には、同じクラスに仲の良い友だちAくんがいました。Aくんのママと私は気が合い、仲の良いママ友です。そんなママ友から相談を受けました。「AがBくんから毎日意地悪をされていると言っているの。悪口を言われたり叩いたりされるみたい……」とのこと。相談を聞いたときは心配でしたが、新事実が判明して――!?喧嘩の真相は……!?ある日の保育園の帰り道、息子が「AくんとBくんね、今日も喧嘩してたよ。いつもAくんがBくんを叩くから、Bくんが怒るんだよ」と言いました。ママ友はAくんの話をすべて信じているので、Bくんから一方的に意地悪をされていると思っています。もし息子の話が本当であれば、先に攻撃をしているのはAくんです。 ママ友に息子の話を伝えるかどうか悩みましたが、息子が話している内容も正確とは限りません。そこで、ママ友へ「Bくんについて、先生にAくんが言っていることを伝えたほうがいいと思う。Bくんがいじわるをする理由も知りたいし。ね!」と伝えました。ママ友は、子ども同士で解決してほしい気持ちがあったようでしたが、今回は先生と話をすると言ってくれました。 それから数週間後、ママ友は先生と話をしたそうです。やはりAくんとBくんのトラブルはAくんから手を出すことが多く、それから喧嘩になるのでお互い様であり、保育園ではどちらにも注意をして解決していたようです。 ママ友は、Aくんが実際とは違うことをママに伝えていたことに少しショックを受けていました。でも「Aとしっかりコミュニケーションをとって向き合っていく!」と前向きです。 私は、事実が明らかになり、そしてママ友がきちんと受け止めてくれたのでホッとしました。また、今回のことは私自身も勉強になりました。私もママ友と同じ立場なら息子を信じると思います。けれど、話を客観的に聞いたり先生と話したりして、冷静に判断して対応していくことが大切なのだと感じました。 著者:海原えめ6歳息子と1歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2024年06月05日