ビジネスの始まりにアポイントは欠かせません。近ごろでは、メールでのアポを求められる場面も多くあります。そこで、ビジネスコミュニケーション講師の大嶋利佳さんに、「アポイントメール文作成のポイント」についてレクチャーしていただきました。■配慮と感謝の気持ちを示す「ビジネスのアポイントは、友達との待ち合わせとは違います。ビジネス上での上下関係がある間柄では、上位者(目上の人や顧客など)の都合に下位者が合わせるのが原則です。しかし、物理的にあわせられないときもあるでしょう。そうした場合には、適切な言葉遣いでうまく調整できるようにしたいものです。また自分の方が顧客や発注側、親会社側などで上位であっても、一方的なアポイントの取り方では信頼関係を損ねます。アポイントメールのポイント3カ条は、1.相手の都合に極力あわせようとの姿勢を見せる自分の都合を優先せざるをえないときでも、できるだけ相手に配慮した表現をしましょう。2.希望日時を明確にし、早く決められるようにするお互いの都合をすりあわせるためにはある程度の選択肢が必要ですが、選ぶ幅が広すぎて話があいまいにならないようにしましょう。3.時間を割いてもらうことへの感謝の気持ちを忘れない目上の相手にはもちろんのこと、自分が上位であっても「相手に時間や手間を取らせている」という配慮や感謝はしっかりと伝えましょう。■OK、NG、暇、大丈夫……ビジネスメールでは避けるここで、「恥ずかしいアポメールの事例」(大嶋先生)を紹介します。・自分の都合優先の言い方悪い例「私は○日と○日でしたらOKです」「ミーティングの方ですが、○日○時になります」改善例「私といたしましては、できれば、○日○曜の○時~○時か、○日○曜の○時~○時の間ですとありがたいです」「ミーティングですが、○日○曜○時からに決まりました」一方的に自分の都合から伝えるのは配慮に欠けます。また、「OK」、「NG」などの略語はフォーマルなビジネスの場では不向きです。さらに、「~の方」、「ミーティングが~になります」という表現は、間違った日本語です。・相手の都合を尋ねる恥ずかしい言い方悪い例「お暇な時間があれば教えていただけますか」「いつなら大丈夫ですか」改善例「ご面会をお願いできるお時間があれば教えていただけますか」「いつならご都合がよろしいでしょうか」、「いつならお時間をいただけますでしょうか」ビジネス中に空き時間はあっても、「暇」はありません。「暇=有能なビジネスパーソンではない」とも感じられます。「暇かどうか」と尋ねるのは避けましょう。また、「大丈夫?」と言うのもフォーマルな言い方ではなく、学生気分が抜けていない表現です。・あいまいな尋ね方悪い例「来週あたり、お時間いただけますでしょうか」「お時間があったらでいいんですけど、ミーティングお願いします」改善例「来週月曜日から木曜日の間でのご都合はいかがでしょうか」「もしお時間があれば、今週中にミーティングができればと願っております。ご都合がつかない場合はお電話ででも結構です」「来週がいいのか、再来週でもいいのか?」、「時間がなければ打合せなしでいいのか?」などが分かりません。選択肢を狭くすると一方的になりますが、遠慮してあいまいに伝えるのも、日時を決める手間を余計にかけさせることになります。・一方的、横柄な締めくくり悪い例「○月○日○時で、よろしくお願いします」「○月○日○時、弊社にてお待ちしております」改善例「それではご多忙のところ恐れ入りますが、○月○日○曜○時でよろしくお願いします」「ご足労をおかけいたしますが、○月○日○曜○時、弊社にてお待ちしております」自分の都合を通すときや、相手に来てもらう場合は、特にもう一言、感謝の言葉を添えて丁寧に締めくくることが大切です。最後に、「メールの恐いところは、自分が恥をかいていることに気付かないことです。接続詞の使い方が間違っていると、伝えたい内容の本質が違って解釈されることもあるでしょう」と大嶋先生。自分では礼儀を尽くしたつもりが、実は不信感を与えているかも……と思うと、不安がよぎります。送信ボタンを押す前に、上記のことが反映されているか、一度は必ず読み返すようにしましょう。監修:大嶋利佳氏。大学勤務、会社勤務、ビジネス専門学校教員を経て研修講師として起業独立。ビジネスコミュニケーション全般の研修、講演を幅広く提供している。執筆分野でも活動し、30冊以上のビジネス書籍を刊行。最新刊は『ビジネス電話のマナー&技術』(産業能率大学)。本を書きたい人のための『出版実現講座』(通信制)も主宰している。(岩田なつき/ユンブル)
2012年04月23日もうすぐバレンタインデーの到来!男性にとっても女性にとっても、大事な大事なイベントです。ところが大切な日だけに、張り切りすぎたり期待しすぎたりで残念な出来事が起こってしまうことも多々ありまして……。そこで今回は、バレンタインデーに起こった『赤っ恥なエピソード』を読者に伺いました。さて、どんな悲劇があったのでしょうか?調査期間:2012/1/25~2012/2/3アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 826件(ウェブログイン式)まずはチョコを渡す、女性側の赤っ恥エピソードから!●プレゼントしたチョコレートの中に髪の毛が混入していた! なぜ気づかなかったんだろう……。(28歳/女性まぁまぁ、一本くらいなら大目に見てくれる……はず。●友達と好きな子がかぶっていたことが発覚し、ふたりともチョコを渡そうとして大喧嘩した。男の子が泣いた。(23歳/女性)その男性がうらやましい……きっとうれし泣きでしょう(笑)。●追い掛け回した。(20歳/女性)それはダメです(笑)。●黙って好きな子の机にチョコを入れたが気づかれず、1ヵ月くらい放置されてた……。(23歳/女性)なんともったいないことを……。●彼にピンクのメレンゲで作ったチョコタルトをあげようとしたが、ピンクに染まるどころか、食紅を使ったので毒々しい赤のチョコタルトになってしまった……。(31歳/女性)いわゆる警戒色ですよね(笑)。●チョコに英語で文字を入れたらつづりが間違っていた。(23歳/女性)そんな難しい単語は使わない気が……。●2月15日だと思っていた。(38歳/女性)これはヒドイ(笑)。う~む、女性もいろいろ失敗しているんですね……。さて次はチョコをもらう男性側の赤っ恥エピソードです。●ある人にチョコをもらえると思って、放課後教室で待っていたら、その人は帰っていた。(23歳/男性)あ~、泣けるほどよくある失敗です……。なぜ男子は学ばぬのか(笑)。●好きだった子に呼び出されて行ってみたら、全然別の子がチョコをくれた。もらう前に好きな子にお礼を言ってしまった。(27歳/男性)そういう紛らわしいことをするのは法律で禁止すべき!●高校生のころ、女子から何ももらえなかった男子の友達の渦に自分がいて、いきなりだれかが「男同士でカラダを温めあおう!」と言い出した時。(32歳/男性)なぜか涙が……。●中学生のころ、休み時間に離れたところから手を振る女子がいて、なにか用かと少し期待して近づいて行ったら、自分の後ろにいた女子に手を振っていた。バレンタインじゃなかったら、そんなミスはしてないはず。(42歳/男性)バレンタインは男を狂わすのだ……。●長男の所に来たバレンタインデーのプレゼントを家内からのものと勘違いして開封。とても恥ずかしい柄のパンツだった。怒られた……3人から……ひどく……。(62歳/男性)普通のプレゼントならそんなに怒られなかったでしょうね(笑)。●本当に風邪で休んだのに、バレンタインが嫌で休んだと思われた。(30歳/男性)普通に出ても張り切っていると言われ、休めば嫌で休んだと言われ……一体どうすればいいんだ!●バレンタインだと気づかずに、何気なくコンビニでチョコを買ったら同情の目で見られた。(24歳/男性)男性はバレンタインデーにスイーツを買ってはいけない……!以上、バレンタインデーのがっかりエピソードでした!これらの失敗談を教訓に、失敗のない楽しいバレンタインデーを過ごしてくださいね!!(貫井康徳@dcp)
2012年02月12日私の母は以前、レストランのメニューにある「モンゴウイカのパスタ」を「こーもんイカのパスタ」と注文してしまい、恥をかいたことがあります。こういった言い間違いは、私の母に限らず、誰しも人生で一度や二度、経験したことがあるのでは?コブス読者の皆さんにこれまでに自分が経験した恥ずかしい言い間違いをお聞きしました。調査期間:2011/3/1~2011/3/7アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 754件(ウェブログイン式)■「子ども店長」を「子ども村長」と言ってしまった。周りに「誰それ」と突っ込まれ……(24歳男性)かわいらしいからまだ大丈夫です。■「そうなんだ~ほんと~」と言おうとしたのに、なぜか省略されて「そんと~」。友人も言っちゃうことがあると励ましてくれた(24歳/女性)本当にありそうな日本語ですよね。■100円ショップの「キャンドウ」を「ギャランドウ」と言ってしまった。周りの人が一斉にこっちを見てきたので恥ずかしかった(27歳女性)時間を巻き戻せたらどんなに良いか……。■世界三大珍味の話をしていてトリュフ、キャビア……グラビア!と叫んでしまった。恥ずかしすぎて大声で笑ってあわてて訂正した(24歳女性)語呂が合っていてイイですね。ラップの歌詞になりそうです。■「色違い」のことを「いろち」と言うのと同じノリで、「形違い」のことを「カタチチ」と言ってしまった。後で「片乳」に聞こえたんじゃないかと一人悩んだ(24歳女性)1人で言って1人で悩んで、なんだかすごく愛らしいと思ってしまいました……すみません。■社外プレゼンで自社製品を他社製品の名前と言い間違え、「○○(他社製品)をよろしくお願いします!」。どよめきと笑いが起こった。自分はパニック。周囲にいた上司や同僚はあっけにとられていた(28歳女性)赤面どころか、真っ青になってしまいそう……。■「みけんのしわ」を「股間(こかん)のしわ」と言ってしまった。笑いは取れたので、結果的には良かったような(24歳男性)確かにこういう類の言い間違いは、スルーされるよりも笑ってもらった方がいいかも……。■「欲張り」のことを「横張り」だと思っていた。友人に微妙に発音が違うと指摘されて気付いたが、非を認めたくなかったので、自分のイメージでは横いっぱいに広がった感じなので同じ意味だと説明した(26歳男性)確かに「欲張り」をイメージで表現するとしたらそんな感じかも?■海外のホテルのフロントで、「What do you mean??」と言おうとして「Do you know me?」と言ってしまった。(31歳女性)フロントの人は、さぞ困ったことでしょう……。このほかにも「先生」→「お母さん」、「バチカン市国」→「バカチン市国」など、さまざまな言い間違えが見受けられました。皆さんはどんな言い間違いをしたことがありますか?(桜まゆみ+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】彼の車が●●だったら。女子に聞いたテンション上がる車ランキング!!【コラム】内科医に聞く。精神的ストレスや体の不調を感じたらどうすればいい?【コラム】「今、何時ですか?」は英訳すると!?教科書英語の間違いに注意!
2011年07月30日中学生のとき、「ちょっといいな♪」と思っていた男の子にお土産の八ツ橋をあげたことがあります。八ツ橋の上箱には「老舗」の文字があるのを見た私は、なにか言葉を添えようと、「これは京都でも『ろうぽ』の品で……」とちょっと得意げにほほ笑んでみました。彼は冷たく「しにせ、ね」と一言。今でも眠る間際にこのことを思い出しては「のあー!」と深夜に叫びだしそうになります。知ったかぶりが周りにバレた瞬間。それは冷や汗どころか冷水をぶっかけられるような衝撃ですよね。あなたにもそんな経験はありませんか?そんなみなさんの「知ったか恥エピソード」を紹介します。■スープは音を立てずに飲むってこういうこと?(Tさん/銀行員/23歳)「年上の彼とフレンチを楽しんでいたときのこと。かなりラグジュアリーなレストランだったので、一生懸命背伸びして、余裕ぶってみたはいいけれど……実は人生初フレンチ。とりあえず、『スープは音を立てずに飲む』のがマナーだと聞いていたので、音を立てないように飲むにはどうしたらいいか考えた結果、お皿を両手で持ち上げて一気に飲み干しました。それも、ほぼ息継ぎなしで。だってスプーンですくったら音が立つじゃないですか……まぁ、知ったかぶりせずに聞けばよかったんですよね」――最小限に音を抑えようと考え抜いた末の悲劇。知ったかぶりも、必死さゆえのものであればなんだかかわいらしいですね。ちなみにそのときの彼の一言は「お……おかわりする?」だったそうです。■就職試験ではシャレになりません!(Rさん/法律系出版/25歳)「グループディスカッションで『企業に大切なもの』をテーマに話し合っていたときのことです。本来、企業の規則やルールを指す用語は『コンプライアンス』ですが、私はこのとき、ひたすら『企業にはこんなマニフェストが大切だと思います!』と得意げに繰り返していました。まるで選挙に立候補する政治家みたいなことに……。あまりに周りの反応がなかったので、帰りにマニフェストの言葉の意味を調べたときは泣きましたね。後日の不採用通知には笑うしかありませんでした(笑)」――アイタタ。今だから言える恥エピソードだそうです。2年前は本当に落ち込んだのだとか。それはそうですよね。もういっそのこと、就活するより選挙に出ちゃえばよかったのかも。■トレンドを押さえた(?)イケてる僕の悲劇(Kさん/SE/27歳)「高校生のころ、下校中に彼女とデートでショッピングモールへ行きました。そこでファッションブランドのBurberry(バーバリー)を見かけたのですが、『あ、ブルーベリーのお店だ』と彼女へレクチャー。おしゃれな彼女は『じゃああんたが首にしてるのはブルーベリー?』と冷ややかに一言。そう、僕はバーバリーのマフラーを巻いていたにも関わらず、バーバリーの読みを知らなかったんです」――そう読めなくもないような気がしてきました(笑)。デートのときの知ったかぶりはバレたときにカッコ悪そうですね。実はというと知ったかぶりで困るのは、発言者だけじゃないんです。聞き手としても、相手の知ったかぶりに気づいてしまったときといったら「あちゃー」ですよね。それが好きな人ならなんだか直視しづらくなるし、目上の人なら突っ込みづらいし。指摘する側もされる側も、どうか愛を持って対処したいところです。とは言え、たまにはカッコつけたいときってあるじゃないですか。ね。(栗林弥恵/プレスラボ)アナタは大丈夫!?百年の恋も冷めるホワイトデーのお返しとは?知ったかぶりに、センスのないプレゼント……恋は冷めやすいものですね初対面の人と二人きりで会話に詰まる……。あなたならどうする?知ったかぶりされて会話に詰まったら、あなたならどうしますか?相手を納得させるコツは!?実演販売人・岡田マーフィーさんに聞く知ったかぶりがばれたって、相手を納得させれば勝ちなのかも?【関連リンク】評価が下がる?新入社員のタブーコミュニケーション力UP 上手な人間関係の築き方見た目で好印象を持たれるポイント
2010年03月31日仏の顔も三度まで!?日々行き交う“失敗ビジネスメール”とは伝えたい用件や資料をいつでもサッと送れるメール機能は、ビジネススタイルを思い切り近代化したツールの一つ。現代の20代にとってメールコミュニケーションのなかった時代など、想像することすら難しいのではないでしょうか。しかし、今やこれだけ身近かつ不可欠なビジネスツールとなっているだけに、それにまつわる失敗も世間には溢れているよう。多くのビジネスマンが経験したことのある、メールにまつわるミスとはどのようなものなのでしょうか?>>女性編も見るQ、ビジネスメールで過去にしでかした大きなミスは?(複数回答)1位ファイルを添付し忘れた31%2位漢字の変換ミスをした23%3位件名をつけ忘れた18%4位意味が分かりにくいメールを送った16%5位相手の名前や社名を間違えて書いた12%■「ファイルを添付し忘れた」エピソード・「二回連続で同じ人に資料を添付し忘れた」(25歳/金属/エンジニア)・「データを添付できていなかったため、再出社するはめになった」(26歳/鉄鋼/マーケティング)・「ファイルを添付し忘れ、添付したと思ったら今度は違うファイルを添付して送っていた」(24歳/運輸/総務)■「漢字の変換ミスをした」エピソード・「加藤さんを下等さんと書いて送ってしまった」(27歳/ソフトウェア/プログラマー)・「漢字を間違えてしまったため、意味の分からない文章になった」(23歳/教育関連/研究開発)・「自分の名前を変換ミスして、相手に誰からのメールか伝わらなかった」(22歳/教育関連/総務)■「件名をつけ忘れた」エピソード・「上司に対して件名をつけずにメールをしてしまい、その後すぐに口頭で謝りに行った」(25歳/IT/SE)・「件名を間違えたので、再送したら、今度は本文に間違いを発見した」(24歳/IT/SE)■「意味が分かりにくいメールを送った」エピソード・「送信前に何度も読み直したにも関わらず、送った後に『もっとこうしておけば良かった』と後悔の連続で、結局電話で説明をする羽目になった」(29歳/運輸/総務)・「取引先に一行メールを送り、相手の機嫌を損ねてしまった」(24歳/小売/販売)・「よく読み直したら日本語になってない部分があり、急いで訂正して送り直した」(25歳/小売/販売)■「相手の名前や社名を間違えて書いた」エピソード・「メールの内容を他のメールからコピーして送ったとき、相手の名前を直し忘れてしまった」(29歳/IT/企画開発)・「相手の役職名を間違えてしまい、すぐにお詫びと訂正メールを送った」(24歳/学校/非常勤講師)・「異動した初日に部長の名前を間違えてメールを送ってしまい、部長からの対応が冷たくなった」(25歳/団体/金融系専門職)■その他、ビジネスメールでの失敗エピソード・「メールの中で敬語を上手く使えていなかった」(23歳/金融/営業)・「仕入れ業者からの見積書が貼りついていたことに気付かず、原価がばれてしまったためビジネスで儲け損ねた」(27歳/精密機器/営業)・「間違えて、お客さんのライバル会社の人にメールを送ってしまい、土下座して謝った」(28歳/運輸/営業)・「部長を呼び捨てしたこと。特に問題にはならなかったが、しばらく部内でそのミスについて散々いじられた」(24歳/電気/財務)・「ウィルスメールを開いてしまったせいでコンピュータが感染。駆除に苦労した」(24歳/情報/秘書・アシスタント)・「同じ、名字の人に間違えて送ってしまい、ただただ平謝り」(29歳/IT/経営・コンサルタント)総評メールの本文中に「○○のファイルを添付します」と書いたにも関わらず、最後にその添付をすっかり忘れてそのまま送信……。あまりに単純なミスですが、単純すぎてもはや防ぐ術が見つからないのか、多くのビジネスマンがその失敗を経験したことがあるようです。中には「ファイルを添付し忘れた後、その謝罪を付け加えた再送でも添付をし忘れ、電話で謝ってから再再送信したのに、また添付し忘れていた」(27歳/IT/企画開発)という、過去の大失敗を告白してくれたビジネスマンも。その方いわく、「その後は3回も添付し忘れるようなミスは当然していない」そうですが、「今でも1回目のメールに添付を忘れてしまうことはよくある」とか。メール本文中に「ファイルを添付します」と書いた際、本当に添付したか必ず確認するという習慣をつけてみてはいかがでしょう。続く2位の「漢字変換ミス」や3位の「件名付け忘れミス」も、「ファイルの添付忘れミス」同様、送信前に落ち着いて見直しすることで防げそうな失敗です。サクッと送ってスピーディーに用を済ませてしまえるのがメールの利便性の一つですが、見直しや確認に割く最低限の時間は「ビジネス上の義務」と心得て、慎重さを忘れないようにしたいものですね。(文・兄矢壱子)調査時期:2009年12月16日~12月26日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性292名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコブス横丁一瞬の気の緩みが大惨事に!“メールの誤送信”体験集COBS的メールマナー力診断トレンドサプリ新入社員が知っておくべきビジネスメールの作法とは?完全版(画像などあり)を見る
2010年01月27日「“氏”⇒“死」、「“邊”?“邉”?」誤送信メールに職場で冷や汗便利だけれど、実際には相手の顔も見えなければ声も聞こえない、メールを介したコミュニケーション。ビジネスで利用する際は特に、相手に混乱や誤解、さらに不快感を与えてしまわないよう細心の注意を払いたいものです。しかし日々の慌ただしい職場環境の中では、つい注意が疎かになってしまうこともあるのではないでしょうか。ビジネスウーマンの記憶に反省と共に刻まれている、“第三者が聞く分には”面白い失敗エピソードとは?>>男性編も見るQ、ビジネスメールで過去にしでかした大きなミスは?(複数回答)1位ファイルを添付し忘れた34%2位漢字の変換ミスをした25%3位件名をつけ忘れた19%4位意味が分かりにくいメールを送った13%5位メール作成中に誤って送信10%■「ファイルを添付し忘れた」エピソード・「添付し忘れたことをすぐに気付いたらまだラッキーな方で、相手からファイルを催促されてしまうときもある」(23歳/商社/営業)・「ファイルを二度も添付し忘れて、かなり恥ずかしい思いをした」(27歳/商社/営業)・「納品物一覧のファイルを添付し忘れ、すぐに再送したが、お客様に『同じような内容のメールが多いと混乱する』と注意を受けてしまった」(24歳/IT/SE)・「『報告書のファイルを添付します』と書いたメールに添付したのは、友人と写っている写真だった」(25歳/飲食/サービス)■「漢字の変換ミスをした」エピソード・「“板井さん”へのメールを“遺体さん”や“痛いさん”と書いて送ってしまった。社内の人だったので、その後それが常用化した(笑)」(27歳/IT/SE)・「“氏”を“死”と打って送信してしまい、慌ててフォローした」(26歳/金融/営業)・「“邊”と“邉”を間違えて送ってしまった」(23歳/電気/総務)・「採用通知メールの件名で漢字を間違え、書き直したメールを再送した」(25歳/旅行/秘書・アシスタント)■「件名をつけ忘れた」エピソード・「文面と全然違う件名で送ってしまった」(27歳/その他/その他)・「件名がないと、送信前に確認を取ってくれるメールツールのおかげで助かった」(27歳/IT/SE)■「意味が分かりにくいメールを送った」エピソード・「時間をかけてやっとのことで長いメールを送ったら、内容について問い合わせがあった。そこで初めて先輩に相談したら、たった2~3行のメールにまとまった」(29歳/倉庫/システム)・「敬語に気を遣いすぎて、長く分かりづらい文章になってしまった」(23歳/団体/その他)■「メール作成中に誤って送信」エピソード・「全社宛てに書こうとした報告書を途中で送信してしまい、再送するのも恥ずかしかった」(25歳/硝子/営業)・「作成中のメールを2、3度間違えて送ってしまい、最後にお詫びメールを送った」(27歳/その他/その他)■その他、ビジネスメールでの失敗エピソード・「会社内部のメーリングリストに流すものを、お客様も入っている外部用のメーリングリストに流してしまい、相当怒られた」(23歳/IT/エンジニア)・「大事なお客様に対して“様”を付けずに送ってしまった。そのメールが上司にばれ、怒られた」(26歳/機械/総務)・「送信ボタンを押すとエラーが出るので何度も押していたら、本当はちゃんと送れていて同じメールを6通送ってしまっていた」(26歳/食品/研究開発)・「ビジネスアドレスからの私信を多くの人に誤って送ってしまい、ひんしゅくを買った」(26歳/通信/SE)・「上司の愚痴を上司本人に送ってしまった」(27歳/通信/企画開発)・「受信したメールが迷惑フォルダに入ってしまっていたのに気付かず、『送られて来ません!』と怒り気味に言ってしまった。気付いた後に謝ったら許してくれた」(25歳/繊維/総務)総評同年代のビジネスマンと同様、20代ビジネスウーマンの間でも「ファイルの添付し忘れ」は、頻繁に起こりがちなミスであるようです。中には必要なメールを添付し損ねただけでなく、送信相手には何の関係もない、自分のプライベート写真を添付してしまったという恥ずかしい失敗経験を持つビジネスウーマンも。「メールを書き終えたら、自分が添付したファイルを一度開いてから送信する」この一手間の習慣化を、ミスを防ぐ手段として取り入れてみてはいかがでしょう。続く2位には「漢字の変換ミス」がランクイン。「“氏”を“死”と打って送信してしまった」(26歳/金融/営業)というような、ある意味分かりやすいミスも気恥ずかしいものですが、「“邊”と“邉”を間違えて送ってしまった」(23歳/電気/総務)というような、相手にとってのみ分かりやすいミスも冷や汗もの。人の名前を打つ際には、その人の名刺や本人からのメールに書かれていた正式署名などで、十分な確認を取りたいものです。ミスの種類にも大小ありますが、その他にも「件名付け忘れ」や「作成途中の誤送信」など、ビジネスメールを使う人なら身に覚えのある失敗例は、挙げ出したらキリがありません。これらの失敗は起こりがちだからこそ、日々の注意や周囲のミスからの学習で、極力避けるように努めたいものですね。(文・兄矢壱子)調査時期:2009年12月16日~12月26日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性708名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコブス横丁一瞬の気の緩みが大惨事に!“メールの誤送信”体験集COBS的メールマナー力診断トレンドサプリ新入社員が知っておくべきビジネスメールの作法とは?完全版(画像などあり)を見る
2010年01月27日