JR西日本は17日、持続的なSL(蒸気機関車)動態保存に向けた取組みとして、「SL専用検修庫の新設」「D51(デゴイチ)の本線運転の復活」について発表した。同社管内には、国鉄時代の1979(昭和54)年から運行開始された「SLやまぐち号」や、全国から選りすぐりのSLを集めた梅小路蒸気機関車館をはじめ、北陸本線米原~木ノ本間で「SL北びわこ号」の季節運行を実施するなど、SL動態保存に取り組んできた。これらの歴史的経緯に加え、多くの利用者から好評を得ていることも考慮し、「今後少なくとも数十年程度は安定的にSL動態保存が継続できる体制」を整備することとした。SL専用検修庫は解体検査に特化した専用検修庫として、「京都鉄道博物館」(2016年春オープン予定)に隣接する梅小路運転区内に新設される。ボイラー検修場を設置し、天井クレーンなどの大型装置を一新して車両整備の作業性向上を図るほか、ペデストリアンデッキで「京都鉄道博物館」との一体化を図り、SL検修の作業風景も見学可能になるという。SL専用検修庫の使用開始は2015年度秋以降を予定している。「デゴイチ」の愛称を持つ蒸気機関車D51形の本線運転復活も発表された。現在、おもに梅小路蒸気機関車館で「SLスチーム号」に使用されるD51形200号機(1938年、国鉄浜松工場で製造)の大規模修繕と本線運転用の改造を実施し、C56形に置き換えて「SLやまぐち号」「SL北びわこ号」の牽引機関車として使用するとのこと。使用開始は2017年度以降とされた。なお、JR西日本はSL動態保存のための設備投資を行うとともに、SL独特の技術を備える社員の中長期的な人材確保と実務能力の維持向上も推進するとしている。
2014年10月18日東武鉄道は11月16日、森林公園検修区(埼玉県滑川町)にて、「東上線森林公園ファミリーイベント2014」を開催する。東上線の秋の恒例イベントとして、2009年から毎年開催しているもので、普段では立ち入れない車両検修区を一般公開し、各種見学や体験、車両撮影会などを行う。今年は東上線開業100周年記念として、東上線を代表する8000系車両の歴代カラー3種類が初めて勢ぞろいする車両撮影会を実施。現行(3代目)のカラーリングに加え、導入当初のツートンカラー塗装を再現した8111号編成、2代目のセイジクリーム塗装を再現した81111号編成が撮影できる。車両の間近で撮影できる時間帯と、全車両を遠景から撮影できる時間帯をそれぞれ設けるという。その他、車庫見学(事前応募制)、鉄道施設保守車両の作業実演、車両洗浄線の体験乗車、子供制服着用体験、鉄道グッズや埼玉県B級ご当地グルメなどの販売、東武博物館の名誉館長によるトークショーなどを実施する。イベント開催時間は10~15時、入場は14時30分まで(雨天決行、荒天中止)。来場者プレゼントとして、8000系セイジクリーム塗装車両デザインの東上線オリジナルリフレクターを配布する(なくなり次第終了)。イベント開催を記念し、車両撮影会で展示するツートンカラー車両(8111号編成6両)とセイジクリーム塗装車両(81111号編成4両)を連結し、2種類のリバイバルカラー車両による特別編成として営業運転を行う企画も実施。この特別編成列車は今年5月1日の東上線開業100周年記念セレモニーで運転したもので、それ以来の登場となる。運転区間ならびに運転時刻は、志木駅6時47分発・池袋駅7時14分着、池袋駅7時19分発・森林公園駅8時31分着。全行程とも一般営業列車として、普通運賃で乗車できる。森林公園駅到着後は連結を解除し、8111号編成・81111号編成ともにイベント会場にて車両撮影会に登場する。
2014年10月10日D2Cは10月6日、スマートフォンアプリ開発技術検定「スマートフォンアプリ開発技術検定試験」(以下、スマ検)において、iOSおよびOS X向けのプログラミング言語「Swift」の検定試験を開始した。D2Cはこれまで、スマ検をiOS、Android OS向けアプリケーション開発技術に関する検定試験として提供してきた。今回、Swiftの検定試験を開始するに当たり、既存のスマ検の設問4000問に加えて、Swiftの設問を1000問用意した。設問は、D2Cがコンシューマ向け事業で蓄積したゲームやWebサービス、アプリ開発運営ノウハウを元に作成。「事前準備」「開発環境設定」「開発者登録」「アプリ企画」「UI/UX設計」「アプリデザイン」「アプリ開発・コーディング」「実機インストール」「実機検証」「アプリ申請」といった、開発から事業化に至るまでの範囲となっている。また今回、iOSとAndroid OSの検定試験に上級者コースを新設し、技術者の技術レベルをより細かく把握できるようにしている。
2014年10月07日日常生活で、または受験や就職活動で使えるのが実用英語技能検定、英検です。英検の人気はもはや定番と言えるもので、毎年230万人の受験者がチャレンジしています。そんな英検について、また活用方法について改めてチェックしてみました。■実用英語技能検定(英検)って、どんな資格なの?英検は「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」の英語総合力を試され、社会で求められる実用英語の基準をクリアした人は、試験の難易度に応じた級を認定されます。主に受験や就職活動に使われることの多い資格ですが、日常生活で英語を利用するため、またスキルアップのために英検資格にチャレンジする方もいます。■勉強期間はどのくらい必要?英検取得で目指す人が多いのが2級で、3カ月~半年程度の勉強時間をとる人が多いようです。準1級の場合は1年程度の勉強時間を確保する人が多く、更に1級となると、かなり難しいレベルの試験が課されるため、より多くの時間が必要になります。■試験内容は?英検3~5級では、高校入試レベルの英語基礎力が問われる内容になっており、筆記やリスニング中心の試験となっています。また3級ではプラスして面接試験もあります。英検2級、準2級は、高校中級~卒業レベルでの英語力が問われ、筆記、リスニング、面接試験があります。教育、科学、医療、テクノロジーなどの専門的な題材の文章読解力などが求められます。英検1級、準1級は、品格のある英語力が問われ、英語総合力が問われます。筆記、リスニング、面接試験はもちろん、Eメールへ返信するときの英作文、2分間スピーチ、質問への応対など、より実践的な英語力が求められます。■問題の出題範囲は?英検3~5級では、家族、友達、学校、趣味や旅行など、日常で使われる英語また英会話がテーマの問題になっています。4級ではEメールの正しい長文を選択する問題、会話で正しい応答方法を選択する問題などがあり、3級では面接試験で身近な話題への応答、状況描写能力などが問われます。英検1~2級では、身近な内容に加えて公共で用いられる英語、社会、政治、科学など専門用語が含まれるものまでが対象になっており、1級へ近づくほどレベルが高くなっています。面接では自由会話、2分間スピーチ、質疑応答形式で発揮できる能力なども問われ、「科学の発展について」、「世界経済における日本の役割について」という題材が出されるなど、英語力だけでなく知性も問われます。■実用英語技能検定(英検)の資格は、どんなときに使える?英検の資格は、受験や就職活動で利用されることが多い資格です。入試では多くの学校で内申点加算や合格判定優先などの優遇を設けており、英検資格合格者へ一定の単位を与える学校もあります。また留学希望者の場合は、受け入れ先の教育機関が求める語学レベルに達している証明書として、英検資格が役立つことがあります。就職活動では一定の英語力を示すラインとして、英検資格●級以上の人材を求める企業もあり、選択の幅が広がる効果があります。気になる方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。・公益財団法人日本英語検定協会「実用英語技能検定(英検)」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月23日西武鉄道は6月10日開催の「西武・電車フェスタ2012 in 武蔵丘車両検修場」にて、「101系抱きまくら”すやすやくん+(プラス)”」など鉄道グッズ3点を販売する。「101系抱きまくら”すやすやくん+”」は、昨年8月に発売された「2000系抱きまくら”すやすやくん”」に次ぐ抱きまくらの第2弾。触り心地などを改良したことから、商品名にも「プラス」を加えたという。側地と詰め物の素材はともにポリエステル。幅約20cm、高さ約20cm、奥行約80cm。販売個数は1,000個で、価格は1個3,500円。その他の2商品は、夏の時期にぴったりな「10000系特急ビーチタオル」と、「新2000系黄色い電車お着替えタオル」。それぞれタオル地に10000系列車と新2000系列車がプリントされている。ビーチタオルは縦約76cm、横約152cmと大判で、日よけや昼寝時のタオルケット代わりにも使える大きさ。発売個数は2,000個で、価格は2,000円。新2000系のタオルは海水浴などの着替えに用いる巻きタオルで、着丈は60cm。学校等での使用も想定し、名前を記入するためのネームタグが付いている。発売個数は1,000個で、価格は1,500円。なお、各商品とも購入は1人5点まで。イベント当日に完売しなかった場合にのみ、イベント後も販売を行う。後日販売の有無や販売方法については6月13日、西武鉄道公式サイトにて発表する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日