どの舞台でもキラリと光る個性が魅力の大空祐飛が、ドイツのベストセラー作家フェルディナント・フォン・シーラッハの最新作(翻訳書名『禁忌』)を世界で初めて舞台化する『TABU』に挑む。刑事事件弁護士であるシーラッハのこれまでの作品は、本屋大賞に選ばれるなど日本でも人気が高く、大空も、まず原作の不思議な世界観に惹かれたと言う。「頭脳プレーと感覚的な世界が共存しているような、理数系と文系が融合された緻密さを感じます。今まで触れたことのない感覚ですね。そこが非常に魅力的で面白いなと思いました」。『TABU』タブー ~シーラッハ 禁忌より~ チケット情報大空が演じるソフィアは、写真家として成功するものの、若い娘を誘拐、殺害した容疑で逮捕される名家の御曹司セバスチャンの恋人。幼い頃に父を亡くし、母の愛も失ったセバスチャンにとって、ソフィアは特別な存在だ。彼女は彼を救うため、弁護士ビーグラーと共に真実を探し求める。「小説の文章から受ける印象では、ソフィアはとても魅力的です。モノクロ写真のように、暗いスタジオに光が射し込んで、そこに輪郭が溶け込んでいるような柔らかさと言うか、独特の美しさを持つ女性で、セバスチャンと同じフィルターを通して物を見て、彼を理解しようとします。自分がそうなれるかは置いておいて(笑)、演じるのはとても楽しみです」。セバスチャン役にはジャニーズJr.の真田佑馬、ビーグラーはベテラン橋爪功が演じる。ふたりとは初共演だが、配役の妙も楽しめそうだ。「異色ですよね(笑)。違う色同士が混ざってどんな色になるのかも面白いところだと思います。真田さんが、不思議な魅力を持ったセバスチャンという役をどのように作られるか。それによって、私も彼に共感し理解していくソフィアを作っていきたいですね。橋爪さんはシーラッハの『犯罪』と『罪悪』を朗読されたことがあって、原作の面白さも理解されているので心強いです」。カンパニーに溶け込むのに時間がかかるという大空にとって、演出家を含め、周囲とどんなコミュニケーションが取れるかも気になると言う。「演出の深作(健太)さんとも初めてですが、気さくな方でホッとしました。稽古では、相手の方を知っていくことでお芝居がスッと馴染んだりするので、緊張感も楽しみながら、うまくコミュニケーションを取りたいです」。公演は6月5日(金)から14日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。その後、愛知、石川、兵庫、福岡、北海道、宮城を巡演。取材・文:原田順子
2015年06月02日アリエル・ドーフマンの心理サスペンス劇『死と乙女』が大空祐飛、風間杜夫の出演で、2015年3月19日(木)より、東京・シアタークリエで上演されることが決まった。作品はローレンス・オリヴィエ賞 最優秀戯曲賞に輝いたドーフマンの傑作戯曲で、1994年ロマン・ポランスキー監督により映画化もされている。チリの独裁政権崩壊後が舞台。かつて学生運動に加わり過酷な拷問を受けた女が、偶然にも自分を蹂躙した男と再会する。被害者と加害者、そして被害者の夫。シューベルトの名曲『死と乙女』をモチーフに、3人の男女が密室で火花の散るような葛藤を繰り広げる。演出は新進気鋭の谷賢一。公演は2015年3月19日(木)から28日(土)まで。チケットの一般発売は12月13日(土)より。
2014年11月04日WOWOWは、三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ『大空港2013』を29日(22:00~)に放送する。2011年に放送された『short cut』と同じく、100分間、カメラを止めずに最後まで撮り続ける"完全ワンシーンワンカット"で挑んだ同ドラマ。長野の松本空港を舞台に、空港職員と乗客の家族が繰り広げる群像劇を描いたコメディで、人間の視点に近い臨場感あふれる作品に仕上がっている。そこで、三谷監督と空港のグランドスタッフ役で主演を務めた女優・竹内結子に話を聞いた。――"完全ワンシーンワンカット"でドラマを撮る意味とは何でしょうか?三谷監督「俳優の魅力を引き出す良い手法だと思ってます。カットを割って撮るのも集中力が必要だけど、ブツ切りだから芝居が嘘になってくる。例えば、100分間、1人の人間を演じ続けていると、疲労も溜まってくるし、演じている人間の素の部分が確実に出てくるから、舞台に近いとは思います。今回は、山道を一直線だった前作と違って、屋上に行ったり2階に行ったり。位置的にも物語的にも交錯しているので、難易度がはるかに高かった」――この手法で撮ろうと思ったきっかけを教えてください。三谷監督「元々舞台の人間なので、舞台と映像の手法の合わせ技が何か出来ないかと思って。映像派の監督でもない僕が出来る演出は、俳優と向かい合って良さを引き出すこと。その点、長回しはすごく効果的なんです」竹内「私は舞台未経験ですが、お芝居をし続けることは舞台みたいな感じなのかなと。でも、カメラで撮っているので、見切れたり、入るタイミングを計算してお芝居をしなければいけないので映像っぽくもあるし。とても新鮮でした」三谷監督「舞台より全然難しいですよ。立ち位置も寸分の狂いも無いようにしないとNGだから、俳優はすごく大変」――竹内さん、オファー時の心境とお芝居をした感想を教えてください。竹内「最初は面白そうだなというワクワク感が強かった。でも、よく考えると観るのは面白いけど、あっち側にいくのかと考えた瞬間にゾッとしました。『大変なものを受けてしまった』って(笑)。でも、演じている時はちょっとした興奮状態でしたね。撮影監督の山本英夫さんらと息を合わせながら、共演者みんなが立ち位置を調整し合う感じでした。色んな人が色んなことを考えながら、こんなにチームプレイでお芝居することはなかなか無いと思う。撮影後のプレビューでも、『何で覚えられないんだろう……』って悩んでると、生瀬さんや香川さんが『大丈夫!やれるよ!』って励ましてくれました」――5日間の撮影で1日1テイクという状況で、三谷監督は仕掛けをしていたそうですね。三谷監督「3日目くらいからスタッフワークは良くなるんだけど、俳優さんの演技は慣れてくるんです。より新鮮味を持たせるために、相手役の人だけにアドリブを言ってもらって生のリアクションを楽しむ。実を言うと前回、山本さんの後に付いて行ったら僕が見切れちゃって、NGを出しました。今回は反省して、スタッフ部屋で待機してたから、本番中にやる事がなくてイタズラをしてました」竹内「私はてんやわんやですよ~!歩く道すがら、色んな爆弾が仕掛けられているので、それをかいくぐっていく感じ。素で動揺してる場面もあるけど、アドリブが投下されても、この共演者の皆さんとなら何とかなる!大丈夫!と」三谷監督「笑ったらバラエティになっちゃうから、そこは僕と俳優たちとのせめぎ合いですよね。信頼関係があるからこそ出来ること」――撮影を終えて思うことはありますか?竹内「やってみたいなと思っていたものに近づきました。でも、舞台は怖い話をいっぱい聞くので。いきなりセリフを忘れたり、監督みたいに地雷を仕掛けられたら怖いなぁと」三谷監督「竹内さんとやりたいと思ったきっかけは、『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~』なんです。その時に、竹内さんは転んだのに芝居を続けてて、本当に面白かった。もっと映像畑の方かなと思ってたけど、何があっても対処出来るし舞台に向いてるなと。ミュージカルとかどう?」竹内「歌はちょっと…。今は前向きではありませんね(笑)」――三谷監督、"完全ワンシーンワンカット"ドラマの今後の構想はありますか?三谷監督「ワンシーンワンカットの可能性を突き詰めていきたいので、更に難易度の高いものをやりたいと思っています。撮影の山本さんありきの企画なので、『南の島が舞台で水中シーンから始まって陸に上がっていくのは?』って話したら、カメラに水滴がついても拭けないから無理だと。最後に潜るのは大丈夫って言ってたけど」竹内「どのタイミングでボンベを付けるんでしょうね(笑)」――ありがとうございました。では、最後にドラマのPRをお願いします。竹内「ワンカットだということを途中で忘れてしまうほど、撮影の山本さんが観ている世界に引き込まれていきますよ。ご覧いただく皆さんが一緒にてんやわんやを体験しているような感覚になると思うし、そういう意味でも面白い作品です」三谷監督「どうやって撮ったんだろう? っていう興味で観てもらえると思うけど、知らないで観ると、ワンカットだと分からないままだと思う。そんなのめり込む作品にしたいと山本さんと話していたので、『何か分からないけど、このドラマは集中するね』って思ってくれれば正解かな」ドラマW三谷幸喜『大空港2013』三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ第2弾。長野の松本空港で働くグランドスタッフの大河内千草(竹内結子)は、天候不良で羽田空港に着陸できずに降り立った田野倉一家のアテンドをすることに。飛行機を待つ間、家族に隠し事がある父親の守男(香川照之)やお金に困っているライターの蔵之介(生瀬勝久)ら田野倉一家に、謎の女性(戸田恵梨香)、パイロット姿の男(オダギリジョー)らも加わった大騒動が巻き起こる――というストーリーで、放送はWOWOWで29日22時~。また、同ドラマを撮影したカメラマン・山本英夫を追うノンフィクションW「撮影監督・山本英夫~三谷幸喜の夢を撮る~」も、27日22時から放送する。
2013年12月28日舞台『唐版 滝の白糸』が10月8日、東京・シアターコクーンで開幕。開幕にあたり、出演者の大空祐飛、窪田正孝、平幹二朗からメッセージが寄せられた。舞台『唐版 滝の白糸』チケット情報片心中の生き残り、水芸人のお甲。彼女の心中相手の弟・少年アリダ。ふたりはゴーストタウンと化した長屋で出会い、ふたつの孤独な魂を通わせ合う。抒情あふれる唐十郎の傑作戯曲を蜷川幸雄が13年ぶり4度目の演出に挑む舞台だ。お甲を演じるのは大空祐飛。今回が宝塚歌劇退団後、初の舞台出演。「生命そのもののような激しい女・お甲。彼女が自身を昇華して魅せる『奇跡の芸』で劇世界を染め上げられるよう、私のエネルギーを全てこの舞台に解放したい」。少年アリダを演じるのは窪田正孝。「冒頭では何者でもなかったアリダがお甲さんたちと出会い変化、成長していく。僕自身、作品を通してどこまで変化できるか、精一杯頑張りたい」。そして、過去を追い求める謎の男・銀メガネを平幹二朗が演じる。「前衛作品と対峙する機会が少ない僕にとって、この舞台は大いなる挑戦の場。台詞を「てにをは」まで正確に頭と身体に叩き込み、戯曲の求めるスピードとリズムで、まるで今生まれた言葉のように舞台上に再現する。原点に戻って取り込むしかない」とそれぞれ、意気込みを話している。公演は10月29日(火)まで東京・シアターコクーン、11月12日(火)から11月16日(土)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケット発売中。
2013年10月09日外食事業を展開するロイヤルホールディングスが運営する天丼てんやは、年末年始にあわせ”冬のごちそう”を集めた「海の幸天丼」を、11月22日より期間限定で販売開始した。同商品は、冬季限定販売の天ぷら4種類を含む、5種類の天ぷらを使った海鮮天丼。同店の冬の風物詩である「ズワイガニ」、真冬に旬を迎える春菊を使った「貝柱と春菊のかき揚げ」、やわらかくあっさりとした「すけそう鱈(だら)」、しいたけの中でも肉厚な「どんこしいたけ」といった”冬のごちそう”4種に、自慢の「えび」を盛り込んでいるという。価格は、単品(みそ汁付き)830円、小うどんセット980円、小そばセット1,030円。セットとお持ち帰り弁当には、みそ汁はついていないとのこと。販売期間は2013年1月9日までを予定している。なお、11月22日から12月30日までの期間、大みそか限定販売となる「年越し天ぷら」の予約も実施。「天然大えび」、「穴子1本揚げ」、「天然マダイ」、「ずわいがに爪肉」などのメニュー6種類を詰め合わせた数量限定のパック「夢」(2,000円)や、「天然大えび」などの定番メニュー6種類を詰め合わせたパック「寿」(1,500円)など、人数や好みにあわせて選べる7種類のパックを用意しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日俳優の加藤和樹とシンガーソングライターの伊達幸志によるユニットJOKERが、10月10日(水)にシングルをリリースする事が決定した。【公演情報はこちら】JOKERは2011年にデビュー。ミュージカル「テニスの王子様」出演がきっかけで知り合ったふたりはそれぞれソロで音楽活動をしていたが、加藤の誘いがきっかけでユニットを結成。セカンドシングルとなる今作のタイトルは『Rolling Life』。小室哲哉が作詞・作曲そしてコーラスやピアノ演奏まで参加する楽曲で、何度も繰り返されるサビメロが印象的でメロディアスなロックナンバーだ。9月26日(水)には今年の5月に行われたファーストライブを収録したDVD『ALIVE I』をリリース。12月14日(金)からはライブツアー、JOKER Live “GAME” Tour 2012-2013~OVER~が仙台を皮切りに全国12都市13会場で行われる。本人たちも「ライブという緊張感ある生の現場で新たなJOKERが誕生する」と語っているだけに、気になる方は是非ご確認を。なお、チケットぴあでは9月24日(月)午前11時まで、先行抽選プレリザーブを実施中。■JOKER Live “GAME” Tour 2012-2013~OVER~12月14日(金) 仙台 darwin12月16日(日) 札幌 ペニーレーン2412月22日(土) 広島 ナミキジャンクション12月23日(日) 広島 ナミキジャンクション12月24日(月) 福岡 BEAT STATION1月5日(土) 浜松 窓枠1月6日(日) 柏 PALOOZA1月12日(土) 名古屋 ダイアモンドホール1月14日(月) 松山 サロンキティ1月19日(土) 大阪 BIGCAT1月20日(日) 金沢 AZ1月26日(土) さいたま新都心 HEAVEN’S ROCK VJ-31月27日(日) 東京 SHIBUYA-AX※チケット一般発売11月10日(土)
2012年09月17日服部栄養専門学校理事長・校長、医学博士の服部幸應氏と共同企画したオンラインショップ「服部幸應のお取り寄せ」が、5月28日オープンした。「服部幸應のお取り寄せ」は、服部幸應氏がすべて実食・厳選。素材本来のおいしさにこだわり、無農薬や減々農薬、無添加の商品を作り手より直接届けるお取り寄せサイト。取り扱う商品は、世代を超えた逸品はもちろん、育児や仕事などで忙しい30~40代の女性にもおススメの素材ばかり。保存や調理が簡単な、無添加のお総菜や冷凍食品など積極的に紹介し、健康的で華のある食生活をサポートしていく。各商品のページでは、作り手のもとへスタッフが足を運び、商品の製造現場や、作り手の商品に込める思い、誕生秘話をリポート。また、こだわりの食品をより楽しく、身近に感じてもらうため、服部幸應、スタッフ、購入者によるお勧めのおいしい食べ方やアレンジレシピを紹介する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月04日