フジテレビ夕方のニュース番組「みんなのニュース」が4月より全面リニューアルするにあたり、鈴木勝大、渡部秀、白石隼也、中尾明慶、永瀬匡らイケメン俳優たちが日替わりで登場することが分かった。毎週月曜日から金曜日の15時50分から19時まで放送されているニュース番組「みんなのニュース」。4月4日(月)からは、最初の1時間にあたる“第1部”が、「暮らし」をテーマに暮らしに役立つニュースやトレンド情報満載の「みんなのニュース Hop!」に生まれ変わる。そこに、新しいファミリー・“Hopper”として加入するのが、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズなどで子どもとママから支持を得る俳優や、俳優業と育児を両立する“イクメン”パパさん俳優など。彼らが日替わりで登場し、番組を爽やかに彩る。月曜は、映画・ドラマ・舞台などで活躍し、「特命戦隊ゴーバスターズ」で主演を務め、子どもから大人まで幅広い層の人気を得る若手イケメン俳優の鈴木さん。「何度か『みんなのニュース』の現場や打ち合わせ(会議)を見学させていただき、4月からの参加をいまから楽しみにしています」と、出演の喜びを寄せた。火曜は、「仮面ライダーオーズ/○○○」主演で一躍人気を博し、沢尻エリカ主演で話題を呼んだドラマ「大奥」や、映画『進撃の巨人』出演で注目を集める渡部さん。「役者という職業柄、プロモーション以外でこのような番組に出演できる機会がなかなかありません。せっかく頂いたこの機会で、社会のことをたくさん勉強するのと同時に、『みんなのニュース』の火曜夕方の顔になれるよう頑張ります!」とフレッシュなコメントを寄せた。水曜は、「仮面ライダーウィザード」で主演を務め、現在は「グッドモーニング・コール」の主演が話題を呼ぶ白石さん。「普段はお芝居の仕事しかしていないので、番組にどう影響を与えられるのか全く想像がつきませんが、とにかく楽しんでやれたらなと思います」と意気込みを語っている。木曜は、2000年放送「3年B組金八先生」で注目を浴び、その後「WATER BOYS2」「ROOKIES」など数々のドラマ・映画に出演、今年は長編小説「陽性」で小説家デビューも果たした1児のパパでもある中尾さん。「俳優としてでもタレントとしてでもなく、家庭を持つ1人の男として、自分の小さな脳みそをフル稼働させて、視聴者の皆様の生の声を少しでも代弁できたらうれしく思います。難しいことは苦手なので、身近な疑問を単刀直入にズバズバ聞いていきたいです」と話し、中尾さんならではの視点で番組に参加するよう。金曜は、「仮面ライダーウィザード」で仮面ライダービースト役に抜擢され、その後、「八重の桜」、「心がポキッとね」などに出演。映画『ズタボロ』では主演を務めた永瀬さん。「出ることが決まったときには“僕にできるのか?”という不安がありましたが、“分からないことは分からない!”と正直に番組に参加できればと思います!今回仲間入りさせていただくメンバーの中では、こう見えて最年少ですが、遠慮せずに斬り込んでいきますのでよろしくお願いします!!」と、意欲十分の様子。彼らがニュースへの素朴な疑問を視聴者に変わってぶつけるとともに、いま気になる「マイニュース」も披露するという。いまをときめくイケメンたちの“トレンド”にも注目が集まりそうだ。「みんなのニュース」は毎週月曜日から金曜日、15時50分~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日2015年11月4日(水)にリリースされる堀江由衣の新曲「アシンメトリー」。そのPV(YouTube Ver.)が公開された。「アシンメトリー」は、現在放送中のTVアニメ『K RETURN OF KINGS』のオープニング主題歌でangelaによるプロデュース。PVでは赤ずきんに扮し、イケメンの敵を倒していく様子が描かれている。なお、期間限定盤のDVDにはフルVer.が収録される。また、2015年11月1日(日)の20:00からは、ニコニコ生放送にて「アシンメトリー」発売記念特番「Aステ」を放送。堀江由衣とangelaのPV一挙放送が行われるほか、鷲崎健をMCに迎え、21:00からは楽曲のプロデュースを行ったangelaと堀江由衣が出演するので、こちらもチェックしておきたい。
2015年10月31日浅野忠信が6月15日(月)、映画『あん』のヒット御礼イベントに出席。サプライズで本作の出演者である永瀬正敏が駆けつけると「先日メールをくれたばかりなのに…」と恐縮しきり。一方、永瀬さんは浅野さんの丸刈り頭をナデナデし、してやったりの笑顔を見せた。樹木希林演じるハンセン病に人生を翻弄された老女・徳江の魂の旅路を描く本作。犯罪歴をもつ千太郎(永瀬さん)が雇われ店長を務めるどら焼き店は、徳江がつくる粒あんのおいしさが評判になるが、かつて徳江がハンセン病を患ったという噂が客足を遠のかせ、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる…。「(本作に)出ていないのに、ずうずうしく来てしまって…」と照れ笑いを浮かべる浅野さん。10代の頃、永瀬さん主演の『ミステリー・トレイン』(ジム・ジャームッシュ監督)を見て「強烈にあこがれていた。日本の俳優でも、こんなカッコイイ海外作品に出れるんだと思った」と言い、“海外進出の先輩”に対する変わらぬ敬意を示した。また、永瀬さんが相米慎二監督の『ションベン・ライダー』(1983)で映画デビューを飾り、浅野さんは同監督の遺作となった『風花』(2001)に出演した“縁”があり、「とんでもないオヤジだったけど、今も悩んだときは相米監督の作品を見る」(永瀬さん)、「強烈な何かを植え付けられた」(浅野さん)と思いをはせた。東京・シネスイッチ銀座で行われたイベントには、メガホンをとる河瀬直美監督も出席。本作がオープニングを飾った第68回カンヌ映画祭ある視点部門で、浅野さんが出演した『岸辺の旅』(黒沢清監督)が監督賞を受賞しており、河瀬監督は「おめでとうございます。自分のことのように嬉しかった」と祝福していた。また、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001公開)以来となる永瀬さん&浅野さんの“再共演”に期待が寄せられると、「浅野くんがよければ」(河瀬監督)、「今日はそのために来たんですよ!」(浅野さん)と意欲満々。永瀬さんも「浅野、今日は来てくれてありがとう」と感謝を表した。『あん』は現在公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日女優の市川由衣が3月1日(日)、都内の書店で最新写真集「YUI」の発売記念イベントを行った。女性カメラマン・HAL KUZUYAと男性カメラマン・細居幸次郎という2人の撮影による異色の2部構成。女性らしい美しさを追求し「気づけば、何も着ていないことも」とふり返った。“女性目線”で市川さんの魅力に迫ったパートは宮古島で撮影されたそうで、「やっぱりカメラマンの方が女性なので、私自身も開放的になって、気づけば、何も着ていないことも(笑)。周りも女性のスタッフばかりだったので、どんどん大胆になって、服を着ている写真は少ないですね…」とはにかんだ。ため息の出るほど美しいバストにヒップライン、カーブを惜しげもなく披露しており「ぜひ女性に見てもらえれば」とアピールした。一方、“男性目線”のパートは、3泊4日の函館旅行というシチュエーションで撮影され「宮古島とはまた全然違って、ストーリー性があり、映画のワンシーンみたい」とのこと。市川さん本人も“旅行気分”を満喫したと言い、「函館は美味しいものもたくさんあるので、たらふく料理とお酒をいただいた後で、撮影した写真もあるんです。酔っぱらってむくんでいるので、改めて見るとひどい顔ですけど(笑)…、これも写真集ならではですね」と先ほどの女性パートとはまた違った“解放”に自信を示した。池松壮亮と共演した主演映画『海を感じる時』で男女問わず大きな支持を集め、園子温監督の『TOKYO TRIBE』、大河ドラマ「軍師官兵衛」、3月7日(土)公開の新作映画『迷宮カフェ』など、女優として幅広い活躍を見せる市川さん。先月には29歳の誕生日を迎え、「いまから30代を迎えるのが、すごく楽しみ。挑戦したいこともたくさんあるので、攻めの姿勢でやっていければ。結婚ですか?できればしたいですけど、具体的には何も。私は家族と仲がいいので、うちの家族を大切にしてくれる人がいいですね」と話していた。市川由衣・最新写真集「YUI」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年03月02日台湾映画『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』の初日舞台挨拶が1月24日(土)に行われ、主演の永瀬正敏と共演する坂井真紀が出席。台湾からマー・ジーシアン監督とチェン・ビンホンが急遽駆けつけると、永瀬さんは「暖かいですね」と感無量。坂井さんは感涙していた。日本統治下の1931年、台湾代表として夏の甲子園に出場し、準優勝した嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描く台湾映画。この日、永瀬さんと坂井さんには、ジーシアン監督らの来場は一切秘密だったといい、舞台挨拶の冒頭で永瀬さんは「本当は台湾のスタッフと一緒に舞台に立ちたかったが、叶わなかった。きっと僕らの思いは(台湾に)届いていると思う」と監督の不在を残念がる場面も。それだけに「永瀬さ~ん」とジーシアン監督が姿を現すと、永瀬さんはまず驚きの表情。劇中では「泣くな!」が口ぐせの日本人監督・近藤兵太郎さんを演じており、「いや、泣いてないっすよ」と感動的なサプライズに照れ笑いも浮かべていた。一方、近藤の妻を演じる坂井さんは涙をこぼしながら、「永瀬さんや監督をはじめ、常に現場が作品に対する情熱にあふれていた。私もその情熱に触れて、エネルギーをもらったし、幸せだった」と感慨深げだった。また、ジーシアン監督は「人間は未来を見つめる生き物ですが、そこで過去を忘れてはいけないと思います。この映画を観て日本と台湾の過去から学んで、パワーを受け取ってもらえれば」と日本での“凱旋公開”に感激していた。東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には永瀬さんと坂井さん、ジーシアン監督らに加えて。大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健、主題歌を歌うRakeと中孝介が登壇した。台湾では昨年2月に封切られ、公開60日間で興行収入3億台湾ドル(約10億円)を超える大ヒットを記録。いったん劇場公開を終えたが、9月から台湾映画史上初となるアンコール公開が行われ、“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞した。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:KANO~1931 海の向こうの甲子園~ 2015年1月24日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 果子電影
2015年01月25日俳優の永瀬正敏が1月15日(木)、都内で行われた主演作『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』のジャパンプレミアに出席。生徒役で共演した台湾人キャストが感謝の手紙を読み上げると思わず感涙していた。1931年、日本統治下にあった台湾を舞台に、台湾代表として夏の全国高校野球選手権に出場し、準優勝した実在の嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部を描いた台湾映画。永瀬さんは日本人の監督・近藤兵太郎さんを演じ、「映画のなかでは生徒たちに『泣くな』と言い続けていたので、今日ここで泣くわけには…」と強がりを見せていた。実在の人物を演じるにあたり、「近藤監督の教え子さんやお弟子さんから、人となりと練習法をうかがった」と役作りを語る永瀬さん。キャスト陣との絆も深まったそうで「映画が公開されてしまうと、こうやってみんなに会える機会が減るので寂しい。とにかく台湾のスタッフ、キャストに感謝です」と感無量の面持ちだった。ジャパンプレミアには永瀬さんをはじめ、妻役で共演する坂井真紀、ピッチャー役で現役野球選手のツァオ・ヨウニン、強打者役を演じるチェン・ジンホン、『セデック・バレ』の出演者で今回監督デビューを飾ったマー・ジーシアン、プロデューサーのウェイ・ダーション(『海角七号君想う、国境の南』)、主題歌を歌うRakeと中孝介が出席した。坂井さんは「みんなが同じ方向を向いた、勢いがある現場。まるで映画のストーリーそのままだった」と現場をふり返り、「公開は泣きたいくらい嬉しいです」と永瀬さん同様、感激しきりの様子。ジーシアン監督は「テーマが野球である以上、試合や練習シーンをしっかり描写しなければ『野球をやっている』と信じてもらえない。それだけキャスティングにこだわった」と、現役プレイヤーを起用した理由を説明し、「永瀬さんも少年野球をやっていたとうかがった」と明かすと、当の永瀬さんは照れ笑いを浮かべていた。映画は“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞。俳優の大沢たかおが、台湾の農業発展に大きな貢献をした水利技術者・八田與一役で出演している。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は1月24日(土)から新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日●新作CD今週、ゲームと映像作品の新作はなし。CDでは堀江由衣の9thアルバム「ワールドエンドの庭」や、ゆいかおりの10thシングル「NEOSIGNALIFE」、ClariSの11thシングル「border」、petit miladyの4thシングル「緋ノ糸輪廻ノGEMINI」がリリース。フィギュア&模型は「シノン」「HGBF1/144 ガンダムアメイジングレッドウォーリア」がショップにならび始めている。○堀江由衣、ゆいかおり、ClariS、petit miladyの新譜などがリリースキングレコードから7日、堀江由衣の9thアルバム「ワールドエンドの庭」が発売された。TVアニメ『ゴールデンタイム』のOP・EDテーマや「StandUp!」(スマートフォンゲーム『白猫プロジェクト』主題歌)、「この場所で」(OVA『みツわの』主題歌)など、全13曲を収録。なお、初回限定盤BLUEと初回限定盤 REDにはそれぞれ別内容の別冊写真集が付属する。価格は初回限定盤が各2,857円+税、通常盤も2,857円+税。同社からは、ゆいかおりの10thシングル「NEO SIGNALIFE」も発売されている。タイトルナンバーのほか、カップリング曲として「オリオンからのメッセージ」も収録。なお、初回限定盤にはMUSICVIDEOやMAKINGを収録したDVDが付属する。価格は初回限定盤が1,700円+税、通常盤が1,100円+税。エスエムイーレコーズから7日、ClariSの11thシングル「border」が発売された。タイトルナンバーはTVアニメ『憑物語』のEDテーマで、カップリング曲としてアニメ音楽情報番組『リスアニ!TV3rd Season』のOPテーマ「Reflect」や「カイト」も収録。なお、初回生産限定盤にはMUSIC VIDEOを収録したDVDが付属する。価格は初回生産限定盤が1,500円+税、期間生産限定アニメ盤が1,250円+税、通常盤は1,167円+税。ZERO-Aから7日、petit miladyの4thシングル「緋ノ糸輪廻ノGEMINI」が発売された。タイトルナンバーはTVアニメ『聖剣使いの禁呪詠唱』のOPテーマで、カップリング曲として「THESONG IS...」も収録。なお、初回限定盤にはMUSIC VIDEOを収録したDVDが付属する。価格は初回限定盤が1,944円、通常盤が1,296円。ランティスから7日、飛蘭の4thアルバム「-Zero Hearts-」が発売された。「東京ゼロハーツ」(TVアニメ『東京ESP』OPテーマ)や「BLUEBLAZE」(TVアニメ『BLAZBLUE ALTER MEMORY』OPテーマ)、「優しさの蕾」(TVドラマ『牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-』EDテーマ)のほか、PCゲームのタイアップソングなどを含む全17曲を収録。なお、初回限定盤にはMUSICVIDEOを8曲収録したDVDが付属する。価格は初回限定盤が4,200円+税、通常盤が3,000円+税。バップから7日、Fear,and Loathing in Las Vegasの3rdシングル「Let Me Hear」が発売された。タイトルナンバーはTVアニメ『寄生獣セイの格率』のOPテーマで、カップリング曲として「Sparkling Sky Laser」と「Abyss」も収録。価格は1,200円+税。ブシロードミュージックから7日、未門牙王(CV: 水野麻里絵)&もりしー(大盛爆役 森嶋秀太)が歌う「バディバディBAAAAAN!!」が発売。タイトルナンバーはTVアニメ『フューチャーカードバディファイト』の新OPテーマとなっている。価格は926円+税。同社からは、未門花子(CV: 三森すずこ)が歌う「シャイニーアップ!」も発売されている。タイトルナンバーはTVアニメ『フューチャーカードバディファイト』の新EDテーマで、カップリング曲として「フレー!フレー!フレー!」を収録。価格は1,400円+税。●フィギュア&模型○「シノン」「HGBF ガンダムアメイジングレッドウォーリア」が登場コトブキヤから『ソードアート・オンラインII』より、「シノン」が発売された。対物ライフル・ウルティマラティオ・へカートIIをメインに使う彼女を立体化。表情、ボディラインはもちろん、リロードし、エジェクションポートから勢いよく飛び出した薬きょうと共に細部まで作り込まれたヘカートIIや、腰のハンドガンもリアルに再現されている。1/8スケール(全高約225mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は9,800円+税。FREEingから『第一宇宙速度』より、「すーぱーそに子 浴衣Ver.」が発売された。今回のフィギュアのために描き下されたイラストをベースに立体化。胸元に垂れる水飴と弾けるボディが眩しい、プレミアム感あふれる浴衣姿が堪能できる。1/8スケール(全高約205mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は9,074円+税。ペンギンパレードから『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』より、「Commander Girls Collectionアンチョビ 通常版」が発売された。黒シャツ・黒ネクタイの軍人姿が凛々しいパンツァージャケットを再現。口端をちょっと上げた不敵な表情のほか、「舌出し顔」「右腕パーツ」の交換パーツが付属する。1/8スケール(全高約200mm)のABS&ATBC-PVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は8,500円+税。メガハウスから『ニセコイ』より、「世界制服作戦 ニセコイ 桐崎千棘」が発売された。活発で天真爛漫な彼女を強気な笑顔、躍動感のある造形で立体化。トレードマークの赤いリボンのてっぺんから足のつま先まで隅々が楽しめるフィギュアとなっている。1/10スケール(全高約165mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は5,500円+税。同社からは『ふたりはプリキュア』より、「世界制服作戦 ふたりはプリキュア 雪城ほのか」も発売。学年トップの成績を誇る薀蓄女王を細部まで再現している。才女の雰囲気もありつつ、なぎさと一緒にいるかのような明るい笑顔が眩しい。1/10スケール(全高約155mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は5,000円+税。バンダイから『ガンダムビルドファイターズトライ』より、「HGBF 1/144 ガンダムアメイジングレッドウォーリア」が発売された。胸部、フロントアーマーのミサイルハッチオープンを差し替えで再現。武装としてハイパーバズーカ、ビームガトリング、ガンブレイド、ハンドガン、ビームライフルなどが付属する。メーカー希望小売価格は1,944円。同社からは「HGBC 1/144 紅ウェポン」も発売されている。ハイパーバズーカ、ビームライフル(甲・乙)、ビームガトリング、ガンブレイド(ロング・ショート)、ハンドガン、センサーカメラなど、各種武装を用意。HGシリーズに取り付けて、オリジナルのガンプラを作成できる。メーカー希望小売価格は648円。○取材を終えて来週、ゲームは『バイオショック インフィニット コンプリート エディション』『喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~』が発売される。映像作品は『NANAMIZUKI LIVE FLIGHT×FLIGHT+』や『旦那が何を言っているかわからない件』が、CDでは水樹奈々「エデン」やTRUSTRICK、凛として時雨、ハナエといったアーティストが歌う冬アニメのOPテーマがリリース。年始からスタートした冬アニメ関連のアイテムが、これから月末にかけて発売されるので、気になる作品の公式サイトなどは予めチェックしておこう。
2015年01月10日映画『海を感じる時』のヒットを記念し、10月18日(土)、主演の市川由衣と安藤尋監督が上映後のトークイベントに出席。映画を見終えたばかりの観客の質問に答えた。1978年に現役女子高生の中沢けいが発表し文学界の“事件”と言われた小説の映画化。高校の先輩の男に恋し、愛されることがないままに彼に体を預け、そこから妖艶に“女”へと変化していく主人公の姿を描く。昨年12月に撮影が行われ、9月の公開までプロモーション活動を行なってきた市川さんだが、公開後もこうしてたびたび、観客の前で話をする機会があることへの喜び、感謝を口にする。周囲の反応も上々のようで「いままでに出演した作品で一番反響が大きいです。姉とも電話で2時間くらい話しました(笑)。過去を思い出したり、話したくなる作品なんだなと感じています」と充実した表情で語った。演じていて印象的だったシーンを尋ねられると「すごくたくさんあるんですが…」と悩みつつ、ラスト近くの銭湯に行くシーンを挙げる。「私はあのシーンは、女である自分を自覚するシーンだと思っています。カットされていますが、本当は、あの銭湯に洋(池松壮亮)と2人で行くシーンがあったんです。桶持ってタバコ吸いながら…。罪悪感を感じつつ、女であることを悔しく思い、認めるシーンでもあると思って演じて、私の中で一番印象に残っています」と明かした。これまで“清純派”のイメージで見られることが多かったが、本作でそのイメージを大きく塗り替えることに。その点について「10代から仕事してきて、清純派のイメージを持たれていますが、私も28歳の普通の女性です(笑)。もちろん、裸になることに抵抗がないと言ったらウソになりますが、でもこの作品に関しては肌を見せないと成立しない、恵美子の痛みや悶々とした苦しみは伝わらないと思って挑戦しました。作品を観てもらえることは嬉しいです」と力強く語る。こうした作品だからこそというべきか、撮影現場の雰囲気は「ON」と「OFF」がハッキリとした明るい空気だったそう。「撮影前は集中し過ぎて自分が病んじゃうんじゃないか?と思ってましたが、よく笑ってました。(撮影で局部をカバーする)前貼りの話をしたり、池松さんと卑猥な話で盛り上がったりしてました」と笑った。演じる上で安藤監督からはトリュフォーの『アデルの恋の物語』を参考作品として教えられた。同作を鑑賞した上で「イタいけど美しい姿を恵美子に出せたらいいなと思いました」と語り、自身と恵美子で似ている部分について「(男性に対し)『自分が分かってあげなきゃ』と思うところは似ているかも…」と苦笑交じりに告白していた。『海を感じる時』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海を感じる時 2014年9月13日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014「海を感じる時」製作委員会
2014年10月19日女優・市川由衣が8年ぶりの単独主演を務めた映画『海を感じる時』が、一時は別の女優で話が進んでいたことが、このほど明らかになった。今月13日に公開をスタートした『海を感じる時』。作家・中沢けいの同名小説を原作に、愛を知らない少女・恵美子(市川由衣)が一人の男性・洋(池松壮亮)と出会い、大人の女性へと目覚めていく姿を描いた。市川にとって、2006年の『サイレン ~FORBIDDEN SIREN~』以来の単独主演作となり、濃厚なラブシーンも体当たりで演じた。昨年の3月からマネージャーが代わって以降、市川のブログは、本人とマネージャーがそれぞれ更新している。そのマネージャーが20日付のブログで、「由衣にお話頂く一年以上前に、池松さんと違う方で話が進んでいて、衣装合わせもして、クランクイン1週間前に撮影中止になったようなのです」と告白。「でも、池松さんが、この作品をどうしてもやりたい!という熱意や、プロデューサーの成田さん、安藤監督の使命感からか、、1年繰り越し…そして、由衣にお話を頂きました」とも明かし、「不思議な縁ですよね」と心境を伝えた。また、「由衣とも話してたのですが、1年前だったら、マネージャーも私ではなく、男性だったので、この話が由衣まで届いたかもわからないよね…と。※悪い意味ではなくて、男性と女性の考えは違うので」と分析し、「つくづく縁だな…」。原作の中沢氏の言葉「この作品がなかなか実現されなかったのは、市川さんと池松さんが生まれてくるのを待ってたんだと思う…」に触れ、「これ以上ない嬉しいお言葉です」と感謝の気持ちをつづっている。
2014年09月20日女優・市川由衣が映画『TOKYO TRIBE』(8月30日公開)で演じている"のりちゃん"の場面写真が29日、初公開された。本作は、俳優・鈴木亮平とラッパー・YOUNG DAISがダブル主演を務め、『地獄でなぜ悪い』などで知られる園子温監督がメガホンをとった作品。漫画家・井上三太の『TOKYO TRIBE2』を原作に、近未来の"トーキョー"でのストリートギャングたちの暴力と友情が描かれる。市川が演じるのは、ファミレス・ペニーズの看板娘のりちゃん。胸元を強調した露出度の高い服装で、アイドル的な存在であることを演出した。YOUNG DAIS演じる海(カイ)が属する「ムサシノSARU」は平和主義がモットーで、ペニーズはそんな彼らのたまり場で心のよりどころ。のりちゃんはスタッフとして働きながら、メラ(鈴木亮平)がリーダーを務める「ブクロWU-RONZ」と「ムサシノSARU」の対立が深まっていることを心配している。一方で海にほのかな恋心も。劇中では怒ったり、照れたりとさまざまな表情を見せながら、自分の胸の内をラップに乗せて披露する場面も。映画『海を感じる時』(9月13日公開)での大胆な演技も話題になっているが、本作では女優としての新たな魅力をうかがわせる。30日には都内で初日舞台あいさつが行われ、市川も登壇する予定。29日付のブログでは「お祭りの如く…沢山の方々が登壇しますよ(笑)」と告知しながら、「本編では、ラップも初挑戦しているので、是非ご覧下さいね」とアピールしている。
2014年08月29日女優の市川由衣と俳優の池松壮亮が25日、東京・テアトル新宿で行われた、映画『海を感じる時』の完成披露試写会に出席した。本作は、作家・中沢けいの処女作である同名小説を実写化した青春恋愛ドラマ。授業をさぼって新聞部の部室で暇つぶしをしていた恵美子(市川)は、先輩の洋(池松)にキスを迫られる。愛を知らずに育った恵美子は、洋に拒絶されながらも体を差し出すうちに、"女"として目覚めていく――というストーリーで、映画は9月13日から公開予定。約8年ぶりに単独主演を務めた市川は、「女優人生をかけて演じた作品なので、皆さんに見ていただけるのがうれしい。恵美子に惚れて挑んだので、感無量です」とあいさつ。「見たことがない自分がスクリーンにいました。池松さんをはじめ、色んな人に引き出してもらった」と語る市川は、エンディング曲『泣くかもしれない』を歌うMOTELが同曲を生演奏で披露すると、「いつも聴いていたので、感動しました」と涙を見せる場面も。また、イベントには原作者の中沢と安藤尋監督も出席し、中沢は1978年に発表した作品の実写化に「2人が生まれてくるのを待ってた」と市川、池松の演技を大絶賛した。そんな2人は、ヌード姿で濃厚なラブシーンにも挑んでおり、市川が「(恵美子役を)他の役者さんがやっているのを見たくないという気持ちもあって決意しました」と語ると、池松は「相当な覚悟があったと思うし、すごく良かった。良いニオイがしました」と市川との撮影を振り返ってにっこり。また、「池松さんはすごく魅力的だった。一緒に芝居をしていて惚れるな~と思う部分がたくさんあった。色っぽいし、寂しそうな目をしていたり」と明かした市川は、池松のことを"先生"と呼んでいたそうで、「(他作品でも)池松さんは前貼りをしていることが多いので、"前貼り先生"と呼ばせて頂いていました」と暴露し、池松は「結構、貼るのが早い(笑)。今日はつけてません!」とジョークを飛ばして笑いを誘っていた。
2014年08月26日市川由衣が大胆なベッドシーンに挑戦するなど公開前から話題の『海を感じる時』の完成披露試写会が8月25日(月)に開催。市川さんを始め、共演の池松壮亮、原作小説を手がけた中沢けい、安藤尋監督が舞台挨拶に登壇した。1978年、当時18歳の女子高生だった中沢さんが発表し「文学上の事件」と言われた「海を感じる時/水平線上にて」(講談社文芸文庫刊)を30年以上を経て映画化。充たされないままに高校時代の先輩である洋に体を差し出すヒロインの恵美子が、彼に必要とされたいと願い、寄り添いつつも反発し傷ついていくさまを繊細に描き出す。市川さんは、本作について「女優人生を懸けて挑んだ作品」と語り、完成にこぎつけたことに「感無量です」と充実感をにじませる。脚本を読んで「恵美子に惚れ込んだ」という市川さん。「最初に読んだ時はイタイ女だなと思い、女性としてそのイタさに共感しました。(ベッドシーンで)裸になるということで、悩む部分もありましたが、やらなかったら後悔する、ほかの役者がこの役をやっているのを見たくないという気持ちでした。いまやれることはやったと思います」と覚悟を覗かせる。市川さんと池松さんは初共演となった。池松さんは恵美子の気持ちに応えようとしないまま、それでも求めに応じて彼女を抱く洋という男について「みなさんにどう映るのか…?僕はすごく愛してますし、僕なんかよりずっと心がキレイで誠実な男だと思います」と評する。この言葉を受け、市川さんは池松さんについても「誠実です!」とニッコリ。「すごく魅力的でした。脚本を読んだとき、どうして恵美子はそこまで洋に惹かれたのか?と思いましたが、一緒に芝居をしていく中で『こりゃ惚れる!』と思うところがいっぱいありました(笑)。色っぽいし、寂しそうな眼をしてたり。あれは演技なのか…?」と称賛に次ぐ称賛。池松さんは慌てて「全然、寂しくないですよ!」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。さらに、ベッドシーンの撮影について市川さんは「(池松さんが)前貼り(※局部を隠すための小道具のシート)をされてて『前貼りセンセイ』と呼ばせていただいてました」と明かし、「今日は着けてないんですか(笑)?」と撮影中もよく交わしていたという冗談交じりの問答を再現。池松さんも「今日は着けてないです(笑)」と返し、会場は笑いに包まれたが、市川さんは「緊張しましたが、そういう会話で和みました」と笑顔で感謝の思いを口にしていた。『海を感じる時』は9月13日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海を感じる時 2014年9月13日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014「海を感じる時」製作委員会
2014年08月25日現役女子高生が書いたスキャンダラスな文学として、一躍話題を呼んだ中沢けいの小説を基に、市川由衣と池松壮亮を迎えて贈る映画『海を感じる時』。このたび、主演の市川さんがもがきながら少女から女へと変貌を遂げようとする様子が垣間見える予告編映像が公開された。恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)。2人の出会いは高校の新聞部。授業をサボって部室にいた恵美子は、ある日、先輩の洋と顔を合わせる。突然、洋は恵美子にキスを迫るが、「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい」と彼は言う。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ」で「君じゃなくてもよかった」と言い放つ。それでも愛を知らない恵美子は洋を求め、大切にされないと分かっていても会うたびに自ら体を差し出していく。恵美子は、そんな関係に寂しさを募らせながらも、次第に“女”として目覚めていく自分に気付いていく…。今回公開となった予告編は、恵美子演じる市川さんとその相手となる洋を演じる池松さんの満たされない心と、抑えきれない体に葛藤しながらも濃密に男女の愛を描いていく映像。市川さんは美しくも切ないラブシーンを披露するなど、大胆なシーンにも果敢に体現し、一途な想いながら葛藤する心の揺れを力強く演じる一方、池松さんは、恵美子を翻弄しながらも恵美子への想いを昇華させ、堂々たる演技で観る者を魅了する。本作で初共演となった2人だが、恵美子と洋の後戻りできない恋愛を見事に演じ切った。女と男、家族との繋がりを豊かな感性で描き、いまもなお高く評価されている原作。『blue』、『僕は妹に恋をする』を手がけた安藤尋監督の繊細な表現力と確かな演出力で、揺れ動く登場人物たちの心の機微に迫る。『海を感じる時』は9月13日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年05月29日女優・市川由衣にとって8年ぶりの単独主演となる映画『海を感じる時』(9月13日公開)の予告編が29日、公開された。同作は、作家・中沢けいが18歳の時に応募し、1978年第21回群像新人賞を受賞した同名小説を原作に、愛を知らない少女が一人の男性と出会い、大人の女性へと目覚めていく姿を周囲の人間関係と共に描く。"大人の女"へと変貌を遂げようとする主人公・恵美子を市川由衣、その相手役で恵美子の先輩・洋を池松壮亮が演じる。市川は、2006年の『サイレン ~FORBIDDEN SIREN~』以来、8年ぶりの単独主演に挑む。高校の新聞部で出会った恵美子と洋。ある日、部室で暇つぶしをしていた恵美子は、洋から「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい」と言われ、衝動的に体を預けてしまう。幼いころに父を亡くし、母の手で厳格に育てられた恵美子だったが、「女の人の体に興味があっただけ」と言い放つ洋を求め、会う度に自ら体を差し出していく。やがて月日は経ち、洋は進学のために上京。恵美子は洋の近くにいたい一心で東京の花屋で働きはじめる。今回公開された約2分間の映像では、その2人の独特な関係性が描かれている。冒頭、「ついてくるなって! 帰れって!」とつきまとう恵美子を拒絶する洋。それでも諦めない恵美子は、その場にへたり込み、「してくれなきゃ…帰れない!」と懇願する。場面が変わり、恵美子は「私、あなたに恨みなんて絶対に言わないわ。あなたが好きなんですもの」と下着姿で身をささげるが、後のシーンでは「知ってる? 私が他の男の人と寝ているの」と告白。洋は怒りに任せて恵美子の髪をわしづかみにするが、ラストは「充たされないのはこころ。」の文字と共に、裸で身を寄せ合う2人の姿を映している。(C)2014「海を感じる時」製作委員会
2014年05月29日市川由衣、古屋敬多(Lead)、橋本汰斗(D-BOYS)らが出演する舞台『恋する私のベーカリー』が12月に東京・シアターサンモールにて上演される。舞台『恋する私のベーカリー』のほかの写真物語は、天才パン職人の間宮黎司(古屋)を始め5人のイケメンたちが働くベーカリーで、記憶喪失の女の子、小早川花(市川)が働くことに。正体不明で非モテ系の花を待ち受けていたのは、イケメン達とのドタバタや胸キュンの日々。やがて、花の記憶が戻った時、運命の歯車は思いがけない方向へ動き始める。というミステリアス・ラブコメディ。市川、古屋、橋本のほかにも加藤和樹(舞台では映像のみ)や、今大人気の若手男性俳優らが脇をかためる。なお、この舞台は、続編をLaLaTVで放送し、アナザーストーリーをauケータイ「LISMOドラマ」で放送するという新しい試みに挑戦する。公演は12月17日(土)から25日(日)まで。チケットは10月22日(土)発売。
2011年10月03日どういう神経をしているのか?と言うと言葉が悪いが、かつて妻だった女性と映画の中で夫婦役を演じるというのはどういうものなのだろう?永瀬正敏が(そしておそらく小泉今日子も)そんな周囲の喧騒を全く意に介さないタイプであろうことは予想がつくが、それでも問わずにはいられない。映画は西原理恵子の人気エッセイ漫画を実写化した『毎日かあさん』。つまり2人は、実際に夫婦であった西原さんちの2人(※夫の鴨志田譲氏は故人)を演じているのだが、なぜだか観ている内に、この物語が見たこともない「永瀬―小泉」家の物語のようにさえ見えてくるから不思議なもの…。もちろん、映画の見どころはそれだけではない。さて、永瀬さんの見解は?鴨志田さんの墓参りで許可取り永瀬さんが演じているカモシダは、アルコール依存症の元戦場カメラマン。永瀬さんの演技からは、彼のどこか憎めない人柄はもちろん、見ているこちらが辛くなるような人間の弱さや、業の深さというものが伝わってくる。永瀬さんは彼を「いろいろな“想い”を落としながら生きていかれた方」という独特の言葉で表現し、演技についてこう語る。「今回に関しては、上手いお芝居をしようとかではなく、なりたかったんですよね、鴨志田さんご本人に。普段は基本的に、頭の中の宇宙で作り出す人物像だけでなく、現場で動いて、監督の世界観も入れた上で膨らましていった方が面白そうだな、とか考えつつ、でもあれこれ考えすぎてしまうので、現場に入ったらできるだけゼロにする、という感じです。でも今回はそういう構築の仕方ではなく、まず皮膚感覚や空気感を大切にしたかった。実際に鴨志田さんが撮られた写真やご自身やご家族が写っている写真をあちこちに貼って、見るというでもなく、目に入るようにしたり。それから、クランクイン前にはひとりでこっそり鴨志田さんのお墓参りに行って“許可”を取ってきましたね。30〜40分くらい話しましたよ。内容?最初は『俺でいいすか?』って(笑)。それから『力を貸してください』ってお願いしたり、『そっちはどうすか?』とか普通の会話をね。カップ酒持ち込んで『もう、さんざん飲んでも大丈夫ですよ』って言いながら」。具体的に、カモシダの内面的な部分を表現する上で、どのような部分に取っ掛かりを見つけ、演じたのだろうか?「鴨志田さんが書かれたエッセイも読んだんですが、前半部分は西原さんが描かれる世界観の文章版という感じでよく似てるんです、表現するものが。この2人はものすごくガッチリとコネクトして生きてるんだなって思う。でも2人が離婚して、ある瞬間に文章が変わるんですよ。そこにはやはり大きな何かがあったんだな、と感じさせられて、演技の上でのひとつの大きなきっかけになりましたね。映画の中では編集でカットされてしまったんですが(苦笑)、離婚のシーンでカモシダは『まあしょうがねぇか』って感じのへっちゃらな顔してるんだけど、離婚届に判を捺すときだけ指が震えてるんです。そこから何かが少しずつ変わっていったんだろうな、という思いはありました」。では冒頭の問いに。映画の製作が発表された当初より、小泉さんとの共演については期待と驚きと好奇心でもって大きく報じられてきた。演じる側として、特別な思いはあったのだろうか?「大前提として知らない方ではないからね…“方”って言い方も変だな(笑)。ある時期を一緒に過ごした人だから、『はじめまして』って会って、『この人、どういう人なのかな?』と勘ぐり合いながら入っていくのとは違いますね。でも、何より一緒に現場に立ってみて、彼女は女優として素晴らしいんですよ。お互いいろいろな過去はありますが、何を置いてもそこですね。だから、最初に衣裳合わせで久々に会ったときくらいですね、『どうしようかな…?』って感じでちょっと恥ずかしかったのは(笑)」。「一本でも良い映画を遺したい」プライベートで一緒に過ごした時間があったからこそ、映画の中で夫婦を演じる上でそれが活かされた、という感覚は?「いや、それはどうだろう…。僕らとは過ごしてきたシチュエーションが違うから。繰り返しになりますが、それよりも小泉の女優としての素晴らしさによるところが大きいと思います。たぶん、僕らがこの映画で目指していたゴールは一緒で、演技の“色合い”や“濃度”が同じだったんでしょうね。それは、夫婦だったということとは関係ないと思います。だから少し残念な気もするんです。お互いもっと若いときに、俳優と女優としてもっともっと一緒に仕事ができていれば面白かったなって」。いやいや、共にまだ40代。夫婦役にとどまらず、これからもいろんな関係性の中での2人の絡みを見てみたいところ。ちなみに“若い頃”という言葉も出たが、永瀬さんは20代だった1980〜90年代の頃から、常にこれまでにない新しい俳優の在り方を体現してきた存在。30年近くにわたる俳優人生の中での自身の“変化”について尋ねるとこんな答えが返ってきた。「20代の頃はひとりで戦ってるという感覚が強かったですね。何とか面白い映画をいっぱい作って、映画館をいっぱいにしてやろうって。いろいろな“槍”や“言葉”で突かれて、傷つけられても、何でもいいから走ろうという気持ちでやってました。いまは、みんなが好きで、みんなでひとつの作品を作ろう、という思いが強いです。そう考えるようになったきっかけは、デビュー作(『ションベン・ライダー』)の相米慎二監督が亡くなられたことですかね。それまでは自分ひとりで行こうって気持ちが強かったけど、相米慎二という存在が映画界から失われたときに、自分の寿命がどれくらい残ってるのか分からないけど、一本でも良い映画を遺したいって思ったんですね。でも、立ち返ってみると、映画はひとりじゃできない。だから、確信的な“共犯者”をいっぱい作っていきたいんです(笑)」。(hairmake:KATSUHIKO YUHMI<THYMON>/stylist:yasuhiro watanabe/photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着
2011年02月01日女優の小泉今日子と俳優の永瀬正敏が1月20日(木)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われた夫婦役を演じる映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の完成披露試写会に出席。約16年ぶりに公の場でツーショットを披露した。人気漫画家、西原理恵子さんが、夫で戦場カメラマンの鴨志田穣(ゆたか)さん(2007年逝去)と2人の子供との日常生活を綴った同名漫画の実写化。実生活で元夫婦の小泉さんらが、夫婦役で離婚以来初共演することで話題を呼んでいる。本作は昨年夏に撮影。小泉さんは「子供たちが自然に笑ってくれるのが目標だったので、ずっと一緒にいました」と“一家団欒”を楽しんだ様子。隣の永瀬さんは、アルコール依存症とガンに苦しむ役どころに12キロ減量して臨んだが「必要なことだったので役者として当たり前のことをしただけ」と表情を変えずに謙虚な言葉。だが子役の小西舞優が「お弁当を食べるとき、みんなご飯を食べていたのに、お父しゃん(=永瀬さん)だけ水を飲んでいてかわいそうでした」と話すと、恥ずかしそうに顔をほころばせた。ほかに、原作者の西原さんも出席。映画の感想を司会者から聞かれると、「1番ビックリしたのは永瀬さんが、私しか知らない鴨志田の表情や仕草を演じられていたこと。彼はいろんなことがあってやっと家に帰ってきたんですけど、またすぐ出て行かないといけなくて、困った表情をしたり、息子の靴下を写真に撮ったりしていたんですが、それが映画に出ていた」と大絶賛。小泉さんについても「私の知っている輝けるキョンキョンじゃなく、すっかりオカンになっていた。役者さんはばっちいヨゴレの役もできるんだなぁ、と」と感心しきりだった。小泉さんは、西原さんについて「本当に大好きでほとんどの作品を読んでいた。演じることになり、絶対かなわないので1つずつ組み立て直して役作りをした。それくらい素敵な人」と思い入れタップリに話していた。『毎日かあさん』は2月5日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待『毎日かあさん』に大森南朋ら出演!母・小泉今日子、父・永瀬の姿も明らかに
2011年01月20日