カブドットコム証券、マネックス証券および楽天証券の3社(以下ネット証券3社)はこのたび、個人投資家を対象とした国内株式の夜間取引に関するアンケートを実施し、その結果を東京証券取引所(以下東証)の親会社である日本取引所グループに報告したと発表した。同アンケートは、東証が2014年11月25日に発表した「取引時間の拡大に関する検討結果について」のうち、夜間取引について『現時点で市場開設に踏み切ることは妥当でない』と結論づけたことに関し、個人投資家が主な顧客層であるネット証券3社が、個人投資家の国内株式の夜間取引に関する意向を確認する目的で実施した。ネット証券3社は東証に個人投資家の意向を伝えるために、12日、カブドットコム証券齋藤正勝代表執行役社長、マネックス証券株松本大代表取締役社長CEO、および楽天証券楠雄治代表取締役社長が、日本取引所グループ斉藤惇代表執行役グループCEOと面会し、ネット証券3社連名で同アンケート結果を報告・提出したという。ネット証券3社は「貯蓄から投資」を力強く支援すべく、今後も重要な市場参加者である個人投資家の夜間取引に関する意向を継続して東証および日本取引所グループに強く伝えていくとしている。同アンケートは、11月28日~12月8日の間、ネット証券3社に口座を保有する個人投資家を対象にインターネットで調査が行われ、4万2753件の有効回答を得た。○ネット証券3社共同アンケート「国内株式の夜間取引に関するアンケート」結果同アンケートは、選択式で回答する質問が計2問(うち1問は自由回答欄あり)にて実施した。現物株の取引時間を拡大することについて聞いたところ、半数以上の65.2%の人が賛成と回答した。反対は18.1%、どちらでもないは16.7%となった。自由回答では「賛成」派の意見として、日中勤務者に配慮を望む声や参加したい証券会社だけで参加すれば良いという回答が多く見られた。一方で「反対」派の意見としては、拘束時間が長くなることを懸念する声や適正な価格形成が難しいのではないかなどの声があった。どちらでもないと回答した「中立」派からは、時間拡大に関するメリットがわかりづらいので現時点では判断が難しい等の意見が寄せられた。東証から、検討していた現物株の取引時間拡大を見送るという発表に対する感想について、最も多かったのが日本市場の国際競争力の低下が心配が40.1%、個人投資家の意見を聞いてもらえずがっかりしたが僅差の39.8%、取引参加者が少ないと公正な価格形成について不安があるので妥当な判断だと思うが35.7%という結果になった。
2014年12月16日視聴者の度胆を抜く展開が話題を呼び、今年放送されたドラマの中でトップの視聴率を誇る日本テレビ系の人気ドラマ『家政婦のミタ』。この主題歌となっている斉藤和義の『やさしくなりたい』がロングヒットを記録している。斉藤和義の公演情報毎回、ドラマのラストシーンで流れるこの楽曲は、その印象的なメロディと歌詞がドラマの世界観と相まって回を重ねるに連れ話題となり、毎回放送後にCDセールスと配信DL数がじわじわと上昇を続け、オリコンウィークリーチャートでは34位(12月5日付)、20位(12月12日付)を経て、本日発表となった今週12月19日付の同チャートでは13位を記録。さらにレコチョクデイリーチャートでは、11月30日放送の第8話でついに29.6%を獲得した視聴率と連動するかのように、以降2週に渡り5位以内をキープしており、12月7日付の同ウィークリーチャートでは前週の6位から浮上、最高位となる3位を獲得するなど、リリースから1ヵ月半が経過した中での異例とも言えるロングヒットで、まさにドラマとの相乗効果が見てとれる結果となった。連日その話題がテレビ・WEB上でピックアップされるなど、いまや社会現象ともなっている『家政婦のミタ』。止まらぬ勢いの“ミタ旋風”を受け、12月21日(水)の最終回が拡大放送されることも先日発表されたばかり。果たして「キミを笑わせたい」という歌詞の通り、松嶋菜々子演じる主人公・三田の笑顔が見られる日は来るのか? 今一度『やさしくなりたい』の歌詞をチェックし、その内容からドラマの結末を想像してみるのも面白いだろう。ドラマと主題歌、両者とも最後まで目が離せない展開となりそうだ。
2011年12月13日伊坂幸太郎の人気小説を映画化した『ゴールデンスランバー』で、斉藤和義が自身初の映画音楽監督を務め、主題歌であり物語の鍵を握るビートルズの名曲「Golden Slumbers」を自らカバーすることが発表された。原作は2007年に発表され、翌年の「本屋大賞」および「山本周五郎賞」を受賞したサスペンス。堺雅人、竹内結子をキャストに迎え、首相暗殺の濡れ衣を着せられた一般市民の男の逃亡劇を描く。斉藤さんは音楽監督という立場で、主題歌、エンディングテーマだけでなく劇中の全ての音楽を担当しているが、エンディングテーマの「幸福な朝食、退屈な夕食」を巡っては、伊坂さんとの“奇縁”が明らかに。伊坂さんはこの曲を聴いて、会社勤めを辞めて作家一本でやっていく決意を固めたということで、斉藤さんのファンであることを公言している。ちなみに、斉藤さんは、本作と同じく伊坂さん×中村義洋監督のコンビによる『フィッシュストーリー』でも、劇中のパンクバンドが演奏する楽曲をプロデュースしており、伊坂作品で音楽に携わるのはこれが2度目。斉藤さんは今回の音楽監督という仕事について「映画の規模も大きいと聞いてたし、出演者のみなさんも豪華だし、責任重大だって感じましたね。サントラってずっとやってみたいと思ってたことだから、声を掛けてもらったときは『いいんですか!?』って思ったけど、ぜひぜひってことでやらせていただきました。まだラフの段階の映像を見ながら、監督とイメージのすり合わせをしてスタジオに入り、一人でやってみたりバンドを集めてジャムってみたり。監督もレコーディングに立ち会ってくれて、その場でどんどん決まっていく感じですごくやりやすかったですね。なんせ、映像を見ながら演奏するってのも初めてだったので、おもしろかったっす」とコメント。主演の堺さんは「ビートルズの原盤『アビー・ロード』では、メドレーのなかの橋わたしのようなつかわれ方をしているこの曲ですが、斉藤さんの歌をきいて、独立した曲として人を感動させる力をもっているのだなとおもいました」と“斉藤版”「Golden Slumbers」の感想を語ってくれた。「黄金のまどろみ」と直訳されるこの「Golden Slumbers」、原作小説の中で描かれるスリルや郷愁といった様々な要素を見事に彩り、重要な役割を果たしているが、映画では、観客の心にどのように響きわたるのか?『ゴールデンスランバー』は1月30日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:堺雅人&竹内結子、『ジェネラル・ルージュ』の次は伊坂作品で恋人役!
2009年11月11日