7月10日投開票の参院選で、NHK党の比例区から初当選した暴露系ユーチューバー“ガーシー”こと東谷義和氏(50)。滞在中の中東・ドバイからオンラインで挑んだ異例の選挙戦は、世間からの注目を集めた。今年2月に開設したYouTubeチャンネル「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」で、数々の芸能人や著名人のスキャンダルを“暴露”してきたことで知られる東谷氏。そのスタンスは、選挙公約にも反映された。「NHK党は政見放送を通じて、ガーシーさんが実名を伏せる形で著名人47人のスキャンダルに触れる『ショート暴露』の動画を公開しました。ガーシーさんは当選した暁には実名を晒して暴露すると公約しており、芸能界にさらなる震撼が走るかもしれません」(芸能関係者)当確が報じられた直後、「国会で寝てるおっさん議員、全員たたき起こす」と息巻いた東谷氏だが、なんと国会に出席しない可能性があるというのだ。12日に配信された「朝日新聞デジタル」の記事では、東谷氏が「いま帰るのは正直怖い」などと語ったインタビューを掲載。帰国すると逮捕される恐れがあるとして、国会への出席は慎重に考慮すると答えたことが報じられている。「以前、ガーシーさんは『BTSに会わせてあげる』と謳い、知人女性から多額の金銭を巻き上げた詐欺疑惑が報じられました。被害者とは示談が済んでいるものの、警察が捜査に動いているといいます。またガーシーさんは出馬表明した際、国会の会期中は逮捕されないという国会議員の不逮捕特権を挙げていました。ですが犯罪行為が明白な現行犯逮捕や、参議院が許諾した場合は逮捕される“例外”もあります。それだけでなく、これまで繰り返してきた暴露に対する“報復”をも恐れているそうで、帰国に二の足を踏んでいるようです」(前出・芸能関係者)国会法第124条では、議員は召集日から7日以内に召集に応じることが定められている。また、正当な理由なく欠席を続けると、懲罰を受ける可能性も規定されている。だが選挙によって国会議員に選ばれたにもかかわらず、私的な理由で帰国を躊躇している東谷氏に厳しい声が上がっている。《なんで出馬したん?》《ねえなんなの?こういう人が議員になれるシステムがおかしくないですか?》《何で立候補したの?あまりにも無責任でしょう》《どうやって国会議員の職責を果たすんだろう?リモート採決もできないわけだし。国会議員のリコールはできないらしいね。これでまともに歳費が支給されたら一体…》現在、Twitterアカウントも凍結され、YouTubeのメインチャンネル、サブチャンネルともにアカウントが停止されている東谷氏。果たしてオンラインではなく、実際の姿を国民の前に現すことはあるのだろうか。
2022年07月14日東北大学(東北大)はこのほど、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟で線虫を育てたところ、筋肉がやせ細ることを確認したほか、体が細胞レベルで微小重力に適応した状態になることが示唆されたと発表した。同成果は同大大学院生命科学研究科の東谷篤志 教授と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の東端晃 主任開発員らの研究グループによるもので、英国科学誌「npj Microgravity」に掲載された。今回の研究では「きぼう」で実施した2004年と2009年の二度の実験を通じ、宇宙で生育したモデル生物である線虫のからだの変化を分析した。その結果、宇宙で育った線虫では筋肉を構成する分子群の遺伝子レベルでの発現低下が確認されるとともに、タンパク質の発現レベルでもこれらが顕著に低下することがわかった。この遺伝子・タンパク質の発現低下の結果、宇宙で育った線虫の筋肉はやせ細り、運動能力が地上の6割に低下していた。また、細胞の形を支えるために必要な細胞骨格に関連する分子群や、エネルギーの生産に関わるミトコンドリアでの代謝酵素の発現低下も確認。さらに、カロリー制限時の制御などに関わる可能性が示唆されている遺伝子の働きが、微小重力下で上昇していることもわかった。これは、宇宙ではエネルギーをあまり必要としない体になっていることを意味し、個々の細胞レベルで微小重力に適応した状態になっていると考えられるという。ISSに長期滞在する宇宙飛行士は筋肉の維持のために船内で毎日トレーニングを行っているが、今回の結果によってトレーニングで負荷がかけられない内蔵などの個々のレベルでは、微小重力に適応する変化により、大きな影響を受ける可能性があることが示唆されたことになる。同研究グループは今後、3回目の宇宙実験を実施し、宇宙環境から受けた生理的な影響が後の世代まで影響するのかどうかを把握することを目指すとしている。
2016年01月25日