音楽業界を舞台に、華麗なる“ファミリー”の相続をめぐる陰謀と争いを描く海外ドラマ『Empire/エンパイア 成功の代償』のレンタル開始記念イベントが4月12日に、都内で行われ、音楽プロデューサーの小室哲哉と人気音楽ユニット「TRF」の DJ KOOが出席。“同業者”として本作のリアリティに太鼓判を押した。イベントの模様スラム街育ちで麻薬取引にも関わっていた主人公・ルシウスは、才能を発揮しヒップホップ・アーティストとして成功。音楽レーベルのエンパイア社を設立するが、上場直前に余命3年を宣告されてしまう。3人の息子のうちひとりを後継者に選ぶことを決意するが、突然、元妻が後継者争いに名乗り出る。全米では視聴者数が『24』超えの1765万人、放送時のツイートは330万、YouTubeの動画再生は1000万回以上を記録し、社会現象を巻き起こしている。小室は「いい思いも、辛い思いもする主人公は自分にもあてはまるし、『わかる、わかる』というシーンもたくさん。人間模様の中心に音楽があり、どんなもめごとも音楽が解決してくれる展開は、同じミュージシャンとしてうれしいですね」とすっかり感情移入。キャスト陣が演技に加えて、見事な歌唱や楽器演奏も披露しており、「リアリティが素晴らしい」と絶賛した。一方、 DJ KOOも「ゴシップ先行で人気を集めたり、お偉いさんを接待したり(笑)、業界の裏側がかなりハッキリ描かれている」と分析。展開の速さも魅力だといい「ジェットコースタードラマの異名も納得」と話した。ドラマに負けない栄華を誇った“小室ファミリー”に話題が及ぶと、小室はTRF結成秘話を披露。「デビュー前からダンサーとして活躍していたSAM、ETSU、CHIHARUを何とかメンバーにしようと、何度か食事に誘って、おもてなししたり……。口説くのが大変だった」と明かすと、DJ KOOは「僕は1回も誘われていない(笑)」と苦笑いだった。『Empire/エンパイア 成功の代償』4月13日(水)からレンタル開始DVDコレクターズBOX発売中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月12日クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドが『ワイルド・スピード』8作目に出演することになった。新しいキャラクターで、カート・ラッセルが演じる男の部下的な役柄になるようだ。同作品にはシャーリーズ・セロンが新しく参加することが、先週明らかになったばかりだ。その他の情報今回の監督は『ストレイト・アウタ・コンプトン』で高い評価を得たF・ゲイリー・グレイ。撮影は来月スタートする。北米公開予定日は来年4月14日。イーストウッドは、この夏北米公開予定のアクション映画『スーサイド・スクワッド』に出演。秋にはオリバー・ストーン監督の『スノーデン(原題)』も控えている。また最近は、刑事物映画『Crown Vic』への主演も発表されたばかりだ。共演はアレック・ボールドウィン。文:猿渡由紀
2016年04月12日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSF大作『フィフス・ウェイブ』が23日(土)から公開になる。本作は、英国出身の新鋭J・ブレイクソンが監督を務めており、“宇宙からの侵略者”という繰り返し扱われてきた題材を新たな視点を交えて描いている。その他の写真ブレイクソン監督は、1977年に英国で生まれ、大学で映画を学び、2009年に『アリス・クリード失踪』で監督デビュー。脚本も手がけた同作は緻密なストーリーテリングが高く評価され、ロンドン批評家協会賞の新人英国人フィルムメーカー賞の候補になるなど注目を集めた。『フィフス・ウェイブ』では、地球外生命体“アザーズ”が様々な策を講じて人類を滅亡させようとする過程と、そんな状況下で離れ離れになってしまった弟に会おうと熾烈な旅に出る平凡な女性のドラマ、人類のために立ち上がる者たちのドラマが描かれる。地球外から来た侵略者を描いた映画はこれまでも数多く登場したが、ブレイクソン監督は「この映画では、エイリアンは地球を使って人類を攻撃しているんだ。ただ単に空からレーザー光線を当てて爆破するんじゃなくて、いってみれば人間の弱点を利用している。エイリアンが来なくても世界でもともと起きている災害、僕らが既によく知っている災害。それらを巨大化して、人類を攻撃してくるんだ」と説明。映画では、ウィルス、電磁波、自然災害など人間がすでに知っている“恐怖”を巧みに使って、地球を侵略する過程が生々しいタッチで描かれる。一方で監督は「僕が大切にしたのは世界がいかに悲惨であるかを描くことではないんだ。世界がいかに美しいか、その美しい世界をどう保ちたいか、ということを描いきたかった」とコメント。壮大なスケールの設定でありながら、個々のキャラクターの内面や行動を丁寧に描いた、これまでにないSF作品になりそうだ。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月12日数々の傑作を残し、映画ファン、映画作家たちから愛され続けているサミュエル・フラー監督の作品が近年、日本各地で上映され、好評を集めている。今週末には福岡で作品が連続上映され、今月末にも人気作が35ミリフィルムで上映される。その他の写真サミュエル・フラーはアメリカの映画監督で『最前線物語』『ショック集団』『ホワイト・ドッグ』など数々の名作を残した。現在、各地で旧作が上映されており、17日(日)には福岡の清川リトル商店街で『チャイナ・ゲイト』『裸のキッス』『ショック集団』が上映され、29日(金・祝)から福岡市総合図書館で行われる第37回PFF in 福岡では、フラー監督最後の映画作品『ストリート・オブ・ノー・リターン』が上映される。ちなみに都内でも29日(金・祝)から新文芸坐で“夜更けの慟哭”と題した特別レイトショーが開催され、『チャイナ・ゲイト』『裸のキッス』『ショック集団』が上映される。サミュエル・フラー福岡連続上映!日程:4月17日(日)会場:清川リトル商店街※名古屋、京都、鹿児島、神戸などでも上映予定あり第37回PFF in 福岡」4月29日(金・祝)~5月1日(日)福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ上映プログラム:コンペティション部門「PFFアワード2015」招待作品部門『ストリート・オブ・ノー・リターン』
2016年04月12日2014年11月に亡くなった映画俳優・高倉健に迫る長編ドキュメンタリー映画『健さん』の製作が発表になった。写真家・映画監督の日比遊一がメガホンを執り、マイケル・ダグラスやジョン・ウーらのインタビューを通し、日本が生んだ稀代の映画俳優の知られざる姿を浮き彫りにする。その他の写真『健さん』は、外国映画にも積極的に出演し続けた高倉健の俳優としての在り方に焦点を当てた記録映画で、ダグラスは『ブラック・レイン』で共演した当時の思い出や撮影秘話を初めて明かし、大の高倉健ファンを公言し、『君よ憤怒の河を渉れ』の西村寿行による同名原作を再映画化する『追捕 MANHUNT』(香港=中国合作・邦題未定)を監督するジョン・ウーは、健さんへの思いを存分に語っているという。そのほか、『ブラック・レイン』の撮影監督を務めたヤン・デ・ボンや、高倉健が出演したハリウッド映画『ザ・ヤクザ』で脚本を担当したポール・シュレイダー、そして40年来の付き人である西村泰治氏が、高倉健の貴重なプライベートのエピソードの数々を紹介する。日比監督は「高倉健さんという一人の人間の在り方は、どんなに時代が変わっても日本人として忘れてはならない矜持そのものだと思います。健さんファンに観ていただきたいのはもちろん、“健さん”を知らない若い世代の人たちにとっても“映画俳優、高倉健”との忘れられない出会いになることを、心から願っております」とコメントを寄せており、インターナショナルな視点から、映画の美学、日本人の美学、ひいてはアジアの美学を紐解いていくドキュメンタリー映画になるという。『健さん』2016年全国公開
2016年04月12日『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が4月に公開される前に、報道陣にアニメーション・リサーチ・ライブラリーが公開された。1920年代から現在までのディズニーの長編映画のために描かれた原画、背景などが保管されているディズニーの“レガシー(遺産)”が集まった施設だ。その他の写真ライブラリーのマネージメントを務めるフォックス・カーニーは「僕らのコレクションは、ストーリー・スケッチ、コンセプト・アート、アニメーション・ドローイング、背景画など約6500万点のプロダクション・アートとプロダクション・マテリアルから成り立っています」と語り、「アートを出来る限り最高の状態で保存すること」がミッションだという。そのため、施設内の湿度と温度は厳重に管理され、施設の場所も非公開だ。しかし、ディズニーのフィルムメイカーであれば、この施設を自由に利用することができる。「もし、こういったドローイングが存在しなかったらと想像してみてください。完成した映画を観る以外に、アーティストたちは何を参考にすればよいでしょうか? でも、彼らは線画のドローイングを実際に見ることが出来て、これらのキャラクターがどのように描かれたかといった基本的な性質を見ることが出来るんだ。これが僕らのレガシー(遺産)だよ」。新作映画『ズートピア』のスタッフも、この施設で『ジャングル・ブック』や『ロビン・フッド』の原画や背景を見て、キャラクターを生み出すための想像力の源にしたそうだ。「彼らは動物だけど、どこか人間のように振る舞っている。だからアニメーターたちは、たとえコンピューターで仕事をしていても、線画のドローイングを見て参考にしたんだ。これらのキャラクターたちをコンピューターでどう動かすかについてのアイディアを得るためにね」ちなみにこの施設に保管されているのは、ディズニーの“長編映画”に関するものだけで、短編映画やサウンドに関する資料などは別の施設で大切に管理されている。ディズニーにおいて遺産は、“過去”の集積ではなく、“未来”を生み出す源泉として機能しており、カーニーは「短編は数分、長編は60分から90分しかないけど、そのために多くのアートが描かれ、それらひとつひとつが博物館ほどの価値があるんだ。でも、それらの“遺産(レガシー)”の上に、自分たちのアートを作って、作品を加え続ける人々に大きな価値があるんだ」と語った。『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語で、全米でこれまでのディズニー・アニメーションの記録を塗り替え、全世界でも大ヒットを飛ばしている。『ズートピア』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月11日「ぴあ」調査による2016年4月8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、沖田修一監督のオリジナル脚本を基に松田龍平が主演を務めた『モヒカン故郷に帰る』がトップに輝いた。2位にブリー・ラーソンが第88回アカデミー賞主演女優賞に輝いたヒューマン・ドラマ『ルーム』、3位にエミリー・ブラント主演のクライム・アクション『ボーダーライン』が入った。その他の写真1位の『モヒカン故郷に帰る』は、松田演じるモヒカン頭の息子・永吉が、恋人の妊娠を機に7年ぶりに帰省し、柄本明演じる余命わずかの父親・治のために奮闘する姿をコミカルに描いた作品。観客は“笑い”の中に散りばめられた“家族の絆”に心動かされたようで、「老若男女楽しめるコメディ」「全編笑いに満ちていて、家族の絆にほっこりした」「家族の温かさが染み入る映画」「父の息子への言葉が泣けた」などのコメントが寄せられた。また、永吉の恋人を前田敦子、永吉の母をもたいまさこ、永吉の弟を千葉雄大が演じるなど、個性豊かなキャストが顔を揃えており、観客からは「家族としてマッチしている素晴らしいキャスト」「父と息子の掛け合いが最高」「前田の演技が面白く、要所要所で笑いをさらっていく」「もたいまさことのやり取りも最高」と好評を集めた。2位の『ルーム』は、ある男によって納屋のような“部屋”に監禁されている母・ジョイと5歳の息子・ジャックが、そこから脱出し“世界”を発見する様を描いた作品。ジャックが恐怖に怯えながらも世界に飛び出していく姿に、「ジャックが初めて空を見るシーンに感動」「部屋しか知らなかったジャックが世界は広いと知る姿に涙がこみ上げた」などの感想が集まった。脱出後、ジャックは初めての世界に戸惑いながらも少しずつ心を開いていくが、一方でジョイは、自分たちを見る世間の目に傷ついていく。観客からは「脱出シーンより脱出後の世界を生きるシーンが重要で苦しかった」「世界に出て様々な質問を投げかけられ、押しつぶされていく様は辛かった」といった声が聞かれた。しかしそういった状況でも「ジャックが母を助けようとする姿が印象的」「親子の愛は山よりも高く海よりも深い」と、確かな“親子愛”を感じられたようで、最後には「明るい未来が見えたような、これからまた歩き出せるようなふたりの姿がよかった」といった声が寄せられた。(本ランキングは、4/8(金)、9(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年04月11日2016年4月9日、10日の全国映画動員ランキングは、『暗殺教室~卒業編~』(全国319館)が公開3週目も首位を守った。その他の画像/動員ランキング動員ランキングは上位4作品に変動がなく、2位の『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』(全国362館)は公開6週目も好調を維持。3位は『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』(全国346館)、4位は『ちはやふる -上の句-』(全国298館)となっている。5位の『僕だけがいない街』(全国327館)は、公開4週目で7位から順位を上げた。また公開館数200館以上の作品が並ぶ中で、全国74館の『ルーム』が初登場8位にランクイン。本作は、7年間の監禁生活から逃れた、母親と息子が直面する現実と、その先にある希望を描いた感動作。主演のブリー・ラーソンは本年度のアカデミー賞で主演女優賞に輝いた。『暗殺教室~卒業編~』公開中(C)2016 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT (C)松井優征/集英社
2016年04月11日MTVの視聴者が投票するMTVムービー・アワードの“ムービー・オブ・ザ・イヤー”に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が選ばれた。同作品では、ほかに、デイジー・リドリーがブレイクスルー・パフォーマンス賞、アダム・ドライバーが悪役賞に輝いている。『スター・ウォーズ』その他のニュース&画像実話にもとづく映画に送られる“リアル・ストーリー”賞には、『ストレイト・アウタ・コンプトン』、ドキュメンタリー賞には『AMY エイミー』が選ばれた。男優賞は『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオ、女優賞は『マッドマックス怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロン。コメディ演技賞は『デッドプール』のライアン・レイノルズ、アクション演技賞は『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット、ヒーロー賞は『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』のジェニファー・ローレンスが受賞した。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』4月27日(水) デジタル配信開始5月4日(水) MovieNEX発売文:猿渡由紀
2016年04月11日J・K・ローリングが原作と脚本を手がける『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新たな映像が公開になった。1920年代のニューヨークを舞台に、魔法と冒険が描かれる壮大な作品になりそうだ。その他の情報/新映像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した魔法使いのドラマで、1926年のニューヨークを舞台に、英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーの運んでいたトランクに入っていた“不思議な生き物”たちの数匹がカバンの外へ逃げ出したことから、大混乱が起こる。このほど公開になった映像は、ニュートがニューヨークにやってくる場面や、現実とはほんの少しだけ違う1920年代のニューヨークが登場。写真が動く魔法の新聞や、レンガの壁に偽装された奇妙なドア、ティナとクイーニーの姉妹が魔法を駆使して食器をテーブルに運ぶ場面など魅力的なシーンも次々に描かれる。また、ニュートのトランクはどこかに通じているようで、新映像はニュートがトランクの中に入っていくシーンで締めくくられる。劇中に流れる音楽も、おなじみのメロディをアレンジしたもので、これまで世界中の人々を魅了してきた世界観を引き継ぎながら、新しいドラマが描かれることを予感させる内容になっている。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年04月11日沖田修一監督がオリジナル脚本でメガホンをとった『モヒカン故郷に帰る』の初日舞台あいさつが4月9日に、東京・テアトル新宿で行われ、沖田監督をはじめ、主演の松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真恋人の妊娠をきっかけに、7年ぶり故郷・戸鼻島(とびじま)に戻った売れないバンドマンが、がんで余命わずかだと判明した父親のために、空回りしながらも奮闘する。広島・瀬戸内海に浮かぶ四国でオールロケを敢行。広島での先行上映を経て、同日から全国で封切られた。劇中で“デス声絶叫”を披露している松田が、「のどをつぶして、3日くらい声が出なかった」と明かすと、沖田監督は「のどがつぶれないか心配だった」と涼しい顔。父親役の柄本は、パジャマ姿で屋外の撮影に臨み「あれは寒かった!」と訴えれば、沖田監督は「柄本さんがあの入院着がいいとおっしゃっていたので…」と返すなど、映画そのままの和やかなトークが繰り広げられた。松田と千葉は兄弟役で共演し「優しい雰囲気で微笑みかけてくれるから、こっちもちょっかい出したくなるんですよ」(松田)、「すごく優しく話しかけてくださり、自然と心が開けた」(千葉)と相思相愛。さらに親交を深めたい千葉が「次は裸の付き合いがしたい」と話すと、松田も「じゃあサウナ行こうよ」とすっかり乗り気だった。主人公の恋人を演じた前田は「うれしかったですね。女性なら着たいものですから」と結婚式のシーンで着用した純白のウェディングドレスに思わずウットリ。「すてきだなと思いました。シーン自体もアットホームでいい雰囲気だった」(松田)、「デコルテが美しくて、見とれちゃいました」(千葉)と男性陣も、前田のドレス姿を絶賛していた。『モヒカン故郷に帰る』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月09日『スター・ウォーズ』サーガの知られざる物語を描く映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の特報映像が解禁になり、全世界の映画ファンの注目を集めている。これまでのシリーズの世界観、デザインを引き継いだ作品だが、映像の質感やテイストはこれまでの作品とは少し異なっており、“まだ誰も知らないドラマ”であることを強く印象づける内容になっている。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』特報映像『スター・ウォーズ』サーガは、“エピソード”で束ねられた物語だけでなく、そこでは描かれることがなかったドラマや物語が、映画、ドラマ、小説、コミック、アトラクションを舞台に描かれてきたが、『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの熾烈な戦いを描いた作品だ。このほど公開になった映像では、数々の犯罪を重ねながら孤独に生きてきた主人公のジン・アーソが、反乱軍の中に入り、作戦を率いる立場になって、帝国軍が開発を進めている宇宙要塞の設計図を入手するべく行動する過程が描かれる。主演のフェリシティ・ジョーンズやドニー・イェン、フォレスト・ウィテカーらも登場し、これまでの『スター・ウォーズ』で描かれてきたキャラクターやデザイン、おなじみの音楽も登場する。一方で、これまでのシリーズ以上に接近格闘や集団バトルなどハードなアクションが描かれ、登場人物はみな“ひとクセ”ありそうなキャラクターばかり。これまでの作品はすべてフィルムで撮影されたが、本作は最新のデジタルカメラ“Arri Alexa 65”で全編を撮影しており、シャープで陰影に富み、寒色に寄せた色づかいの映像が新鮮に感じられる。昨冬に公開された『…フォースの覚醒』は全世界に熱狂的なファンをもつサーガの伝統を継承し、そこに現代的なテイストを融合をさせることで、記録的なヒットを飛ばしたが、『ローグ・ワン…』ではこれまでのシリーズを愛するファンにとっても新鮮な魅力があり、これまでのシリーズを観ていなくても飛び込んでいけるような作品になりそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』4月27日(水) デジタル配信開始5月4日(水) MovieNEX発売『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年04月08日大今良時のベストセラーコミックを、『映画 けいおん!』などを生み出してきた京都アニメーションが映画化する『映画 聲の形』が9月17日(土)に公開されることが決定し、新ビジュアルと特報映像が公開になった。『映画 聲の形』特報映像原作は2013年から2014年にかけて『週刊少年マガジン』に連載され、大きな反響を呼んだ作品で、“退屈すること”を何よりも嫌う石田将也と、小学生の時に彼の学校に転校してきた少女・西宮硝子が主人公だ。ふたりが小学生の時、硝子の出現により将也は退屈な日常から解放されるが、ある出来事をきっかけに将也は孤立してしまう。やがて5年の月日が経ち、ふたりは高校生になり、ある出来事から心を閉ざしていた将也は、硝子の元を訪ねていく。このほど公開された映像には、小学生の頃と、高校生になった将也が描かれている。つまらなそうに席についている将也と、転校生として黒板の前に立つ硝子の姿。そして意味深な「彼女は、自分に刺さった棘だった」の文字。やがて高校生になった将也はどこか寂しげな表情で、ほかの生徒たちの顔には全て“バツ印”が付けられている。「もう一度、会いたい」のテロップの後には硝子の涙が映し出されるが、ふたりの間には一体何があったのか?映像全体に透明感のある音楽が流れており、切なさを感じさせる内容となっている。監督・脚本は『たまこラブストーリー』でタッグを組んだ山田尚子と吉田玲子がそれぞれ担当。『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』の西屋太志がキャラクターデザインを務める。『映画 聲の形』9月17日(土)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2016年04月08日福満しげゆきの人気漫画を東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎らで実写映画化する『ヒーローマニア-生活-』の特別映像が公開になった。チームを組む4人の“マニア”の内、小松が演じる“計画マニア”のカオリに焦点を当てた内容で、小松の新たな一面が垣間見られる内容になっている。その他の画像/特別映像映画は、ヘタレなフリーターの中津(東出)が、あることをきっかけに身体能力の高い土志田(窪田)、情報収集能力に長けたカオリ(小松)、“若者殴り魔”の異名を持つ日下(片岡)と町を守る自警団を結成する。社会が裁ききれない小さな悪事に天誅を下していく彼らの行為は、次第に市民の賛同を得るようになるが、事態はあらぬ方向へ転がっていく。特別映像では、普段は三つ編みおさげにメガネをかけた、ちょっと地味な高校生の寺沢カオリが、いざという場面では得意の調査能力を発揮するシーンが登場。綿密に計画を立てることに熱狂する彼女は、一度キレたら暴走してしまう一面があり、特別映像の最後には暴言を吐くシーンもある。メガホンを執った豊島圭介監督は「僕はもともと、すごく美しい女の子に変なことをさせるのが好きなんです(笑)」といい、「あんなに人を笑わせるのが好きな人だとは」と明かす。小松も「現場ではすごく活き活きと自由に演じさせていただき、カオリを通してどんな風に皆を笑わせようかなと考えるのが毎日とても楽しみでした」と話しており、新たな役に挑戦し、新境地を拓いた小松の魅力が詰まった映像になっている。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土) 全国ロードショー(C)福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会
2016年04月08日シャーリーズ・セロンが『ワイルド・スピード8』に出演することが正式に決まった。その他の情報制作側は早くからセロンの出演を希望していたが、まだ脚本が完成しておらず、セロンは出来上がった脚本を読んでから決めると答えていたらしい。セロンは完成した脚本を気に入ったが、今度は、別の主演作『The Grey Man』の撮影との兼ね合いがあった。しかし『The Grey Man』の脚本の手直しに多少時間がかかることになり、両方への出演が可能となったようだ。『ワイスピ8』での彼女の役柄はわかっていないが、悪役ではないかと想像されている。撮影は、今年の夏スタートする。セロンの次回作は、今月北米公開予定の『スノーホワイト氷の王国』。また5月のカンヌ映画祭でプレミアされるショーン・ペン監督作『The Last Face』にも主演している。文:猿渡由紀
2016年04月08日池松壮亮と菅田将暉が出演する映画『セトウツミ』の撮りおろしショートムービーが公開された。ふたりが演じる映画の主人公、瀬戸と内海がひたすら駄話を続ける爆笑必至の内容で、映画同様、大森立嗣が演出を手がけている。『セトウツミ』ショートムービー映画は、元サッカー部の瀬戸と、塾通いのクールな内海が、ただただ“喋る”だけで青春時代を過ごすさまを描いた作品で、中条あやみがヒロインを演じる。このほど公開になったのは“スタンディングオベーション”と題した約2分間の作品で、瀬戸が内海に「スタンディングオベーションやってくれへん?」とフるところから始まる掛け合いを描いたもの。関西弁の応酬から生まれる独特の空気感に思わずニヤニヤとしてしまい、意味なく大声で喋るセリフの残響まで笑えてくる内容だ。『セトウツミ』7月2日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2016年04月08日ジャパニーズ・ホラーの名手・清水崇監督が、『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野菜名を主演に迎えた映画『雨女』が初夏に公開されることが決定し、特報映像が公開された。本作は、体験型上映システム“4DX”を最大限に駆使したホラー作品で、4DX限定で公開される。『雨女』特報映像4DXとは最新の映画上映システムで、映画のシーンに合わせてシートが動き、水、風、雷、香り、煙までも劇場内に再現することができる。臨場感たっぷりの特殊効果で、映画を目で観るだけではなく、体全体で感じる鑑賞へと転換させた上映方法だ。4DX専門の作品を製作するにあたり、徹底的に4DXシステムを研究したという清水監督は「映画は進化し続けます。暗闇の四角いスクリーンに構成された限定的な映像と音響は、時に無いはずの“匂い”や“風”、“暑さ”や“寒さ”、“痛み”や“ぬくもり”すら感じさせる名作を生み出してきました。ところが4DXはその壁を越えます。座席が揺れ、風が吹き、匂いがして、水が飛びます」と4DXの魅力を語り、「もちろん映画で最も重要なのは“気持ちを揺さぶられる事”です。今回、皆さんに映画の新しい形を体感してもらうべく、『雨女』という4DX専用の映画を用意しました。ぜひ劇場へ“雨女”に会いに来てください。“雨女”に遭った時、あなたの心はどんな風に揺らぐでしょうか?」とコメントを寄せた。初のホラー作品への出演となる清野は「4DXでの公開ということで、撮影しながらどんな作品に仕上がっていくのか?ということを私自身楽しみにしていたので、公開が決まって大変嬉しいです!」とコメント。さらに「タイトなスケジュールの中で結構ハードな撮影も多かったんですが、中でも水深5メートルプールでの撮影は今まで体験したことのないシチュエーションだったので、水中で演技をすることの難しさや、体力的にも限界を超えた撮影でした」と振り返った。映画は、雨の日の夜、必ず同じ夢を見てしまう主人公・理佳(清野)が、恋人との関係に悩み、母の命日に地元に帰省するところから始まる。特報映像には、理佳がいつも見る夢が描かれる。雨が降る中、黒い服を着たビショ濡れの女が現れ、踏切に入っていく。その後、女は踏切の真ん中で男の子を抱き寄せ、次の瞬間、黄色いレインコートを着た少女の目の前で電車に轢かれてしまう衝撃的な内容だ。理佳が見る夢は何を意味しているのか?さらに、謎の親子、プールの中で誰かに頭をつかまれる理佳、シャワー中に見える何者かの足が次々と映し出され、映像全体を通して降り続く雨がさらなる恐怖を感じさせる。この恐怖が4DXではどのように表現されるのか、期待が高まる映像となっている。『雨女』2016年初夏、全国のユナイテッド・シネマ他にて4DX限定公開
2016年04月08日国内の海外ドラマブームの火付け役となった『X-ファイル』が6話限定の新シリーズとして、13年ぶりに復活。俳優の風間杜夫と女優の戸田恵子が、モルダー捜査官(デビッド・ドゥカブニー)、スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン)の声優として復帰を遂げた。その他の画像「あのテーマ曲が流れた瞬間、変わらぬ世界観に一気に引き込まれ、私自身も何の戸惑いもなくスカリーを演じることができた。13年というブランクはまったく感じませんでしたね」と声を弾ませる戸田が新作、その名も『X-ファイル 2016』(読み:エックスファイル ニー・ゼロ・イチ・ロク)への思いと期待を語る。超常現象をテーマに、1993年から2002年まで放送され、映画化もされた『X-ファイル』の新シリーズ。今年1月24日(現地)に米FOXで放送され、約2000万人が視聴。過去10年間で1時間もののドラマとしてナンバーワンの記録となり、人気の根強さを証明した。「ファンとして新作が見られるのはもちろん、再びスカリーを演じられるのが純粋にワクワクしました。風間さんはモルダーを見て『老けたな』って笑っていましたけど、ジリアンさんの姿はさほど変化がなくて、それもうれしかったです。何より思わぬ展開とスケール感、そして真実味がある描写という、X-ファイル本来の魅力が失われずにいてホッとしました」(戸田)モルダー&スカリーのコンビネーションも健在で「ご存じのとおり、最初は正反対だった彼らが、さまざまな事件を追う過程で信頼関係を築いていった。今回は13年という歳月を経て、政府の陰謀がより根深いものになった分、絆が強くなっていますね」。スカリーの人物像も掘り下げられており「母親や兄弟も登場し、私も知らなかったことがたくさん描かれていますよ」と新たな発見に胸を踊らせる。今回、おなじみのキャッチフレーズ“The truth is out there”(真実はそこにある)に“still”という単語が加えられた。「そう、真実は“まだ”あるんですよ。そうでなければ、ふたりが再会することもないですから。本当に驚く真実が待っているので、じっくり堪能してほしいですね」(戸田)『X-ファイル2016』6月1日(水)よりデジタル配信7月2日(土)ブルーレイ&DVDリリース『X-ファイル』コレクターズブルーレイBOX(57枚組)発売中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月08日『ソウ』『インシディアス』のジェームズ・ワン監督が手がけた『死霊館』の2作目が『死霊館 エンフィールド事件』という邦題で、7月9日(土)より日本公開されることが決定し、場面写真が公開になった。映画は“史上最長期間続いたポルターガイスト現象”として心霊史に記録されている実在の事件が基になっている。その他の画像『死霊館』では、1971年にアメリカのロードアイランド州にある屋敷で実際に起きた出来事が描かれたが、2作目は1977年にロンドン北部のエンフィールドの家で実際に起こった不可解な現象が描かれる。前作に引き続き実在の心霊研究家ウォーレン夫妻をモデルとした人物が登場し、正体不明の音や不穏な囁き声、人体浮遊など、数々の不可解な出来事に苦しむ母親と4人の子どもたちを救うため、現地調査に訪れたウォーレン夫妻が再び恐怖の元凶と対峙する。前作でウォーレン夫妻を演じたベラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが続投。ポルターガイストの恐怖に苦しむ少女ジャネットを、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』『Joy』など話題作への出演が続く注目の子役マディソン・ウルフが演じ、シングルマザーのペギーをフランシス・オコナーが演じる。『死霊館 エンフィールド事件』7月9日(土)新宿ピカデリーほか全国公開(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2016年04月07日1953年に製作され、多くの人に愛され続けてきた名作『シェーン』のデジタルリマスター版が公開になるのを記念して、東京の丸の内TOEI2で、公開初日の9日(土)初回上映終了後に、撮影時の裏話が収録されたオーディコメンタリー映像が上映されることが決定した。その他の画像/貴重映像本作は、南北戦争後のアメリカ西部を舞台に、悪徳牧場主に苦しめられていた開拓者たちと流れ者シェーンの友情、そしてシェーンの戦いを描いた名作映画。シェーンが馬に乗って旅立っていく背中に向かって少年が「シェーン!カンバック!」と叫ぶラストシーンが有名だ。丸の内TOEI2では9日(土)の10時30分の回上映終了後に、西部劇愛好家のウエスタン・ユニオンのトークショーと、本作を手がけたジョージ・スティーヴンスの息子J・スティーヴンスJrが作品の裏側や当時のエピソードを語ったオーディオコメンタリー映像を上映。さらに、入場者には日本版オリジナルの映画ポスターがプレゼントされる。また、オーディオコメンタリー映像の一部も公開になった。劇中で流れ者のシェーンが、少年ジョーイに銃の扱い方を教える場面で、J・スティーヴンスJrが当時の思い出や、監督の音に対するこだわりについて解説。大スクリーンで本編をすべて観賞した後に観ると、より楽しめる映像になっている。『シェーンデジタルリマスター版』4月9日(土) 丸の内TOEI2ほか全国順次ロードショーShane(tm) & Copyright (C) 2016 by Paramount Pictures Corporation. All rights reserved
2016年04月07日ワーナー・ブラザースが、2017年10月6日に北米公開を予定していた『ザ・ジャングル・ブック:オリジンズ(原題)』を、1年先の2018年10月19日に延期すると発表した。今月15日には、ディズニーが製作するジョン・ファヴロー監督の実写版『ジャングル・ブック』が北米公開されるが、これでもっと間をあけられるようになる。その他の情報ワーナーの『ジャングル・ブック』は、パフォーマンス・キャプチャーを使用するもので、アンディ・サーキスが監督する。出演は、クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、ベネディクト・カンバーバッチ、フリーダ・ピントら。公開延期のニュースを受けて、サーキスは、「作品を届けなければいけない日をワーナーが変更してくれて、個人的にとてもうれしい」とFacebookで喜びのコメントをした。今作は、パフォーマンス・キャプチャー史上、最も細かいニュアンスをもつ感情や心理の表現を見せるもので、「時間はあればあるほどいい」とも彼は語っている。サーキスの次回作は、来年北米公開予定の『猿の惑星』第3弾、『War of the Planet of the Apes』。文:猿渡由紀
2016年04月07日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSF大作『フィフス・ウェイブ』が23日(土)から公開になる。本作は地球外から来た侵略者“アザーズ”によって壊滅状態になった地球が舞台だが、主人公は普通の女の子で、誰が味方で誰が敵かわからない中、未曾有の危機に立ち向かう。その他の画像映画は、予告なく現れた“アザーズ”が地球で暮らす人間たちを殲滅させようとするところから始まる。彼らはライフラインを破壊し、街を更地にし、ウィルスを仕掛けて人類を大半の死滅させた後に、人間と同じ姿で地球に降り立ち攻撃を開始する。主人公のキャシーは、平凡な女の子だが、運よくこの状況を生き延びることができた。しかし、愛する弟と離れ離れになってしまい、弟がいると予想される基地に向けてひとりで旅立つ。遠く離れた基地までは歩くしかなく、人間の姿が見えても、人間かアザーズかはわからない。途中で負傷をしたキャシーは、エヴァンと名乗る男に助けられ、共に基地を目指すが、キャシーは敵か味方かわからないエヴァンのことを信用できないでいる。映画は、圧倒的な破壊シーンやアクションシーンも描かれるが、最もスリリングなのは“目の前の人間はアザーズかもしれない”という恐怖で、最後の最後まで油断できない展開が待ち受けている。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月07日miwaと坂口健太郎が主演を務める映画『君と100回目の恋』が来年2月に公開されることが決定した。愛する女性を事故から救うために何度も時間をさかのぼる主人公の姿を描いたラブストーリーだ。その他の情報陸は、愛する葵海(あおい)を救うために何度も時間を巻き戻すが、陸には重大な秘密が隠されていた。劇中ではふたりが仲間とバンドを組む場面も登場し、miwaがオリジナルで楽曲を書き下ろし、『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔が監督を務める。映画はオリジナル作品だが、今月28日(木)の週刊ヤングジャンプから同タイトルの漫画連載がスタート。秋には集英社から関連小説が発売になる。日向葵海役のmiwaは「脚本を読んで、ラストは涙が止まらないほど、とても切ない気持ちになりました。音楽も作品の肝になっていて、劇中でバンドを組む設定なので、今ちょうど曲を作っていますが、自分で歌うのとはまた違った楽しみがあるなと思っています」と言い、「私は映画が2本目で、演技経験がほとんどないのでこんなにセリフがある役はとても不安だし、プレッシャーですが、坂口くんに引っ張ってもらって、同世代の方が多く出演されるので、和気あいあいと楽しくできればいいなと思っています」とコメント。長谷川陸役の坂口は「ギター初挑戦で、人前で演奏したり、歌うことは全く未知の世界です。しっかり弾けなくてはならない役柄なので、時間を掛けて頑張りたいと思っています」と言い、「miwaさんは、きっと天真爛漫な葵海のような人だと思うので、とても楽しくなりそうだなと思っています」と語っている。来月から撮影が始まり、来年2月に全国で公開になる。『君と100回目の恋』2017年2月ロードショー
2016年04月07日実話に基づく時代劇『殿、利息でござる!』の完成披露試写会が4月6日に、東京・有楽町で行われ、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、中村義洋監督に出席。重税に苦しむ庶民が、殿様に金を貸し付け、利息を稼ごうと奮闘する物語にちなみ、駆けつけたファンの寄付を募る“銭集め”イベントを実施した。関係者によると、集まった寄付金は、古文書保存などに役立てられるという。イベントの模様/その他の写真重税が原因で、夜逃げや破産が相次ぐ江戸中期の仙台藩を舞台に、宿場町を心配する造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部)が、町一番の知恵者・菅原屋篤平治から「藩に大金を貸し付け、その利息を巻き上げる」という驚きの復興計画を聞かされ、一丸となり元手1000両(現在の約3億円)をかき集めようと奮闘する。満を持して時代劇映画に初主演した阿部は、「とても素敵な映画が出来あがった。皆で力を合わせて、ひとつのことを実現させる内容で、現場でも皆さんの力で(完成を)成し遂げることができた。笑えて泣けて、いい意味で想像を裏切るはず」と強い手応えを示した。『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』などで知られる中村監督にとっても、本格的な時代劇は初めての挑戦で、「刀が抜かれることが一度もないが、カッコいい男たちの話になっている」とアピール。「伝えたいことがたくさんある原作を、ほれ込んだキャストで映画化できた。テーマは無私だが、逆に監督としては、作りたい“欲”を出し尽くした。こんなにやりたいことが実現できた作品は、そうそうない」と誇らしげだった。『殿、利息でござる!』5月14日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2016年04月06日ウィル・フェレルが主演で、実話にもとづく冒険コメディ映画の企画が進められている。フェレルが演じるのは、1968年に、思いつきで友達と北極への旅に出たミネソタの保険セールスマン。彼と医師の友人は、ホンダのセールスマン、地理の教師、カナダ人らを誘って、スノーモービルで北極への旅に出て、成功する。その他の情報映画はNew York Times Magazineに出た記事をもとにするもので、『シティ・スリッカーズ』や『団塊ボーイズ』のようなバディ・コメディになる模様だ。ソニー・ピクチャーズが製作配給する。フェレルの最近作は、マーク・ウォールバーグと共演した昨年末の『Daddy’s Home』と、今年2月北米公開された『ズーランダー2』。次回作は来年北米公開予定の『The House』。文:猿渡由紀
2016年04月06日人気海外ドラマ『グレイズ・アナトミー』シーズン11のDVDが本日発売になり、デジタル配信もスタートした。本シーズンで、最初のシーズンから出演してきたパトリック・デンプシー演じるデレクが物語から去るが、製作陣はデレクとどのように別れを告げるべきか悩んだようだ。シリーズの生みの親で、企画・製作総指揮を務めるションダ・ライムズのインタビュー映像が公開になった。インタビュー映像『グレイズ・アナトミー』は、天才外科医を母に持ち、日々、人の命を左右する現場に向き合う女性外科医メレディスと仲間たちを描いた人気ドラマ。デレクはメレディスの最愛の夫で、ファンからも人気もあるため、ライムズは「どうやって彼を本作から去らせようかと考えあぐねた」と振り返る。彼が長い旅行に出たり、離婚したりしてしまえば、メレディスとデレクの愛が嘘になってしまうため、ライムズは「意図的に去るようなことはさせられない」という方針の下で脚本家とストーリーを練り上げた。長く続くドラマではキャストの交代や新規参加、降板などが発生するが、本スタッフは、ドラマの世界観を壊さないことにこだわったようで、ライムズはデレクを「理想の男性」とコメント。彼らが考え抜いた上で描いた“衝撃の展開”が気になるところだ。『グレイズ・アナトミー シーズン11』4月6日(水) 第1弾DVDレンタル開始DVD コレクターズ BOX Part1発売、シーズン11 一挙デジタル配信開始4月20日(水) 第2弾DVDレンタル開始DVD コレクターズ BOX Part2発売
2016年04月06日鬼塚忠の小説『花いくさ』が野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら豪華キャストの出演で映画化されることが決定した。戦国時代を生きた花僧・池坊専好の物語が描かれる。その他の情報本作は、1594年に池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露したといわれる“大砂物(幅7.2メートル、高さ3.5メートルある立花)”の伝説に着想を得た物語を描くもので、池坊専好が権力者・豊臣秀吉に刃ではなく“花”をもって立ち向かう姿が描かれる。池坊専好を演じる野村萬斎は「専好は華道において“中興の祖”とも言われていますが、伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら、“その時々の花の美しさ”を追求する。その姿勢は世阿弥も言っていることであり、我々の狂言の世界と相通ずるものがあると思っております」とコメント。撮影を前に、華道の指導も受け、細やかな所作にもこだわって演じる準備を整えたという。また、市川猿之助が豊臣秀吉を、佐藤浩市が千利休を、中井貴一が織田信長を、佐々木蔵之介が前田利家を演じる。『小川の辺』の篠原哲雄が監督を、ドラマ『ごちそうさん』の森下佳子が脚本を、久石譲が音楽を手がける本作は今月10日から撮影を開始し、2017年に公開になる。『花戦さ』2017年公開
2016年04月06日これまで共に戦ってきたアベンジャーズのメンバーがふたつに分かれて対立する映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の公開を記念して、4月13日(水)発売の週刊少年マガジンに『FAIRY TAIL』『ダイヤのA』『七つの大罪』の“シビル・ウォー”ビジュアルが掲載されることが決定した。その他の写真今回の企画では、それぞれの作品の登場人物たちが二手に分かれて“禁断の戦い”を繰り広げるとしたら? というコンセプトで制作された。チーム分けはそれぞれの作品の作者が自ら行っており、『FAIRY TAIL』の真島ヒロは「本当にこのFT のメンツが戦ったらどっちが勝つのかワクワクします」、『ダイヤのA』の寺嶋裕二は「この2チームに分かれる理由や過程を想像してるのが楽しかったです」、『七つの大罪』の鈴木央は「『七つの大罪』版シビル・ウォーを皆さんの中で妄想していただけたら嬉しいな」とコメントしている。また、このビジュアルが使用されたポストカードが全国70万セット限定で映画の入場者に先着でプレゼントされることも発表になった。ポストカードセットには『FAIRY TAIL』『ダイヤのA』『七つの大罪』のポストカードのうち1枚がランダムに封入される。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』4月29日(金) 全国ロードショー
2016年04月06日『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』の主題歌を聖飢魔IIが手がけることが決定し、デーモン閣下のコメント映像が公開になった。コメント映像映画は、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる長い髪が強烈な印象を残す貞子、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子が激突するホラー作品で、山本美月、玉城ティナらが出演する。魔界から人間界に降臨し、数々の活動を行ってきた聖飢魔IIが、貞子と伽椰子の対決のために主題歌『呪いのシャ・ナ・ナ・ナ』を書き下ろした。このほど公開になった映像で、デーモン閣下は「本来ならば、聖飢魔IIは既に魔界に帰還していて、人間界での活動は行わない状態であるが、貞子と伽椰子が戦うというのは大変な事態なので、吾輩が聖飢魔IIを特別要請し、両名の決着の場を華々しい音楽で盛り上げる運びとなった」と説明している。本楽曲が入った小教典(シングル)は6月15日(水)に発布(発売)される予定。『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年04月06日主演のブリー・ラーソンが本年度のアカデミー主演女優賞に輝いた映画『ルーム』が今週末から公開になる。小さな部屋に閉じ込められていた母子が脱出し、世界に触れ、新たな一歩を踏み出す過程を描いた作品だが、監督を務めたレニー・アブラハムソンは、部屋の“中”の物語と“外”の物語のバランスをとることに最も力を注いだと語る。その他の画像本作は、小さな部屋に閉じ込められた状態で暮らす母と、部屋しか知らない息子が脱出をはかり、部屋の外の世界に踏み出していく物語。エマ・ドナヒューの小説が原作で、日本では“インサイド”と“アウトサイド”の上下巻で刊行されている(講談社文庫・刊)。アブラハムソン監督は「通常ならばパートナーや子どもの友達といった周りの人間や、学校などの機関があって子育てをするのですが、この極端な物語の中では、母親がその負荷を全部担っている」という。「教育だったりメンタル面だったり、子どもの世界のすべてを母親ひとりが提供しなければいけない、一緒に作っていかなければいけない状況に置かれているわけです。こういった極端な設定によって、子育ての大変な部分と素晴らしい部分のすべてを掘り下げて模索するドラマを描こうとしました」このような設定の物語であれば、部屋からの“脱出”が物語のクライマックスになると想像する人もいるかもしれない。しかし、本作では、部屋が世界のすべてだった前半と、現実の世界に触れる後半が同じウェイトで描かれる。「この映画を作る上で最大の挑戦は、部屋の内と外とのバランスをとることでした。部屋から逃げられたことで観客の興味が失われてしまったら、後半はおまけみたいなものになってしまいます。観客に後半にもついてきてもらうために必要なものを考えたとき、それはやはり前半部分で、いかに観客がこの親子とつながりを持てるかということでした」母と子が部屋を出ても、物語は続く。それどころか、部屋を出た後の方が、“部屋”の存在感は大きくなり、観客は母子から目が離せなくなるだろう。「そのため前半から後半へと移る際には、作曲家、編集と僕で独特なテンションを作りあげなければいけませんでした。それは(脱出を果たした)ふたりの再会の後からすでに、少しだけ感じられるようになっています。この部分は編集で一番時間をかけたかもしれません。特に後半に入ってからの最初のフェーズは、前半で作り上げたストーリーの要素を、改めて積み立てなおしてから後半へとつなげていくようにしました」小さな部屋に監禁された母子が暮らしている場面から始まるこの物語は、観客の予想外の方向へと展開するが、アブラハムソン監督は「普段目にはしないような極端な状況ではあるものの、普遍的な話でもあります。本作は、実は子育てという子どもと親の絆が掘り下げられている物語なのです」と語っている。『ルーム』4月8日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
2016年04月05日