シーバイクロエ(See By Chloé)の2017年春コレクションは、フランスと日本のカルチャーを融合させたノスタルジックな空気感を体現。ボリューム感のあるデザインやデコラティブなテクスチャーによって、輝かしく活気あふれたワードローブに仕上げられている。ワークウェアやフィッシャーマンズパンツ、オーバーオール、リラックス感のあるウィンドブレーカーコートなどのディテールを採用し、伝統的なメンズウェアの要素を再構築。淡いカラーを使用することで、若さ溢れる感覚やフェミニンな空気感を全体に漂わせる。特徴的なAラインのシルエットは大胆にセパレートされたデイウェアに採り入れられ、コットンダンガリーからデニムシャツ、キュロットとして登場。ロングスリーブのボウブラウスやヨーロッパの農婦を想起させるドレスには、ベルベット素材を用いて、フラワープリントを組み合わせた。日本の金魚とマグノリアの花が咲くグラフィックモチーフは、刺繍やフェルトパッチに形を変え、大きなキャンバストートバッグ、ゆったりとしたTシャツ、ローデニムセパレーツにプラス。アクセサリーラインには、レザーで編んだリングが付いた新しいバッグコレクションの“HANA”やシーズンカラーを用いたアイコンモチーフ “BISOU”のナイロンバックパックがラインナップする。
2016年07月21日クレージュ(courrèges)は、新アーティスティック・ディレクターによる初めてのプレコレクションとなる、2017年リゾートコレクションを発表した。「衣服を第一に考えました。」これは、アーティスティック・ディレクターのアルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイヤーが今季を表したフレーズである。この精神を潔く投影したコレクションルックには、彼らが手掛けた洋服しか映っていない。アンドレ・クレージュが建てたファクトリー内の壁面を背に、吊るされた姿は、無機質であるが、デザイナーデュオの未来的思想が強く反映されているようにみえる。デザインの中核となるのは実用性。代表例となるのがポケットで、ジャケットやコートの前身頃に堂々と鎮座している。手を入れやすいようにと考えられた斜めのカッティング、物を落とさないようにと配慮されたジップ。念頭にあるのは‟使いやすさ”であるのは間違いないが、幾何学的な配置、様々なテキスタイルのパッチワーク、キラリと光るスタッズ。そういった要素が、高いデザイン性へとつなげている。これまで彼らが発表してきたランウェイショーに習って、今季も素材・装飾に変化をもたせて、同じモデルを楽しんでいる。ときにメタリックビニールの刺繍を添え、ときに3Dマシーンによるプリントをあしらって。パレットは、異なるトーンのホワイト、ベージュ、ブラック、ネイビーが基軸。ベーシックな色選びも、洗練されたスタイルへの架け橋となっている。
2016年07月15日ボンポワン(Bonpoint)の2017年春夏コレクションは、映画や芸術作品、美しい風景などを着想源に複数の情景が重ねられたワードローブを展開。インスピレーションの違いによりガラリと表情を変える洋服、それを着こなす幼いモデルたちに注目し、ショーを紐解いていく。最初のテーマは、ウェス・アンダーソン監督の映画『ムーンライズ・キングダム』に登場する1960年代の少年少女たち。色褪せたジーンズやチェリープリントのタイトなニット、ふわりとなびくスカートに光沢のあるレザー。原色系の明るいパレットに、若者たちの夢を乗せた、冒険心溢れる表現が楽しめる。続いて登場したのが、詩人ジョン・キーツと恋人ファニー・ブローンの悲恋を描いた作品『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』。劇中に登場する、象徴的なイングリッシュガーデンの雨でくすんだ色合いや田舎町の香り、少し褪せたような懐かしさを洋服に落とし込み、アンニュイな日曜日の散歩を演出した。さらに、ゴーギャンの作品からインスパイアされた色鮮やかなアイテムがワードローブを力強く彩る。他にも写真家ロベール・ドアノーの写真集から着想を得た、陽気なドレススタイルや写真家マッシモ・ヴィターリによる、ビーチとそこで夏を楽しむ人々が映し出された“ハイ サマー”をイメージした魅惑的なアイテムなど表情は様々。ストーリーを知ってから洋服に思いをはせることができるのはもちろんのこと、着こなしからその情景を思い浮かべてみても楽しいコレクションに仕上がった。
2016年07月11日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2017年リゾートコレクションが発表された。植物の“種”からインスピレーションを得た今シーズン。自然が創り出した造形美を服に落とし込んだ。2016年春夏コレクションで生まれた「Baked Stretch」は、ジオメトリック柄のストールやスカートなど様々なアイテムで登場する。カラフルで不思議な幾何学模様は、優美なドレープ感のあるアイテムとスタイリングすることで存在感を放つ。カラーパレットにはベージュやブラウンなどナチュラルカラーもあれば、一部にオレンジやグリーンの鮮やかなものまで揃う。単色のタンクトップ、ワンピースや様々なブロックをつなぎ合わせた柄のジャケット、スカートはプリーツや柄を施すことで存在感のあるウェアに。まっすぐストンと落ちるジャケットやスカートなど、身体のラインをストレートに美しく見せるシルエットは、まさに“種”のように余計なものがそぎ落とされている。
2016年07月08日バレンシアガ(BALENCIAGA)の2016年プレフォールコレクションが、2016年7月1日(金)より限定店舗にて順次先行発売される。本コレクションは、バレンシアガの新アーティスティック・ディレクター、デムナ・ヴァザリアのランウェイデビューに先立ち、ハウスデザインチームのディレクションのもとアーカイブを振り返ったもの。1世紀に及ぶバレンシアガの歴史を再解釈し、さらにモダンな要素を加えることでアティチュードはそのままに、メゾンのヘリテージの魅力が再認識されている。販売店舗は、青山や新宿伊勢丹、うめだ阪急など7店舗。各地域の主要都市で展開されるので、ぜひ足を運んでみて。【詳細】バレンシアガ 2016年プレフォールコレクション 先行発売発売日:2016年7月1日(金)〜販売店舗:バレンシアガ 青山、バレンシアガ 新宿伊勢丹店 本館3階、バレンシアガ 三越銀座店 4階、バレンシアガ 三越名古屋栄店、バレンシアガ 阪急うめだ本店3階、バレンシアガ 札幌丸井今井本館一条館2階、バレンシアガ 岩田屋本店 新館3階※7/1(金)時点で未入荷の商品も有り。順次展開。
2016年07月02日グッチ(GUCCI)は、2017年春夏メンズコレクションのランウェイにて、新作ウォッチを発表した。カジュアルなTシャツとパンツスタイルに合わせたのは、彫刻が施されたアンティークシルバーカラーのケースに、マラカイト グリーンの合成石ダイアルを組み合わせたゴージャスなウォッチ。バングルにも、彫刻とマラカイト グリーンの合成石をあしらった。うねるヘビのベルトを締めたドレスルックには、ブラック・グレー・ブラック ストライプ ケースのウォッチを。ダイアルはブラックで、プレキシグラス バングルには強さが感じられる尖ったスタッズがあしらわれている。このアイテムは、華やかなピンクフラワー柄のリボンタイドレスのルックにも登場した。ブランドの象徴的なグリーン・レッド・グリーンストライプのプレキシグラス ケースのウォッチは、レッドとネイビーのストライプリボンがアクセントになったセットアップスタイルに組み合わされた。バングルにはイエローゴールドPVDスタッズが、ケースバックにはビー モチーフの刻印が施されている。【アイテム詳細】グッチ ウォッチ※価格、取扱店舗、展開時期は未定(2016年6月27日現在)【問い合わせ先】ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン/グッチTEL:03-5766-2030
2016年06月30日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2017年春夏メンズコレクションが2016年6月24日(金)、フランス・パリで発表された。アパレルとテキスタイルを重ね合わせるようなあらゆるスタイリングを提案した今シーズン。2ルック目のトレンチコートに見られるような上からシースルーの素材を乗せたようなものもあれば、4ルック目のように帯状のアイテムを巻いたもの、犬のイラストが用いられた布を用いたルックのような、中から外へ飛び出すものなど、幅広い“服”と“布”のコラボレーションが見られた。紐などのように垂れる部分動きと、長い袖や柔らかい布、崩れるようなニットのひらめきを同時に表現。刺繍にも見られる鳥のモチーフは、アン ドゥムルメステールらしい羽のアクセサリーにも現れ、パールを用いたネックレスとともにコーディネートされている。パレットで象徴的に輝いているレッドは、愛や情熱をワードローブに添付。ブラックとレッドが溶け合ったようなブーツは特に圧巻で、流れるようなウェアを力強く支える存在感と、レザーらしい風合いの力強さを持っている。これまでのブランドらしさを呼び起こしながら、セバスチャン・ムーニエらしさも載せた今シーズン。ドレープの美しさやレザーアイテムの魅力を確かにした、新しいアン ドゥムルメステールが完成した。
2016年06月27日kolor(カラー)の2017年春夏メンズコレクションが、2016年6月23日(木)フランス・パリで発表。ブランドらしいアースカラーを採用し、美しくも底力のあるワードローブを披露した。序盤に多く展開されたのは、チェック柄を使用した、ノンシャランなセットアップスタイルやシャツスタイル。さらに、民族チックな柄も組み合わせ、パターン同士の響き合いも演出する。リラクシングな雰囲気ではあるものの、襟元をコンパクトに集約。開襟のシャツも肌の露出は最低限に抑え、品の良さが感じられるバランスを演出している。ショーが進むにつれて、パンツのリブなどにヴィヴィッドなディテールも散見。鮮やかなピンクのジャケットやパンツも登場した。さらに、襟の裏にベルトを通したジャケットや、袖を肩にかけて絞り上げているボンバージャケットなど、ディテールの味わいが次第に増していく。 またカーディガンとジャケットの中間のようなアイテムは、日本の羽織を想像するような夜やかなシルエットを演出。ボタンではなく、小さなベルトで斜めに止めることで、伝統的な和のテイストだけでなく、都会的なモダンさも添付した。アクセサリー類は、一般的なイメージよりふた回りほど大きいクラッチバッグが多数展開。シューズは、アパレルとの整合性が高いデコレーションが施されたサンダルや、シンプルなローファーなど、足元に抜け感が出るバランスを多く採用した。
2016年06月26日ファセッタズム(FACETASM)の2017年春夏メンズコレクションが2016年6月22日(水)、フランス・パリで発表された。ブランドとして初めてのパリコレクション。どんなワードローブを披露するのか、観衆の期待が時間とともに高まった。ファーストルックを飾ったのは、ノースリーブのチェスターコート。サイドのスリット部分は大きく開き、ボタンが施されたことで品のある“間”を生み出している。背中も逆三角形に大きく開き、全体を通してAラインとVラインが交錯するようなシルエットを構築した。アウター使いの遊び心は、単にトップスとして使うことに留まらない。ヴィンテージ感漂うレザーのムートンジャケットは、腰に巻かれているように見えて、スカートとドッキングしたアイテム。レイヤードした分ボトムスにボリュームが生まれ、ビッグシルエットのトップスに負けないボリュームを放っている。また、ニットウェアのネック部分にフォーカスしたディテールも散見。片側だけをシャツから見せ、アクセサリーがちらりと見えるような使い方を用いるなど、ナチュラルなストリートスタイルに、ブランドらしい変化を加えていた。ショーの終盤に多用されていたのは、ハイビスカスのような花を連続で使った迷彩のような柄。同じ柄同士をレイヤードし、立体感をより増強させたものもあれば、一般的なカモ柄と重ねることで、それぞれの個性を引き立てあうものも。全体を通し、大ぶりなアウターを解体し再構築して、新たなシルエットを生み出していた印象。フレンチスリーブのトレンチや、袖口の部分だけをバングルのようにアクセサリー化しているものなど、日本らしい解釈で重層的な世界観を完成させた。
2016年06月25日テーマは「思いやりの天使」カネボウ化粧品は、年に一度、予約数量をもとに生産されるプレミアムなフェースパウダー「ミラノコレクション 2017」を、12月16日限定発売する。テーマは「思いやりの天使」。天使とシャクヤクの花のデザインを容器とパウダー表面にあしらい、穏やかな雰囲気の中にゴールドの輝きが上品にきらめく。予約期間は、2016年6月上旬から9月中旬となっている。カネボウの粉体技術を集大成した、高機能パウダー「ミラノコレクション」は、1991年のデビュー以来、デザインや保湿成分などを変え、フェースパウダーを中心に、香水、ボディパウダーの3アイテムを展開。時代とともに新しいデザインを発表し続け、人気のシリーズとなっている。フェースパウダーは、ベルベットのように、キメ細かく透明感のある肌に導く、カネボウ化粧品の粉体技術を集大成した、高機能パウダーで、@cosmeベストコスメ大賞(殿堂入り)など高い評価を受けている。「ミラノコレクション 2017」のケースは、天使と花のレリーフを、コーラルピンクのやわらかな花びらで包み込んだような優しさに満ちあふれたデザイン。細かくやわらかい糸と弾力のある糸を撚り合わせてつくったベルベット生地を使用したパフは、繊細でなめらかな使い心地。粉含みが良くキメ細かく均一な肌に仕上げる。(画像はプレスリリースより)【参考】※カネボウ化粧品プレスリリース(PR TIMES)
2016年06月18日グッチ(GUCCI)は、2017年ウィメンズ リゾート コレクションのランウェイにて、新作ウォッチを発表した。レースをあしらったシルバーのコートに合わせたのは、彫刻が施されたアンティークゴールドカラーの新作ウォッチ。回転式タイガーヘッドのカバーで、今シーズンの特徴である動物のモチーフを取り入れている。ゴールドのバングルに、パールがあしらわれたクラウンや、ホワイト マザー・オブ・パールのダイアルをマッチさせ、クラシックでゴージャスな印象に。ビビットなグリーンのコートに組み合わせたのは、プレキシグラスのケースにイエローゴールドカラーのスケルトン ダイアルをあわせたグッチの人気デザイン。今シーズンはバングルとケースにブラック・グレー・ブラック ストライプを用いた。ケースバックに施されたビー(ハチ)モチーフの刻印は、ユニークなアクセントになっている。【アイテム詳細】グッチ ウォッチ※価格、取扱店舗は未定【問い合わせ先】ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン / グッチTEL:03-5766-2030
2016年06月17日モスキーノ(MOSCHINO)の2017年リゾートコレクションは、メンズコレクションと同様、不思議の国のエキゾチックな庭を舞台。ハイパーキュートな世界観で、まるで物語が溢れだすかのようなワードローブを披露する。アイテムとしては、フレアーパンツやフロックコート、ビスチェ、クロップド丈の半袖ボンバージャケット、マキシドレス、パンツスーツなどを展開。色の折重なりが、もはや立体感すら感じさせるテキスタイルで、鮮やかなスタイリングを提案している。ミランダ・カーが着用しているような総柄のアイテムが目を引く中、オリエンタルなモチーフが目を引くコーディネートやアイテムが散見。オレンジとバイオレットのコントラストが印象的なドレスを身に纏うルックでは、実際にバッグを持っている部分と、それと全く同じ状態のプリントが重なり合い、腕が5本生えているように見えるデザインがなされている。またメンズアイテムに比べて、別の柄同士の組み合わせが華麗になされている点も注目。レオパードとボタニカルが合わせられた上に、ストライプの大ぶりハットをのせたり、ショッキングピンクとオレンジ、その下にポップなデフォルメされた花柄をのせたり……。それとは対照的なLAのポップゴシックガールズを黒のレース、クロシェ、装飾されたレザーを“不思議のくに”と言う世界の中で、ゴージャスにミックスしたコレクションが展開された。
2016年06月17日MCM(エムシーエム)は、英国デザイナーのクリストファー・レイバーンとコラボレーションし、2017年春夏コレクションをロンドンメンズコレクションにて発表する。日本時間で2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)より、ファッションプレスもライブストリーミング配信を行う。ブランド初のランウェイショーとなる今シーズンは、プロジェクションマッピングなどを駆使して趣向を凝らしたショーを展開。アイコニックな「ビセトス柄」と、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学をユニークに融合させ、ユニセックスのアイテムを披露する予定だ。【詳細】MCM×クリストファー・レイバーン 2017年春夏コレクション開催日時:2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)【問い合わせ先】MCM GINZA HAUS 2TEL:03-5159-6555
2016年06月13日エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMAN)の2017年クルーズコレクションは、意外性のある“コントラスト”に満ちている。相反する性格の要素をルックに落とし込むことで、コレクション全体に絶妙な調和が生み出された。特徴的なのは、そのスタイリング。ランジェリーデザインからヒントを得たというセクシーなブラックドレスに合わせられたのは、ホワイトのかっちりとしたジャケット。また、華やかな花柄のフレアドレスにはノーカラーのジャケットを合わせるなど、雰囲気の違うアイテム同士の組み合わせがユニークだ。ドレスはシフォンなどで仕立てられ空気の様に軽やか。一方、パンツやスーツなどのメンズライクなアイテムはボリューム感ある素材によってルーズな印象に。本来は厳格な制服であるミリタリーのテイストを反映したカーキのシャツは、落ち感のある柔らかな風合いの生地によって、対極の要素が共存するアイテムとなっている。このように様々な素材使いにもテーマであるコントラストが意図されているようだ。セクシーさや華やかさといった女性らしさを忘れずに、絶妙なさじ加減で異なるテイストを取り込む、余裕ある女性像を思わせるコレクションとなっている。
2016年06月13日ディオール(Dior)は、2017年リゾートコレクションをイギリスで発表した。会場は、1954年と1958年と2度にわたり、メゾンがショーを行ったブレナム宮殿。インスピレーション源となったのは、戦後の上流階級の服装、そしてその時代に充満していた熱狂と、旅行・新しい発見への欲求である。ムッシュ・ディオールのアーカイブ作品から抽出されたフランスカルチャーが、イギリス文化や風景、そして世界各国のプリント・色柄と共鳴し合い、優雅な‟ファッションの旅”を繰り広げる。狩猟やその絵画的情景を示唆するモチーフが、膝丈スカートやクルーネックトップスを彩り、イギリスの田舎の様子を表現。パフスリーブドレスやジャケットは、鮮やかなルージュカラーで染め上げられ、狩人たちの衣装を思わせる。素朴なツイード、田舎風のポプリ、乗馬シーンを描いたジャカードが、透かしを施したスエード、アジアのシルク、アフリカ風のプリント・織り模様と混ざり合い、文化的融合を遂げている。ディオールの身体を数字の8の字のように見たてた「バー」のフォルムは分解。ペプラムがウエストを覆い、デイドレスにはドレープを添えた。全てのピースは、メゾンの歴史に通じながらもモダンなムードへシフト。イギリスを中心に世界各国から得た着想に、パリらしいシルエットやディテールが呼応し、ダイナミックな動きを見せている。
2016年06月09日グッチ(GUCCI)は、2017年リゾートコレクションをイギリス・ロンドンで発表した。会場は、ロンドンを代表する歴史的建造物・ウェストミンスター寺院の回廊。ファッションブランドが、この場所でショーを開催するのは、長い歴史の中で初めてのこと。聖歌隊のコーラスが厳かに響くなか、90体以上におよぶ(メンズモデルを含む)ピースがランウェイを飾り、見応えのあるショーを展開した。デビューコレクションより、動物や植物といった自然をモチーフにしている、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ。今季はよりそのアプローチを大胆に表現している。ファーストルックは、ネコが中央に鎮座するレインボーカラーのニット。合わせたチェック柄スカートには、燃える炎とイヌが添えられている。その後も、狛犬のように左右にイヌを飾ったファージャケット、花々で鳥や昆虫を描いたパジャマ風セットアップ、うねるヘビを刺繍したシースルードレスなどがつづく。アニマル&ボタニカルモチーフに負けじと、ベースカラーもビビットな色彩を選び、独自の世界観を構築する。また、クラシックとストリートの共存もポイントに。ラグジュアリーなファーコートの下にはロゴTシャツとジーンズを差し込み、ロングスカートにはビックサイズのパーカーとキャップをマッチさせた。チェック模様やユニオン・ジャックを多用して、イギリスカルチャーへ敬意を示しているのも、ミケーレらしいユーモアあふれるテクニックだ。
2016年06月07日サンローラン(Saint Laurent)は、北海道地区初となるストアを丸井今井札幌本店に2016年5月28日(土)オープンする。店内は、白のマーブルやアールデコ・ミニマリズムを基調にデザイン。サンローランの世界観を存分に楽しめる空間で、メンズ&ウィメンズのレザーグッズを取り揃える。また全国に先駆け、2016年プレフォールコレクションをいち早く展開。新作バッグは、YSLロゴをバックルに配したバッグ。カラーは、ボルドーとネイビー、ファード(ライトピンク)が揃う。【ショップ詳細】丸井今井札幌本店サンローランオープン日:2016年5月28日(土)住所:北海道札幌市中央区南1条西2丁目11番地一条館 丸井今井札幌本店1FTEL:011-8045-490営業時間:10:00~19:30取り扱い:メンズ&ウィメンズレザーグッズアイテム:モノグラム・サンローラン カレッジ 225,000円+税
2016年05月28日渡辺直美プロデュース「プニュズ(PUNYUS)」が、北海道初となる期間限定ストアを札幌パセオにオープン。期間は、2016年6月1日(水)から7月10日(日)まで。プニュズは、プロデューサーである渡辺直美が企画・デザインまで全てに携わり、ジャンルにとらわれないオリジナリティあふれるコレクションを展開するブランド。最大の特徴は、F(フリー)サイズから6Lまでの豊富なサイズ展開だ。店内には、イラストレーター・ノンチェリーとのコラボレーションによるプリントTシャツやデニムなど、新作が多数販売される。【開催概要】プニュズ 期間限定ストア期間:2016年6月1日(水)〜7月10日(日)場所:札幌パセオ B1階住所:北海道札幌市北区北6条西2丁目TEL:011-213-5460■展開アイテム例・FUGU総柄Tシャツ 3,990円・FUGU総柄スウェットショートパンツ 4,990円・パッチワークデニムパンツ 5,990円・アジャスターキャップ 1,990円・いただきマウスTシャツ 3,990円・ギンガムロンパース 6,990円・フリンジデニムホワイトパンツ 5,990円・ワンポイントソックス 990円※価格は全て税込み。【問い合わせ先】株式会社ウィゴーTEL:03-5784-5505
2016年05月26日エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)やFWK バイ エンジニアド ガーメンツ、ニードルズ(NEEDLES)、サウス2 ウエスト8(SOUTH2 WEST8)をはじめとした人気ブランドの2017年秋冬コレクションをいち早く見ることがきるストアイベント「PREVIEW」が今季も開催。2017年5月19日(金)、ネペンテス 東京・青山エンジニアド ガーメンツを皮切りに、全国各店舗で行われる。会場では店舗販売に先駆け、人気ブランドの2017秋冬コレクションが集結。最新コレクションのサンプルを見ながら、各ブランドの今季の世界観を堪能できる機会となる。また、イベント開催中は、商品の予約や入荷連絡も対応。来店者には先着で、各ブランドのイメージブックレットもプレゼントされる。【イベント詳細】PREVIEW■ネペンテス 東京 / エンジニアド ガーメンツ開催期間:2017年5月19日(金)・20日(土)・21日(日)■ネペンテス 大阪開催期間:5月26日(金)・27日(土)・28日(日)■ネペンテス 博多開催期間:6月2日(金)・3日(土)・4日(日)■SOUTH2 WEST8開催期間:6月17日(金)・18日(土)・19日(日)※イメージブックレットの配布はなくなり次第終了。
2016年05月22日札幌芸術の森美術館・読売新聞社・STV札幌テレビ放送は4月5日~5月25日の48日間、札幌芸術の森美術館(北海道札幌市)にて「進撃の巨人展 SELECT WALL SAPPORO」を開催している。同展は、漫画作品『進撃の巨人』をテーマとした展覧会。内容としては、原作者・諫山創氏による『恐怖』『シガンシナの闘い』『恐怖のはじまり』などの原画展示をはじめ、実寸大超大型巨人や原画グラフィックへのプロジェクションライティング、キャラクターにまつわるアイテム展示などを用意。これまでの「進撃の巨人展」で人気を博したという体感シアター「哮(こう)」も実施する。東京・上野などで行われた「進撃の巨人展」からは、ショップで販売される商品が一新。「プリントフェイスタオル」や「ジャガードフェイスタオル」、「セリフ付きアクリルキーホルダー」などをそろえる。また、同展は札幌を皮切りに全国巡回予定で、会場規模に合わせて展示内容も変更される予定とのこと。札幌限定の展示としては、原作マンガの"北海道弁アレンジ版"、や2月の「さっぽろ雪まつり」で登場した大雪像の模型、木彫り熊に着想を得た「鮭喰巨人」などを用意している。同展の会期は4月5日~5月25日で、開館時間は9時45分~17時(入場は閉館の30分前まで)。5月7日、14日、21日は20時まで夜間開館を行う。入場前売券の価格は、一般・大学生1,400円、中学・高校生1,200円、小学生700円(いずれも税込)となる。小学生未満は無料。なお、内容や演出に一部過激な表現があるため、子どもの入場には注意を要するとのこと。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会(C)STV
2016年04月05日アップルは、同社の直営ショップであるApple Storeの札幌店を、16年2月26日をもって移転することを明らかにした。現時点で移転先は発表されていないが、アップルブランドを展開する上で、また、最良のサービスを提供する上で、最も適した場所を候補地として検討していると思われる。Apple Store札幌は、2006年6月19日に新規店舗としてオープンすることが発表され、同年6月24日に開店。銀座、大阪、名古屋、渋谷、福岡、仙台に次ぐ、日本国内7番目の直営店としてスタートを切った。今回の移転は、建物が再開発のため取り壊されることによるものであることが明らかになっており、アップルは、以下のステートメントを発している。日本は重要な国で、実際2003年にアメリカ以外で初めて直営店をオープンしたのも東京です。残念ながら、10年間業務を行なってきた建物が再開発のため取り壊されることとなりました。その結果、弊社も2月26日をもって移転することとなりました。今後は、Appleのオンラインと地域のApple 正規 サービスプロバイダがお客様を引き続きサポートしていきます。お客様のご理解と、これまでのご愛顧に感謝申し上げます。なお、札幌および、その周辺地域の利用者に対しては、2月27日以降、こちらを通じてサポート対応を行うとアナウンスしている。このサポートは、通常のオンラインのサポートとなる。
2016年02月12日北海道銀行は21日、札幌市と「道外からの移住及び定住の促進並びに空き家対策」に関する協定書を締結したと発表した。○札幌市のまちづくりにおける課題の解決に対し積極的に支援・協力をおこなっていく北海道銀行は、道都「札幌市」における北海道外からの移住及び定住の促進と空き家対策に関し、相互の連携をさらに強化しながら、それぞれが有する機能を効果的に発揮することにより、誰もが安心して暮らせる札幌のまちづくりに寄与することを目的としているという。北海道銀行によると「札幌市との連携を強化することで、札幌市のまちづくりにおける課題の解決に対し積極的に支援・協力をおこなっていく」としている。○札幌市との連携の概要(1)札幌市への移住促進に関すること(2)札幌市における定住促進に関すること(3)空き家対策に関することについて北海道銀行は、地域に根ざした金融機関として札幌市と連携・協力をおこなっていくとしている。
2015年12月24日KODAWARIは9月12日より、同社が運営するiPhone/iPadのケースやカバーの専門店「SHOWCASE」を札幌にオープンすると発表した。同店舗は、札幌に新しくオープンする複合施設「Le trois(ル・トロワ)」内の2Fに出店予定で、東京・秋葉原にある「SHOWCASE 秋葉原」に続き、これが2店舗目となる。同店舗では、リーズナブルな製品からハイエンド製品まで幅広いラインナップを揃え、高い専門知識を有するスタッフが顧客のニーズに合わせたサービスを提供。熟練スタッフによるフィルム貼りサービスや、永久保証サービスも行う。秋葉原店同様、直接商品を手にとって触れられるスペースを設け、ゆっくりと落ち着いて利用できる空間を目指すとのこと。なお同店舗では、オープニング記念として、9月末までに同店にて製品を購入した来店者に、スマホがペンになるボールペン「Jackpen」を1本プレゼントする(先着300名)。
2015年09月07日インサイトテクノロジーは8月17日、データベーステクノロジーカンファレンス「db tech showcase 札幌 2015」を9月10日~11日に北海道・札幌(TKPガーデンシティ札幌駅前2F)にて開催すると発表した。東京にて毎年開催されている「db tech showcase」は、3日間でのべ4,000名以上のデータベースに携わる技術者が参加する国内最大級のデータベーステクノロジーカンファレンスで、データベースベンダー、ユーザ企業、システムインテグレーター、ハードウェアベンダーなどの技術者が世界中から集まり、最先端テクノロジー、現場で得たノウハウ、活用事例を共有するもの。セッションで扱われるデータベースはOracle、SQL Server、MySQL、PostgreSQLをはじめ、Vertica、Actian Matrix、MongoDB、Couchbase、Hadoopなど30種類を超え、基幹システム、情報システム、ビッグデータ、クラウドなど、あらゆる領域のデータストア技術に関するセッションを実施している。「db tech showcase 札幌 2015」では、2日間で37のセッションが企画されており、初音ミクの産みの親であるクリプトン・フューチャー・メディアや、MySQLのチューニングについての講演を行うインフィニットループなど、札幌を拠点としている企業も多数参加が決定しているという。参加費は5,000円/2日間となっているが、事前申込みにて無料となる。
2015年08月17日北海道札幌市の札幌大通り公園を中心に市内各所で6月10日から14日に、踊りの祭典「第24回YOSAKOIソーラン祭り2015」が行われる。○札幌市内が踊りの舞台に!同イベントは高知県の「よさこい祭り」をルーツに、よさこい祭りの「鳴子」と北海道の民謡「ソーラン節」をミックスして誕生した。札幌市内各所を舞台に参加チームがそれぞれの自由な創造性のもと、色とりどりの衣装を身にまとって演舞を披露する。北海道札幌市より初参加の「会人」、和歌山県新宮市から「あしたもハレヤ!」、福井県福井市の"郷土を愛し、感動をともに"をコンセプトに踊りを披露する「越前一張羅」、青森県十和田市の北里大学獣医学部YOSAKOIチーム「北里三源色」、長崎県佐世保市より「青嵐」など、全国から多くのチームが参加する。そのほか、前年度の受賞チームや海外からのゲストチームなどが登場するステージ「ソーランナイト」、飛び入り参加可能な交流広場「ワオドリスクエア」、踊り手が40人未満のチームを対象に審査する「U-40大会」、過去の大賞・準大賞チームや全国の祭りで活躍するチームが参加する「サタデーナイトパレード」など、様々な関連イベントも予定している。さらに「北のふーどパーク」では、全国各地のグルメを味わうことができる。関連イベントの詳細については、同イベントの情報ページまで。
2015年06月08日サッポロライオンは5月22日~9月6日、商業施設「サッポロファクトリー」(北海道札幌市)のレンガ館前西広場にて「開拓使ジンギスカンビヤガーデン」をオープンする。「サッポロファクトリー」はショッピングモールを中心とした大型複合施設で、サッポロビールの前身である"開拓使麦酒醸造所"の跡地に造られている。同施設にて今回営業を開始する「開拓使ジンギスカンビヤガーデン」は、生ビールと「ジンギスカン」を提供するビアガーデンとなる。同企画で提供する「4種ジンギスカンコース」は、生ラムと味付きラム肉3種の、4種類のラム肉の味わいを楽しめるコース。醤油・味噌・塩で味付けを施し、ビール酵母エキスを加えたラム肉は、ラム肉特有の臭みがなく「柔らかくておいしい」「生ビールによく合う」と好評だという。価格は食べ放題のみで2,800円、飲み放題とセットで4,100円(いずれも120分制)となる。生ラム・豚ジンギスカン・鶏ジンギスカンの「3種ジンギスカンコース」(120分食べ放題2,700円・飲み放題セット4,000円)も用意している。また、今年は食べ放題・飲み放題コースのほか、おつまみメニューを例年の4倍となる約20品用意するとのこと。「塩昆布枝豆」(450円)や「ソーセージ3本盛」(680円)のほか、「チーズケーキ」(480円)なども提供する。なお、同ビアガーデンの営業時間は17:00~22:00(土・日曜日および祝日は12:00~、ラストオーダー21:30)。雨天や強風の場合は休業となる。※価格は全て税別
2015年05月19日北海道の札幌場外市場(北海道札幌市)に4月6日、「札幌場外浜焼センター カキ小屋」がオープンした。同店では、名物である「カキのがんがん焼き」(10個1,800円)をはじめ、生や蒸し焼きなどさまざまな調理方法で仕上げた牡蠣料理を提供している。牡蠣のほか、帆立や白ハマグリ(ホンビノス貝)なども登場。季節によっては珍しい貝も楽しめるという。今回オープンする札幌店では、"特大ホタテ"や"もろこし"など北海道ならではの食材も提供する。「カキのがんがん焼き」は、一斗缶の中に牡蠣や魚介類を入れ、酒蒸しにして楽しむ料理。漁師たちが浜で暖をとるために一斗缶での焚き火で牡蠣を蒸し焼きにしたものが始まりとされている。同店では持ち帰りや地方配送にも対応しており、家庭のコンロでも楽しむことができる。メニューとしてはそのほかにも、「カキの釜飯」(980円)や「ホタテの釜飯」(980円)、「貝のがんがん焼 三種セット」(2,680円)、「貝宝缶」(4,500円)、「焼きもろこし」(500円)、「じゃがバター」(500円)なども用意する。ドリンクは、白ワイン(グラス580円)やシャンパン(ボトル3,000円)のほか、日本酒や生ビール、ソフトドリンクも提供する。なお、同店の営業時間は7時~16時となる。※価格は全て税別
2015年04月07日バーバリー・ジャパンは24日まで、大丸札幌店でバーバリーのグローバルコレクションを展開する期間限定ショップをオープンしている。○ブランドの代名詞「メイド・イン・イングランド」のトレンチコートを展開同ショップでは、スプリングコートとしても活躍するブランドの代名詞、メイド・イン・イングランドの「ヘリテージ・トレンチ」を中心に、アイコニックなチェックパターンを取り入れたウィメンズのアイコン・バッグ「オーチャード」や、ビジネスシーンに活躍する、質実剛健なデザインのメンズバッグをはじめ、ウォレットなどのレザーグッズを用意。また、トレンチコートとコーディネイトをして楽しむことができるストールなど、メンズ・ウィメンズのグローバルコレクションを案内する。会期は、3月18日~24日。会場は大丸札幌店 1階のステージ前特設会場(北海道札幌市中央区北5条西4丁目7番地)。
2015年03月20日NTTドコモは、北海道・札幌市にあるスマートフォンの最新機種やアプリなどを体験・体感できるショールーム「ドコモスマートフォンラウンジ札幌」を3月31日をもって閉鎖すると発表した。なお、併設のドコモショップ札幌店は営業を継続する。「ドコモスマートフォンラウンジ札幌」の閉鎖の理由について、同社広報部に問い合わせると「スマートフォンの市場が拡大し、通常のショップでも展示や体験ができるようになった。それに伴い、スマートフォンの知識をもったスタッフも増え、ラウンジではなくショップでも同様の対応が可能となったため」とのことだった。2011年のオープンから約4年での閉鎖となった。「ドコモスマートフォンラウンジ」は、ドコモ直営のスマートフォン専門ショールーム。専門のスタッフによるスマートフォンに関するサポートや、セミナー、最新機種の体験などが行える。札幌店の閉鎖により、「ドコモスマートフォンラウンジ」は愛知県名古屋市の「ドコモスマートフォンラウンジ名古屋」のみとなる。なお、東京都丸の内の「ドコモスマートフォンラウンジ東京」は、2014年6月に、、“映画、音楽、本、雑貨、ファッション等、あなたの好きなモノが、きっと見つかる。”をコンセプトに「docomo LOUNGE」としてリニューアルしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月19日「はい、朝立ちです」。電話予約での店員の第一声に、まず度肝を抜かれる。しかし、ここは決して怪しい店ではない。最高においしい札幌の焼肉の名店「グルマンズいとう」の2号店、その名も「モツの朝立ち」。最高においしいモツが楽しめる店なのだ。店の内装は、和テイストで落ちついた感じの雰囲気。しかし、店は平日・週末に関わらず、客がいっぱいで大賑(にぎ)わいだ。店を見渡すと、会社帰り風のサラリーマンが多いが、OLらしき女性の姿もチラホラ。店名だけだと、女性は敬遠してしまいそうな感じだが、そこで行くのをやめると大後悔! そこにあったのは、男性も女性も楽しめる"モツ天国"だったのだ。○ハブにマムシに高麗人参! パワー系ドリンクも充実最初はいつものように生ビールを飲もうと思ったのだが、思わず飲み物のメニューを二度見! 衝撃のキャッチコピーが!!「朝勃ち応援します!」そして、そのコピーの下には「まむし」「ハブ」「高麗人参」と、名前を見るだけで元気になりそうなドリンクメニューが。カウンターをよく見渡すと、透明な瓶に入ったハブやマムシが神々しく鎮座していた。見てるだけでも元気になりそうだが、まだ時間は18時。うずくココロを落ち着かせ、まずは店オススメの「すだちサワー」(600円)をオーダー。スライスされたフレッシュすだちがたっぷり入ったサワーはさっぱり。グイっと何杯でも飲めそうなのを我慢して、魅力的なモツメニューをたくさん食べるために筆者のモツ(胃袋)のスペースを確保する。○新トリコロールに舌鼓フードメニューも魅力的なものばかり。まずは"ココ来たらこれ食っとけ!"メニューの筆頭「朝立ち名物 モツの煮込み 玉子入り」(600円)をオーダー。ユッケジャンスープのような辛みの効いたスープ中に、肉厚プルップルのモツがたくさんだ。程よく辛いスープだが、玉子を割ると黄身がとろ~りの半熟玉子で、辛みの角がとれたちょうどいいまろやかなスープに。緻密な計算をされていたかのようなコンビネーションである。モツは"かめばかむほど系"のモツではなく、"口に入れたらもうなくなっちゃた系"の柔らかい肉質。本当ににすぐなくなっちゃった! おかわり必至のモツ煮込みなのである。「牛ハツの薬味和え」(400円)は、ネギやゴマが入った薬味醤油で和えられた新鮮な牛ハツとうずらの玉子の黄金の組み合わせ。ハツの赤、薬味の緑、玉子の黄色、新トリコロールに認定だ! 食べる前からおいしいと感じられる料理には、年に何度も遭遇できるものではない。○朝立ち=朝、リフレッシュして出勤!?料理のおいしさは間違いなしな「モツの朝立ち」。しかし、これを聞かなければ帰ることはできないだろう。なぜ"朝立ち"なのか、だ。ハブ酒やマムシ酒に、栄養満点のモツ料理。朝から元気になってほしいということで間違いないだろうと思いながらも、カウンター越しに恐る恐る店員に確認してみることに。「やっぱりお店の名前の由来は、アレが元気になってほしいということですよね?」しかし、意外な返事が!「違うんですよ! サラリーマンの方に、会社帰りにおいしい料理を安い値段で楽しんでもらって、次の日の朝、リフレッシュして仕事に行ってほしい。という願いを込めて大将がネーミングしたんです」。たしかに、この日は男2人でおなかいっぱい飲んで食べても会計は5,000円ほど。そういうことだったのか! と変なことを想像していた筆者は大反省。おかげで明日も朝から仕事が頑張れそう。店員にぺこりと礼をして店を後にした。いや、待てよ! あの「握ればご利益 擦れば尚よし」と書いた、まるで何かを想像させるような立派な鼻の天狗の壁掛けは何だったのだろう。そんなことを思いながらも深くは考えないことにし、帰路を急いだ。明日も明後日も行きたくなる「モツの朝立ち」。元気になりたい人はぜひ一度行ってみてほしい! もちろん、女性も大歓迎だ。●informationモツの朝立ち北海道札幌市中央区南3条西4丁目9 カミヤビル 1F※記事中の情報・価格は2014年12月取材のもの。価格は税込
2014年12月27日