スタジオジブリの『コクリコ坂から』のDVD&ブルーレイが6月20日(水)に発売されることが発表され、これを記念して3月7日(水)に都内で宮崎吾朗監督とボイスキャストを務めた長澤まさみがトークショーを行なった。同名少女漫画を原作に、東京オリンピック開催を控えた1963年の横浜を舞台に、一人で下宿を切り盛りする女子高生・海の初恋を描き出す。昨年7月に劇場公開され、興行収入44億円超で昨年度の邦画No.1ヒット作となり、先日発表された日本アカデミー賞で最優秀長編アニメーション賞にも輝いた。この日本アカデミー賞の発表では前年度の受賞者、つまり吾朗監督と同じスタジオジブリの“麻呂”こと米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』)がプレゼンターを務めたが、吾朗監督は「麻呂に(発表の紙に)『コクリコ坂から』って書いてなくてもそう言えって言っときました(笑)。麻呂は、もし『コクリコ坂から』じゃなかったらどうしよう?って困ってたそうです」と明かし、会場の笑いを誘った。本作の監督就任については「鈴木(敏夫プロデューサー)さんから『やらないとクビだ』って言われまして。子供もいるので」とその理由を説明。父親の宮崎駿監督が脚本を担当したが「プレッシャーはありましたね。奥歯をいつも食いしばってて、寝るときもいつも歯ぎしりしてたみたいで割れちゃいました。髪もだいぶ薄くなっちゃって…(苦笑)」と苦労をふり返った。なお、本作の製作現場における宮崎親子の“戦い”を追いかけたドキュメンタリー「NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎駿×宮崎吾朗~」のDVD&ブルーレイも5月16日(水)に発売となる。吾朗監督は「これは売らなくていいと思うんですが…」とちょっぴり渋い表情。激しい言葉で父と口論する様子なども収められているが「労わろうとは思ってるんですけどね…もう71歳ですから」とばつが悪そうに語り、隣りの長澤さんを爆笑させていた。長澤さんは自身が生まれる20年以上前の1963年という時代背景、自身が演じた主人公の海を始めこの時代を生きる人々について「毎日、同じことを繰り返すことで新たに芽生える感情や成長ってあるんだなと思いますし、お手本にしたい人たちでした」と語る。海の甘酸っぱい初恋が描かれるが、長澤さんは「私自身は自分の気持ちを言えないタイプなので、ああやって(海のように)勇気出して告白するのはカッコいいなと思いました。私は言えずに終わる方なので」と苦笑い。自身の初恋について突っ込まれると「中学のとき。静岡出身なのでやはりサッカー部の人でした」と恥ずかしそうに明かした。吾朗監督は本作が2本目の監督作となったが「映画ってこうやって作るのかとやっと分かりました。1本目は素人で何も知らず、その分、怖いもの知らずでやれて、どこか分かったような気になってたけど、そうじゃないって気づきました」と述懐。今回のDVD&ブルーレイ発売決定については「ジブリも実はそんなに余裕がなくて、経理担当の役員に引っ張られて『次はどうするの?』って言われるんです。だから1枚でも多く…」と弱気なアピールで会場は笑いに包まれた。『コクリコ坂から』DVD&ブルーレイは3月16日(金)より予約開始。6月20日(水)より発売。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:『八日目の蝉』、日本アカデミー賞10部門獲得!主演男優賞は故・原田芳雄にヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!『ハリポタ』V2でシリーズ1,000億超えか?全米ではあのアメコミ映画が1位にレトロ調からポップカラーまで!日本女優陣を彩るサマーワンピースに注目ジブリの胸キュンキャラクター1位はトトロ!ナウシカ、キキ、パズーなどが続く
2012年03月07日茨城のご当地グルメ「けんちんそば」が東京タワーにやってくる!『常陸秋そば in 東京タワー』が、2011年11月23日(水)開催決定。会場では、古くから各家庭や蕎麦店で親しまれてきた郷土料理、温かいけんちん汁の「けんちんそば」を、地元市民の手作りにより振る舞われる。また、常陸秋そばPRマンとして活動中の「黄門ヨネスケ」が販売応援にかけつけ、年末の年越しそばに向けての常陸秋そばのアピールを行う予定だ。そばの最高峰との呼び声高いブランドそば・茨城県常陸太田市「常陸秋そば」を、ぜひこの機会に味わってみては。常陸秋そば in 東京タワー開催:2011年11月23日(水・祝)11:00~18:00場所:東京タワー正面玄関スペース
2011年11月22日念願の初センターをGet☆20日、日本武道館にて「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」が行われた。その結果、優勝は篠田麻里子に。2代目となるじゃんけん女王の座を射止め、12月7日発売のシングルでのセンターポジションも手にした。彼女にとっても念願のセンター、選抜で初のセンターの獲得となり、優勝者あいさつでは、喜びを涙ながらに表現したそうだ。会場に足を運んだ多くのファンからは、割れんばかりの拍手と歓声が起きたという。姉妹グループも参戦で混戦となるなかでの優勝今回は姉妹グループであるSKE48とNMB48も初参戦し、AKB48の研究生も含め、本線には総勢68人が参加。約11000人のファンらが見守るなか、じゃんけんの熱い勝負が繰り広げられたそうだ。20日のじゃんけん大会前の篠田のブログには、ネイルで気合い入れの記事も。カラフルネイルも勝利に一役買ったかも?!それぞれの個性を光らせつつ、活躍の場を広げていく彼女たち。まだまだ人気をのばしそうだ。元の記事を読む
2011年09月21日スタジオジブリの最新作『コクリコ坂から』の主題歌発表会見が3月28日(月)、東京・小金井にある同社で行われ、宮崎吾朗監督に、2006年公開の『ゲド戦記』に続いてジブリ作品で主題歌を担当することになった手嶌葵、企画・脚本を務めた宮崎駿らが出席した。宮崎駿さんは、東日本大震災に触れ「国土の一部を失っている国で、敢えてアニメーションを作っている。この時期だからこそ、自分たちができることはアニメーションを作ってゆくことだ。歴史的な事件や、時代の変化の中で、この企画(ファンタジーではない物語)は間違いなかったと、思っている」と時折、涙をこらえるような表情を見せながら語った。宮崎吾朗監督も「自分たちが映画を作っているということが、自分たちを支えてくれている。震災の前日に、まさにこの主題歌のレコーディングをしていたが、この曲は単に若い男女が恋する歌ではなく、鎮魂歌に感じていた。そして震災が起こり、この歌の意味が非常に重く、自分にのしかかった」と明かした。手嶌さんは「主題歌に選ばれたことを嬉しく思っている」と喜びを語ったが、震災については、「震災に遭った方に、どのように声をかけていいか分かりません。しかし、一緒に手をつないで行けたらと思っています」と声を詰まらせ、悲痛な表情を見せる一幕も。また、宮崎駿監督は、予断の許さない状況が続く原発の問題を念頭に「これからの時代、自分たちが何を作ってゆくのか問われていると思う。今後の文明を模索していかなければならない」と語り、「放射能の前線に立っているレスキューや自衛隊や職員のことを考えると感謝と、誇らしく思う」と続けた。震災やその後の計画停電の影響を受けての製作の状況や、スタジオジブリとしての被災者支援について、鈴木敏夫プロデューサーは「進行に遅れがあった上の災害。だが、必ず公開日に間に合わせます。それが、我々の責務。支援については、水面下で、精神面、物理的にも既に行っていますが、あえてそれを公表はしない方針を取った」と説明。また、映画の内容に関して「地震の影響で内容が変更したことは一切なく、今後もありません」とキッパリと断言した。『コクリコ坂から』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
2011年03月29日