音楽やビジュアル、振動などを巧みに使い、人の視覚や聴覚、触覚を統合する“共感覚”的体験を味わえるゲームを生み出している、水口哲也さんと石原孝士さん。石原孝士×水口哲也:長く抽象的な議論からゲーム作りがスタート。――お二人はなぜ、ゲームという媒体を選んだのでしょうか。水口哲也(以下、水口):世の中にあるさまざまなクリエイティブの中で一番新しいと思ったからです。ゲームって体験のクリエイティブなんですよね。ビジュアルや音、場合によっては触覚などを使って自由に制限なく作れて、しかも世界中の人にリーチできる。未だに変わらない魅力ですね。石原孝士(以下、石原):幼少期からゲームに触れていましたが、中高生の頃にグラフィックデザインに興味を持ち始め、アート全般を学ぶようになりました。あと、’90年代のダンスミュージックが流行っていて、そういった音楽を聴きながらそのイメージを絵にする、みたいなこともやっていたんですよね。そんな中、水口さんの『Rez』や『スペースチャンネル5』といったゲームを知り、自分とシンクロする部分があるなと感じていました。水口さんの作品には、一般的なゲームの体験ロジックとはまた違うアートと音楽の力もふんだんに活かして物語を進めていくような独特なスタイルを感じて、「これは新しい、今自分が学んでいること、やっていることも、そのまま活かせるのでは?」と思いクリエイターを目指すようになりました。―― 一番最初のゲーム体験を教えてください。水口:小学校4年生の時におもちゃ屋さんの友達の家でやった家庭用ゲームの『PONG』ですね。なんじゃこりゃって(笑)。石原:僕はファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』です。ただ、今思い返すと、小さい頃に父の自作のゲームとコントローラーで遊んだ記憶がありますね。水口:石原くんのお父さんもゲームクリエイター?すごいね。――水口さんに憧れていた石原さん。二人が一緒にゲームを作るようになった経緯を教えてください。石原:先ほどの話の続きになりますが、水口さんのいるセガに入社するものの、そのタイミングで水口さんが独立されてすれ違いになり、結局、数年後に水口さんのスタジオに移りました。一番最初に会ったのはスタジオ近くのコンビニでしたね(笑)。水口さんの作品に近い印象のアートをたくさん描いていたので、自然と興味を持っていただいたのか、わりとすぐに一緒にプロジェクトをやろうかという話になりました。水口:それで、4年くらいかけて『チャイルド・オブ・エデン』を作ったんです。ゲームは構想やコンセプトを作るプリプロダクションから始まるんですけど。僕らの場合、最初に僕が物語を書き、それを基にして石原くんがアートを手で描いていきます。ただ、なかなかイメージの共有が難しく、最初は二人の間でフォーカスが合わない。そこから何度も、何時間も議論をします。“そのシーンはどんな効果音が鳴って、どんな音楽が流れて、どんなビジュアルエフェクトが生まれて、こんな体験になっていくのはどうだろう”のような感覚的なユーザーストーリーの議論を続けます。そうして時間を使うことで、だんだんとフォーカスが合うようになり、たとえば、10枚描いて1枚しかピンとくるものがなかったのが、3枚、5枚と増え、確度が上がっていく。結果的に、このプロジェクトでは、3000枚くらいは描いたんじゃないかな。操作と音、映像などの連鎖反応が感覚を刺激。――とんでもない枚数です…!水口:最初と最後を比べると、完成度はもちろん、石原くん自体のスキルも上がり、出来上がる頃にはかなり才能が花開いていましたね。また、アートと同時に、使う音楽を最初に決めていきます。僕らのゲームは特に音楽が重要で、全部自分たちで作るのですが、作った音楽を一度バラバラにして、一つ一つのプレイヤーのアクションや操作に割り当てるんです。そして今度は音からビジュアルが変化するという連鎖的な表現を試みるのですが、すると、プレイヤーが自分で音楽を生み出している、演奏しているような気分がちょっと混ざってくるなど、体験に新しい化学反応が生まれるんですね。そうした体験が連続することで、だんだんと大きなうねりになると、結果的に感情や感覚が刺激されるんです。言葉からくるドラマ性とは違う、体験としての気持ちよさが生まれてくる。この体験を、僕らは「シナスタジア(共感覚体験)」と言っています。――石原さんはどのようにビジュアル作りをされていますか?石原:成長とともに変わっていく自分の気持ちとか、旅先で見た風景や印象的だったシチュエーションなど、実体験をもとに絵を起こしていきます。きれいなアートを描けばいいというわけではなく、説得力のある、その体験をしたからこそ描けるリアル感や生感みたいなものを意識するようにしていますね。そうすることで、絵を見る方の心を揺さぶるものになると思っています。――感覚のような目に見えないものをお二人で、またプレイヤーと共有できるものにしていく作業は、とても大変なように感じます。水口:難しいんだけど、一番楽しいところでもあって。全員が面白く感じるものを作るというのはゲームデザインの醍醐味ですが、人種や世代、性別関係なく多くの人が面白いと感じるものには絶対に理由がある。ゲームという体験作りをしていると、だんだんわかってくることがあるんですね。たとえば音楽を聴いて癒されるとか泣くなどの感情の刺激を体験に織り込んだ時に、どんな新しい感動が作れるのかということが、僕らの最大の興味なんです。『テトリス エフェクト』が一番いい例で、オリジナルの『テトリス』で感情が刺激されることはあまりないと思います。でも『テトリス』をプレイして、感情が刺激されたり、もし感極まって泣くことがあるとすれば、それはどういう体験設計なのかということを、ずーっと話していました。僕たちが音楽好きというのもありますが、音楽のプレイリストを作るような感覚で、“最初は優しくて、だんだん難しくなって突き落とされて、でもまた救われて、最後は多幸感あふれる幸せの世界に到達するようにするには、どうすればいいかな”みたいなことをね。――プレイヤーの感情に訴えかける作品を作るために、ヒントとしているものはありますか?水口:音楽ライブはいつも研究対象になり続けていますね。世界のいろんなフェスに行っては人間観察をしていました。あとは二人でよく旅もするよね。パンデミックの前にはギリシャとかに。石原:僕はミャンマーにも行って音を収録したりしましたね。水口:『テトリス エフェクト』を作る時は、『テトリス』の作者の一人、ヘンク・ロジャースさんが住んでいるハワイ島に行き、しばらく家に泊まって話をしたよね。石原:そうでしたね。先ほど、実体験をもとに絵を描き起こしていくと言いましたが、『テトリス エフェクト』には、その時身体で感じたハワイ島のスピリットみたいなものが入っているんですよね。ジャケットにマーメイドがいたり一緒に泳いだイルカが出てきたり。水口:そういう実体験や会話からイメージを出す作業を続け、少しずつ形にしていきながら、焦らずじっくりとやり続けていくパターンが多いです。僕はそれを“スローモーション・マルチタスキング”と呼んでいるんですけど。同時に複数のプロジェクトを進行しながら、“これは世に出てもいいね”という状態になるまで時間をかけて考え続けて作っています。最高に楽しいですよ。石原:楽しさの中に苦しさもある気はしますけどね(笑)。ゲーム開発って、大きいパズルを作っているような感覚があって。パズルって、完成が見え始めたくらいの後半以降が楽しくて、それまでは結構、辛いじゃないですか。それと同じように、アイデアをゲームの体験にはめてみては外す…といった作業の繰り返しで、楽しさは後半に一気に押し寄せてくる感覚があります。水口:確かに最初は、自分で自分の背中を蹴っているような感じがあるね。『テトリス(R) エフェクト・コネクテッド』不朽の名作パズルゲーム『テトリス(R)』に、幻想的なビジュアルと音楽、時間を止める「ZONE」システムなど新しいエッセンスをプラス。音楽、背景、テトリミノの落下など、すべてがプレイヤーの操作にシンクロする体験はあらゆる感覚に訴えかけ、想像を超えた快感を生む。VR、マルチプレイモードでも楽しむことが可能。2020年発売。Tetris(R)& ©1985~2020 Tetris Holding.みずぐち・てつや(写真右)エンハンス代表、シナスタジアラボ主宰。慶應義塾大学大学院特任教授。『Rez』『スペースチャンネル5』『ルミネス』『チャイルド・オブ・エデン』、VRに対応した『Rez Infinite』『テトリス(R) エフェクト・コネクテッド』などをプロデュース。また、共感覚を体感する「シナスタジア・スーツ」や、共感覚体験装置「シナスタジア X1」を開発。いしはら・たかし(写真左)ゲームディレクター、アートディレクター。『ルミネス』『チャイルド・オブ・エデン』、VRタイトル『Rez Infinite』『テトリス(R) エフェクト・コネクテッド』に携わる。アプリケーション開発やシンセサイザーのプロトタイプ制作などゲーム以外のフィールドでも活動。※『anan』2023年5月17日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年05月14日現在公開中の映画『ホリック xxxHOLiC』の公式写真集より、柴咲コウ演じる侑子の絢爛豪華な衣装にフォーカスした荘厳なカットが公開された。柴咲さん演じる侑子は、人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日(神木隆之介)が迷い込む【ミセ】の女主人。また、二度と同じ服を着ないキャラクターであり、絢爛豪華な侑子の衣装は、本作の見どころのひとつ。今回公開されたカットでは、大きな花の髪飾りを付け、煙筒を持った横顔、大量の藤の花をバックに深紅の衣装を身にまとった侑子の姿などが収められている。全て撮影期間中に監督・蜷川実花が撮りおろした写真で、目を隠すベールのようなアクセサリーを付けた写真は、劇中で16着を着こなした柴咲さん自身もお気に入りのものだという。豪華なセットや衣装を前に柴咲さんは「圧巻ですよね。こんな量の藤は見たことないです。本当に夢のような世界の一幕でした。侑子さんのミセが大好きで、本当に細かいところまでこだわっていて、小物のなかに妖精のようなものが入っていたり、蝶のレプリカや、装飾も値段が付けられないゴージャスなものがあったり、骨董品があったりと、探検しているような感じでした」と一瞬しか映らないものでもこだわり抜く蜷川監督ならではの世界観づくりに感心。さらに「圧倒的なビジュアルの奥には、人の業について考えさせられる素晴らしいセリフがたくさんあります」とも話し、“この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ。すべての出来事には意味がある”、“何かを得るには、対価が必要”など、侑子が四月一日の転機に与える言葉もまた、本作の見どころだ。『ホリック xxxHOLiC』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月27日CLAMPの伝説的大ヒットコミックの映画化『ホリック xxxHOLiC』は、柴咲コウ扮する侑子の印象的な言葉の数々が登場する。そこで今回、公開に先駆けて、そんな注目のセリフの一部を美麗写真と共に紹介。アヤカシが視える孤独な高校生・四月一日(神木隆之介)は、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】に迷い込み、そこの女主人・侑子と出会い、不思議な運命に足を踏み入れていくことに。侑子はどんな願いも叶えるからこそ、対価が生じることを世の道理として説く姿は、柴咲さんの存在感も相まって説得力を持つのだ。「どんな願いでも叶えてあげる。ただし、対価を頂く」「何かを得るには、対価が必要。それがこの世界のルール」“対価”――。【ミセ】を訪れた四月一日や客に対して、侑子が投げかける言葉。この言葉について、蜷川実花監督は「何かを欲したら対価が必要である、それって真実だと思うんです。でも、私たちは、欲しがることや与えられることが当たり前になっている。現実は、ありとあらゆることがリスクと共にあって、何でも叶う楽園は世の中にはないのだよ、ということから目を背けてはいけない。それをきっちりと伝える楽しい映画にしたいと思いました」と、映画化したいと思ったきっかけの言葉として挙げている。「この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ……。すべての出来事には意味がある」【ミセ】を訪れ戸惑う四月一日に対して、全てを見透かしているかのように投げかける言葉。「世界っていうのはね、在るんじゃない。自分で創るものなのよ」客である美咲(趣里)が、アヤカシに取りこまれてしまうのを目撃し、衝撃を受けながら「アヤカシが視えないようになりたい」と願う四月一日に、侑子が励ますように語る言葉。四月一日は、少しずつ自分の願いの奥にある思いに向き合うようになっていく。「未来はそれぞれの選択の先にある」自分にとって“大切なもの”を探し続ける四月一日を見守る、侑子の言葉。様々な選択肢の中で、自主的に何かを選びとることの重要性、選択したものがその後の運命を変えていく、ということを教えてくれる。侑子と出会うことによって、自らと向き合い、少しずつ変化していく四月一日。その中で投げかけられる侑子の言葉の数々は、厳しさの中にも優しさがにじむ。人生に悩んだときに思い返したくなる、背中を押してくれる心に残る名言に注目だ。『ホリック xxxHOLiC』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年04月18日CLAMPの伝説的大ヒットコミックを原作とした映画『ホリック xxxHOLiC』より、柴咲コウ演じる不思議な【ミセ】の女主人・侑子の衣装にフォーカスをあてた写真が一挙に公開された。人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで、孤独に生きてきた高校生・四月一日(神木隆之介)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】に迷い込み、出会うのが侑子。彼女は、“同じ服を二度と着ない”というキャラクターで、劇中では16着もの衣装を披露。華やかな緑の打掛に、幅広の帯を合わせた花魁風コーデでは、大きく結われた盛り髪には、蝶や花が彩られた金色の簪が。また、リボンのように結われた髪型が印象的なカットは、赤い牡丹の柄や大胆に見せた肩がポイントとなっている着物風ドレス。妖艶で気品溢れる、様々な生地が幾重にも重なってできた深紅のドレス。一方、花を模した繊細なカチューシャに合わせたリボンや、花柄の白いワンピースという、可愛らしさもある衣装も登場。ほかにも、エキゾチックなオレンジワンピース、ベールで顔を隠したアラビアン風コーデ、透け感のあるシフォン生地の袖と大ぶりのアクセサリーが神秘さを醸し出すコーデなど、豪華絢爛な衣装がずらり。柴咲さんはそんな衣装について「日が変わると衣装も変わる、毎回毎回、ファッションショーのような気分で楽しませてもらいました」とふり返り、「ほんとに一瞬しか映らない衣装もあって、特に縁側でお酒を飲んでいるシーンの衣装が気に入っています。目の前にキラキラした装飾のある衣装で、見るものすべてがキラキラしていました」と好きな衣装も明かしている。さらに本作は、藤棚や蓮の花が咲き乱れる美しい【ミセ】のセットや美術、小道具など、細部に至るまでこだわりをもって作られている。特に、侑子の煙筒は、特注で制作されている。『ホリック xxxHOLiC』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年03月30日4月29日(金・祝)より公開となる蜷川実花監督の映画『ホリック xxxHOLiC』。この度、本作で柴咲コウが演じるキャラクター・侑子の劇中衣装の一部が公開された。『ヘルタースケルター』『Dinerダイナー』で知られる蜷川実花監督が、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミックを艶やかで華やかな圧巻ビジュアルで実写映画化。人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日(神木隆之介)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる<ミセ>(店)に迷い込み、ミセの女主人・侑子(柴咲コウ)と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく様を描く。“アヤカシ”が視える能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な<ミセ>にたどり着く。彼の願いを叶える対価として、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く女主人の侑子。同級生の百目鬼(ドウメキ/松村北斗)やひまわり(玉城ティナ)と日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命はいかに。本作に登場する<ミセ>の女主人・侑子は、“同じ服を二度と着ない”というキャラクター。そのため、演じる柴咲も劇中でなんと16着もの衣装を披露している。今回はその一部が一挙公開された。ゴージャスでデコラティブな衣装でまず目をひくのは、華やかな緑の打掛に、幅広の帯を合わせた花魁風コーデ。大きく結われた盛り髪には、蝶や花が彩られた金色の簪を挿す徹底ぶりだ。また大きな黒いリボンのように結われた髪型が印象的なカットの衣装は、赤い牡丹の柄や大胆に見せた肩がポイントとなっている着物風ドレス。花を模した繊細なカチューシャに合わせたリボンや、花柄をあしらった白いワンピースは可愛らしくも美しい。そして、様々な生地が幾重にも重なってできた深紅のドレスなど、妖艶で気品溢れる衣装が満載となっている。その他にも、エキゾチックなオレンジのワンピース、ベールで顔を隠したアラビアン風のコーデ、透け感のあるシフォン生地の袖と大ぶりのネックレス&ヘッドセットが神秘さを醸し出すコーデなど、現実離れした豪華絢爛な衣装が次々と登場。さらに、藤棚や蓮の花が咲き乱れる美しい<ミセ>のセットや美術、登場人物が使用する小道具など、細部に至るまでこだわりをもって作られている本作。特に侑子が使う煙筒は特注で制作されており、そこから煙が薫る様は優雅かつ幻想的で、監督の深いこだわりを感じさせるシーンとなっている。柴咲は衣装について「日が変わると衣装も変わる、毎回毎回、ファッションショーのような気分で楽しませてもらいました。ほんとに一瞬しか映らない衣装もあって、特に縁側でお酒を飲んでいるシーンの衣装が気に入っています。目の前にキラキラした装飾のある衣装で、見るものすべてがキラキラしていました」と振り返る。“同じ服を二度と着ない”ポリシーを守る侑子の、絢爛豪華な衣装の変化にも注目しながら見てほしい。映画『ホリック xxxHOLiC』4月29日(金・祝)より公開
2022年03月30日北川景子と永山瑛太が離婚を目指す夫婦を演じている金曜ドラマ「リコカツ」。北川さん演じる咲の父・水口武史役として出演していた佐野史郎の体調不良を受けてキャストが交代、第4話(5月7日放送)より平田満が演じることになった。北川さん演じるファッション雑誌の優秀な編集者で、現代的で自由な家庭で育った咲と、永山さん演じる航空自衛隊・航空救難団のエース隊員で、厳格な自衛官一家で育ってきた緒原紘一。自由奔放と生真面目。まるで正反対な2人は、運命的な出会いをきっかけに交際ゼロ日でスピード結婚。幸せな新婚生活が始まると思われたが、互いの生活習慣の違いや結婚生活に求める価値観の違いで意見が食い違い、離婚に向けた活動=リコカツをスタート。だが、2人の家族もまた離婚の危機を迎えている、という物語。咲の父・武史も咲の母・美土里(三石琴乃)に浮気がばれ、美土里が咲と紘一の新居に転がり込んでくる…というところまで描かれていた。この度、体調不良により降板となった佐野さん本人からも視聴者や、出演者、スタッフに向けたメッセージが到着している。佐野史郎からのメッセージ金曜ドラマ「リコカツ」、第3話までご視聴いただき、本当にありがとうございました。 このたび、思いもよらぬ腎臓機能障害の発見により、急遽、入院せざるをえない状況となり、水口武史役を 続投することができなくなってしまいました。プロの俳優として恥ずかしい限りです。ですがその中で、愛する水口武史役を平田満さんが快くお引き受けくださるとうかがい、大変ありがたく、うれしく、心より感謝いたしております。この先のみなさまとの現場でのやりとりを、心底楽しみにしておりましたが、これからの平田満さんに宿る武史は、きっと、もっと、愚直で、切なくなるんだろうな~なんて想像しています。美土里、咲、楓、梓、紘一くん、正さん、薫さん、そして、里奈ちゃん、咲の元カレの貴也くん、自衛隊員のみなさま、出版社のみなさま、連先生…出演者のみなさま、植田博樹プロデューサー、坪井敏雄監督はじめスタッフのみなさま、本当にありがとうございました!「リコカツ」が、視聴者のみなさまはもちろんのこと、ドラマに関わるすべてのみなさまの幸せにつながるよう、心より願っております。ワタクシも、少しでも関わらせていただいた者として、快復に向けてご利益にあやかりたいと思っておりま す。「リコカツ」に参加させていただけて、本当にうれしかったです!! 「リコカツ」、最後までお楽しみいただけますよう!!このたびは、大変申し訳ございませんでした!!金曜ドラマ「リコカツ」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月04日