富山県には「焼肉スパゲッティ」なるものがあるらしい。この名前を聞いて、皆さんはどのようなものを想像するだろうか。焼肉がのったスパゲッティか、それとも、焼肉とスパゲッティがセットになったメニューなのか。どちらにせよ、焼肉もスパゲッティも筆者の大好物!これは調べなければと、早速調査を開始することにした。意気込んで調査をはじめたのはいいが、早速行き詰まってしまった。喫茶店でメニューを広げるも、「焼肉スパゲッティ」という名前の料理が見つからないのだ。頭を抱えつつ調査を続けていると、目についたのは「総曲輪(そうがわ)焼きスパ」の文字。「焼肉スパゲッティ」=「焼スパ」!?なにか共通点があるかもしれない。「総曲輪焼きスパ」を提供している、「喫茶チェリオ」の方に「焼肉スパゲッティ」のことを聞いてみた。「『焼肉スパゲッティ』は30年以上前から『喫茶チェリオ』にあるメニューです。2年ほど前に『総曲輪焼きスパ』という名前に改名しました」と、唐突の質問にも関わらず、丁寧に答えてくれたのは喫茶チェリオの稲垣さん。「喫茶チェリオ」は富山県富山市の中心部に位置する総曲輪という町にある、昭和10年(1935)創業の老舗喫茶店だ。店舗は何度か移転したとのことだが、店内には創業当時を思わせるレトロな雰囲気が残っている。アンティークな趣の「直角座り」のイスも、布は張り替えているが、旧店舗の時から同じ物を使用しているという。稲垣さんは「喫茶チェリオ」の3代目。初代の稲垣正二さんは戦時中、海軍にいた時に横浜で出合った喫茶店にほれ込んだ。「地元にもこんな喫茶店をつくりたい」と、「喫茶チェリオ」を開店したと聞いているという。「焼肉スパゲッティ」こと、「総曲輪焼きスパ」がつくられた経緯も聞いてみた。「純喫茶だった『喫茶チェリオ』は、中高年の女性が主なお客さんでした。そこで、もっと若い人たちにも親しんでもらえるメニューを作りたいと思い、初代が考案したのが『焼肉スパゲッティ』だったんです」と稲垣さん。そして2年ほど前、富山総曲輪発のB級グルメを目指して、町の名前を頭につけた「総曲輪焼きスパ」に改名。総曲輪の商店街がにぎわってほしいという思いを込めて、この名前にしたという。その「総曲輪焼きスパ」だが、見た目はまるで焼きそばのようだ。ソースには焼肉にあう甘めのタレを使っていて、たっぷりとのっている青のりがすごく食欲をそそる。また、なんといっても一番の特徴は麺が「スパゲッティ」というところ!ほどよい弾力とつるっとしたのどごしはスパゲッティならでは。その食感が、不思議なほどソースとあう。少し濃いめの味に仕上がっているので、上にのっているレモンをギュッと絞ってから食べる。すると、さっぱりとして口当たりがよく、ソースの甘みに酸味が加わって、また違ったおいしさになるとのこと。なお、稲垣さんのオススメは、粉チーズをたっぷりふりかけて、タバスコなどをお好みでプラスすることだそうだ。いっそうおいしく食べられるので、ぜひ試してみてほしい。今まで、サラリーマンを中心によく食べられていたという「総曲輪焼きスパ」だが、最近は若い女性からの注文も増えているとか。確実に注目度が上がってきているようだ。ちなみに「喫茶チェリオ」では、「総曲輪焼きスパ」の他に「あんみつ」もオススメとのこと。初代が考案したという秘伝の自家製あんには、北海道産の大納言小豆をたっぷり使用。他では食べられない、とろりとした食感のあんこだという。「総曲輪焼きスパ」と一緒に楽しみたい一品だ。なお、「喫茶チェリオ」ではFacebookチェックインクーポンが利用できるということなので、これは利用しない手はないだろう。「総曲輪焼きスパ」は「喫茶チェリオ」でしか食べられないメニューなので、富山に行った際にはぜひ立ち寄って食べてみてほしい。昭和の雰囲気を残した店内と、どこか懐かしい味は、きっとやみつきになるはず。●information 喫茶チェリオ 富山県富山市総曲輪3-6-15-18-1 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月17日富山県富山市の富岩運河環水公園で「外にある期間限定の美術館」と題して「GEIBUNオープンエアミュージアムin環水公園」が開催されている。期間は9月15日(土)~10月14日(日)まで。イベントは2010年から行われているもので、富山県の代表的な公園である富岩運河環水公園を利用する市民に、緑あふれる公園内で芸術作品に触れる機会を提供しようと富山県と富山大学が連携協力。富山大学芸術文化部の教員、学生の芸術作品が公園内に展示される。入園、関連プログラムの参加ともに無料。展示される作品は木彫オブジェ、絵画、ストリートファニチュアなど68点。また関連プログラムも用意されている。9月16日(日)、30日(日)、10月14日(日)の13:30~17:00には、りんごの絵馬に願いを書き、公園の木につるす「夢りんごプロジェクト」、10月7日(日)18:00~21:00には、人と作品が相互にかかわり合う事で完成する作品「メディアインスタレーション展」が開催される。富山大学芸術文化部は平成17年に富山大学、富山医科薬科大学、高岡短期大学が統合されて誕生した。芸術文化部は「芸術文化を中核とし、人文科学、社会科学、自然科学、情報技術などの諸学問の融合によって芸術文化の振興をはかることにより、国際的に通用する学術情報の発信と、芸術文化の中核を担う社会人の養成を行う」ことを目的としている。また、地域社会への貢献にも力をいれている。「交流と貢献」という理念のもと、今回のような作品の展示公開や公開講座、産学官交流事業を積極的に行っている。会場である富岩運河環水公園は、富山駅北地区の遊休地を有効利用する「とやま都市MIRAI計画」の一環として、富岩運河の牛島町側の船だまりを整備した公園。市民の憩いの場となっているほか、遊覧船も運航されている。富岩運河周辺の見どころには、昭和の土木建造物として初めて国の重要文化財に指定された「富岩運河水閘施設」や、登録有形文化財に指定されている「牛島閘門」などがある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日富山市ファミリーパーク(富山県富山市古沢254番地)では7月10日、グレビーシマウマのジュディーが元気な赤ちゃんを出産した。妊娠期間14カ月、待ちにまった待望の男の子の誕生となった。展示場では、母親のオッパイを飲む姿や、母親のまわりを元気に走り回り疲れて木陰でぐっすりと眠る姿など、子どもらしい無邪気でかわいらしい様子や、遠く離れたわが子を追いかける、かいがいしい母親の姿も見られる。最近では、牧草や干し草など母親と同じ物を食べることも多くなってきた。同園では、「ぜひ、会いにお越しください」と話している。ただし、子どもの体調管理のため展示時間を短縮する場合があるので、あらかじめのご了承を、とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日セブン銀行は3日、富山銀行と2013年1月頃にATMの利用提携を開始することになったと発表した。今回の提携により、富山銀行のキャッシュカードを保有する顧客は、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどに設置してある全国のセブン銀行のATMで入出金などのサービスが利用できるようになる。富山銀行との提携に関する具体的なサービス内容、手数料などについては、詳細が決まり次第あらためて公表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日アメリカンホームでは、地域貢献活動の一環として、毎年富山県に所在する学校へ樹木の寄贈を実施しており、今年度は7校目となる富山県立ふるさと支援学校に、『紅梅』を寄贈した。同社は、地域貢献活動の一環として、樹木を育て花を咲かせることで子ども達に笑顔になって欲しいという願いをこめて、2006年に富山リレーションシップセンターを開設して以来、富山での地域貢献活動を積極的に行っている。今年度は7校目となる富山県立ふるさと支援学校に、『紅梅』を寄贈。同校で行われた目録贈呈式には、同社会長の後藤久雄氏が出席し、生徒代表に目録を贈呈した。生徒代表は「ずっと花を見られるように、大切に育てていきたい」とお礼の言葉を述べたという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月25日富山の夏の一大イベント「第52回富山まつり」が8月3日~5日の3日間にわたって開催される。総勢1,500名が大通りを埋め尽くす「越中おわら踊り」や、躍動感あふれる踊りや個性的な衣装が魅力の「よさこいとやま」など、期間中は盛りだくさんのイベントが用意されている。会場は富山市中心部の城址公園・城址大通など。期間中には「よさこいとやま」をはじめ、大勢の踊り手によるステージ「民謡踊りの夕べ」、全国から出場が集う「越中おわら節全国大会」、子どもたちが喜ぶ「はたらくクルマ大集合」など、さまざまな場所でバラエティー豊かなイベントが用意されている。4日に行われる「越中おわら踊り」では、当日の飛び入り参加も可能という。また今回で4回目となる、ロックを愛するオヤジたちによる野外バンドコンテスト「オジサマーロックフェス in TOYAMA」(4日開催)では、ライブゲスト・特別審査員として大沢誉志幸氏が登場する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日富山市上下水道局が販売する、ペットボトル入りの水道水「とやまの水」が、4月に開催された国際的な品質コンクール「2012年モンドセレクション」において、「ビール、水ならびにソフトドリンク」の部門で金賞を受賞した。モンドセレクションは、品質評価国際機関として、半世紀近くにわたって世界中から応募されるさまざまな製品の審査、ならびに評価を行っている。このほど、富山市上下水道局が販売する水道水「とやまの水」が、「2012年モンドセレクション」において金賞を受賞。受賞した同商品は、市内のご家庭で水道水として飲まれているもので、受賞により、豊かな自然がつくりだす富山市の水道水が、安心・安全でおいしい水であると高く評価を得たこととなった。金賞を受賞した「とやまの水」は、イベント時の飲料、贈答用、災害備蓄品等として販売している。1箱2,400円(1本500mlで24本入り)。また、金賞受賞の結果を反映した新ラベルデザインのペットボトルは、7月中旬からの販売を予定しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月23日富山県地域振興課では、黒部川(富山県)の水力発電の軌跡をたどる「黒部ルート見学会」の参加者を募集している。平成24年度見学会は、5月から11月までの間に34回実施。「欅平出発コース」と「黒部ダム出発コース」があり、いずれも地下の黒部川第四発電所を見学できるという。「黒部ルート見学会」は、電源開発の歴史や水力発電事業の理解を促すため平成8年度から実施。本年度は、5月から11月まで34回実施される。見学する黒部ルートは、黒部峡谷・欅平と黒部ダムを、トロッコ列車など5つの乗り物で結ぶもので、黒部川第四発電所などを建設するために、昭和30年代前半に整備された。現在も関西電力株式会社の工事用ルートとして使用されているが、一般開放はされていないとのこと。見学コースは、「欅平出発コース」と「黒部ダム出発コース」の2つ。参加費用は無料。募集定員は、両コースとも1日につき30人(申し込み多数の場合は抽選)。見学日の約6週間前が応募締め切りとなる。詳しい情報は、富山県ホームページ(、または関西電力ホームページ(まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日インテック(本社 : 富山県富山市)と富山大学は22日より、富山地方鉄道「セントラム」にて、総務省による平成23年度戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)で採択された研究課題「富山LRTにおけるスマートICTを活用したバリュー創生の研究開発」の実証実験を開始する。同研究課題は、近い将来のM2M(”Machine to Machine”の略。多数の機械と機械がネットワークを介して直接通信を行うことで、より高度なサービスを提供できると考えられている)普及に備え、街中の至る場所でICT機器(「ICT」は情報と通信に関する技術の総称)を利用できるようにし、生活者の利便性向上に関して検証することが目的に。今年度行われる実証実験では、インテックと富山大学大学院理工学研究部メディア情報通信研究室に加え、富山市、富山地鉄、まちづくりとやまの3組織も協力。22日以降、「セントラム」車内に、独自に開発したデジタルサイネージが設置され、沿線店舗の広告が運行位置に合わせてタイムリーに表示される。発信情報は協力3組織からのものに限定されるが、区間に応じた広告をどのようなタイミングで表示するのが有効か、検証されるという。また、利用者を限定しての実証実験として、AR表示技術を活用し、「セントラム」車内からスマートフォンを使って街中に隠れたキャラクターを探すゲームも実施。車内での利用を想定し、車窓から風景を認識し、登録された場所にキャラクターなどの情報が正確に表示されるか検証される。「セントラム」運行状況をリアルタイムにスマホへ提供する実験や、現在地から最寄りの電停への経路を案内する経路ナビゲーションシステムの実験も行われる予定だ。3月18日には、富山市内のグランドプラザにて、今回の実証実験に関するデモンストレーションが行われる。実験を紹介するパネル展のほか、「セントラム」でのAR体験実験も実施するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日