映画『ノルウェイの森』で主人公・ワタナベを演じた松山ケンイチが、12月15日(水)に台湾で行われるプレミア試写会と記者会見に出席するため、『L change the WorLd』以来、2度目となる訪台を果たした。台湾・松山空港に降り立った松山さんは、到着をいまかいまかと待ちわびたファン50人の前に姿を現し、黄色い歓声が上がる中、写真撮影に気さくに応じるなど、早速、現地ファンとの交流を楽しんだ。その後は、ホテルへと移動し台湾のメディアの取材を精力的にこなした。夜には、多数のファンや報道陣が集まる中、台湾でトップクラスの映画館「ヴィエ・ショウ・シネマズ」にてプレミアセレモニーが行われた。クリスマスツリーが用意されたステージに登場した松山さんが「僕は松山ケンイチです。メリークリスマス!」と北京語で挨拶すると大歓声が起こり、ここでも熱い歓迎を受けた。ツリーにはプレゼントが2つかかっており、台湾で有名な龍山寺のお守り(仕事・恋愛・交通安全の3つ)と、台湾の民族風のマフラーが松山さんにプレゼントされた。続いて劇場内で行われた舞台挨拶では、来場した観客に抽選でポスターやプレスのプレゼントされたが、松山さんがファンに直接手渡すという趣向で会場は大いに盛り上がった。翌16日(木)には、「台北フィルム・ハウス」にて記者会見が行われ、現地配給会社からは“くまのぬいぐるみ”がプレゼントされた。報道陣から台湾の印象について聞かれると、「料理がすごくおいしいです。あっさりした味付けが好きなので、自分の口に合う」とコメント。別の国にキャンペーンに行けるとすればどこに行きたいですか?の質問に対しては「ノルウェーです!」と即答していた。映画や台湾についての質疑応答が続く中、松山さんは突然、「なんで台湾では僕の名前が一文字、本名と違うんですか?」と台湾の司会者に逆質問。台湾では“松山健一”と表記されているらしく、松山さんはそのことが常々気になっていたとのこと。「僕の本名は“研一”で“けん”の字が違うんですよね。研究熱心な子になるようにと親が付けてくれた名前なのですが…」と言うと、現地スタッフが「最初の通訳者が間違えて付けたんだと思います」と慌てて弁明。ちょっとしたハプニング(?)はあったものの、会見は終始和やかなムードで進み、松山さん自身、2度目の訪台を大いに楽しんでいたよう。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。特集『ノルウェイの森』■関連作品:L change the WorLd 2008年2月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開©2008「L」FILM PARTNERS ©2008「L」PLOT PRODUCEノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント
2010年12月17日開催中の第67回ヴェネチア国際映画祭で9月2日(現地時間)夜、コンペティション部門に出品されている『ノルウェイの森』の公式上映が行われた。主演の松山ケンイチに菊地凛子、水原希子、そしてトラン・アン・ユン監督らは、大勢のファンと報道陣が見守る中、レッドカーペットを通り、公式上映が行われるサラ・グランデに入場。イタリアでも広く読まれている村上春樹のベストセラーの映画化とあって、夜の9時半過ぎという時間にもかかわらず、1,016席の会場はほぼ満席。松山さんらは早速、観客のスタンディング・オベーションで迎えられた。上映中、原作でも印象深いワタナベ(松山さん)と緑(水原さん)のやりとりにクスクス笑いが起こることも。そして、エンドロールでビートルズの「ノルウェーの森」が流れると、観客は立ち上がって称賛の拍手。エンディングの途中から場内は明るくなり、そのまま数分にわたって拍手が鳴り響いた。松山さんは「終わってお客さんに拍手していただけて、大成功と感じました。すごく嬉しいし、これから海外でも配給されることを思うと、たくさんの方に観ていただけるだろうなと確信できました。最高の一日となりました。(お客さんの反応は)全然予想とは違いましたね。ヨーロッパの人たちと一緒に観るのは初めてだったので、すごくいい経験をさせてもらいました」と充実した表情で語った。菊地さんも「これまでも映画祭に来る機会は多かったのですが、日本の製作する日本の映画で来たいという願いがあったので、今回、村上春樹さんの原作を、トラン・アン・ユンとキャストのみなさんと作ることができ、このような反応が自分の元に届いてきたのはとても嬉しかったです。これからどうやって広がっていくのかすごく楽しみです」と現地の観客の反応を喜んだ。水原さんは「私は映画に観入ってしまい、自分のシーンでも泣いてしまいそうになり(笑)、正直、映画が終わってみなさんが拍手してくれてホッとしたというか、言葉が何も出てこないというか、感動してボーッとしてしまいました。すごく幸せでした」と感動を素直に口にし、喜びの表情。現地の反応はというと「映像がすごくきれいでよかった。話は重かったが、脚本が気に入った」(20代・女性)、「日本の男女の関係は分からないところもあるが、非常に入り込めた」(30代・女性)、「シニカルなラブストーリーで楽しかった。映像美も含めて入り込めた」(30代・男性)とおおむね高い評価で、特に映像表現に関して称賛の声が多く寄せられているという。映画祭はまだ始まったばかりだが、コンペティションの行方も気になるところ。トラン監督にとっては『シクロ』以来となる2度目の金獅子賞受賞なるか?そして松山さん、菊地さん、水原さんらキャスト陣への評価は?『ノルウェイの森』、日本での公開は12月11日(土)より全国東宝系にて。■関連作品:第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」ヴェネチア国際映画祭開幕!ナタリー・ポートマン、過激なシーンも「覚悟してたわ」村上春樹原作の“逆輸入”短編映画でナスターシャ・キンスキーの娘がヌード披露ヴェネチア国際映画祭、「ヴェネチア3Dアワード」審査委員長に清水崇が就任ナタリー・ポートマンがダークサイドに?主演作がヴェネチアでオープニング上映決定
2010年09月03日