25歳のときに、当時の義母が買ってくれた喪服。その後20年近く、問題なく着ることができていました。幸いにも出産でそれほど体形変化がなかったので、このままアラフィフになっても問題なく着られると思っていたのですが……考えが甘かったと実感した体験談です。42歳で着たときはまったく問題なかった喪服46歳、押しも押されもせぬアラフィフとなって数カ月のときのこと。職場関係の不幸ごとが舞い込みました。お通夜はなく、告別式のみの開催とのこと。とてもお世話になった方なので、ぜひ参列をと思いました。お通夜がない分、告別式まで少し時間があったのが、今思えば不幸中の幸いだったのです。「そういえば喪服、久しぶりに着てみたほうがいいかも……」と思い立ちました。前に着たのは4年前、42歳の大叔父の葬儀のときです。あのときはすんなり着られたし、きっと問題ないだろう……と思いたい自分と、この4年でぐっと体形が変わった自覚もあって不安を抱える自分と、半々の気持ちで4年ぶりの喪服に袖を通すことになりました。4年間で大きく変わったことは3つ袖を通した最初の感触として、サイズは何とかなったという印象でした。ですがショックだったのは、四十肩の私には、後ろのファスナーを上げることができない! 四苦八苦して15分ほどかけてようやくファスナーを上げました。ほっとして鏡を見たところ、ワンピースの丈が膝下ギリギリなことに気が付きました。アラフォーでは気にならなかった着丈ですが、アラフィフには膝下ギリギリの喪服は厳しい……。しかもワンピースのサイズは9号で何とかセーフだけど、ジャケットは何と7号で、ボタンを留めると見た目にも窮屈感が……。後ろのファスナー、着丈、ジャケットの窮屈さ……この3つの問題をこのままで良しとするか、今後の50代以降の人生このままの喪服で良いのか、考えさせられるきっかけとなりました。50歳オーバーの先輩に相談してみると…25歳のときに買った喪服を20年着たという事実と、それがアラフィフの自分の体形には合わなくなっているという現状。これは女性の先輩に話を聞くしかない!と考え、職場の同じアラフィフ仲間で、私より5歳上の50オーバーの先輩に相談しました。そうすると先輩は、「私も28歳で買った喪服は48歳で買い替えたよ。これからまだ20年着るんだから、これからの自分に合うものに買い換えるのがおすすめだよ」という回答。もう迷う理由はなくなり、その週末に買いに行くことに決めました。いざ買いに行くと、20年前とは喪服の作りがまったく違う! 後ろファスナーのものなんてなく、すべて前ファスナーで、しかもワンピース1枚でも上着を着ているように見える作りになっています。私は11号を選び、着丈もしっかり膝が隠れる安心な1枚を手に入れることができました。まとめそして迎えた告別式当日は、着心地もサイズも今の自分にぴったりの喪服を着ることができ、見た目や窮屈感などを気にすることなく、故人とのお別れに集中することができました。「アラフィフになっても20代と同じ喪服を着ていてはいけないよ」と、故人が最後に気付くための時間をくださったのかもとも思っています。今後きっと喪服を着る機会は、これまでより増えることでしょう。でもこれからの私は、どんな急な不幸ごとにも慌てず駆けつけることができます。これからの20年をともに過ごすであろう喪服を、大切にメンテナンスしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/sawawa著者/まっちゃ (46歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2024年03月30日25歳のときに、当時の義母が買ってくれた喪服。その後20年近く、問題なく着ることができていました。幸いにも出産でそれほど体形変化がなかったので、このままアラフィフになっても問題なく着られると思っていたのですが……考えが甘かったと実感した体験談です。★関連記事:洋服のサイズがピンチ!下半身太り解消のダイエットで5kg減、ウエスト5cm減に成功!【体験談】42歳で着たときはまったく問題なかった喪服46歳、押しも押されもせぬアラフィフとなって数カ月。職場関係の不幸ごとが舞い込みました。コロナ禍のためお通夜はなく、告別式のみの開催とのこと。とてもお世話になった方なので、ぜひ参列をと思いました。お通夜がない分、告別式まで少し時間があったのが、今思えば不幸中の幸いだったのです。「そういえば喪服、久しぶりに着てみたほうがいいかも……」と思い立ちました。前に着たのは4年前、42歳の大叔父の葬儀のときです。あのときはすんなり着られたし、きっと問題ないだろう……と思いたい自分と、この4年でぐっと体形が変わった自覚もあって不安を抱える自分と、半々の気持ちで4年ぶりの喪服に袖を通すことになりました。4年間で大きく変わったことは3つ袖を通した最初の感触として、サイズは何とかなったという印象でした。ですがショックだったのは、四十肩の私には、後ろのファスナーを上げることができない! 四苦八苦して15分ほどかけてようやくファスナーを上げました。ほっとして鏡を見たところ、ワンピースの丈が膝下ギリギリなことに気が付きました。アラフォーでは気にならなかった着丈ですが、アラフィフには膝下ギリギリの喪服は厳しい……。しかもワンピースのサイズは9号で何とかセーフだけど、ジャケットは何と7号で、ボタンを留めると見た目にも窮屈感が……。後ろのファスナー、着丈、ジャケットの窮屈さ……この3つの問題をこのままで良しとするか、今後の50代以降の人生このままの喪服で良いのか、考えさせられるきっかけとなりました。50歳オーバーの先輩に相談してみると…25歳のときに買った喪服を20年着たという事実と、それがアラフィフの自分の体形には合わなくなっているという現状。これは女性の先輩に話を聞くしかない!と考え、職場の同じアラフィフ仲間で、私より5歳上の50オーバーの先輩に相談しました。そうすると先輩は、「私も28歳で買った喪服は48歳で買い替えたよ。これからまだ20年着るんだから、これからの自分に合うものに買い換えるのがおすすめだよ」という回答。もう迷う理由はなくなり、その週末に買いに行くことに決めました。いざ買いに行くと、20年前とは喪服の作りがまったく違う! 後ろファスナーのものなんてなく、すべて前ファスナーで、しかもワンピース1枚でも上着を着ているように見える作りになっています。私は11号を選び、着丈もしっかり膝が隠れる安心な1枚を手に入れることができました。まとめそして迎えた告別式当日は、着心地もサイズも今の自分にぴったりの喪服を着ることができ、見た目や窮屈感などを気にすることなく、故人とのお別れに集中することができました。「アラフィフになっても20代と同じ喪服を着ていてはいけないよ」と、故人が最後に気付くための時間をくださったのかもとも思っています。今後きっと喪服を着る機会は、これまでより増えることでしょう。でもこれからの私は、どんな急な不幸ごとにも慌てず駆けつけることができます。これからの20年をともに過ごすであろう喪服を、大切にメンテナンスしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/sawawa著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2022年10月05日大人気マンガシリーズ、今回は虹野葵(@nijino_aoi)さんの投稿をご紹介! 「父がW不倫して家庭崩壊した話」第16話です。離婚しなかった桜井夫婦ですが、夫婦仲はどんどん悪くなっています。不倫相手との関係を続ける父ですが…?月日は流れ…出典:instagramそれを言われた母は…出典:instagram母の冷たい態度に…!?出典:instagramこれで不倫は終わり?
2021年09月20日親族の急な訃報によって、葬儀に参列するという経験は人生で誰しも1度は経験することでしょう。大人であれば黒い喪服を着て出席するところですが、意外と悩むことが子供の服装です。「子供はどんな服装で行けばいいの?」「赤ちゃんを連れていって大丈夫?」など、悩みどころは多いでしょう。今回はそんな子供の喪服についてご紹介します。■子供の喪服には格式なし!地味な格好であればOK【子供の服装】喪服には正喪服、準喪服、略喪服という3つの格式があります。正喪服が最も格式の高い喪服で、次に準喪服、略喪服と続きます。故人に近い人ほど格式の高い喪服をまとい、それ以外の人は遺族よりも格式の高い服装をしないことがマナーとなっています。正喪服は主に遺族側が着る喪服です。紋付の和装や格式の高い洋装が主で、参列者が着ることはほとんどありません。準喪服は参列者も遺族側も着られる一般的な喪服で、ブラックスーツや黒いアンサンブル、ワンピースが主流になっています。略喪服は3回忌以降の法事や通夜のほか「平服で」と指示があった場合に着ていく、簡素な喪服を言います。略喪服の場合には黒ではなく、ダークグレーや濃紺など地味な色のスーツなどでも構いません。このように参列する側なのか、迎える側なのかによって、着る喪服の格式は違いますが、これが定められているのは大人の喪服のみです。子供の場合は特に正喪服、準喪服といった格式の定めはなく、基本的に黒やダークグレーなどの地味な色を使ったフォーマルな格好をしていけばいいことになっています。【男の子の場合・女の子の場合】女の子は黒や濃紺、ダークグレーのワンピースやスーツが適しています。基本的には無地のものが好ましいですが、まだ小さな場合は地味なレースや柄などが入っていても問題ありません。ブラウスを着せる場合には白のものを選び、黒のジャケットを羽織るなどモノトーンで上品な感じにまとめましょう。男の子は黒や濃紺などの地味な色のスーツに、白無地のシャツがベストなスタイルです。地味なものであればチェックなどの柄があっても構いません。法事に出席する場合は、回数を重ねるごとに徐々に喪を薄くしていくことが礼儀です。そのため喪服よりは軽めのもので構いませんが、フォーマルな場であることは変わらないため、品よく見せることが大切です。女の子は紺やグレーのワンピースのほか、地味な色のスカートとブラウスなどが相応しいです。カーディガンなども上品でフォーマルな場所に似合うものを選びましょう。男の子は地味な色のズボンに襟のある白シャツ、そこにカーディガンやベストを着たセミフォーマルスタイルで大丈夫です。【NGな子供の服装】いずれにしても子供の喪服で気をつけたいポイントは、光沢のない素材のものを選ぶことと動きやすいものを選ぶことです。喪服はあくまで故人を偲び、遺族に配慮するもののため、慶事で着られるような光沢ある素材は相応しくありません。それから、動きにくい服を着せていると、子供が駄々をこねだすことも考えられます。まだ子供が小さい場合には動きやすく、食事で汚しても問題ない服を選びましょう。子供はすぐに大きくなるため、冠婚葬祭の度に服を買い替えていると大変です。前述したように子供の喪服は制限が少ないため、慶事でも弔事でも利用できるものかを基準に選ぶといいでしょう。■赤ちゃんは地味な服装、学生は制服が基本まだ言葉も話せない赤ちゃんや中学生、高校生といった学生の場合、前述した喪服と少し勝手が違います。【赤ちゃんの服装】基本的に故人に近い親族でない限り、葬儀や法事には連れていかないことがマナーとされています。故人と近い場合は、紺やグレーといった地味な色の服を着用して参列しましょう。ただ赤ちゃんの場合には喪服の厳しいルールはなく、肌の露出を極力抑えた地味な服装であればいいとされています。また新生児や乳児の場合には、白を着用していても構いません。新生児や乳児に無理にフォーマルな衣装を着せると泣きだす可能性があり、厳粛な場ではかえって迷惑になります。落ち着かせるためにも、赤ちゃんには快適性を重視した服装が最も適しています。もし白やモノトーンの服がない場合には、薄い水色などの主張しない色の服であれば大丈夫です。法事も3回忌以降になると集まる人数も少なくなり、大人たちも略喪服となるため、派手な格好でなければ問題ありません。新しく買ってもすぐに着られなくなってしまう可能性が高いため、地味でも汎用性の高いものを選ぶといいでしょう。【学生の服装】学生の場合は基本的に制服が正装とされているため、制服で参列します。制服であれば少し派手な色がどこかに使われていても失礼にはあたりません。そのためリボンやネクタイが明るい色でも、学校に通うときと同じように着用して構いません。幼稚園や保育園でも、制服がある場合には制服を着せておけば問題ないでしょう。制服は着崩すことなく、きちんと着るようにしましょう。だらしない格好は葬儀や法事で大変失礼になります。そのため制服のサイズが合っているかは普段から気にしておくようにしましょう。ただし全体的に色の明るい制服だったり、派手な模様が入っていたりすると弔事には向きません。こうした場合には黒やグレーなどの地味な色のフォーマルスーツやワンピースを着せるようにしましょう。高校生くらいになると成長も落ち着くため、制服とは別にブラックフォーマルを用意しておけば、大人になってからも活用できます。■髪型や靴、コートなどは大人に準じていくら子供でも喪服のときに相応しい髪型や靴、コートがあります。弔事の場に子供を連れていくときには、遺族の気持ちに配慮してこうした部分にも気を使いましょう。基本的には大人に準じたものにしておけば問題ありません。【髪型】清潔感のある髪型を心がけましょう。男の子は髪が目や耳にかからないよう、シンプルにカットします。大量のワックスやスプレーの使用は厳禁です。女の子で髪の長い子は、お辞儀をしたときに髪が垂れないようにしておくことがマナーです。子供の場合さほど厳格にルールに則る必要はありませんが、大人の女性のルールに合わせておけば間違いありません。大人の女性の髪型ルールは、毛先を散らさない、高い位置で結ばない、ゴムやピンは黒で統一するの3つです。葬儀や法事などは故人を偲ぶ場所です。清潔感や上品さが大切になるため、髪がぼさぼさで疲れて見えることはNGとなります。毛先はピンでとめたり、香りのしない整髪料でとめたりしましょう。おくれ毛もキレイにまとめることがマナーです。また高い位置で髪をまとめることは、華やかな印象になるためマナー違反となります。耳より下の位置で髪をまとめるようにしましょう。髪をまとめるためのゴムやピンなどは黒で統一し、余計なヘアアクセサリーはつけないようにします。ショートヘアの場合には、内巻きにするとすっきりしたフォーマルな印象になります。毛先を遊ばせておくとカジュアルな印象になってしまうため、ショートヘアの場合は落ち着いた雰囲気になるよう心がけるようにしましょう。子供の髪を染めている場合には、黒や濃い目の茶色に染め直してください。【靴】基本的に金具が目立たない黒の革靴を着用します。もし革靴がなければスニーカーでも問題ありませんが、このときも派手な色のものは控え、シンプルな色とデザインのものにしましょう。光沢のあるエナメル素材や、サンダルやミュールのようにかかとやつま先が出るものは相応しくありません。靴下は白と黒、どちらでも構いませんが、柄のない無地のもので裸足はNGです。冬場はタイツを着用しても問題ありません。【コート・アウター】それから弔事に着ていくコートは、黒のものがベストです。黒のものがなければ、グレーや濃紺などでも問題ありません。もしファーなどがついている場合には外しておきましょう。毛皮は黒であっても殺生を感じさせるため、弔事の場では相応しくないとされています。デザインもシンプルでカジュアルすぎないものにしましょう。法事では会場の冷房が強いこともあるため、カーディガンなどの軽く羽織るものを持っていくと便利です。この場合カーディガンは黒や濃紺といった控えめな色にしましょう。品のあるものであれば、リボンなどがついていても構いません。■子供でも守るべき!OKな小物とNGな小物子供の場合あまり小物を持つことはありませんが、喪服のときには身につけていい小物と、マナーを考えるとNGな小物があります。【OKな小物】基本的にOKなものは地味なアクセサリーやバッグです。前述したように子供の場合は、大人ほど喪服についてのルールは厳しくありません。そのため比較的自由度が高く、地味なものであればアクセサリーも可能です。ただし色は黒で光沢のない素材にし、飾りも地味なものを選ぶようしましょう。素材はシフォン等であれば光沢も放ちませんし、上品な印象を与えます。またパールやオニキスなどの地味なアクセサリーも、身につけて問題ありません。バッグを持たせる場合には、無地で地味な色のものしましょう。黒や濃紺などの喪服と合わせても浮かない色を選ぶことがポイントです。【NGな小物】NGなものは光沢を放つものとポケットチーフです。光沢を放つものは慶事の場に相応しいとされているため、弔事の場には不向きです。特に金のものは厳禁とされており、時計やベルトのバックルなどに金色のものを使わないようにしましょう。それからポケットチーフも、葬儀や法事の場では身につけてはいけません。礼服ではポケットチーフは一般的ですが、葬儀は故人を偲ぶ場でおしゃれをする場ではないため、外した方が無難です。子供の喪服は慶事との汎用性を考えて購入することも多いため、ポケットチーフがついてくることもありますが、葬儀等に出る際には忘れないで外すようにしましょう。■夏も冬も基本は守りつつ、無理のない格好を子供の喪服は比較的自由度が高いとはいえ、やはり守らなければならないルールはあります。特に夏や冬といった服装を選ぶ時期には、その時期特有のマナーがあります。【夏場のマナー】前述したように、裸足やサンダルは厳禁です。子供とはいえフォーマルな場所になるため、いくら暑くても靴下に靴を履かせるようにしましょう。小さな子供は靴を履くことを嫌がるかもしれませんが、何をしに行くのか、なぜこういう格好をしなければならないのかを丁寧に説明すればわかってくれます。ちなみに、夏場に着る喪服はあらかじめ用意しておくことをおすすめします。なぜなら、夏用の子供服は地味な色合いのものが少ないためです。子供は喪服の自由度が高いため、普段着の中からダークグレーや濃紺、黒などの地味なものをピックアップしても構わないのですが、夏はこうした色合いのものがなかなか販売されていません。訃報とは急にやってくるものです。夏の急な葬儀に困らないように、少なくとも夏に着られる喪服は用意しておくようにしましょう。訃報が届きそうなことがわかっている場合には、手作りという方法もあります。ただし親子のペアルックは弔事の場に相応しくないため、親の喪服と似たようなものを作ることは避けましょう。【冬場のマナー】冬の場合は喪服の上にコートを羽織っていきますが、コートは会場に入る前に脱ぐことがマナーです。基本的には子供のコートもそこで脱がせるようにしましょう。靴も長靴やブーツは避けたいところですが、雨の日や雪の深い地域では無理をして黒の革靴を履く必要はありません。葬儀や法事は夏も冬も厳しい中でじっと過ごすため、子供にとっては非常に辛い環境です。無理をして子供の具合が悪くなったり、泣きだしたりするとかえって失礼になるため、夏も冬も基本は守りつつ、無理のない服装を心がけるといいでしょう。【真似をするよう促す】また子供は途中で騒ぎだす可能性も高いため、あらかじめ「何をしに行くのか」ということと「そこでは自分たちの真似をすること」という2点を伝えておきましょう。子供が泣きだす理由は、何が行われているかわからないためです。急に弔事の場に連れていって「静かに」というよりも、あらかじめ何をするのかをきちんと伝えておけば、安心して、大切な場所では静かにしてくれます。■まとめ子供の喪服は大人に比べて自由度が高いです。しかし、あくまで個人とお別れをする厳粛な場であることを忘れずに、子供にも控えめで品のある格好をさせるようにしましょう。
2017年03月08日葬儀や法事では、喪服をまとって出席することが常識です。しかし、喪服は滅多に着ることがないため、喪服の格式や価格などに疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?今回はそんな喪服について、格式からレンタル方法までご紹介していきます。礼服と喪服って何が違う?格式に合わせた喪服を着る礼服と喪服、どちらも似ているように思えますが、何が違うのでしょうか?礼服と喪服の違いは一言で言うと、慶事用か弔事用かです。人生には冠婚葬祭という4つの催しがあるとされています。冠は成人式、婚は結婚式、葬は葬儀や告別式、祭はお盆などの先祖の霊を祭るイベントのことを指します。このうち、冠と婚に使われるものが礼服、葬と祭に使われるものが喪服です。広い意味で捉えれば冠婚葬祭全てに着用できる服のことも礼服と呼びます。礼服も喪服も基本的には黒が主流ですが、これはもともと黒がおめでたい色だった名残です。しかし、礼服の黒は光沢があるのに対して、喪服には光沢がありません。光沢のある黒は華やかなイメージを与えるため、葬儀などの弔事にはふさわしくありません。逆に結婚式などの慶事に光沢のない黒を着ていくことも、弔事を連想させるため控えた方がよいでしょう。主に喪服として着られる男性のブラックスーツは、一言に「黒」といってもさまざまな深みの黒があります。喪服の寿命はおよそ10年と言われているため、10年後の自分が着られるものかどうか、イメージしながら選ぶとよいでしょう。女性の喪服はボレロ風ジャケット、テーラードジャケットなど、さまざまなタイプのデザインがあります。ボレロ風ジャケットであれば、20代から30代の若い方に似合いますし、40代であればゆったりと落ち着いた印象のテーラードジャケットもおすすめです。自分の年齢や体型に合ったものを選びましょう。ただし、弔事の場では膝が見えることは好ましくないため、女性の喪服は膝が隠れるかどうかを基準にしてください。弔事の場では立ったり座ったりする動作が多いため、ある程度動きやすさもあった方がよいでしょう。ポリエステル製のオールシーズンのものが1着あれば、どんな季節でも着られて便利です。喪服には、正喪服、準喪服、略喪服の3つの格式があります。正喪服は本喪服とも呼ばれ、基本的に遺族が葬儀や告別式、1周忌などで着るものです。喪服の中では最も格式の高いものとされています。基本的に参列者が着ることはありません。準喪服は一般的な喪服で、遺族側、参列者側問わず着られます。遺族の場合は法事や急な弔問、通夜の際に着用します。参列者側は1周忌までの法要や葬儀、告別式などに着るとよいでしょう。略喪服は簡略化された喪服であり、主に参列者が3回忌以降の法要で着用します。また、葬儀や告別式ではなく、小さなお別れ会の場合や「平服で」と指示があった場合にも、略喪服を着ていくようにしましょう。葬儀や告別式、通夜などでは、参列者は遺族よりも格式の高い服装にならないことがポイントです。そのため、いくら故人を偲ぶためでも仰々しい服装はよくありません。遺族の気持ちを考えたバランスも大切です。【葬儀・告別式】遺族は正喪服・参列者は準喪服葬儀や告別式で着用する喪服は、遺族の場合は正喪服か準喪服、参列者の場合は準喪服です。遺族側であれば、光沢のない黒の素材の喪服を選びましょう。男性の場合はモーニングが正喪服です。白べりを外し、ベスト、ネクタイ、靴下などは全て黒で統一します。女性の場合はワンピースやアンサンブルで、肌の露出を最小限に抑えます。基本は長袖で、スカート丈もくるぶしが隠れるくらいの長めのものを用意しましょう。ストッキングは黒で、バッグも飾り気のない黒のものを選びます。また、遺族側の着る正喪服には和装もあります。この場合、男性も女性も紋付の黒を着用します。男性の和装の場合、基本的には礼服と同じですが、袴のひもは一文字結びで、半襟や鼻緒の色は黒か地味な色にしましょう。女性の場合は染め抜きの紋付に白の半襟、帯揚げや帯締めは黒にします。ただし、和装の場合は羽織のひもに白を使ったり、ちりめんの生地だったりと地域の風習によって装いに差があります。和装を着用する場合には、年長者に聞いて地域の風習を最優先にしましょう。準喪服は男性の場合ブラックスーツ、女性の場合は一般的なブラックフォーマルです。男性の場合シャツは白、ネクタイ、靴下、靴は黒のものを身に付けます。女性の場合は露出の少ないワンピースやアンサンブル、スーツなどで、アクセサリーは黒か白の1連の真珠、黒曜石などであれば身に付けても構いません。化粧は薄めにして、アイシャドウやマニキュアなどは避けましょう。学生の場合は制服で、小さなお子さんや制服がない場合には黒や紺、グレーなどの地味な色のフォーマルを着用します。シャツやブラウスは白、靴は黒、靴下は黒か白のものを選びましょう。女の子なら地味な黒や紺、グレーなどのワンピースでも問題ありません。新生児や乳児の場合には白やグレー、ベージュなどの自然な色のものを身につけてください。明るい色を使うことは厳禁です。ただし、基本的に新生児や乳児は親族以外は弔事の場に連れていかない方がよいでしょう。また、冬場のコートに関してですが、毛皮のコートは殺生を感じさせるため厳禁です。手袋やマフラーも同様のため、動物の毛皮を使った製品は身に付けないようにしましょう。コートなどの防寒着は会場に入る前に脱ぐことがマナーです。【通夜】準喪服か略喪服で失礼にならないように通夜では、基本的に遺族よりも仰々しくならない程度の服装で行くようにするとよいでしょう。仕事の帰りに駆けつける場合には、派手な格好でなければ喪服でなくても構いません。しかし、訃報は急にやってくるものとはいえ、あまりカジュアルな服装で行くのは好ましくありません。ある程度準備ができるようであれば、準喪服か略喪服を着用することが好ましいです。通夜の場合、男性はダークスーツが基本です。ネクタイや靴などは黒のものを着用します。目立たなければストライプのスーツでも構いません。ネクタイピンや派手な時計をしている場合には、通夜の会場に駆けつける前に外しておきます。黒のネクタイはコンビニエンスストアでも販売されているため、急な訃報の場合でも簡単に購入できます。仕事上の付き合いが多い人は、仕事場に黒いネクタイを常備しておくとよいでしょう。女性の場合はダークスーツか、紺やグレーのワンピースが望ましいです。ストッキングは黒か肌色のものを着用し、化粧も薄めにしていきます。アクセサリーは1連の真珠のものと結婚指輪以外は外し、髪もシンプルにまとめるようにしましょう。バッグや靴は光沢のあるものを避け、地味なものが好ましいです。ショルダーバッグはなるべく避けたいところですが、急な訃報の場合にはそうもいかないこともあるでしょう。そういった場合には参列時に肩にかけずに手で持つ等の配慮をすれば大丈夫です。仮通夜に駆けつける場合には、地味な平服を着ていきます。仮通夜は亡くなった直後に行われるため、しっかりした喪服で行くと不幸を予期していたようで、かえって遺族の気分を害してしまいます。【法事】回数と共に格式を下げる法事では遺族側は準喪服で迎え、参列者は回数を重ねるごとに喪の表現を薄くしていくことが基本です。1周忌の場合には遺族側、参列者側共に準喪服を着用します。男性の場合は黒のスーツにネクタイ、白いシャツが基本です。足元は黒の靴と黒の靴下、葬儀や通夜と同様、ネクタイピンや派手な時計など光るものは外しておきましょう。ベルトも光るものは着用せず、バックルも派手に見えるものは控えましょう。女性の場合は黒のワンピースやアンサンブル、スーツなどを着用します。夏であっても露出は控え、6分丈から7分丈ほどに留めておきます。ストッキングや靴、バッグも黒で、光沢のあるものは厳禁です。いずれも飾り気のない地味なものを身に着けていきます。アクセサリーも葬儀や通夜と同様、1連の黒や白の真珠、オニキス、黒曜石などの地味なものに留めましょう。遺族の場合は3回忌までは以上の服装ですが、前述したように参列者の場合、法事は回数を重ねるごとに喪の表現を薄くしていくことが基本です。そのため3回忌以降の場合には「平服でお越しください」と書かれることもありますが、カジュアルな服装はやはり好ましくありません。基本的には略喪服を着用していくことがマナーです。3回忌以降の場合は、男性はダークスーツが基本です。色は黒や紺、グレーなどで構いませんが、1周忌と同じように光るものは避けるようにしましょう。女性も黒や紺、グレーといった地味な色のスーツやアンサンブル、ワンピースなどが好ましいです。地味なものであればストライプやチェック、織り柄の入ったものでも構いません。靴やバッグも黒ではなく、紺やグレーなども地味な色のもので大丈夫です。ただし、爬虫類の皮を使ったものなどは殺生を感じさせるため厳禁です。略喪服の場合、正喪服や準喪服に比べて制限は少ないですが、夏場でも肌を露出することはやはり好ましくありません。夏場の場合には上に黒の薄い上着を1枚羽織るなどして対応しましょう。アクセサリーも光るものを控え、結婚指輪や黒や白の真珠程度に留めて置きます。華美になりすぎないように注意が必要です。子供の場合には葬儀や通夜同様、制服が基本です。学生でない場合や制服がない場合には、黒や紺、グレーといった地味な服装であれば問題ありません。足元は黒が好ましいですが、ない場合は白い靴下でも大丈夫です。スニーカーも黒であれば不快に思われないでしょう。7回忌以降は遺族側も略喪服で構わないとされています。参列者の場合、7回忌以降は普段の服装でも構いませんが、派手な服装は控え、地味な服装で参列するようにしましょう。喪服の価格はピンキリ!安く済ませたい場合はレンタルも検討を一言に喪服といっても、価格はピンキリです。20,000円ほどで購入できるものもあれば、100,000円以上するものもあります。この価格の違いは、主に「黒の深さ」で決まっています。黒が深ければ深いほど品がよく、着心地やシルエットの美しさも違い、高い価格になる傾向にあります。これらの違いはぱっと見ただけではわかりにくいですが、安いブラックフォーマルと並んだときに差が歴然とします。男性の場合、20代から30代ほどの若い人であれば比較的安いものでも構いませんが、それなりに立場のある人であればいいものを選んでおいた方がよいでしょう。40代くらいの人であれば安くても40,000円~50,000円のもの、80,000円以上のものになると着心地も見た目の美しさも変わってくるため、立場のある人は80,000円以上のものがおすすめです。女性の場合も黒の深さで価格が違い、30,000円~60,000円ほどで購入可能です。若い人の場合は30,000円~50,000円ほど、落ち着きが必要なミセス世代であれば50,000円から60,000円のものを選ぶとよいでしょう。しかし、訃報とは急に届くものです。喪服は決して安いものではありません。急な出費としては痛いという人も多いでしょう。そうした人は喪服をレンタルするという方法もあります。喪服レンタルは基本的に購入するよりも安い金額で済むため、出費の軽減になります。また、喪服レンタルには「収納場所に困らない」「体型や年齢の変化に対応できる」「手入れが必要ない」という3つのメリットがあります。必ず必要になるとはいえ、滅多に着る機会がないものが喪服です。持っていてもクローゼットの片隅や衣装ケースの奥に閉まったままになりがちで、いざ必要になったときにどこに置いたかわからなくなるということは多々あります。レンタルであれば収納場所に困ることもありませんし、どこに置いたかわからないというトラブルも防げます。また、購入したときと体型が変わってしまい、喪服が入らないという可能性もあります。さらに若いときに購入した喪服が、デザインを考えると年齢と合っていないということも考えられるでしょう。レンタルであればこうした悩みは必要ありません。また面倒な手入れも、すべてレンタル会社が行ってくれます。ただし、葬儀や通夜、法事などが多い人の場合、レンタルするとかえって高額になることもあります。レンタルと購入、どちらか得か、自分のスタイルとよく考えて決めるようにしましょう。まとめ喪服は故人を偲び、遺族の気持ちを大切にするものです。おしゃれではなくTPOに合っているかを考え、ルールを守るようにしましょう。
2017年02月24日