多くの人の支持を集めることが人気のバロメーターである一方、常に評価の目にさらされる宿命にあるのが著名人たち。それぞれの職業観の中で、どのような言葉を支えにして苦境を切り抜けているのか。連載「わたしの金言」は、著名人たちが心の拠り所としている言葉を聞く。第6回は、映画『AMY SAID エイミー・セッド』(9月30日公開)で主演を務める俳優・三浦誠己(42)。同作は、三浦が所属する事務所・ディケイドの設立25周年を記念して企画・製作された作品で、三浦のほか、村上淳、村上虹郎、渋川清彦ら同事務所所属の実力派がずらりと並ぶ。かつてはよしもとでお笑い芸人をしていた三浦だったが、俳優への転向を決断した時に事務所の移籍を促したのは、兄のように慕う千原ジュニア(43)だったという。俳優として「生々しくありたい」とリアリティを追求する三浦の金言とは――。ジッドゥ・クリシュナムルティというインドの思想家の言葉「真理とはそこに至る道のない土地である」です。これ、世の中の大半のことがここに集約されているような気がして、せこいんですよね(笑)。ブラックホールみたいで。僕自身、今でもこの意味をきちんと理解できていません。でも、言葉だけはすごく心に残っています。好きなんですけど、どういう言葉か説明しようと思ってもうまく説明できない。おそらく死ぬまで分からないような気がしていて、分からないまま死んでもいいのかなと。「人生とは無だ」のようなもので、「そんなんわかるかい!」と言いたくなる(笑)。僕が役者として生々しくありたいとか、何かの先入観や情報を刷り込まれないようにしてそれらと役を遠ざけるようにしたいとか、そういうものに通ずるような気がして。雲をつかむような言葉なので、雲をつかもうとしながらジジイになって死んでいけたらいいなと思います。それから、芸人時代からお世話になったジュニアさんから言われたことで印象に残っている言葉があります。その一言を聞いた時に、ガツンと心に響きました。それが「一事が万事」。1つのことがすべてのことにつながるという意味です。周りが先輩ばかりの旅行で温泉に行ったことがありました。お風呂場では写真を撮られたりしてないだろうかとか、最初は何も分からないので細かいことを一生懸命気にしていたんですが、先にお風呂から出た先輩がスリッパを履きづらそうにしていたんです。入る時に逆に向けていたら、先輩はスムーズに履くことができた。それを発見した時に、次回からは先に出てスリッパを履きやすいようにお風呂場側に並べようと決めました。ジュニアさんは、「そのことを把握できないやつは、バラエティに出ておもろいことを言えるはずない。それができるやつはまだリングには立てる」と。でも、それは努力によってできるじゃないですか? 「リングに立つことはできても、おもろいことをいえるかどうかはそいつ次第。でも、先輩はそれを『一事が万事』と教えることはできる」と。それを聞いた日、3回ぐらい風呂に入ったんですけど、一生懸命スリッパを並べました(笑)。それを知ったのは、すでに俳優をはじめていたころだったのかな。結婚して子供もできて、引越したりしてジュニアさんと頻繁に会うことも少なくなったんですが、今でも年に数回お会いしています。■プロフィール三浦誠己1975年11月16日生まれ。和歌山県出身。身長181センチ。B型。『岸和田少年愚連隊』(96)でスクリーンデビューし、同年にお笑いコンビ・トライアンフを結成。翌年、コンビ解散後は東京でピン芸人として活動。2005年に現在の事務所ディケイドに移籍した。これまで、『きょうのできごと』(04)、『ニセ札』(09)、『アウトレイジ』(10)、『人類資金』(13)、『木屋町DARUMA』(15)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)などの映画に出演。今年は『AMY SAID エイミー・セッド』のほか、『なりゆきな魂、』、『昼顔』、『関ヶ原』、『ナラタージュ』、『火花』など。
2017年10月07日世の中で今まさに起こっていること、これからブームを迎えるものがプレスリリースとして集まるPRTIMES。そのPRTIMESの代表取締役・山口拓己さんはいわば“トレンド最前線社長”!そんな山口さんに、残りわずかとなった2017年と、2018年のトレンド予想を伺います。おしゃれなオフィス探訪レポートも!トレンドは街の景色に浮かび上がるもの——PRTIMESさんのオフィスがとってもスタイリッシュで驚きました!山口拓己さん(以下、山口さん):ありがとうございます。私は場所も内装も、ほぼ「追認のみ」という状態でした。——スタッフのみなさんにお任せしているんですね。PRTIMESの方々はお若いんですか?山口さん:平均年齢は約30歳です。——みなさんは情報の最前線にいらっしゃるので、トレンドに敏感だと思います。情報キャッチのメソッドを教えていただけますか?山口さん:むしろメディアからの情報がやはり一番早いと思っていますから、メディア関係者の方々との接触がまず情報の収集方法です。また、私たちPRTIMESのサイトは、逆にメディアの方にもご利用いただいています。みなさんがサイトを使って今何を検索しているのか、その検索ワードも大きなヒントです。それと、我々が追っている情報とを照らし合わせて次のトレンドを推し量る、という感じでしょうか。——常にアンテナを張っていらっしゃるんですね!山口さん:業務を離れた個人でいえば、街を歩いていると気になることがすごく多くて、すぐにメモするようにしているんです。特に写真はよく撮ります。かつてはデジカメでしたが、今はスマートフォンで。——メモのための写真を。山口:そうです。最近だとインスタグラムに投稿するために写真を撮る方も多いと思いますが、僕にとって写真は「メモ」ですね。そうすると、街のちょっとした変化、世の中の様子が浮かび上がってくる気がするんです。例えば最近では、私の家のご近所の庭先にコンテナが運び込まれていました。普通の住宅の敷地なので「何だろう」と観察していたら、ある日カフェになっていたんですね。——増築でもなくカフェですか。住宅街では驚く光景です。山口さん:そうなんです。そこから気になっていろいろと調べてみたら、タイニーハウス、小屋が流行りつつあるんだなとわかったり。——確かにトレンドになっていますね。〔無印良品〕が打ち出した小屋など、話題になりました。山口さん:ニュース的に「タイニーハウスというものがある」と知るより、現実的にどんな人がどういった使い方をしているのかをこの目で見る方が、自分の中で知見として広がります。「そうか、今はコンテナか、タイニーハウスなのか」と。——それも、自宅の庭先でカフェを始めるという。山口さん:そうです。そういった発想の転換、価値観の変化を感じることができた瞬間に喜びを感じます。——LIMIAユーザーのみなさんも、「記録」ということを意識していただくと、トレンドキャッチが上達するかもしれませんね。キーワードは、便利さの先の「価値」や「風合い」——LIMIAにはDIYに長けたユーザーの方がたくさん集まっていて、DIYは世の中的にもブームだと言えると思うのですが、山口さんから見ていかがでしょうか。山口さん:今のこのDIYブームは、まさに“トレンドの転換点”から巻き起こったものではないでしょうか。家具、家電などの既製品が機能面や耐久性で進化していくにつれ、存在としては無機質なものになっていったように感じています。その段階を経て、むしろ“風合い”であったり“有機的”なものであったりを好むトレンドがあるのではないかと。——そういえば、あえて家具に汚れを作ったりして風合いを狙うDIYは人気です。山口さん:住居でもオフィスでも、無機質、機械的なものよりは「自然」なものを選ぶ方が増えているようですし、私自身も心地よく感じます。また、今までになかった余白に“新しいもの作る”という発想もDIYらしさではないでしょうか。——編集部から見ていても、ユーザーのみなさんが作るものはどんどん進化し、新しくなっていって、「こんなものもできるんだ!」という驚きが日々あります。山口さん:その“余白を埋める”行動に私は新しさを感じます。例えば、東京で暮らしていると、この都市には空間がすごく少ない印象を受けますが、少し道を逸れたり時間帯をずらすと新しい表情が見えてきます。そういった“余白”に何かが生まれ、人々の行動が変わり、生活が変わる。結果、人それぞれの中にトレンドができる。——世の中の大きなトレンドというよりは、個人単位の?山口さん:はい。その人自身のスタイルを表現し、それが部分的にトレンドと重なり合う、そんなイメージです。——そうして情報が多様化すると、PRTIMESさんの元にはいっそうたくさんのリリースが集まりますね。山口さん:SNSや検索技術が進んだおかげで、グルメ、ファッション、美容と、たくさんある情報から自分に合うニュースを受け取りやすくなりました。個人が自分のライフスタイルと重ね合わせて楽しめるのは、ここ数十年の大きな発展です。いわゆるフェイクニュースが取り沙汰される状況ですが、私は“誰かの仕事が誰かのためになるようなニュース”を、PRTIMESの事業を通じて届けたいんです。より多くの方が、自分に合った多様な生活を送れるようになればなるほど、私たちのビジネスの拡大にもつながりますから。フルオーダーのカフェスタンドで仕事の合間にリラックス——そういえば、こちらのオフィスの家具も、他では見られない個性的なデザインですね。山口さん:新オフィス担当のスタッフが、全体のデザインから家具まで、かなりこだわっていました。ほとんどが特注で作ってもらったものです。——オリジナルですか!山口さん:価格の安さよりも、自分たちで作る楽しさを優先させるプロジェクトでした。欲しいと思ったものが売り場にない、既製品にはないなら作ればいい、と。その結果、空間にそれぞれがフィットして、とてもいい役割を果たしてくれています。——山口さんが個人的に好むインテリアのスタイルはどんな感じですか?山口さん:木が好きです。プラスチックよりも木。やはり心が穏やかになりますね。オフィス内で気に入っているのは《TIMESGARDEN》のスペースです。施工の最後の最後に「これを入れる」と決めて、カウンターを作ってもらいました。——社員のみなさんが自然と集まってくる、すてきなカフェカウンターですね!山口さん:みんながよくここで仕事をしていたり談笑したりしている姿を見ると、本当に作って良かったなと思います。——コーヒーが何種類か揃っているんですか?山口さん:そうですね、だいたい3種類ほど。毎週月曜日にはバリスタの方に来ていただいて、コーヒーやお茶も提供しています。家もオフィスもですが、本当に充実した空間にするには、ただ施設を作るだけでなく、そこに“コンテンツ”が必要だと思うんです。自宅であれば人を招いてパーティーを開催することかもしれませんし、オフィスであればみんなでケータリングのランチ会をするとか。そういった“コンテンツ”の果たす役割の大切さを感じています。——とてもオープンな空間ですね。山口さん:フラットでオープンな組織でありたいんです。社員同士だけではなくて、外のステークホルダーの方とのコミュニケーションにおいても。オープンというのは“クリア”でもあるということ。いたらないところもあると思いますが、透明性を高め、そういったことも含めて見ていただくことが、最終的にはいい広がりになるような気がしています。【山口拓己(やまぐちたくみ)】1974年生まれ、愛知県出身。株式会社PRTIMES代表取締役社長。東京理科大学を卒業後、証券会社、コンサルファームを経て、2006年に株式会社ベクトルに入社、取締役に就任し、のちにPRTIMESを立ち上げる。●聞き手藤島由希●写真柏木鈴代PR TIMESのサイトはこちら!
2017年09月28日●刷り込まれたヤクザ像と「生々しさ」千原ジュニア(43)のエピソードトークで度々登場する"鬼軍曹"。ジュニアを慕う後輩芸人たちをまとめ上げるその男・三浦誠己(42)は、『侠飯~おとこめし~』(16年・テレビ東京系)、映画『アウトレイジ』(10)、『極道大戦争』(15)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)などその名を彷彿とさせる強面の印象が強いが、近年でも『木屋町DARUMA』(15)、『関ヶ原』(17)、『ナラタージュ』(17)、『火花』(17)など、幅広い役柄のバイプレーヤーとして多くの監督から支持を集めている。その三浦が、芸能事務所・ディケイドの設立25周年を記念して企画・製作された映画『AMY SAID エイミー・セッド』(9月30日公開)で主演を務める。村上淳、村上虹郎、渋川清彦、山本浩司といった同事務所の役者が総出演する中、彼は主演としてある"実験"を行っていた。よしもと所属の芸人時代に一度は見失った「本質」。役者転向後、その重みを噛みしめる三浦の演技は凄みを増している。『AMY SAID エイミー・セッド』は、かつて映画に注いでいた情熱も冷め、人生に疲れた元映画研究会の40代男女8人が行きつけだったバーで再会する物語。三浦演じる朝田は、周囲の羨む声とは裏腹に、誰よりも自身の才能に失望している人物だが、酒を酌み交わしながらの会話では「才能」という言葉が頻出する。芸人としての挫折を知り、演技の実績を積み重ねてきた三浦にとって「才能」とはどのような意味を持つのか。○死ぬまで終わらない目標――公式サイトには「本気で挑んだ大人の青春映画」とありました。そして、ディケイド設立25周年という他の作品にはない要素も含まれてます。そうですね。この映画に出ているすべての俳優がそうだと思うんですけど、「25周年」ということはあまり考えなくて、それぞれが全ての作品を全力で取り組んできたのと同じように。節目になる映画だから特に気合いを入れたということでもなかったんですが、同じ事務所なので予定が合わせやすくて、その上、仲も良いので事前の本読みを3~4回することができたり、そういう部分では他の作品との違いは感じました。――映画化の話を聞いたのはいつ頃だったんですか?去年の夏に撮って……その半年ぐらい前に聞いたと思います。社長から聞いてその時点で台本はできていなかったんですが、「分かりました」と。その後に台本をもらって読んで、そこからですよね。闘いというか。監督と喫茶店で話させてもらって、社長とも意見を交わしました。というのも、僕が抱いていた同窓会イメージとはちょっと違っていたんです。人の出入りが多かったり、電話で外に出たり、登場人物がもっと散らばるのが同窓会のイメージだったんですが、一人ひとりが告白していくのはあまりないことなのかなと。映画のリアリティから外れている印象だったので監督とお話しました。そのやりとりの中で、ピンときたんです。同窓会って、やっぱりみんなどこか装うというか。そこがきちんと伝われば成立して厚みが出る話になると思ったので、僕が演じた朝田という役は「演じない」と決めました。生々しさというか。極端にいうと、どこからか素人の人を連れてきて演じさせたような。「演技を取り除くこと」が、この作品の背骨になればと思いました。――最近の『侠飯』をはじめ、これまでの作品とは三浦さんの雰囲気が何となく違うと感じるのは……その生々しさだったんですね。それは僕が演じる上での裏テーマでもあるんです。地上波やネット、映像カテゴリーがこれだけ増えている中での映画を考えると、昔の映画のアクションシーンは体に当たっているように撮っていました。でも、生で人を殴っている映像はネットで簡単に見ることもできる。映像の中での暴力のリアリティって何だろうとなりますよね。『ディストラクション・ベイビーズ』(16)では真利子哲也監督とそういうお話もしました。ヤクザの役をやることも多いんですけど、多くの人に刷り込まれているイメージは『仁義なき戦い』なんです。そして、実際にヤクザを生業としている方々も影響を受けていたりする。そういう逆転現象が起こっています。だからこそ、演じ方はもっと違っていてもいいはずなんです。きっと時代によってヤクザ像も変わるはず。これが僕の中での「生々しさ」という裏テーマです。――まずはリアリティを重視すると。ウソっぽくならないように。これは雲をつかむような話なんですけど、映画に出ている僕を観た方に「僕」と気づいてほしくないんです。「よっ! 待ってました三浦誠己!」にはなりたくない。「この人は誰だろう?」から、エンドロールで名前を見つけて、「どこに出ていたっけ?」となるのを目指したい。不可能なんですけどね。顔は変えられないわけで。出演作が増えれば増えるほど、それは難しくなります。――先月千原ジュニアさんを取材しました。トーク番組で三浦さんの名前を出されることが多くて、あらためて三浦さんの経歴を確認してみて驚きました。自分が観ていた作品がたくさんあったからです。そうですね、それが理想です(笑)。自分が出ているから観てくださるのはうれしいことでもありますし、それが俳優の仕事だとも思うんですけど、そう思わないと役者として成長できないというか。生々しくありたい。これも変な話になるんですけど、「お嫁さんを僕にください」と相手の両親の実家でする結婚のあいさつ。実はもともと、実際にそういう人なんていなかったんじゃないのかなと。おそらく何かの作品でそういうシーンがあって。そうやって無意識のうちに刷り込まれていることは、日常生活では無数にあると思います。僕は、そうやって刷り込まれているものがたくさんあるんだと意識してこの仕事をしてきました。それが自分のポリシーです。役者としての目標を聞かれた時に、例えば「大河ドラマに出たい」とか「賞が欲しい」とかそういう具体的なことではなくて、「生々しさを追求する」という死ぬまで終わらないようなことが僕の目標(笑)。それいつ終わるんだよというものが本質的なことなんじゃないかなと思ったので。この作品の中で感情が高ぶって泣くシーンがあるんですけど、もともと泣こうと決めていませんでした。どういうリズムでしゃべろうとも考えず。それを本読みしている時とかに、これだとリズムがよすぎるし、観ている人に違和感なく届いてしまうかもしれないとか考えました。それって結局、「刷り込まれている」ことなんですよね。実際の会話は、そんなに流暢にしゃべることなんてないですよね。それを僕は大事にしていますが、それを「芝居じゃない」と監督にけちょんけちょんに言われる時もあります(笑)。基本的には監督に従いますが、話し合って歩み寄れるポイントを探っています。●千原ジュニアから「よしもと辞めたほうがええ」――事務所の方々がみなさん揃って撮影するのは初めてなんですか?こういうアンサンブルではなかったんですけど、5年前に『Playback』を撮りました。その時に僕や渋川清彦、山本浩司とか事務所の俳優が揃って共演したことはありました。年に1回忘年会があったり、出演舞台を観に行ったり、お互い交流しながら俳優として気にしながらの関係なので、今回の映画でも自然と同窓会っぽい雰囲気が出せたんじゃないかなと思います。――親しい間柄でこれだけ熱量の高い作品を演じるのは、役者としてどんなメリット、デメリットがありますか?確かに、やりやすいところとやりにくいところがありますね。やっぱり感情的になるところで、相手は芝居なわけですけど「いつもと同じだ」と思ったりする(笑)。だから僕はプライベートをあまり知らない人の方が演じやすいです。あまり知っていると笑ってしまうというか。千原ジュニアさんなんかプライベートの時間が長すぎるので、絶対に無理です(笑)。仕事なんて照れて緊張してしまいます。――お二人の共演楽しみにしています(笑)。25周年作品の主演と聞いて、率直にどう思われましたか?僕を主演に据えてくだったからこそ、実験的な試みをしようと思いました。「演じない」というか普段やらないスタンスでやること、そのわがままを主演だからこそ通させてもらおうかなと。本読みの前後、監督や社長とこのあたりを話し合いました。そこで「演技をしない生々しさを突き詰めることができる」と確信しました。これができたら、この作品の見え方が変わるんじゃないかと。完成した作品を観た時に、監督と社長がそれを予感してこの映画を作っているような気がして、計画的に俺はハメられたんじゃないかと思いました(笑)。自分では分からないけど、他者から見た自分。的確に課題を与えられているような気がしますし、演じる人間の核となる部分に気づいていらっしゃるのかなと感じた作品でした。○お笑い芸人、俳優の才能とは――この映画の中には、渡辺真起子さん演じる芸能事務所の社長が登場します。「自意識のない俳優はつまらない」というセリフがすごく印象的でした。演技に対してやりたいことがないとか、目標がないとか。悩んだり苦しんだりすることがない俳優はつまらないという意味だと受けとめています。結局はみんな「商売」なんですが、演じることを商売のための「ツール」にしてしまうのは良くないなと。「演じる」をツールにするのではなく、自分の中で膨らませたり、縮ませたり、悩みながら取り組んでいきたいですね。――今回の映画には「才能」という言葉がたくさん出てきます。主人公は同級生から、映画監督としての「才能」をうらやましがられていた。「芸能界と才能」は密接に関係していると思うんですが、芸人から俳優へと転身した中で、「才能」をどのように受けとめていますか?才能……本当に難しいですよね。自分自身のことしかわからないですが、僕は子供のころから歌はヘタだったし、楽器ができる環境でもなかった。それは自分に才能がなかったからなのか、チャレンジしようとしなかったからなのか、そういういろいろな要素が「才能」へと結びつくと思うんです。最初にお笑い芸人になったのは、1990年頃でバブル崩壊や湾岸戦争で世の中でいろいろな変化が起こっていたタイミングでした。当時15、6歳の自分は、こんな時代でどんな大人になろうかと考えた時、立川談志さんとか、上岡龍太郎さんとか、ビートたけしさんとか、松本人志さんとか。世の中の本質を捉えるような発言をしているのが芸人さんだった。すごくかっこよかった。実は最初、教師になりたかったんです。人が生きる上での指針になれる存在。でも、ふと考えた時に、学校の1クラスは40人ぐらい、全校生徒は500人ぐらい。もっと多くの人の耳に届けるには、芸人じゃないかと。本質を捉えている芸人さんは、すごく魅力的な仕事に感じました。和歌山出身なので、よしもとも身近な存在でしたから。あとは、大学に行きたくなかったんですよね。勉強が嫌いで。それから逃げるためというのも半分はあったのかもしれません(笑)。今振り返ると、時代の流れの中で自分の価値観も変わっていったんですよね。笑いの勉強を一生懸命しようと思いながらよしもとの養成所に入り、最初に最終目標を聞かれるんです。みんな冠番組を持ちたいとか、漫才賞がほしいとかあるんですが、僕は「映画監督」でした。すべてのことを成し遂げた先に「映画監督」があるんじゃないかと。そして、それは本質を捉えている人たちに回ってくる仕事なんじゃないかと。そういう人になりたいと思いました。物事の本質を捉え、それを笑いに変えるのが芸人です。世の中のあらゆる本質を見抜ける男になりたかった。17歳からはじめて、27歳で芸人を辞めました。どういう家庭で育ったのかとか、もともと備わっていたとかに才能には関係してくると思いますが、僕が芸人を辞める時に最後に思ったのは、「情熱」と「才能」の欠如でした。お笑いの才能はないと思っていましたが、そんなことより、「情熱」がなくなったことが辞めるきっかけでした。――何か決定的な出来事があったんですか?年齢による考えの変化もあると思いますが、自分がやってきたこと、やろうとしたことが、今になってですが本質を捉えることとはかけ離れていたんだなと感じます。芸人になりたての時はお金がほしいとか、イイ女を抱きたいとか、売れたいとか、よこしまなことばかり。最初はそれがハングリー精神になって努力へとつながっていったんですけど、それが最後は努力を置き去りにしたただの欲望になっていた気がします。それは若さゆえの欲望だったはずですが、一流の先輩方と接する中で「俺、無理やな」と思いました。17歳の頃に思い描いていた未来の自分がそこにはなかった。その時、27歳。僕にとっては挫折ですね。今思えば若いと思うんですけど、10年芸人をやった上だと「もう27歳」だったんです。芸人を辞めて次に何をやろうかと思った時に、映画の話が来ました。これは奇跡的なことなんですけど、あるきっかけがありました。芸人を辞める前に映画のオーディションに行くように事務所に言われて、そこにはたくさん俳優がいるわけですよ。オーディションでは芝居の審査をされて、「こんなん受かるわけないやろ、アホちゃうか」と思いながら適当にやったんです(笑)。そんな僕を監督が気に入って下さって使っていただきました。芸人辞めるときに、その映画を観た別の方が仕事をくれました。タイミングよくつながって、ちょこちょこ俳優の仕事をやりながらアルバイトをする生活が続きました。これからも俳優をやらせていただく環境があるのであれば一度きりの人生、せっかく入った芸能界ですし、もう一度17歳の時の気持ちに戻って欲望を捨て去ろうと。「本質を捉える」ということだけを守ってやっていこうと誓いました。芸人から役者へと職業が変わりましたが、芸人時代の自分を知ってくれている木村祐一さんや板尾創路さんが監督として起用してくださったり、一つひとつは繋がっています。生々しく、本質的でありたい。どんな仕事でも、そういう人と人の縁は大切でしょうし、自分で大事にしていることがたとえ難しいことでも思い続けていれば必ず具現化してくるんだと信じています。――千原ジュニアさんがよしもとから現在の事務所に移るきっかけになったと聞きました。芸人を辞めて俳優の仕事をはじめた頃も、よしもとに籍を置いていました。よしもともそれを理解してくれて俳優部門みたいなところに1年半ぐらいいたんですけど、それをジュニアさんは「よしもと辞めたほうがええ」と。最初、それを聞いてもピンとこなかった。ジュニアさんは映画にも出ていたので見えていたんでしょうね。一度やめて、別の俳優事務所で看板を立て直した方がいいと。だから、あの人は本質を見ているんですよ。活躍していた漫才コンビが解散する時、僕なんかは「解散せんほうがええ」と思いがちなんですが、ジュニアさんは「解散したいんやったらしたらええ」と。「めっちゃがんばらなアカンぞ。ただ、未来のことは誰にも分からへん」「お前がどうなるかなんて誰にも分からへんから」。僕らは過去からつみあげてきたものをまた一からやり直すのが怖かったりするんですけど、ジュニアさんはそういうことを常に俯瞰で見ている感じがします。今は年に1回か2回ぐらいしかお会いしてないんですけど、昔は毎日のように一緒にいて。だからこそ、そういう部分に触れることができたのかなとも思います。毎日、毎晩、飯連れて行ってもらって。「本質を捉える」はここにも通じているような気がしますね。――その後、ディケイドに入るきっかけは? 10年前ぐらいですよね。どうしようかと思って、知り合いのプロデューサーに相談して。いくつかある中で、ディケイドに自分が出ているすべての作品資料と手紙を送りました。佐伯社長から会いましょうと言われて2時間ぐらい話して、「とりあえず預かるよ」とあっさり。まだ、預かられてるんとちゃうかと思います(笑)。■プロフィール三浦誠己1975年11月16日生まれ。和歌山県出身。身長181センチ。B型。『岸和田少年愚連隊』(96)でスクリーンデビューし、同年にお笑いコンビ・トライアンフを結成。翌年、コンビ解散後は東京でピン芸人として活動。2005年に現在の事務所ディケイドに移籍した。これまで、『きょうのできごと』(04)、『ニセ札』(09)、『アウトレイジ』(10)、『人類資金』(13)、『木屋町DARUMA』(15)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)などの映画に出演。今年は『AMY SAID エイミー・セッド』のほか、『なりゆきな魂、』、『昼顔』、『関ヶ原』、『ナラタージュ』、『火花』など。
2017年09月28日名バイプレイヤー・三浦誠己を主演に、渋川清彦、村上虹郎、村上淳らが出演する映画『AMY SAIDエイミー・セッド』。この度、本作の公開日が9月30日(土)に決定。あわせて本作の5種類の異なるキービジュアルと予告編が公開された。映画研究会のファムファタル的存在だったエミ(柿木アミナ)が、突然彼等の人生からいなくなって20年。その命日に久しぶりに集まったのは、パン屋を営む朝田(三浦誠己)、無農薬野菜をつくる飯田と直子(渋川清彦、中村優子)、売れない俳優岡本(山本浩司)、キャリアウーマンの美帆(石橋けい)、介護士の五島(松浦祐也)、IT会社を経営する木塚(テイ龍進)。「わたし本当は知ってるの、エミが死んだ理由。ずっとみんなに言いたかった」突然の直子の言葉に、それぞれの中で止まっていた時間が動き出す――。本作は、国際映画祭の常連である河瀬直美監督を始め、塚本晋也監督、山下敦弘監 督、若松孝二監督、瀬々敬久監督、諏訪敦彦監督、大森立嗣監督らの国際的評価の高い映画作品に数多く出演する俳優のマネージメント会社ディケイドが、設立25周年を記念して企画・製作した映画。かつて映画に情熱を注いでいた頃の純粋な気持ちを忘れかけ、日々それぞれの人生に追われ疲れた40代の男女8人が、20年前の“ある日”を邂逅する一夜を描いた大人の青春群像劇だ。このほど公開された予告編は、「みんな映画が好きだった。」というキャッチコピーからスタート。そして、20年ぶりの同窓会で避けてきた記憶をそれぞれが打ち明ける一夜の出来事を、大橋さんが歌うテーマ曲「AMY SAID」の甘い旋律で、より感傷的に演出している。またあわせて解禁されたキービジュアルは、三浦さん、村上虹郎さん、大橋トリオ、渡辺真起子、村上淳さんの5人がそれぞれメインに。キャッチコピーの「みんな〇〇が好きだった」シリーズとして、それぞれの役柄が好きだったものへのメッセージが込められている。なお、三浦さんメインのビジュアルは全国にて配布。そのほかのビジュアルは、都内限定配布となっている。今回の解禁にあわせて、村上虹郎さんからコメントも到着。<村上虹郎コメント>夢を棄てた大人たちなんてダサいに決まってる。やっぱダサいなあなんて思いながら眺めていると、エゴの塊たちが犇きながらも浮かび上がるものがたしかにそこにある。心の奥底に隠していたなにか。それを劇場で見届けてほしいです。そして三浦誠己先輩の主演作をもっと観たいです。『AMY SAIDエイミー・セッド』は9月30日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月05日日テレの人気バラエティ2本が合体してお送りする「しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話合体SP」が6月12日(月)今夜、ゲストに尾野真千子、向井理、新井浩文ら豪華なメンバー迎え2時間スペシャルとしてオンエアされる。3人は「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」の3組7人の芸人たちが毎回“旬”なゲストを迎えトークや企画を繰り広げる「しゃべくり007」パートのゲストとして出演。映画『いつまた、君と ~何日君再来~』で共演した尾野さんと向井さんはそれぞれ普段持ち歩いているものについてトーク。テンピュールのアイマスクを持ち歩いているという向井さんに対し、尾野さんは非常に意外なものを持ち歩いてるのだとか。それは一体何なのか!?また企画は「横浜生まれのシティボーイ向井理vs奈良生まれの山ガール尾野真千子007」ということで、横浜出身の向井さんと奈良出身の尾野さんがそれぞれ育った街の良さをプレゼンし合うことに。各々の「一番の遊び」「自慢のモノ」などが紹介される。2人が伝えた育った街の良さとは!?もう1組のゲストで、現在放送中のドラマ「フランケンシュタインの恋」に出演中の新井さんは、トーク中に「チュートリアル」の2人にそれぞれ確認したいことがあると言う。その内容とは!?そんな新井さんの企画は「死んだ目俳優 新井浩文の実録!本当はお茶目007」と題し、演じている役柄のイメージから受ける印象とは異なり、実は「お茶目」だという新井さんの、親交のある友人たちからの証言をもとにその素顔に迫っていく。『いつまた、君と ~何日君再来~』は、向井さんが祖母の卒寿のお祝いに家族や親戚と自費出版して贈った祖母の手記を、向井さん自ら7年の歳月をかけて企画した作品。尾野さんと向井さんが夫婦役を演じ、岸本加世子、駿河太郎、イッセー尾形、野際陽子ら名だたる名優が脇を固め、主題歌を高畑充希が担当。6月24日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開となる。「フランケンシュタインの恋」は“フランケンシュタイン”をモチーフに綾野剛が100年ぶりに人間と触れあった不老不死の“怪物”を演じて主演、怪物が二階堂ふみ演じるヒロイン・津軽継実と出会い、恋をすることから悩み、苦しみながらも人間らしさを得ていくさまを描く。新井さんは怪物が聴いていたラジオ番組のレポーター・天草純平役で出演。ドラマはいよいよクライマックスに突入。18日(日)22時30分~日本テレビ系で放送の第9話では怪物になる前の記憶を取り戻した怪物=深志研がラジオの生放送で自分の過去を語り始める。「しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話合体SP」は6月12日(月)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~ 2017年6月24日より全国にて公開(C) 2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会
2017年06月12日女優の吉高由里子が、28日から全国放送される江崎グリコ・パナップの新CMで、人気YouTuberのHIKAKINと初共演することが26日、明らかになった。CMでは商品アピールに加え、HIKAKINプロデュースのWEB動画「パナップTV」も告知。「HikakinTV」をモチーフに、YouTuber特有の構成・撮影方法を取り入れた内容となっている。CM「魅力伝えます」編の冒頭、吉高は「ハローパナップ!」とあいさつ。定点カメラに向かって商品をアピールし「パナップTV」へと誘導、HIKAKINがおなじみの「ブンブン ハローパナップ!」で締める。「パナップTV」では吉高がMCを務め、HIKAKINとオリジナルのパナップを作ったり、レアパナップが出るまで開封したりとさまざまなネタ動画に挑戦する(全5編)。撮影をしながら、「すごく新しいことをしている」と感じたという吉高。HIKAKINとの初共演については、「緊張されていたようで、アイスを食べていたのに、汗びっしょりでした(笑)」と笑いを誘いつつ、「でも、HIKAKINさんは普段からユーチューバーとして活動されているので、カメラを通して伝えるのがお上手ですよね。私一人のシーンは心細かったんですけど、共演したシーンではとても楽しい時間を過ごせました」と魅力も伝えた。一方のHIKAKINは、「とても勉強になりました」「YouTubeの動画だと3分ぐらいあるので、15秒という尺の中で最大限パナップをアピールする工夫は参考になります」とYouTubeとの違いを実感した様子。共演した吉高については、「テレビで見ている雰囲気そのままの、気さくな優しい方で、たくさんお話ができました」と語り、「『普段、どういうことを考えて台詞を言っているんですか?』とお聞きしたら、『どうにでもなるっしょ、って考えてると、メンタルが強くなっていくよ』と答えてくださって。名言ですよね(笑)」とやり取りを思い返していた。
2017年04月26日綾野剛主演新ドラマ「フランケンシュタインの恋」に出演する新井浩文が、ドラマで歌声を披露していることがこのほど明らかに。また、4月20日(木)今夜24時59分より放送の「フランケンシュタインの恋」PR番組にて、本楽曲が初披露されるという。日本テレビ系ドラマ初主演となる綾野さんが、永遠の命を持つ“怪物”役を演じることで話題の本作。全世界が知る恐怖とサスペンス・ホラーの原点フランケンシュタインを、現代の日本を舞台にオリジナルストーリー描く、笑いと涙と切なさあふれるラブストーリーだ。新井さんが本作で演じるのは、怪物が大好きなラジオ番組のレポーターで、怪物の恋の良き相談相手・天草純平役。ドラマ「ど根性ガエル」でゴリライモとして披露した歌声が注目され話題となった新井さんだが、本作でも再びその歌声を披露。120年、森の奥で孤独に生きていた怪物が、唯一“世界”を知る術であったラジオ。特にジングルを口ずさむほどお気に入りのコーナーこそ、天草が担当するお悩み相談であり、物語はこの天草のラジオをきっかけに、思いもよらない展開へ動き出す…。そんなジングル「あまくさソング」を、今回新井さんが歌唱。作詞を手掛けるのは、本作の脚本を担当する大森寿美男、作曲はサキタハヂメが担当。新井さんは「デビューシングル『ゴリラパンのうた』のゴリライモには、 絶対負けたくないです」とコメントも寄せている。「フランケンシュタインの恋」は4月23日(日)22時~より日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月20日ものまねメイクで人気のタレント・ざわちん(24)が15日、自身のブログを更新し、日本テレビ系ドラマ『東京タラレバ娘』で"タラレバ3人娘"を演じている女優の吉高由里子、大島優子、榮倉奈々のものまねメイクを連続で披露し、反響を呼んでいる。同日夕方更新されたブログで、「今年入ってからやったものまねメイクを振り返ってみると、GACKTさん、GENKINGさん、本田翼さん、『チア☆ン』広瀬すずさん風ととわずか4人かなりスローペースやねこら、あか~ん」と反省し、「ということで、3月、4月はものまねメイク強化月間ということでものまねメイク頑張りますよ」と気合いを入れたざわちん。その後、「吉高由里子さん風ものまねメイク」、「大島優子さん風ものまねメイク」、「榮倉奈々さん風ものまねメイク」を連続披露した。女性ファッション誌の連載以来、2年4カ月ぶりに挑戦したという吉高風メイクについて、「今もナチュラルなんでそれをナチュラルにメイクで表現するのほんとーーーーに大変でした」とコメント。大島風メイクについては「ほとんど前にやった時と変わらず全体的に色物はすこしナチュラル化したのと変わったのが眉毛ぐらいです」と前回との違いを説明し、「ひさびさにやらせて戴きましたが、AKB時代のセンターの時の大島優子さんでなく、女優 大島優子さんとして寄せてみました」とつづった。さらに、榮倉風メイクについては「あのちっちゃいお顔はざわちんと真逆で大変難しいのです」と打ち明け、「やっぱり難しかったぁ」とコメント。「実はこれでも3回目のリベンジ。。。榮倉奈々さんとは目元のパーツがあまりにもちがいすぎて苦戦しました。。。」と吐露しつつ、「もっとメイクと表情筋を鍛えて(笑)もっと似せれるようにがんばって改めてリベンジしたいと思います」と誓った。また、同日、第一子妊娠中であることを発表した榮倉に「プライベートでは第一子ご懐妊とのことでおめでとうございます」と祝福の言葉を送った。3人のモノマネメイクに、ファンからは「似すぎててヤバいやん!!!」「そっくりすぎます!!!」「いやいやいや……激似っす!」「やっぱり、ざわちんは凄い!!!」「ざわちん失敗じゃないよ!目頭とか特徴とらえて良く似てます!」「頑張ってくれてありがとうございます」「3人完成おめでとう!」など、高いクオリティに驚く声や、"3人娘"完成を祝福するコメントが寄せられている。
2017年03月16日明石家さんまが司会のトークバラエティ「踊る!さんま御殿!!」が1月24日(火)今夜オンエア。今夜は新水曜ドラマ「東京タラレバ娘」から吉高由里子をはじめ豪華出演者が登場。分かり合えない男女の言動にまつわるトークを展開する。今回ゲストで登場するのは吉高さんのほか、榮倉奈々、大島優子、坂口健太郎、金田明夫、鈴木亮平といった面々。また青木源太、陣内智則、「ハリセンボン」、福田彩乃、村本大輔(「ウーマンラッシュアワー」)も参加し「私が出会った面倒くさすぎる異性」「私がキュンとする異性の言動」という2つのテーマでさんまさんとトークバトルを繰り広げる。吉高さんは飲みの席で大迷惑だった男性について告白するほか、番組初登場となった坂口さんは女性と食事した際に言われた余計な一言にイラッとした経験を明かす。さんまさんと金田さんも大共感したというその一言とは!?またさんまさんが猛反発した「自称・嫉妬も楽しめるタイプ」という鈴木さんの恋愛観や、かつて財布をなくしたときに言われたまるで映画のような“キュンキュンフレーズ”もお楽しみに。食事する場所は男性と一緒に決めたいという大島さんはさんまさんと大激論。そして榮倉さんの「昔の話を根に持っている男性が面倒くさい!」など男前発言から男女の恋愛観をめぐる論争が。男女の永遠のテーマについて俳優陣が語り尽くす。今回さんまさんとトークバトルを展開した俳優陣が出演しているドラマ「東京タラレバ娘」は、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送中。原作は東村アキコが講談社「Kiss」で連載中の同名コミック。吉高さん演じる鎌田倫子と榮倉さん演じる山川香、大島さん演じる鳥居小雪の3人が、坂口さん演じる金髪イケメンモデル男子のKEYに「このタラレバ女!」と言い放たれたことから厳しい現実に気付く。オトナになりきれないまま30代に突入したヒロインが、幸せを求めて、恋に仕事に悪戦苦闘、右往左往する――という物語。「踊る!さんま御殿!!」は1月24日(火)19時56分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年01月24日SMAPの中居正広が司会を務めるフジテレビ系単発番組『たまっチ!』(30日8:30~9:50)に、長嶋茂雄・王貞治・高橋由伸という新旧巨人監督が共演を果たすことが18日、明らかになった。中居は、9連覇を達成した長嶋・王の"ON時代"や、長嶋監督(当時)のもとで高橋現監督が選手として活躍していた時代など、その頃に選手としてどのような心境だったのかなどを質問。さらに、"二刀流"大谷翔平選手の話題では、長嶋氏が「今度会ったら169、170キロを目指せと言いますよ」とメッセージを送った。また、来シーズンで2年目を迎える高橋監督について、長嶋氏「来年はまってろよ!て感じがあるよ」、王氏も「思い切って爆発するくらいにやってほしい」とエール。高橋監督は「補強していただいた選手たちでどう戦うかはまだこれからですが、うまく使っていけたら。お2人みたいな選手がいてくれたらいいのですが」と来期への決意を語る。中居は、この夢の共演を目の当たりにして「(3人には)もっとテレビに出ていただきたい! こうやって長嶋さん王さん由伸監督の言葉を聞きたい人がたくさんいますので」と、満面で要望していた。聞き手は、中居のほか、元木大介と宮澤智アナウンサー。スタジオには、徳光和夫、篠塚和典、佐藤隆太をゲストに迎える。なお、SMAPは31日の『NHK紅白歌合戦』に出場するか、現時点では未定となっているが、出演しない場合、年内で解散するSMAPのメンバーとしてのテレビ出演は、これが最後となる可能性がある。
2016年12月18日FRESH! by AbemaTV&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。明日11月3日(木・祝)の放送はゲストに声優の桑原由気、高井舞香、水間友美の3人を迎える。桑原は現在放送中のテレビアニメ「灼熱の卓球娘」で番組レギュラーの高野麻里佳と共演。さらに3人とも、レギュラーの高野麻里佳、秦佐和子と同じ事務所「マウスプロモーション」に所属。3人が知る高野や秦の素顔を語るほか、プライベートの過ごし方についてトークする。そのほか、マウスプロモーション製作で所属声優が登場するオリジナル短編アニメーション「マウスどうぶつえん」を視聴者と共に鑑賞する。会員放送ではゲスト3人のデビュー前についてトーク。幼少の頃や学生時代のエピソードを掘り下げながら、何故、声優を志したかを聞いていく。そのほか、アニメぴあちゃんねるレギュラーの高野麻里佳、タカオユキ、秦佐和子の3人によるユニット「二四六九士ズ」とゲストの3人が対決するゲームコーナーを行う。高野麻里佳、タカオユキ、秦佐和子のレギュラー3人によるコーナーでは、以前実施し、視聴者に好評だった「以心伝心イラストクイズ」に挑戦。レギュラー3人が順番にイラストを描き最後に何のイラストかを視聴者に当ててもらう。ゲストの3人からのプレゼントも予定されている「アニメぴあちゃんねる」。気になる方はご確認を。■アニメぴあちゃんねる日時:11月3日(木・祝)午後8時~午後10時出演:タカオユキ / 秦佐和子 / 高野麻里佳 / 美濃部達宏ゲスト:桑原由気 / 高井舞香 / 水間友美
2016年11月02日黒木メイサと新井浩文のW主演で贈るドラマ「拝啓、民泊様。」。この度、新井さんにスポットを合わせた本作の場面写真が到着した。ある日突然、会社をリストラされた山下寛太(新井浩文)は、怒らせると怖い嫁・沙織(黒木メイサ)にリストラを言い出せないまま流行の民泊ビジネスを始めることに。勢いで始めた民泊はトラブルの連続!さらに最悪のタイミングでバレるリストラに夫婦離婚の危機!?果たして、民泊ビジネスは上手くいくのか…。本ドラマは、“民泊”をテーマに描いた物語。2020年の東京オリンピックに向けて、いま連日話題に事欠かない「民泊問題」。本作では、民泊が初めて認可された国家戦略特区域である“大田区”の全面協力のもと、民泊ビジネスのリアルやHow to要素も交えつつ、ある家族・夫婦を通して日本人の持つおもてなしの心を描く、ハートフルなオリジナルストーリーだ。新井さんが演じているのは、ゲーム会社に努める平凡な夫・山下寛太。しかし、突然のリストラ宣言により、民泊ビジネスを始めることに…という役どころだ。今回解禁された場面写真では、突如始めることになった民泊ビジネスで、外国人利用客にたじたじの様子の新井さんが捉えられている。第1話での放送では、民泊ビジネスを開始した矢先、早速管理会社から予約が入ったと連絡が。意気揚々と予約客が待つ宿泊先に行くとそこには玄関先に溜まるたくさんの外国人利用客。これから何かが起こることを予感しているのか、先程までとは打って変わって不安そうに遠くから佇む新井さんの姿が放送され、第2話では、寛太の到着を待っていた利用客に玄関先で詰め寄られるシーンや、話しかけられても言葉が分からずてんやわんや。そして宿泊先につくやいなや、テーブルの上や、床に荷物を散らかし放題。さらには、宿泊時のルールを伝えようとするも、話を聞かず騒ぎ出す自由なゲストたち。そんな日本の文化と海外の文化の違いに困惑する、どこか頼りない新井さんが写し出されている。果たして、勢いで始めた民泊ビジネスは一体どうなっていくのか…?これまで幅広い役を演じてきた新井さん。悪戦苦闘しながらも対応していく姿や、初めての民泊ビジネスにたじたじになる、このドラマでしか見られない、新井さんにもぜひ注目しておきたい。「拝啓、民泊様。」は毎週日曜日深夜0時50分~MBS、毎週火曜日1時28分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月01日黒木メイサと新井浩文がW主演で民泊ビジネスを始める夫婦を演じる、ドラマ「拝啓、民泊様。」が10月25日(火)今夜からMBS/TBSドラマイズム枠で放送開始となる。世界的にも注目され日本でも2020年の東京オリンピック開催に向け話題となっている「民泊ビジネス」。本作ではこの民泊ビジネスをテーマに国家戦略特区域として国内で初めて民泊が認可された大田区の全面協力のもと、民泊ビジネスのリアルや“How to”要素を交え、ある家族・夫婦を通し日本人の“おもてなし”の心を描き出していく。物語は突然会社をリストラされた新井さん演じる山下寛太が、黒木さん演じる妻の沙織にはリストラのことを言い出せないまま、偶然検索でヒットした「民泊セミナー」に参加。勢いで流行りの民泊ビジネスを始めるもののトラブルの連続。さらに最悪のタイミングでリストラがバレ、夫婦は離婚の危機に。果たして民泊ビジネスはうまくいくのか…というもの。黒木さんと新井さんのほか、沙織の兄・江南昌平を中野裕太が、昌平に好意を寄せるが相手にされない立川美由を今野杏南が、元旅館経営者でもある寛太の父親を鈴木正幸が演じ、夫婦に重要なきっかけをくれるゲストとして韓英恵、村上淳らが出演する。「拝啓、民泊様。」は、10月25日(火)より毎週火曜深夜1時28分~TBSにて放送。(笠緒)
2016年10月25日10月より、黒木メイサと新井浩文がW主演を務めるドラマ「拝啓、民泊様。」がMBS/TBSにて放送されることが決定した。ある日突然、会社をリストラされた山下寛太(新井浩文)は怒らせると怖い嫁・沙織(黒木メイサ)にリストラを言い出せないまま流行の民泊ビジネスを始めることになる。勢いで始めた民泊はトラブルの連続!さらに最悪のタイミングでバレるリストラに夫婦離婚の危機!?果たして、民泊ビジネスはうまくいくのか…。本ドラマは、2020年東京オリンピックに向け話題となっている「民泊問題」をテーマに、民泊がはじめて認可された国家戦略特区域である大田区の全面協力のもと、民泊ビジネスのリアルや“Howto”要素も交えつつ、ある家族・夫婦を通して描きだされる日本人の持つ“おもてなし”の心を描き出すハートフルなオリジナル・ストーリー。W主演を務める2人は、労働基準監督署に勤める怒らせると怖い嫁、山下沙織役を黒木さん。ゲーム会社に努める平凡な夫、山下寛太役を新井さんが演じる。歌手やモデル、映画にドラマと活動する黒木さん。今回の役どころについては「”夫婦”にスポットがあたった役は初めてですが、夫にビクビクされるような怒らせると怖い妻の役です。でも怒るのはきっと寛ちゃんのため。痛快で愛のある作品になるように努めさせて頂きます」と意気込み、『永遠の0』『近キョリ恋愛』『百円の恋』『葛城事件』など様々なジャンルの映画に出演する新井さんは「深夜ドラマですが、エロなし。下ネタなし。バイオレンスなし。安心してご覧下さい」とメッセージを寄せた。また沙織の兄・江南昌平役に中野裕太、昌平に好意を寄せるも相手にされない立川美由役に今野杏南、元旅館経営者でもある寛太の父親役に鈴木正幸が演じるほか、夫婦に重要なきっかけをくれるゲストたちに、韓英恵、村上淳らも登場する。「拝啓、民泊様。」は10月23日より毎週日曜深夜0時50分~MBSにて、25日より毎週火曜深夜1時28分~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年09月13日俳優・新井浩文が18日、都内で行われた映画『葛城事件』(6月18日公開)の初日舞台あいさつに、三浦友和、若葉竜也、田中麗奈、赤堀雅秋監督とともに登場した。同作は、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀が監督・脚本を務め、2013年に上演された舞台を映画化した作品。抑圧的な父親(三浦)によって長男(新井)はリストラ&孤立、妻(南果歩)は精神を病み、次男(若葉)は無差別殺傷事件を起こして死刑囚になるという、壮絶な家族の物語を描く。舞台版にも出演した新井は、役者としても活躍する赤堀監督に「俳優としては正直、うちの方が上なんです」と断言。しかし、「監督としてはすごく好きですよ。脚本も好きだし、演出も好きだし、カット割りも好きだし」とラブコールを送った。また、キャスト陣で飲みに行った際に、酔っ払った赤堀監督が「やべえ、今三浦友和と飲んでる」と何回もつぶやいていたことを暴露。新井が「何言ってんだこのおっさん!」と愛情を込めて突っ込むと、赤堀監督も「もうやめよう……」とたじたじになっていたが、新井は「そういう可愛らしい部分がたくさんある、人間的な人です」とフォローのコメントで締めくくった。三浦は映画『64‐ロクヨン‐後編』(6月11日公開)にも出演しているが「『64』は全国323館、『葛城事件』は全国13館」での上映と発言すると、会場は驚きに包まれた。三浦は、館数の違いに触れつつ「それでも映画としてみなさんに見ていただけて、同じ土俵に上がっています。『64』も好きですし、この映画にも愛情を持っているんです。だから、ミニシアター系と呼ばれる映画を、みなさんのお力で発展させていただきたい」と、観客にメッセージをおくった。
2016年06月18日フリーアナウンサーの新井恵理那が、テレビ東京系ドキュメンタリー番組『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』(毎週月曜日 21:00~21:54)新MCとなることが29日、わかった。これまでMCを務めていたフリーアナウンサー・杉崎美香が産休に入った代わりに4月11日の放送から登場し、タレントのユースケ・サンタマリアと2人で番組を進めていく。同番組は、世界で働く知られざる日本人を追いかけ、対象者の人生のドラマを紐解いていくドキュメンタリー。初回の収録を終えた新井は「番組自体、前から好きだったので、自分が見ていていろんな刺激を貰いました」と感想を述べた。一緒にMCを務めるユースケ・サンタマリアについては「スタッフさんから事前に、『(ユースケさんは)冗談ばっかり言うから』と聞いていてドキドキしていましたが、今日は私の事をおもんぱかってくださったのか、そんなに惑わされる事はなかったです(笑)」と、好感を持った様子。「ユースケさんは、ロケVTRを見ている時には、ぐっと心掴まれている様子もあり、一方でスタジオではみなさんと面白い妄想の様なトークをしたりと、緩急が凄かったです」と称賛した。
2016年03月29日『俳優 亀岡拓次』公開を前に、横浜聡子監督の作品を上映する“横浜ナイト”が1月28日(木)に開催。横浜監督、監督と同郷出身で同い年であり同作にも出演している新井浩文が上映前にトークを繰り広げた。この日は、横浜監督の自主製作映画『ジャーマン+雨』と松山ケンイチ主演で『俳優 亀岡拓次』でもヒロインを演じている麻生久美子も出演している商業映画デビュー作『ウルトラミラクルラブストーリー』が上映された。2人は共に津軽弁を“ネイティブ”として操る青森県出身で同い年。映画プロデューサーの紹介で、原宿で酒を飲んだのが出会いだったそうで、その時、監督は新井さんに『ジャーマン+雨』のDVDを手渡したという。新井さんは「それを見て『なんだこれ!すごい』と思った」とのことで、ひと目でその才能に衝撃を受け、一緒に仕事をしたいと感じたそう。改めて、横浜監督について「いま、映画業界での評判ピカイチです!みんな『出たい』と言う。すごい人です」と絶賛しつつ「山下敦弘監督っていますよね?彼も業界での評価はピカイチなんですけど、お客さんが入らない…(苦笑)。そのニオイがプンプンするから『亀岡拓次』はなんとか当たってほしい!」と切実に訴えた。横浜監督は新井さんのことは初期の『GO』のころから見ていたそうで「弘前出身ですごい人が出てきた」と感じていたと明かす。その後、紆余曲折があって、新井さん主演で進めていた企画が実現しなかったこともあり、『亀岡拓次』でようやくコラボレーションが実現した。新井さんは、『亀岡拓次』の中で、Vシネの監督を演じており、劇中、他にも染谷将太、山崎努らが映画監督を演じているが、横浜監督によると「染谷くんはコメディ系、山崎さんは大物の風格がある監督、唯一、新井さんが演じた山之上さんは。亀岡のことが大好きでそれをつたえる役」と説明。実際、付き合いは長いが、演出するのは初めてで、監督なりに不安もあったよう。「俳優さんのタイプで、自分の気持ちが乗らないと動けない人がいるけど、新井さんは見事に、理由を聞かずに動いてくれる俳優さんでした」と振り返る。新井さんは「俳優あるあるですが(笑)、いるんですよ。監督が言っても『その気持ちじゃ動けない』とかいう人。動けよ!監督が言ってるんだから!」と語り、会場は笑いに包まれる。徐々に、新井さんのトークは熱を帯びていき、『ウルトラミラクルラブストーリー』の話題では劇中の津軽弁について「みんな上手いんですけど…生きてるときは言えなかったけど、(故・原田)芳雄さんが一番ヘタ(笑)。言えなかったけどね」と、その存在感を絶賛しつつも、津軽弁に関してはネイティブとしてきっちりダメ出し。リクエストに応じて、横浜監督とその場でリアル津軽弁でのトークを展開し、会場は笑いに包まれた。また最後に『亀岡拓次』の見どころについて尋ねられると、安田顕演じる亀岡の俳優仲間を演じている宇野祥平について言及し「ハゲ散らかし過ぎ!おれと1コしか違わないのに、ヒドいでしょ」と最後までアクセルを緩めることなく、会場をわかせていた。『俳優 亀岡拓次』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月28日岡山発地域ドラマ「インディゴの恋人」の会見が1月22日(金)、NHK放送センターで行われ、出演する新井浩文、美波、青山草太、制作統括の樋口俊一らが出席。樋口さんは「新井さんと監督で熱い恋愛議論が行われたようで、監督が僕のところに来て『僕の恋愛経験が新井さんの恋愛経験になかなか追いつかなくて』と相談された」と撮影秘話を語り、新井さんを照れさせていた。「インディゴの恋人」は、岡山県倉敷市を主な舞台にしたドラマ。ある理由で、ジャズピアニストの夢を捨てデニム加工職人となった健二(新井さん)が、辛い過去を持つ女流画家・みゆき(美波さん)に出会い恋心を抱く、大人たちの愛の物語。第1話を見終えての感想について、新井さんは「正直言って他の作品もそうですけど、客観的に見られないのが現実で。粗探しになってしまいました。今回、圧倒的にもうちょっと時間がほしかったところがありました」と振り返り反省を述べながらも、「岡山はうちもすごい好きな街なんで、デニムに関しても素晴らしいので、岡山を知らない人でも行きたくなる魅力があるのではと思います」と見どころを語った。一方、美波さんは「留学先のパリで絵をやっていたこともあり、ひとつひとつの出来事に思い入れがとっても強いドラマになりました。これが最後の『インディゴの恋人』の仕事なので、とても寂しいです。繊細な映画なので…」と熱く語っていると、新井さんが横から「これ、映画じゃないからね、ドラマです」と突っ込んだ。すると、美波さんは「ここ(試写会場)を映画館だと思ってて~、映画になるといいなって思ってます(笑)」と可愛くすっとぼけてみせた。さらに、友だちがいることから過去に何度も岡山に足を運んだという新井さんは、岡山県の魅力について「好きな食べ物屋さんがある」と3店舗、具体的な店名を発表。「飯屋がいかんせんおいしい!」と、さらに食のアピールをすると、美波さんも「新井さんに紹介してもらって何度もリピートしました」と同調し、青山さんも「僕も居酒屋で知らないおっちゃんと飲んでいました。人が温かくて」と、食を通じて岡山県人とのふれあいを明かした。会見には、そのほか山口まゆ、久保田紗友、片岡鶴太郎、演出の泉並敬眞が出席した。「インディゴの恋人」は1月27日(水)22時よりBSプレミアムにて放送。(cinamacafe.net)
2016年01月22日篠原涼子が2年半ぶりに主演・出演する連続ドラマ「オトナ女子」。この度、11月12日(木)放送の第5話に“オトナの魅力あふれるイケメン”丸山智己が出演することが明らかになった。いくつになっても“女子”であることを諦めない40歳の独身女性・中原亜紀(篠原涼子)、大崎萠子(吉瀬美智子)、坂田みどり(鈴木砂羽)の3人が、高山文夫(江口洋介)や栗田純一(谷原章介)といったダメ男に振り回されながら、幸せをつかむために奮闘する様子や、“オトナ”ならでは恋愛模様が描かれ、共感を集める本作。今回、11月12日(木)放送の第5話にゲスト出演するのは、雑誌、CM、ドラマ、映画と様々なジャンルで幅広く活躍し、「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」(TBS)「リスクの神様」(フジテレビ)にも出演する、まさに“引っ張りだこ”の丸山さん。丸山さんが演じるのは、ハリウッドのみならず、中国にも進出し、映画の世界で手広く事業をおこなっている男性・田代役。吉瀬さん演じる萠子とは、昔からの知り合いのようだが、どこか謎に包まれたミステリアスな役どころだ。出演にあたって丸山さんは、「ここの所、95%悪役を演じてますので、“恋愛ものの作品”に出演するのは珍しいのですが、『オトナ女子』は、好きで拝見していましたので、楽しんで演じさせていただいております」と出演前から本作を見ていたと告白。また「いままであまり自分が見せたことがない、出したことがない部分をお見せできたらと…。最近求められる役が偏ってきていて、性格などの設定もかっちり決まっていることが多いんですが、今回は謎に包まれている人物ということで、決め込みすぎないで、いつもより振り幅をもって演じていきたいです。“にこにこ・へらへらしてくれ”というシーンがあって、そこの部分の表情や心情をつかむのが難しかったんですけど…(笑)演じていてどんどん楽しくなってきています。“なんだかちょっと笑えるな”と思っていただければうれしいです」と見どころを語った。ホレっぽく、いろいろな男性にアプローチするがうまくいかないタイプの萠子は、偶然知り合った、谷原さん演じる亜紀の会社の社長・栗田と恋の駆け引き中。プレーボーイで、複数の若い女性と遊んでいる栗田とは、“割り切ったオトナの恋愛”を楽しむつもりでいたが、“心から愛してほしい”という気持ちが芽生え、栗田との関係に一抹のさみしさを覚え始めていた矢先に、田代が現れる。果たして、萠子と田代に新たな恋の予感が生まれるのか…?「オトナ女子」は毎週木曜日22時よりフジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2015年11月05日任天堂は14日、同社のコーポレートサイトに「代表取締役の異動および役員の委嘱・管掌・担当変更に関するお知らせ」を掲載し、9月16日付けで常務取締役の君島達己氏が新たに代表取締役取締役社長に就任することを発表した。今回の異動について同社は、「平成27年7月11日の取締役社長(代表取締役) 岩田聡氏の死去、平成27年9月16日付の大規模な組織変更に伴い、経営体制の強化・充実を図るため」と説明している。君島氏は1950年4月21日生まれの65歳。一橋大学法学部を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行、同行で新橋支店長などを務めた後、2000年には任天堂と関係の深いポケモンの代表取締役に就任。その後2002年にNintendo of America Inc.と任天堂の取締役となり、2013年からは常務取締役、経営統括本部長兼総務本部長、さらに2014年から人事本部担当を務めていた。なお、同社は「代表取締役の中から選定し、高度な知識と豊かな経験をもとに、専門領域において組織運営に関し指導・助言を行う職位」として、9月16日付けで"フェロー"という新職を設ける。技術フェローには統合開発本部長の竹田玄洋氏が、クリエイティブフェローには情報開発本部長の宮本茂氏が就任する。
2015年09月14日中谷美紀は誇らしげに自らを「肉体労働者」と呼ぶ。作品に必要とされ、己の身体、表情、声色、全てを駆使して役柄を表現することへの喜びと愛おしさがそこにはあふれている。今年の1月に公開された『繕い裁つ人』もまた彼女にとって大切な愛おしい作品となった。洋裁店の頑固な女主人・市江を演じ、タイトル通り「繕い」「裁つ」という営みの中で多くの発見を手にした。仕事に誇りを持ち、凛と生きる市江の姿は、中谷さんが20年以上にわたって、女優として見せてきた姿とも重なる。つい先日、デビュー以来、在籍してきた事務所を離れ、個人事務所を設立したことが発表された。そして、年が明ければ“不惑”の40歳を迎える。女優として、そしてひとりの女性として、中谷美紀の目にはいま、何が映っているのか?じっくりと話を聞いた。もちろん、洋服を作ることと女優として作品に参加するということは決して同じではない。中谷さんが演じた市江は、お客さんの気持ちを汲みつつ、あくまでも自分一人を責任者として、頑固に己の守るべきものを貫こうとするが、映画作りは共演者やスタッフ、何より全てをジャッジする監督がいてこそ存在する。「理想はやはり、自らの主張を貫くことではなく、本当に尊敬できる作り手さんと出会い、その方の色に染まることだと思います。それには、まず信じられる作り手さんと出会わなくてはならないのですが、その意味で三島(有紀子)監督との出会いは私の財産だなと思います」。中谷さんの初主演映画『BeRLiN』(’95)で当時まだ10代だった中谷さんの姿に衝撃を受け、以来、三島監督は中谷さんとの仕事を熱望。本作の企画が通るとすぐに市江役に中谷さんをオファーしたという。今回、三島監督と出会い、一緒に仕事をする中で、新たに引き出されたと感じる部分は?「監督がとりわけ大切にされていた部分が、市江の“ほころび”を見せるということでした。一見、修道女のような真面目で融通の利かない人間ですが、実は仕事以外ではダメ人間で、家事もろくにできなかったり、おっちょこちょいな部分――実はパジャマ姿の時もよく見るとボタンを掛け違えてるんです(笑)。『こういう人間です』と提示されると、どうしてもステレオタイプにその一面ばかりを演じたくなるものですが、やはり誰でも多面性を持っている。そこをどう演じるかでその人間、物語の豊かさが変わってくるものだと思います。そういった意味で、三島監督からいろんなエッセンスをいただけたと思います」。市江のチャーミングな一面として、お気に入りの喫茶店でチーズケーキをホールごと平らげるというシーンが登場する。これは池辺葵の漫画原作にはない、三島監督によるアイディア。中谷さん自身、ここでの市江の姿に自らを重ね合わせ、大いに共感する。「私も一人で食事をする時間がとても好きなんです。普段、100人近くの方々と接しているので、たまに一人でいたくて、おそば屋さんで一人、心の赴くままに、3枚くらい平らげたりします(笑)。とても幸せな時間なので、市江の気持ちがよくわかりますね。カウンターだけのお店で気配を消して、他人の話をじっと盗み聞きしたりもしています(笑)。お嫁さんや奥さんの愚痴だったり、ずっと別居されていたらしい老夫婦が久しぶりに会って、お互いの誤解を懸命に解いていたり……そんな話にじっと聞き耳を立てています(笑)」。ちなみに、本作に関しては中谷さんの出演が決まり、撮影のためのスケジュールを空けたのち、一度は企画が暗礁に乗り上げ、その後もめどが立たないまま約1年も予定が延びてようやく撮影が行われた。そんな不安定な状況でも、本作に出たいと考えたのは「三島監督がぶれることがなかったから」だった。「1年の延期も闇雲にというのではなく、機が熟して万全の状況で作れるのを待とうということでした。そこでじっくりと考える時間も生まれたでしょうし、監督はロケ地もご自分で探されるんです。(洋裁店のロケに使用された)旧平賀邸もかなり苦労して見つけたそうです(※実際に決定したのは撮影開始直前!)。スタッフは『もうそろそろ妥協してくれないと』と思ったでしょうが(笑)、決して妥協しない。でも、そこにみんな付いていきたいと思いますし、だからこそいいものができるに違いないと思ってるんです」。本作に限らず、中谷さんが作品への出演を決める際に基準としているのは何より「人」だという。「やはり、人生の少なからぬ貴重な時間を作品、監督に捧げることになるので、まず何より、自分が心動かされた作品に携わられたスタッフとお仕事させていただければ、幸せだなと思います。自分のテリトリーの範囲というか、心地よい範囲で演じていれば安全ですし楽ですが、どのみち新しい作品を作るのであれば、新しい扉を開いてくださる方、思いも寄らなかった演出をしてくださる方と出会いたい。撮影が始まってしまえば、暑かったり寒かったり、痛かったり眠れなかったり…つらいことばかりなので(苦笑)、いずれにせよ苦労するなら、それが喜びに変わるような作品に出逢えればと思います」。来年で40歳となるが年齢を重ねることは「楽しいです。20代の頃から40代になるのに憧れていた」と明かす。「たまたま憧れの対象が、年齢を重ねた方が多かったんです。その会話に加わるには20代、30代でまだ切符をいただけてない気がしていて、40代になれば憧れる世界に少しは近づけるのではないかと期待しています。そうなるとまた、50代、60代にならないといただけないチケットも出てくるのかもしれませんが…(笑)」。“年の功”という言い方は失礼かもしれないが、年齢を重ねたことで、若い時以上に見えてくるものや分かってくることは?「自分の発する言葉にようやく説得力が出てくるのかな…?その分、責任も生じてくると思いますけれど。若い頃は、理想の方が高くて現実が追い付かなかったので、理想の自分、やりたい作品や到達したいプランがあるのですが、口では言っていても全然出来なかったんです。それでも理想はあるのでそれを掲げるんですが、海外の良質な作品見る度に、理想と現実のギャップが開いて苦しかったです。最近はそれが少しは縮まってきたように思います。身の程知ったのもあるのかもしれませんが…(笑)」。先に“肉体労働者”という言葉が出たが、ここ数年で「猟銃」(’11/原作:井上靖/演出:フランソワ・ジラール)、「ロスト・イン・ヨンカーズ」(’13/作:ニール・サイモン./演出:三谷幸喜)、「メアリー・ステュアート」(’15作:ダーチャ・マライーニ/演出:マックス・ウェブスター)と、まさに己の肉体を最大限に使っての表現を求められる舞台にも出演している。30代半ばで初舞台というのも意外な気もするが、出演を決めたのには心境の変化が?「市江と同じように、自分に限界を設けていたんです。『私には舞台は向いていない』と。舞台俳優さんはやはり身体能力に長けた方たちであり、そうでないといけないと思っていて、私は訳あって体も硬くプロの方のように自由に身体を使えないので…。でもそれでも演じていいのだと演出家の方(フランソワ・ジラール)が教え導いてくださったんです。そうして舞台に携わるにつれて、限界というのは他人が強要したわけでも、目の前に壁のように立ちはだかっていたわけでもなく、あくまで自分の心が勝手に設けていたのだと感じました」。女優という仕事は「10代、20代の頃はアルバイト感覚で『私にはもっと適職があるはず』『いつでも辞めてやる!』なんて思いつつ、やめるタイミングを逃してここまで来てしまった感覚。それがいまでもお仕事をいただけるなんて、ありがたいことです」と苦笑交じりに語る。「若い時は七転八倒していました(笑)。いまは…やはり、人の心ってわからないから面白いと思うし、心を探る作業は興味の尽きない試みだなと感じてます」。この先の展望は「日本の誇るべき文化を紹介したい」とも。「友人知人にものづくりをする方が多いのですが、手仕事をする方々の懸命に生きる姿は本当に素敵で、またその作品もため息が出るほど美しいです。将来的に伝統そのものが廃れたり、人口の減少とともに販路を見出すことが難しくなっていく中で、その存在を伝えるお手伝いをできればと思っています。これまで大きな会社の庇護を受け、ありがたい環境で仕事をさせていただいて、心から感謝していますが、この先は、豊かな表現力を培って、守るべきものを守り、伝えるべきことを伝えるだけの価値のある人間になりたいと思います」。出会いとつながりの中で、中谷美紀はより一層、美しさを増してゆく。ヘアメイク:下田英里スタイリスト:岡部美穂カメラマン:宅間國博(text:Naoki Kurozu/photo:宅間國博)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年09月04日東京都・新宿のTOHOシネマズ新宿では、アニメ映画『台風のノルダ』の公開を記念して、同作の新井陽次郎監督と音楽を担当した浜渦正志氏によるトークイベントを実施する。開催日は6月12日で、19:00からの上映回終了後の開催となる。チケットは6月9日24:00より、TOHOシネマズ新宿Webサイトにて発売。料金は一般1,200円。『台風のノルダ』は、2015年6月5日より3週間限定で全国公開されているアニメ映画。とある離島の中学校を舞台にした少年同士の爽やかな友情物語で、2013年公開の『陽なたのアオシグレ』で話題を呼んだスタジオコロリドによる2年振りの劇場最新作となる。同スタジオは、ショートアニメ『フミコの告白』で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した石田祐康氏など20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するスタジオで、マルコメやYKKといった大手企業のコマーシャルを手掛けていることでも知られている。今回のトークイベントは、『台風のノルダ』公開記念イベントの第一弾。出演するのは、スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』にアニメーターとして参加した実績を持ち、『陽なたのアオシグレ』にはキャラクターデザイン・作画監督を担当、そして本作で劇場作品監督デビューを果たした新井陽次郎監督と、『ファイナルファンタジー』シリーズの音楽を手掛けたことでも知られ、ゲーム音楽以外にも、アニメ、映画、CMなど多岐にわたる音楽シーンで活躍する作曲家・浜渦正志氏の2名。当日は作品に込めた思いやクリエイターとしてのこだわりなど、"生の想い"を紹介するという。なお、公開2週目、3週目にも公開記念イベントが予定されている。詳細は公式Webサイトにて、決定次第発表されるとのこと。
2015年06月09日スタジオジブリ出身のアニメーターとして知られる新井陽次郎の劇場映画監督デビュー作となる『台風のノルダ』。短編『陽なたのアオシグレ』(’13)で話題を呼んだスタジオコロリドがフジテレビと共同制作することでも話題の本作で、主人公の少年の声を、『ビリギャル』でも好演を見せる注目度NO.1の若手俳優、野村周平が務めることが決定。主題歌を、「あの花」ことアニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」のオープニングテーマを手がけた「Galileo Galilei」が担当することが分かった。舞台は、とある離島、文化祭前日の中学校。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで、親友の西条とケンカした東(あずま)は、突如現れた赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。そのころ、観測史上最大級の台風が学校を襲おうしていた──。スタジオコロリドは、ショートアニメ「フミコの告白」で第14 回文化庁メディア芸術祭優秀賞ほか数々の賞を受賞した石田祐康をはじめ20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するスタジオ。彼らが、本作で劇場作品監督デビューを果たす新井監督と世に送り出すのは、文化祭前日の離島の中学校を舞台にした少年同士の友情物語だ。先日行われたアフレコ収録について、野村さんは「本当に難しくて、改めて声優のみなさんはすごいと思った」と語りつつも、息遣いでアドリブにも挑戦するなど工夫を重ね、繊細な“東”を見事に表現。「アフレコという仕事は、絵が用意されていて自分の気持ちを優先にできるかと思っていたけど、意外とそうではなかった(笑)」と笑顔を見せながらも、「オーバーに言わなくてはならないところがあったり、普段は声を出さなくていいところで、声を出さなきゃいけなかったりして、とても勉強になった」と真摯にコメント。「僕が初めて声優にチャレンジさせていただいた作品です。ストーリーも面白いものになっていますし、どのジャンルを好きな方も楽しめる作品になっていますので、ぜひ観てください!」とファンにメッセージを送った。新井監督は、「声優ではなく俳優の方に依頼することについては、素の演技での『生っぽさ』を求めていた。サンプル映像をみて、野村さんの自然体な感じが主人公の東にすごく合うと感じた。東は思っていることを表に出さないで内に秘めているキャラクター。その素直になりきれないもどかしさを演じるのは難しいと思うが、ぜひ野村さんにお願いできればと思った」と起用の理由を明かす。そして、アフレコを終えた後には「東の繊細さが出ていてよかったと思います。表に出していない感情をうまく表現してくれました」と、声優としての野村さんに太鼓判を押した。また、“東”の友人、西条役には「アミューズオーディションフェス2014」で32,214名の中から俳優・モデル部門を受賞した金子大地が大抜擢。同オーディションフェスでグランプリに選ばれた清原果耶が不思議な少女・ノルダ役の声優に決定し、フレッシュな顔ぶれで物語に息吹を吹き込んでいく。さらに、本作の主題歌を人気ロックバンド「Galileo Galilei」が担当することも決定。2011年からフジテレビ・ノイタミナ枠で放送され、「あの花」ブームを巻き起こしたアニメ『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の主題歌を担当し、音楽ファンはもちろん、アニメファンからも熱い支持を受ける彼らが、本作のために新曲「嵐のあとで」を書き下ろし。台風と共に現れた少女ノルダと、2人の少年たちの淡く不思議な物語を彩ってくれるはずだ。『台風のノルダ』は6月5日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月24日『寄生獣 完結編』の完成披露試写会が4月13日(月)に開催され、主演の染谷将太をはじめ、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、新井浩文、ピエール瀧、山崎貴監督が上映前の舞台挨拶に出席した。岩明均の伝説的人気漫画を前後編の二部作で映画化。ある日突然、人間社会に入り込み、人の脳に寄生し、人間をエサとして喰らう“パラサイト”と人間の最終決戦を描き出す。登壇陣はレッドカーペットを歩いて登場!途中で主人公の新一の右手に寄生した“ミギー”の目玉をデザインしたボールを客席に投げ込むパフォーマンスで会場をわかせる。染谷さんは「本当に本当にすごいことになってます!5か月以上かけて撮影して、編集、VFXの作業があり、やっと完成しましたが、見て感動しました。すごいことが行われており、見たことのないドラマが繰り広げられています」と充実した表情を見せる。深津さんも「撮影現場でそんな作品になるのかと想像がつかないシーンも多かったんですが、想像をはるかに超えていて驚きました」と染谷さんの言葉に同意する。阿部さんは、ミギーの声を担当しているが、こうしたイベントに出席するのは前後編を通じてこの日が初めて。喜びを語ると共に「前編を映画館で見たんですが、最後に(エンドロールで)キャストの名前が出るところで、3番目くらいに僕の名前が出たら、後ろのお客さんが『出てた?』って言ってた(苦笑)」とショックを告白。ちなみに阿部さんは、声で参加しているだけでなく、モーションキャプチャ技術で、ミギーの動きや表情に関しても実際に阿部さんの動きが取り入れられている。これを司会者が「阿部さんは声だけでなく出演もしている」と誤解されかねない言い方で説明したため、阿部さんや山崎監督も困惑!「僕も知らないところでカメオ出演をしてたのかと思った(笑)」(山崎監督)、「信じやすいので、実際に自分が出ているような気がしてきた(笑)」(阿部さん)と語り、笑いを誘っていた。橋本さんは、本作でワイヤーアクションに初挑戦しており「11メートルの上空から落ちるアクションをやりました!」と楽しそうに語る。山崎監督は「結構な高さから後ろ向きに落ちるので心配した」と語るが、橋本さん本人は「高いところ大好きです。…バカみたいですよね(笑)」とあっけらかんとした様子で語っていた。染谷さんと新井さんは、山崎監督の『永遠のゼロ』を含め、これまでにも複数の作品で共演しているが、今回の現場でどんな会話をしたのか?新井さんは「ウチも(周囲から)『死んだ魚の目をしてる』って言われるけど、絶対に染谷の方がそうだよな?ということは言いました」と明かす。染谷さんはその会話を振り返りつつ“死んだ魚の目”と言われることに対し「人生で言われ続けていて、なんとも思わない…(笑)」と語り、会場は驚きと笑いに包まれていた。新井さんと同じく後編からの出演となるピエールさん演じる三木の見どころは、不気味な笑顔だが「笑いながら染谷さんを追いかけるのは楽しかったです」とニッコリ。山崎監督は、ピエールさんの微笑みについて「『ニヤニヤしてくれ』と言ったんですが、(表情を見て)怖ぇー!気持ち悪ぃ!いいなぁと思ってやってもらいました。ここまで気持ち悪くする必要があるのか?と思いつつ(笑)」と予想以上の怖さだったと絶賛!完成作を見た阿部さんは同じくピエールさんの表情について「バラエティ番組のADのような、無理に笑ってるみたいで怖い!」と語り、深津さんも「衝撃的です」と称賛を送っていた。『寄生獣 完結編』は4月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寄生獣 2014年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 映画「寄生獣」製作委員会寄生獣完結編 2015年4月25日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「寄生獣」製作委員会
2015年04月13日スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加した若き才能・新井陽次郎の劇場映画監督デビュー作『台風のノルダ』が、6月5日(金)より全国にて公開されることが決定。新進気鋭のアニメーション制作会社・スタジオコロリドとフジテレビの共同プロジェクト第1作として制作されることが分かった。物語は、とある離島、文化祭前日の中学校が舞台。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、赤い目をした不思議な少女・ノルダと出会う。その頃、観測史上最大級の台風が学校を襲おうとしていた――。ショートアニメ「フミコの告白」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞ほか数々の賞を受賞した石田祐康を始め、20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するアニメーション制作会社・スタジオコロリド。2013年公開の短編『陽なたのアオシグレ』で、その高いクオリティーとエンターテインメント性を業界の垣根を越えて国内外から高く評価され、この度、フジテレビとの共同プロジェクトをスタート。本作を皮切りに今後も継続的な新作の発表が予定されている。本プロジェクト第1作目にして、スタジオコロリド待望の最新作となる本作で監督に抜擢されたのは、本作が劇場映画監督デビューとなる新井監督。ジブリ美術館短編『たからさがし』や『パン種とタマゴ姫』、そのほかスタジオジブリ作品にアニメーターとして参加した経歴を持ち、『陽なたのアオシグレ』ではキャラクターデザイン&作画監督を務めた。同社・石田氏とは『陽なたのアオシグレ』以来2年ぶりに再タッグを組み、どこかノスタルジックな世界観を躍動感あるアニメーションで鮮やかに描き出している。また、公開されたキービジュアルに加えて、さらに本作の特報映像が、4月9日(木)の深夜24時50分からフジテレビにて放送される“ノイタミナ”アニメ「パンチライン」内にて解禁されることが明らかに。同時に公式サイトにも映像がアップされるとのこと。若き次世代クリエイターが生み出した、みずみずしい映像に期待が高まる。『台風のノルダ』は6月5日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日グラビアアイドルの長尾麻由が、23日深夜に放送されたTBS系『有吉ジャポン』にて、プロバスケットボール選手の城宝匡史と結婚していたことを明かした。24日のブログでも改めて結婚を報告している。3代目ミスマリンちゃんの神谷美伽、結婚と妊娠を報告ラジオ卒業も (15年01月23日)四段腹の「ぽっちゃりグラドル」として、同番組を始めとしたバラエティ番組やグラビア雑誌で活躍してきた長尾。番組ではイケメンバスケプレイヤーの城宝選手と結婚していたことをサプライズで発表し、一緒にお風呂に入るシーンなどラブラブな新婚生活の密着映像が公開された。ブログでは「体重やウエストはさらけ出しても、結婚の事はありのままに出来ずにずっと苦しかったです」と、番組が放送されるまで結婚の事実を明かせず苦しかった胸の内を打ち明けた。そして、自分がぽっちゃり体型である理由として「、若い頃に過度なダイエットをしすぎて病気になった人がいたので、その事で色々考えさせられた」ことがきっかけになった、と明かしている。さらに「この体型からか、よく妊婦さんに間違われますが、現在妊娠はしていなく、いつかは素敵なママになりたいです」と、妊娠・出産について前向きにコメント。ファンや関係者に向けて「これからも暖かく見守っていただけたら嬉しいです」と締めくくっている。
2015年01月24日映画『百円の恋』が12月20日(土)に公開を迎え、主演の安藤サクラ、新井浩文、武正晴監督、脚本の足立紳が舞台挨拶に登壇した。自堕落に暮らしてきた主人公の一子が、勤め先の100円ショップの常連客である中年ボクサーとの出会いに触発され、自らもボクサーになることを決意し奮闘するさまが描き出される。ようやく公開を迎え、安藤さんは「一子が初めてリングに上がる時のようで、ちょっと震えています」と緊張気味に語るが、映画を観たばかりの客席からは温かい拍手が沸き起こり、安藤さんはホッとした表情。足立さんと2人で脚本作りから始めて公開までたどり着いた武監督は「4年前に足立さんに『何かシナリオを作ろう』と電話してよかった。2人でやっていたことが、どんどん人が増えて、安藤さんや新井さんも参加してくれて最終的にお客さんに入っていただいて映画が完成した」と感無量の面持ち。足立さんも「電話に出て良かったです」とうなずいた。短い撮影期間の中で、自堕落な一子からボクサーとしてリングに上がる一子へと肉体的な変化も求められた安藤さんだが「肉体的にムチャしてるけど、武組はそれが苦痛じゃない。新井君はいつも同じところを見て一緒にいてくれたし、なんとも幸せな時間でした。人間の体ってこんな短期間で変われるんだ?と驚きました。神秘的!人間すげーぞって思います」と独特の表現でふり返る。「ウチは、サクラは現役の日本人女優No.1だと思っている」と常々公言してきた新井さんも充実の表情で安藤さんとの共演をふり返る。「低予算で日程もない中で、監督がブレることがなかった。怒鳴り声が響くことも結構あったけど、心地よい現場でした」と語る。新井さん自身も、厳しい減量が課せられたが「最後はリアル『あしたのジョー』みたいだった」とも。安藤さんは照れながらも「新井さんだったから戦えた感じ。この(映画の)中の新井さん、メチャクチャカッコよくて好きです。新井さん(の出演作)の中で一番好きです!」と語った。テアトル新宿では、劇中の一子が飲むドリンクにちなんだ“一子ドリンク”が販売されているが新井さんはこれについて「300円てあって、そこは“百円”じゃねーんだ(笑)?すげーと思いました」と語り、笑いを誘っていた。『百円の恋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:百円の恋 2014年12月20日より全国にて公開(C) 2014 東映ビデオ
2014年12月20日読売巨人軍の高橋由伸選手と後輩の大田泰示選手が12月4日、子どもの治療に付き添う家族のための施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」東大ハウスを訪問。ふたりは、巨人軍がチャリティーオークションなどで集めた寄付金をチームの代表として届けた。○入院している子どもと家族のための「第2のわが家」子どもが病気を患ったら、親としては最善の治療を受けさせたいもの。だが、もしその治療が自宅から遠く離れた場所でなければ受けられないとしたら、家族にとっては心理的や肉体的な面はもちろん、経済的にも大きな負担となる。「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、そんな治療に付き添う家族のための滞在施設で、安価に利用できることが特徴だ。施設は、まるで自宅のように過ごせる「第2のわが家」となるように配慮。キッチンやリビング、ダイニング、ランドリーなどを完備し、プライバシーを守れるベッドルームも用意されている。費用は1人1日1,000円と、家族の負担を考慮した価格になっている。○今後も50年、60年と支援を続ける日本では「公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」が、全国9カ所の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を設立・運営しており、寄付とボランティアによって支えられている。1974年にアメリカで誕生したこの取り組みは、今年で誕生40周年を迎えた。アメリカンフットボール選手の子どもが白血病で入院することになったとき、病院近くにあったマクドナルドのオーナーらが募金を始めたことが設立のきっかけだったという。その思いは、今や世界30カ国300カ所以上の施設に広がっている。「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」事務局の山本実香子さんは、ハウスについて「まずは、お母さんやお父さんが笑顔になれるように」と話す。「わが家のように過ごせる環境をサポートして、ご家族が元気になってくれることで、ご病気のお子さんにもその元気を伝えていきたい。その運営も、地域のボランティアさんが行うことで、社会が医療を手助けする形になっているんです」と、家族の元気が子どもたちの元気にもつながると話した。そして、「一度始めたチャリティーですから、これからもずっと続くようにしていきたい。世界でもどんどん広がっていますし、日本でも来年10ハウス目のハウスがオープンします。ですが、まだまだサポートのニーズはあります。これからも広げていって、全国各地で支援できれば」と、この先50年、60年と続けていく大切さを語った。○スポーツを介したチャリティー文化の根付き今年3月にも同ハウスを訪問している高橋選手は、今回後輩の大田選手とともに訪問。2014年シーズンに集まった寄付金や募金などを、チーム代表として手渡した。その後、スタッフの案内で施設設備を見学。足音が響かないように床はじゅうたんになっていることや、「ご家族に部屋に閉じこもってほしくない」という思いからベッドルームにはテレビを置いていないことなどを真剣な表情で聞き入っていた。施設見学を終えると、大田選手はサンタ衣装に身を包み子どもたちの前に登場。一人ひとりにプレゼントを手渡しすると、子どもたちは笑顔で受け取った。読売巨人軍のマスコット・ジャビットも登場し、高橋選手らも含めてクリスマスツリーの飾りつけをみんなで行うなど、一足早いクリスマスのひとときを楽しんだ。ハウスにはこれまでも多くの著名人が訪問しているが、近年はJリーグの中村憲剛選手(川崎フロンターレ)や高橋秀人選手(FC東京)、元プロ野球選手の古田敦也さんなど、スポーツ選手の訪問が目立つ。また、今年2月にチャリティーランナーとして東京マラソンに出場して見事完走した元サッカー選手・北澤豪さんは、2015年も「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を募金先として出場することが決まっている。ハンバーガーでおなじみの「マクドナルド」を展開する「日本マクドナルド」は、各店舗のレジ横に募金箱を設置するなど、いろいろな形でハウスのサポートを続けてきた。近年では、スポーツを通じたチャリティーを実施。スポーツを通じて楽しみながら関わっていくことで、チャリティー文化をよりたくさんの人に広げていくねらいだ。○先輩から後輩へ、受け継がれるスポーツ選手としての責務読売巨人軍も、ホームラン1本につき、一定の金額を「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」に寄付するなどし、その活動をサポートしている。高橋選手は、「少しでも力になれたら。野球で何かできることが一番なので、ますます頑張って、貢献したい。僕以外の選手からも、1本でも多くホームランを出していきたい」と、来季より選手と打撃コーチ兼任となった意気込みも含めて語った。大田選手は、「今後もこのような活動が続けばと思うし、自分も積極的に参加して貢献したい。今日、目の当たりにしたことをしっかり受け継いでいきたいです」と、先輩の背中を見て支援の継続を強く決意していた。病気に苦しむ人やその家族を助けていこうとするチャリティーの心は、先輩から後輩へ、そしてその後輩からまた次の世代へと、ずっと受け継がれていくはずだ。
2014年12月08日安藤サクラ×新井浩文共演の『百円の恋』が10月25日(土)、開催中の第27回東京国際映画祭にて上映され、安藤さんと新井さん、武正晴監督、脚本の足立紳が上映後のQ&Aに来場した。山口県の周南映画祭に創設された第一回「松田優作賞」グランプリを獲得した脚本を安藤さんと新井さんを迎えて映画化。自堕落な生活を送っていたが妹とのケンカをきっかけに家を出て働き始めたヒロインの一子は、中年ボクサーとの出会いからジムに入門し、サンドバッグを叩くようになるが…。安藤さんは700を超える応募の中からオーディションで一子役を勝ちとったが「戦いたいと思ったから」と本作への出演を熱望した理由を語る。一方の新井さんは「素敵な脚本と、安藤サクラが主演と聞いたから。個人的にいま、日本映画の女優でNo.1だと思っている」と語り、会場は拍手に包まれた。一子は自堕落な女性からボクサーへの変貌を遂げていくが、安藤さんはそれに合わせて体格を大きく変えた。最初に一度太って、その後、体重を落としていったが「金がある映画なら、痩せるための期間があるけど、そんなのなかったから(笑)、撮影が始まって10日くらいで絞りました。自分でも信じられないです。人の体ってすごいです」とふり返る。新井さんもボクサー役ということで同様に減量が課せられたが「うちの場合、(太ったり痩せたりの)変化はなかったので、ただボクサーに見せるというだけ。3か月前から筋トレと食事制限をしました」と明かす。最後の数日は、本物の試合前のボクサーと同様に“水抜き”も行なったそうで「つらかったです。もうやりたくないですね」と苦笑交じりに苦労をのぞかせた。一子がボクシングとの出会いで大きく生き方を変えることになるが、安藤さんは「この作品が私にとってはそういう出来事、出会いであったなと感じています」と本作の経験の大きさ、強い思いを口にする。「仕事がなくて『自分たちで仕事を作るしかない』とシナリオを作り始めた」という武監督と足立さんにとっても本作はもちろん、特別な作品。4年前に書き上げるも、映画化になかなか漕ぎ着けられない中で、映画化を実現するための助けになればとの思いで「松田優作賞」に募集したとのこと。この日は安藤さんらと一緒に作品を鑑賞したが、安藤さんは「私は(一子が)自分なので、笑っちゃうんですが、両隣のおっさんは泣いてました(笑)」と暴露し、会場は笑いに包まれた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『百円の恋』は12月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月26日新井浩文の初の単独主演作となる『赤い季節』が10月13日(土)に封切られ、新井さんを始め、村上淳、新居延遼明、風吹ジュンのキャスト陣に加え、能野哲彦監督が東京・渋谷の劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」、「ROSSO」でフロントマンとして活躍し、現在は「The Birthday」を率いるチバユウスケのソロ・プロジェクト「SNAKE ON THE BEACH」の楽曲にインスパイアされ生み出された本作。バイク店で働きながらも、殺し屋としての裏の顔を持つ男・健の葛藤や焦燥、裏稼業から足を洗おうともがきながら刑事だった父の死にまつわる真相に迫っていく姿を描く。初の単独主演作となったが、気負った様子もなく「実は裏で、監督が『観た女性の方が、抱かれたくなるような新井にしたい!』と言っていたので、今日観た方は抱かれればいいんじゃないでしょうか(笑)。うちは元々、男性ファンが多いので…」と冗談交じりに挨拶し笑顔を見せた。さらに撮影で苦労した点を問われると、「2週間で撮影をしたので、精神的には問題なかったですが、体力的に眠たいということがあり、一度バイクシーンは本当に事故が起きそうだから止めてもらったことはあります」と、飄々とした語り口で作品同様にハードな撮影だったことを明かした。これまで音楽業界で活躍していた能野さんは、本作が初監督。村上さんは映画業界への進出は全く予期していなかったと言い、「監督のことは“能やん”と呼ぶくらい長い付き合いなので、まさか映画を作るとは思っていませんでした。ぜひ映画を楽しんで下さい!」と監督&新井さんの初陣を後押しした。その言葉を受け、能野監督は「もうすぐ50になるこの年で、“新人”と呼ばれるのは気恥ずかしい」とすっかり照れ笑いを浮かべていた。さらにこの日、本作の音楽を務め、さらに出演まで果たしている「SNAKE ON THE BEACH」のチバユウスケからスペシャルメッセージが贈られた。「映画『赤い季節』、とうとう公開ですね。おめでとうございます。観に来たみなさんもぜひ楽しんで下さい。音楽もハマッていると思うので、そこもよろしく。とにかく楽しんで」と公開初日を祝った。『赤い季節』はヒューマントラストシネマほか全国にて公開中。■関連作品:赤い季節 2012月10月13日よりヒューマントラストシネマほか全国にて公開© 2012「赤い季節」製作委員会
2012年10月14日